6355 住友精密 2019-03-14 15:00:00
特別損失(防衛装備品関連損失引当金繰入額)の計上並びに通期業績予想の修正に関するお知らせ [pdf]

各  位                                                     2019年3月14日
                                       会 社 名          住友精密工業株式会社
                                       代表者名           代表取締役社長 田 岡 良 夫
                                        (コード番号 6355 東証一部)
                                       問合せ先           執行役員             石 丸 正 吾
                                       (TEL           06-6489-5816)



              特別損失(防衛装備品関連損失引当金繰入額)の計上
                並びに通期業績予想の修正に関するお知らせ

 2019年3月期第3四半期累計期間におきまして、特別損失(防衛装備品関連損失引当金繰入
額)を計上するとともに、2018年4月27日に公表しました2019年3月期通期業績予想の修正につ
いて、お知らせいたします。


                              記


1.特別損失(防衛装備品関連損失引当金繰入額)の計上
  2019年1月、防衛装備品に関わる防衛省との契約に関し、過去に不適切な工数調整を行い、
 過大に請求していた事実が発覚しました。当社は、防衛省に自発的な申告を実施するととも
 に、独立性・専門性の高い特別調査委員会を設置し、詳細調査を進めております。
  本事案において、今後発生すると見込まれる過大請求額等の防衛省への返納に係る引当とし
 て、2019年3月期第3四半期累計期間(2018年4月1日~2018年12月31日)に、特別損失
 5,061百万円を計上いたしました。
  なお、2019年3月13日付で、防衛省より当社に対して特別調査を実施する旨の通知を受けて
 おります。当該金額につきましては、現時点で合理的に算定できる範囲での見積りであり、今
 後の特別調査の進展によっては変動する可能性があります。


2.2019年3月期通期業績予想の修正
 (1)連結業績予想の修正(2018年4月1日~2019年3月31日)
                                                       親会社株主
                                                                      1株当たり当
                  売上高        営業利益       経常利益           に帰属する
                                                                       期純利益
                                                       当期純利益
                    百万円        百万円            百万円            百万円          円 銭
 前回発表予想(A)          48,500     1,300       1,000              450         85.03
 今回修正予想(B)          49,500     2,350       2,300          △ 2,500      △ 472.36
 増減額(B-A)            1,000     1,050       1,300          △ 2,950
 増減率(%)               2.1%     80.8%      130.0%               -
 (ご参考)前期実績
                    47,241     2,034          2,048            501        94.71
 (2018年3月期)

 (注) 当社は、2018年10月1日付で普通株式10株につき1株の割合で株式併合を行っておりま
     す。前連結会計年度の期首に当該株式併合が行われたものと仮定し、1株当たり四半期純
     利益を算定しております。




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 (2)修正の理由
  2019年3月期通期業績予想につきましては、売上高はMEMS・半導体用製造装置の増加等に伴
 い、前回予想を上回る見込みです。営業利益につきましては、売上高の増加に加え、航空機用
 熱交換器の開発見直しに伴う費用の減少により、前回予想を上回る見込みです。また、経常利
 益につきましても、営業利益の改善に加え、為替レートが当初想定(105円/米ドル)よりも円
 安に推移していることから営業外為替差益の発生が見込まれる他、センサ事業の子会社である
 シリコンセンシングシステムズ社の業績が堅調に推移し、持分法投資利益が改善したことに伴
 い、前回予想を上回る見込みです。
  一方、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、上記1項に記載の特別損失を計上
 したことに伴い、前回予想を大幅に下回る見込みです。

(注) 上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものでありま
    す。従いまして、予想に内在する不確定要因により、実際の数値は当該予想とは異なる場合
    がありますので予めご承知願います。

                                           以 上




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