東証(TSE):6264
株式会社マルマエ
2019年8月期 第2四半期決算 補足資料 2019年3月29日
Marumae Co.,Ltd. All Rights Reserved
1.決算概要
PL分析
PL Point
2018年8月期 2019年8月期
第2四半期累計期間 第2四半期累計期間 ①受注状況
半導体分野：1,425百万円
金額 割合 金額 割合 対前年同期
（百万円） （%） （百万円） （%） 増減率（%） （対前年同期：20.0％減）
FPD分野：273百万円
受注高 2,345 ― 1,726 ― △26.4
（対前年同期：49.0％減）
受注残高 1,092 ― 620 ― △43.2 その他分野：27百万円
（対前年同期：4.0％増）
売上高 2,118 100.0 2,106 100.0 △0.6 ②売上高
対前年同期0.6％の減少
売上原価 1,279 60.4 1,495 71.0 17.0 ※分野別の詳細は次頁
△27.3 ③売上原価・売上総利益
売上総利益 838 39.6 610 29.0
材料費：60百万円増
販売管理費 262 12.4 309 14.7 17.8 （対前年同期：21.0％増）
労務費：66百万円増
営業利益 576 27.2 301 14.3 △47.8 （対前年同期：17.2％増）
外注加工費：52百万円減
経常利益 569 26.9 293 14.0 △48.4
（対前年同期：17.4％減）
減価償却費：81百万円増
特別損益 3 0.2 △4 0.2 △220.7
（対前年同期：62.6％増）
当期純利益 408 19.3 191 9.1 △53.1 ④営業利益
販管人件費：36百万円増
EPS（円） 34.28 ― 14.69 ― △57.2 （対前年同期：38.5％増）
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1.決算概要
四半期業績の推移
（会計期間 単位：百万円）
2019年
売上・切削(半導体) 売上・切削(FPD) 8月期
1,200
売上・切削(その他) その他売上 293 273
売上総利益 営業利益 244
1,000 経常利益 当期純利益 256 237
944
220 907
871 111
800
791 771
767
171
701
600 219
235 158
569
256
206
400 436 443
355
218
200 260 263
74
69
0 40
Point 16/8 2Q 16/8 3Q 16/8 4Q 17/8 1Q 17/8 2Q 17/8 3Q 17/8 4Q 18/8 1Q 18/8 2Q 18/8 3Q 18/8 4Q 19/8 1Q 19/8 2Q
①売上高は、半導体・FPD分野共に停滞傾向 その他分野：61百万円（対前年同期：201.2％増）
半導体分野：1,642百万円（対前年同期：5.3％増） ②損益面は出水事業所設備稼働に伴う費用増等で減益
• 受注停滞の中、高水準の受注残をこなす。自動化に • 昨年末まで生産設備の増強と人材採用を行ったこと
よる生産体制強化を継続 で、減価償却費や労務費等が大幅に増加
FPD分野：355百万円（対前年同期：28.0％減） • 内部管理体制の強化による販管費の増加
• 中国向けG６有機EL投資が停滞
※グラフは四半期毎の会計期間の数値ですが、ポイントのコメントは当期の累計期間の数値となっております。
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1.決算概要
B/S分析
B/S Point
2018年8月期 2019年8月期
会計年度末 第2四半期会計年度末
① 資産：8,174百万円(前期末比:86百万円増加)
（単位：百万円） • 有形固定資産：775百万円増加
• 売上債権：299百万円減少
流動資産 4,344 3,624
• 現金及び預金：349百万円減少
現金及び預金 2,612 2,262 ② 負債：2,981百万円(前期末比:25百万円増加)
• 長期借入金：115百万円増加
売上債権 • 未払法人税等：187百万円減少
(受取手形・売掛金・電子記録債権)
1,236 936
• １年内返済予定の長期借入金：30百万円増加
たな卸資産 465 411 ③ 純資産：5,193百万円(前期末比:61百万円増加)
• 利益剰余金：61百万円増加
固定資産 3,743 4,550 • 自己資本比率：63.5％→63.5％
建物・土地 1,816 2,055 （単位：百万円） 長期借入金
2019年
8月期
機械及び装置 1,679 1,788
1年内返済予定の長期借入金
2,500
416 短期借入金
339
流動負債 966 864
424
6 309
309
2,000 319
有利子負債（短期）※ 309 339
194
1,500
固定負債 1,989 2,116 176
519
12
139
1,977 2,092
150
長期借入金 2,127 2,092
1,000 1,980 2,008 1,977 1,899
1,795
負債合計 2,955 2,981 147 1,486
1,303 1,229
1,137 1,084 1,071
500
純資産合計 5,132 5,193 679
総資産 8,088 8,174 0
※ 有利子負債（短期）：短期借入金＋1年内返済予定の長期借入金
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2.事業環境
月次受注残高の推移
（単位：百万円） 2019年
1,200
半導体分野
6
10 8 8月期
1,100 7
6
FPD分野 19
7
1,000 その他分野 362 344
323 360
311 37
900 16 306
322
6 13
24 23 3
0 5
800 239
213 229 22
214 3 26
700 7 278 318 4 4
268 258 283 147
158
6 174 164 174 4
600 211
173 157
500 7
6 6
6 158
400 14 7 155 155 774 788
814 785 811
12 144 730 741
14 675
11 8 7 104 119 655 646
300 620 606 571
173 117 564 539 551 567 552 534 540 521
126
184 140 450 482 458
200
320 330 353
276 266 292
100 223
181 167 194
137
0
Point 半導体分野は、メモリ向け投資に再開の動きがあり、ロジック向けの投資案件は回復基調
FPD分野は、中小型パネル向けは停滞しながらも、大型液晶パネル向けの投資は一定数維持
その他分野に予定していた太陽電池製造装置の受注が想定外に遅れ
※当社の受注は、案件ごとに長短さまざまなリードタイム（LT）があり、LTの長い案件が多いと売上高にくらべ受注残が多めで、LTが短い案件が
多いと売上高にくらべ受注残は低めに表れます。
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2.事業環境
販売分野別の環境と方針
半 ロジック向けの投資が活発化。一部メモリにも再開の兆し。
導
体 消耗品を中心に受注品種拡大活動継続
分
野 ロジックに強みあるメーカーへの営業へも注力
大型液晶への投資は継続も、一部案件に先送りの動き
FPD
分
中小型OLEDは停滞も、中国で再開の動き出始める
野
新たに大型EBW※の導入で受注拡大狙う
そ 中国向け太陽電池製造装置へ試作品納入済みながらも
の
他 他社部品の遅れで顧客性能評価に遅れが発生し予算未達
分
野 生産余力を活かし半導体とFPD以外の受注進める
※EBW：電子ビーム溶接の略。真空内で電子ビームを高速に加速し、素材に照射することによって素材を溶融させながら溶接する加工。
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3. 2019年8月期の業績予想
今期の見通し（損益・設備投資・固定費要因）
業績 (単位：百万円、１株当たり当期純利益は円)
Point
予想
2019年8月期 営業 経常 1株当たり
業績予想
売上高
利益 利益
純利益
純利益
市場停滞により、売上7.3億円の減額修正
各分野の先行きには明るさ出始めるも、現
通期 4,170 530 510 370 28.35 時点では不透明要因多く、保守的に修正
拡大済み生産力は維持し市場拡大に備える
※業績予想修正有
(単位：百万円） 予想 （単位：百万円）
予想
5,000 2500
売上・切削(半導体) 売上・切削(FPD) 設備投資額
2,462
売上・切削(その他) その他売上
売上・組立 売上総利益 減価償却費(製造)
4,000 180
営業利益 経常利益 670 2000
労務費(製造)
当期純利益 1,690
3,000 3238
1458
1500
2,000
20
883
1000
783 797
1,000
628
535
491 454 510
500 303 322
0 377 329 350 310 335 362 303
179 227 185 210
342 304 139 109 101 110 149
190 252 410 39 9
6 57 82
-1,000 0
※設備投資額は現時点における予想額で、変動があります。
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４.業績予想修正
予想修正
修正内容 各分野における差異と今後の見通し
分野等 当初想定との差異 見通し等の内容
当初想定以上にメモリが停滞しロジッ 停滞していたメモリ分野に再開の動きも、当
半導体分野 ク復調は想定線 期への貢献規模に不透明感
売上約5.3億円減額修正 （当期４Qより一部売上再開見込み）
G10.5液晶は概ね順調も一部投資に先
G6投資で新たな案件で始めるも小規模
FPD分野 送り。G6回復に遅れ
G10.5の新部品は４Qから貢献
売上約1.3億円減額修正
太陽電池（PV）装置の試作品は予定通 時期は遅れながらもPV案件は継続 保守的
その他分野 り受注も、量産受注に遅れ に売り上げ見通しを約1億円減額
（当初は1月から売上見込み） PV以外売上で0.3億円増加見通し
期末10円予想を期末5円へ 中期事業計画の安定配当方針あるも、収益悪
配当 通期20円から通期15円へ 化を鑑み、期末配当予想5円へ変更
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４.業績予想修正
予想修正
当初予算比 営業利益減少の要因分析
(単位：百万円)
売上減少
他経費減少
減価償却費減少
棚卸減少
販管費減少
労務費減少
変動費減少
市場停滞による売上7.3億円減少
製造原価と販管費は当初予算比で圧縮
稼働率低下による棚卸減少も利益圧迫
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４.業績予想修正
予想修正
前期比 営業利益減少の要因分析
(単位：百万円)
変動費減少
他経費減少
減価償却費増加
棚卸減少
販管費増加
売上減少
労務費増加
市場停滞による売上4.1億円減少
生産力拡大により製造原価増加
本社移転により販管費増加
稼働率低下による棚卸減少大きい
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本資料に掲載された情報、及び、口頭によって説明された実現していない内容に
関しては、ある一定の仮定の元に予想された見通しであり、マルマエ経営陣の判断
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株式会社マルマエ 管理本部総務課 IR担当
ir@marumae.com
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企業情報
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事業概要
当社製品は世界中で半導体・液晶製造装置の心臓部を支えています
主要工程 エッチング
ＣＶＤ
コータ/デベロッパ
スパッタ
枚葉洗浄
アッシング
ウエハーボンディング
イオン注入
アニール
主要製品 真空チャンバー
シャワーヘッド
排気板
静電チャック
ヒーター類
上部電極
ターゲット
搬送系パーツ類
各種真空パーツ類
※画像はイメージです
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会社概要
会社名 株式会社マルマエ （Marumae Co., Ltd.） 発行済株式総数 13,053,000株
設立 1988年10月 単元株式数 100株
資本金 12億4,115万円 （2019年2月28日現在） 株主総数 8,849名
前田 俊一 4,817,500株
代表取締役社長 前田 俊一
前田 美佐子 504,000株
取締役 海崎 功太 取締役（監査等委員）兒島 吉二
取締役 藤山 敏久 取締役（監査等委員）鶴田 俊成 日本トラスティ・サービス
役員 439,200株
取締役 安藤 博音 取締役（監査等委員）寺畑 幸雄 信託銀行（信託口）
取締役 古江 博 取締役（監査等委員）栫 智和
取締役（監査等委員）大道 卓 川本 忠男 202,300株
取締役（監査等委員）桃木野 聡 前田 良子 180,000株
従業員数 245名 うち 臨時雇用者等139名 (2019年2月28日現在） 五十嵐 光栄 168,000株
大株主 日本マスタートラスト信託銀
出水事業所 〒899-0216 （普通株式） 140,100株
行株式会社（信託口）
（本社） 鹿児島県出水市大野原町2141番地
マルマエ共栄会 117,000株
〒899-0401
所在地 高尾野事業所
鹿児島県出水市高尾野町大久保3816番41 GOLDMAN SACHS
INTERNATIONAL
関東事業所 〒351-0014 113,900株
（常任代理人 ゴールドマ
埼玉県朝霞市膝折町2-17-15
ン・サックス証券株式会社）
・精密機械、精密機器の設計、製造、加工
日本マスタートラスト信託銀
・精密機械部品の設計および製作 106,200株
行（信託口5）
事業内容 ・産業および医療機械器具の設計、製造、販売
・ソフトウェアの開発、販売 ・製缶工事 ・配管工事 （注）自己株式が97株あります。
・運送業務 ・不動産の賃貸
（2019年2月28日現在）
経営理念 ・技術は究極を目指し
・競争と協調を尊び
・技術注力企業として社会に貢献する
経済を支える“モノづくり”の中で、モノづくりの源流である部品加工にこだわっていきます。
そして、さまざまな分野で総合メーカーを支えられる企業となるために先端技術と供給力を持つ部品加工のリーディングカンパニー
を目指します。
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