6269 三井海洋 2020-01-30 15:30:00
特別損失の計上及び業績予想の修正に関するお知らせ [pdf]

                                                                                 2020 年1月 30 日
各 位
                                              上場会社名           三井海洋開発株式会社
                                              代表者             代表取締役社長 香西 勇治
                                              (コード番号          6269)
                                              問合せ先責任者         常務執行役員 高野 育浩
                                              (TEL            03-5290-1200)


                      特別損失の計上及び業績予想の修正に関するお知らせ

当社は、2019 年 12 月期通期連結決算において特別損失を計上する見込みであり、また、最近の業績動向も踏まえ、2019 年
2月5日に公表し、2019 年 11 月1日に修正した 2019 年 12 月期(2019 年1月1日~2019 年 12 月 31 日)の業績予想を修正す
ることといたしましたので、お知らせいたします。

                                             記

1.    特別損失の計上
      ブラジルの沖合でチャーターサービスを提供していた FPSO Cidade do Rio de Janeiro MV14(“当 FPSO”)は、2018 年7月
      で石油の生産を終了し本鉱区からの撤去作業を進めていました。しかしながら、撤去作業中に当 FPSO の船体外部に亀
      裂が見つかり、ブラジル国外のスクラップヤードへの曳航を行うためには、ブラジル国内の造船所において亀裂の修繕と
      当 FPSO に付着した天然起源放射性物質やサンゴ等の除去を行うことが必要となりました。亀裂の原因を調査中であるこ
      となどから、当該修繕費並びに関連費用の当 FPSO を所有する ESPADARTE MV14 B.V.との分担や、保険求償額等が確
      定しないため、当会計年度においては、見積費用のほぼ全額を当社、当社の連結子会社である MODEC International, Inc.
      及び MODEC Serviços de Petróleo do Brasil Ltda.の負担として、約 170 億円を特別損失として計上することとせざるを得な
      い見込みです。
      主な見積費用の内訳は以下のとおりです。
       造船所での修繕・除去費用                                                               約 85 億円
       造船所への曳航費用その他                                                               約 85 億円
       合計                                                                        約 170 億円
      なお、当該修繕作業は 2020 年第 1 四半期に終了を予定しております。

2. 通期業績予想の修正について
(1) 2019 年 12 月期通期連結業績予想数値の修正(2019 年1月1日~2019 年 12 月 31 日)
                                                                     親会社株主に
                                                                                    1株当たり
                                売上高         営業利益          経常利益       帰 属 す る
                                                                                    当期純利益
                                                                     当期純利益
                                  百万円            百万円        百万円         百万円             円 銭
     前回発表予想(A)                   320,000      △6,000         2,000          0               0
     今回修正予想(B)                   330,000      △5,000             0     △18,500        △328.30

     増 減 額(B-A)                   10,000          1,000    △2,000      △18,500

     増 減 率( % )                       3.1             -    △100.0            -
     (ご参考)前期実績
                                 221,909         14,928     28,779      21,891          388.23
     (2018 年 12 月期)

(2) 通期業績予想修正の理由
  浮体式石油生産貯蔵積出設備(FPSO)の建造工事の進捗が予想を上回ったこと及び採算性の改善などにより売上高と営
  業利益は予想を上方修正することといたしました。一方、上述の特別損失の計上に加え、海外子会社における為替差損の
  計上などにより経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益の予想を下方修正することといたしました。

     (注)上記の業績予想は、発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は今後様々な
     要因によって予想数値と異なる可能性があります。
                                                        以 上