6237 イワキポンプ 2021-11-12 16:00:00
2022年3月期 第2四半期決算説明資料 [pdf]
2022年3月期
第2四半期 決算説明資料
2021年11月12日
株式会社イワキ
証券コード:6237
銘柄名:イワキポンプ
目 次
Ⅰ. 2022年3月期 第2四半期 決算概要 ・・・・P 3
Ⅱ. 2022年3月期 業績見通し ・・・・P 15
Ⅲ. 育成期 中期経営計画について ・・・・P 24
Ⅳ. Appendix ・・・・P 30
2
Ⅰ. 2022年3月期 第2四半期 決算概要
3
1 2022年3月期 第2四半期 決算サマリー
2Q累計売上高としては上場来最高額。投資活況な半導体・液晶市場向けが全体を牽引。
2021.3期 2Q 2022.3期 2Q
金額(百万円) 金額(百万円) 差額 増減率(前年同期比)
売上高 13,159 15,580 2,420 +18.4%
売上総利益 4,470 5,267
796 +17.8%
(売上総利益率) (34.0%) (33.8%)
営業利益 711 1,058
346 +48.7%
(営業利益率) (5.4%) (6.8%)
経常利益 935 1,525 590 +63.1%
親会社株主に帰属する
四半期純利益 1,068 1,191 122 +11.5%
1株当たり
四半期純利益 48.50円 54.36円 5.85円 +12.1%
為替レート
ド ル 108.25 円 107.82 円
(期中平均) ユ ー ロ 119.34 円 129.88 円
4
2 2022年3月期 2Q決算のポイント
1 売上高 : 半導体・液晶向け2Q累計売上高 上場来最高額 3,053百万円
✔医療機器向けを除き、順調に推移。結果、全体でも前年同期比+2,420百万円増収。
✔半導体・液晶向け2Q会計期間売上高も上場来最高額の1,566百万円。
✔半導体不足による顧客装置生産減の影響を受け、医療機器向けのみ前年同期比減。
✔2022年3月期2Q累計のイワキノルディックグループ(以下、ING)売上高影響 648百万円(連結調整前)。
✔半導体・液晶向けを中心に受注好調に推移するも、空気駆動ポンプ部品の樹脂原料の需給逼迫や、
新型コロナ感染拡大に伴う海外サプライチェーンを通じた一部部品調達難による影響が今後の懸念材料。
2 営業利益 : 連結調整影響による原価増、販管費増の結果、増益額は346百万円
✔1Qに続き連結子会社決算期ズレによる連結調整の影響残り、
売上総利益は5,267百万円(前年同期比+17.8%、+796百万円)。
✔販管費について、
・ING PL連結取込みによる影響額 前年同期比 +287百万円。
・ING のれん償却費 同比 +41百万円。
・研究開発費 同比 +87百万円。
・輸出入費 同比 +30百万円。
などの増加要因あり、販管費全体で同比 +449百万円。
3 親会社株主に帰属する四半期純利益 : 持分法による投資利益伸長も前期並みの特別利益計上無し
✔韓国、台湾、上海、香港を中心に半導体・液晶向け売上伸長。
✔前期 特別利益にて、ING子会社化に伴う段階取得に係る差益 347百万円発生。 5
3 2022年3月期 2Q 新型コロナウイルスに関する主な影響等について
物流混乱による懸念強まる。サプライチェーン通じた影響も顕在化の懸念。
営業面 当社における
生産・調達面 業績関連トピックス 感染状況
(メンテナンス含) 主な感染対策等
・医療機器メンテをはじめ、
生産:通常稼働
1Q 現場訪問復調しつつある一方、 ・3度目の緊急事態宣言 発出
調達:生産への影響なし ・在宅勤務の導入
緊急事態宣言による訪問制限も続く
国 通常稼働
・時差・輪番出勤
・執務時ソーシャルディスタンスの
内 顧客訪問制限有
確保
生産:通常稼働 ・健康管理の徹底
2Q ・受注は順調に推移
調達:東南アジアロックダウン ・4度目の緊急事態宣言 発出
・訪問制限や一部案件延期等、影響も継続
による部品調達懸念
・出荷停滞していたプロジェクター冷却向け ・ワクチン接種が進むにつれて規制緩和 ・在宅勤務の導入
1Q 生産:通常稼働 案件復調 傾向へ ・輪番出勤
調達:生産への影響なし ・アメリカ向けを中心に国際物流の混乱続く ・マレーシア感染拡大に伴うロックダウン ・執務時ソーシャルディスタンスの
海 通常稼働 ・マレーシアロックダウンによる受注減 続く 確保
外 顧客訪問制限有 ・健康管理の徹底
・国や地域のガイドラインに
生産:通常稼働 ・アメリカ、ヨーロッパを中心に順調な受注状況
2Q 沿った各種感染予防策等
調達:コンテナ不足による ・海外向け物流状況が更に悪化 ・東南アジア厳しいロックダウン状況継続
輸送コスト増 ・マレーシアロックダウン解除、緩やかな回復
※ 赤字はネガティブな影響 6
4 売上高・営業利益の推移(四半期ベース)
売上状況はコロナ禍以前の水準超え。半導体・液晶向けは直前四半期比でも増収。
全体でも前期4Q売上を更新、今期2Q売上高 上場来最高額。
(百万円) 2020.3期 2021.3期 2022.3期 (百万円)
8,000 7,962 7,977 1,600
7,303 7,331 7,603
7,218
7,040
6,782 6,736
売上(左目盛)
7,000 1,400
6,423
6,000 1,200 営業利益 (右目盛)
957
5,000 1,000
839 経常利益(右目盛)
789
4,000 706 800
627
568
3,000 702 521 678 683 600
454 447
551 413
521
2,000 400
416 374
338 315
1,000 295 200
0 0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q~4Q 7
5 売上総利益率・販管費(率)の推移(四半期ベース)
1Q 連結子会社決算期ズレによる連結調整影響にて売上総利益率水準低下。
2Q 1Q比で空気駆動ポンプ減の一方、マグネットポンプ伸長、売上総利益率水準も回復。
(百万円) 2020.3期 2022.3期
2021.3期
2,400 48%
46%
2,173
2,200 44% 販管費
2,102 2,106
2,064 42%
1,974
2,000 1,945 1,942 1,945 40%
売上総利益率
1,859 38%
1,784
1,800 36%
35.8% 販管費率
35.1% 35.0% 34%
34.6% 34.3%
1,600 33.7% 33.6% 33.7% 33.8% 32%
32.6%
30%
1,400 29.3% 29.3% 28%
28.7%
27.8%
26.9% 26.5% 27.3% 27.7% 26%
26.4%
1,200 25.5% 24%
22%
1,000 20%
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q~4Q 8
6 製品別 販売市場について
マルチ市場 主なポンプ マグネット 空気駆動 回転容積 エアー システム
定量ポンプ
への販売 用途 ポンプ ポンプ ポンプ ポンプ 製品
半導体・ 半導体製造装置 他
液晶市場
人工透析装置
医療機器市場 臨床分析装置 他
表面処理装置 プリント基板製造装置
市場 電子部品製造 他
化学市場 化学薬液製造 他
浄水場
水処理市場 排水処理場
クーリングタワー 他
新エネルギー 再生可能エネルギー
市場 二次電池製造 他
その他 食品洗浄
(食品・製紙等) 各種冷却用途 他
9
※ 塗りつぶし:各市場におけるメインポンプ
7 製品別 収益性について
収益性の高・低 売上高(百万円) 上段:前期2Q 下段:今期2Q
2,482
高 定量ポンプ
2,636
4,323
マグネットポンプ
5,231
785
エアーポンプ
735
半導体・液晶向け売上伸長に伴い空気駆動ポンプの売上伸長。
収益性高いマグネットポンプ売上伸長により全体利益をフォロー。
1,096
回転容積ポンプ
1,019
1,188
低 空気駆動ポンプ
2,062
※システム製品、仕入商品、その他除く
10
8 市場別売上高
半導体・液晶向けは国内、海外共に半導体製造装置メーカー向けが好調に推移。
医療機器向けは国内の臨床検査装置メーカー向けを中心に需要回復。一方、海外は半導体不足による
顧客装置生産減の影響を受け、トータルで前年同期比減。半導体不足解消後は需要も回復見込み。
(百万円)
2020.3期 2021.3期 2022.3期
8,000
2022年3月期 前年同期
増減率
2Q金額 差額
(前年同期比)
(百万円) (百万円)
7,000 1,809 1,722
1,594
1,691 1,718 1,846 水処理 3,316 240 +7.8%
1,730
6,000 1,494 1,565
1,510 1,179 1,566 半導体・液晶 3,053 1,124 +58.3%
857 1,486
5,000 1,081 932
823 984
1,012
916 1,135
医療機器 2,317 ▲75 ▲3.1%
4,000 1,357 1,178
1,259 1,218 1,138
1,294 1,000
1,283 1,108 700 化学 1,510 91 +6.4%
3,000 738 748 761
776 681
689 670 675
703 715 表面処理装置 1,321 210 +19.0%
578 551 282 650 671
549 555 638
2,000 232 543 567 201 186
212 147 142 264
103
新エネルギー 451 204 +82.5%
143
1,000 2,178
1,753 1,848 1,751 1,775 1,889 1,720 1,889
1,523 1,460 その他 3,609 625 +20.9%
0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q~4Q
11
9 製品別売上高
半導体・液晶向け空気駆動ポンプ大幅伸長。
主力製品のマグネットポンプは半導体・液晶向けでも伸長。
(百万円)
2020.3期 2021.3期 2022.3期
2022年3月期 前年同期
8,000 2Q金額 差額
増減率
(前年同期比)
(百万円) (百万円)
7,000
2,465
マグネットポンプ 5,231 908 +21.0%
2,695
2,535
2,431 2,340
6,000 2,454 2,255 定量ポンプ 2,636 153 +6.2%
2,210
2,553
2,112
5,000 空気駆動ポンプ 2,062 874 +73.6%
1,389
1,327
1,308
1,258
1,346
1,381
1,340
回転容積ポンプ 1,019 ▲77 ▲7.0%
4,000 1,251
1,197 1,231 829
463 495 977 エアーポンプ 735 ▲49 ▲6.4%
569 669 1,085
3,000 668 562
426 734 623 519 528
650 475 402 491
システム製品 735 256 +53.5%
624 373 547 549 358
417 401
2,000 376 632 376 413
359 353 490 427 358
337 307 322 仕入商品 1,334 133 +11.1%
273 223 255
701 763 644 729 731
522 633 567 634 603
1,000
その他 1,824 222 +13.9%
825 942 849 863 839 761 946 950 879 944
0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q~4Q
12
10 地域別売上高
半導体・液晶向けが牽引し国内、海外共に好調に推移。
米国も水処理向けを中心に受注戻る。欧州 ING分売上除く売上ベースでも回復基調。
(百万円)
2020.3期 2021.3期 2022.3期
2022年3月期 前年同期
8,000 2Q金額 差額
増減率
(前年同期比)
(百万円) (百万円)
7,000 日本 8,703 844 +10.7%
6,000 米国 1,864 155 +9.1%
4,690 4,493
4,209
5,000 4,574 4,275 4,507 4,136
欧州 1,831 684 +59.7%
4,012 3,970
3,888
アジア 1,545 511 +49.4%
4,000
中国 964 ▲7 ▲0.8%
3,000 899 965
940
1,012 893 その他 671 232 +53.0%
1,018 1,032 1,029 906
2,000 802 861 969
939
664 582 595 876
738 684 551
831 713
1,000 590 443 654
665 599 497
516 488
481 483 海外合計 6,877 1,576 +29.7%
343 291 447 525 366 429
280 302 (海外売上比率) (44.1%)
216 221 256 320 226 212 268 307 319 351
0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q~4Q
13
11 設備投資・研究開発費・減価償却費推移(半期毎)
(百万円)
2020.3期 2021.3期 2022.3期
3100
3050 2022.3月期
2Q累計金額 増減額
500 (百万円) (前年同期比)
460
450 424 431
412
400
354
379 設備投資 239 ▲139
343 344 346
350 323
305 301
300
244
250 239
+87
224
研究開発費 431
200
150
100
50 減価償却費 346 +45
0
2Q 4Q 2Q 4Q 2Q 4Q
14
Ⅱ. 2022年3月期 業績見通し
15
1 2022年3月期 業績予想
一部調達面、コンテナ需給逼迫の懸念あるも、前年比大幅増収の見込み。
参考:2022.3期
2021.3期 2022.3期(修正予) ※2021年10月15日開示 (当初予)
金額 (百万円) 金額 (百万円) 差額 増減率(前年比) 金額 (百万円)
売 上 高 28,162 31,459 3,296 +11.7% 30,297
売 上 総 利 益 9,703 10,598 10,364
895 +9.2%
( 売 上 総 利 益 率 ) (34.5%) (33.7%) (34.2%)
営 業 利 益 1,706 1,836 1,752
130 +7.6%
( 営 業 利 益 率 ) (6.1%) (5.8%) (5.8%)
経 常 利 益 2,222 2,634 412 +18.6% 2,243
親会社株主に帰属する
当 期 純 利 益 2,091 2,072 ▲18 ▲0.9% 1,831
1 株 当 た り
当 期 純 利 益 94.90 円 94.60 円 ▲0.3円 ▲0.3% 83.78 円
自己資本当期純利益率
( R O E ) 9.7% 9.2% ー (▲0.5pt) 8.2%
(想定レート)
為 替 レ ー ト
ド ル 106.77 円 (下期 想定レート)110.00 円 104.00 円
( 期 中 平 均 ) (想定レート)
ユ ー ロ 121.88 円 (下期 想定レート)130.00 円 125.00 円
16
2 2022年3月期 業績予想のポイント
1 売上高 : 部品等調達懸念により売上の伸びは上期より鈍化の見込み
✔空気駆動ポンプ部品の樹脂原料の需給逼迫や、新型コロナ感染拡大に伴う海外サプライチェーンを通じた
一部部品調達難による影響が懸念材料。
✔海外向けでは米国向けを中心にコンテナ需給逼迫しており、納期遅延の懸念材料となる。
✔一方で足元の受注状況は非常に好調。下期売上は上期より伸長ペースは落ちるが、通期見通しは当初予想を
上回る見込み。
2 営業利益 : 生産関連、輸送、部品調達などのコスト増の結果、増益額は130百万円
✔製造経費(原価)では、生産関連の調達・物流や生産体制再構築関連の修繕等のコスト増加を見込む。
✔販管費では、研究開発費や輸送関連のコスト増加を見込む。
✔ING PL連結取込みの影響額のギャップ。
前期:2021年3月期 3~4Q 半期分を連結取込み。
今期:2022年3月期 1~4Q 通期分を連結取込み。
3 親会社株主に帰属する当期純利益 : 持分法による投資利益伸長継続するも最終利益は減益見込み
✔持分法による投資利益は上期に引き続き高水準を維持する見込み。
✔特別利益の計上額差異(前期 ING子会社化に伴う段階取得に係る差益 381百万円発生)。
✔前期実績と今期見積りの法人税率差異による法人税等の計上額増。
17
3 2022年3月期 業績予想 増減益分析
通期:為替1円当たりの感応度 $(USドル) €(ユーロ)
売上 51 百万円 27 百万円
営業利益 16 百万円 11 百万円
(百万円)
2021/3期 売上増減・ 売上総利益 販管費 販管費増減 2022/3期
営業利益 原価率変動 等 為替影響 為替影響 営業利益
(修正予) 18
4 2022年3月期 市場環境の想定
全体的に概ね良好な市況環境を想定のものの、顧客側部品調達難に伴う影響は懸念材料。
各市場 国内 海外
・リモートワーク推進に伴う遠隔操作用コントローラの需要が
高まる ・水処理膜を利用した装置やシステムが好調
水処理市場 ・食の安心安全の観点より植物工場が伸張 ・殺菌用途の需要が堅調
強 ・コロナによる延期案件の実行等により前年比増
化 ・臨床検査装置(免疫分析装置+生化学分析装置)
・中国 臨床検査装置(免疫分析装置+生化学分析
昨年低迷分の回復傾向が高まる
市 医療機器市場 ・内視鏡洗浄装置向けが代替需要で2Qから回復
装置)向けは、電子部品入手難による現地顧客の減
産が上期から継続され軟調
場 ・人工透析装置がメンテナンス需要回復・代替需要も回復基調
・二次電池市場が軟調
新エネルギー市場 ・家庭用燃料電池は計画案件が動き出し一部需要回復
・アジア市場で二次電池の需要が堅調
半導体・液晶市場 ・当該製造装置メーカー向け需要が好調 ・メモリ、ファウンドリ向け設備投資が順調
・高付加価値製品の開発堅調
化学市場 ・環境規制による樹脂リサイクル等による需要が増加
・欧州・アジアで二次電池材料の製造投資が活発
・5G対応、IoT市場向けなど
・車載用やICT関連の電子部品が世界的に需要拡大
表面処理装置市場 高付加価値電子部品の需要拡大
・パッケージ基板の設備投資が好調の見込み
・半導体不足で車販売伸びず、車載用途が軟調
※ 赤字はネガティブな見通し
19
5 2022年3月期 市場別売上高 修正予想
当初予想を大きく上回る半導体・液晶向け受注状況を鑑み、同市場向け売上予想を主に上方修正。
2022年3月期 2022年3月期 参考:2022年3月期
差額 増減率
当初予想(百万円) 修正予想(百万円) 2Q実績(百万円)
水処理 6,962 7,120 157 +2.3% 3,316
半導体・液晶 4,331 5,343 1,011 +23.3% 3,053
医療機器 4,556 4,587 31 +0.7% 2,317
化学 3,204 3,165 ▲38 ▲1.2% 1,510
表面処理装置 2,492 2,605 112 +4.5% 1,321
新エネルギー 644 751 107 +16.6% 451
その他 8,104 7,885 ▲219 ▲2.7% 3,609
合 計 30,297 31,459 1,162 +3.8% 15,580
20
6 2022年3月期 製品別売上高 修正予想
市場別の修正予想を受け、関連するマグネットポンプ・空気駆動ポンプの伸長を見込む。
2022年3月期 2022年3月期 参考:2022年3月期
差額 増減率 2Q実績(百万円)
当初予想(百万円) 修正予想(百万円)
マグネットポンプ 9,918 10,477 558 +5.6% 5,231
定量ポンプ 5,715 5,642 ▲72 ▲1.3% 2,636
空気駆動ポンプ 2,984 3,578 594 +19.9% 2,062
回転容積ポンプ 2,305 2,193 ▲111 ▲4.8% 1,019
エアーポンプ 1,795 1,654 ▲141 ▲7.9% 735
システム製品 1,260 1,457 197 +15.6% 735
仕入商品 2,683 2,712 28 +1.1% 1,334
その他 3,634 3,744 109 +3.0% 1,824
合 計 30,297 31,459 1,162 +3.8% 15,580
21
7 株主還元
基本方針
・配当性向30%超 ・安定的な配当
(円) 1株当たり配当金 配当性向(連結)
35.00%
40 31.8%
30.0% 30.0% 30.6% 30.1%
30.00%
28円50銭へ
30 ※2021年10月15日 開示 25.00%
増配, 3.0
20.00%
20
15.00%
28.90 30.50 29.00
27.53 25.50 10.00%
10 当初予想
5.00%
0 0.00%
2018/3 2019/3 2020/3 2021/3 2022/3(修正予)
(注)2018/3は株式の3分割を考慮し、算定しています。(小数点第三位以下は切捨)
22
8 投下資本利益率(ROIC)
当該指標の活用により、更なる企業価値向上を目指す。
(百万円)
30,000 10.0%
9.0%
25,000
8.0%
7.0%
20,000 6.1%
5.8%
6.0%
6.0%
15,000 5.6% 5.0%
4.0%
10,000
3.0%
2.0%
5,000
1.0%
23,125 25,036
0 0.0%
2021/3 2022/3(修正予)
投下資本(期首・期末平均) 連結営業利益率 投下資本利益率
23
Ⅲ. 育成期 中期経営計画について
24
1 10年ビジョンの概要
種蒔期 育成期 収穫期
2017/3期 2018/3期 2019/3期 2020/3期 2021/3期 2022/3期 2023/3期 2024/3期 2025/3期
連結売上高
(予)
400億円
(予) 365億円
(予)
338億円
281億円 314億円
280億円 291億円 286億円
200
251億円
154 174 海外売上
定 92
106 110 112 114 140
量 191 200
159 174 181 174 167 174 184 国内売上
目
標 連結営業利益率
(予) (予) (予)
5.8% 7.5% 8.0% 7.4% 6.1% 5.8% 8.4% 10.8% 10.0%
以降、継続して10%超の水準を維持
定
「オールイワキで世界No.1を提供する」
性 ~ グループ一丸となり、世界No.1の製品、品質、価値、サービスを提供する ~
目
標
目標を達成するための姿勢 「チェンジ&チャレンジ」
~ 変革と挑戦に躊躇しない企業文化の定着を目指す ~
25
2 育成期 中期経営計画
持続的に成長する企業として
企業価値向上を目指した成長戦略の推進
育成期における重点実施項目として以下、主な重点テーマを設定
10年ビジョン定量目標達成に向けたテーマ 持続的な企業価値向上に視点を置いた
経営の推進に関するテーマ
1)生産体制の再構築 1)人事制度の抜本的な見直し
2)生産及び販売計画の精度向上 2)基幹システムの刷新
3)不具合の撲滅 3)IoTの活用
4)全社の生産性向上 4)CSR活動
26
3 育成期 中期経営計画 重点テーマの進捗状況 ①
10年ビジョン定量目標を達成するための具体的各種施策の設定
重点テーマ 育成期 主な実施内容 取組状況 今後の課題
・グローバル生産課題の抽出
・KD工場 生産品質の標準化
生産体制の再構築
・外部倉庫活用による納期短縮の実現
・物流機能外部委託による、生産特化体制への移行検討・実施 〇 ・更なる納期短縮への取組み
・原価低減
・生産体制再構築プロジェクト発足
・協業体制の継続強化
・顧客情報共有、部門間協業体制推進
生産及び販売計画
の精度向上
・プロセス用途分 計画精度向上についての検討
・フォーキャスト制度運用開始による出荷保留品低減
▲ ・計画精度向上に向けた検討継続
・海外マーケット調査(コロナ禍により停滞)
・デパート戦略も視野に入れた計画策定
・プロジェクト体制による不具合撲滅の推進
・当該プロジェクト継続推進
不具合の撲滅
・管理項目 2件/3件中 実施完了
完了:スピードアップ △ ・慢性不具合の撲滅
・徹底的な再発防止活動の推進
未完了:慢性不具合、メンテナンス協業案件
・外部倉庫活用による工場内スペース確保、作業改善 ・ノンコア業務へのシステム導入拡大
全社の生産性向上
・各種業務システムの導入
(得意先管理、人事労務、予算管理、経費精算、RPA活用) △ ・ロボット化の水平展開
・グループ含めた事業運営効率化
・自動組み立てロボット導入 ・残塩計事業での更なるシナジー発揮
※オレンジ枠:優先度高 【取組状況評価】 27
〇:達成見込み or 順調に進捗、△:進捗若干遅れ、▲:進捗遅れ、×:進捗なし
4 育成期 中期経営計画 重点テーマの進捗状況 ②
持続的な企業価値向上に視点を置いた経営の推進
重点テーマ 育成期 主な実施内容 取組状況 今後の課題
人事制度の抜本的な
見直し
・人事評価制度の見直し
・給与体系、賃金カーブの見直し △ ・詳細制度設計
・現状制度からの移行
・システム選定完了、導入に向けたプロジェクトスタート
基幹システムの刷新 ・システム導入に向けた各業務フローの見直し
・導入に向けた各種インターフェースの精査、開発
▲ ・導入1年延期 2024年3月期予定
・確実な導入に向けた各種運用テスト実施
IoTの活用
・水処理コントローラによるモニタリング、管理
・RPA導入による業務工数削減 ▲ ・ビジネスモデル・モノづくりへの展開
・環境法規制に対応した製品の提供
(RoHS指令/REACH規制 等)
・気候変動、人権対応等リスク管理も含めた
CSR活動
・環境に配慮した製品開発(高効率製品開発 等)
・従業員教育 ▲ 加速する守りの部分への早急な対応
・人的資本投資の強化
・埼玉工場オフセット電力メニュー採用
・各種地域貢献活動(献血、ボランティア等)
※ オレンジ枠:優先度高 【取組状況評価】 28
〇:達成見込み or 順調に進捗、△:進捗若干遅れ、▲:進捗遅れ、×:進捗なし
5 2022/3期-2024/3期 計画数値
2022/3期 計画 2023/3期 計画 2024/3期 計画
金額 増減率 金額 増減率 金額 増減率
(百万円) (前年比) (百万円) (前年比) (百万円) (前年比)
売 上 高 31,459 +11.7% 33,841 +7.6% 36,550 +8.0%
売 上 総 利 益 10,598 +9.2% 12,028 +13.5% 13,315 +10.7%
営 業 利 益 1,836 +7.6% 2,836 +54.5% 3,955 +39.4%
経 常 利 益 2,634 +18.6% 3,607 +36.9% 4,725 +31.0%
親 会 社 株 主 に 帰 属 す る
当 期 純 利 益 2,072 ▲0.9% 2,763 +33.3% 3,557 +28.8%
1
来期以降も投資旺盛な状況が想定される半導体・液晶向けに関する受注を勘案し、
国内は来期6%弱、再来期4%弱、海外も同様に来期10%弱、再来期13%の成長を見込む。
大型展示会費用は2023/3期の発生見込み。
2 増収効果により営業利益は来期以降各年2桁増を見込む。 営業利益率 5.8% → 8.4% → 10.8%
3
持分法による投資利益は、ほぼ横バイを想定。
増収効果等により営業利益同様、経常利益以下の段階利益も各年2桁増を見込む。 29
Ⅳ. Appendix
30
1 市場再編について
31
2 会社概要
会社名 株式会社イワキ(英文名 IWAKI CO., LTD.)
ケミカルポンプ の専業・総合メーカー
設立 1956年4月10日
代表取締役社長 藤中 茂
本社 東京都千代田区神田須田町二丁目6番6号
資本金 10億4,469万円(2021年9月末現在)
従業員数 連 結:994人 / 単 体:766人(ともに、2021年3月末現在)
ケミカルポンプ及びポンプ専用コントローラ等の周辺機器の
事業内容 開発・製造、仕入及び販売 等
東京証券取引所
上場取引所 (銘柄名:イワキポンプ/証券コード:6237/市場:東証一部)
32
3 売上推移
(億円) 売上高(単体)の推移 売上281億
300 変則決算(4カ月) 連結売上高
[決算日変更:11/20⇒3/31]
250 営利9.8%
売上222億
ポンプのデパート戦略
現在の形がほぼ完成
200
海外拠点展開
をスタート
150 ポンプのデパート戦略 半導体占有率を抑制し、
開始 安定した成長へ
半導体市場向け製品により成長
100 三春工場竣工 ⇒ 半導体市場の動向が売上に
与える影響が大きくなった
埼玉工場竣工
50
ポンプのデパート戦略により、
国内経済成長の流れにのる
0
1970 1975 1980 1985 1990 1995 2000 2005 2010 2015 2020 2021
(年) 33
4 ケミカルポンプとは
ケミカルポンプ=化学薬品等の薬液移送に使用されるポンプ
水を扱うポンプとは異なり、
ケミカルポンプは主に薬液等の移送時に使用される。
中には(人体に有害な硫酸等)危険な液体もあるため
非常に高い安全性が求められる
(漏れないこと)
34
5 当社の強み
お客様の様々な要望にお応えできる
1 豊富な製品ラインナップ
お客様への強力なサポートが可能な
2 世界規模の生産・販売・サポート体制
製品であるポンプを中心に
3 「流体を制御する」機能でソリューションも提供
35
6 当社の強み 豊富な製品ラインナップ
各種ポンプにおいて60シリーズ以上、数万点にのぼる型式を展開
サイズ
当社にご依頼いただければ各種ポンプをワンストップで提供可能
種類
マグネット 定量 空気駆動 回転容積 エアー
ポンプ ポンプ ポンプ ポンプ ポンプ
競合 A社 B社 C社 D社
36
7 当社の強み 世界規模の生産体制
多品種少量生産を強みとしながら、年間約80万台の生産能力を有する
国内 … 多品種少量生産。強固な品質保証体制
海外 … 5拠点でのノックダウン*生産により短納期・在庫効率化
(*ノックダウン生産 … 当社で生産された製品の主要部品を輸出し、現地で組立する方式)
大型製品中心
埼玉工場
(埼玉県狭山市)
ドイツ 中国
アメリカ
小型製品の量産
台湾
三春工場
オーストラリア (福島県田村郡三春町)
37
8 当社の強み 世界規模の販売・サポート体制
支店:6拠点
営業所:7拠点
中国 日本
ヨーロッパ
北アメリカ
アジア
南アメリカ
オーストラリア
その他
中国
海外比率 3.6%
6.3%
40.8%
アジア
7.8%
本社のほか国内主要13都市に支店・営業所を展開 地域別売上
ヨーロッパ 構成比 国内
15カ国21社のグループ会社で、ワールドワイドな販売・サービス網を構築 10.5% 59.2%
アメリカ
12.6% (2021年3月期連結実績)
38
9 当社の強み ソリューション提供
お客様のニーズにあったソリューションを
ポンプと流体制御ノウハウを活用し提供
当社
解決して欲しい困りごと等の
ニーズ
ポンプ
ユーザー(お客様)
流体制御ノウハウ
問題解決するための
ソリューション
39
社会の発展と人々の幸福に寄与すべく、
これからも常に最前線で産業を支えてまいります。
40
本内容に関するお問い合わせ先について
【お問い合わせ先】
株式会社イワキ 経営管理本部 経営企画部
E-mail:ir@iwakipumps.jp
受付時間 :9時~17時30分
(土曜・日曜・祝日・その他当社休業日を除く)
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免責事項及び将来見通しに関する注意事項
この資料は投資家の参考に資するため、株式会社イワキ(以下、当社)の現状をご理解いただくことを目的として、当社が作成した
ものです。
当資料に記載された内容は、本日現在において一般的に認識されている経済・社会等の情勢および当社が合理的と判断した一定
の前提に基づいて作成されておりますが、経営環境の変化等の事由により、予告なしに変更される可能性があります。
本発表において提供される資料ならびに情報は、いわゆる「見通し情報」(forward-looking statements)を含みます。
これらは、現在における見込み、予測およびリスクを伴う想定に基づくものであり、実質的にこれらの記述とは異なる結果を招き得る
不確実性を含んでおります。
それらリスクや不確実性には、一般的な業界ならびに市場の状況、金利、通貨為替変動といった一般的な国内および国際的な
経済状況が含まれます。
今後、新しい情報・将来の出来事等があった場合であっても、当社は、本発表に含まれる「見通し情報」の更新・修正をおこなう
義務を負うものではありません。
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