6222 島精機 2020-03-24 17:00:00
特別損失の計上および繰延税金資産の取り崩し、通期業績予想の修正ならびに配当予想の修正に関するお知らせ [pdf]
2020 年 3 月 24 日
各 位
会 社 名 株式会社 島 精 機 製 作 所
代表者名 代表取締役社長 島 三 博
(コード番号 6222 東証1部)
(問合せ先)取締役執行役員経理財務部長 南 木 隆
(TEL 0 7 3- 4 71- 0 5 11)
特別損失の計上および繰延税金資産の取り崩し、
通期業績予想の修正ならびに配当予想の修正に関するお知らせ
当社は、2020 年3月期の決算において特別損失(投資有価証券評価損)の計上および繰延税金資産の
取り崩しを行うとともに、2019 年 10 月 21 日付で公表いたしました 2020 年3月期の通期連結業績予想
および個別業績予想を下記の通り修正いたしますのでお知らせいたします。
また、本日開催の取締役会において、2019 年 5 月 8 日付で公表いたしました 2020 年3月期の期末配
当予想について、下記のとおり修正いたしましたのであわせてお知らせいたします。
記
1.特別損失の計上および繰延税金資産の取り崩しについて
(1)特別損失(投資有価証券評価損)の計上について
昨今の株式市場の動向を受けて一部の保有株式の株価が投資簿価を著しく下回っており、急速な回
復が見込めないことから当期末の連結決算において約 10 億円、個別決算において約8億4千万円を
特別損失(投資有価証券評価損)として計上する見込みとなりました。
(2)繰延税金資産の取り崩しについて
「繰延税金資産の回収可能性に関する適用指針」に基づき、現時点での将来の課税所得を見積もり、
繰延税金資産の回収可能性を慎重に検討した結果、繰延税金資産を連結決算において約 28 億円、個
別決算において約 27 億円を取り崩し、法人税等調整額に計上する見込みとなりました。
2.2020 年 3 月期通期業績予想の修正
(金額単位:百万円)
(1)2020 年3月期通期連結業績予想数値の修正(2019 年 4 月 1 日~2020 年 3 月 31 日)
親会社株主に帰属 1 株 当 た り
売 上 高 営 業 利 益 経 常 利 益
する当期純利益 当 期 純 利 益
前回発表予想 (A) 40,000 △3,600 △3,500 △2,400 △67 円 58 銭
今回修正予想 (B) 33,500 △4,800 △4,800 △7,600 △215 円 77 銭
増減額(B-A) △6,500 △1,200 △1,300 △5,200 -
増減率(%) △16.3 - - - -
(ご参考)前期実績
51,352 4,638 4,991 3,835 105 円 62 銭
(2019 年3月期)
-1-
(2)2020 年3月期通期個別業績予想数値の修正(2019 年 4 月 1 日~2020 年 3 月 31 日)
1 株 当 た り
売 上 高 経 常 利 益 当 期 純 利 益
当 期 純 利 益
前回発表予想 (A) 32,500 △4,800 △3,300 △92 円 93 銭
今回修正予想 (B) 26,000 △5,000 △7,000 △198 円 74 銭
増減額(B-A) △6,500 △200 △3,700 -
増減率(%) △20.0 - - -
(ご参考)前期実績
39,352 2,233 3,272 90 円 12 銭
(2019 年3月期)
(3)修正の理由
2020 年3月期においては、当社の主要ユーザー業界であるアパレル産業において、世界経済の先行き
懸念や環境負荷軽減への取り組みから商品の過剰生産や在庫数量を抑制する動きが顕著となり、生産工
場においても設備投資マインドが低調なまま推移しました。
こうした状況の中で、ユーザー業界に対して当社製品を活用した適時適量の生産体制への転換を訴求
することで投資意欲を喚起し、例年設備投資が最盛期となる第4四半期における売上高の回復を見込ん
で前回業績予想を発表いたしました。
第3四半期から第4四半期にかけて中東のトルコにおいては欧州アパレル向けの生産量が拡大し、コ
ンピュータ横編機の設備投資が回復したものの、主力の中国市場においては新型コロナウイルス感染症
の拡大を受けて多数の客先工場において春節後の生産活動が縮小しました。また世界的に感染が拡大す
るなかで、他の生産地域においても先行き不透明感から設備投資が抑制されました。こうした状況によ
り第4四半期における製品販売が停滞し、売上高は前回発表予想を大きく下回る見込みとなりました。
利益面におきましては生産調整の終了に伴い工場稼働率が向上したことで売上総利益率に改善が見
られたことや、販売費および一般管理費の抑制に努めましたが、売上高の大幅な減少にともなう営業利
益の減少を補うことができませんでした。また上記の特別損失の計上、法人税等調整額の計上にともな
い、連結決算における親会社株主に帰属する当期純利益、個別決算における当期純利益についても大幅
な損失計上を余儀なくされる見込みとなりました。
これらの状況を踏まえ、通期の業績予想(連結・個別)を修正いたします。
3.配当予想の修正
(1)修正内容
年 間 配 当 金
第 1 四半期 第 2 四半期 第 3 四半期 期末 合計
前回予想 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
(2019 年 5 月 8 日) ― ― ― 25.00 45.00
今回修正予想 ― ― ― 15.00 35.00
当期実績 ― 20.00 ―
前期実績
― 30.00 ― 25.00 55.00
(2019 年3月期)
(2)予想修正の理由
当社は株主の皆様への利益還元を経営の最重要課題のひとつとして位置付け、事業の持続的発展を
通じて、安定した配当を長期にわたって継続することを基本方針としております。
しかしながら、2020 年3月期においては上記の通り大幅な損失計上の見通しとなることから、誠に
遺憾ではございますが、2019 年5月8日付で公表しました1株当たり期末配当金予想「25 円」を「15
円」に修正させていただきます。
-2-
注)上記の業績予想は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当
社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性が
あります。
以上
-3-