6237 イワキポンプ 2020-05-14 16:00:00
2020年3月期 決算説明資料 [pdf]

2020年3月期 決算説明資料
     2020年5月14日




                  証券コード:6237
                   証券コード:6237
                  銘柄名:イワキポンプ
0    目 次



    Ⅰ. 2020年3月期 決算概要           ・・・・P 3

    Ⅱ. 2021年3月期 業績見通し          ・・・・P 13

    Ⅲ. 育成期 中期経営計画について          ・・・・P 19




    ※本資料の略称
     IA:IWAKI America Inc.(米国子会社)
     IE:IWAKI Europe GmbH(欧州子会社)
     IJ:株式会社イワキ(日本)

                                          2
Ⅰ   2020年3月期 決算概要




                    3
1 2020年3月期 決算サマリー
                                                                           (百万円)
                                             2019/3期           2020/3期
                                              金額          金額             前期比

 売                   上                   高      29,171     28,636         ▲1.8%
 売       上           総           利       益      10,374      9,806         ▲5.5%
 (   売   上       総       利   益       率   )    (35.6%)    (34.2%)    (▲1.3pt)
 営           業               利           益       2,337      2,114         ▲9.6%
 (   営       業       利       益       率   )     (8.0%)    (7.4%)     (▲0.6pt)
 経           常               利           益       2,847      2,578         ▲9.5%
親 会 社 株 主 に 帰 属 す                        る
当   期    純   利                           益
                                                 2,163      2,122         ▲1.9%
1   株    当   た                           り
当 期 純 利 益 ( 円                            )
                                                 96.25      96.06         ▲0.2%

 為 替 レ ー ト                   ド       ル          110.45         109.03
 ( 期 中 平 均 )                 ユ ー ロ              130.35         122.03
                                                                                   4
2 2020年3月期 決算のポイント

  1   売上高は前年比▲1.8%(▲535百万円)の減収
      年度前半における半導体・液晶向け売上の落込みが影響
      ✔水処理市場がけん引(特に米国)するも年度前半での半導体・液晶向け
       落込みが影響し減収。半導体・液晶について年度後半は回復基調。
      ✔医療機器向けは国内顧客における在庫調整が影響し、
       前年比▲2.0%(▲102百万円)の減収。同市場中国向けは好調。
      ✔地域別では米国向け前年比+7.5% (+287百万円)と順調に推移。
      ✔新型コロナウイルス感染症が2020年3月期に与える影響は軽微であった。

  2   営業利益は前年比▲9.6%(▲223百万円)の減益
      ✔経費削減による増益はあったものの、
                   売上減少及び原価率悪化により減益。
      親会社株主に帰属する当期純利益は微減で着地
  3   ✔半導体・液晶向けをメインとするアジア方面の関係会社が低調、
       持分法による投資利益が減少(▲82百万円)
      ✔投資有価証券売却益 約1.5億、
       試験研究費に関する税額控除による法人税額の減少 約1億 等により、
       親会社株主に帰属する当期純利益は前年比▲1.9%となる。    5
3 2020年3月期 増減益分析
                                                         (単位:千円)
    為替1円当たりの感応度               $(USドル)             €(ユーロ)
    売上                               50,219               19,802
    営業利益                             15,198               10,472

     (百万円)




         2019/3期    売上増減・    売上総利益    販管費        販管費     2020/3期
          営業利益     原価率変動など    為替影響   為替影響     R&D経費増減等    営業利益
                                                                   6
4 売上高・営業利益の推移(四半期ベース)
水処理市場のけん引、半導体・液晶、表面処理装置市場の回復基調を受け
当期4Qは当期Q別では最高売上となる。
(百万円)        2018.3期             2019.3期             2020.3期        (百万円)
7,500                                                               1,200

                                                                            売上(左目盛)
7,250
                                                                    1,000

7,000                                                                       営業利益 (右目盛)
                                                                    800
6,750
                                                                            経常利益(右目盛)
6,500                                                               600


6,250
                                                                    400

6,000

                                                                    200
5,750


5,500                                                               0
        1Q   2Q   3Q   4Q   1Q   2Q   3Q   4Q   1Q   2Q   3Q   4Q
                                                                                 7
5 売上総利益率・販管費(率)の推移(四半期ベース)
  従来4Qについては販管費が増加傾向にあったが人件費抑制により、
  当期4Qについては当期3Qと同程度の販管費となる。
(百万円)        2018.3期             2019.3期             2020.3期
2,400                                                               40%

                                                                    38%
2,200                                                                     販管費(左目盛)
                                                                    36%

2,000                                                               34%   売上総利益率(右目盛)

                                                                    32%
1,800
                                                                          販管費率
                                                                             (右目盛)
                                                                    30%
1,600
                                                                    28%

1,400                                                               26%

                                                                    24%
1,200
                                                                    22%

1,000                                                               20%
        1Q   2Q   3Q   4Q   1Q   2Q   3Q   4Q   1Q   2Q   3Q   4Q


                                                                                8
6 品目別売上高
    年度前半の落込みを受け半導体・液晶向け空気駆動ポンプは不調、
    定量ポンプは堅調、システム製品(IA アクアティック)好調。
(百万円)            2019.3期                        2020.3期                   2020.3期合計金額       変化率
8,000
                                                                                (百万円)      (前年比)
7,000                                                                   マグネットポンプ   9,779   ▲3.9%

6,000   35.4%
                34.1%
                        35.0%   35.1%
                                                33.3%   34.0%
                                                                31.9%   定量ポンプ      5,184    +2.3%
                                        37.6%
5,000                                                                   空気駆動ポンプ    1,953   ▲29.6%
                16.9%                           17.2%           18.8%
4,000   16.4%           17.8%   18.4%                   18.7%           回転容積ポンプ    2,632   ▲8.2%
                                        17.7%
                                                6.3%            6.8%
                10.9%
3,000   11.3%           9.4%    6.4%
                                        6.3%    10.1%
                                                        7.9%
                                                                8.5%
                                                                        エアーポンプ     1,527   ▲0.0%
                9.4%            9.8%                    9.0%
        10.0%           10.2%           9.2%                    5.1%
                                                5.7%
2,000
        4.9%
                5.1%    5.5%
                                5.5%
                                        5.3%    4.8%
                                                        5.2%
                                                                6.7%    システム製品     1,454   +11.3%
                4.7%            5.3%                    4.7%
        4.1%            3.7%            4.0%
                                                9.6%    8.8%    10.4%
                                7.6%
1,000   8.0%    8.2%    8.9%            7.7%
                                                                        仕入商品       2,621   +10.0%
        9.9%    10.6%   9.5%    12.0%   12.2%   12.9%   11.8%   11.8%
   0                                                                    その他        3,482   +13.6%
         1Q      2Q      3Q      4Q      1Q      2Q      3Q      4Q

                                                                                              9
7 市場別売上高
 売上占有率高い水処理向けは順調に推移。
 半導体・液晶向けは不調であるが、各Q累計実績における前年比は改善傾向。
 【参考】当期Q累計前年同期比推移 1Q:▲36.3% → 2Q:▲35.3% → 3Q:▲26.5%
(百万円)
                                                                          2020.3期合計金額  変化率
                2019.3期                          2020.3期                        (百万円) (前年比)
8,000
                                                                        半導体・液晶   3,695   ▲20.5%
7,000                                           11.7%           12.7%
                17.5%   16.0%   12.4%                   15.0%
        17.8%

6,000
                                        12.1%
                                                                        医療機器     5,129   ▲2.0%
                                18.5%           18.6%           16.6%
                16.5%   19.1%                           17.9%
        17.7%                           18.6%
5,000
                                                7.9%            8.7%    表面処理装置   2,321   ▲1.9%
                7.8%            8.5%                    7.7%
        8.7%            7.4%            8.1%
4,000
                20.9%           23.4%           23.2%           25.2%   水処理      6,750    +8.1%
        19.7%           21.6%           22.0%           23.8%
3,000

        8.5%    9.8%
                        9.4%    9.8%    10.2%
                                                10.1%
                                                        9.3%    10.6%
                                                                        化学       2,874    +5.0%
2,000   3.1%    2.6%    2.0%    2.4%    3.1%    3.2%            1.9%
                                                        2.0%


1,000
                                                                        新エネルギー    734     +0.0%
        24.6%   24.8%   24.4%   25.0%   25.9%   25.3%   24.3%   24.2%


   0                                                                    その他      7,129   ▲1.1%
         1Q      2Q      3Q      4Q      1Q      2Q      3Q      4Q
                                                                                            10
8 地域別売上高
    国内、アジアは半導体・液晶の落込みが影響。
    米国は引続き好調。
(百万円)           2019.3期                         2020.3期
8,000                                                                   2020.3期合計金額         変化率
                                                                              (百万円)        (前年比)
7,000
                                                                        日本    17,369       ▲4.4%
6,000
                                                                        海外計   11,266       +2.3%
5,000   61.9%   61.8%   61.7%                   62.6%   59.2%   61.5%
                                63.7%   59.2%
                                                                        ヨーロッパ   2,670      +0.5%
4,000
                                                                        米国      4,093      +7.5%
3,000
                                                        9.2%    8.0%
        9.7%    9.7%    8.6%    8.5%    10.9%   9.4%                    アジア     2,269      ▲3.4%
2,000
        11.3%   13.2%   13.8%                           14.0%   14.0%
                                13.8%   15.0%   14.1%
1,000   10.2%                                           9.2%    8.2%
                                                                        中国      1,218      ▲0.7%
                8.1%    8.0%    5.9%    7.6%    6.7%
        3.7%    4.0%    5.1%    4.0%    4.1%    4.1%    4.8%    4.0%
   0    3.2%    3.1%    2.8%    4.2%    3.2%    3.0%    3.6%    4.4%    その他     1,014      +4.6%
         1Q      2Q      3Q      4Q      1Q      2Q      3Q      4Q
                                                                                 海外売上高比率   39.3%
                                                                                               11
9 設備投資・研究開発費・減価償却費推移(半期毎)

(百万円)   2018.3期    2019.3期     2020.3期
3,100
  550

3,050                                      2020.3期合計金額    増減額
 500
                                                (百万円)    (前年比)
 450
                                         設備投資    469     ▲3,020
 400

 350
                                         研究開発費   677      +69
 300

 250
                                         減価償却費   649      +40
 200

 150

 100                                     ※ 2019.3期2Qの設備投資は、
                                          (新)技術センター分
  50
                                           28億62百万円が含まれています。
   0
        2Q    4Q   2Q    4Q   2Q    4Q

                                                           12
Ⅱ   2021年3月期 業績見通し




                     13
1 2021年3月期予想
                                                                          (百万円)
                                             2020/3期         2021/3期(予)
                                              金額           金額         前期比

 売                   上                   高      28,636
 売       上           総           利       益       9,806
 (   売   上       総       利   益       率   )    (34.2%)
 営           業               利           益       2,114
 (
 経
     営       業
             常
                     利       益
                             利
                                     率   )
                                         益
                                               (7.4%)
                                                 2,578
                                                             精査中
親 会 社 株 主 に 帰 属 す                        る                   ※66期予想については、
当   期    純   利                           益
                                                 2,122   開示可能となった時点で速やかに開示予定
1   株    当   た                           り
当 期 純 利 益 ( 円                            )
                                                 96.06

 為 替 レ ー ト                   ド       ル          109.03
 ( 期 中 平 均 )                 ユ ー ロ              122.03
                                                                               14
2 新型コロナウイルスに関する主な影響等について①

  1   国内拠点
      ✔テレワーク・輪番制出勤・時差出勤対応や
                      従業員への健康管理対策を実施中。
      ✔国内生産拠点(埼玉、三春)は通常稼働しており、
                      調達も特段問題なく行えている状況。
      ✔営業活動については、客先への訪問活動が一部制限されている状況。

      海外拠点
  2
      ✔中国グループについて、香港は春節明け2月3日より稼働中。
       上海、広州、深圳、北京の拠点及びノックダウン工場である広東は、
       3月2日より稼動中。(春節明け~稼働まではテレワーク対応)
      ✔IAは、所在する米国マサチューセッツ州より「必要事業」であると認定。
       外出禁止令発令以降も感染防止対策を講じた上、通常稼働している状況。
      ✔IEは、輪番制出勤。アジア地域の主要会社はテレワーク主体の稼働。
      ✔各国外出規制により営業活動が制限されている状況。
                                            15
3 新型コロナウイルスに関する主な影響等について②

  3   新型コロナウイルスに関連する需要について
      ✔中国 臨床検査装置(免疫分析装置+生化学分析装置)の
                         需要増によるポンプ増産要請あり。
      ✔消毒剤等生産ライン向けポンプの需要増。
      ✔消毒剤関連装置向けポンプの需要増。
      ✔稼働停止中の工場におけるメンテナンス需要あり。




                                            16
4 66期 市場環境の想定
 【市場環境の想定】
        各市場                 国内                         海外
                  ・消毒等のニーズ拡大から当該関連装置が堅調
                  ・リモートワークや人の移動制限等により    ・バラスト水処理装置向けが堅調
 水処理市場                遠隔操作用コントローラの需要が高まる ・世界的に殺菌用途の特需あり
                  ・水処理プラントは投資控えにより低迷


 半導体・液晶市場         ・当該製造装置メーカー向けが軟調          ・メモリに関して設備投資再開の兆しあり

                  ・臨床検査装置(免疫分析装置+生化学分
                   析装置)は2Qに掛け若干減産の見込
                                            ・中国 臨床検査装置(免疫分析装置+生化学
 医療機器市場           ・内視鏡洗浄装置向けが堅調
                                             分析装置)向けが堅調
                  ・人工透析装置飽和状態により
                           生産調整が顕在化し軟調

                  ・二次電池市場(LiB)が軟調           ・COVID-19感染収束後に
 新エネルギー市場         ・家庭用燃料電池がCOVID-19で大幅な減産             二次電池投資再開の兆しあり

                  ・高付加価値製品の開発堅調             ・原料調達に関してアジア市場を中心に不透明感
 化学市場             ・COVID-19薬開発にて             あるが、二次電池材料はCOVID-19収束後に
                           製薬会社の投資需要拡大       投資再開の兆し
                  ・車載・IoT市場向けなど             ・車載、通信用途の電子部品需要は継続
 表面処理装置市場              高付加価値電子部品の需要拡大       ・COVID-19感染の影響で
                  ・スマートフォン市場が軟調                       PCB装置メーカー需要が軟調

 ※ 太字市場は当社強化市場
 ※ 赤色はネガティブな見通し                                                        17
5 株主還元
 基本方針
        ・配当性向30%超               ・継続的な配当

  (円)                                                        (%)
                    1株当たり配当金     配当性向(連結)


  40
                                    31.8                    35.0
                      30.0
         30.0                                               30.0

  30
         (27.53円)
                     (28.90円)
                                  (30.50円)
                                               未定           25.0

                                                            20.0
  20                                           ※66期予想は、
                                               開示可能となった     15.0
                                               時点で速やかに
                                                 開示予定       10.0
  10
                                                            5.0

   0                                                        0.0
           2018/3     2019/3       2020/3       2021/3(予)

  (注)2018/3は株式の3分割を考慮し、算定しています。(小数点第三位以下は切捨)
                                                                   18
Ⅲ   育成期 中期経営計画について




                     19
1 10年ビジョンの概要
                                             2020/3期~2022/3期
2016/3期    17/3期    18/3期    19/3期                                            2025/3期
                                             育成期中期経営計画期間
                                             連結売上高
                                                      21/3期   22/3期
                                     19/3期    20/3期                           400億円
                            18/3期
                    17/3期
           16/3期
                                    291億円    286億円
                            280億円
 定        248億円    251億円                                                        200
                                                                                      海外
 量          91       92      106      110      112
                                                       精査中
 目          157      159     174      181      174                              200
                                                                                      国内
 標

          6.1%     5.8%     7.5%     8.0%     7.4%       精査中          営業利益率     10.0%

                                                                        ※オレンジ色は予想

 定
 性                 オールイワキで世界No.1を提供する
 目           ~ グループ一丸となり、世界No.1の製品、品質、価値、サービスを提供する ~
 標

     目標を達成するための姿勢 「チェンジ&チャレンジ」
                   ~ 変革と挑戦に躊躇しない企業文化の定着を目指す ~
                                                                                           20
2    育成期中期経営計画(~2022/3期)の位置付け

          現中期経営計画は、10年ビジョン達成に向けた育成期

                                   重点テーマの設定
     10年ビジョン定量目標を達成するための具体的各種施策の設定
     1)生産体制の再構築 2)生産及び販売計画の精度向上
     3)不具合の撲滅     4)全社の生産性向上
     持続的な企業価値向上に視点を置いた経営の推進
     1)人事制度の抜本的な見直し 2)基幹システムの刷新
     3)IOTの活用         4)CSR活動
●10年ビジョン達成に向けたステップ
                   clear                        育成期
    2017/3期   2018/3期   2019/3期   2020/3期   2021/3期   2022/3期   2023/3期   2024/3期   2025/3期


              種蒔期                           育成期                           収穫期
                                                                                          21
3 育成期中期経営計画の主な進捗状況
     具体的計画の主な進捗状況                     達成
                                      状況   今後の課題
 国   競合のSWOT分析を関連部門で共有化し、リプレイス        ○    継続強化
 内
 営   ソリューションビジネスの定着化のため、システム販売推進           継続強化
                                      ○
 業   メンテナンスとの協業に依り差別化推進
     市場要求(納期)対応のため、短納期施策を実施           ○    対応機種の拡大

     米国   水処理市場(飲料水・食品業界)の深耕               コントローラ販売チャネル強化
                                      ○
( 海       アクアティック事業※1の深耕及び、欧へのアプローチ        (欧・アジア・新興国市場)
新 外 欧州    化学・化工機プラント市場の攻略                  全欧州にIEの販売戦略の浸透
 並                                    ▲
規 強                                        水処理市場の競合対策
 び
事 化 アセ    統括本部設置、経費削減、物流在庫及び物流経            販売地域の整備、販売体制の確立
 に
業 市 アン    路の効率化等の利点追求、メンテナンスの体制整      ×    強化市場を継続推進
) 場       備、確立                             水処理市場の拡大
    中国    医療機器市場を開拓                   △    新エネルギー・水処理市場の販促強化

     IE生産設備、ERP※2導入の投資実施、中国生産委託会           IEの設備投資を継続。中国での
 投                                    △
     社の開拓及び部材調達を拡大                         委託会社開拓と部材調達拡大を継続
 資
     業務提携、ポンプ周辺事業のM&Aを推進              ▲    継続して検討中
  ※1:小型魚類飼育水槽システム           達成率   ○:70%以上 △:70%未満~50%以上
  ※2:統合基幹業務管理システム                 ▲:50%未満~20%以上 ×:20%未満
                                                             22
4 育成期中期経営計画の主な基本方針

基本方針1                                        基本方針2
   強化市場への経営資源の優先投入               課題解決型ビジネスの展開
                              ・顧客対応力の強化 →短納期対応製品の増加
・水処理市場 → ウォルケムコントローラとのシナジー    ・ソリューション事業
・医療機器市場 → 海外新規OEM・新製品                  →実液シミュレーションテスト提案
・新エネルギー市場 → 二次電池製造・大型蓄電池設備    ・IoTの有効活用→新ビジネスモデルの検討・構築


               10年ビジョン達成
 基本方針3                                       基本方針4
   新規事業のビジネスモデル構築                海外戦略地域の統括運営
・アクアティック事業 → 欧州及び中国市場にアプローチ
                               ・アセアン地域プロジェクト → 継続推進
             継続して日・米市場の推進拡大
                               ・各国・各地域のマーケッターの採用
・技術/メンテナンスによる顧客サポートの推進
                               ・ITインフラ整備 → 基幹システム見直しに伴う
 → IJ技術者の販促サポート
                                           ITインフラの最適化
   現地に即したメンテナンス員の育成


                                                      23
5 育成期中期経営計画の主な具体的方針
1.国内市場
  競合リプレイス需要の獲得      CS向上の継続
  ソリューションビジネスの継続深耕  市場要求(製品、部品、納期等)対応
  顧客向けIOTの推進

2.海外市場
       国   海外各市場における強化市場          注力する具体的用途
  米国       医療機器、水処理          医療分析、産業用水処理、アクアティック
  欧州       水処理、化学・化工機、       システム製品、風力発電、船舶搭載装置
           新エネルギー、冷却
  アセアン     医療機器、表面処理装置、      表面処理装置、水質管理
           水処理、化学
  中国       医療機器、水処理、新エネルギー   医療分析、水処理プラント、二次電池
  韓国・台湾地域 水処理、新エネルギー         水質管理、表面処理装置、二次電池

3.投資について
  欧州子会社生産設備の強化、物流関連強化
  事業の拡大に向けた業務提携、M&Aの検討                            24
6 事業再編

  1   テクノエコー株式会社(完全子会社)の吸収合併

      ✔当社グループ経営資源の有効活用と経営効率化を図ることを目的とし、
       合併を実施する。
      ✔当合併により、同社製品である残留塩素計とポンプとのシナジー効果を
       より高いものへ。
      ✔合併予定日は2021年4月1日。


  2   Iwaki Nordic A/S(イワキノルディック)の連結子会社化

      ✔持分法適用関連会社であるIwaki Nordic A/S(イワキノルディック)を
       連結子会社化へ。(当社100%子会社であるIEが同社株式を取得)
      ✔北欧地域を欧州における重要な販売拠点として位置づけており、
       さらなる競争力強化のため同社をグローバル運営体制に組み入れる。
      ✔株式取得予定日は2020年6月30日。

                                                  25
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