2020年12⽉期
決算補⾜説明資料
井関農機株式会社
2021年2⽉15⽇
目 次
１．2020年12月期 業績の概要
２．2021年12月期 業績予想
2020年12月期 補足資料 2
１．2020年12⽉期 業績の概要
2020年12月期 補足資料
連結業績への新型コロナウイルスおよびその他影響
＜国内＞
消費増税前駆け込み需要の反動減および
新型コロナウイルス影響による展示会中止をはじめとする営業活動自粛などにより減収
＜海外＞
北米 ： 新型コロナウイルス影響によるコンパクトトラクタの巣ごもり特需はあったものの、上期まで
の仕入エンジン入荷遅れに伴うOEM先への出荷減影響により減収
欧州 ： 春先のロックダウン影響があったものの下期からは回復。加えて連結子会社の決算期統一
（15ヶ月決算）や為替影響により増収
中国 ： 田植機が好調に推移
アセアン ： タイでは干ばつ等の天候影響が徐々に薄れてきたものの、コロナ影響による農家所得の
低下に伴う減収
インドネシアでは入札の減少により減収
アジア ： 韓国、台湾が好調に推移
＜新型コロナウイルス影響(当社分析)＞
売上高影響額：国内△33億円、海外△9億円、計△42億円
2020年12月期 補足資料 4
連結業績の概要
(2020年1月1日～2020年12月31日) (単位：億円、％)
19/12期 20/12期
前期比 ※ 予想比
実績 比率 実績 比率
売上高 1,498 100.0 1,493 100.0 △ 5 ＋ 48
(国内) 1,177 78.5 1,159 77.6 △ 18 ＋ 14
(海外) 321 21.5 333 22.4 ＋ 12 ＋ 33
営業利益 27 1.8 20 1.4 △ 6 ＋ 9
経常利益 11 0.7 17 1.1 ＋ 5 ＋ 15
親会社株主に帰属する
当期純利益 7 0.5 △56 - △ 63 △ 58
為替平均 米ドル 109.3 107.0 △2.3 ＋0.5
レート
(円) ユーロ 121.6 121.5 △0.1 ＋2.7
※予想比：2020年8月6日公表予想との対比
2020年12月期 補足資料 5
国内売上高
前期比 農機製品は消費増税前駆け込み需要の反動減と新型コロナウイルス影響により減収
△18億円 部品・修理収入は堅調に推移、施設は大型物件が完工したものの全体では減収
19/12期 20/12期 前期比
(単位：億円) ※ 予想比 主な増減要因（前期比）
実績 実績 備 考
整 地 機 253 228 △ 24 トラクタ：△23 △ 8 ✔ 農機製品は、消費増税前駆け込み需要の反動減、
農 新型コロナウイルス影響による展示会中止や
機 栽 培 機 90 88 △ 1 ＋ 4 営業活動自粛により43億円の減収
製 収穫調製機 185 168 △ 17 コンバイン：△13 ± 0 ✔ 経営継続補助金関連による作業機の増収
農
品 小 計 530 486 △ 43 △ 2
機 ✔ 部品売上、修理収入は引続き堅調に推移
関 作 業 機 200 204 ＋ 3 ＋ 14 ✔ 施設は大型物件が完工
連 部 品 150 156 ＋ 6 ＋ 3 ■ 部品、修理収入推移 (1～12月累計、億円)
修理収入 57 58 ＋ 1 ± 0 214
小 計 408 420 ＋ 11 ＋ 18 207
204
計 938 906 △ 31 ＋ 15 200
195
施設工事 45 61 ＋ 15 △ 1
その他農業関連 193 191 △ 2 ± 0
16/12期 17/12期 18/12期 19/12期 20/12期
合 計 1,177 1,159 △ 18 ＋ 14
※予想比：2020年8月6日公表予想との対比
2020年12月期 補足資料 6
海外売上高
前期比
北米、アセアンの減少はあるも韓国、台湾、中国向け売上増加により全体では増収
＋12億円
19/12期 20/12期 前期比 主な増減要因（前期比）
(単位：億円) ※ 予想比
実績 実績 備 考
✔ 北 米 ： コンパクトトラクタの巣ごもり特需はあっ
北 米 126 122 △ 4 トラクタ：△4 ＋ 5 たものの、上期までのエンジン入荷遅
れによる出荷減影響により減収
トラクタ：＋4
欧 州 102 103 ＋ 1 芝刈機：△3 ＋ 10
✔ 欧 州 ： 春先のロックダウン影響あるも下期は
中 国 1 8 ＋ 6 田植機：＋6 ＋ 2 回復傾向、連結子会社の決算期統一
（15ヶ月決算）や為替影響もあり増収
アセアン 16 7 △ 8 トラクタ：△6 ± 0
✔ 中 国 ： 田植機半製品出荷増により増収
トラクタ：＋2
その他 34 44 ＋ 9 コンバイン：＋8 ± 0
✔ アセアン： タイでは、干ばつ等の天候影響が徐々
製品 計 282 286 ＋ 4 ＋ 17 に薄れてきたものの、コロナ影響による
農家所得の低下に伴う減収
部品その他 39 47 ＋ 7 ＋ 16 インドネシアでは、入札の減少により減
収
連結売上高合計 321 333 ＋ 12 ＋ 33 ✔ その他： 韓国および台湾向け出荷増により増収
※予想比：2020年8月6日公表予想との対比
2020年12月期 補足資料 7
営業利益
前期比
販管費削減はあるものの減収による粗利益減少や部品在庫評価損計上、子会社合併に
△ 6億円 伴う退職給付計算原則適用の一時的負担等により前期比減益
(単位：億円、％) 【営業利益増減内訳(前期比)】
19/12期 20/12期 △10 △2 ＋5
前期比 ※予想比
実績 実績
売上高 1,498 1,493 △5 ＋48
※2
売上総利益 445 434 △10 ＋11 27 販管費の一時的 20
要因を含む
粗利率 29.7% 29.1% △0.6% △0.2%
減収・率悪化 ※1 一時的 販管費
による 要因 削減
販管費 417 413 △3 ＋1 19/12期 粗利減 (粗利影響)
20/12期
※1 ※2
人件費 246 251 ＋4 ＋3 ＜一時的要因（利益ベース表記）＞ 粗利 販管費 営業利益
仕入れエンジン入荷遅れに伴う部品在庫評価損計上 △2 ― △2
販売会社合併に伴う退職給付原則法適用の一時的負担 ― △3 △3
その他経費 170 162 △7 △1
【為替影響(億円)】
営業利益 27 20 △6 ＋9 売 上 原 価 販管費 営業利益
※予想比：2020年8月6日公表予想との対比 ＋5.5 ＋2.9 ＋1.6 ＋0.9
2020年12月期 補足資料 8
経常利益、当期純利益
経常利益
経常利益：為替差損および持分法投資損失縮小により増益
前期比
＋ 5億円 税前利益：持分変動利益計上はあったものの、減損損失計上により減益
(単位：億円)
19/12期 20/12期
前期比 ※予想比 営業外損益増減内訳(前期比)
実績 実績
持分法投資損失の縮小 ＋10億円
営業利益 27 20 △6 ＋9
金融収支 △7 △6 ＋0 ＋0
・ご参考)持分法関連 (単位：億円)
その他営業外損益 △8 3 ＋11 ＋5
19/12期 20/12期
増 減
経常利益 11 17 ＋5 ＋15 実績 実績
持分法投資損益
特別利益 5 6 ＋1 ＋0 (営業外) △14 △4 ＋10
特別損失 △3 △94 △91 △90 持分変動損益
(特別) - 6 ＋6
税前利益 13 △71 △84 △75
税、税調整額 △5 14 ＋20 ＋16
親会社株主に帰属する
当期純利益 7 △56 △63 △58 ※予想比：2020年8月6日公表予想との対比
2020年12月期 補足資料 9
固定資産の減損損失
■減損損失の計上
① 当社個社 ：連結子会社（井関松山製造所、井関熊本製造所）への賃貸不動産について、
土地時価が下落
② 連結子会社 ：井関松山製造所および井関熊本製造所事業用資産について、事業環境変化に伴い
収益性が低下
③ 連結決算 ：連結ベースでの事業収益に基づく減損損失に見直し
【特別損失計上額】 (単位：億円)
井関農機、井関松山製造所、井関熊本製造所
連結決算 連結決算
当社 連結子会社 その他
連結調整 小計 計
個別決算 個別決算
固定資産減損損失 △107 △35 53 △90 △3 △93
関係会社株式評価損
・貸倒引当金繰入額 △49 ー 49 ー ー ー
計 △156 △35 102 △90 △3 △93
■結果
減損損失の計上により結果的に固定資産を圧縮、 在庫削減と合わせバランスシート改善
また、2021年以降の償却費などの経費を軽減
2020年12月期 補足資料 10
２．2021年12⽉期 業績予想
2020年12月期 補足資料
2021年12月期 連結業績予想
(単位：億円)
19/12期 20/12期 21/12期
前期比
実 績 比率 実 績 比率 予 想 比率
売 上 高 1,498 100.0 1,493 100.0 1,535 100.0 ＋ 41
(国内) 1,177 78.5 1,159 77.6 1,179 76.8 ＋ 19
(海外) 321 21.5 333 22.4 356 23.2 ＋ 22
営 業 利 益 27 1.8 20 1.4 36 2.3 ＋ 15
経 常 利 益 11 0.7 17 1.1 35 2.3 ＋ 17
親会社株主に帰属する
7 0.5 △56 - 24 1.6 ＋ 80
当 期 純 利 益
為替平均レート 米ドル 109.3 107.0 105.0 △2.0
(円) ユーロ 121.6 121.5 123.0 ＋1.5
為替感応度 米ドル △5
(百万円、営業利益ベース)
ユーロ ＋12
2020年12月期 補足資料 12
国内売上高予想
国内 農業の構造変化に対応した大型機械、スマート農機に加え、サービス・サポート
売上高 対応の推進強化と、堅調な部品・修理収入により増収を見込む
(単位：億円)
19/12期 20/12期 21/12期 前期比
実 績 実 績 予 想 増 減
整 地 機 253 228 238 ＋ 9
農
機 栽 培 機 90 88 93 ＋ 4
製 収 穫 調 製 機 185 168 178 ＋ 9
農
品 小 計 530 486 509 ＋ 22
機
関 作 業 機 200 204 201 △ 3
連 部 品 150 156 157 ± 0
修 理 収 入 57 58 61 ＋ 2
小 計 408 420 419 △ 1
計 938 906 928 ＋ 21
施設工事 45 61 55 △ 6
その他農業関連 193 191 196 ＋ 4
合 計 1,177 1,159 1,179 ＋ 19
2020年12月期 補足資料 13
海外売上高予想
海外 北米コロナ禍巣ごもり需要の継続、昨年12月に実施したアセアン販売代理店の
売上高 連結子会社化などにより、増収を見込む
(単位：億円)
19/12期 20/12期 21/12期 前期比
実 績 実 績 予 想 増 減
北 米 132 128 138 ＋ 9
欧 州 128 139 140 ± 0
アジア 55 62 74 ＋ 11 ＊中国、アセアン、東アジア
その他 5 3 4 ± 0 ＊オセアニアほか
連結売上高合計 321 333 356 ＋ 22
注） 2021年12月期より、海外売上高の集計区分を以下のとおり変更いたします。
①地域区分の変更 ・アジア：「中国」「アセアン」「東アジア」 ・その他：「オセアニア」ほか
②「部品その他」を地域別に集計
2020年12月期 補足資料 14
連結営業利益・配当予想
業績 販管費の増加はあるものの、増収による売上総利益の増加に加え、
予想 構造改革と経営効率化に全社で取り組むことで、増益を見込む
１．営業利益
19/12期 20/12期 21/12期 前期比 【営業利益増減内訳(前期比)】
実 績 実 績 予 想 増 減
＋17 △5 ＋3
売上高 1,498 1,493 1,535 ＋ 41 ※
売上総利益 445 434 464 ＋ 29
粗利率 29.7% 29.1% 30.2% ＋1.1%
販管費 417 413 428 ＋ 14
人件費 246 251 249 △ 2
その他経費 170 162 179 ＋ 16 20 36
営業利益 27 20 36 ＋ 15
２．配当予想 (単位：円) 増収 増販 減損影響
20/12期 による による 21/12期
19/12期 20/12期 21/12期 粗利増 物流費等増
実 績 予 定 予 想
期末配当 30 0 未定
2020年12月期 補足資料 15
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・本資料は、情報提供を目的として作成しており、本資料による何らかの行動を勧誘するものではありません。
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