東証(TSE):6264
株式会社マルマエ
2021年8月期 第3四半期決算 補足資料 2021年6月30日
総合力で未来を拓く
半導体・FPD製造装置 真空パーツメーカー
Marumae Co., Ltd. All Rights Reserved
1．決算概要
PL分析
PL Point
2020年8月期 2021年8月期
第3四半期累計期間 第3四半期累計期間 ①受注状況
対前年同期 ⚫半導体分野：3,321百万円
金額 割合 金額 割合
（百万円） （%） （百万円） （%）
増減率 （対前年同期：32.1％増）
（%）
⚫FPD分野：777百万円
受注高 3,272 ー 4,273 ー 30.6
（対前年同期：4.7％増）
受注残高 903 ー 1,538 ー 70.3
⚫その他分野：174百万円
（対前年同期：972.4％増）
売上高 3,182 100.0 3,615 100.0 13.6 ②売上高
⚫対前年同期13.6％の増加
売上原価 2,191 68.9 2,406 66.5 9.8
※分野別の詳細は次頁
③売上原価・売上総利益
売上総利益 990 31.1 1,209 33.5 22.1
⚫材料費：17百万円増加
販売管理費 361 11.4 433 12.0 19.8 （対前年同期：3.3％増）
⚫外注加工費：84百万円増加
営業利益 629 19.8 776 21.5 23.4 （対前年同期：22.9％増）
⚫労務費：107百万円増加
経常利益 600 18.9 772 21.4 28.7 （対前年同期：15.9％増）
⚫減価償却費：59百万円増加
特別損益 109 3.4 18 0.5 △82.8
（対前年同期：16.4％増）
当期純利益 493 15.5 556 15.4 12.7 ④営業利益
⚫販管人件費：44百万円増加
EPS（円） 37.97 ー 43.43 ー 14.4 ⚫支払報酬：20百万円増加（計画外）
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1．決算概要
四半期業績の推移
売上・切削(半導体) 売上・切削(FPD) 売上・切削(その他) その他売上 2021年
（百万円） 売上総利益 営業利益 経常利益 当期純利益 8月期
58
1,200
273 175
293 277 76
244 251
1,000 111
276 164 1,050
198
977
944
907 263 904 893
800 871 111 884
831
102
771 766
707
600 648
499
400 352
350
261
200
0
3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q
FY2018 FY2019 FY2020 FY2021
Point
①売上高は、半導体分野過去最高でFPD分野は回復 ◼その他分野：153百万円（対前年同期：800.1％増）
◼半導体分野：2,921百万円（対前年同期：27.1％増） • 2Qに続き太陽電池製造装置向け貢献
• 半導体分野は市場環境良く四半期過去最高更新 ②損益面は材料費や外注費の少ない受注が増え改善
◼ＦＰＤ分野：451百万円（対前年同期：42.9％減） • 当期純利益556百万円（対前年同期：12.7％増）
• 市場改善とEBW（電子ビーム溶接）で売上回復
※グラフは四半期毎の会計期間の数値ですが、Pointのコメントは当期の累計期間の数値となっております。
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1．決算概要
B/S分析
B/S Point
2020年8月期 2021年8月期
会計年度末 第3四半期末 ① 資産：9,115百万円(前期末比:221百万円増加)
(百万円) (百万円) • たな卸資産：152百万円増加
流動資産 4,369 4,572 • 建設仮勘定：122百万円増加
② 負債：3,135百万円(前期末比:53百万円減少)
現金及び預金 2,540 2,587 • 長期借入金：57百万円増加
• 未払法人税等：144百万円減少
売上債権 1,376 1,362
(受取手形・売掛金・電子記録債権) ③ 純資産：5,980百万円(前期末比:274百万円増加)
• 配当金の支払い：281百万円
たな卸資産 438 591
• 四半期純利益の計上：556百万円
固定資産 4,524 4,542 • 自己資本比率：64.2％→65.6％
建物・土地 2,359 2,308 長期借入金 1年内返済予定の長期借入金 2021年
（百万円） 8月期
機械及び装置 1,775 1,749 2,500
379
379
379 429
流動負債 1,183 1,068 309 379 389
389
2,000 389
有利子負債（短期）※ 389 429
1,500
固定負債 2,004 2,066
長期借入金 1,970 2,028 2,262
2,167
2,072
1,000 1,977 1,978 1,970 2,028
1,873
1,775
負債合計 3,188 3,135
500
純資産合計 5,706 5,980
総資産 8,894 9,115 0
期末 期末 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q
※ 有利子負債（短期）：短期借入金＋1年内返済予定の長期借入金 FY FY
FY2020 FY2021
2018 2019
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2．事業環境
月次受注残高の推移
（百万円）
半導体分野 FPD分野 その他分野 2021年 27
1,500 8
1,400
8月期
1,300
27 512
531
1,200
8
1,100
7 55
1,000 344
499
4 88
37
900 322 6 4
5 23 324
4 49
800 239 8 322 6 8
41 225
22 5 3 4 5 205
4 6 4 7 294 291
3 26 4 251 262 176
700 147
4 4 4
205 189 195
3
158
174 164 174 4
185 191 206 273 283
600 246 337 322 312 275
169 340
157
500 991 979
400 811
741 753
675 696 697
639 654
300 606 571 599 624 607 599 581 579 590 589
534 540 521 555 548 536
498 511
458 490 460 438 459 462
200 391 429
100
0
6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月
FY2018 FY2019 FY2020 FY2021
Point ◼ 半導体分野：市場の全面的な好調さに加え、新規顧客からの受注増加
◼ ＦＰＤ分野：G6 OLED（有機EL）向けに加えG10.5液晶回復傾向。シェア拡大も受注回復に寄与
◼ その他分野：自社製自動化設備装置の受注あり
※当社の受注は、案件ごとに長短さまざまなリードタイム（LT）があり、LTの長い案件が多いと売上高にくらべ受注残が多めで、LTが短い案件が
多いと売上高にくらべ受注残は低めに表れます。
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2．事業環境
今後の販売分野別の環境と方針等
半 ◆ ファウンドリ※・メモリ好調なうえにロジック投資拡大
導
体 ◆ ロジック拡大に関連し新規顧客からの量産受注開始
分
野 ◆ 市場拡大とシェア拡大へ積極的設備投資で対応
Ｆ ◆ 市場環境はG6 OLED拡大に加えG10.5液晶投資も一部再開
Ｐ
Ｄ ◆ 市場回復に加えシェア拡大進む
分
野 ◆ 受注拡大に備え、若干の増産投資決定
そ
の ◆ 太陽電池向け引き合い続くも流動的
他
分 ◆ 生産余力を活用できる受注目指す
野
※ファウンドリとは、顧客からの設計データをもとに半導体を受託製造するメーカーのことです
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3．2021年8月期の業績予想
当期の見通し（損益・設備投資・固定費要因）
業績
Point
予想 2021年8月期 売上高 営業利益 経常利益 純利益 1株当たり
業績予想 (百万円) (百万円) (百万円) (百万円) 純利益(円) ✓ 売上高・利益共に過去最高更新見通し
通期 5,270 1,240 1,231 900 70.30 ✓ 受注拡大に合わせ今期設備投資増額
✓ 中期事業計画の数値目標達成のため
通期売上高および利益を再上方修正。(2021年６月30日開示) 月産7億円（半導体5.5億、FPD1.5億）
の生産キャパ実現に注力
（百万円） 売上・切削(半導体)
（百万円） 設備投資額 予想
2,500
売上・切削(ＦＰＤ) 予想
減価償却費(製造)
5,000 売上・切削(その他)
その他売上 815 労務費(製造)
売上総利益 2,000
営業利益 1,060
4,000 1,068
4,169
経常利益
657
当期純利益
3,000 3,410 1,500
3,181 3,202
771
2,462
1,088
2,000
947 2,150 1,000 919
849 902
575
1,000 1,496
1,172 1,205 628 585
628 398 510
528 510
454 448
728 500 335 362
490 485 310 683 334
0 963
110 303
139 109 101 341
210
13 58 85 185 149
-1,000 0
FY2012 FY2013 FY2014 FY2015 FY2016 FY2017 FY2018 FY2019 FY2020 FY2021 FY2012 FY2013 FY2014 FY2015 FY2016 FY2017 FY2018 FY2019 FY2020 FY2021
（予想） （予想）
※設備投資額はキャッシュフローベースです。
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4．中期事業計画「Innovation2022」
数値目標等 計画期間～2022年8月期末
中期事業計画 Innovation2022
数値目標 売上高70億円 営業益20億円 ※
資産ベースROIC 18％
ROIC※
負債ベースROIC 14％
配当性向
配当性向 30%以上目標
最低配当額 年間 10円
ESG サステナブル経営の推進
重要課題への中長期的な取り組み
※本数値は中期事業計画の目標値であり、本年10月に公表予定の来期見通しは未定です
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5．ESG経営 Sustainable Management
ESG経営への取り組み 地球環境への配慮（Environment～環境）
ESG 再生可能エネルギー活用によるCO2削減推進
2030年8月期に年間使用量50％以上を太陽光で自社発電
発電能力（MW） 太陽光パネルによる発電量とCO2削減量 CO2削減量（2019年比）
3,500 60.0%
出水事業所 高尾野事業所 関東事業所 CO２削減量
3,000 50.0%
2,500 予定 40.0%
2,000
30.0%
1,500
20.0%
1,000
500 10.0%
0 0.0%
2020/8 2021/8 2022/8 2023/8 2024/8 2025/8 2026/8 2027/8 2028/8 2029/8 2030/8
当初計画：2030/8期まで合計424百万円を設備投資（50％以上のCO2排出量削減）
太陽光パネル容量：1.87MW
蓄電池容量 ：0.60MW
太陽光年間発電量：2,640[MW・h]
進捗：2021/8期までに累計40百万円の設備投資を実施（5.1%のCO2排出量削減）
※2030年8月期CO2削減目標1,085トン以上
※2019年8月期電力使用量：5,124MW・ｈ（CO2換算2,169トン）
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5．ESG経営 Sustainable Management
ESG経営への取り組み 地球環境への配慮（Environment～環境）
2020年6月高尾野事業所第2工場 2021年6月高尾野事業所第4工場・第8工場
太陽光パネル設置の様子 太陽光パネル設置の様子
2022/8期には、出水事業所・関東事業所にも順次設置予定
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私達は持続可能な経営を念頭に
技術で社会貢献できる企業を目指します
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注意事項
本資料に掲載された情報、及び、口頭によって説明された実現していない内容に
関しては、ある一定の仮定の元に予想された見通しであり、マルマエ経営陣の判断
など不確実要素を含んでおります。
本資料は、株主・投資家などの皆様にマルマエの現況と経営方針をご理解いただ
くために作成されたものであり、利用者に対して、当社株式の購入・売却など直接
的な投資判断を提供するものではありません。投資に関しての責任は負いません。
数値などの情報には注意をはらっておりますが、掲載の内容については未監査の
数値も多く、確度を保証するものではありません。また、掲載された情報、または
その誤りについて、その理由に関わらず、当社は一切責任を負うものではありませ
ん。
本資料に関するお問合せ先
株式会社マルマエ 管理本部総務課 IR担当
ir@marumae.com
TEL 0996-68-1140 FAX 0996-68-1151
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企業情報
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参考資料（現事業の始まり）
現在の事業はレース活動から始まりました
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参考資料（沿革と事業変遷）
’65 ’88 ’97 ’00 ’01 ’03 ’05 ’06 ’08 ’09 ’11 ’15 ’17 ’18 ’19
マ 有 バ 株 本 グ 東 熊 関 熊事 事 出 東 東本
T′s M′s R&D
ル 限 イ 半 式 Ｆ 社大 リ 証 本 東 本業 業 水 証 証社
マ 会 ク 導 会 Ｐ を型 ー マ 事 事 事再 再 事 二 一を
エ 社 部 体 社 Ｄ 高加 ン ザ 業 業 業生 生 業 部 部出
工 設 品 分 に 分 尾工 シ ー 所 所 所Ａ Ａ 所 に 指水
業 立 製 野 改 野 野機 ー ズ が が のＤ Ｄ 取 上 定事
個 の造 へ 組 参 工導 ト に 稼 稼 閉Ｒ Ｒ 得 場 業
人 合 参 入 業入 銘 上 動 動 鎖手 手 所
創 併 入 団 柄 場 開 開 続 続 へ
業 地 指 始 始 成 の 移
（当初はバイク部品を製造） へ 定 立 終 転
移 結
T’s M’s R&D 転
（法人は継続）
大型製品で 半導体注力
マルマエ Ｒ＆Ｄ事業部（現在の事業）
事業成長 技術力重視
創業期 転換期 規模拡大期 再生期 再成長期
リーマン
バイクから産業用部品 真空パーツのノウハウ蓄積 ショック
原点回帰⇒進化
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参考資料（沿革と事業変遷）
事業成長と成長ドライバー
売上高（億円） 役職員数（人）
60
半導体と 300
組立 FPD再成長
55
その他
50 250
太陽電池 リーマン
45
ショック
事業再生計画
40 FPD 200
終結
35 半導体
30 事業再生 150
従業員数
ADR手続き
25
マザーズ上場
20 100
15
10 決算期変更 50
5
0 0
(決算期) '03 '03 '04 '05 '06 '07 '08 '09 '10 '11 '12 '13 '14 '15 '16 '17 '18 '19 '20 '21
(3月) (8月) (予想)
規模拡大時期 再構築 再成長
技術力 設備大型化 ＦＰＤ 大型設備整理
生産力拡大 生産力再配分 半導体強化
醸成 組立事業 太陽電池 真空パーツ強化
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参考資料（現在の事業内容）
当社製品は世界中で半導体・液晶製造装置の心臓部を支えています
主要工程 エッチング
ＣＶＤ
コータ/デベロッパ
スパッタ
枚葉洗浄
アッシング
ウエハーボンディング
イオン注入
アニール
主要製品 真空チャンバー
シャワーヘッド
排気板
静電チャック
ヒーター類
上部電極
ターゲット
搬送系パーツ類
各種真空パーツ類
※画像はイメージです
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参考資料（会社概要）
会社名 株式会社マルマエ （Marumae Co., Ltd.） 発行済株式総数 13,053,000株
設立 1988年10月 単元株式数 100株
資本金 12億4,115万円 （2021年5月31日現在） 株主総数 8,419名
代表取締役社長 前田 俊一 前田 俊一 4,818,700株
日本マスタートラスト信託銀行
取締役 海崎 功太 取締役（監査等委員）兒島 吉二 558,900株
株式会社（信託口）
役員 取締役 安藤 博音 取締役（監査等委員）外西 啓治
取締役 門田 晶子 取締役（監査等委員）桃木野 聡 前田 美佐子 504,000株
取締役（監査等委員）山本 隆章
株式会社日本カストディ銀行
取締役（監査等委員）宮川 博次 （信託口）
181,600株
267名 うち 臨時雇用者等 106名 (2021年5月31日現在） 前田 良子 180,000株
従業員数
他 派遣社員28名
大株主 川本 忠男 175,800株
出水事業所 〒899-0216 （普通株式）
（本社） 鹿児島県出水市大野原町2141番地 五十嵐 光栄 168,000株
SMBC日興証券株式会社 140,800株
〒899-0401
所在地 高尾野事業所
鹿児島県出水市高尾野町大久保3816番41 マルマエ共栄会 135,200株
関東事業所 〒351-0014 株式会社日本カストディ銀行
128,400株
埼玉県朝霞市膝折町2-17-15 （信託口５）
・精密機械、精密機器の設計、製造、加工 （注）自己株式が250,196株あります。
・精密機械部品の設計および製作
（2021年2月28日現在）
事業内容 ・産業および医療機械器具の設計、製造、販売
・ソフトウェアの開発、販売 ・製缶工事 ・配管工事
・運送業務 ・不動産の賃貸
・技術は究極を目指し
・競争と協調を尊び
・技術注力企業として社会に貢献する
経営理念
経済を支える“モノづくり”の中で、モノづくりの源流である部品加工にこだわっていきます。そして、さまざまな分野で
総合メーカーを支えられる企業となるために先端技術と供給力を持つ部品加工のリーディングカンパニーを目指します。
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