6310 井関農 2020-05-15 15:00:00
2020年12月期 第1四半期 決算補足説明資料 [pdf]
2020年12⽉期第1四半期
決算補⾜説明資料
井関農機株式会社
2020年5⽉15⽇
目 次
1.新型コロナウイルス感染症の影響等について
2.2020年12月期第1四半期業績の概要
3.2020年12月期 業績予想
2020年12月期第1四半期 補足資料 2
1.新型コロナウイルス感染症の影響等について
2020年12月期第1四半期 補足資料
新型コロナウイルス感染症の影響等について
感染拡大防止の取り組み
勤務中のマスク着用、手洗い、うがい、アルコール消毒の徹底
在宅勤務や休暇取得による出勤者の抑制、業務スペース分散による職場密度の低減
全社共通 フレックス勤務の弾力運用、時差出勤の実施
国内外の出張原則禁止
集合研修の延期もしくは中止
国内販売会社 展示会等の延期もしくは中止
国内製造会社 工場見学の受入見合わせ
海外
欧米、タイ:在宅勤務 PT.井関インドネシア(生産子会社):2交替制の実施
販売生産拠点
2020年12月期第1四半期 補足資料 4
新型コロナウイルス感染症の影響等について
<販売面> 当社事業への影響等
1~3月に各地で実施している展示会や実演会の中止、営業時間の短縮や訪問活動の制限等により、農機製品や作業
国内 機を中心に農機関連で減少
販売会社 田植えをはじめ本格化する春作業は順調に推移。4月以降も緊急事態宣言に伴う移動制限等あるが、感染防止対策を
図りながら、販売・サービス活動は継続、対応を強化
移動制限等によりOEM先の営業活動に制約
北米 当社が供給するコンパクトトラクタの市場動向は(1~3月:台数ベース)前年同期比で▲9%、OEM先▲7%
と減少しており、今後の状況を注視
ロックダウンにより現地海外代理店の小売店店舗が一時閉鎖されたこともあり、当社も出荷調整を実施
欧州 現地販売代理店の実売は(1~3月:台数ベース)前年同期比で▲10%
4・5月から各国の規制が緩和されつつあるが、予断を許さず
海外 持分法適用会社(東風井関)では、外出規制により営業活動において省をまたぐ移動等の制限はあるが、
販売拠点 中国 オンラインによる技術サポート等で対応。食糧確保に向け政府からコメを中心とした穀物生産が強力に推
進されていることや、請負業者の移動制限により省内での農機需要が喚起され乗用田植機の販売が堅調
タイにおいては、干ばつ影響に加えて、新型コロナウイルス感染症拡大影響により農村部から都市部(バ
アセアン ンコク等)への出稼ぎができないなど農村地区の家計所得落ち込みが顕在化すれば、今後農機販売への
影響懸念
その他 韓国、台湾においては行動制限による影響はあるも、大型農機の販売が継続しており好調
2020年12月期第1四半期 補足資料 5
新型コロナウイルス感染症の影響等について
<生産面> 当社事業への影響等
感染拡大予防策を徹底しながら生産活動を継続しており、3月までの生産への影響はほとんどなし
国内
製造会社 今後、海外サプライヤーからの調達遅延の影響が懸念されるが、影響を最小化するよう、販売面の動向も踏まえ
生産機種の調整等も実施
(インドネシア生産子会社(PT.井関インドネシア))
生産ライン2交替制等の感染拡大予防策を徹底しながら生産活動を継続
ジャカルタ近郊のサプライヤーは操業を継続しているが、海外サプライヤーからの調達難などの課題に対しては、
調達先変更も含め影響を最小化する取組みを検討・実施
海外
製造会社 (中国持分法適用会社(東風井関))
中国持分法適用会社(東風井関)の生産拠点は一時操業を停止していたが再開
・常州工場(江蘇省常州市)は、2月13日より生産を再開。乗用田植機の販売が堅調に推移しており、ほぼ操業停
止前の水準まで回復
・襄陽工場(湖北省襄陽市)は、3月16日より生産を再開。周辺のサプライチェーンの回復が不十分であり
一部生産へ影響
2020年12月期第1四半期 補足資料 6
2.2020年12⽉期第1四半期 業績の概要
2020年12月期第1四半期 補足資料
連結業績の概要
(2020年1月1日~2020年3月31日) (単位:億円、%)
19/12期 20/12期
前年同期比
1Q実績 比率 1Q実績 比率
売上高 333 100.0 319 100.0 △ 14
(国内) 254 76.2 251 78.4 △ 3
(海外) 79 23.8 68 21.6 △ 11
営業利益 △8 △2.2 △11 △3.5 △ 3
経常利益 △11 △3.3 △13 △4.0 △ 2
親会社株主に帰属する
四半期純利益 △4 △1.4 △4 △1.5 ± 0
為替平均 米ドル 110.5 109.6 △0.9
レート
(円) ユーロ 126.3 120.8 △5.5
2020年12月期第1四半期 補足資料 8
国内売上高
前年同期比 農機製品・作業機は、消費増税駆け込み後の反動、展示会中止や営業活動自粛等により
△3億円 減収となるも、部品・修理収入は堅調に推移。施設工事の増収もあり、全体では微減
(単位:億円)
19/12期 20/12期 前年同期比
主な増減要因(前年同期比)
1Q実績 1Q実績 備 考
整 地 機 67 57 △ 10 トラクタ:△9
農
機 栽 培 機 22 18 △ 4 田植機:△4 ✔ 農機製品では、消費増税駆け込み後の反動
製 収穫調製機 28 21 △ 7 コンバイン:△6 継続と、新型コロナウイルスの影響による2月
農
品 小 計 117 96 △ 21 以降の展示会中止や営業活動自粛により、前
機
関 作 業 機 49 42 △ 7 年同期比21億円の減収
連 部 品 28 29 + 1
作業機は農機製品の減少に連動し減収
修 理 収 入 10 11 + 1
小 計 87 82 △ 5 ✔ 部品売上、修理収入は引続き堅調に推移
計 204 178 △ 26
施設工事 6 27 + 21
✔ 施設工事は大型施設工事の完工があったこと
により、前年同期比21億円の増収
その他農業関連 44 46 + 2
合 計 254 251 △ 3
2020年12月期第1四半期 補足資料 9
海外売上高
前年同期比
中国、韓国向け売上が増加するも、北米、欧州、アセアンの減少により全体では減収
△11億円
(単位:億円)
19/12期 20/12期 前年同期比 主な増減要因(前年同期比)
1Q実績 1Q実績 備 考
✔ 北 米 : エンジン入荷遅れによるトラクタ
北 米 28 23 △ 5 トラクタ:△5
の出荷減少により減収
トラクタ:△2
欧 州 24 19 △ 5 芝刈機:△3 ✔ 欧 州 : ドイツ、ベルギーなどで現地代理
中 国 0 2 + 2 田植機:+2 店店舗が一時閉鎖されたことによ
る出荷調整により減収
アセアン 6 4 △ 2 トラクタ:△2
✔ 中 国 : 東風井関への半製品出荷増によ
その他 11 12 + 1 韓国:+1 り増収
製品 計 69 60 △ 9 ✔ アセアン: インドネシア向けトラクタの減少に
部品その他 10 8 △ 2 より減収
✔ そ の 他 : 韓国向けトラクタの出荷増により
連結売上高合計 79 68 △ 11 増収
2020年12月期第1四半期 補足資料 10
営業利益
前年同期比 ・不需要期である当第1四半期は営業利益以下の各利益において損失計上
・営業利益は減収による粗利益減少を販管費の削減などでカバーするも、部品在庫の
△ 3億円 評価損計上等により前年同期比減益
(単位:億円、%) 【営業利益増減内訳(前年同期比)】
19/12期 20/12期 仕入エンジン入
前年同期比 減収 荷遅れに伴う部
1Q実績 1Q実績 19/12期 による 販管費 品在庫の評価 20/12期
1Q 粗利減 減少 損計上 1Q
売上高 333 319 △14
売上総利益 96 90 △6 △8 △11
粗利率 28.9% 28.2% △0.7%
販管費 104 101 △3
△3 +3 △3
人件費 61 61 ±0 【為替影響(億円)】
その他経費 43 40 △3 売 上 原 価 販管費 営業利益
営業利益 △8 △11 △3 △1 △1 - ±0
2020年12月期第1四半期 補足資料 11
経常利益、四半期純利益
経常利益
前年同期比 為替差損益の悪化があった一方、東風井関の収益改善および当社出資比率変更に伴う
持分法投資損失の減少等により、前年同期比で営業利益の減益幅を改善
△ 2億円
(単位:億円)
19/12期 20/12期 営業外損益増減内訳(前年同期比)
前年同期比
1Q実績 1Q実績
持分法投資損失の減少 +3億円
営業利益 △8 △11 △3
為替差損の悪化 △1億円
金融収支 △2 △2 ±0
その他 △1億円
その他営業外損益 △1 0 +1
経常利益 △11 △13 △2 ・ご参考)持分法関連 (単位:億円)
特別利益 0 1 +1 19/12期 20/12期
増 減
1Q実績 1Q実績
特別損失 0 0 ±0
持分法投資損益
税前利益 △11 △12 △1 (営業外) △4 △1 +3
持分変動損益
税、税調整額 7 8 +1 (特別) - 1 +1
親会社株主に帰属する
四半期純利益 △4 △4 ±0
2020年12月期第1四半期 補足資料 12
3.2020年12⽉期 業績予想
2020年12月期第1四半期 補足資料
2020年12月期 連結業績予想
【連結業績予想】
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、リスクが内在
販売面 = 国内外での売上低下が懸念
国内販売会社における展示会の中止をはじめ営業活動自粛
ロックダウンを受けた海外代理店店舗の一時閉鎖や外出規制による営業活動の制約
生産面 = 国内外ともにサプライチェーンの停滞による生産減少等のリスクが内在
今後の業績予想の算定が困難なため、2020年2月14日に発表した当期
業績予想および配当予想を一旦取下げ、「未定」に変更
⇒今後、同感染症の動向を見極めながら、業績予想の算定が可能とな
った段階で改めて公表
2020年12月期第1四半期 補足資料 14
将来の見通しに関する記述についての注意
・本資料は、情報提供を目的として作成しており、本資料による何らかの行動を勧誘するものではありません。
・本資料は、現時点で入手可能な情報に基づき、当社が作成したものでありますが、潜在的リスクや不確実性が含まれ
ており、経済情勢や市場動向の変化等により実際の結果と必ずしも一致するものではありません。
・ご利用に際しては、ご自身の判断でお願い致します。
本資料に掲載している業績予想や目標数値に依存して投資判断を下すことによって生じ得るいかなる損失に関しても、
当社は責任を負いません。
井関グループは FOOD ACTION NIPPON の推進パートナーです。
2020年12月期第1四半期 補足資料 15