6233 J-極東産機 2020-11-13 15:00:00
令和2年9月期 決算補足説明資料 [pdf]

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2020年9月期決算説明資料
             2020年11月
極東産機株式会社(6233 東証JASDAQ)

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                                                     1
    目次




                                               Ⅰ   2020年9月期決算概要

                                               Ⅱ   2021年9月期決算見通し

                                               Ⅲ   トピックス

                                                   Appendix




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                                                                   2
    2020年9月期決算概要
              ッ




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                                               3
    新型コロナウイルス感染拡大による影響


                     2020/9期決算への影響
                             緊急事態宣言により展示会などが休止となり、3Qは営業活動が停滞
                             緊急事態宣言解除により徐々に回復も、経済活動水準の回復ピッチは鈍い
                                       2020/9期通期決算見通しを8月に減額修正
                                       コロナ禍による機会損失は、売上10億円弱、営業利益2億円弱と試算
                                       しかし、自助努力で減益幅圧縮。平常時の6割程度の利益を確保

                     今後のウィズコロナ対応
                             プロフェッショナル:オンラインコミュニケーションツールも補強手段として活用
                                       旅費交通費の圧縮にもプラス
                             コンシューマ            :感染症対策も兼ねた防災商品等の開発に注力等
                             インダストリー           :非接触型機械/自動化機械に注力
                                                サプライチェーン国内回帰の流れも追い風
                                       2021/9期見通しでは需要の緩やかな回復を想定
                                       極端な感染拡大は現時点で想定せず、2021/9期中には本格回復が始まる見通し



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                                                                                4
    2020年9月期決算の概要
    • 2020/9期は新型コロナの影響から大幅減収減益。ただし、8月予想比ではコスト改善進捗で利益超過達成
    • セグメント別には、米中貿易摩擦を受けてインダストリーに逆風。一方、主力のプロフェッショナルは新製品効果の
      寄与もあり、高採算製品をテコに営業増益

                                                             2020/9期              前期比             直近予想比
               (百万円)                           2019/9期    8月予想     実績          増減額       増減率       増減額
                                                         (2020/8/11)
               売上高                               9,159        8,040    8,006   ▲1,153    ▲12.6%     ▲33
                         プロフェッショナル               6,766            -    6,385    ▲381     ▲5.6%        -
                              コンシューマ             1,071            -     930     ▲140     ▲13.2%       -
                            インダストリー              1,321            -     691     ▲630     ▲47.7%       -
               営業利益                                248           61     120     ▲128     ▲51.6%     +58
                         プロフェッショナル                  72            -      78          6    +8.6%       -
                              コンシューマ                39            -      35       ▲3     ▲9.3%        -
                            インダストリー                137            -       6     ▲131     ▲95.4%       -
               経常利益                                212             2     81     ▲131     ▲61.7%     +78
               当期純利益                               144             1     67      ▲76     ▲53.2%     +65

               営業利益率                              2.7%        0.8%     1.5%    ▲1.2p         -     +0.7p
               経常利益率                              2.3%        0.0%     1.0%    ▲1.3p         -     +1.0p

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                                                                                                           5
    四半期別業績動向
    • 3Qの売上はコロナ禍の影響により、4Qは前年にあった消費税引上げ前の駆込み需要により、それぞれ前年比
      で減収減益。特に非常事態宣言期間となった3Qは営業活動の縮小もあり、苦戦
    • しかし、4Qはコストダウンの進捗により経常利益率は前年水準近くまで持ち直しを達成。特に、プロフェッショナ
      ル事業はコロナ禍の中でも堅調に推移し、前年比増益を達成。当社事業基盤として収益力の底堅さを確認
                                                    2019/9期                                         2020/9期
             (百万円)
                                   1Q          2Q             3Q         4Q         1Q         2Q         3Q          4Q

          売上高                       2,022      2,240          2,079      2,817       1,815     2,184          1,659    2,348
             プロフェッショナル              1,511      1,706          1,513      2,034       1,505     1,693          1,299    1,887
                 コンシューマ                 272         211            259        327        206        271        211         241
                インダストリー                 238         322            306        455        102        220        148         219
          営業利益                          32           48             6         161     ▲ 19           94       ▲ 68         113
             プロフェッショナル                  13            7        ▲ 30           82         ▲5          53       ▲ 67         98
                 コンシューマ                   4         ▲2              8         29         ▲1          19          6         11
                インダストリー                 14           43            29         49      ▲ 11           22        ▲8           3
          経常利益                          22           35             3         151     ▲ 22           58       ▲ 77         122
          当期純利益                         11           18             2         112     ▲ 19           41       ▲ 56         101

          営業利益率                      1.6%       2.2%           0.3%       5.7%      ▲ 1.1%      4.4%      ▲ 4.1%       4.8%
          経常利益率                      1.1%       1.6%           0.2%       5.4%      ▲ 1.2%      2.7%      ▲ 4.6%       5.2%


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                                                                                                                                 6
    セグメント別事業の状況 ①プロフェッショナルセグメント
    • 畳製造装置では、災害復旧に伴う実需が下支える中、中小企業支援補助金効果で件数増加。一方、インテ
      リア事業では新規住宅着工の増加から4Qより回復に転じるも、3Qの展示会縮小響き伸び悩み
    • 損益的には、カタログ発刊コストの消失、展示会縮小に伴う旅費交通費の圧縮などによりコストが大幅に低下。
      減収インパクトも仕入れ商品がその主体となったことで影響は限定的にとどまり、営業増益を確保

                       売上高・営業利益・営業利益率                                          主たる変動要因
                                     (百万円)
                                                                       ① 畳関連:中小企業支援補助金効果
                          売上高          営業利益      営業利益率
                                                                           災害に伴って復旧実需が下支え
                                                                           中小企業庁「ものづくり・商業・サービス
                        6,628                   6,766                      経営力向上支援補助金」も需要喚起
                                     6,514                6,385
          6,301                                                            のカンフル剤に
                                                                           畳店採択数増加

                                                                       ② インテリア関連
                                                                            コロナ禍で春先の展示会は軒並み中止
                                                                            に。特に仕入れ商品の販売にブレーキ
                                                                            6月以降は新規住宅着工戸数が回復
                                                                            基調に転換。自動壁紙糊付機の需要
                                                                            も反転
         3.1%           3.5%
                                      1.9%                             ③ その他
                                                1.1%       1.2%
                                                                            コロナ禍で営業スタイルの変更を推進
            196           233
                                       121      72                78        オンラインの活用により、交通費など種
          2016/9期       2017/9期       2018/9期   2019/9期   2020/9期           々の営業コストは大きく減少

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                                                                                                 7
    セグメント別事業の状況 ②インダストリーセグメント
    • 産業機器関連では米中関係悪化による投資減少の影響を受け低調
    • 従来想定していた対応領域の拡大、新規顧客の獲得も一旦凍結状態
    • 食品機器も、コロナ禍で本来のニーズは高まるものの、飲食店自身の営業縮小から納入延期が発生


                       売上高・営業利益・営業利益率                                          主な変動要因
                                      (百万円)

                           売上高          営業利益      営業利益率
                                                                       ① 産業機器:米中摩擦の逆風
                                                                           米中関係悪化等による投資減少で、二次
                                      1,561
                                                                           電池製造装置の受注は下期に失速
                                                                           それに伴い、前後工程への対応領域拡大
                                                 1,321
                                                                           を狙った開発戦略も凍結状態に
                         1,124
                                                                           その他のオーダーメイド産機も、顧客企業に
           1,094
                                                                           おける投資圧縮の流れは逆風に

                                                                       ② 食品機器:コロナ禍で納入遅れ
                                        17.7%              691             主力のマルチディスペンサーの受注は順調。
                                                                           コロナ禍で自動化のニーズは更に拡大
                          11.0%                   10.4%
                                                                           顧客層も大手飲食チェーンが中心であり、
                                                                           経営面での懸念もなし
                                                                           しかし、営業時間短縮や店内席数削減な
             3.0%
                                           276              0.9%           どから喫緊の需要も一時停滞。納入延期
                             123                    137
                32                                                 6       が発生
            2016/9期      2017/9期       2018/9期   2019/9期   2020/9期


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                                                                                                  8
    セグメント別事業の状況 ③コンシューマセグメント
    • ソーラー・エネルギー事業は堅調に推移。小規模産業用ソーラーなど、ローカル地域の需要を着実に受注
    • 一方、コンシューマ事業はコロナ禍拡大の影響により、ホテル・旅館などの大口需要が減少。 前年にあった消費税
      率引上げ前の駆け込み需要の反動減も重石に
    • 避難所向け間仕切り付き畳マットやフィットネス向け防音・防振床材は好調継続

                        売上高・営業利益・営業利益率                                         主な変動要因
                                        (百万円)
                           売上高         営業利益         営業利益率
                                                                       ① コンシューマ事業
           1,291                                                            避難所向け間仕切り付き畳マット、フィッ
                         1,138
                                                                            トネス市場向け防音・防振床材等のユ
                                                  1,071                     ニークな商品は好調
                                                                            新型コロナ拡大によりホテル・旅館の大
                                       938                  930
                                                                            口受注が減少
                                                                            消費税率引き上げの反動により、畳替
                                                                            仲介事業が大幅減

                                                                       ② ソーラー・エネルギー事業
                                                                            小規模産業用ソーラー案件を着実に受
             7.7%
                          6.6%                                              注し増収
                                                   3.7%      3.8%
                                        2.7%                           ③ 売電事業
                                                                           メガソーラー発電所「三日月サンシャイン
                99           74              25       39          35
                                                                           パーク」等が順調
            2016/9期      2017/9期      2018/9期     2019/9期   2020/9期


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                                                                                                  9
    バランスシートの状況
    • 総資産が大きく減少。コロナ禍による取引規模の縮小に伴う債権債務残高の減少が原因
    • 自己資本比率はさらに上昇し、35.2%に。コロナ禍の影響とはいえ、結果的にバランスシートのスリム化が進展
    • 期末の手元資金は潤沢な水準を維持


            (百万円)                      2018/9期         2019/9期    2020/9期
                                                                                        純有利子負債            自己資本比率
            流動資産                               5,266      5,344     5,048                 (百万円)


                            現預金                1,555      1,407     1,429    1,390

                          売掛債権                 2,780      3,034     2,627              1,210
                                                                                                                    35.2%
                                                                                                          33.6%
                                                                                                32.3%
                          棚卸資産                  920        876        953

            固定資産                               2,695      2,678     2,543                                  950       952
                                                                                      25.4%
            総資産                                7,962      8,023     7,591                         756
                                                                            21.8%

            負債                                 5,388      5,326     4,918

                          買入債務                 1,920      2,018     1,635
                       有利子負債                   2,311      2,357     2,381

            純資産                                2,573      2,696     2,673

            負債純資産合計                            7,962      8,023     7,591
                                                                            2016/9期   2017/9期   2018/9期   2019/9期   2020/9期


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                                                                                                                              10
    キャッシュフローの状況
    • 営業CFは黒字を回復。減収減益とはなったものの、売上債権の回収などが貢献
    • 設備投資も2020/9期はやや抑制気味で推移。FCFは黒字化し、キャッシュフロー面では健全な状況を確保
    • ただし、キャッシュフローを半期ベースでみると、上期のFCFが2.4億円であったのに対し、下期は1.5億円の赤字。
      コロナ禍の影響は否めず


            (百万円)                 2018/9期      2019/9期   2020/9期
                                                                                     営業CF         投資CF          FCF
                                                                                            (百万円)
                                                                   556
            営業CF                         341       ▲64       124
                                                                         349

            投資CF                       ▲233       ▲102       ▲32                     319
                                                                               431

                                                                                            341
                 固定資産取得                ▲210        ▲76       ▲60

            FCF                          107      ▲166        91
                                                                                                  107                       91
                                                                                                                      124
            財務CF                         102         2       ▲70

                                                                                                         ▲ 64
              借入金の返済等                  ▲375       ▲217      ▲202
                                                                                                                            ▲ 32
                 株式発行収入                  372        55         0
                                                                                 ▲ 112                     ▲ 102

                 配当金支払額                 ▲21        ▲52       ▲53     ▲ 207                                      ▲ 166
                                                                                              ▲ 233

            * FCF=営業CF+投資CF で算出                                    2016/9期     2017/9期      2018/9期      2019/9期       2020/9期



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    2021年9月期決算見通し




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                                               12
    2021年9月期 決算見通し
    • 2021/9期は、M&A効果の寄与に加えてコロナ禍からの回復を見込み、増収増益を予想
    • 特に、受注凍結となった前期の反動にM&A効果が加わるインダストリーで大幅な売上回復を想定。プロフェッショ
      ナルでも住宅着工回復を前提にインテリア中心に回復を予想。中小企業支援補助金案件も堅調持続


                                                                               2021/9期*見通し
               (百万円)                           2019/9期    2020/9期
                                                                        見通し        前期比差異      増減率
               売上高                                9,159      8,006       9,235       +1,228   +15.3%
                      プロフェッショナル                   6,766      6,385       6,615        +229     +3.6%
                            コンシューマ                1,071        930        985          +54     +5.9%
                          インダストリー                 1,321        691       1,635        +943      2.4倍
               営業利益                                 248        120        170          +49    +41.7%
                    プロフェッショナル                        72         78            89        +9    +12.7%
                         コンシューマ                      39         35            19      ▲ 16    ▲47.2%
                       インダストリー                      137             6         62       +55      9.8倍
               経常利益                                 212         81        125          +43    +53.2%
               当期純利益                                144         67            80       +18    +18.2%
                         営業利益率                     2.7%       1.5%       1.8%        ▲0.1p          -
                         経常利益率                     2.3%       1.0%       1.4%        ▲0.1p          -
               *当期より連結決算


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                                                                                                        13
    2021年9月期決算 セグメント別見通し①
    • 3セグメントでは、インダストリーが改善を牽引。プロフェッショナルもキャンペーンに新営業スタイル定着で堅調維持の見
      通し。一方、コンシューマは新製品開発に向けての初期コストが負担となり唯一減益の見通し
    • インダストリーではROSECC買収効果に加え、ウィズコロナ下で自動化投資や食品機器などのニーズ拡大を想定。追
      い風取り込みに向けて関東スタッフも増強。M&A効果ではコア技術強化、顧客領域拡大の相乗効果発現を期待

                                                                                           インダストリーセグメント
                                                       2021/9期
                               2020/9期                                                売上高            営業利益         営業利益率
            (百万円)
                                 実績                     前期比
                                               見通し               増減率                         (百万円)
                                                        差異
                                                                                                                            1,635
      売上高                        8,006         9,235     +574    +7.2%                       1,561


          プロフェッショナル              6,385         6,615     +230    +3.6%                                 1,321

               コンシューマ               930         985       +55    +5.9%
                                                                         1,094     1,124
            インダストリー                 691        1,635     +944     2.4倍
      営業利益                          120         170       +50 +41.7%
                                                                                                                  691
       プロフェッショナル                      78         89       +10 +12.7%                         17.7%


             コンシューマ                   35         19      ▲ 17 ▲47.2%
                                                                                   11.0%               10.4%
         インダストリー                        6        62       +56    10.3倍
                                                                                                                             3.8%
      経常利益                            81        125       +43 +52.4%      3.0%
                                                                                                276                0.9%
                                                                                      123                   137                62
      当期純利益                           67         80       +18 +26.5%        32                                          6
                                                                         2016/9期   2017/9期   2018/9期   2019/9期    2020/9期   2021/9期
                                                                                                                             見通し

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                                                                                                                                      14
    2021年9月期決算 セグメント別見通し②
    • プロフェッショナルは自動壁紙糊付機販売開始50周年、コンピュータ式畳製造装置販売開始40周年の節目。積
      極的なキャンペーンの実施に加え、ウィズコロナ対応の新営業スタイル定着により、更なる営業効率改善を狙う
    • コンシューマでは新型コロナ感染症対策も兼ねた防災商品等の開発の他、葬祭用畳・柔道畳等特殊機能畳の販
      売に注力。ネット販売の推進やダスキンとの協業による成果発現を急ぐ

                            プロフェッショナルセグメント                                                        コンシューマセグメント
                                      (百万円)                                                            (百万円)
                           売上高          営業利益             営業利益率                                売上高        営業利益           営業利益率

                                                                                1,291

                       6,628                   6,766
                                  6,514                            6,615                  1,138
            6,301                                        6,385
                                                                                                              1,071
                                                                                                                                  985
                                                                                                    938                 930




                                                                                                                                防災関連商品
                                                                                                                                等の開発コスト
                                                                                 7.7%                                            計上が影響
                                                                                           6.6%
             3.1%      3.5%
                                                                                                               3.7%      3.8%
                                  1.9%                                                               2.7%
                                               1.1%       1.2%      1.3%                                                           1.9%

             196         233                                                       99        74        25        39        35           19
                                   121         72            78            89

            2016/9期   2017/9期    2018/9期       2019/9期   2020/9期   2021/9期      2016/9期   2017/9期   2018/9期   2019/9期   2020/9期   2021/9期

                                                                    見通し                                                            見通し


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                                                                                                                                             15
    トピック




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                                               16
    M&Aによるインダストリー部門強化


                                   コア技術の活用による各種                        ウォータージェット技術、ロボット
                                   産業機器の開発・製造                          技術を生かした自動化システム
                                   各種ディスペンサー等の厨房                       の企画・開発・販売
                                   の自動化機器の開発・製造                        自動車業界に強み


                                               経営姿勢・技術力・設備体制に「親和性」と「相互補完性」
                                                                                        ROSECCウォータージェットシステム


                    経緯              2020年10月1日、ROSECC社株式を取得(完全子会社化)

                                    当社コア技術にROSECC「切断」技術及びロボット技術を追加
                    目的              技術シナジーによる対応領域の拡大と一貫受注体制の確立
                                    これまで手薄だった自動車領域の顧客層獲得

                 期待効果               2021/9期、売上7億円程度の貢献を想定。
                                    相乗効果の本格発現は2022/9期以降
                                                                                                   ROSECCラボ外観


                         7つの基本要素技術                                         7つの基本要素技術+1

           縫製             剥離            裁断          塗布      縫製        剥離        裁断/切断       塗布
                                                                                                          ロボット
                  検尺             測定            折畳                検尺        測定        折畳



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                                                                                                                 17
    新たな経済社会環境への対応
        EC対応                                   災害対応                    健康対応

           「ニュー畳ライフ」 楽天市場                                              フィットネスクラブ向け防音防振床材
                                                避難所向け備蓄畳「そくさい」
              ランキング第1位に                                                      「ジムボード」
         楽天市場「ニュー畳ライフ」                         コロナ感染防止の「ついたて」と癒しの「畳」   ウィズコロナ下における家庭用トレーニング
         自社サイト「ニュー畳ライフ本店」オープン                  のダブル効果                  ニーズの掘り起こしにも注力
                                               地方自治体向け




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    Appendix




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                                               19
                                               「極東産機」とは
                         「職人」の世界に自動化・省力化技術を導入し(=つなぐ。)、
                         新しい市場を創造する(=ツクル。)問題解決型マシナリー企業




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                                                          20
    沿革
    • 日本初のコンピュータ式畳製造装置、自動壁紙糊付機を開発。職人の世界にいち早くコンピュータを導入
    • 現在はハイテク分野、メガソーラー発電などにも事業を展開


         1950年代               1960年代           1970年代           1980年代       1990年代           2000年代    2010年代      2020年代


                                                                                                             東証JASDAQ上場
                                                                                     ㈱久保製作所より畳機械販売・
                                                                                       メンテナンス業務を譲受            2018年9月

                                                                                             2009年10月

                                                                     神岡組立工場完成
                                                 コンピュータ式畳製造装置
                                                                         1993年4月
                                                        1981年
                                  自動壁紙糊付機

                                     1971年                                                         2013年7月
                                                                                               メガソーラー発電所三日月
                                                                                                サンシャインパーク設置
                                                            1986年4月
                                                                                   2004年4月                       2020年10月
    頃安式半自動製畳機                                              本社・営業所を
                                                            オンライン化        揖西工場をクリーンルームに改装し                     ㈱ROSECC買収
    1948年10月 創業                                                           (現ハイテク第一工場)、ハイテク                   (切断技術、ロボット技術)
                                                                          関連産業機器事業本格スタート

                                                                                   2004年11月

                                                                          ソーラー発電システム事業スタート


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                                                                                                                             21
    ビジネスモデル
    • プロフェッショナルセグメントはストックビジネス色が強く、キャッシュカウ、技術の源泉として会社に貢献
    • 一方、コンシューマセグメント、インダストリーセグメントは成長を模索する事業
    • プロフェッショナルセグメントからコンシューマセグメント・インダストリーセグメントへ、キャッシュ、技術、ネットワークを供
      給し、会社全体の成長を図っていく仕組み



          ストックビジネス・ライン(ビジネスの安定に寄与)                          フロービジネス・ライン(ビジネスの成長を模索)

                                               研究開発/投資原資
                                               技術・ノウハウの応用        インダストリーセグメント

                                                                  成長分野+高利益率

                        プロフェッショナルセグメント

                  キャッシュカウ+技術・ノウハウの源泉
                                                                  コンシューマセグメント
                                                顧客ネットワーク
                                                 商品開発                第3の柱




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                                                                                      22
    当社のポイント
    • より難しい技術への挑戦により、独自の自動化・省力化ノウハウを構築
    • ストックビジネスとフロービジネスの2本柱を保有することで、安定性と成長性を両立




          ポイント               職人技術の自動化・省力化ノウハウ
             1                  機械化の困難な分野の自動化・省力化技術をインダストリーセグメントへも展開
                                職人技に匹敵する7つのコア技術を当社1社で提供可能


          ポイント               高い製商品開発力・提案力
             2                  独自製品開発に向け、設備投資に匹敵する資金を研究開発に投入
                                新製商品売上高は全社売上の約3分の1を継続的に維持


          ポイント               ストックビジネス(安定性)とフロービジネス(成長性)の2本柱
             3                  両ビジネスの紐帯は自社技術とそのノウハウ
                                2本柱でビジネスの安定性を確保しつつ、成長分野の探求も可能に


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                                                                       23
    職人技術の自動化・省力化ノウハウ
    • 7つの基本要素技術(コア技術)を全て満たす企業は少ないが、当社は1社で全て保有
    • そもそも機械化が困難な職人の世界に当社は挑戦



     基本要素技術(
                                                           当社のテリトリー         通常の機械メーカー
      コア技術)                                             創業来この分野への挑戦を継続        のテリトリー
              縫製
                                                       • 形状が不均一           • 規格製品
         裁断/切断                                         • 破れやすくシワになり易いモノ   • 変形せず掴み易いモノ
                                               対象物
                                                         機械化の困難なモノ         機械化の容易なモノ
              検尺

              塗布                   経験とノウハウの蓄積
                                                           機械化の実現
              剥離                                       • 職人技術の世界への参入
                                                       • 全ての要素技術が同時に満た
              折畳                                                          • 多数の企業が参入可能
                                               Point     されなければ職人と対抗不可
                                                                          • 要素技術は分業化傾向
                                                       • その結果、他社では実現困難
              測定
                                                         な機能の提供が可能に
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      (参考):コア技術を活用したオーダーメイド産機主要実績例(1)


                      半導体・電子機器                          自動車



             液晶検査装置                             車載二次電池用スリッター
        液晶パネルを構成するカラーフィルタ、アレイ、                 原反の電極またはセパレータ材料を製品幅に連
        セルの検査をおこなう装置                           続して裁断し巻き取る装置




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    (参考):コア技術を活用したオーダーメイド産機主要実績例(2)

                                 建築                 繊維・アパレル


               種子マット製造設備                        コンテナバッグ縫製設備
          土壌保全等に使用するシートに芝                      羊毛原毛を搬送するときに使用する四角
          生の種子を載せて上からシートを縫                     いコンテナ状バッグを縫製する設備
          い合わせる装置




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                                                                    26
    (参考):コア技術を活用したオーダーメイド産機主要実績例(3)


                                 医療                  食品機器


              IDタグ貼付装置                          マルチディスペンサー
          医療用品に、管理用のRFIDラベル                    味噌、濃縮ダシ、濃縮スープ等を希釈
          (ICタグ)を連続して貼り付ける装置                   して定量供給する装置




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                                                                   27
    (参考)ストックビジネス(=安定性)とフロービジネス(=成長性)の2本柱

      プロフェッショナルセグメントは「畑」
      コンシューマセグメント、インダストリーセグメントは「果実」である!!

                                                                顧客の深掘り・開拓


                                                                      医療分野
                                                                                     ハイテク分野


                                                            液晶パネル製造用機械
                                       畳替えサービス
            フロービジネス




                                                                         リチウムイオン電池
                                                 特殊機能畳                   製造用特殊機械
                              ソーラー発電                     マルチディスペンサー
                               システム




                                コンシューマセグメント                   インダストリーセグメント
        ビジネス
        ストック




                      プロフェッショナル
                        セグメント                  顧客基盤           Cash         技術・ノウハウ

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    決算ハイライト
                          決算年月                        2016年9月      2017年9月      2018年9月      2019年9月      2020年9月

        売上高                                    (千円)    8,687,503    8,891,042    9,014,643    9,159,561   8,006,367
        経常利益                                   (千円)     280,086      389,101      381,170      212,791       81,586
        当期純利益                                  (千円)     174,634      244,596      303,342      144,681       67,685
        資本金                                    (千円)     415,750      415,750      602,050      631,112      631,112
        発行済株式総数                                (株)     4,235,000    4,235,000    5,235,000    5,391,000   5,391,000
        純資産額                                   (千円)    1,653,738    1,906,432    2,573,862    2,696,681   2,673,643
        総資産額                                   (千円)    7,587,522    7,510,556    7,962,550    8,023,664   7,591,862
        1株当たり純資産額                              (円)       390.49       450.16       491.66       500.22       495.95
        1株当たり配当額                               (円)          5.00         5.00       10.00        10.00        10.00
        1株当たり当期純利益金額                           (円)        41.24        57.76        71.40        26.90        12.56
        自己資本比率                                 (%)          21.8         25.4         32.3         33.6        35.2
        自己資本利益率                                (%)          11.1         13.7         13.5          5.5         2.5
        配当性向                                   (%)          12.1          8.7         14.0         37.2        79.6
        営業活動によるキャッシュ・フロー                       (千円)     556,935      431,823      341,141      ▲64,289      124,059
        投資活動によるキャッシュ・フロー                       (千円)    ▲207,884     ▲112,678     ▲233,484     ▲102,383     ▲32,338
        財務活動によるキャッシュ・フロー                       (千円)    ▲449,328     ▲422,355      102,907        2,356     ▲70,960
        現金及び現金同等物の期末残高 (千円)                            1,082,549     979,339     1,189,908    1,025,591   1,046,348
        従業員数                                   (人)          254          256          260          275         281
        (外、平均臨時雇用者数)                           (人)          (19)         (19)       (25)           (24)      (23)

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                                                         管理本部総務部 IR担当
                                                         0791-62-1771 (代表)
                                                         ir-info@kyokuto-sanki.co.jp




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