6294 オカダアイヨン 2020-05-25 13:30:00
2020年3月期決算 会社説明会資料(2020年5月25日開催) [pdf]

2020/3期 決算説明会
(東証一部   6294)

代表取締役社長 岡田祐司
    会社概要(20/3月現在)
    創        業      1938年7⽉(設⽴1960年)

    事業内容            建設機械及び林業機械の製造、販売、修理

    資 本 ⾦           2,221百万円
                                本社外観(大阪市港区)
    従 業 員           442名(連結)

    売 上 高           17,957百万円

    拠        点      国内21、海外5
    ( グ ル ー プ 計 )

2
    拠点
【国内】                    【海外】          オカダアメリカ

                           オカダヨーロッパ




                                タイ駐在員事務所




         オカダアイヨン 12拠点   オカダアメリカ  3拠点(本社/オレゴン)
         アイヨンテック 1拠点    オカダヨーロッパ 1拠点(本社/オランダ)
3        南星機械    10拠点   タイ駐在員事務所    (アユタヤ)
     会社の歩み
                        1995               2011
                                        (東日本大震災)                   直近30年
                  (阪神淡路大震災)                                        売上高推移
    1938 創業
                                                             2017
                                                           南星機械M&A
    1951頃
    (鑿岩機工法)                                                 2016
                                                           東証一部
                          1992
                        大証二部上場             2008
                                         リーマンショック

    1960頃(大型エアブレーカ登場)




4   1970代後半(圧砕工法登場)      1990    2000               2010             2020
    商品用途(アタッチメント)
    ~国内外全メーカーのショベルに取付可能~          【①大割機】
                                  ・ビル解体時に
                                   主要部分を解体




                   【②小割機】
                   ・大割後のコンクリートを
       【③鉄骨カッター】    更に細かく砕く
       ・鉄筋や鉄骨の
        切断時に使⽤
                                   【④ブレーカ】
                                   ・破砕⼒抜群
                                   ・但し騒音が大きい

5
    商品用途(環境機械)

       【中低速回転機】            【高速回転機】




     ・大きな丸太から破砕可能       ・⽊材を⽊⽚チップに切削
     ・東北震災時にはガレキ処理で活躍   ・チップはバイオマス発電等で活⽤


6
    商品用途(南星機械)

         【林業機械】        【発電所・ダム建設⽤
                          ケーブルクレーン等】




     ・森林にて⽊材を伐採        ・道の無い山の斜面での
     ・枝払い、剪定、運搬までこなす    生コンクリート・資材等の運搬に


7
    販売構成比(全体)
                         南星                油圧ブレーカ
         その他              14.2%   15.6%
                  5.7%
    つかみ機
           5.0%
    修理     4.6%
                                    35.9%
            10.3%
    部品販売
                          8.7%
                                                  圧砕機
                    環境機械
8                                         2019/4〜2020/3 当社連結売上構成比
     販売構成比(南星)
                           その他
              物品販売
                           7.0%           ケーブル
                   14.2%                   クレーン
                                  25.7%
      舶用
     クレーン   7.5%



              15.2%                30.4%
      金属
    リサイクル機械
                                              林業機械

9                                 2019/4〜2020/3 南星機械売上構成比
     海外販売比率

     海外
     16.6%




             欧州         北米
     国内
     69.2%   12% アジア    72%
                  14%


     南星                 その他
     14.2%               2%
10
     商品販売先(国内)
           約70%                   約20%          約10%

       【ショベルメーカー系販売会社】          【レンタル企業】         解体
                         (⼀例)           (⼀例)    事業者




                                (他、各地域レンタル企業)



11
     主な競合他社(アタッチメント)


               【古河ロックドリル】

               【日本ニューマチック工業】

               【TOKU】(東空)

               【TAGUCHi】(タグチ工業)

12
     当社の強み
 商品は「必ず」磨耗・修理が必要           修理対応・直接販売によって得た
                            ユーザーニーズを開発に活かせる
     → 「自社」修理担当を持つのは当社のみ




13
     製品の特徴
             当社のこだわり
             解体で特に強度が求められる「大割機」「鉄骨カッター」に
              「鋳鋼品(ちゅうこうひん)」を使用              鋳鋼品



              ※「鋳鋼品」・・・特殊鋼を溶かして型枠に流し込み製造
                       繋ぎ目が無く、「製缶品」より強度が高い
                       自由に成型でき、デザイン性に優れる

               「製缶品」・・・鉄板を溶断し、溶接にて製造

                                             製缶品



             シリンダーには増速バルブを搭載し、パワーとスピードを両立

             ウエッジアームの採用で抜群の破砕力を実現

             閉じるにしたがってアームが張り出さず、住宅密集地でも操作可能

14
     シェア推移(首都圏)
                   大割機    小割機          鉄骨カッター            ブレーカ




                                                             49%
                                                               12%

                           37%
     全国平均           44%                      46%



                                                               10%


     首都圏                   46%                47%
                    56%
⾸都圏︓東京・埼⽟・千葉・神奈川

15                               (日本建設機械工業会(CEMA)発表資料を基に当社作成)2019/4〜2020/3
     業績サマリー
     (百万円)                                        (百万円)
                                                 通期
                                      20/3期
                          4Q           実績       対前年
             20/3期      対前年同期
             4Q実績                              増減     増減
                       増減額 増減率                  額      率
     売上高       5,076    121    +2.4   17,957     91    +0.5

     営業利益       391      65   +19.9    1,368   ▼155   ▼10.2

     経常利益       368      37   +11.5    1,347   ▼213   ▼13.7

     当期純利益      304      60   +24.8     884    ▼116   ▼11.6
16
     売上高増減要因
     国内は、圧砕機は昨年の台風被害によるショベル出荷減・納期ズレが響く
          木材解体・災害復興処理で活躍するつかみ機好調、木材破砕機も売上を伸ばす
     海外は、北米・欧州で売上増も、アジアで景況感の悪化が響く         (百万円)
                                                        その他   海外     南星
                             国内                 補財・修理
                                                        52
                                                              ▲ 76
                                                 145
                                         つかみ機
                                                                     ▲ 253
              ブレーカ
               31                         299
                                  環境機械
                     ▲ 253         146
                     圧砕機
                                                                             17,957
     17,866




     '19/3
      2,866                                                                  '20/3
17
     営業利益増減要因
     売上増による国内粗利増、利益率の高い米欧での売上増
     売上減による南星粗利減、その他国内・海外販管費増
                                                                (百万円)
                        海外粗利増
                国内粗利増     25
                  95             ▲ 121
                                南星粗利減
                                           ▲ 156
                                          販管費増
                                         ・ 国内  72(43)
                                         ・ 海外 105(43)
        1,524                            ・ 南星 ▼15( 6)
                                                        1,368
                                         ※( )内は人件費




         1024

18
     機種別売上
                                                                      (百万円)
                                                                   '18/3期比
             '18/3期     '19/3期     '20/3期     前期比        同率(%)
                                                                      (%)
     ブレーカ        943        838        870          31      +3.7      ▼7.7
      圧砕機       5,875      6,309      6,055    ▼253         ▼4.0      +3.1
     環境機械       1,147      1,402      1,549     146        +10.5     +35.0
     つかみ機        491        591        890      299        +50.5     +81.3
     補材・修理      1,991      2,018      2,164     145         +7.2      +8.7
      その他        667        838        890          52      ▼6.2     +33.4
      国内計      11,114     11,996     12,418     421         +3.5     +11.7
      海外計       2,752      3,061      2,985     ▼76         ▼2.5      +8.5
      南星計       1,532      2,808      2,554    ▼253         ▼9.0     +66.7
      連結計      15,399     17,866     17,957         91      +0.5     +16.6
19
     地域別売上
                                                                 (百万円)
                                                               '18/3期比
                '18/3期    '19/3期    '20/3期    前期比     同率(%)
                                                                  (%)
       北海道          426       532       446    ▼ 86     ▼16           4.7
        東北        1,400     1,413     1,282    ▼131     ▼9.3        ▼8.4
        関東        3,701     3,924     3,781    ▼143     ▼3.6          2.2
      中部・北陸       1,351     1,592     1,613      21      1.3        19.4
        関西        1,287     1,586     1,770     184     11.6        37.5
      中国・四国         846     1,086     1,288     202     18.6        52.2
        九州        1,784     1,529     1,703     174     11.4        ▼4.5
     その他(本社扱)       318       329       530     201     61.1        66.7
       国内計       11,114    11,996    12,418     421      3.5        11.7
       海外計        2,752     3,061     2,985     ▼76     ▼2.5         8.5
       南星計        1,532     2,808     2,554    ▼253     ▼9.0        66.7
       連結計       15,399    17,866    17,957      91      0.5        16.6
20
     地域別売上(海外)
                                                       (百万円)

             '18/3期    '19/3期    '20/3期    前期比        同率(%)

      北米      1,812     2,072      2,153    +81           4.0
      アジア       683       635        411   ▼224        ▼35.2
     ヨーロッパ      205       294        361         67      22.8
      その他         52        60        60         0            0

     海外売上計    2,752     3,061      2,985    ▼76         ▼2.5
     海外比率
                17.9      17.1      16.6    ▼0.5              -
     (%)
21
       設備投資等の状況
       (百万円)
     1,200
               ■設備投資         ■研究開発費 ■減価償却費
     1,000


      800


      600
                               887                                       765
                817                                                                   636
      400                                                  627
                                             509
      200                                                        374           429          433
                                     267           332
                      205                                                172          181
                 80             80            71           120
        0
                2015/3        2016/3         2017/3       2018/3         2019/3       2020/3

【主な内容】       ・アイヨンテック隣地、工場   ・アイヨンテック設備投資   ・北陸営業所新築     ・アイヨンテック新設建替 ・横浜営業所移転先土地    ・四国営業所新築
             (402百万円)        (559百万円)       (270百万円)     (220百万円)     (201百万円)       (276百万円)

                                                         ・南星グループのれん    ・四国営業所移転先土地   ・本社整備工場建替
                                                         (209百万円)      (105百万円)      (94百万円)

22
     中長期経営計画 進捗状況
                                                                        (百万円)
                            1stステージ実績               2stステージ実績         経営計画

                   15年度       16年度       17年度      18年度      19年度     20年度

        売上高         12,043      13,113    15,399    17,866   17,957     20,000


       営業利益           760        1,106     1,195     1,524    1,368     未 2,000
       経常利益           721        1,092     1,270     1,560    1,347      2,000

      親会社株主に帰属する
      当期純利益           438         696        666     1,000      884     定 1,250
       海外売上高        2,313       2,095      2,752    3,061     2,985     4,000


      海外売上比率        19.2%       16.0%     17.9%     17.1%     16.6%     20.0%

23
     コロナウイルスの足元状況
       国内:4月迄影響なし。営業は自粛モードだが現場はほぼ稼働し、修理依頼変わらず
       海外:3月以降影響あり。アジアは地域的に営業再開。
       南星:機械部門は4月以降影響出始め。工事部門はコロナ関係なく年度では問題なし
 【事業別売上高     前年同月対比一覧 】
                                 20/3期売上
     事業     会社     部門     地域      に占める     2月      3月     4月
                                  割合
             オカダ
     国内事業
            アイヨン
                   建機部門   日本      69%      +18%    ▼1%     +0%

                           北米     12%      +43%    ▼43%   ▼43%
             オカダ
     海外事業          建機部門    欧州      2%      +51%    ▼11%   ▼43%
            アイヨン
                          アジア他     3%      +124%   ▼45%   ▼20%
                    機械・
                   商事部門           10%      ▼19%     +4%   ▼14%
     南星事業   南星機械           日本
24                 工事部門            4%      ▼46%    ▼3%    ▼37%
        マーケットサイズ
(百万円)
      25,000
                油圧ブレーカ・圧砕機 出荷⾦額推移
                                                                                                                                                      (予測)
                 国内   海外                                                                                                   19,867
                                                                                                                                            20,524
                                                                                                                                                       19,700
      20,000                                                                                                  18,895
                                                                                    18,468
                                                                                                 18,052

                                                                       16,164

      15,000
                                                          13,499
                                             12,885


                                                                                                                                                 10,068
      10,000                         9,069                                                            8,962
                                                                                         8,481                                      9,079                  (予測)
                                                  8,061                                                                                                     7,800
                                                                                                                   7,561
                       6,884 7,241                             7,115        7,033
               6,322

       5,000




          0
                2010年         2011年          2012年        2013年        2014年        2015年        2016年        2017年        2018年            2019年         2020年

 25                                                                     (日本建設機械工業会(CEMA)1/14時点発表資料を基に当社作成)※コロナ考慮せず
     解体マーケット需要
          非⽊造建物の建築年代と建築面積


            2020年現在




26
     林業マーケット需要
           ■⽊材⾃給率は8年連続上昇(36.6%)
           ■燃料材の総需要量は対前年15.6%




27                          林野庁「『平成30年⽊材需給表』の公表について」(2019年9⽉27日発表)
     更なる成長にむけて
 ①【⼈事戦略】〜「働きやすい・働きたくなる・働きがいのある」会社を目指して〜
 ・当社ビジネスモデルは、社員個⼈のスキル依存度が高い
                  個⼈の能⼒アップ&チームワーク強化が必須
              ◆研修・キャリアサポートの充実
              ◆適時適材の採⽤(通年採⽤の実施)
              ◆働き⽅の変化に対応した評価・報酬制度の⾒直し
              ◆働き⽅改革への取り組み
               ・システム化による合理化・省⼒化への取り組み
               ・「同⼀労働・同⼀賃⾦」及び原則正社員化の維持
                              (正社員比率97.4%)
               ・70歳迄雇⽤確保
28            ◆働きがいを高めるモチベーションアップ施策の検討
     更なる成長にむけて
 ②【マーケット戦略】
     国内︓生産強化と営業拠点(含・整備工場)充実
      ・2020年10⽉横浜営業所を「湘南営業所」として移転開設、等

     海外︓北⽶・欧州・アジア三極体制の確⽴
      ・海外市場向けの戦略商品を企画、投入予定

     南星︓オカダ・南星のシナジー効果の実現化
      ・販売・製造両面でのグループ協業、生産性向上や
        原価管理の⾒直し等による統合効果の実現を図る

(中⻑期課題)
     新規事業︓M&A・資本提携による事業領域拡大
          既存事業への新技術導入
29           ・新解体工法やAI・IOT等の新技術に対応
     更なる成長にむけて
 ③【経営基盤強化】
     ◆統合基幹システム導入
      ・グループ連携を強化して業務の効率化・標準化、情報の⼀元化


     ◆コーポレートガバナンスの強化
      ・外部機関による取締役会実効性評価実施
      ・本株主総会に⼥性社外取締役選任議案提出(社外取締役比率1/3へ)
      ・本株主総会より議決権の電⼦⾏使導入
      ・任意の指名報酬委員会設置(6⽉)
      ・投資家との対話充実(IR担当チームの設置、教育)

     ◆SDGsへの取組(→次ページ)
30
     SDGsへの取組
     都市におけるリサイクルシステムを⽀える解体・⾦属リサイクル⽤機械

           【国土を強靭化すると共に、復興する⼒を】



           コンクリートの寿命は40〜50年とも。   阪神大震災では高速道路が倒壊    東北震災で排出された大量のガレキを
              強靭化には「解体」が必須         当社商品が復興を後押し        ⽊材破砕機で分別処理


           【コンクリート・鉄などのリサイクル推進を】




            ショベル本体に負担を掛けず         鉄スクラップのリサイクルには   廃⽊材、廃プラスチック、廃タイヤ等
31           効率の良い分別も可能に         南星機械のアタッチメントが活躍   軟質系廃棄物を処理する機械も
     SDGsへの取組
     国内の山地・森林資源の有効活⽤に貢献する林業機械やケーブルクレーン

            【森を守る為には⽊を切る必要があります】



             伐採した⽊を道なき山から降ろすには    「移動」「伐採」「枝払」「切断」まで   処理しやすいサイズに大⽊を切断したり
               ウインチを使って運搬します      ⼀台でこなし、⼈⼿不⾜解消にも          根株の処理も⾏えます


            【⽊質バイオマス発電や⽔⼒発電にも関わっています】



               間伐材をチップにして         ダム建設・⽔⼒発電所建設の際         当社で使⽤する電⼒は「100%」
32          発電の原料に役⽴てる事が出来ます     資材運搬の為にケーブルクレーンが活躍      ⽊質バイオマス発電由来のものです
     配当金推移
     10期連続の増配
     (円)                                                                   (%)

     30                                                                    40
             配当金      配当性向
               34.6                                                        35
     25
                                                                           30
     20                                   25.3                      25.6   25

     15
                             22.8                      21.9                20
                                                               28
                                                  27          (予定)         15
     10
                        23          24
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           2016/3期     2017/3期      2018/3期      2019/3期      2020/3期
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ご清聴ありがとうございました

          <注意事項>

  本資料中の予想は、決算発表日現在において入手

  可能な情報に基づき作成したものであります。

  実際の業績は今後種々の要因によって異なる結果と

  なる可能性があります。