6292 カワタ 2021-10-29 12:00:00
2022年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2022年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年10月29日
上 場 会 社 名 株式会社カワタ 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 6292 URL http://www.kawata.cc/
代 表 者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 白石 亙
問合せ先責任者 (役職名) 財務経理部長 (氏名) 原田 恭子 (TEL) 06-6531-8211
四半期報告書提出予定日 2021年11月9日 配当支払開始予定日 2021年12月7日
四半期決算補足説明資料作成の有無 :無
四半期決算説明会開催の有無 :有 ( 機関投資家・アナリスト向け )
(百万円未満切捨て)
1.2022年3月期第2四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年9月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益
する四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2022年3月期第2四半期 8,450 △2.8 289 △3.3 314 11.7 159 20.8
2021年3月期第2四半期 8,695 △23.2 299 △67.9 281 △69.2 131 △77.6
(注) 包括利益 2022年3月期第2四半期 458百万円( ―%) 2021年3月期第2四半期 27百万円( △94.8%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2022年3月期第2四半期 22.83 -
2021年3月期第2四半期 18.66 -
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2022年3月期第2四半期 20,804 10,973 51.8
2021年3月期 20,911 10,621 49.9
(参考) 自己資本 2022年3月期第2四半期 10,775百万円 2021年3月期 10,427百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2021年3月期 - 15.00 - 15.00 30.00
2022年3月期 - 15.00
2022年3月期(予想) - 15.00 30.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3.2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 18,700 11.4 830 64.0 780 30.6 510 72.0 73.11
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 :有
(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
新規 ―社 (社名) 、 除外 1社 (社名) レイケンタイランドCO.,LTD.
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 :無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :有
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2022年3月期2Q 7,210,000株 2021年3月期 7,210,000株
② 期末自己株式数 2022年3月期2Q 233,849株 2021年3月期 233,849株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2022年3月期2Q 6,976,151株 2021年3月期2Q 7,064,563株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると
判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業
績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあた
っての注意事項等については、添付資料3頁「連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」をご覧ください。
株式会社カワタ(6292) 2022年3月期 第2四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 ……………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 ……………………………………………………………………………… 3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………… 3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………… 4
(1)四半期連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………… 4
(2)四半期連結損益及び包括利益計算書 ……………………………………………………………… 6
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………… 7
(継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………… 7
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) …………………………………………… 7
(会計方針の変更) …………………………………………………………………………………… 7
(セグメント情報) …………………………………………………………………………………… 8
3.その他 …………………………………………………………………………………………………… 9
(1)生産、受注及び販売の状況 ………………………………………………………………………… 9
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株式会社カワタ(6292) 2022年3月期 第2四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第2四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、ワクチン接種の普
及に伴う行動制限の緩和等により景気回復の進展がみられた先進国と、ワクチン接種の普及遅れや医療逼迫等によ
り景気回復に遅れが生じている新興国等との間で二極化が進みました。
わが国経済も、新型コロナウイルスの感染再拡大により、度重なる緊急事態宣言の発出やまん延防止等重点措置
の実施が続くなど、先行き不透明な状態が続きました。一方、設備投資の動向を知るうえで先行指標の一つである
機械受注統計の推移を見ると、製造業の機械受注額は、2020年10月~12月は10,703億円(前年同期比0.8%増)、
2021年1月~3月は10,472億円(同0.8%増)、4月~6月は11,736億円(同26.5%増)、7月は4,310億円、8月
は3,731億円と徐々に回復基調にあります。
このような環境下、当社グループは、新型コロナウイルス感染拡大防止への対応として、引き続き各セグメント
が属する国の状況に応じて時差出勤や在宅勤務等を実施しながら、プラスチック成形関連のコアビジネスにおきま
して、品質の向上、納期の確守、新製品の開発等、競争力強化によるマーケットシェアの拡大を図るとともに、電
池、食品、化粧品等の新規販売分野の開拓・拡大に注力してまいりました。
この結果、受注高は前第2四半期を底として増加に転じ、当第2四半期は前年同期比33億2千1百万円増(同
44.4%増)の108億1千万円となり、受注残高につきましても前年同期比22億7千1百万円増(同46.1%増)の71億
9千7百万円となりました。一方、当年度の受注高は着実に増加しているものの、前年度末の受注残高が少なかっ
たこと等により、売上高につきましては、前年同期比2億4千4百万円減(同2.8%減)の84億5千万円となりまし
た。
損益面では、材料費を中心とした原価低減や諸経費の削減等に努めたことなどにより売上総利益率は改善(26.3
%→28.2%)しましたが、営業利益は前年同期比9百万円減(同3.3%減)の2億8千9百万円、経常利益は為替差
益2千3百万円(前年同期は3千1百万円の為替差損)の計上等により前年同期比3千2百万円増(同11.7%増)
の3億1千4百万円となりました。
特別損益では、投資有価証券評価損1千万円、子会社清算損4百万円を特別損失に計上し、更に法人税、住民税
及び事業税6千1百万円、法人税等調整額7千5百万円を計上したこと等により、親会社株主に帰属する四半期純
利益は前年同期比2千7百万円増(同20.8%増)の1億5千9百万円となりました。
日本におきましては、新型コロナウイルスの感染再拡大により度重なる緊急事態宣言の発出等があったものの、
日用雑貨や容器・物流関連の受注は引き続き堅調に推移しました。一方、自動車関連については前年度末の受注残
高が少なかったことから、売上高は前年同期比9億7千8百万円減(同16.1%減)の50億8千6百万円となりまし
た。損益面では、売上高の減少に伴う売上総利益の減少等により、営業利益は前年同期比3億1百万円減(同53.1
%減)の2億6千5百万円、セグメント利益(経常利益)は前年同期比2億7千1百万円減(同46.7%減)の3億
9百万円となりました。
東アジアにおきましては、米中貿易摩擦は依然として改善されないものの、新型コロナウイルスの感染者数を抑
制している中国では景気回復は堅調に推移しており、自動車関連を中心とした受注増により、売上高は前年同期比
5億5千8百万円増(同22.8%増)の30億5百万円となりました。損益面では、操業度の改善に伴う売上総利益率
の改善(17.5%→25.3%)と売上高の増加に伴う売上総利益の増加等により、営業利益は4千4百万円(前年同期
は1億7千9百万円の営業損失)、セグメント利益(経常利益)は2千1百万円(前年同期は1億9千6百万円の経
常損失)となりました。
東南アジアにおきましては、変異株の発生に伴う新型コロナウイルスの感染拡大等により景気回復に遅れが生じ
ておりますが、一部地域では設備投資の持ち直しの動きが見られ、売上高は前年同期比1億1千5百万円増(同
16.0%増)の8億3千3百万円となりました。損益面では、売上総利益率の改善(27.9%→32.6%)と売上高の増
加に伴う売上総利益の増加等により、営業利益は4百万円(前年同期は6千8百万円の営業損失)、セグメント利
益(経常利益)は1千万円(前年同期は6千2百万円の経常損失)となりました。
北中米におきましては、メキシコでは半導体不足による自動車関連を中心とした製造業の減産等が続きましたが、
アメリカでは新型コロナウイルスに対するワクチン接種や行動制限の緩和が進んだこと等により、売上高は前年同
期比5千6百万円増(同149.0%増)の9千4百万円となりました。損益面では、売上総利益は改善(28.1%→30.2
%)したものの諸経費の増加等もあり黒字化するには至らず、営業損失が3千8百万円(前年同期は4千3百万円
の営業損失)、セグメント損失(経常損失)が3千5百万円(前年同期は6千万円の経常損失)となりました。
なお、報告セグメントの売上高には、セグメント間の内部売上高を含んでおり、上記の金額には、消費税等は含
まれておりません。
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株式会社カワタ(6292) 2022年3月期 第2四半期決算短信
(2)財政状態に関する説明
流動資産は、前連結会計年度末に比べて、現金及び預金、仕掛品が増加しましたが、受取手形、売掛金及び契約
資産、商品及び製品が減少したこと等により1億9千7百万円減少し、155億7千3百万円となりました。固定資産
は、前連結会計年度末に比べて、建物及び構築物が増加したこと等により9千1百万円増加し、52億3千1百万円
となりました。この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べて1億6百万円減少し、208億4百万円となりまし
た。
流動負債は、前連結会計年度末に比べて、支払手形及び買掛金が増加しましたが、短期借入金、未払法人税等が
減少したこと等により4億8千7百万円減少し、62億2千9百万円となりました。固定負債は、前連結会計年度末
に比べて、退職給付に係る負債が増加したこと等により2千8百万円増加し、36億1百万円となりました。この結
果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて4億5千9百万円減少し、98億3千1百万円となりました。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べて、利益剰余金、為替換算調整勘定が増加したこと等により3億5千2
百万円増加し、109億7千3百万円となりました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
世界経済は、新型コロナウイルスについては感染者数が減少傾向にあり、行動制限が緩和されつつありますが、
中国における不動産の債務問題及び電力不足等による景気の減速や世界的な半導体不足により先行き不透明感が継
続しております。
わが国経済は、新型コロナウイルスについてはワクチン接種の進展に伴い感染者数は減少傾向にあり、各種制限
措置の緩和により、徐々に景気は持ち直していくものと見込まれます。また、製造業の設備投資は緩やかな回復基
調にあり、プラスチック関連業界につきましても、需要は回復に向かうものと予想しておりますが、半導体不足の
影響により製造業の減産や部品の供給不足が懸念されます。かかる環境下、当社グループにおきましては、引続き
自動車関連業界における自動車の電動化、自動運転化、車体の軽量化等の動きや、ウイズコロナ、アフターコロナ
の環境下、社会の変化に伴うタブレット、PC、スマホ、VR等の通信機器拡大、AI、IoT、5G等のデジタ
ル化推進の動きへ的確に対応するとともに、既存市場、既存分野での販売拡大と収益力向上にも取り組み、年度計
画の達成に注力してまいります。また、世界レベルでの環境問題(CO2削減、使い捨てプラスチックの削減)に対
しては、お客様の生産現場や自社の事業活動及びお客様の製造物を通じて社会に貢献し、透明性の高い企業統治
(コーポレートガバナンス)等を実現していくことで経営基盤の強化とESG経営を推進いたします。現時点にお
きましては、2021年5月11日に発表いたしました業績予想に変更はありません。
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株式会社カワタ(6292) 2022年3月期 第2四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2021年3月31日) (2021年9月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 6,667,557 7,035,826
受取手形及び売掛金 6,229,968 -
受取手形、売掛金及び契約資産 - 5,525,679
商品及び製品 712,893 557,860
仕掛品 778,524 889,665
原材料及び貯蔵品 1,189,917 1,211,973
その他 277,309 441,232
貸倒引当金 △84,926 △88,946
流動資産合計 15,771,244 15,573,292
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 2,085,835 2,127,018
土地 1,390,035 1,398,802
その他(純額) 521,794 517,806
有形固定資産合計 3,997,665 4,043,627
無形固定資産
その他 455,966 507,119
無形固定資産合計 455,966 507,119
投資その他の資産
その他 688,204 681,406
貸倒引当金 △1,510 △746
投資その他の資産合計 686,694 680,660
固定資産合計 5,140,327 5,231,407
資産合計 20,911,571 20,804,699
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 1,683,275 1,899,993
短期借入金 3,093,556 2,548,418
1年内償還予定の社債 37,500 37,500
未払法人税等 116,624 52,911
製品保証引当金 84,267 84,746
役員賞与引当金 45,377 -
その他 1,656,457 1,606,000
流動負債合計 6,717,059 6,229,571
固定負債
社債 18,750 -
長期借入金 2,593,098 2,526,470
役員株式給付引当金 5,630 5,630
退職給付に係る負債 793,025 840,314
その他 162,758 229,237
固定負債合計 3,573,262 3,601,651
負債合計 10,290,321 9,831,222
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(単位:千円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2021年3月31日) (2021年9月30日)
純資産の部
株主資本
資本金 977,142 977,142
資本剰余金 1,069,391 1,069,391
利益剰余金 8,384,664 8,437,706
自己株式 △133,654 △133,654
株主資本合計 10,297,544 10,350,585
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 111,190 133,254
為替換算調整勘定 19,159 291,332
その他の包括利益累計額合計 130,349 424,587
非支配株主持分 193,356 198,304
純資産合計 10,621,249 10,973,477
負債純資産合計 20,911,571 20,804,699
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(2)四半期連結損益及び包括利益計算書
第2四半期連結累計期間
(単位:千円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
売上高 8,695,325 8,450,394
売上原価 6,409,021 6,068,697
売上総利益 2,286,303 2,381,696
販売費及び一般管理費 1,987,163 2,092,465
営業利益 299,139 289,231
営業外収益
受取利息 5,532 4,740
受取配当金 4,996 5,241
為替差益 - 23,891
保険解約返戻金 13,739 2,676
助成金収入 8,799 14,814
その他 29,700 17,404
営業外収益合計 62,768 68,767
営業外費用
支払利息 36,829 26,480
為替差損 31,294 -
その他 12,654 17,466
営業外費用合計 80,778 43,947
経常利益 281,129 314,051
特別利益
固定資産売却益 546 973
特別利益合計 546 973
特別損失
固定資産除売却損 128 0
投資有価証券評価損 2,094 10,072
子会社清算損 - 4,542
特別損失合計 2,223 14,615
税金等調整前四半期純利益 279,452 300,409
法人税、住民税及び事業税 173,152 61,640
法人税等調整額 △19,681 75,320
法人税等合計 153,471 136,961
四半期純利益 125,981 163,448
(内訳)
親会社株主に帰属する四半期純利益 131,799 159,267
非支配株主に帰属する四半期純利益又は非支配株主
△5,818 4,180
に帰属する四半期純損失(△)
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 10,045 22,064
為替換算調整勘定 △108,279 272,940
その他の包括利益合計 △98,233 295,005
四半期包括利益 27,747 458,453
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 42,184 453,505
非支配株主に係る四半期包括利益 △14,436 4,947
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(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(会計方針の変更)
「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」とい
う。)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用し、約束した財又はサービスの支配が顧客に移転した時点で、
当該財又はサービスと交換に受け取ると見込まれる金額で収益を認識することとしております。これにより、収
益の認識について主に次の変更が生じております。
①工事契約に係る収益認識
請負工事に係る収益の計上については、進捗部分について成果の確実性が認められる工事については工事進行
基準(工事の進捗率の見積りは原価比例法)を、その他の工事については工事完成基準を適用しておりましたが、
履行義務を充足するにつれて、一定の期間にわたり収益を認識する方法に変更しております。なお、履行義務の
充足に係る進捗率の合理的な見積りができない工事については、原価回収基準を適用しております。
②代理人取引に係る収益認識
一部の取引について、従来は、顧客から受け取る対価の総額を収益として認識していましたが、顧客への財又
はサービスの提供における当社グループの役割が代理人に該当する取引については、顧客から受け取る額から仕
入先に支払う額を控除した純額で収益を認識しております。
収益認識会計基準等の適用については、収益認識会計基準第84項ただし書きに定める経過的な取扱いに従って
おり、第1四半期連結会計期間の期首より前に新たな会計方針を遡及適用した場合の累積的影響額を、第1四半
期連結会計期間の期首の利益剰余金に加減し、当該期首残高から新たな会計方針を適用しております。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高、売上原価ともに305,816千円増加しております。なお、利益剰
余金の当期首残高に与える影響はありません。
また、収益認識会計基準等を適用したため、前連結会計年度の連結貸借対照表において、「流動資産」に表示
していた「受取手形及び売掛金」は、第1四半期連結会計期間より「受取手形、売掛金及び契約資産」に含めて
表示することとしました。なお、収益認識会計基準第89-2項に定める経過的な取扱いに従って、前連結会計年度
について新たな表示方法により組替えを行っておりません。
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株式会社カワタ(6292) 2022年3月期 第2四半期決算短信
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
Ⅰ 前第2四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年9月30日)
報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
四半期連結
損益及び包
調整額
日本 東アジア 東南アジア 北中米 合計 括利益計算
(注)
書計上額
(注)
売上高
外部顧客への売上高 5,652,813 2,299,581 705,532 37,398 8,695,325 - 8,695,325
セグメント間の内部
412,210 147,375 12,647 642 572,874 △572,874 -
売上高又は振替高
計 6,065,023 2,446,956 718,179 38,040 9,268,200 △572,874 8,695,325
セグメント利益又は
580,333 △196,088 △62,116 △60,291 261,837 19,291 281,129
損失(△)
(注) 報告セグメントの利益又は損失の金額の合計額と四半期連結損益及び包括利益計算書計上額(経常利益)との差
額の主な内容は次のとおりであります。
(単位:千円)
利益 金額
報告セグメント計 261,837
セグメント間取引消去 19,291
四半期連結損益及び包括利益計算書の経常利益 281,129
Ⅱ 当第2四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年9月30日)
①報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
四半期連結
損益及び包
調整額
日本 東アジア 東南アジア 北中米 合計 括利益計算
(注)
書計上額
(注)
売上高
外部顧客への売上高 4,803,175 2,730,218 825,653 91,345 8,450,394 - 8,450,394
セグメント間の内部
283,497 275,313 7,629 3,368 569,808 △569,808 -
売上高又は振替高
計 5,086,673 3,005,531 833,283 94,714 9,020,202 △569,808 8,450,394
セグメント利益又は
309,194 21,044 10,648 △35,879 305,008 9,043 314,051
損失(△)
(注) 報告セグメントの利益又は損失の金額の合計額と四半期連結損益及び包括利益計算書計上額(経常利益)との差
額の主な内容は次のとおりであります。
(単位:千円)
利益 金額
報告セグメント計 305,008
セグメント間取引消去 9,043
四半期連結損益及び包括利益計算書の経常利益 314,051
②報告セグメントの変更等に関する事項
会計方針の変更に記載のとおり、第1四半期連結会計期間の期首から収益認識会計基準等を適用し、収益認識に関
する会計処理方法を変更したため、報告セグメントの利益又は損失の算定方法を同様に変更しております。
当該変更により、従来の方法に比べて、当第2四半期連結累計期間の「日本」の売上高、売上原価はそれぞれ
42,201千円減少し、「東アジア」の売上高、売上原価はそれぞれ348,018千円増加しております。
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株式会社カワタ(6292) 2022年3月期 第2四半期決算短信
3.その他
(1)生産、受注及び販売の状況
① 生産実績
当第2四半期連結累計期間における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。なお、北中米
には生産拠点が存在しないため、記載しておりません。
セグメントの名称 生産高(千円) 前年同期比(%)
日本 4,638,699 △13.9
東アジア 2,805,473 86.3
東南アジア 229,017 1.1
合計 7,673,190 7.8
(注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 金額は販売価格によっております。
3 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
② 受注実績
当第2四半期連結累計期間における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称 受注高(千円) 前年同期比(%) 受注残高(千円) 前年同期比(%)
日本 6,261,449 27.5 4,203,938 37.3
東アジア 3,589,469 87.2 2,526,982 60.3
東南アジア 851,269 38.2 405,018 57.0
北中米 108,588 152.3 61,422 105.1
合計 10,810,777 44.4 7,197,362 46.1
(注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
③ 販売実績
当第2四半期連結累計期間における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称 販売高(千円) 前年同期比(%)
日本 4,803,175 △15.0
東アジア 2,730,218 18.7
東南アジア 825,653 17.0
北中米 91,345 144.2
合計 8,450,394 △2.8
(注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
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