東証(TSE):6264
株式会社マルマエ
2021年8月期 第2四半期決算 補足資料 2021年3月30日
総合力で未来を拓く
半導体・FPD製造装置 真空パーツメーカー
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1．決算概要
PL分析
PL Point
2020年8月期 2021年8月期
第2四半期累計期間 第2四半期累計期間 ①受注状況
対前年同期 ⚫半導体分野：1,988百万円
金額 割合 金額 割合
（百万円） （%） （百万円） （%）
増減率 （対前年同期：29.6％増）
（%）
⚫FPD分野：394百万円
受注高 2,032 ー 2,526 ー 24.3
（対前年同期：18.3％減）
受注残高 803 ー 1,077 ー 34.0
⚫その他分野：143百万円
（対前年同期：891.1％増）
売上高 2,018 100.0 2,299 100.0 13.9 ②売上高
⚫対前年同期13.9％の増加
売上原価 1,412 70.0 1,588 69.1 12.4
※分野別の詳細は次頁
③売上原価・売上総利益
売上総利益 605 30.0 710 30.9 17.3
⚫材料費：37百万円減少
販売管理費 240 11.9 286 12.5 19.1 （対前年同期：10.8％減）
⚫外注加工費：45百万円増加
営業利益 364 18.1 424 18.4 16.2 （対前年同期：19.9％増）
⚫労務費：63百万円増加
経常利益 341 16.9 422 18.4 23.7 （対前年同期：14.7％増）
⚫減価償却費：41百万円増加
特別損益 ー ー 0 0.0 ー
（対前年同期：17.6％増）
当期純利益 237 11.8 294 12.8 23.9 ④営業利益
⚫販管人件費：27百万円増加
EPS（円） 18.22 ー 23.01 ー 26.3 ⚫支払報酬：21百万円増加（計画外）
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1．決算概要
四半期業績の推移
売上・切削(半導体) 売上・切削(FPD) 売上・切削(その他) その他売上 2021年
（百万円） 売上総利益 営業利益 経常利益 当期純利益 8月期
1,200
293 273
277 76
244 251
1,000 111
276 164
237 198
977
944
907 263 904 893
800 871 111 884
831
791 102
771 766
707
600 648
400 376
223
200 222
156
0
2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q
FY2018 FY2019 FY2020 FY2021
Point
①売上高は、半導体分野過去最高でFPD分野は停滞 ◼その他分野：94百万円（対前年同期：759.6％増）
◼半導体分野：1,870百万円（対前年同期：32.2％増） • スマホ筐体向けと太陽電池製造装置向けで大幅増加
• 半導体分野は１Q後半から回復加速し過去最高水準 ②損益面は材料費や外注費の少ない受注が増え改善
◼ＦＰＤ分野：275百万円（対前年同期：48.9％減） • 当期純利益294百万円（対前年同期：23.9％増）
• 市場停滞に伴い売上減少
※グラフは四半期毎の会計期間の数値ですが、Pointのコメントは当期の累計期間の数値となっております。
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1．決算概要
B/S分析
B/S Point
2020年8月期 2021年8月期
会計年度末 第2四半期末 ① 資産：8,689百万円(前期末比:204百万円減少)
(百万円) (百万円) • 有形固定資産：89百万円増加
流動資産 4,369 4,088 • 売上債権：93百万円増加
• 現金及び預金：378百万円減少
現金及び預金 2,540 2,161 ② 負債：2,842百万円(前期末比:345百万円減少)
• 長期借入金：194百万円減少
売上債権 1,376 1,469 • 未払法人税等：104百万円減少
(受取手形・売掛金・電子記録債権)
③ 純資産：5,847百万円(前期末比:140百万円増加)
たな卸資産 438 430 • 配当金の支払い：153百万円
• 四半期純利益の計上：294百万円
固定資産 4,524 4,600
• 自己資本比率：64.2％→67.3％
建物・土地 2,359 2,331 長期借入金 1年内返済予定の長期借入金 2021年
（百万円） 8月期
379
機械及び装置 1,775 1,866 2,500 379
379
339 379
流動負債 1,183 1,031 309
309
379 389
389
2,000 389
有利子負債（短期）※ 389 389
1,500
固定負債 2,004 1,811
519
2,357
長期借入金 1,970 1,775 2,092
2,262
2,167
2,072
1,000 1,977 1,899 1,978 1,970
1,873
1,775
負債合計 3,188 2,842
500 1,071
純資産合計 5,706 5,847
総資産 8,894 8,689 0
期末 期末 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q
※ 有利子負債（短期）：短期借入金＋1年内返済予定の長期借入金 FY FY FY2019 FY2020 FY2021
2017 2018
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2．事業環境
月次受注残高の推移
（百万円）
半導体分野 FPD分野 その他分野 2021年
1,200
6
10 8 8月期
1,100 7
7
55
1,000 362 344
360 88
323 4
37
900 322 6 4
23 324
5 4 49
800 239 8 322 6 8
41 225
22 5 3 4 5
4 6 4 294 291 205
3 4 7 176
26 251 262
700 4 4 4
195
147 205 189
158 3 185 191 206 283
174 164 174 273
600 4 312
337 322 275
169 246
340
157
500
400 788 814 785 811
741
675 696 697
639 654
300 606
571 599 624 607 599 581 579 590 589
534 540 521 555 548 536
490 498 511
460 462
200
458 429 438 459
391
100
0
3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月
FY2018 FY2019 FY2020 FY2021
Point ◼ 半導体分野：メモリ向けの急回復で受注押上げも、生産力向上で受注残の増加は過去ピーク比低目
◼ ＦＰＤ分野：G6 OLED（有機EL）向け堅調で新規顧客向けなどシェア拡大効果出始める
◼ その他分野：スマホ筐体向けに加え太陽電池製造装置向けで受注残拡大
※当社の受注は、案件ごとに長短さまざまなリードタイム（LT）があり、LTの長い案件が多いと売上高にくらべ受注残が多めで、LTが短い案件が
多いと売上高にくらべ受注残は低めに表れます。
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2．事業環境
今後の販売分野別の環境と方針等
半 ◆ ロジックファウンダリ※に加えメモリ各社も投資拡大
導
体 ◆ ロジック投資拡大もあり2021年の市場見通しは過去最高予想
分
野 ◆ 試作能力強化でシェア拡大し、設備投資は積極的に対応
Ｆ ◆ 市場環境はスマホ向けOLEDに明るさ
Ｐ
Ｄ ◆ 市場急回復に加えシェア拡大進む（新工程獲得＋同業他社撤退）
分
野 ◆ EBWと輸送を活かし前後工程までワンストップ受注の強化
そ
の ◆ 太陽電池等、新エネルギー向け引き合い続く
他
分 ◆ FPDと半導体分野の空き余力を埋める受注目指す
野
※ファウンダリとは、顧客からの設計データをもとに半導体を受託製造するメーカーのことです
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3．2021年8月期の業績予想
当期の見通し（損益・設備投資・固定費要因）
業績
Point
予想 2021年8月期 売上高 営業利益 経常利益 純利益 1株当たり
✓ 市場環境好調で通期見通し上方修正
業績予想 (百万円) (百万円) (百万円) (百万円) 純利益(円)
✓ 設備投資は、来期に向けて積極姿勢
通期 4,980 1,020 1,000 705 55.07 ✓ M&Aに関連した企業調査費が予定より先行
して発生(未成就に終わったため)し、上期損
上期に続き通期売上高および利益も上方修正。(2021年３月30日開示) 益は直前公表の見通しから若干下振れ
さらに市場環境の改善が継続中。
✓ 配当予想も期末12円、通期で22円に修正
（百万円） （百万円） 設備投資額 予想
5,000
予想 2,500
売上・切削(ＦＰＤ)
減価償却費(製造)
売上・切削(その他)
756
その他売上 労務費(製造)
1,060
4,000 売上総利益 1,068 2,000
営業利益 3,949
657
経常利益
当期純利益 3,410
3,000 3,202
3,181
1,500
771
2,462
2,000
947 2,150 1,044
1,000 902 919
575 849
1,000 1,205 1,496
628 398 1,172 628
528 597
510 510
728 454 448
490 485
500 335 362
310 683 334
0
820
110 303
139 109 101 341
210
13 58 85 185 149
-1,000 0
FY2012 FY2013 FY2014 FY2015 FY2016 FY2017 FY2018 FY2019 FY2020 FY2021 FY2012 FY2013 FY2014 FY2015 FY2016 FY2017 FY2018 FY2019 FY2020 FY2021
（予想） （予想）
※設備投資額はキャッシュフローベースです。
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4．中期事業計画「Innovation2022」
数値目標への取り組み 計画期間～2022年8月期末
中期事業計画 Innovation2022
数値目標 売上高70億円 営業益20億円
分野売上目標額：52億円
半導体分野 新顧客2社：認証獲得進め拡大中
既存顧客：消耗品注力でシェア拡大
分野売上目標額：16億円
ＦＰＤ分野 電子ビーム溶接活用し受注拡大
同業他社撤退によるシェア拡大
※その他分野で2億円の売上高を見込んでおります
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4．中期事業計画「Innovation2022」
当社の属する市場とシェア推移
（市場規模）
（単位：億円） 市場規模と当社シェア ※薄い色は当社予測 （シェア）
1,200 7%
市場規模 マルマエ売上 シェア 6%
1,000
5%
800
4%
600
3%
400
2%
200 1%
30.4 45.9 40.2 43.9 47.0
15.9 21.2 22.4
0 0%
2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021
成長性
✓ 当社の属する市場は、半導体もFPDも共に好調であった2018年に直近の最高値を記録しました。その後は半導体分野が
一旦落ち込んだ後に足元では回復傾向ですが、FPD分野の落ち込みが大きく市場全体としては伸び悩んでおります。
✓ 当社は同業他社が停滞する中でも新規顧客の獲得や量産に向けた試作品受注の注力によりシェア拡大を続けております。
・本項の市場規模データは、当社と類似した半導体とFPD製造装置の真空パーツを生産する企業で、当社が認識する一部（当社含30社）の
企業について、各暦年に属する決算期末ごとの売上高を調査機関の情報を基に集計したものです。
・2021年のデータの一部は決算月や各社の受注内容から当社が推測した予測値です。
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私達は持続可能な経営を念頭に
技術で社会貢献できる企業を目指します
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注意事項
本資料に掲載された情報、及び、口頭によって説明された実現していない内容に
関しては、ある一定の仮定の元に予想された見通しであり、マルマエ経営陣の判断
など不確実要素を含んでおります。
本資料は、株主・投資家などの皆様にマルマエの現況と経営方針をご理解いただ
くために作成されたものであり、利用者に対して、当社株式の購入・売却など直接
的な投資判断を提供するものではありません。投資に関しての責任は負いません。
数値などの情報には注意をはらっておりますが、掲載の内容については未監査の
数値も多く、確度を保証するものではありません。また、掲載された情報、または
その誤りについて、その理由に関わらず、当社は一切責任を負うものではありませ
ん。
本資料に関するお問合せ先
株式会社マルマエ 管理本部総務課 IR担当
ir@marumae.com
TEL 0996-68-1140 FAX 0996-68-1151
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企業情報
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参考資料（現事業の始まり）
現在の事業はレース活動から始まりました
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参考資料（沿革と事業変遷）
’65 ’88 ’97 ’00 ’01 ’03 ’05 ’06 ’08 ’09 ’11 ’15 ’17 ’18 ’19
マ 有 バ 株 本 グ 東 熊 関 熊事 事 出 東 東本
T′s M′s R&D
ル 限 イ 半 式 Ｆ 社大 リ 証 本 東 本業 業 水 証 証社
マ 会 ク 導 会 Ｐ を型 ー マ 事 事 事再 再 事 二 一を
エ 社 部 体 社 Ｄ 高加 ン ザ 業 業 業生 生 業 部 部出
工 設 品 分 に 分 尾工 シ ー 所 所 所Ａ Ａ 所 に 指水
業 立 製 野 改 野 野機 ー ズ が が のＤ Ｄ 取 上 定事
個 の造 へ 組 参 工導 ト に 稼 稼 閉Ｒ Ｒ 得 場 業
人 合 参 入 業入 銘 上 動 動 鎖手 手 所
創 併 入 団 柄 場 開 開 続 続 へ
業 地 指 始 始 成 の 移
（当初はバイク部品を製造） へ 定 立 終 転
移 結
T’s M’s R&D 転
（法人は継続）
大型製品で 半導体注力
マルマエ Ｒ＆Ｄ事業部（現在の事業）
事業成長 技術力重視
創業期 転換期 規模拡大期 再生期 再成長期
リーマン
バイクから産業用部品 真空パーツのノウハウ蓄積 ショック
原点回帰⇒進化
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参考資料（沿革と事業変遷）
事業成長と成長ドライバー
売上高（億円） 役職員数（人）
60
半導体と 300
組立 FPD再成長
55
その他
50 250
太陽電池 リーマン
45
ショック
事業再生計画
40 FPD 200
終結
35 半導体
30 事業再生 150
従業員数
ADR手続き
25
マザーズ上場
20 100
15
10 決算期変更 50
5
0 0
(決算期) '03 '03 '04 '05 '06 '07 '08 '09 '10 '11 '12 '13 '14 '15 '16 '17 '18 '19 '20 '21
(3月) (8月) (予想)
規模拡大時期 再構築 再成長
技術力 設備大型化 ＦＰＤ 大型設備整理
生産力拡大 生産力再配分 半導体強化
醸成 組立事業 太陽電池 真空パーツ強化
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参考資料（現在の事業内容）
当社製品は世界中で半導体・液晶製造装置の心臓部を支えています
主要工程 エッチング
ＣＶＤ
コータ/デベロッパ
スパッタ
枚葉洗浄
アッシング
ウエハーボンディング
イオン注入
アニール
主要製品 真空チャンバー
シャワーヘッド
排気板
静電チャック
ヒーター類
上部電極
ターゲット
搬送系パーツ類
各種真空パーツ類
※画像はイメージです
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参考資料（会社概要）
会社名 株式会社マルマエ （Marumae Co., Ltd.） 発行済株式総数 13,053,000株
設立 1988年10月 単元株式数 100株
資本金 12億4,115万円 （2021年2月28日現在） 株主総数 8,419名
代表取締役社長 前田 俊一 前田 俊一 4,818,700株
日本マスタートラスト信託銀行
取締役 海崎 功太 取締役（監査等委員）兒島 吉二 558,900株
株式会社（信託口）
役員 取締役 安藤 博音 取締役（監査等委員）外西 啓治
取締役 門田 晶子 取締役（監査等委員）桃木野 聡 前田 美佐子 504,000株
取締役（監査等委員）山本 隆章
株式会社日本カストディ銀行
取締役（監査等委員）宮川 博次 （信託口）
181,600株
252名 うち 臨時雇用者等 110名 (2021年2月28日現在） 前田 良子 180,000株
従業員数
他 派遣社員26名
大株主 川本 忠男 175,800株
出水事業所 〒899-0216 （普通株式）
（本社） 鹿児島県出水市大野原町2141番地 五十嵐 光栄 168,000株
SMBC日興証券株式会社 140,800株
〒899-0401
所在地 高尾野事業所
鹿児島県出水市高尾野町大久保3816番41 マルマエ共栄会 135,200株
関東事業所 〒351-0014 株式会社日本カストディ銀行
128,400株
埼玉県朝霞市膝折町2-17-15 （信託口５）
・精密機械、精密機器の設計、製造、加工 （注）自己株式が250,196株あります。
・精密機械部品の設計および製作
（2021年2月28日現在）
事業内容 ・産業および医療機械器具の設計、製造、販売
・ソフトウェアの開発、販売 ・製缶工事 ・配管工事
・運送業務 ・不動産の賃貸
・技術は究極を目指し
・競争と協調を尊び
・技術注力企業として社会に貢献する
経営理念
経済を支える“モノづくり”の中で、モノづくりの源流である部品加工にこだわっていきます。そして、さまざまな分野で
総合メーカーを支えられる企業となるために先端技術と供給力を持つ部品加工のリーディングカンパニーを目指します。
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