6268 ナブテスコ 2020-02-07 16:00:00
2019年12月期決算短信〔IFRS〕(連結) [pdf]
2019年12月期 決算短信〔IFRS〕(連結)
2020年2月7日
上 場 会 社 名 ナブテスコ株式会社 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 6268 URL http://www.nabtesco.com
代 表 者
(役職名) 代表取締役 (氏名) 寺本 克弘
コーポレート・
問合せ先責任者 (役職名) (氏名) 峯岸 康 (TEL) 03-5213-1134
コミュニケーション部長
定時株主総会開催予定日 2020年3月24日 配当支払開始予定日 2020年3月25日
有価証券報告書提出予定日 2020年3月25日
決算補足説明資料作成の有無 : 有
決算説明会開催の有無 : 有 ( 機関投資家・アナリスト向け )
(表示単位未満四捨五入)
1.2019年12月期の連結業績(2019年1月1日~2019年12月31日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社の所有者に 当期包括利益
売上高 営業利益 税引前利益 当期利益 帰属する当期利益 合計額
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2019年12月期 289,808 △1.6 25,320 15.7 27,979 △6.6 19,951 △13.1 17,931 △14.7 19,459 △7.3
2018年12月期 294,626 4.3 21,889 △25.7 29,962 △14.2 22,965 △13.6 21,029 △16.4 20,980 △28.8
基本的1株当たり 希薄化後 親会社所有者帰属持分 資産合計 売上高
当期利益 1株当たり当期利益 当期利益率 税引前利益率 営業利益率
円 銭 円 銭 % % %
2019年12月期 144.50 144.42 9.8 8.3 8.7
2018年12月期 169.65 169.42 12.1 9.5 7.4
(参考) 持分法による投資損益 2019年12月期 2,864百万円 2018年12月期 9,181百万円
(2)連結財政状態
親会社の所有者に 親会社所有者 1株当たり親会社
資産合計 資本合計
帰属する持分 帰属持分比率 所有者帰属持分
百万円 百万円 百万円 % 円 銭
2019年12月期 344,558 199,133 187,398 54.4 1,508.53
2018年12月期 328,568 189,255 178,702 54.4 1,438.64
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2019年12月期 38,433 △20,086 △13,365 58,686
2018年12月期 24,165 △21,823 8,396 54,039
2.配当の状況
親会社所有者
年間配当金 配当金総額 配当性向
帰属持分配当率
(合計) (連結)
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (連結)
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2018年12月期 - 36.00 - 37.00 73.00 9,071 43.0 5.2
2019年12月期 - 36.00 - 37.00 73.00 9,078 50.5 5.0
2020年12月期(予想)
- 41.00 - 41.00 82.00 44.1
3.2020年12月期の連結業績予想(2020年1月1日~2020年12月31日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
親会社の所有者に 基本的1株当たり
売上高 営業利益 税引前利益
帰属する当期利益 当期利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
第2四半期(累計) 148,000 4.0 14,000 16.6 15,000 11.2 9,200 19.4 74.14
通 期 303,000 4.6 32,000 26.4 34,000 21.5 23,100 28.8 186.15
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
新規 0社 (社名) 、 除外 0社 (社名)
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更
① IFRSにより要求される会計方針の変更 : 有
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2019年12月期 125,133,799株 2018年12月期 125,133,799株
② 期末自己株式数 2019年12月期 1,013,362株 2018年12月期 1,154,403株
③ 期中平均株式数 2019年12月期 124,091,307株 2018年12月期 123,960,443株
(参考) 個別業績の概要
1.2019年12月期の個別業績(2019年1月1日~2019年12月31日)
(1)個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2019年12月期 159,180 △5.7 10,399 △25.4 14,973 △15.6 4,373 △72.4
2018年12月期 168,761 2.3 13,948 △20.3 17,745 △18.3 15,852 △1.7
1株当たり 潜在株式調整後
当期純利益 1株当たり当期純利益
円 銭 円 銭
2019年12月期 35.24 35.22
2018年12月期 127.88 127.71
(2)個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2019年12月期 223,288 117,106 52.4 942.20
2018年12月期 228,370 121,607 53.1 978.12
(参考) 自己資本 2019年12月期 116,947百万円 2018年12月期 121,267百万円
2.2020年12月期の個別業績予想(2020年1月1日~2020年12月31日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
売上高 経常利益 当期純利益 1株当たり当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
第2四半期(累計) 83,000 4.4 10,500 9.5 10,300 39.8 83.00
通 期 169,000 6.2 17,000 13.5 15,600 256.7 125.71
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
・本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に
基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用に
たっての注意事項等については、添付資料6ページ「1.経営成績等の概況(4)今後の見通し」をご覧ください。
・当社は、2020年2月17日に機関投資家及びアナリスト向けの決算説明会を開催する予定です。その模様及び説明内容(音声)について
は、当日使用する決算説明資料とともに、開催後速やかに当社ホームページに掲載する予定です。
ナブテスコ株式会社(6268) 2019年12月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………2
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………2
(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………4
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ……………………………………………………………5
(4)今後の見通し ……………………………………………………………………………………6
2.経営方針 ………………………………………………………………………………………………8
(1)会社の経営の基本方針 …………………………………………………………………………8
(2)中期計画でのコミットメント …………………………………………………………………8
(3)中長期的な会社の経営戦略 ……………………………………………………………………9
(4)会社の対処すべき課題 …………………………………………………………………………9
3.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………9
4.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………10
(1)連結財政状態計算書 ……………………………………………………………………………10
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………12
(3)連結持分変動計算書 ……………………………………………………………………………14
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………16
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………17
5.補足情報 ………………………………………………………………………………………………24
(1)セグメント別生産高、受注残高 ………………………………………………………………24
(2)設備投資、人員の状況 …………………………………………………………………………24
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ナブテスコ株式会社(6268) 2019年12月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当社グループの当連結会計年度の業績は、自動ドア事業が好調に推移した一方、米中貿易摩
擦等による設備投資の低迷により精密減速機の需要が減少し、売上高289,808百万円、営業利益
は25,320百万円となりました。税引前当期利益は27,979百万円となりました。親会社の所有者
に帰属する当期利益は17,931百万円となりました。
① 受注高、売上高、営業利益
当連結会計年度の受注高は、前期比0.1%減少し294,423百万円となりました。売上高は、前期
比1.6%減少し289,808百万円となり、営業利益は、同15.7%増加し25,320百万円となりました。
売上高営業利益率は8.7%となりました。
セグメント別概況は次のとおりです。
【受注高】
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
セグメントの名称 増減率(%)
(2018年12月期) (2019年12月期)
コンポーネントソリューション事業 114,716 110,919 △3.3
トランスポートソリューション事業 86,790 84,326 △2.8
アクセシビリティソリューション事業 74,906 81,318 8.6
その他 18,416 17,861 △3.0
合計 294,827 294,423 △0.1
【売上高】
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
セグメントの名称 増減率(%)
(2018年12月期) (2019年12月期)
コンポーネントソリューション事業 119,280 107,188 △10.1
トランスポートソリューション事業 81,863 83,994 2.6
アクセシビリティソリューション事業 75,957 79,971 5.3
その他 17,527 18,654 6.4
合計 294,626 289,808 △1.6
【営業利益】
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
セグメントの名称 増減率(%)
(2018年12月期) (2019年12月期)
コンポーネントソリューション事業 20,197 15,897 △21.3
トランスポートソリューション事業 2,007 5,778 187.8
アクセシビリティソリューション事業 4,625 8,565 85.2
その他 2,458 2,551 3.8
全社または消去 △7,400 △7,470 -
合計 21,889 25,320 15.7
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ナブテスコ株式会社(6268) 2019年12月期 決算短信
【コンポーネントソリューション事業】
コンポーネントソリューション事業の受注高は、前期比3.3%減少し110,919百万円となりまし
た。売上高は、前期比10.1%減少し107,188百万円、営業利益は、同21.3%減少し15,897百万円と
なりました。
精密減速機は、長引く米中貿易摩擦等による設備投資の低迷により需要が減少し、売上高は前期
比減収となりました。油圧機器は、中国市場は堅調に推移するも、東南アジア市場の低迷により、
売上高は前期並みとなりました。
【トランスポートソリューション事業】
トランスポートソリューション事業の受注高は、前期比2.8%減少し84,326百万円となりまし
た。売上高は、前期比2.6%増加し83,994百万円、営業利益は、同187.8%増加し5,778百万円とな
りました。
鉄道車両用機器は中国地下鉄向けが堅調に推移し、売上高は前期並みとなりました。航空機器
は、民間航空機向けの増産により、売上高は前期比増収となりました。商用車用機器は、堅調な
国内市場により、東南アジア市場の低迷をカバーし、売上高は前期並みとなりました。舶用機器
は、市況の緩やかな回復傾向が継続し、売上高は前期比増収となりました。
なお、当期はIFRS第16号「リース」(新リース会計基準)の適用に伴い事業資産が増加した影響等
により、連結子会社OVALO GmbHに係るのれんの減損損失1,268百万円を計上しました。
【アクセシビリティソリューション事業】
アクセシビリティソリューション事業の受注高は、前期比8.6%増加し81,318百万円となりまし
た。売上高は、前期比5.3%増加し79,971百万円、営業利益は、同85.2%増加し8,565百万円とな
りました。
自動ドア事業は、好調な国内外での需要により、売上高は前期比増収となりました。
【その他】
その他の受注高は、前期比3.0%減少し17,861百万円となりました。売上高は、前期比6.4%増加
し18,654百万円、営業利益は、同3.8%増加し2,551百万円となりました。
包装機は、国内食品市場向けが堅調に推移し、売上高は前期比増収となりました。
(参考)地域ごとの情報
【売上高】
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
増減率(%)
(2018年12月期) (2019年12月期)
日本 161,458 163,626 1.3
中国 47,647 45,273 △5.0
その他アジア 20,465 16,892 △17.5
北米 19,738 21,985 11.4
ヨーロッパ 43,913 39,922 △9.1
その他地域 1,405 2,109 50.1
合計 294,626 289,808 △1.6
(注) 売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しています。
② 税引前当期利益
金融収益は766百万円、金融費用は主に為替差損の発生により971百万円、持分法による投資利
益は、前期において持分適用関連会社が実施した新株発行等に伴う利益が、当連結会計年度では
発生しなかったこと等により、前期比68.8%減少し2,864百万円となり、その結果、税引前当期
利益は27,979百万円と前期比6.6%減少となりました。
③ 親会社の所有者に帰属する当期利益
以上の結果、法人所得税費用8,028百万円及び非支配持分に帰属する当期利益2,020百万円を差
引いた親会社の所有者に帰属する当期利益は、17,931百万円と前期比14.7%減少となりました。
また、基本的1株当たり当期利益は前期比25.15円減少し、144.50円となりました。
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ナブテスコ株式会社(6268) 2019年12月期 決算短信
(2)当期の財政状態の概況
前連結会計年度末 当連結会計年度末
増減
(2018年12月31日) (2019年12月31日)
資産(百万円) 328,568 344,558 15,990
負債(百万円) 139,313 145,424 6,112
資本(百万円) 189,255 199,133 9,878
親会社の所有者に帰属する
54.4 54.4 -
持分比率(%)
ROA(%) 6.7 5.3 △1.4
ROE(%) 12.1 9.8 △2.3
【資産】
当連結会計年度末の流動資産は179,154百万円、非流動資産は165,404百万円であり、その結
果、資産合計は344,558百万円と前連結会計年度末比15,990百万円の増加となりました。主な増
加要因は、IFRS第16号「リース」適用開始による使用権資産の増加9,004百万円、有形固定資産
の増加6,510百万円です。主な減少要因は、営業債権の減少5,777百万円です。
【負債】
当連結会計年度末の流動負債は109,614百万円、非流動負債は35,810百万円であり、その結果、
負債合計は145,424百万円と前連結会計年度末比6,112百万円の増加となりました。主な増加要因
は、IFRS第16号「リース」適用開始によるリース負債の増加8,804百万円です。
【資本】
当連結会計年度末の資本合計は199,133百万円となりました。親会社の所有者に帰属する持分
合計は187,398百万円と前連結会計年度末比8,696百万円の増加となりました。主な増加要因は、
親会社の所有者に帰属する当期利益17,931百万円に伴う利益剰余金の増加です。一方、主な減少
要因は、配当による利益剰余金の減少9,074百万円です。
以上の結果、親会社の所有者に帰属する持分比率は54.4%となり、1株当たり親会社所有者帰
属持分は1,508.53円となりました。
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(3)当期のキャッシュ・フローの概況
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2018年12月期) (2019年12月期)
営業活動によるキャッシュ・フロー 24,165 38,433
投資活動によるキャッシュ・フロー △21,823 △20,086
フリーキャッシュ・フロー 2,342 18,347
財務活動によるキャッシュ・フロー 8,396 △13,365
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。) は、前連結会計年度末
比4,647百万円増加し、58,686百万円となりました。これは営業活動により獲得した資金38,433百
万円を主に設備投資、配当金の支払に充てた結果です。
【営業活動によるキャッシュ・フロー】
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは38,433百万円の資金の増加となり
ました。主な増加要因は、当期利益、減価償却費及び償却費、営業債権の減少です。一方、主な減
少要因は、営業債務の減少です。
【投資活動によるキャッシュ・フロー】
当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは20,086百万円の資金の減少となり
ました。これは主に有形固定資産の取得による支出です。
【財務活動によるキャッシュ・フロー】
当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは13,365百万円の資金の減少となり
ました。主な減少要因は、配当金の支払です。
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ナブテスコ株式会社(6268) 2019年12月期 決算短信
(4)今後の見通し
当社グループでは、自動車・一般産業向けの精密減速機の需要回復を見込むと共に、トランス
ポートソリューション事業、包装機が堅調に推移し、次期の売上高は前期比4.6%増加の303,000
百万円、営業利益は前期比26.4%増加の32,000百万円を見込んでいます。
セグメント別概況は次のとおりです。
2020年12月期 セグメント別業績予想
【売上高】
(単位:百万円)
当期業績 次期見通し
セグメントの名称 増減率(%)
(2019年12月期) (2020年12月期)
コンポーネントソリューション事業 107,188 116,000 8.2
トランスポートソリューション事業 83,994 90,300 7.5
アクセシビリティソリューション事業 79,971 75,700 △5.3
その他 18,654 21,000 12.6
合計 289,808 303,000 4.6
次期(第2四半期累計期間)見通し 次期(通期)見通し
(自 2020年1月1日 (自 2020年1月1日
セグメントの名称
至 2020年6月30日) 至 2020年12月31日)
金額(百万円) 構成比(%) 金額(百万円) 構成比(%)
コンポーネントソリューション事業 57,400 38.8 116,000 38.3
トランスポートソリューション事業 43,500 29.4 90,300 29.8
アクセシビリティソリューション事業 37,300 25.2 75,700 25.0
その他 9,800 6.6 21,000 6.9
合計 148,000 100.0 303,000 100.0
【営業利益】
(単位:百万円)
当期業績 次期見通し
セグメントの名称 増減率(%)
(2019年12月期) (2020年12月期)
コンポーネントソリューション事業 15,897 18,300 15.1
トランスポートソリューション事業 5,778 10,200 76.5
アクセシビリティソリューション事業 8,565 7,500 △12.4
その他 2,551 3,000 17.6
全社または消去 △7,470 △7,000 -
合計 25,320 32,000 26.4
次期(第2四半期累計期間)見通し 次期(通期)見通し
(自 2020年1月1日 (自 2020年1月1日
セグメントの名称
至 2020年6月30日) 至 2020年12月31日)
金額(百万円) 利益率(%) 金額(百万円) 利益率(%)
コンポーネントソリューション事業 8,800 15.3 18,300 15.8
トランスポートソリューション事業 3,700 8.5 10,200 11.3
アクセシビリティソリューション事業 3,200 8.6 7,500 9.9
その他 1,300 13.3 3,000 14.3
全社または消去 △3,000 - △7,000 -
合計 14,000 9.5 32,000 10.6
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ナブテスコ株式会社(6268) 2019年12月期 決算短信
【コンポーネントソリューション事業】
コンポーネントソリューション事業の売上高は前期比8.2%増加の116,000百万円、営業利益は
前期比15.1%増加の18,300百万円を見込んでいます。
精密減速機は、上期は米中貿易摩擦等による設備投資の抑制が継続し、需要は低調に推移する
ものの、下期は自動車向け設備投資の需要回復を見込み、前期比増収の見通しです。油圧機器
は、中国や東南アジアでのインフラ投資により、建設機械需要が堅調に推移すると見込まれ、売
上高は前期並みの見通しです。
【トランスポートソリューション事業】
トランスポートソリューション事業の売上高は前期比7.5%増加の90,300百万円、営業利益は
前期比76.5%増加の10,200百万円を見込んでいます。
鉄道車両用機器は、国内需要の端境期が継続するものの、海外案件の増加により、前期比増収
の見通しです。航空機器は、民間航空機B777X向けの量産が開始となるものの、売上高は前期並
みの見通しです。商用車両機器は、国内需要は厳しさを増すものの、売上高は前期並みの見通し
です。舶用機器は、市況の緩やかな回復が継続し、前期比増収の見通しです。
【アクセシビリティソリューション事業】
アクセシビリティソリューション事業の売上高は前期比5.3%減少の75,700百万円、営業利益
は前期比12.4%減少の7,500百万円を見込んでいます。
自動ドア事業は、オリンピック・パラリンピック期間での一時的な減少、及び海外プラットホ
ームドアのプロジェクトが端境期に入ることにより、前期比減収の見通しです。
【その他】
その他の売上高は前期比12.6%増加の21,000百万円、営業利益は前期比17.6%増加の3,000百
万円を見込んでいます。
包装機は、海外向けの好調な需要を見込み、前期比増収の見通しです。
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ナブテスコ株式会社(6268) 2019年12月期 決算短信
2.経営方針
(1)会社の経営の基本方針
当社グループは、下記企業理念のもと、2020年度を最終年度とした長期ビジョン達成に向けて
取り組んできましたが、当社を取り巻く事業環境の変化を踏まえ、2017年度を初年度とする4ヵ
年の中期経営計画「Move forward! Challenge the future! Create “New Value 2020”」を策
定しています。
【企業理念】
ナ ブ テ ス コ は 、
独 創 的 な モ ー シ ョ ン コ ン ト ロ ー ル 技 術 で 、
移 動 ・ 生 活 空 間 に 安 全 ・ 安 心 ・ 快 適 を 提 供 し ま す 。
【長期ビジョン】 2020年度の目指す姿
グローバルに成長し続けるベストソリューションパートナー
【中期経営計画基本方針】
2020年度の目指す姿の実現に向けて、次の方針の下、戦略を実行していきます。
「Move forward! Challenge the future!」
~ Create “New Value 2020” ~
(2)中期計画でのコミットメント
当社グループは2017年度から2020年度の中期経営目標を、以下のとおり設定しました。
【コミットメント】
2020年度までにROE15%を達成し、維持します。
本中期経営計画期間中の連結配当性向を35%以上とします。
ESG課題の解決に注力します。
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ナブテスコ株式会社(6268) 2019年12月期 決算短信
(3)中長期的な会社の経営戦略
中期経営計画期間中は「Market Creation」「Technology Innovation」「Operational
Excellence」を三位一体で取組み、長期ビジョンに掲げた「グローバルに成長し続けるベストソ
リューションパートナー」の実現に向けた戦略を実施していきます。
①「Market Creation」による新事業の創出
・M&Aの活用も含め、海外展開を一層推進します。
・ICT/IoTなど先端技術を活用し、アフターサービスビジネス(MRO)をさらに強化・拡大しま
す。
②「Technology Innovation」による新たなソリューションの創造
・コンポーネントからシステム・ソリューション提供へ事業領域を拡大します。
・新工法開発など「ものづくり革新」により製品の新たな競争優位を確立します。
・国内工場の近代化/スマート化により高効率生産・高環境性能・快適労働環境を実現します。
・Corporate Venture Capitalを通じたスタートアップ探索から新技術の獲得を目指します。
③「Operational Excellence」による持続的な収益性・効率性の向上による企業価値向上
・生産改革/業務改革によりオペレーション基盤を強化し、収益力を向上します。
・事業運営の効率化と、事業間のシナジー創出を追求します。
・社内の管理指標にROIC(投下資本収益率)を導入し、資本効率を高めながら、着実にキャッシ
ュを創出します。
・安定的に連結配当性向35%以上を維持し、機動的な株主還元を実施します。
・成長投資として、1)国内工場近代化・増産対応の実施、2)研究開発の推進、3)戦略的
M&Aに備えた資金準備に取り組みます。
・「経営の透明性の確保(ガバナンス)」「安全・安心・快適の提供(環境・社会)」をマテリア
リティ(重要なCSR課題)と位置づけ、ESGの幅広いテーマに体系的な取り組みを進めます。
(4)会社の対処すべき課題
当面の最重要課題は中期経営計画を達成することにあり、変化の激しい多様化する世界市場に
対応すべく下記課題に取り組みます。
・市場にマッチしたビジネスモデルの構築、海外事業の拡大と収益力の強化
・顧客ニーズを捉えた製品開発及び幅広い技術力を活用した差別化製品の開発
・柔軟かつ迅速に対応できる意思決定・経営体制の構築
・当社のグローバル展開に対応する人財の確保・育成
・ガバナンス強化とリスクマネジメント力の向上
3.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、資本市場における財務情報の国際的な比較可能性を向上させること、及びグル
ープ内での会計基準と期間の統一を通じて経営管理の精度向上を目的として、IFRSを任意適用して
います。
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4.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結財政状態計算書
(単位:百万円)
注記 前連結会計年度 当連結会計年度
番号 (2018年12月31日) (2019年12月31日)
資産
流動資産
現金及び現金同等物 54,039 58,686
営業債権 74,952 69,175
契約資産 1,650 1,000
その他の債権 1,643 1,300
棚卸資産 43,592 41,257
その他の金融資産 280 4,752
その他の流動資産 2,969 2,984
流動資産合計 179,124 179,154
非流動資産
有形固定資産 80,573 87,083
無形資産 5,076 5,127
使用権資産 - 9,004
のれん 15,512 14,161
投資不動産 5,382 3,928
持分法で会計処理されている投資 29,641 31,952
その他の金融資産 9,558 11,210
繰延税金資産 2,012 1,868
その他の非流動資産 1,690 1,072
非流動資産合計 149,443 165,404
資産合計 328,568 344,558
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(単位:百万円)
注記 前連結会計年度 当連結会計年度
番号 (2018年12月31日) (2019年12月31日)
負債及び資本
負債
流動負債
営業債務 50,297 45,021
契約負債 5,232 5,579
社債及び借入金 34,067 30,719
その他の債務 11,809 14,405
未払法人所得税 3,479 4,040
引当金 1,625 1,162
リース負債 - 2,236
その他の金融負債 - 13
その他の流動負債 6,048 6,439
流動負債合計 112,558 109,614
非流動負債
社債及び借入金 11,243 13,217
リース負債 - 6,568
退職給付に係る負債 9,142 9,569
繰延税金負債 4,881 4,540
その他の非流動負債 1,490 1,916
非流動負債合計 26,755 35,810
負債合計 139,313 145,424
資本
資本金 10,000 10,000
資本剰余金 15,096 14,932
利益剰余金 155,133 163,794
自己株式 △2,903 △2,536
その他の資本の構成要素 1,377 1,208
親会社の所有者に帰属する持分合計 178,702 187,398
非支配持分 10,553 11,735
資本合計 189,255 199,133
負債及び資本合計 328,568 344,558
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(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
連結損益計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
注記
(自 2018年1月1日 (自 2019年1月1日
番号
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
売上高 3 294,626 289,808
売上原価 △215,043 △212,105
売上総利益 79,583 77,703
その他の収益 1,582 1,795
販売費及び一般管理費 △53,184 △51,998
その他の費用 △6,093 △2,180
営業利益 3 21,889 25,320
金融収益 366 766
金融費用 △1,473 △971
持分法による投資利益 9,181 2,864
税引前当期利益 29,962 27,979
法人所得税費用 △6,997 △8,028
当期利益 22,965 19,951
当期利益の帰属
親会社の所有者 21,029 17,931
非支配持分 1,935 2,020
当期利益 22,965 19,951
1株当たり当期利益
基本的1株当たり当期利益(円) 4 169.65 144.50
希薄化後1株当たり当期利益(円) 4 169.42 144.42
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連結包括利益計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
注記
(自 2018年1月1日 (自 2019年1月1日
番号
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
当期利益 22,965 19,951
その他の包括利益
純損益に振り替えられることのない項目
確定給付負債(資産)の純額の再測定 △18 △189
その他の包括利益を通じて公正価値で
△16 288
測定する金融資産の純変動
持分法適用会社におけるその他の
677 328
包括利益に対する持分
純損益に振り替えられることのない
643 427
項目合計
純損益に振り替えられる可能性のある項目
在外営業活動体の換算差額 △2,628 △919
純損益に振り替えられる可能性のある
△2,628 △919
項目合計
税引後その他の包括利益合計 △1,984 △492
包括利益合計 20,980 19,459
包括利益の帰属
親会社の所有者 19,552 17,602
非支配持分 1,428 1,856
包括利益合計 20,980 19,459
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(3)連結持分変動計算書
前連結会計年度(自 2018年1月1日 至 2018年12月31日)
(単位:百万円)
親会社の所有者に帰属する持分
注記
その他の資本の構成要素
番号 資本 利益
資本金 自己株式
剰余金 剰余金 在外営業活動体 公正価値の変動
の換算差額 による評価差額
2018年1月1日残高 10,000 14,956 143,349 △3,600 △773 3,604
当期利益 - - 21,029 - - -
その他の包括利益 - - - - △2,114 640
包括利益合計 - - 21,029 - △2,114 640
自己株式の取得及び処分等 - - △30 200 - -
配当金 - - △9,193 - - -
その他の資本の構成要素から
- - △23 - - 20
利益剰余金への振替
株式報酬取引 - 140 - - - -
その他 - - - 496 - -
所有者との取引額等合計 - 140 △9,246 697 - 20
2018年12月31日残高 10,000 15,096 155,133 △2,903 △2,887 4,264
親会社の所有者に帰属する持分
注記 その他の資本の構成要素 親会社の 非支配
資本合計
番号 所有者に 持分
確定給付負債 帰属する
(資産)の純額の 合計 持分合計
再測定
2018年1月1日残高 - 2,831 167,537 9,465 177,002
当期利益 - - 21,029 1,935 22,965
その他の包括利益 △3 △1,477 △1,477 △507 △1,984
包括利益合計 △3 △1,477 19,552 1,428 20,980
自己株式の取得及び処分等 - - 170 - 170
配当金 - - △9,193 △340 △9,533
その他の資本の構成要素から
3 23 - - -
利益剰余金への振替
株式報酬取引 - - 140 - 140
その他 - - 496 - 496
所有者との取引額等合計 3 23 △8,387 △340 △8,727
2018年12月31日残高 - 1,377 178,702 10,553 189,255
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当連結会計年度(自 2019年1月1日 至 2019年12月31日)
(単位:百万円)
親会社の所有者に帰属する持分
注記
その他の資本の構成要素
番号 資本 利益
資本金 自己株式
剰余金 剰余金 在外営業活動体 公正価値の変動
の換算差額 による評価差額
2019年1月1日残高 10,000 15,096 155,133 △2,903 △2,887 4,264
当期利益 - - 17,931 - - -
その他の包括利益 - - - - △752 615
包括利益合計 - - 17,931 - △752 615
自己株式の取得及び処分等 - - △35 367 - -
配当金 - - △9,074 - - -
その他の資本の構成要素から
- - △160 - - △32
利益剰余金への振替
株式報酬取引 - △164 - - - -
所有者との取引額等合計 - △164 △9,270 367 - △32
2019年12月31日残高 10,000 14,932 163,794 △2,536 △3,639 4,847
親会社の所有者に帰属する持分
注記 その他の資本の構成要素 親会社の 非支配
資本合計
番号 所有者に 持分
確定給付負債 帰属する
(資産)の純額の 合計 持分合計
再測定
2019年1月1日残高 - 1,377 178,702 10,553 189,255
当期利益 - - 17,931 2,020 19,951
その他の包括利益 △192 △329 △329 △163 △492
包括利益合計 △192 △329 17,602 1,856 19,459
自己株式の取得及び処分等 - - 332 - 332
配当金 - - △9,074 △674 △9,748
その他の資本の構成要素から
192 160 - - -
利益剰余金への振替
株式報酬取引 - - △164 - △164
所有者との取引額等合計 192 160 △8,906 △674 △9,580
2019年12月31日残高 - 1,208 187,398 11,735 199,133
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(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
注記
(自 2018年1月1日 (自 2019年1月1日
番号
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
当期利益 22,965 19,951
減価償却費及び償却費 10,011 13,093
減損損失 5,223 1,268
退職給付に係る資産及び負債の増減額 180 151
受取利息及び受取配当金 △259 △302
支払利息 124 269
持分法による投資損益(△は益) △9,181 △2,864
固定資産除売却損益(△は益) 185 400
法人所得税費用 6,997 8,028
営業債権、契約資産及び契約負債の増減額 △1,496 5,972
棚卸資産の増減額(△は増加) △4,454 2,015
営業債務の増減額(△は減少) 22 △4,888
その他 104 2,133
小計 30,421 45,226
利息及び配当金の受取額 1,190 1,230
利息の支払額 △112 △256
法人所得税の支払額 △7,335 △7,767
営業活動によるキャッシュ・フロー 24,165 38,433
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の増減額(△は増加) △73 △4,535
有形固定資産の取得による支出 △20,650 △13,743
有形固定資産の売却による収入 168 206
無形資産の取得による支出 △840 △1,020
新株予約権の取得による支出 △626 -
その他 198 △994
投資活動によるキャッシュ・フロー △21,823 △20,086
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) 18,023 △3,106
長期借入れによる収入 130 2,152
長期借入金の返済 △249 △232
リース負債の支払額 - △2,477
自己株式の純増減額(△は増加) 17 42
配当金の支払額 △9,184 △9,071
非支配持分への配当金の支払額 △340 △674
財務活動によるキャッシュ・フロー 8,396 △13,365
現金及び現金同等物の増減額 10,739 4,982
現金及び現金同等物の期首残高 44,121 54,039
現金及び現金同等物に係る換算差額 △821 △335
現金及び現金同等物の期末残高 54,039 58,686
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(5)連結財務諸表に関する注記事項
1.継続企業の前提に関する注記
該当事項はありません。
2.会計方針の変更
当社グループは、当連結会計年度よりIFRS第16号「リース」(以下、「IFRS第16号」という。)
を適用しています。IFRS第16号の適用にあたっては、経過措置として認められている本基準の適
用による累積的影響を適用開始日(2019年1月1日)に認識する方法を採用しています。
当社グループは、IFRS第16号C3項の実務上の便法を使用し、過去にIAS第17号「リース」(以
下、「IAS第17号」という。)及びIFRIC第4号「契約にリースが含まれているか否かの判断」を
適用してオペレーティング・リースに分類した借手としてのリースについて、その判断を引き継
いで適用開始日より使用権資産及びリース負債を認識しています。
① リース負債
リース負債は、リースの開始日より認識し、支払われていないリース料の現在価値で測
定しています。開始日後はリース負債に係る金利やリース料の支払いにより増減します。
② 使用権資産
使用権資産は、リースの開始日よりリース負債の当初測定額に、当初直接コスト、前払
リース料等を調整した取得原価で測定しています。開始日後においては、原価モデルを適
用して、減価償却累計額及び減損損失累計額を控除した額で測定しています。リースの開
始日から使用権資産の耐用年数又はリース期間の終了時のいずれか短い期間にわたり定額
法にて償却しています。
なお、過去にIAS第17号を適用してオペレーティング・リースに分類した借手としてのリース
については、IFRS第16号C10項(d)の実務上の便法を使用し、当初直接コストを適用開始日の使用
権資産の測定から除外しています。
また、短期リース及び原資産が少額であるリースについては、認識の免除を適用し、使用権資
産及びリース負債を認識せず、リース期間にわたり定額法により費用として認識しています。
当社グループは、IFRS第16号の適用に伴い、適用開始日において使用権資産9,832百万円及び
リース負債9,233百万円を認識しています。
なお、IFRS第16号の適用により営業利益等に与える重要な影響はありません。
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ナブテスコ株式会社(6268) 2019年12月期 決算短信
3.事業セグメント
(1) 報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入
手可能であり、取締役会が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を
行う対象となっているものです。
当社グループは、ビジネスモデルの類似性に基づき、事業セグメントを集約した上で、「コ
ンポーネントソリューション事業」、「トランスポートソリューション事業」、「アクセシビ
リティソリューション事業」の3報告セグメントに区分しています。
各報告セグメントの区分に属する主な事業内容は、以下のとおりです。
事業区分 主な事業内容
コンポーネント 産業用ロボット部品、建設機械用機器等及びこれらの部品の設計、
ソリューション事業 製造、販売、保守、修理
鉄道車両用ブレーキ装置・自動扉装置、航空機部品、自動車用ブ
トランスポート
レーキ装置・駆動制御装置、舶用制御装置等及びこれらの部品の
ソリューション事業
設計、製造、販売、保守、修理
アクセシビリティ 建物及び一般産業用自動扉装置、プラットホーム安全設備等及び
ソリューション事業 これらの部品の設計、製造、販売、据付、保守、修理
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(2) 報告セグメントに関する情報
前連結会計年度(自 2018年1月1日 至 2018年12月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
連結財務諸表
コンポー トランス アクセシ その他 合計 調整額
計 計上額
ネント ポート ビリティ
売上高
外部売上高 119,280 81,863 75,957 277,100 17,527 294,626 - 294,626
セグメント間売上高 2,388 695 14 3,096 291 3,387 △3,387 -
売上高合計 121,668 82,558 75,970 280,196 17,817 298,013 △3,387 294,626
セグメント利益
20,197 2,007 4,625 26,830 2,458 29,288 △7,400 21,889
(営業利益)
金融収益 - 366
金融費用 - △1,473
持分法による投資利益 - 9,181
税引前当期利益 - 29,962
その他の項目
減価償却費及び償却費 4,176 3,516 1,302 8,994 262 9,256 755 10,011
減損損失 - 5,223 - 5,223 - 5,223 - 5,223
セグメント資産 107,023 83,765 74,507 265,296 16,530 281,826 46,742 328,568
有形固定資産及び
11,424 6,950 945 19,319 300 19,619 669 20,288
無形資産の増加額
(注) 1 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、包装機械、立体モデル作成装置、
工作機械等及びこれらの部品の設計、製造販売、保守、修理を行う事業で構成されています。
2 売上高の調整額は、セグメント間取引消去によるものです。
3 セグメント利益(営業利益)の調整額は、各セグメントに配賦されない全社損益等です。
4 減価償却費及び償却費の調整額は、各セグメントに配賦されない全社資産に係る減価償却費及び償却費で
す。
5 セグメント資産の調整額には、各セグメントに配賦されない全社資産46,742百万円が含まれており、その主
なものは、当社における余資運用資金(現金及び現金同等物)、長期投資資金(投資有価証券等)です。
6 有形固定資産及び無形資産の増加額の調整額は、各セグメントに配賦されない全社資産の設備投資額です。
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ナブテスコ株式会社(6268) 2019年12月期 決算短信
当連結会計年度(自 2019年1月1日 至 2019年12月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
連結財務諸表
コンポー トランス アクセシ その他 合計 調整額
計 計上額
ネント ポート ビリティ
売上高
外部売上高 107,188 83,994 79,971 271,153 18,654 289,808 - 289,808
セグメント間売上高 2,668 1,396 7 4,070 289 4,359 △4,359 -
売上高合計 109,856 85,389 79,978 275,223 18,943 294,167 △4,359 289,808
セグメント利益
15,897 5,778 8,565 30,239 2,551 32,790 △7,470 25,320
(営業利益)
金融収益 - 766
金融費用 - △971
持分法による投資利益 - 2,864
税引前当期利益 - 27,979
その他の項目
減価償却費及び償却費 4,409 4,688 2,217 11,314 422 11,736 1,357 13,093
減損損失 - 1,268 - 1,268 - 1,268 - 1,268
セグメント資産 106,910 82,304 81,544 270,758 16,981 287,739 56,819 344,558
有形固定資産及び
8,882 4,520 1,063 14,465 348 14,813 1,575 16,388
無形資産の増加額
(注) 1 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、包装機械、立体モデル作成装置、
工作機械等及びこれらの部品の設計、製造販売、保守、修理を行う事業で構成されています。
2 売上高の調整額は、セグメント間取引消去によるものです。
3 セグメント利益(営業利益)の調整額は、各セグメントに配賦されない全社損益等です。
4 減価償却費及び償却費の調整額は、各セグメントに配賦されない全社資産に係る減価償却費及び償却費で
す。
5 セグメント資産の調整額には、各セグメントに配賦されない全社資産56,819百万円が含まれており、その主
なものは、当社における余資運用資金(現金及び現金同等物)、長期投資資金(投資有価証券等)です。
6 有形固定資産及び無形資産の増加額の調整額は、各セグメントに配賦されない全社資産の設備投資額です。
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ナブテスコ株式会社(6268) 2019年12月期 決算短信
4.1株当たり情報
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年1月1日 (自 2019年1月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
基本的1株当たり当期利益 169.65円 144.50円
希薄化後1株当たり当期利益 169.42円 144.42円
1株当たり親会社所有者帰属持分 1,438.64円 1,508.53円
(注)1 基本的1株当たり当期利益及び希薄化後1株当たり当期利益の算定上の基礎は、以下のとおりです。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年1月1日 (自 2019年1月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
基本的1株当たり当期利益
親会社の所有者に帰属する当期利益 (百万円) 21,029 17,931
普通株主に帰属しない金額 (百万円) - -
基本的1株当たり当期利益の算定に
(百万円) 21,029 17,931
使用する当期利益
普通株式の期中平均株式数 (株) 123,960,443 124,091,307
希薄化後1株当たり当期利益
親会社の所有者に帰属する
(百万円) - -
当期利益調整額
普通株式増加数 (株) 166,472 71,478
(うち新株予約権) (166,472) (71,478)
希薄化効果を有しないため、希薄化後
1株当たり当期利益の算定に含めなかった - -
潜在株式の概要
2 1株当たり親会社所有者帰属持分の算定上の基礎は、以下のとおりです。
前連結会計年度末 当連結会計年度末
(2018年12月31日) (2019年12月31日)
資本の合計額 (百万円) 189,255 199,133
資本の合計額から控除する金額 (百万円) 10,893 11,894
(うち新株予約権) (340) (159)
(うち非支配持分) (10,553) (11,735)
1株当たり親会社所有者帰属持分の算定に
(百万円) 178,361 187,239
使用する資本額
1株当たり親会社所有者帰属持分の算定に
(株) 123,979,396 124,120,437
使用する期末の普通株式の数
5.重要な後発事象
該当事項はありません。
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ナブテスコ株式会社(6268) 2019年12月期 決算短信
5.補足情報
(1)セグメント別生産高、受注残高
① 生産高
前連結会計年度 当連結会計年度
セグメントの名称 (2018年12月期) (2019年12月期)
金額(百万円) 構成比(%) 金額(百万円) 構成比(%)
コンポーネント
119,827 40.6 105,958 36.5
ソリューション事業
トランスポート
82,267 27.9 85,602 29.5
ソリューション事業
アクセシビリティ
76,123 25.8 79,323 27.4
ソリューション事業
その他 17,069 5.7 19,061 6.6
合計 295,286 100.0 289,944 100.0
② 受注残高
前連結会計年度末 当連結会計年度末
セグメントの名称 (2018年12月31日) (2019年12月31日)
金額(百万円) 構成比(%) 金額(百万円) 構成比(%)
コンポーネント
24,016 20.1 27,747 22.3
ソリューション事業
トランスポート
56,010 46.9 56,342 45.4
ソリューション事業
アクセシビリティ
30,758 25.7 32,104 25.9
ソリューション事業
その他 8,764 7.3 7,971 6.4
合計 119,548 100.0 124,163 100.0
(2)設備投資、人員の状況
前連結会計年度 当連結会計年度
(2018年12月期) (2019年12月期)
設備投資額(百万円) 20,288 16,388
減価償却実施額(百万円) 10,011 13,093
研究開発費(百万円) 10,214 9,919
期末従業員数(名) 7,713 7,736
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