2019年度 決算の概要について 2020年 9月4日
Ⅰ．2019年度 決算実績 - セグメント業績
［対前年度比較］
＜航空宇宙＞
官需品主体に販売増加。カナダ改編に伴う改善効果もあり、増収増益。
新型コロナウイルス感染症の当年度への業績影響は軽微。
＜熱ｴﾈﾙｷﾞｰ・環境＞
熱交換器の製造における不適切事案が発覚し、該当製品の第４四半期の出荷が停
止となるも、オゾン発生装置の増加により売上高は横ばい。損益は品種構成等の
変化により改善。
＜ＩＣＴ＞
マイクロマシニング装置の受注増加に伴い増収。一方、損益面は開発費用の増加
を受けて微増に留まる。
<対米ﾄﾞﾙ為替(期中平均)> <111> <109> （億円）
2018年度 2019年度 対前年度
通期 通期 差異
売上高 490 510 20
航空宇宙 304 317 13
熱ｴﾈﾙｷﾞｰ・環境 90 90 0
ＩＣＴ 96 103 7
営業利益 23.9 33.5 9.6
(営業利益率) 4.9% 6.6% 1.7%
航空宇宙 8.6 17.5 8.9
2.8% 5.5% 2.7%
熱ｴﾈﾙｷﾞｰ・環境 3.0 3.6 0.6
3.3% 4.0% 0.7%
ＩＣＴ 12.2 12.4 0.2
12.7% 12.0% -0.7%
(注) 2020年3月期からセグメント損益の管理方法を見直し、報告セグメントへの費用の配分方法について、従
来、各セグメントに配分していた費用の一部を各セグメントごとに把握する方法へと変更しております。
また、2019年3月期は本日開示しました決算訂正を反映した上で、変更後の新しい算定方法に基づき組み
替えた数値で比較しております。
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Ⅰ．2019年度 決算実績 - 概況
営業外損益： 当年度は、前期末に対して為替レートが円高に推移した結果、為替差
損 3.3億円が発生（前年度は為替差益 0.5億円）。
特別利益 ： 防衛装備品に関する過大請求分の返納を終えたことに伴い、防衛装備
品関連損失引当金戻入額（前期引当額と実際納付額との差額）として
24.8億円を特別利益に計上。また、投資有価証券売却益 2.1億円を計
上。
特別損失 ： 熱交換器の不適切事案に伴い、顧客補償等対応費用引当金 10.0億円
及び棚卸資産評価損 2.7億円を計上。また、遊休化した土地建屋及び
厚生施設等の固定資産について、総額 9.3億円の減損損失を計上。航
空宇宙事業の関係会社業績の悪化に伴い、投資有価証券評価損 1.8億
円を計上。
＜対米ﾄﾞﾙ為替(期末)＞ <106> <111> <109> （億円）
2017年度 2018年度 2019年度 '19-'18
通期 通期 通期 増減
売上高 472 490 510 20
営業利益 19.7 23.9 33.5 9.6
(営業利益率) 4.2% 4.9% 6.6% 1.7%
営業外収益 6.5 5.6 6.8 1.2
営業外費用 -6.4 -4.6 -10.5 -5.9
経常利益 19.8 24.9 29.8 4.9
(経常利益率) 4.2% 5.1% 5.8% 0.8%
特別損益 -6.1 -55.7 3.1 58.8
税引前当期利益 13.7 -30.8 32.9 63.7
当期純利益 5.1 -23.6 10.0 33.6
ＥＰＳ(円/株) 96 -446 189 635
ROE 1.6% - 2.7% -
配当 （円／通期） 50 25 0 -25
(注) 2017年度および2018年度は、本日開示しました決算訂正を反映しております。
また、当社は、2018年10月1日付で普通株式10株につき１株の割合で株式併合を実施したため、
2017年度の期首に当該株式併合が行われたと仮定して、配当を記載しております。
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Ⅱ．財務体質
• 2019年度のフリーキャッシュフロー ▲3億円
防衛装備品に関する過大請求分の返納額 約25億円を除くと＋22億円
• 有利子負債の圧縮を進め、Ｄ／Ｅレシオは 0.85 へ改善
（億円）
2015 2016 2017 2018 2019
年度末 年度末 年度末 年度末 年度末
実績 実績 実績 実績 実績
総資産 843 796 825 837 775
有利子負債合計 317 304 288 257 243
自己資本(純資産) 325 308 321 286 286
Ｄ／Ｅ レシオ 0.98 0.99 0.90 0.90 0.85
自己資本比率 37.6% 37.6% 37.6% 32.8% 35.4%
ＲＯＥ - - 1.6% - 3.6%
ＦＣＦ -39 27 44 29 -3
(注) 2015年度末～2018年度末の各実績値は、本日開示しました決算訂正を反映しております。
以上
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