6218 エンシュウ 2021-05-13 15:30:00
長期ビジョン 新中期経営計画について [pdf]

                                            2021 年5月 13 日
各   位
                          会 社 名 エンシュウ株式会社
                          代表者名  代表取締役社長
                                社長執行役員           山下 晴央
                                (コード:6218 東証第1部)
                           問合せ先 管理本部 副本部長 大野 裕哉
                                (TEL. 053-447-2111)



            長期ビジョン 新中期経営計画について


当社は、2021 年5月 13 日開催の取締役会において、
                            「長期ビジョン 新中期経営計画」について
決議をいたしましたのでお知らせします。


詳細につきましては、添付の資料をご参照ください。


                                                  以 上
 長期ビジョン
新中期経営計画


 2021年5月13日
Ⅰ. 長期業績推移
 (前回 中期経営計画の実績)

Ⅱ. 長期ビジョン

Ⅲ. 新中期経営計画
                  1
   長期業績推移
(前回 中期経営計画の実績)


                 2
 長期業績推移(前回中期経営計画の実績)
◆連結決算(4期連続で最終黒字を達成するも、2021年度は再び赤字予算                                                                        (単位:百万円)


                   売上高は依然不安定)                                       前中期経営計画期間                                   予想

         2011年度 2012年度 2013年度 2014年度 2015年度 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度


売上高       28,041    29,101   31,060   29,921   26,454   20,846   23,479      30,747      27,125     22,120     24,000


営業利益       1,240    2,184    1,442      -160     556     -404     928        2,599        2,120       463       140


当期純利益       800     2,076    1,459      -582     66      -791     597        1,616        1,355       250       -300



 ◆個別決算(10年ぶりに復配、3期連続配当は約30年ぶり)
                                                                       前中期経営計画期間                                予想

        2011年度末 2012年度末 2013年度末 2014年度末 2015年度末 2016年度末 2017年度末 2018年度末 2019年度末 2020年度末 2021年度末


利益剰余金    -4,187    -2,297    -704     -1,518   -1,471   -2,412   -2,300      ※758         2,036      1,792       970


配当金        ─         ─        ─         ─        ─        ─        ─           ─          10円        10円         5円
                                                                                         (19/6支払)   (20/6支払)   (21/6支払)
                                                                   ※資本準備金から利益剰余金への振替
                                                                           1,230百万円を含む
                                                                                                                          3
 長期業績推移(前回中期経営計画の実績)
◆工作機械関連部門(売上・営業利益率ともに不安定)                                                                    (単位:百万円)

                                                                前中期経営計画期間                          予想

        2011年度 2012年度 2013年度 2014年度 2015年度 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度


売上高     17,469   18,859   19,278   19,073   15,672   10,438   13,671   20,357   16,916   13,067   13,100


営業利益     1,054   1,957    1,143     152      345      -850     378     2,132    1,969     425      -500


営業利益率    6.0%    10.4%    5.9%     0.8%     2.2%     -8.1%    2.8%     10.5%    11.6%    3.3%     -3.8%


◆部品加工関連部門(コロナ影響を除けば、売上高は概ね安定
 営業利益率は2017年度に5%を達成するも近年減少傾向)
                                                                前中期経営計画期間                          予想

        2011年度 2012年度 2013年度 2014年度 2015年度 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度


売上高     10,493   10,163   11,702   10,769   10,679   10,337   9,737    10,319   10,138   8,982    10,800


営業利益     139      201      242      -369     128      394      498      415      100      -14      600


営業利益率    1.3%    2.0%     2.1%     -3.4%    1.2%     3.8%     5.1%     4.0%     1.0%     -0.2%    5.6%
                                                                                                           4
長期ビジョン


         5
新長期ビジョン

  繋ぐ技術を、世界へ
「我々の技術で、
  機械が繋がる、
   お客様と繋がる、
    社員が繋がる、そして未来が繋がる」
                        6
長期ビジョン

           現状認識
(1)EV化の進展もあり、
   自動車業界は100年に一度の変革期を迎えている

(2)サプライチェーンの変化への対応が必要

(3)当社工作機械関連事業は受注が不安定

(4)部品加工事業は売上高が伸びず、近年利益率が低迷

                             7
長期ビジョン


            経営課題
 ◎徹底的な営業力の強化とコスト削減

 (1)市場拡大
    既存顧客との関係強化
    + 『未開拓マーケットへのアプローチ』
        ガソリンエンジン以外の領域へ
 (2)競争力のあるFactory実現
    スマート工場、製造コストダウン

                          8
 長期ビジョン

【100周年を契機に経営改革を実施(2021年4月スタート)】
  ◎「2事業部制」から「機能別」組織へ
          事業部            機能別

     工                営業・開発本部
                    ※機械開発・製造、システムアップ、
     作          輸    部品加工をシームレスに提供
     機          送   ※マーケット別に分化し強化
    事械          機
    業・          器
    部レ          事
     ー          業     技術・製造本部
                       ※経営資源を統合し、
     ザ          部       機動的にローコスト運営
     ー
                                        9
長期ビジョン

           経営改革の狙い
●営業・開発本部
   ①営業力の強化
   ②新しいマーケットの営業基盤構築や新規事業の立上げ
   ③顧客ニーズを先取りした開発

●技術・製造本部
   ④市場の変化に柔軟に対応できる技術・製造部門
   ⑤コスト競争力のあるものづくり
   ⑥ものづくりをリードする技術の進化

●管理本部
   ⑦経営の安定性の強化
   ⑧効率的な働き方の実現
                               10
新中期経営計画 2021-2025
  『チャレンジ500』


                    11
新中期経営計画

◎「3トップ体制」(2021年4月スタート)
                経営会議
             (社長、会長、副社長)




営業・開発本部       技術・製造本部      管理本部
 【本部長:副社長】     【本部長:社長】    【本部長:会長】

  社長、会長、副社長が各本部を統括し
          スピーディーに経営課題に対応
                                      12
新中期経営計画

◆営業・開発本部

      ◎マーケット別に組織を分化
【既存顧客との関係強化】 【新マーケットへのアプローチ】

  第1営業部門        第2営業部門
    &              &           サービス部門
  第1開発部門        第2開発部門




  IoT推進室        新規事業推進室        営業企画部門



                                        13
新中期経営計画

◆営業・開発本部
 1.市場拡大
  ◎既存顧客との関係強化(既存顧客の変化に追随)
  ◎非エンジン、非自動車、商社販売も拡大

 2.顧客ニーズを先取りした開発
  ◎どんな機械でも直ぐにできる
  ◎どんな加工でも直ぐにできる
  ◎省人化、自動化が簡単にできる

                            14
新中期経営計画

◆営業・開発本部

3.エンシュウ独自のビジネスモデル
  ◎機械開発・製造、システムアップ、部品加工、
   エンジニアリングをシームレスに提供

4.新たなビジネスモデルの創出
  ◎先進的なモノづくり提案(IoT、自動化、SIer)
  ◎SDGsを意識したモノづくり


                               15
新中期経営計画

◆技術・製造本部
     競争力をもつ将来性のあるFactory
        「中計目標 生産性向上30%」
 1.最適生産体制の整備
   ◎生産管理部門の強化
      コントロールタワーとしてグループ全体での
      最適生産を実現(本社、浜北、タイ、ベトナム、中国)
 2.コスト競争力強化
   ◎理論値思考によるコストダウン
   ◎工程改善、標準化
   ◎ロスの顕在化と排除
                                  16
新中期経営計画

◆技術・製造本部

 3.先進的モノづくりの改革
  ◎デジタル技術活用によるスマート化、自動化


 4.品質保証レベル向上
  ◎各工程での品質作り込み



                          17
新中期経営計画

◆管理本部

 1.業績の安定、配当の継続

 2.間接部門の効率化
   ◎DXの推進
   ◎働き方&仕事の進め方改革

 3.BCPの強化

                   18
新中期経営計画

◆新組織図
                    営業・開発本部                             技術・製造本部                   管理本部
                        本部長 鈴木副社長                       本部長 山下社長                (本部長 勝倉会長)



第         第   第         第   営   サ   テ   I   新   生   技   調   第   第   第   品
1         1   2         2   業   ー   ク   o   規   産   術   達   1   2   3   質
営         開   営         開   企   ビ   ニ   T   事   管   部   部   製   製   製   保   経     事
業         発   業         発   画   ス   カ   推   業   理           造   造   造   証   営     業   総   人
部         部   部         部   部   セ   ル   進   推   部           部   部   部   部   管     管   務   事
                                ン   セ   室   進                               理     理   部   部
                                タ   ン       室                               部     部
                                ー   タ
                                    ー
      (             (                                       (   (   (
      既             新                                       ヤ   四   組
      存             マ                                       マ   輪   立
      顧             ー                                       ハ   ・   )
      客           ア ケ                                       発   機
    関 と           プ ッ                                       動   械
    係 の           ロ ト                                       機   )
    強         ー へ                                           )
    化             チ の
)             )
                                                                                              19
新中期経営計画
                                             (単位:億円)

◆計数目標
  2020年度        2023年度目標       2025年度目標
  売上220億         売上300億         売上500億


                               部品加工
  部品加工           部品加工           130
   90    工作機械     120   工作機械
          130            180          工作機械
                                       370




                営業利益率 5%       営業利益率 7%

                                                       20
注記事項等




  本説明資料に記載いたしました業績見通し等の将来に関する記述は、当
 社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基
 づいており、リスクや不確実性を含んでおります。実際の業績等は様々な
 要因により大きく異なる可能性があることをご承知おき下さい。実際の業
 績に影響を及ぼす可能性がある要因には、主要市場における経済状況及び
 製品需要の変動、為替相場の変動等が含まれます。




                                     21