6237 イワキポンプ 2021-05-25 16:00:00
2021年3月期 決算説明資料 [pdf]
2021年3月期 決算説明資料
2021年5月25日
株式会社イワキ
証券コード:6237
銘柄名:イワキポンプ
目 次
Ⅰ. 2021年3月期 決算概要 ・・・・P 3
Ⅱ. 2022年3月期 業績見通し ・・・・P 17
Ⅲ. 育成期 中期経営計画について ・・・・P 26
Ⅳ. Appendix ・・・・P 34
2
Ⅰ. 2021年3月期 決算概要
3
1 2021年3月期 通期連結業績予想 実績との差異について
4Qは直前四半期比で大幅増収。利益面は当初計画を上回る。
2021年3月期 2021年3月期 2021年3月期
単位:百万円 差額
3Q 累計期間 3Q 会計期間 4Q 会計期間
売上高 20,199 7,040 7,962 922
売上総利益 6,851 2,380 2,851 471
(売上 総利益 率) (33.9%) (33.8%) (35.8%) (+2.0pt)
営業利益 1,027 315 678 363
(営業利益率) (5.1%) (4.5%) (8.5%) (+4.0pt)
2021年3月期 2021年3月期
単位:百万円 差額
予想 実績
売上高 28,280 28,162 ▲118
売上総利益 9,498 9,703 204
(売上 総利益 率) (33.6%) (34.5%) (+0.9pt)
営業利益 1,332 1,706 373
(営業利益率) (4.7%) (6.1%) (+1.3pt)
4
2 2021年3月期 決算サマリー
国内 医療機器向け落ち込み大きく、前年比減収・減益で着地。
2020.3期 2021.3期
金額 (百万円) 金額 (百万円) 差額 増減率(前年比)
売 上 高 28,636 28,162 ▲474 ▲1.7%
売 上 総 利 益 9,806 9,703 ▲1.1%
▲103
( 売 上 総 利 益 率 ) (34.2%) (34.5%) (▲0.2pt)
営 業 利 益 2,114 1,706 ▲19.3%
▲407
( 営 業 利 益 率 ) (7.4%) (6.1%) (▲1.3pt)
経 常 利 益 2,578 2,222 ▲356 ▲13.8%
親 会 社 株 主 に 帰 属 す る
当 期 期 純 利 益 2,122 2,091 ▲31 ▲1.5%
1 株 当 た り
当 期 期 純 利 益 96.06 円 94.90円 ▲1.16円 ▲1.2%
自 己 資 本 当 期 純 利 益 率
( R O E ) 10.5% 9.7% ー (▲0.8pt)
為 替 レ ー ト
ド ル 109.03 円 106.77円
( 期 中 平 均 ) ユ ー ロ 122.03 円 121.88円
5
3 2021年3月期 決算のポイント
1 売上高 28,162百万円(前年比▲1.7%、▲474百万円)
✔コロナ禍で要対面取引の売上落ちるも、年度後半にかけては回復基調。
✔国内・海外 半導体・液晶向け、海外(主に中国)医療機器向けが牽引役となる。
✔2021年3月期におけるイワキノルディックグループ(以下ING)売上高影響は 648百万(連結調整前)。
※同社 3QよりPL連結取込み。
✔2021年3月期減収 最大要因は国内医療機器向け落ち込み。前年比▲947百万円。
2 営業利益 1,706百万円(前年比▲19.3%、▲407百万円)
✔2021年3月期 ING連結取込みにおける売上総利益への影響額は+331百万円(連結調整前)。
✔国内医療機器向け大幅減により、売上総利益段階より前年比減(前年比▲1.1%、▲103百万円)となる。
✔販管費 主な増加要因
・ING M&A費用 84百万円。
・ING PL連結取込みによる影響額 279百万円。
・のれん償却費 39百万円(ING分 38百万円)。
・その他 外部倉庫費用等含め、販管費全体では前年比 +4.0%、304百万円増。
3 親会社株主に帰属する当期純利益 2,091百万円(前年比▲1.5%、▲31百万円)
✔香港からの持分法による投資利益増加。
✔特別利益にて、ING子会社化に伴う段階取得に係る差益発生(1Q)。
6
4 2021年3月期 増減益分析
為替1円当たりの感応度 $(USドル) €(ユーロ)
売上 45 百万円 22 百万円
営業利益 14 百万円 8 百万円
(百万円)
2020/3期 売上増減・ 売上総利益 販管費 販管費増減 2021/3期
営業利益 原価率変動 等 為替影響 為替影響 営業利益
7
5 2021年3月期 新型コロナウイルスに関する主な影響等について
営業機会減により売上影響出る。一方、コロナ禍による特需も発生。
営業面 当社における
生産・調達面 業績関連トピックス 感染状況
(メンテナンス含) 主な感染対策等
・感染第1波
1Q ・消毒薬品用途向け活況
・緊急事態宣言 発出
2Q ・感染第2波 ・在宅勤務の導入
国 通常稼働 生産:通常稼働
・時差・輪番出勤
・執務時ソーシャルディスタンス
内 顧客訪問制限有 調達:生産への影響なし
・一部消毒薬品用途向け特需 の確保
3Q ・医療機関や食品関連を中心に ・年末にかけ感染者増加 ・健康管理の徹底
現場への立ち入り制限続き、需要減
・感染第3波
4Q
・緊急事態宣言 再発出
・世界各国で感染拡大
・中国医療機器向けコロナ特需発生
1Q ・各国地域でロックダウン、渡航制限等の
・各国ロックダウンによる経済活動停滞
措置が取られる
・在宅勤務の導入
・米国 感染拡大傾向鈍化
・輪番出勤
2Q ・中国コロナ特需ペースダウン ・欧州 国により感染拡大傾向にバラつき
・執務時ソーシャルディスタンス
海 通常稼働 生産:通常稼働
・アジア 一部の国を除き状況改善傾向
の確保
外 顧客訪問制限有 調達:生産への影響なし ・米国/欧州 感染再拡大、規制強化 ・健康管理の徹底
・国や地域のガイドラインに
3Q ・海上コンテナ需給逼迫 ・香港 感染再拡大
・豪州 状況改善、規制等段階的に緩和 沿った各種感染予防策等
・米国 所在州状況改善、規制等緩和
・海上コンテナ需給逼迫続く
・南米 各国状況大幅に悪化
4Q ・中国 ワクチン抗体検査用途向け好調
・欧州 各国で状況深刻化、
・欧州 プロジェクター向け復調
連邦政府主導で接触制限等強化
※ 赤字はネガティブな影響 8
6 売上高・営業利益の推移(四半期ベース)
半導体・液晶向けを中心に売上・受注ともに好調。2021年3月期4Q売上は直近3年間で
の最高額となる。4Q ING売上高影響(連結調整前)除いても最高額。
(百万円) 2019.3期 2020.3期 2021.3期 (百万円)
7,962
8,000 1,600
7,447 7,331
7,256 7,251 7,216 7,303 7,218
7,040
6,782 売上(左目盛)
7,000 6,736 1,400
6,423
6,000 1,200 営業利益(右目盛)
5,000 1,000
839 経常利益(右目盛)
791 789
742 759
4,000 706 800
627
554
3,000 660 521
678
600
702
617 454 447
591 413
551
521
2,000 467 400
416
338 315
1,000 295 200
0 0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 9
7 売上総利益率・販管費(率)の推移(四半期ベース)
2021年3月期3Q及び4QはING PL連結による影響額(4Qまでの累計279百万円)、
ING のれん償却費(同累計38百万円)を含む。前述費用を除くと販管費は従前水準並み。
(百万円) 2019.3期 2020.3期 2021.3期
2,400 48%
46%
2,163 2,173
2,200 44% 販管費
2,064 42%
1,991 1,974
2,000 1,934 1,946 1,945 1,942 1,945 40%
売上総利益率
1,859 38%
1,784
1,800 36%
36.5% 販管費率
36.0% 35.8%
35.2% 35.1% 34%
34.7% 34.6% 34.3%
1,600 33.7% 33.6% 33.7% 33.8% 32%
30%
30.0%
1,400 29.3% 29.3% 28%
28.7%
27.8% 26%
26.9% 26.5% 27.3%
26.7% 26.7% 26.8%
1,200 25.5% 24%
22%
1,000 20%
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 10
8 製品別 販売市場について
多様な販売市場を有しており、コロナ禍においても強みとなる。
マルチ市場 主なポンプ マグネット 空気駆動 回転容積 エアー システム
定量ポンプ
への販売 用途 ポンプ ポンプ ポンプ ポンプ 製品
半導体・ 半導体製造装置 他
液晶市場
人工透析装置
医療機器市場 臨床分析装置 他
表面処理装置 プリント基板製造装置
市場 電子部品製造 他
化学市場 化学薬液製造 他
浄水場
水処理市場 排水処理場
クーリングタワー 他
新エネルギー 再生可能エネルギー
市場 二次電池製造 他
その他 食品洗浄
(食品・製紙等) 各種冷却用途 他
11
※ 塗りつぶし:各市場におけるメインポンプ
9 製品別 収益性について
収益性の高・低 売上高(百万円) 上段:2020年3月期累計、下段:2021年3月期累計
5,184
高 定量ポンプ
5,211
9,779
マグネットポンプ
9,044
2,632
回転容積ポンプ
2,134
1,527
エアーポンプ
1,589 システム製品、仕入商品、その他除く
1,953
低 空気駆動ポンプ
2,687
12
10 市場別売上高
好調な市況の状況を受け、半導体・液晶向け好調。
年間通して中国医療機器向け好調も、国内医療機器向け落ち込みカバーするに至らず。
(百万円)
2020.3期 2021.3期
8,000
2021年3月期
前年差額 増減率
累計金額
(百万円) (前年比)
1,809 (百万円)
7,000
1,691 1,718 1,846
1,730 水処理 6,616 ▲133 ▲2.0%
6,000 1,494 1,565
1,510 1,135
医療機器 4,528 ▲601 ▲11.7%
5,000 1,357 1,294 1,218 1,000
1,259
1,283 1,179
1,108 半導体・液晶 4,092 397 +10.8%
4,000
857 932 984
823 1,081
700
1,012 916 化学 2,801 ▲73 ▲2.6%
3,000 738 776 681
689 670 675
703 715 表面処理 2,338 16 +0.7%
578 551 282
549 555 638
2,000 232 201
212 147 142 543 567
103 143 新エネルギー 731 ▲3 ▲0.5%
1,000 2,178
1,753 1,848 1,751 1,775 1,889
1,523 1,460
その他 7,053 ▲76 ▲1.1%
0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
13
11 製品別売上高
マグネットポンプ売上回復基調。3Qまでの落込み大きく、前年割れ。
半導体・液晶向け空気駆動ポンプは大幅伸長。回転容積ポンプは国内医療機器向け不振影響受ける。
(百万円)
2020.3期 2021.3期
8,000
2021年3月期
前年差額 増減率
累計金額
(百万円) (前年比)
(百万円)
7,000
2,465
マグネットポンプ 9,044 ▲735 ▲7.5%
2,431 2,340
6,000 2,454 2,255
2,553
2,210 定量ポンプ 5,211 27 +0.5%
2,112
5,000
1,389 空気駆動ポンプ 2,687 733 +37.5%
1,258 1,381
4,000 1,346 1,340
1,251 回転容積ポンプ 2,134 ▲498 ▲18.9%
1,197 1,231 829
463 495
3,000 569
668
669 562 エアーポンプ 1,589 62 +4.1%
426 734 623 519
650 475 402
624 373 547 549 システム製品 1,419 ▲35 ▲2.4%
417 401
2,000 376 632
359 353 490 427 358
337 307
273 223 255
701 763 644 729 仕入商品 2,575 ▲45 ▲1.8%
522 633 567 634
1,000
825 942 849 863 839 761 946 950 その他 3,499 17 +0.5%
0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
14
12 地域別売上高
半導体・液晶、医療機器向け中心に中国向け売上伸長。欧州 ING分売上を含んだ結果、増収。
2021年3月期 ING売上高影響は 648百万(連結調整前)、中国除く各地域コロナ禍影響受ける。
(百万円) 2020.3期 2021.3期
2021年3月期
8,000 前年差額 増減率
累計金額
(百万円) (前年比)
(百万円)
7,000
日本 16,686 ▲683 ▲3.9%
6,000 米国 3,543 ▲549 ▲13.4%
4,690
5,000 4,574 4,275 4,507 4,136
欧州 2,963 292 +11.0%
4,012 3,970
3,888
アジア 2,186 ▲82 ▲3.6%
4,000
中国 1,768 550 +45.2%
3,000
940
1,012 893 その他 1,014 ▲0 ▲0.1%
1,018 1,032 1,029 906
2,000 802
939
664 582 595 876
738 684 551
1,000 590 443 654
665 599 497
516 488 海外合計 11,476 209 +1.9%
343 291 447 525 366 429
280 302 (海外売上比率) (40.8%)
216 221 256 320 226 212 268 307
0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
15
13 設備投資・研究開発費・減価償却費推移(半期毎)
(百万円)
2019.3期 2020.3期 2021.3期
3100
3,070 技術センター分
2,862百万円 含
3050
2021.3月期 増減額
500 累計金額 (前年比)
460
(百万円)
450 424
420 412
400
354
379 設備投資 839 +370
336 343 344
350 321 323
305 301
300 287
272
244
250 224
研究開発費 757 +79
200
150
100
50 減価償却費 725 +76
0
2Q 4Q 2Q 4Q 2Q 4Q
16
Ⅱ. 2022年3月期 業績見通し
17
1 2022年3月期 業績予想
持ち直しつつある設備投資動向を背景に増収・増益(経常利益まで)を見込む。
2021.3期 2022.3期(予)
金額 (百万円) 金額 (百万円) 差額 増減率(前年比)
売 上 高 28,162 30,297 2,134 +7.6%
売 上 総 利 益 9,703 10,364 +6.8%
660
( 売 上 総 利 益 率 ) (34.5%) (34.2%) (▲0.2pt)
営 業 利 益 1,706 1,752 +2.7%
46
( 営 業 利 益 率 ) (6.1%) (5.8%) (▲0.3pt)
経 常 利 益 2,222 2,243 20 +0.9%
親 会 社 株 主 に 帰 属 す る
当 期 純 利 益 2,091 1,831 ▲259 ▲12.4%
1 株 当 た り
当 期 純 利 益 94.90 円 83.78 円 ▲11.12円 ▲11.7%
自 己 資 本 当 期 純 利 益 率
( R O E ) 9.7% 8.2% ー (▲1.5pt)
為 替 レ ー ト
ド ル 106.77 円 (想定レート)104.00 円
( 期 中 平 均 ) ユ ー ロ 121.88 円 (想定レート)125.00 円
18
2 2022年3月期 業績予想のポイント
1 売上高 30,297百万円(前年比+7.6%、+2,134百万円)
✔半導体・液晶向け活況続く。その他各市場においてもコロナ禍計画延期案件の再始動をはじめ、
全般的な設備投資動向も回復の見通し。
✔2021年3月期好調であった中国医療機器向けも、同様の状況が続く見通し。
✔2022年3月期より適用の「新収益認識基準」による売上高影響は軽微。
2 営業利益 1,752百万円(前年比+2.7%、+46百万円)
✔原価面(製造経費)では、生産体制再構築に伴う関連費用の先行投資、金型投資に伴う減価償却費、
人員増強による人件費等の増加を見込む。
✔販管費面では、ING通期取込みによる販管費(2021年3月期は半期分)、同社のれん償却費(同左)、
旅費交通費、展示会費用等コロナ影響緩和による経費戻り分等の増加を見込む。
✔結果、営業利益段階では前年比+2.7%、1,752百万円となる見通し。
3 親会社株主に帰属する当期純利益 1,831百万円(前年比▲12.4%、▲259百万円)
✔2021年3月期 特別利益 ING子会社化に伴う段階取得に係る差益(381百万円)の反動減。
✔最終利益では前年比▲12.4%、1,831百万円となる見通し。
19
3 2022年3月期 業績予想 増減益分析
為替1円当たりの感応度 $(USドル) €(ユーロ)
売上 49 百万円 27 百万円
営業利益 15 百万円 11 百万円
(百万円)
2021/3期 売上増減・ 売上総利益 販管費 販管費増減 2022/3期
営業利益 原価率変動 等 為替影響 為替影響 営業利益
20
4 2022年3月期 市場環境の想定
新エネルギー向け一部を除き、全体的に回復基調又は良好な市況環境を想定。
各市場 国内 海外
・植物工場向け栽培装置が堅調
・リモートワークや人の移動制限等により ・世界的にバラスト水処理装置向けが復調の兆しあり
水処理市場 遠隔操作用コントローラの需要が高まる ・殺菌用途の需要が堅調
・コロナによる延期案件の実行等により前年比増
強
化 ・臨床検査装置(免疫分析装置+生化学分析装置)
は2Qから緩やかな回復見込み ・中国 臨床検査装置(免疫分析装置+生化学分析
市 医療機器市場 ・内視鏡洗浄装置向けが代替需要で2Qから回復 装置)向けが順調
・人工透析装置がメンテナンス・代替需要で回復
場
・二次電池市場が軟調
新エネルギー市場 ・家庭用燃料電池は計画案件が動き出し一部需要回復
・アジア市場で二次電池の投資が再開、復調の兆しあり
半導体・液晶市場 ・当該製造装置メーカー向け需要の回復基調続く ・メモリ、ファウンドリ向け設備投資が順調
・高付加価値製品の開発堅調
・欧州・アジアを中心に二次電池材料の製造投資が
化学市場 ・環境規制によるxEV(電動車)に注力し、
復調の兆しあり
材料メーカーでの需要が増加
・5G対応、IoT市場向けなど
・車載用やICT関連の電子部品が世界的に需要拡大
表面処理装置市場 高付加価値電子部品の需要拡大
・パッケージ基板の設備投資が好調の見込み
・車販売増加により、車載用途が需要回復
※ 赤字はネガティブな見通し
21
5 2022年3月期 市場別売上高予想
半導体・液晶向け順調な伸びを想定。その他各市場においてもコロナ禍からの回復想定。
2021年3月期 2021年3月期 増減率 2022年3月期 増減率
予想(百万円) 実績(百万円) (予想比) 予想(百万円) (前年比)
水処理 6,394 6,616 +3.5% 6,962 +5.2%
医療機器 4,951 4,528 ▲8.5% 4,556 +0.6%
半導体・液晶 3,817 4,092 +7.2% 4,331 +5.8%
化学 2,894 2,801 ▲3.2% 3,204 +14.4%
表面処理装置 2,298 2,338 +1.7% 2,492 +6.6%
新エネルギー 608 731 +20.2% 644 ▲11.9%
その他 7,316 7,053 ▲3.6% 8,104 +14.9%
合 計 28,280 28,162 ▲0.4% 30,297 +7.6%
22
6 2022年3月期 製品別売上高予想
マグネットポンプはコロナ禍からの需要回復想定。海外医療機器向け伸長に伴い、エアーポンプ伸びる。
2021年3月期 2021年3月期 増減率 2022年3月期 増減率
予想(百万円) 実績(百万円) (予想比) 予想(百万円) (前年比)
マグネットポンプ 9,516 9,044 ▲5.0% 9,918 +9.7%
定量ポンプ 5,059 5,211 +3.0% 5,715 +9.7%
空気駆動ポンプ 2,159 2,687 +24.4% 2,984 +11.0%
回転容積ポンプ 2,597 2,134 ▲17.8% 2,305 +8.0%
エアーポンプ 1,615 1,589 ▲1.6% 1,795 +12.9%
システム製品 1,257 1,419 +12.9% 1,260 ▲11.2%
仕入商品 2,555 2,575 +0.8% 2,683 +4.2%
その他 3,519 3,499 ▲0.6% 3,634 +3.9%
合 計 28,280 28,162 ▲0.4% 30,297 +7.6%
23
7 株主還元
基本方針
・配当性向30%超 ・継続的な配当
(円) 1株当たり配当金 配当性向(連結)
35%
40 31.8%
30.0% 30.0% 30.6% 30.4%
30%
30 25%
20%
20
15%
28.90 30.50 29.00
27.53 25.50 10%
10
5%
0 0%
2018/3 2019/3 2020/3 2021/3 2022/3(予)
(注)2018/3は株式の3分割を考慮し、算定しています。(小数点第三位以下は切捨)
24
8 投下資本利益率(ROIC)
当該指標の活用により、更なる企業価値向上を目指す。
(百万円)
30,000 10.0%
9.0%
25,000
8.0%
7.0%
20,000 6.1%
5.8%
6.0%
15,000
6.0% 5.0%
5.5%
4.0%
10,000
3.0%
2.0%
5,000
1.0%
23,125 24,754
0 0.0%
2021/3 2022/3(予)
投下資本(期首・期末平均) 連結営業利益率 投下資本利益率
25
Ⅲ. 育成期 中期経営計画について
26
1 10年ビジョンの概要
種蒔期 育成期 収穫期
2017/3期 2018/3期 2019/3期 2020/3期 2021/3期 2022/3期 2023/3期 2024/3期 2025/3期
連結売上高 400億円
(予)302億円
280億円 291億円 286億円 281億円
200
251億円 海外売上
定 92
106 110 112 114 132
精査中
量 200
159 174 181 174 167 170 国内売上
目
標 連結営業利益率
5.8% 7.5% 8.0% 7.4% 6.1% (予)5.8% 10.0%
「オールイワキで世界No.1を提供する」
定
~ グループ一丸となり、世界No.1の製品、品質、価値、サービスを提供する ~
性
目
標
目標を達成するための姿勢 「チェンジ&チャレンジ」
~ 変革と挑戦に躊躇しない企業文化の定着を目指す ~
27
2 育成期 中期経営計画
持続的に成長する企業として
企業価値向上を目指した成長戦略の推進
育成期における重点実施項目として以下、主な重点テーマを設定
10年ビジョン定量目標を達成するための 持続的な企業価値向上に視点を置いた
具体的各種施策の設定 経営の推進
1)生産体制の再構築 1)人事制度の抜本的な見直し
2)生産及び販売計画の精度向上 2)基幹システムの刷新
3)不具合の撲滅 3)IoTの活用
4)全社の生産性向上 4)CSR活動
28
3 育成期 中期経営計画 重点テーマの進捗状況 ①
10年ビジョン定量目標を達成するための具体的各種施策の設定
重点テーマ 育成期における主な実施内容 今後の課題
・グローバル生産課題の抽出
・部材調達力の向上
・外部倉庫活用による納期短縮の実現
生産体制の再構築 ・物流機能外部委託による、生産特化体制への移行検討・実施
・更なる納期短縮への取組み
・原価低減
・生産体制再構築プロジェクト発足
・顧客情報共有、部門間協業体制推進 ・協業体制の継続強化
生産及び販売計画の
・プロセス用途分 計画精度向上についての検討 ・計画精度向上に向けた検討継続
精度向上 ・フォーキャスト制度運用開始による出荷保留品低減 ・海外マーケット調査(コロナ禍により停滞)
不具合の撲滅 ・プロジェクト体制による不具合撲滅の推進 ・当該プロジェクト継続推進
・アセアン統括本部とする基本方針の見直し
・アセアン方向性決定(コロナ禍により停滞)
・外部倉庫活用による工場内スペース確保、作業改善
全社の生産性向上 ・各種業務システムの導入(得意先管理、人事労務、予算管理)
・ノンコア業務へのシステム導入拡大
・ロボット化の水平展開
・自動組み立てロボット導入
※オレンジ枠:優先度高 ※ 赤字:要 取り組み加速内容 29
4 育成期 中期経営計画 重点テーマの進捗状況 ②
持続的な企業価値向上に視点を置いた経営の推進
重点テーマ 育成期における主な実施内容 今後の課題
人事制度の抜本的な
・各種制度導入検討 ・制度見直しに向けた動きの加速
見直し
・システム選定完了、導入に向けたプロジェクトスタート ・プロジェクト推進
基幹システムの刷新 ・システム導入に向けた各業務フローの見直し 2023年3月期運用開始目標
・ビジネスモデルの構築
・水処理コントローラによるモニタリング、管理
IoTの活用 ・RPA導入による業務工数削減
・モノづくりへの展開
・RPA導入推進
・環境法規制に対応した製品の提供
・従業員教育継続
(RoHS指令/REACH規制 等)
CSR活動 ・環境に配慮した製品開発(高効率製品開発 等)
・RoHS/REACH対応拡大
・サステナビリティへの取り組み
・従業員教育
※ オレンジ枠:優先度高 ※ 赤字:要 取り組み加速内容 30
5 ESGへの取組み
1 プライム市場向け 改訂CGコードへの対応
✔持続的成長と中長期的な企業価値の向上を図るべく、当該改訂コードへの取組によって、コーポレートガバナンスの
強化を図る。
2 自己株式取得
✔株主還元及び資本効率の向上と経営環境に応じた機動的な資本政策遂行のため。
取得株式数 :27万株(上限)(発行済株式総数(自己株除く)に対する割合1.23%)
取得価額総額:2億円(上限)
取得期間 :2021年5月14日から6月30日まで
3 政策保有株式の売却
✔コーポレートガバナンス・コードに基づく政策保有株式の見直し及び財務体質の強化。
2022年3月期第1四半期において保有上場有価証券1銘柄売却予定。
4 執行役員制度の導入
✔取締役会の意思決定・監督機能等の強化と業務執行機能の強化を目指す。
✔経営体制効率化、取締役会において戦略的かつ機動的な意思決定を行うため
取締役9名 → 4名(うち2名は社外取締役)へ。(予定) 31
6 (ご参考)半導体・液晶向け上場来売上推移とファブ装置投資額成長率推移
半導体・液晶向けは来期も順調な伸びが期待できる。
(百万円)
5,000 50%
4,500 39% (予想)
40%
4,000
30%
3,500
33.9%
16% 16% 20%
3,000
12%
8% 8%
2,500 10%
10.8%
2,000 4.6% 5.8%
0%
1.5% -7%
1,500
-10%
-20.5%
1,000
-20%
500
3,273 3,423 4,583 4,651 3,695 4,092 4,331
0 -30%
201603期 201703期 201803期 201903期 202003期 202103期 202203期 202303期
①半導体・液晶売上 ②半導体・液晶売上前年比 ③ファブ投資成長率(出典:SEMI)
※ ③ファブ投資成長率は「2016年」データを「201703期」へ適用(「2017年」以降同様)としております。 32
7 今後の課題
SDGsをビジネスチャンスとして捉え、本業を通じた価値提供を行うべく検討していく。
当社市場別に関係するSDGs目標
半導体・ 半導体製造装置 他
液晶市場
人工透析装置
医療機器市場 臨床分析装置 他
表面処理装置 プリント基板製造装置
市場 電子部品製造 他
化学市場 化学薬液製造 他
当社における重要課題を特定し、 水処理市場
浄水場
排水処理場
本業を通じた社会課題への
クーリングタワー 他
対応を行うべく検討していく。 新エネルギー 再生可能エネルギー
市場 二次電池製造 他
その他 食品洗浄
(食品・製紙等) 各種冷却用途 他
33
Ⅳ. Appendix
34
1 会社概要
会社名 株式会社イワキ(英文名 IWAKI CO., LTD.)
ケミカルポンプ の専業・総合メーカー
設立 1956年4月10日
代表取締役社長 藤中 茂
本社 東京都千代田区神田須田町二丁目6番6号
資本金 10億4,469万円(2021年3月末現在)
従業員数 連 結:994人 / 単 体:766人(ともに、2021年3月末現在)
ケミカルポンプ及びポンプ専用コントローラ等の周辺機器の
事業内容 開発・製造、仕入及び販売 等
東京証券取引所
上場取引所 (銘柄名:イワキポンプ/証券コード:6237/市場:東証一部)
※イワキ㈱様8095とお間違いのないようご注意ください。 35
2 売上推移
(億円) 売上高(単体)の推移 売上281億
300 変則決算(4カ月) 連結売上高
[決算日変更:11/20⇒3/31]
250 営利9.8%
売上222億
ポンプのデパート戦略
現在の形がほぼ完成
200
海外拠点展開
をスタート
150 ポンプのデパート戦略 半導体占有率を抑制し、
開始 安定した成長へ
半導体市場向け製品により成長
100 三春工場竣工 ⇒ 半導体市場の動向が売上に
与える影響が大きくなった
埼玉工場竣工
50
ポンプのデパート戦略により、
国内経済成長の流れにのる
0
1970 1975 1980 1985 1990 1995 2000 2005 2010 2015 2020 2021
(年) 36
3 ケミカルポンプとは
ケミカルポンプ=化学薬品等の薬液移送に使用されるポンプ
水を扱うポンプとは異なり、
ケミカルポンプは主に薬液等の移送時に使用される。
中には(人体に有害な硫酸等)危険な液体もあるため
非常に高い安全性が求められる
(漏れないこと)
37
4 当社の強み
お客様の様々な要望にお応えできる
1 豊富な製品ラインナップ
お客様への強力なサポートが可能な
2 世界規模の生産・販売・サポート体制
製品であるポンプを中心に
3 「流体を制御する」機能でソリューションも提供
38
5 当社の強み 豊富な製品ラインナップ
各種ポンプにおいて60シリーズ以上、数万点にのぼる型式を展開
サイズ
当社にご依頼いただければ各種ポンプをワンストップで提供可能
種類
マグネット 定量 空気駆動 回転容積 エアー
ポンプ ポンプ ポンプ ポンプ ポンプ
競合 A社 B社 C社 D社
39
6 当社の強み 世界規模の生産体制
多品種少量生産を強みとしながら、年間約80万台の生産能力を有する
国内 … 多品種少量生産。強固な品質保証体制
海外 … 5拠点でのノックダウン*生産により短納期・在庫効率化
(*ノックダウン生産 … 当社で生産された製品の主要部品を輸出し、現地で組立する方式)
大型製品中心
埼玉工場
(埼玉県狭山市)
ドイツ 中国
アメリカ
小型製品の量産
台湾
三春工場
オーストラリア (福島県田村郡三春町)
40
7 当社の強み 世界規模の販売・サポート体制
支店:6拠点
営業所:7拠点
中国 日本
ヨーロッパ
北アメリカ
アジア
南アメリカ
オーストラリア
その他
中国
海外比率 3.6%
6.3%
40.8%
アジア
7.8%
本社のほか国内主要13都市に支店・営業所を展開 地域別売上
ヨーロッパ 構成比 国内
15カ国21社のグループ会社で、ワールドワイドな販売・サービス網を構築 10.5% 59.2%
アメリカ
12.6% (2021年3月期連結実績)
41
8 当社の強み ソリューション提供
お客様のニーズにあったソリューションを
ポンプと流体制御ノウハウを活用し提供
当社
解決して欲しい困りごと等の
ニーズ
ポンプ
ユーザー(お客様)
流体制御ノウハウ
問題解決するための
ソリューション
42
社会の発展と人々の幸福に寄与すべく、
これからも常に最前線で産業を支えてまいります。
43
本内容に関するお問い合わせ先について
【お問い合わせ先】
株式会社イワキ 経営管理本部 経営企画部
E-mail:ir@iwakipumps.jp
受付時間 :9時~17時30分
44
免責事項及び将来見通しに関する注意事項
この資料は投資家の参考に資するため、株式会社イワキ(以下、当社)の現状をご理解いただくことを目的として、当社が作成した
ものです。
当資料に記載された内容は、本日現在において一般的に認識されている経済・社会等の情勢および当社が合理的と判断した一定
の前提に基づいて作成されておりますが、経営環境の変化等の事由により、予告なしに変更される可能性があります。
本発表において提供される資料ならびに情報は、いわゆる「見通し情報」(forward-looking statements)を含みます。
これらは、現在における見込み、予測およびリスクを伴う想定に基づくものであり、実質的にこれらの記述とは異なる結果を招き得る
不確実性を含んでおります。
それらリスクや不確実性には、一般的な業界ならびに市場の状況、金利、通貨為替変動といった一般的な国内および国際的な
経済状況が含まれます。
今後、新しい情報・将来の出来事等があった場合であっても、当社は、本発表に含まれる「見通し情報」の更新・修正をおこなう
義務を負うものではありません。
45