6287 サトーHD 2021-11-10 15:00:00
2022年3月期 第2四半期 決算説明資料 [pdf]
2021年 11月 10日(水)
2022年3月期 上期決算説明資料
証券コード:6287
連結 上期
今回の上期決算のポイント
【売上状況】
海外・日本とも回復を継続。需要は旺盛
海外:好調業界によるけん引とプリンタ特需により過去最高の売上を計上
FY21-Q1
日本:市場・業界によってまだら模様の回復。サプライがメカトロに先行して回復
海外:好調は続くものの、プリンタ特需の剥落などから前年同期比増加率は緩やか
FY21-Q2
日本:全般に回復が継続する中、一部の市場ではコロナ前水準まで復活
【利益状況】
業績リスクが顕在化。基本戦略を着実に実行
コストの上昇 (部材、原材料、運賃)
業績リスク
プリンタの供給制約
戦略的な取り組みを遂行。ただし、一時的に粗利率が低下
戦略実行
成長投資、営業経費の戻り
1
連結 上期
決算ハイライト
【連結】
上期は前年同期比で増収・増益。
Q2は増収、営業利益は横ばい
【自動認識ソリューション事業 海外】
上期は増収・増益。Q2は増収、営業利益は微増
●ベース事業:既存需要の回復と好調業界への注力が奏功し、上期は増収・増益
●プライマリー専業:生活インフラ業界向け好調が継続し、上期は増収・増益
【自動認識ソリューション事業 日本】
上期は既存需要の回復や好調業界への注力により、増収・増益。
Q2は売上堅調も、コスト増や成長投資で減益
2
連結 上期
事業セグメント別売上高及び営業利益
(単位:百万円)
FY2021 FY2020
前年比
上期 上期 除く為替
自動認識 売上高 60,261 49,736 +21.2% +18.9%
ソリューション事業 営業利益 2,762 1,609 +71.7% +73.9%
売上高 25,284 18,013 +40.4% +34.1%
海外
営業利益 1,873 761 2.5倍 2.4倍
売上高 34,977 31,722 +10.3% +10.3%
日本
営業利益 888 847 +4.8% +14.7%
売上高 0 136 - -
IDP事業
営業利益 0 -148 - -
売上高 60,261 49,872 +20.8% +18.6%
連結(消去後)
営業利益 2,779 1,470 +89.0% +91.5%
※IDP事業:2020年9月、全株式をDataLase Holdings Ltd.へ譲渡 3
連結 Q2 (7~9月)
事業セグメント別売上高及び営業利益
(単位:百万円)
FY2021 FY2020
前年比
Q2 Q2 除く為替
自動認識 売上高 30,084 26,160 +15.0% +12.9%
ソリューション事業 営業利益 1,001 1,132 -11.5% -5.9%
売上高 12,354 10,168 +21.5% +16.0%
海外
営業利益 698 683 +2.2% -0.9%
売上高 17,729 15,991 +10.9% +10.9%
日本
営業利益 303 448 -32.4% -13.6%
売上高 0 60 - -
IDP事業
営業利益 0 -77 - -
売上高 30,084 26,221 +14.7% +12.6%
連結(消去後)
営業利益 1,073 1,084 -1.0% +4.9%
※IDP事業:2020年9月、全株式をDataLase Holdings Ltd.へ譲渡 4
連結
売上高・営業利益 推移 (単位:百万円)
売上高 営業利益 1 営業利益 2(自動認識ソリューション事業。IDP事業除く)
売上高 営業利益
FY2019 FY2020 FY2021
3,000
30,000
2,000
20,000
1,000
10,000
0 0
Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2
売上高 28,463 29,411 29,928 28,569 23,651 26,221 29,398 29,781 30,177 30,084
前年比 +1.2% +3.7% -1.1% -2.9% -16.9% -10.8% -1.8% +4.2% +27.6% +14.7%
営業利益 1 1,514 2,028 2,103 1,815 385 1,084 2,307 2,069 1,706 1,073
前年比 +2.7% +8.5% +0.1% -18.8% -74.5% -46.5% +9.7% +14.0% 4.4倍 -1.0%
営業利益 2 1,878 2,360 2,471 2,047 476 1,132 2,213 2,083 1,760 1,001
前年比 +5.7% +3.8% -2.5% -22.3% -74.6% -52.0% -10.4% +1.8% 3.7倍 -11.5%
5
連結 上期
業績
(単位:百万円)
FY2021 FY2020
増減
上期 上期 前年比
売上高 60,261 49,872 +10,389 +20.8%
営業利益 2,779 1,470 +1,309 +89.0%
営業利益率 4.6% 2.9% +1.7pt -
経常利益 2,695 1,231 +1,463 2.2倍
親会社株主に帰属する
四半期純利益 ※1 1,848 3,249 -1,401 -43.1%
実効税率 ※2 25.7% - - -
EBITDA ※3
4,974 3,650 +1,324 +36.3%
FY21 上期 為替レート(期中平均):109.81円/USD, 130.88円/EUR (FY20 上期 同為替レート: 106.92円/USD, 121.33円/EUR )
為替感応度:すべての通貨が1円/USDの円安に連動した場合、売上高+459百万円、営業利益+17百万円(FY21通期ベース)
※1, 2 親会社株主に属する四半期純利益、実効税率
FY2020は、IDP事業譲渡に伴い、前期末に親会社で計上したDataLase社株式の減損損失に係る法人税等調整額の計上あり
※3 EBITDA=営業利益+減価償却費+のれん償却費
・減価償却 FY21 上期: 2,076百万円 FY20 上期:2,066百万円
・のれん償却 FY21 上期: 117百万円 FY20 上期: 113百万円
6
連結 Q2 (7~9月)
業績
(単位:百万円)
FY2021 FY2020
増減
Q2 Q2 前年比
売上高 30,084 26,221 +3,863 +14.7%
営業利益 1,073 1,084 -10 -1.0%
営業利益率 3.6% 4.1% -0.6pt -
経常利益 1,051 613 +437 +71.3%
親会社株主に帰属する
四半期純利益 ※1 762 3,036 -2,274 -74.9%
実効税率 ※2 21.3% - - -
EBITDA ※3
2,176 2,142 +33 +1.6%
FY21 上期 為替レート(期中平均):109.81円/USD, 130.88円/EUR (FY20 上期 同為替レート:106.92円/USD, 121.33円/EUR)
為替感応度:すべての通貨が1円/USDの円安に連動した場合、売上高+459百万円、営業利益+17百万円(FY21通期ベース)
※1, 2 親会社株主に属する四半期純利益、実効税率
FY2020は、 IDP事業譲渡に伴い、前期末に親会社で計上したDataLase社株式の減損損失に係る法人税等調整額の計上あり
※3 EBITDA=営業利益+減価償却費+のれん償却費
・減価償却 FY21 Q2: 1,043百万円 FY20 Q2: 1,001百万円
・のれん償却 FY21 Q2: 59百万円 FY20 Q2: 56百万円
7
自動認識ソリューション事業(海外)
総括
Q2 既存需要の回復と好調業界への注力が奏功し、全地域で増収。
7~9月 プリンタの供給制約や原材料価格の高騰などを背景に、営業利益は微増
(単位:百万円)
FY2021 FY2020
増減
Q2 Q2 % 除く為替
売上高 12,354 10,168 +2,186 +21.5% +16.0%
粗利額 3,992 3,572 +420 +11.8% -
粗利率(外売) 32.3% 35.1% -2.8pt - -
営業利益 698 683 +14 +2.2% -0.9%
営業利益率 5.7% 6.7% -1.1pt - -
FY2021 FY2020
増減
上期 上期 % 除く為替
売上高 25,284 18,013 +7,270 +40.4% +34.1%
粗利額 8,686 6,323 +2,362 +37.4% -
粗利率(外売) 34.4% 35.1% -0.7pt - -
営業利益 1,873 761 +1,112 2.5倍 2.4倍
営業利益率 7.4% 4.2% +3.2pt - -
8
自動認識ソリューション事業(海外)
売上高・営業利益 推移
(単位:百万円)
売上高 売上高 営業利益 営業利益
FY2019 FY2020 FY2021
14,000 1,400
12,000 1,200
10,000 1,000
8,000 800
6,000 600
4,000 400
2,000 200
0 0
Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2
売上高
10,867 10,739 11,118 9,922 7,844 10,168 11,045 11,290 12,929 12,354
前年比
-0.4% +0.5% -2.6% -3.7% -27.8% -5.3% -0.7% +13.8% +64.8% +21.5%
営業
利益 560 595 772 349 77 683 1,043 880 1,175 698
前年比
+1.2% -10.7% +14.6% +1.4% -86.1% +14.8% +35.1% 2.5倍 15.1倍 +2.2%
9
自動認識ソリューション事業(海外)
事業別内訳
ベース事業:ターゲット市場のリテールを中心にサプライがけん引して増収。
Q2
7~9月 プリンタの供給制約や原価の上昇などにより、営業利益の伸びは限定的
プライマリー専業:生活インフラ業界向けが堅調で増収。原価上昇などの影響により減益
(単位:百万円)
FY2021 FY2020
増減
Q2 Q2 % 除く為替
売上高 9,399 7,779 +1,620 +20.8% +14.5%
ベース事業
営業利益 447 423 +24 +5.8% -0.7%
売上高 2,955 2,389 +565 +23.7% +20.9%
プライマリー専業
営業利益 220 245 -24 -10.1% -7.4%
消去 営業利益 29 14 +15 2.0倍 2.0倍
売上高 12,354 10,168 +2,186 +21.5% +16.0%
合計
営業利益 698 683 +14 +2.2% -0.9%
FY2021 FY2020
増減
上期 上期 % 除く為替
売上高 19,423 13,534 +5,888 +43.5% +35.0%
ベース事業
営業利益 1,342 396 +945 3.4倍 3.2倍
売上高 5,860 4,478 +1,382 +30.9% +31.6%
プライマリー専業
営業利益 486 345 +140 +40.7% +50.0%
消去 営業利益 44 18 +25 2.4倍 2.4倍
売上高 25,284 18,013 +7,270 +40.4% +34.1%
合計
営業利益 1,873 761 +1,112 2.5倍 2.4倍
10
自動認識ソリューション事業(海外)
事業別 売上高・営業利益 推移 (単位:百万円)
ベース事業 売上高 プライマリー専業 売上高 ベース事業 営業利益 プライマリー専業 営業利益
売上高 営業利益
FY2019 FY2020 FY2021
12,000 1,000
10,000 800
8,000 600
6,000 400
4,000 200
2,000 0
0 -200
Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2
売上高
8,539 8,286 8,758 7,794 5,755 7,779 8,499 8,976 10,023 9,399
前年比
ベ -2.2% -1.6% -3.9% -6.8% -32.6% -6.1% -3.0% +15.2% +74.2% +20.8%
ー
営業
ス
利益 577 517 740 348 -26 423 727 733 894 447
前年比
+21.1% -3.9% +9.2% -27.1% - -18.2% -1.8% 2.1倍 - +5.8%
売上高
2,328 2,453 2,360 2,128 2,089 2,389 2,546 2,313 2,905 2,955
プ
ラ 前年比
イ +6.8% +8.3% +2.5% +9.7% -10.3% -2.6% +7.9% +8.7% +39.1% +23.7%
マ 営業
リ
利益 -33 61 61 6 100 245 270 139 266 220
ー
前年比
- -58.3% 4.9倍 - - 4.0倍 4.4倍 22.0倍 2.6倍 -10.1%
11
自動認識ソリューション事業(海外)地域別内訳
米州
ベース事業:活況な米国のリテール市場で物流量が増加。サプライがけん引して増収。
Q2 プリンタの供給制約やサプライのコスト上昇などにより減益
7~9月
プライマリー専業:エッセンシャル業界の需要を捉えて増収。原材料高により増益は限定的
(単位:百万円)
FY2021 FY2020
増減
Q2 Q2 % 除く為替
売上高 2,970 2,660 +309 +11.6% +8.0%
ベース事業
営業利益 3 170 -167 -97.8% -97.6%
プライマリー専業 売上高 643 498 +145 +29.2% +34.3%
・Achernar社
・Prakolar社 営業利益 76 72 +3 +4.7% +21.7%
売上高 3,614 3,159 +454 +14.4% +12.1%
合計
営業利益 79 243 -163 -67.2% -62.0%
FY2021 FY2020
増減
上期 上期 % 除く為替
売上高 6,429 4,442 +1,987 +44.7% +41.5%
ベース事業
営業利益 255 126 +129 2.0倍 2.0倍
プライマリー専業 売上高 1,292 876 +415 +47.4% +58.2%
・Achernar社
・Prakolar社 営業利益 193 75 +118 2.6倍 3.1倍
売上高 7,721 5,318 +2,402 +45.2% +44.2%
合計
営業利益 448 201 +247 2.2倍 2.4倍
12
自動認識ソリューション事業(海外)地域別内訳
米州 売上高・営業利益 推移 (単位:百万円)
ベース事業 売上高 プライマリー専業 売上高 ベース事業 営業利益 プライマリー専業 営業利益
売上高 営業利益
FY2019 FY2020 FY2021
4,000 300
250
3,000 200
150
2,000
100
1,000 50
0
0 -50
Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2
売上高
2,797 2,714 2,811 2,664 1,781 2,660 2,794 3,140 3,458 2,970
前年比
ベ -2.0% +2.8% -7.6% -3.2% -36.3% -2.0% -0.6% +17.8% +94.2% +11.6%
ー
営業
ス
利益 174 117 149 42 -44 170 232 156 251 3
前年比
4.1倍 17.0倍 - 3.8倍 - +45.6% +54.8% 3.6倍 - -97.8%
売上高
577 586 497 536 378 498 571 576 648 643
プ
ラ 前年比
イ +5.6% +0.4% -15.2% -2.5% -34.5% -15.0% +14.9% +7.3% +71.4% +29.2%
マ 営業
リ 利益 17 60 38 27 2 72 89 93 117 76
ー
前年比
+86.3% +76.8% 3.2倍 -1.1% -85.4% +19.8% 2.3倍 3.4倍 45.9倍 +4.7%
13
自動認識ソリューション事業(海外)地域別内訳
欧州
ベース事業:食品スーパーなど好調業界や外食など回復が進む業界に注力し、増収。
Q2
7~9月
プリンタの供給制約や原価の上昇などにより減益
プライマリー専業:ロシアのOkil社における食品・飲料など既存ビジネスの深耕により増収。
原価上昇などの影響により減益 (単位:百万円)
FY2021 FY2020
増減
Q2 Q2 % 除く為替
売上高 2,391 2,000 +391 +19.5% +13.2%
ベース事業
営業利益 20 56 -36 -63.8% -60.2%
プライマリー専業 売上高 2,311 1,891 +420 +22.2% +17.3%
・Okil社
・X-Pack社 営業利益 144 172 -28 -16.3% -19.7%
売上高 4,703 3,892 +811 +20.8% +15.2%
合計
営業利益 164 228 -64 -28.0% -29.7%
FY2021 FY2020
増減
上期 上期 % 除く為替
売上高 5,138 3,454 +1,684 +48.8% +36.6%
ベース事業
営業利益 136 -29 +166 - -
プライマリー専業 売上高 4,568 3,602 +966 +26.8% +25.1%
・Okil社
・X-Pack社 営業利益 293 270 +22 +8.4% +7.0%
売上高 9,707 7,056 +2,650 +37.6% +30.8%
合計
営業利益 429 240 +189 +78.6% +73.0%
14
自動認識ソリューション事業(海外)地域別内訳
欧州 売上高・営業利益 推移 (単位:百万円)
ベース事業 売上高 プライマリー専業 売上高 ベース事業 営業利益 プライマリー専業 営業利益
売上高 営業利益
FY2019 FY2020 FY2021
3,000 200
2,500 150
2,000 100
50
1,500
0
1,000 -50
500 -100
0 -150
Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2
売上高
2,386 2,066 2,205 2,264 1,453 2,000 2,137 1,996 2,746 2,391
前年比
ベ +3.1% -4.4% -5.4% -0.7% -39.1% -3.2% -3.1% -11.8% +89.0% +19.5%
ー
営業
ス
利益 109 26 85 129 -86 56 94 20 115 20
前年比
-0.8% -10.7% +61.7% +11.1% - 2.2倍 +9.6% -84.2% - -63.8%
売上高
1,751 1,867 1,862 1,591 1,711 1,891 1,974 1,737 2,256 2,311
プ
ラ 前年比
イ +7.2% +11.1% +8.6% +14.6% -2.3% +1.3% +6.0% +9.2% +31.9% +22.2%
マ 営業
リ 利益 -51 0 22 -21 98 172 180 45 149 144
ー
前年比
- - 36.2倍 - - - 8.0倍 - +51.8% -16.3%
15
自動認識ソリューション事業(海外)地域別内訳
アジア・オセアニア
Q2 ベース事業:すべての販社で増収。特に中国販社がけん引。
7~9月 増収効果により増益
(単位:百万円)
FY2021 FY2020
増減
Q2 Q2 % 除く為替
売上高 4,037 3,117 +919 +29.5% +21.0%
ベース事業
営業利益 423 196 +227 2.2倍 2.0倍
FY2021 FY2020
増減
上期 上期 % 除く為替
売上高 7,855 5,638 +2,217 +39.3% +28.8%
ベース事業
営業利益 950 300 +650 3.2倍 2.9倍
16
自動認識ソリューション事業(海外)地域別内訳
アジア・オセアニア 売上高・営業利益 推移
(単位:百万円)
売上高 売上高 営業利益 営業利益
FY2019 FY2020 FY2021
5,000 800
4,000 600
3,000
400
2,000
1,000 200
0 0
Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2
売上高
3,355 3,504 3,740 2,865 2,520 3,117 3,567 3,839 3,817 4,037
前年比
ベ -5.8% -3.2% -0.1% -13.9% -24.9% -11.1% -4.6% +34.0% +51.5% +29.5%
ー
営業
ス
利益 294 374 504 176 104 196 401 556 527 423
前年比
-9.4% -25.5% -24.7% -49.7% -64.5% -47.6% -20.5% 3.2倍 5.1倍 2.2倍
17
自動認識ソリューション事業(日本)
総括
Q2 概ね全市場で回復傾向が継続して増収。好調業界への戦略的な取り組みにより、相対的に
7~9月 低粗利のプリンタ販売が増加し、粗利率が低下。また輸送コスト上昇や成長投資により減益
(単位:百万円)
FY2021 FY2020
増減
Q2 Q2 前年比
メカトロ売上高 7,337 6,319 +1,017 +16.1%
サプライ売上高 10,405 9,672 +733 +7.6%
外部売上高 計 V 17,729 15,991 +1,737 +10.9%
粗利額 8,203 7,613 +590 +7.8%
粗利率(外売) 46.3% 47.6% -1.3pt -
営業利益 303 448 -145 -32.4%
営業利益率 1.7% 2.8% -1.1pt -
FY2021 FY2020
増減
上期 上期 前年比
メカトロ売上高 14,076 12,496 +1,580 +12.6%
サプライ売上高 20,932 19,226 +1,705 +8.9%
外部売上高 計 V 34,977 31,722 +3,254 +10.3%
粗利額 16,450 14,953 +1,496 +10.0%
粗利率(外売) 47.0% 47.1% -0.1pt -
営業利益 888 847 +40 +4.8%
営業利益率 2.5% 2.7% -0.1pt -
メカトロ:プリンタやラベル自動貼付機器、スキャナ、ハンドラベラーなどのハードウェア、ソフトウェア、保守サポートなど
サプライ:消耗品。可変情報ラベル、RFIDタグ、プライマリーラベル(商品シール)、リボンなど
注:外部売上計はメカトロ、サプライ、その他の合算
18
自動認識ソリューション事業(日本)
売上高・営業利益 推移
(単位:百万円)
売上高 売上高 営業利益 営業利益
FY2019 FY2020 FY2021
20,000 2,500
15,000 2,000
1,500
10,000
1,000
5,000 500
0 0
Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2
売上高
17,495 18,578 18,709 18,578 15,730 15,991 18,352 18,490 17,248 17,729
前年比
+2.4% +5.7% -0.1% -2.4% -10.1% -13.9% -1.9% -0.5% +9.6% +10.9%
営業
利益 1,318 1,765 1,698 1,697 399 448 1,170 1,203 585 303
前年比
+7.7% +9.8% -8.7% -25.9% -69.7% -74.6% -31.1% -29.1% +46.7% -32.4%
19
自動認識ソリューション事業(日本) 上期
市場別売上高推移 注:2021年度より市場区分を改定
2019年度及び2020年度数値は遡及修正後
■:メカトロ ■:サプライ ※%は前年同期比 (単位:百万円)
マニュファクチャリング ロジスティクス リテール
+12.9% +9.3%
15,000 8,000 7,313 -13.1% 7,174 6,000 -2.4%
4,989 5,319
11,010 +16.9% 6,354 4,867
-23.8% 6,000
9,799
10,000 8,385 4,756 4,000 3,207
4,760 3,056
6,516 4,442 3,401
6,337 4,000
5,494
5,000 2,000
2,000
4,493 2,556 2,414 1,810 2,112
2,890 3,421 1,911 1,587
0 0 0
FY19 FY20 FY21 FY19 FY20 FY21 FY19 FY20 FY21
ヘルスケア フード 公共
+13.5%
6,000 6,000 1,500 +27.1%
1,367
-15.2% +10.5% -10.1% -1.4% 1,204
4,242 4,036
4,000 3,599 3,978 4,000 3,627 3,577 947
1,000 749
655
2,709 2,614
2,357 3,091
2,000 2,000 2,941 2,907 705
500
1,532 549 617
1,241 1,363 944 686 670 241
0 0 0
FY19 FY20 FY21 FY19 FY20 FY21 FY19 FY20 FY21
20
自動認識ソリューション事業(日本) Q2 (7~9月)
市場別売上高推移 (1/2)
■:メカトロ ■:サプライ ※%は前年同期比 (単位:百万円)
マニュファクチャリング ロジスティクス リテール
+12.6% +7.9%
6,000 5,584 +17.7% 4,000 3,743 -14.9% 3,587
3,000 -1.7%
2,636
-23.9% 4,996 3,185 2,487 2,443
4,247 3,000
4,000 3,276 2,401 2,000 1,532
3,187 2,390
1,728 1,587
2,744 2,000 2,262
2,000 1,000
1,000
2,307 1,342 1,104
1,502 1,809 923 1,197 758 856
0 0 0
FY19 FY20 FY21 FY19 FY20 FY21 FY19 FY20 FY21
事 半導体の需要急増から、関連する化 EC市場の拡大や巣ごもり需要の継続に各 食品スーパーやECの活況が継続。店
業
環
学業界や電子部品は好調。一方、自 業界が対応。自動化やデジタル化などへ 舗作業の効率化やEC対応を進める業
境 動車や鉄鋼業界は生産活動が停滞 のニーズが増大 界の自動化へのニーズが増大
サプライは好調業界のニーズを捉え サプライは売上構成比の高い卸業の巣ご サプライは、専門店の時短営業などが
当
社
て前年同期比で大幅伸長。メカトロ もりニーズ対応などを捉えて伸長。メカ 好調業界での需要拡大を相殺して減
状 は、人手不足対応や効率化のニーズ トロは自動化や、入出荷管理などのデジ 少。メカトロは好調業界の人手不足対
況 により大幅に伸長 タル化への対応が貢献して大幅伸長 応などのニーズを捉えて大幅に増加
21
自動認識ソリューション事業(日本) Q2 (7~9月)
市場別売上高推移 (2/2)
■:メカトロ ■:サプライ ※%は前年同期比 (単位:百万円)
ヘルスケア フード 公共
2,500 2,357 +7.5% 2,500 +50.1%
-18.5% 1,000
2,066 -13.9% -5.1% 831
1,922 2,075
2,000 2,000 1,787
1,696 800
+3.3%
1,390
1,500 1,500 554 370
1,141 1,334 600 536
1,571
1,000 1,000 1,454 1,430 400 353
406
500 967 781 732 500 200 461
503 332 200
265 129
0 0 0
FY19 FY20 FY21 FY19 FY20 FY21 FY19 FY20 FY21
事
業
医療機関への外来者数は回復傾向。医 法令対応や品質管理意識向上を背景 全般に外部環境は安定
環 療機器の管理業務効率化や人手不足対 に、トレーサビリティや業務効率化需
境 応など、全般に需要は底堅い 要が増大
当
サプライは医療機器や病院からの需要 サプライは全般的に回復も、前年の内 サプライは新規受注の積み上げに
社 増が寄与して増加。メカトロは病院向 食特需の反動により微減。メカトロは より増加。メカトロは大口顧客か
状 けは回復も、前年同期に医薬品業界で 外食が回復も、前年同期にあった大口 らの受注により大幅に伸長
況 計上の大口案件の剥落により減少 案件の剥落により減少
22
連結
配当
2021年度中間配当は35円とする 17年度 18年度 19年度 20年度 21年度
(計画)
EPS 121.5円 112.5円 -56.1円 385.9円 118.9円
ROE 7.6% 6.9% -3.6% 24.4% 6.7%
(参考)
配当性向 53% 62% - 18% 59%
(単位:円)
80
70 70 70 70
70 65
配
当 企業価値を向上させ、 60
60 55
方 安定配当を継続する
針
50 45
40
40 37
34 35
32 33 33 33 2021年度内訳(予定)
30 31
28 中間配当 35円
30
23 24 期末配当 35円
22
計 70円
20 17
10
0
99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21
21
(年度) 23
連結
2021年度 業績計画
通期は売上高を上方修正、営業利益以下は据え置き (単位:百万円)
上期 下期 通期
(カッコ内は期初計画) 実績 前年比 計画 前年比 計画 前年比
売上高 60,261 +20.8% 61,738 +4.3% 122,000 +11.9%
(56,700) (60,300) (117,000)
営業利益 2,779 +89.0% 3,620 -17.3% 6,400 +9.4%
(2,400) (4,000)
経常利益 2,695 2.2倍 3,504 -18.3% 6,200 +12.3%
(2,300) (3,900)
親会社株主に帰属する
当期純利益 1,848 -43.1% 2,151 -77.8% 4,000 -69.1%
(1,500) (2,500)
<参考>
※
EBITDA 10,163 ←2020年度通期 10,800 +6.3%
FY21 想定レート : 110円/USD, 131円/EUR
※ EBITDA=営業利益+減価償却費+のれん償却費 FY21 上期為替レート (期中平均):109.81円/USD, 130.88円/EUR
FY20 通期為替レート (期中平均):106.10円/USD, 123.75円/EUR
24
連結 下期
営業減益見通しの要因と対応策
需要は引き続き旺盛も、想定外のコストが発生。
短期・中長期の対応策を策定・推進中
減益要因 対応策
プリンタ
製造コストの上昇(半導体不足やサプライヤー工場稼働減による
部材価格高騰や代替品調達)
プリンタ
輸送コストの上昇(販売機会ロス回避のための航空便使用増加)
ラベル
原材料価格の上昇(原紙価格などの上昇)
戦略投資のスコープ拡大(DX化投資)
減益インパクトの抑制活動(対応策)
●好調業界・用途に一層注力。高付加価値ソリューションの拡販加速
リプレイスの加速などプリンタの拡販
●価格転嫁、コストダウン、販管費の効率執行
●収益力強化(日本事業)
25
連結 下期
営業減益見通しの要因(プリンタ)
プリンタに係る外部要因と、当社への影響
【外部要因】 【当社への影響】
旺盛な
輸送コストの
需要
上昇
ロック 工場の
ダウン 稼働減
既存部材の
半導体 供給減、 市中部材の 製造コストの
不足 長納期化 購入 上昇
代替部材の 基盤の
確保 デザイン変更
26
連結 下期
営業減益要因と対応策の影響見込み(規模と期間のイメージ)
減益影響は下期に増大も、主なものはFY22以降一服。
対応策は、主にQ4以降に影響増大
減益要因 対応策
FY21下期影響規模 影響期間
プリンタ Q2より発現、下期増大。
製造コストの上昇 大 FY22も継続リスク有
ラベル Q2より発現、下期もう一段の上昇。
原材料価格の上昇 大 その後も継続リスク高い
粗利 ・高付加価値
ソリューション提供加速 中 Q3より発現、Q4が今期のピーク
・プリンタ拡販
プリンタ/ラベル Q2より徐々に発現し、
価格転嫁、コストダウン 大 その後も段階的に拡大
プリンタ Q2より発現、下期増大。
輸送コストの上昇 中 今期で一服
販管
費
戦略投資のスコープ拡大 中 下期限定で発生
販管費の効率執行 大 緊急対策は下期限定
27
連結 下期
好調業界・用途へ、高付加価値ソリューションの
フード市場 拡販を加速(事例)
ファストフード業界 リテール市場
(内容表示ラベル発行用途) オフプライスリテーラー*
(物流センターでのタギング用途)
リテール市場
マニュ市場
電機・電子業界 食品スーパー業界 *型落ちしたブランド商品や
季節外れのものを安く販売する店舗
(多様なラベルの発行用途)
(入出庫用途)
28
連結 下期
収益力強化(日本事業)
高付加価値ソリューションの提供を支える取り組み。
お客さま接点を増やし、一人当たりの生産性を向上
営業アシスタント
保守担当
営業 オペレーション・センター
お客さま 担当 (ヘルプデスク、コンタクトセンター、入金・受注センター)
本部(市場戦略、製品統括、マーケティング統括)
【FY21 下期活動】
●マーケティング活動由来の商談創出の加速
1. 売り方の改革 ●保守担当や営業アシスタントによる
体制変革や形式知化 プリンタのリプレイス活動やサプライの拡販
2. キラーコンテンツの強化 ●RFID温度ロガーなど、優位性のある商品の創出
●標準ラベルの拡販
商品・サービスの強化。共通解化や標準化
●オペレーション・センターへの業務集約
3. バリューチェーンの最適化 ・営業拠点が担当の登録作業などを集約
支える仕事の効率化 ・小口のお客さまの対応を集約
4. 原価低減 ●プリンタ部材やラベル基材の最適化
29
Appendix
補足資料 P.31~P.38
用語集 P.39~P.42
30
自動認識ソリューション事業 上期
地域別売上高及び営業利益構成
(単位:百万円)
日本 米州 欧州 アジア・オセアニア
売上高
49,736 FY20
列2 63.8% 10.7% 14.2% 11.3%
60,261 列1
FY21 58.0% 12.8% 16.1% 13.0%
営業利益 *割合は消去を除く
列2 53.3% 12.7% 15.1% 18.9%
1,609 FY20
2,762 FY21
列1 32.7% 16.5% 15.8% 35.0%
営業利益率 FY20 日本:2.7%、海外:4.2%
FY21 日本:2.5%、海外:7.4%
31
自動認識ソリューション事業 上期
市場別売上高構成
マニュファクチャリング ロジスティクス リテール ヘルスケア フード 公共 その他
海外 *主な販社。工場・プライマリー専業会社は除く
注:2021年度より一部販社の市場区分を改定。2020年度数値は遡及修正後
FY20 28.6% 5.0% 34.0% 6.7% 9.5% 15.8%
0.4%
FY21 25.5% 4.0% 38.3% 6.5% 9.7% 15.6%
0.4%
日本 *保守等は除く
FY20 29.9% 22.7% 17.4% 12.8% 12.9%
4.3%
FY21 31.4% 23.0% 17.0% 12.7% 11.5%
4.4%
32
連結
営業利益前年との比較 (単位:百万円)
Q2
7~9月 各増減項目は、為替の影響を除いた数字
+1,473 -590
-1,030
+120 +16
1,084 1,073
FY20 自動認識
売上増減要因 粗利要因・ IDP事業の 為替影響 FY21
営業利益 ソリューション
その他 販管費要因 営業利益
事業の販管費要因
上期 +3,619 -301
-2,329
+249 +71
3,542
2,779
1,470
各増減項目は、為替の影響を除いた数字
33
自動認識ソリューション事業(海外)
営業利益前年との比較 (単位:百万円)
Q2
7~9月 +631 -381
-256
595 +21
各増減項目は、為替の影響を除いた数字
683 698
上期 +2,185 -233
-887
+47
1,155
1,873
各増減項目は、為替の影響を除いた数字
761
34
自動認識ソリューション事業(海外) 上期
売上高及び営業利益構成 (事業別・地域別)
(単位:百万円)
ベース プライマリー 米州 欧州 アジア・オセアニア
売上高
18,013 FY20 75.1% 24.9% FY20 29.5% 39.2% 31.3%
25,284 FY21 76.8% 23.2% FY21 30.5% 38.4% 31.1%
営業利益 *割合は消去を除く
761 FY20 53.4% 46.6% FY20 27.1% 32.4% 40.5%
FY21
1,873 FY21 73.4% 26.6%
24.5% 23.5% 52.0%
FY20 米州:3.8%、欧州:3.4%、
営業利益率:
アジア・オセアニア:5.3%
FY20 ベース:2.9%、プライマリー:7.7%
FY21 米州:5.8%、欧州:4.4%、
FY21 ベース:6.9%、プライマリー:8.3%
アジア・オセアニア:12.1%
35
自動認識ソリューション事業(海外) 上期
事業別及び地域別売上高及び営業利益推移
売上高 営業利益 (単位:百万円、左軸:売上高、右軸:営業利益)
事業別
ベース事業 プライマリー専業
20,000 1,500 20,000 1,500
1,200 1,200
15,000 15,000
900 900
10,000 10,000
600 600
5,000 5,000
300 300
0 0 0 0
FY2019 FY2020 FY2021 FY2019 FY2020 FY2021
地域別
米州 欧州 アジア・オセアニア
9,000 1,000 9,000 1,000 9,000 1,000
800 800 800
6,000 6,000 6,000
600 600 600
400 400 400
3,000 3,000 3,000
200 200 200
0 0 0 0 0 0
FY19 FY20 FY21 FY19 FY20 FY21 FY19 FY20 FY21
36
自動認識ソリューション事業(日本)
営業利益前年との比較 (単位:百万円)
Q2
7~9月 各増減項目は、為替の影響を除いた数字
+827 -233
-735
448
448
-4
448
303
FY20 売上増減要因 粗利要因・その他 販管費要因 FY21
為替影響
営業利益 営業利益
上期
+1,534 -61 -1,455
+23
各増減項目は、為替の影響を除いた数字
847 888
37
IDP事業
売上高・営業利益 推移
(単位:百万円)
売上高 営業利益
売上高 営業利益
FY2019 FY2020 FY2021
150 100
125 0
100 -100
75 -200
50 -300
25 -400
0 -500
Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2
売上高
100 94 100 68 75 60 0 0 0 0
前年比
-20.0% -10.0% -13.8% -15.5% -24.6% -35.9% - - - -
営業
利益 -394 -343 -317 -261 -70 -77 0 0 0 0
前年比
- - - - - - - - - -
38
用語集(1/4)
サトー独自のコンセプト/取組 説明 ※
DCS & Labeling+Oneを展開。具体的には、お客さまの課題に基づいて自社で開発・製造したバーコードプリンタ
1 自動認識ソリューション事業 やラベル、自社で設計したソフトウェアやサービス、外部パートナーの技術や商品などを組み合わせて提供。本事業は
海外と日本に区分され、海外はベース事業とプライマリー専業から構成される。
2 ベース事業 バーコードや商品価格、製造年月日、消費期限など可変情報をタギングするビジネス。
商品ラベルなどの固定情報ラベルをタギングするビジネス。Achernar(アルゼンチン)、Prakolar(ブラジル)、
3 プライマリー専業
Okil(ロシア)、X-Pack(ロシア)の4社からなる。
IDP (Inline Digital Printing) に関わる開発・製造・販売。2020年9月、本事業を推進していた連結子会社
DataLase Ltd.の全株式をDataLase Holdings Ltd.へ譲渡。
4 IDP事業
IDPとは、感熱顔料を含む塗料をさまざまな基材に塗布し、レーザー照射による発色でダイレクト印字ができる印刷技
術。
商品の単品売りではなくハードウエアやサプライ、保守サービス、ソフトウェア等を組み合わせたソリューションを、ROIの
5 コト売り
提示を含めて提案する売り方。単品売りの「モノ売り」に対する概念。
お客さまの現場で人やモノにIDや位置などの情報を物理的にひも付けし、それを上位システムに受け渡すこと。すなわ
ち現物と情報を一致させ、デジタル化された情報を活用できるようにする作業。
6 タギング
この「現物と情報の一致」は、商品に価格等の情報をひも付けするハンドラベラーの時代から続くサトーの事業コンセプ
ト。
DCS & Labelingは、バーコードやRFIDなどの自動認識技術とプリンタやラベルなどの商品・サービスを活用して、さま
ざまな現場にある人やモノの情報(=Data)を正確かつ効率的に収集(=Collection)する仕組み
DCS & Labeling+One (=Systems)と、情報を最適な形でひも付けするタギング(含むLabeling)を提供するサトーグループのビジネス
7 (DCS: Data Collection モデル。
Systems) DCS & Labeling+Oneは、お客さま課題の高度化を受けて、オープンなイノベーションやパートナーシップを活用し、
本ビジネスモデルに画像認識・音声認識や位置測位技術、センサーなど(=+One)を組み合わせてお客さま課題
の解決手法をさらに向上させる取り組み。
※下線付き用語は別途説明項目あり
39
用語集(2/4)
サトー独自のコンセプト/取組
説明
(続き)
DCS & Labelingと同様にタギングを核としながらも、ラベルにとどまらないさまざまな技術・手法を取り入れた、
8 Tagging for Sustainability 高度化したタギングでお客さまの経営課題や社会課題を解決し、持続可能な世界への貢献をめざすDCS &
Labelingの次のビジネスモデル。
さまざまな市場・業界のお客さまの現場と向き合い、運用を理解し、課題の本質を捉えて最適な解決策を提
供する力。カバレッジ(現場を知ることで蓄積された幅広い「市場x業界x用途」の課題へ対応する力)、インテグ
9 現場力
レーション(戦略パートナーとの共創に基づき、商品・サービス・技術を統合して提供する力)、メンテナンス(継続
的なソリューション提供でお客さまの信頼を醸成し、深く、長い関係を構築する力)の3つの要素で構成される。
社員が現場でキャッチした、会社を良くするための情報やアイデアを約三行(100~150文字)にまとめて、毎
日経営トップに直接提出するサトー独自の取組み。経営トップはいち早く社内外の環境変化を把握し、迅速
な意思決定や必要な施策を講じ、社員は経営者と同じ目線で物事を考える「全員参画の経営」に寄与。ま
10 三行提報
た経営トップに直接提出することから、不正や不適切な行為などを防ぐモニタリングとしての役割も担っており、
コーポレートガバナンスの面においても効果を発揮。
1976年から始まり、近年は海外拠点の導入も増えている。
商品・サービス・技術 説明
プリンタやラベル自動貼付機器、スキャナ、ハンドラベラーなどのハードウェア、ソフトウェア、保守サポートなど、サプ
1 メカトロ商品
ライ商品以外のすべて。粗利率はサプライ商品よりも高い。プリンタはマレーシア、ベトナムおよび台湾にて製造。
可変情報ラベル、RFIDタグ、プライマリーラベル(商品シール)、リボンなどの消耗品。粗利率はメカトロ商品
2 サプライ商品
よりも低いが、リピートビジネスのため販売管理費率は小さい。
40
用語集(3/4)
商品・サービス名・技術(続き) 説明
DCS & Labeling+Oneを実現するための商品・サービス。具体的にはプリンタ、ラベル、ソフトウェア、保守サポートなど
の組み合わせ。加えて、近年は複雑化・多様化するお客さま課題に応えるために自前主義に拘らず、パートナーシップ
3 自動認識ソリューション
を推進することにより実現を目指す。例えば位置測位技術を用いて人・モノの位置情報を取得し、作業者や在庫の動
きをリアルタイム捕捉することで、工数・作業時間の見える化や製造工程進捗管理を実現。
お客さまのプリンタをクラウドに接続して遠隔でモニタリングを行うサービス。これにより予防保守やエラー時の早期復旧が
SOS 可能となる。またお客さまはプリンタの稼働・活用状況を一覧でき、資産管理が容易となる。
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(SATO Online Services) 一方サトーにとっては、予防保守の実現による保守人員の労働生産性向上や、保守人員が少ない海外におけるサ
ポート向上に寄与。
AEP (Application
5 プリンタに内蔵された知能がラベル発行作業を最適化。PCを介さずにプリンタ単体で他のシステムとの連携も可能。
Enabled Printing)
バーコードや商品価格、製造年月日、消費期限など、お客さまの現場で必要に応じて変化させる情報を印字する用
6 可変情報ラベル 途のラベル。必要な時に必要な分だけ発行できる点が、固定情報を一度に大量印刷するプライマリーラベル(商品
シール)との大きな相違点。
RFID 自動認識技術の一つ。電波を利用してデータの読み書きを行い、①複数一括読み取り、②非接触での読み取り、③
7 (Radio Frequency 遮蔽物や汚損があっても可能な読み取り、④情報の書き換え、といったバーコードには無い特性を持つ。これにより、業
Identification) 務効率の飛躍的な向上が実現可能。
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用語集(4/4)
2012年以降に買収した
説明
主な会社
Argox Information Co.,
1 2012年に買収したエントリー・モデルのプリンタの開発・製造・販売子会社。
Ltd.(台湾)
2 Achernar S.A.(アルゼンチン) 2012年に買収したプライマリー専業子会社。
大量のRFIDタグを高速かつ正確に読み取ることができ、金属や液体の影響、および積層状態での読み取
Magellan Technology
3 りに強いなどの優位性の高いRFID技術「PJM (Phase Jitter Modulation)」を含む同社の事業を
Pty Ltd.(オーストラリア)
2013年に譲り受け、SATO Vicinity Pty Ltd.を設立。
2014年に買収したプライマリー専業子会社。サトーホールディングスが75%を保有。同国のX-Packは関
4 Okil-Holding, JSC(ロシア)
連会社。
Prakolar Rótulos
5 2015年に買収したプライマリー専業子会社。
Autoadesivos LTDA.(ブラジル)
2017年以降に設立した
説明
海外子会社
シュリンクスリーブ、インモールド、軟包装の製造・販売を行い、サトーホールディングスが60%の株式を保有
1 X-Pack(ロシア)
するプライマリー専業子会社。2017年設立。
SATO Productivity Solutions 自動車産業に焦点を当てて事業を展開し、サトーホールディングスがほぼ100%の株式を保有する販売
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Mexico S.A. de C.V. (メキシコ) 子会社。2019年設立。
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