6254 野村マイクロ 2021-11-12 15:30:00
中期経営計画 HiPES‐2023(リバイス)の策定に関するお知らせ [pdf]

                                           2021 年 11 月 12 日

各 位



                       会 社 名 野村マイクロ・サイエンス株式会社
                       代表者名 代 表 取 締 役 社 長   八 巻 由 孝
                                      (コード番号:6254)
                       問合せ先 取締役管理本部長        三 阪 雅 登
                                      (TEL 046-228-5195)


      「中期経営計画 HiPES‐2023(リバイス)」の策定に関するお知らせ




                       記

 2020 年 8 月 11 日に公表いたしました中期経営計画について、数値計画目標及び営業戦略
を見直し、各種基盤強化策を策定いたしましたのでお知らせいたします。

 なお、計画の詳細につきましては、添付資料をご参照ください。



                                                       以上
       中期経営計画
   HiPES – 2023(リバイス)
        R


High-Purification & Eco-Solution & Health-Support
                       2023


                2021年11月12日


     野村マイクロ・サイエンス株式会社
中期経営計画 概要
    経営方針                         経営目標

    基本理念                      1. アジアにおける半導体・FPD・製薬
                                 工場向け純水・超純水装置の卓
 水の純化とその関連技術を通して社会
                                 越した企業を目指す
 に貢献し、持続的に成長できる会社
                              2. 営業利益10%以上をKPIとし、
   経営ビジョン                        自己資本比率の向上等財務基
                                 盤の強化を図る
 高純度化技術、環境関連技術を基盤             3. 顧客満足度が高いハイテク技術と
 とし、健康サポートに貢献し、持続的な              サービスを提供し、地球環境貢献
 成長と総合基盤強化を目指す                   と社会的価値向上を目指す
 ①High Purification           4. 企業価値を向上させ、株主還元
 ②Eco Solution      HiPES企業
                                 を高めていく
 ③Health Support



 ‘20/8月発表中期経営計画目標               今回発表中期経営計画目標
‘24/3月期目標                     ‘24/3月期目標
  売上高300億円        ‘21/3月期       売上高415億円
  営業利益10%以上       達成            営業利益12%以上(50億円以上)

                                                     2
中期経営計画 ‘22/3期~’24/3期
‘20年8月公表数値を、現在の事業環境及び経営方針等勘案しリバイス
⇒ ‘24/3期 売上高415億円、営業利益50億円以上を目標とする
売上高(百万円)
               売上高         営業利益                 業績推移                                                       営業利益(百万円)

 45,000                                                                                                         8,000
                                                                                               41,500
 40,000                                                                                                         7,000

 35,000                                                      33,000                                             6,000
                                            30,361                            30,000
 30,000                                                                                                 5,000
                                                                                                                5,000
          25,131
 25,000                                                               4,250
                                                     3,972
                           21,049                                                                               4,000
 20,000
                                                                                       3,000
                                                                                                                3,000
 15,000                                              13.1%            12.9%                             12.0%
                                                                                       10.0%
                                    1,846                                                                       2,000
 10,000
                   1,213
                                    8.8%
  5,000                                                                                                         1,000
           4.8% 4.8%

     0                                                                                                          0
            2019/3期          2020/3期          2021/3期         2022/3期           2024/3期          2024/3期
              実績               実績               実績            計画(修正)           (前回計画)           (今回計画)
                                                                                                                    3
売上高 内訳
水処理装置、メンテナンス等ともに増収基調
売上高(百万円)
                               連結売上 内訳
            水処理装置    メンテナンス等     その他の事業
  45,000
                                                                41,500
  40,000                                                         1,300


  35,000                                  33,000                12,000
                               30,361      906
                                                     30,000
  30,000                         699                 1,300
           25,131                          11,219
  25,000                        8,518
            1,467
                     21,049                          11,300
  20,000    7,461      574

                      8,548
  15,000
                                                                28,200

  10,000                        21,143     20,873
           16,203                                    17,400
   5,000             11,926


      0
           2019/3期   2020/3期   2021/3期    2022/3期    2024/3期    2024/3期
             実績        実績        実績       計画(修正)    (前回計画)     (今回計画)

                                                                          4
中期経営計画での取組み


            項目           ターゲット              施策
         電子産業        半導体・FPD         ・顧客ニーズに沿ったシステム提案
成長シナリオ
事業ドメイン                               ・先行優位技術の導入&地域戦略
         その他産業       製薬・その他
                                     による新規開拓
                                     ・生産効率向上に向けた業務見直し
                     エンジニアリング体制強化
                                     ・人材の補強・育成
         体制強化
                     外部ネットワーク連携      ・協力会社とのパートナーシップ強化

         研究開発        最先端半導体          ・分析及び超純水製造技術の向上
基盤強化
         戦略投資        コアテクノロジーの飛躍     ・分析感度の進化
                                     ・女性、外国人、障がい者、シニア人
         人材活性化       ダイバーシティ、働き方改革
                                     材の活躍機会を創出した職場環境へ
         SDGsへの取組み   環境に配慮した装置構成     ・省エネ、省ケミカルへの取り組み




                                                         5
事業ドメイン:外部経営環境


• 半導体投資状況:
  投資の前倒し実施含め、韓国、中国を中心に工場建設・増設多数、国内では
  半導体製造装置、個別半導体、製造用薬品等の投資が加速

• FPD関連投資状況:
  在宅、巣籠需要急増を背景に有機EL、液晶共に需要拡大し、投資が再開
• 製薬市況:
  バイオ製剤・ワクチンを中心とした内需製薬関連投資が活発化
• 米中貿易摩擦・日韓問題・新型コロナ感染拡大による市場の縮小:
 ・米中貿易摩擦は継続 半導体が国家経済安全保障の戦略物質化
 ・新型コロナ感染は依然収束を見ないが、ワクチン接種開始により共存した経済
  活動に移行し、徐々に活性化


                                        6
市場動向:半導体製造装置
                                       半導体製造装置                                           成長率(%)
販売高(億円)
                                     (日本製装置売上高予測)
35,000                                                                                       60

                                                                                             50
30,000
                                                                                             40
25,000
                                                                                             30

20,000                                                                                       20

15,000                                                                                       10

                                                                                             0
10,000
                                                                                             -10
 5,000
                                                                                             -20

    0                                                                                        -30
     2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023                         2021-2023
 半導体 12,63 10,28 11,27 12,92 13,08 15,64 20,43 22,47 20,73 23,83 29,20 30,70 32,20            CAGR(年平均成長率)
 成長率      1.8   -18.6   9.7   14.6   1.3   19.5   30.6   10   -7.8   15   22.5   5.1   4.9    10.5%


                                                                           出典:SEAJ Journal 2021. 9 No.174より
                                                  半導体     成長率
                                                                                                          7
営業戦略:半導体関連への対応・施策
◼ 成長が見込まれる半導体関連メーカーへの対応強化
 アフターコロナの半導体世界市場成長率10%(英調査会社OMDIA社資料より)

  コロナ禍     DX(巣篭り・テレワークなど)
                                  5G   データセンター
                    ➕

               グリーンリカバリー
  コロナ後
             (カーボンニュートラル)
                                  EV    パワーデバイス




 先端ロジック・メモリ半導体だけでなく、レガシー半導体・ディスクリート・
 パワーデバイスも世界的に需要増


 更に半導体市場の拡大へ(工場建設案件増+製造装置・関連素材や
 薬品の需要増)
                                                  8
営業戦略:製薬関連への対応・施策

1.ワクチン製造会社の継続投資への対応
 既存顧客の継続投資への確実な対応と、ワクチン製造用水の実績を基に顧客
 拡大


2.新規顧客拡大
 総合ヘルスケア企業(医療用医薬品から一般用医薬品まで)、ジェネリック製薬
 会社の新規工場への積極的アプローチ


3.成長への具体的アクション
 ・超ろ過WFIの積極提案:自社実績による信頼性・先行技術を核とした営業
 ・新ユニット装置の開発・上市:新部署の設立、新規ユーザー開拓、効率的提案
 ・蒸留器から超ろ過WFIへのレトロフィットを提案:顧客への省エネ化提案(SDGs)


                                         9
企業基盤強化
  企業基盤強化                        取組み
                ・エンジニアリング機能を区分した専担制度を導入し、業務効率向
                上を目指すと共に品質管理を徹底
 エンジニアリング体制強化
    生産効率UP      ・適材適所の徹底による人員再配置により高効率化を実現
                ・DX推進による業務効率向上
                ・協力会社との連携を一層強化
 外部ネットワーク強化
                ・経験豊富な派遣社員の登用推進
                ・最先端分野からの要求に対し“さらに先”を行く半導体向け超純水
    研究開発
                製造装置開発と分析技術の確立を加速
                ・高度な技術創出の加速を目的に、開発・分析棟新設及びそれに
                伴う厚木地区の整備を3年以内を目途に実施
    戦略投資
                ・新規*BOOM事業の拡大       *Build Own Operate and Maintenance

                ・クリーン化ソリューション事業強化
   人材活性化        ・企業成長に向けたダイバーシティ、働き方改革を推進
     SDGs       ・温室効果ガス(GHG)削減目標15%


                                                                         10
外部ネットワーク強化

◼ 仕入先・外注先等協力会社とのパートナーシップを強化

 NMSグループネットワーク
                   施工管理



         配管工事       NMS
                           電気工事




             購買先          製作


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研究開発
◼ 成長のための超純水製造技術及び分析技術
SMART UP3 ロードマップ
 売上(百万円)
                          純度アップ(Purity UP)
 45,000
                       装置素材の超高純度化、高速立ち上げ

                    分析感度アップ(SENSING UP)          2nm      <半導体微細化と将来予測>
 40,000               超微小粒子、超低濃度物質の検出
                                                            半導体微細化ロードマップ
                環境貢献アップ(ECO UP)
                 ノンケミカル・機能水
                                                            ”2㎚”から先は? ⇒ 微細化、立体化
 35,000



                                3nm
 30,000

                        5nm                               ① 要求水質の超高純度化
 25,000                                                   ② 大量使用による超純水製造装置大型化
                                                          ③ 超微量分析技術の確立
 20,000
           2020年度     2021年度   2022年度   2023年度   2024年度

                                  5nm
     成長のための開発課題と対応
     ・ 半導体の微細化 → テクノロジーノード 5㎚→3㎚→2㎚ ・・・ 純度アップ、分析感度アップ
     ・ UPW使用量増加 → 高スペックのまま大型化 ・・・ 省スペース・省エネ・環境負荷低減

                                                                             12
人材活性化にむけた職場環境への取組み
◼ 企業の成長に向けたダイバーシティ、働き方改革を推進


 女性活躍機会の推進                外国人の採用
 女性からの構造改革・新規事業提案         事業展開国の人材を採用し、現地の習慣・
 女性管理職の登用を推進              文化と日本企業文化を積極的に融合し現地
 新卒採用女性比率は20%以上を継続        顧客とのコミュニケーションを強化

 シニア人材の活躍                 柔軟な時間活用
 60歳の定年後、70歳まで働ける制度を構築、   第3金曜日の休日化及びフレックスタイム
 現場経験を活かした現場管理業務、         制度にて、柔軟な時間活用による社員の
 社内人材を育成(アルムナイ制度の検討)      モチベーション&スキルアップを推進

 障がい者の活躍                  子育て支援
 法定雇用率(2.3%)を満たし、各部門内に    男性も取得可能な育児休暇・看護休暇・短時
 おいて秀でた能力・個性を発揮           間勤務制度を設け、社員の業務環境を
                          安定化


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地球温暖化への取組み
<方針> 地球温暖化に対応した超純水技術の開発と提案により
     最先端半導体製造を持続的にサポート

① 超純水製造装置の省エネルギー技術   温室効果ガス(GHG)Scope3
  を発展させGHG排出量削減      排出量削減目標(Category11)
② 水の再利用技術とエネルギー回収      1
  (熱の再利用等)への取組み推進                    15%削減
                      0.9
③ 薬品を使わない超純水製造装置や
  洗浄プロセスの提案           0.8

④ 海外各地域での製品調達、労働力     0.7
  の積極的活用、及びグリーン調達の
                      0.6
  実施                        2019年度   2030年度
                      2030年度までに新規納入超純水製造装置の
                           温室効果ガス排出を15%削減




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中期経営計画 まとめ

 ◼ 中長期的視点
 1. 半導体製造装置成長率10%+製薬関連受注増により
    増収基調を確実に達成する
 2. 各種基盤強化策を実施し、企業体質強化を図る
 3. 財務健全性の維持・向上をベースにバランスの取れた投資
    ・資本増強・配当を実施
 4. コンプライアンスを遵守し、事業を通じて環境・社会に貢献

 ◼ 中期経営計画KPI
 1. 2024/3月期 売上高415億円
 2. 営業利益率12%以上確保

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◼ 本資料には野村マイクロ・サイエンス株式会社(以下、弊社)の業績、戦略、事業計画などに関する
  将来的予測を示す記述及び資料が記載されております。
◼ これらの将来的予測に関する記述及び資料は過去の事実ではなく、発表時点で入手可能な情報に 基
  づき弊社が判断した予測です。
◼ また経済動向、他社との競合状況などの潜在的リスクや不確実な要因も含まれています。
  その為、実際の業績、事業展開または財務状況は今後の経済動向、業界における競争、市場の需要、
  その他の経済・社会・政治情勢などの様々な要因により、記述されている将来予測とは大きく異なる
  結果となる可能性があることをご承知おき下さい。




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