6193 M-バーチャレクス 2021-11-29 15:30:00
事業計画及び成長可能性に関する事項 [pdf]

事業計画及び成長可能性
に関する事項

 2021.11




バーチャレクス・ホールディングス株式会社
      証券コード:6193
      © Virtualex Holdings, Inc. All rights reserved.   1
1   会社概要


2   事業概要


3   競争優位性

4   成長戦略


5   事業計画




            © Virtualex Holdings, Inc. All rights reserved.   2
1   会社概要




           © Virtualex Holdings, Inc. All rights reserved.   3
会社概要




              社             名                     バーチャレクス・ホールディングス株式会社


       代表取締役社長                                    丸山栄樹


              上場市場                                東京証券取引所マザーズ市場


             設              立                     1999年6月


             資 本 金                                5億9千万円


             従 業 員                                949名 2021年9月30日現在


             事業内容                                 グループの経営戦略及び経営管理事業




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当社グループ体制

                              ホールディング体制下でグループ企業群が
                              シナジーをもって事業推進

                                                                     バーチャレクス・コンサルティング株式会社
                                                                     企業と顧客接点に関するコンサルティングとアウトソーシ
                                                                     ングおよびソフトウェアの提供
                         Tokyo, Japan
                                                                     バーチャレクス九州株式会社
                                                                     アウトソーシングサービスおよびBPO(ビジネス・プロセ
                                                                     ス・アウトソーシング)サービスの運営拠点
                                        Saga, Japan
                                                                     Virtualex (Thailand) Co., Ltd.
                                                                     アウトソーシングサービスおよびBPO(ビジネス・プロセ
                                                                     ス・アウトソーシング)サービスの運営拠点

         Tokyo, Japan       Bangkok, Thailand
                                                                     VXアクト株式会社
バーチャレクス・ホールディングス                                                     オンサイトチームエンジニアリング(OTE)、オフショア開
株式会社                                                                 発、ITオペレーションアウトソーシング等のITサービスの
グループ経営戦略・経営管理                                                        提供
                         Tokyo, Japan
東証マザーズ(証券コード:6193)
                                                                     株式会社タイムインターメディア
                                                                     Webシステム、文教・教育ソリューションの提供および
                                                                     ソフトウェアの研究・開発(AI等)
                         Tokyo, Japan

                                                                     Virtualex U.S.A., Inc.
                                                                     ITソリューションの調査・研究

                                  CA, USA

                        © Virtualex Holdings, Inc. All rights reserved.                             5
2   事業概要




           © Virtualex Holdings, Inc. All rights reserved.   6
当社グループの事業コンセプト
Virtualex Group は 【Digital&AI】で 【SX(Sustainable Transformation)】を実現




          グループ企業理念                                                             事業ビジョン


                                                                              Digital   &   AI



       Success for the people,
      organization and society                                                持続的な変革を実現
                                                                                Sustainable
                                                                              Transformation
                                                                                  (SX)



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当社グループのビジネスドメイン(事業領域)
ビジネスドメインは 【デジタルマーケティング】から【Digital&AI】を用いた変革へ


                   事業領域の拡大




                                     デジタル
       CC
   (コンタクトセンター)
                  CRM
                 (顧客管理)            マーケティング                            Digital & AI




         社会の変化=デジタル化・BCP・非対面・人口減


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当社グループ事業の市場成長性
【Digital&AI】は共に急速な市場拡大が見込まれる成長分野


■ DX市場の成長性展望                                              ■ AI市場の成長性展望




出典:「2018 デジタルトランスフォーメーション市場の将来展望」                            出典:「2019 人工知能ビジネス総調査」
    株式会社富士キメラ総研                                                  株式会社富士キメラ総研



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当社グループの事業系統図
事業セグメントは【IT&コンサルティング事業】【アウトソーシング事業】に区分


                                                                               ◆文教・AI・Web領域の
                                                                                IT&コンサルサービス提供
          IT&コンサル
                                                                               ◆パッケージソフトウェア提供
           ティング事業
                            Technology                                         ◆OTE(オンサイト・チーム・エンジ
         セグメント売上:2,963百万
     経
当社   営
     指                                                                          ニアリング)サービス提供
     導    セグメト利益:466百万                                                                                   ク
     ・                                                                                                    ラ
     経        (2021.3期)
     営                                                                         ◆CRM DX・CC DX・AI領域の        イ
     管                                                                                                    ア
     理                                                                          IT&コンサルサービス提供             ン
                                                                               ◆パッケージソフトウェア提供             ト
                            Consulting                                                                    企
                                                                                                          業
         アウトソーシング                                                              ◆コンタクトセンター・デジタル
            事業                                                                  マーケティング・IT領域の
                                                                                アウトソーシングサービス提供
         セグメント売上:2,670百万
                            Operation
         セグメント利益:456百万
                                                                               ◆コンタクトセンター領域の
             (2021.3期)
                                                                                アウトソーシングサービス提供

                             © Virtualex Holdings, Inc. All rights reserved.                         10
3   競争優位性




            © Virtualex Holdings, Inc. All rights reserved.   11
当社グループのケイパビリティ(能力・スキル)
【3つのスキル】を融合させ【ワンストップ】で企業変革を支援


                  企業戦略を立案する力



                            Consulting




最先端の技術力                                                                  変革の実行力
【Digital & AI】 Technology                                    Operation   伴走する能力




        3つのスキルを一気通貫ワンストップで提供できることが強み
                      © Virtualex Holdings, Inc. All rights reserved.             12
当社グループの競争優位性
スキル領域毎に特化した競合他社 vs 一気通貫支援が可能な当社グループ


         CONSULTING                      TECHNOLOGY                            OPERATION
競
合     経営コンサルファーム          ソフトウェアベンダー                                     コールセンターアウトソーサー
他     CRM特化型コンサルファーム      SIer                                           バックオフィスアウトソーサー
      IT系コンサルファーム         データ分析企業
社




当
社
         CONSULTING                   TECHNOLOGY                             OPERATION
グ
     一気通貫支援による戦略/品質の担保・ノウハウの蓄積/対流・Sustainableな変革
ルー
       戦略作成/実行計画                要件定義/設計開発                                  運用準備/業務運営
プ

                        © Virtualex Holdings, Inc. All rights reserved.                    13
当社グループのビジネスモデル
ビジネスモデルは ビジネスの【ストック化】と実績・ノウハウの【自社製品化】


                                                                                 クライアント企業
                                   ワンストップ
          Consulting                スキルMix
                                    伴走型支援
                                                                                      持続可能な変革

                                                                                      連続的な変革
   Technology     Operation

                              実績・ノウハウ蓄積




      ストックビジネス化                                                                 実績をソリューション化
     (毎月の継続報酬ビジネス)                                                              自社製品・サービス化



                                 利益を再投資
                              © Virtualex Holdings, Inc. All rights reserved.                   14
ストックビジネス化
ストックビジネス化による安定的成長の加速

                            ストックビジネス化

   戦略・計画立案・設計                 伴走型サービス
   (コンサルティング)              アウトソーシングサービス


                                                                           再投資
      自社製品・                               保守サービス
  ITソリューションの導入                            拡張サービス                          自社サービスの
                                                                            開発



   自社ITサービスの提供                               月額利用料



※ 伴走型サービス : コンサルティングフェーズで計画・設計した業務プロセスを継続的に受託遂行(=アウト
  ソーシングサービスとしてストックビジネス化)することにより、クライアント事業運営に常に寄り添い支援
※ 自社製品 : CRMパッケージ「inspirX」、AIプラットフォーム「TENKEI」、教育ITパッケージ製品群など

                        © Virtualex Holdings, Inc. All rights reserved.             15
4   成長戦略




           © Virtualex Holdings, Inc. All rights reserved.   16
当社グループの成長戦略
事業共通テーマは【Digital&AI】




      成長のための 要件                                                           成長のための 戦略

      成長スピードの加速                                                          AI関連ビジネスの拡大


                                                                         デジタルマーケティングの
     粗利・営業利益率のUP
                                                                            案件サイズ拡大


      ストック収益の拡大                                                            個別事業毎の成長




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AIビジネスの拡大 (1)
バーチャレクスグループの【遺伝的アルゴリズム】


    【進化計算・遺伝的アルゴリズム】                                                 【機械学習・ディープラーニング】

                                                                             データを学習し法則を導き出す
          生物の進化の仕組みを使った
          問題解決アルゴリズム                                                         大量なデータが必要

          大量データは不要                                                           例)犬と狐を区別できる
                                                                             例)天気予報を予測する



       何ができる技術か?                                                     バーチャレクスの実力と現在地は?

  無限の組み合わせの中から最適解を導く
                                                                          2018年
  例)ナーススケジューリング                                                    進化計算で世界最大のナンプレを作成
    (誰がいつ来れば運用が回るか?)                                                  ギネス取得(実力を証明)
  例)営業マンの訪問ルートの最適化
    (どの順番で回れば効率的か?)                                                      ここ数年で大企業とのプロジェクト
                                                                              実績を積上げ
  例)ナップザック問題
    (何を詰めれば最高額になるか?)


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AIビジネスの拡大 (2) : 遺伝的アルゴリズム TENKEI
大企業とのプロジェクトが複数立ち上がり実績を積上げ中&新しいテーマを追加提案中



  実績と直近の取り組みテーマ                                                      特徴・概要
                                        • 特定生産ラインで作る製品の順番を最適化
    工場の生産ラインの最適化
                                        • 納期を守り、高い稼働率で、生産性を最大化

                                        • スキル(要員)と要介護者の組合せ最適化
   介護事業所毎シフト計画管理
                                        • 人員不足への対応とサービスレベルの維持向上

                                        • 在庫数と発注タイミングの最適化計画
     在庫と発注の最適化
                                        • 適正在庫の維持と欠品の撲滅

                                        • 施設/教員/学生/履修パターンの自動最適化
      時間割自動生成
                                        • 計画業務の効率化と空き(設備・人)時間圧縮

                                        • チーム(人と設備、人と人)のスケジューリング
   各種スケジューリング最適化
                                        • 機械/重機のスケジューリング(どこでいつ動かす)




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AIビジネスの拡大 (3): 遺伝的アルゴリズム TENKEI
【TENKEIプラットフォーム】のリリースと【月額利用料型】での実績拡大が重点テーマ


  重点施策1      TENKEIのプラットフォームのVer.01を月額利用料型で提供開始

  重点施策2      大企業との取組み(モデル)を横展開(企業内横展開、他社横展開)



  業務システムとの
  接続や加工が容易

                           エンジン実行

                                                                              モデル読込
     ユーザー
                 Web App


                           エンジン実行

                                               進化計算エンジン
                   API                                                                遺伝子モデル管理
    業務アプリ等
                                                                                       横展開可能


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デジタルマーケティングの案件サイズ拡大 (1)
 【バーチャレクスが目指す姿】企業のCRM領域のDXを、超上流から実行・定着まで
   ワンストップで伴走し、サクセス(収益増)にコミットするパートナーへ

                        企業が達成したいこと


                                         &
                                                                           デジタルシフト
           顧客中心・顧客起点
                                                                             (DX)

         マーケティング                  セールス                                       カスタマーサクセス
         (認知・興味)                (買う・使う)                                       (満足・感動)




                        バーチャレクスの支援領域

      コンサルティング              テクノロジー導入                                          “Banso(=伴走)”
        サービス                  サービス                                                サービス
    マーケティングのデジタル化      MA/SFA/CRM等導入                                      MA/SFA/CRM運用代行
    営業のデジタル化             (※主にSalesforce)                                    インサイドセールス運営受託
    販売/事務のデジタル化         Webサイト構築                                           Webサイト運用受託
    カスタマーサクセス組織立上       RPA/AI導入                                           カスタマーサクセス運営受託
                   等々                   等々                                                  等々

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デジタルマーケティングの案件サイズ拡大 (2)
Salesforceビジネスの実績・案件規模拡大を足掛かりに、サービス・支援範囲を拡充

             受注件数の拡大と案件規模の拡大を達成


                                                   Salesforce Rookie partner of the year
                                                   獲得後、シルバーパートナーに昇格
                                                                                            (※ 於2020年ランク制)




 デジタル化(DX)の領域                                   顧客




      メール        営業                                                             サポート           サクセス
      SNS        担当                                                              担当             担当


            MA         SFA              EC                            Chat             CS


                                      CRM


       作業自動化     RPA         AI                       BI               データ分析


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 デジタルマーケティングの案件サイズ拡大 (3)
 今後は更なる案件規模拡大とストックビジネス化を目指す

              ~2021.3                         本年の重点テーマ                              ~2024.3


   戦略作り
                        案件規模                             デジタル化
                         拡大                               統合化
   SaaS型
             実績作り                                                                 伴走型DX
  ツールの導入
                                                          案件規模
                                                         更なる拡大                    デジタル
    個別IT                                                                           変革
開発導入・ツール連携


  運用サポート
   (伴走)


  ストック                                                                バーチャレクス
  ビジネス化                                                             自社サービスの開発と提供

                                 • Salesforceベースでの                        • 開発中PKGのリリース
                                   特定業界向けPKG(2種)開発中                       • Salesforce × TENKEI/AWS/RPA等
                                    – SES/SIビジネス向け                          その他ITサービス化の模索
                                    – 人材紹介ビジネス向け                          • 上記自社サービスのAppExchange化

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個別事業毎の成長
他の個別事業領域は コロナ禍で加速したテーマを追加しながら、
 デジタル化/月額化/大規模化を目指す



                ビジネスの概要と現在地                                         本年の戦略の方向性・取組みテーマ

            •   コールセンター向け製品
                                                           • 受注したPJの品質管理と導入効果最大化
   CRM      •   300社以上に導入
                                                           • 月額料金型の案件数増加
  自社製品      •   案件規模:数百万~数億
                                                           • チャット/音声応答AIなどとの連携重視
            •   前年度末に大型PJ受注


 オペレーション    • コールセンター運営                                    • 超大型CCのマザーセンターPJの拡大
   共同運営     • 自動化&デジタル化開始                                  • RPA,チャットなどのロボットの組込み
 (アウトソース)   • リモート/分散加速(コロナ禍)                              • 分散型/リモートなどBCP&コロナ対応

            • 学校法人のデジタル基盤                                  • デジタル基盤製品のブラッシュアップ
   教育IT
            • 遠隔教育/Eラーニング製品                                • 大型案件の営業強化
  自社製品
            • スマホでの連絡/掲示                                   • 既存顧客の拡張/追加提案




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主なソリューション開発・提供(プレスリリース)

 2020年

 10月 進化計算AIプラットフォーム「天啓|TENKEI」を活⽤した シフト計画AIエンジン「TENKEIシフト」の提供開始(TIM)

 10月   コールセンターCRMサービス「iXClouZ」と「Amazon Connect」の組み合わせで、分散・在宅コールセンターのシステ
       ム構築を支援(VXC)

 10月   売れ続ける仕組みをつくる「Succession Model」ソリューションをリリース(VXC)



 2021年


 4月    コールセンターCRMソフト「inspirX 5(インスピーリ ファイブ)」最新バージョン5.5リリース(VXC)

 5月    BPO事業を通じて取り組むSDGs、「分散型コンタクトセンター」を石川県野々市市に開設(VXC)

 6月    NHKのニュースで、山形大学に導入した「二次元コード着席記録アプリ」が紹介(TIM)

 7月    カスタマーサクセス無料診断(β版)提供開始(VXC)

 8月    タカラトミーアーツ企画のパズルゲーム専用端末、「いつでも脳トレパズルタブレット」へ進化計算「天啓/TENKEI」活用
       のナンプレ問題を提供(TIM)

 9月    バーチャレクス、PHONE APPLI社と「PHONE APPLI LINER」の導入支援パートナー契約を締結(VXC)

 9月    【新サービス】AWSを活用した新たなコールセンタークラウドサービス「Connectrek」提供開始(VXC)

11月 オプロ社とサブスクリプション管理サービス「ソアスク」の導入支援に関する協業に合意


                               © Virtualex Holdings, Inc. All rights reserved.   25
5   事業計画




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 2022年3月期 単年度事業計画
              IT&コンサル事業                      アウトソーシング事業                                                全社合計
単位:百万円
比率は前年同期                                                                                                       22.3期
          21.3期   22.3期                 21.3期                 22.3期                          21.3期   22.3期
比:%                       増減率                                                        増減率                     業績予想     増減率
            実績      計画                    実績                    計画                             実績      計画
                                                                                                                修正

  売   上   2,963   3,600    21.5%      2,670                 2,500                    △6.4%   5,633   6,100    6,150     9.2%

セグメント利益    466     720    154.5%           456                  430                  △5.7%    923    1,150    1,225    32.7%

 全社費用                                                                                         758     925      925     22.0%

 営業利益                                                                                         165     225      300     81.8%

 経常利益                                                                                         182     220      320     75.8%

  純利益                                                                                         111     160      240    116.2%



      単年度事業計画
  ・連結売上で前年度比8%の増収、経常利益で20%超の増益を計画
  ・全社費用は、中長期的な継続成長を見据え人材採用等に積極的に投資
  ・中期3ヵ年目標(22年3月期-24年3月期 累計経常利益:8億円以上)の第一歩

 注1:当社グループの組織変更に伴い、前期までアウトソーシング事業セグメントに集計していた受託業務の一部(ITスキルをベース
    としたヘルプデスク受託業務)を当期よりIT&コンサル事業セグメントに転入したため、事業セグメント別の対前期比に影響あり
 注2:当社は、2021年10月4日に22.3期連結業績予想を修正



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今後3年間の経常利益目標
【Digital&AI】で【SX】を実現し、【3年合計 連結経常利益 8億以上】を目標

    これまで3年                                                                       これから3年
  合計 0.6億(実績)                                                             合計 8億以上(目標)
  3年合計(連結経常利益実績)                                                           3年合計(連結経常利益目標)

   2019/3期 ~ 2021/3期   成長のための 要件                                             2022/3期 ~ 2024/3期

                                                                          3.2億
              1.8億                                                        (修正)
                       成長スピードの加速
    0.7億                                                                  2.2億
                       粗利・営業利益率のUP                                        (予想)

                                                                             <各年度目標(対前年)>
                        ストック収益の拡大                                            ・売上成長率:+8%
                                                                             ・経常利益成長率+20%
       ▼1.9 億
                                                                             ・経常利益率:+0.4%

 ◆ 経営上重視している指標
  当社グループは、成長のための要件達成による中期的な成果として「2022.3期~2024.3期 3年合計
  連結経常利益 8億以上」を目標としています。
  また、この利益目標実現のために重要な経営指標を【経常利益成長率】と捉え、各年度において
  前年度比+20%増以上(※売上成長率+8%、対前年経常利益率+0.4%程度を想定)を目指します。
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事業等のリスクとその対応について

 以下には、当社が経営においてリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項について、有価証券報告書「事業等のリスク」に記載の内容のうち、
成長の実現や事業計画の遂行に影響する主要なリスクを抜粋して記載しております。その他のリスクは、有価証券報告書「事業等のリスク」をご参照くだ
さい。なお、文中の将来に関する事項は、現在において当社が判断したものであり、将来において発生する可能性があるすべてのリスクを網羅するもので
はありません。また当社のコントロールできない外部要因や必ずしもリスク要因に該当しない事項についても記載しております。


1.企業価値最大化のための積極的な経営方針        【発生時期:短期、発生可能性:中、影響度:中】
<リスク概要>
 当社グループは、企業価値を最大化するため、中期的に事業規模及び事業領域の拡大を目指す積極的な経営方針をとっております。
とくにパッケージ開発及びカスタマイズ設計・開発において、当社グループは設立当初にコンタクトセンターを中心としたCRM領域にフォーカスし、そ
れ以来これまでノウハウを蓄積してまいりましたが、従来より培ったノウハウをベースとしてマーケティング領域への積極的な展開を図っております。こ
れらは、歴史が浅く変化の目まぐるしい領域であるため、予測が困難であり、当社グループが事前に想定していない事態に直面した場合は、当社グループ
の業績に影響を及ぼす可能性があります。
<対応方針>
 当リスクに対応するため、当社グループは、まずは当該領域において世界最大シェアを誇るSFDC(セールスフォーズ・ドットコム)ソリューションに
おいて着実な実績を積み重ねており、これを足掛かりに今後さらに案件規模の拡大やストックビジネス化を目指していく所存です。さらにはこれらDigital
領域のノウハウと共にグループ内で培ってきたAI領域のノウハウを活かし、顧客企業の持続的な変革(Sustainable Transformation)の実現に寄与してま
いります。


2.競合他社について    【発生時期:中期、発生可能性:中、影響度:中】
<リスク概要>
 当社グループのように創業当初から「コンサルティング」「テクノロジー」「オペレーション」の3つのサービスを一気通貫で提供すべく、同時並行的
にノウハウを深耕した企業は数少なく、CRM領域においてこれら上流から下流に至る3つのサービスをそれぞれ相応な事業規模を持って一貫してサポー
トする競業他社は現在のところ見当たりません。個別サービス領域ごとの競合や新規算入はあっても、それらをシナジーをもって融合させたサービスとし
て展開することは、他社においては困難であると考えています。しかしながら、今後、個々のサービス領域で競合となるコンサルティング会社、ソフト
ウェアベンダー、テレマーケティング会社等が、他サービス領域のノウハウを深めることにより、当社グループが提供するワンストップ・サービスの競合
となった際には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。


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事業等のリスクとその対応について

<対応方針>
当リスクに対応するため、当社グループは、先行して培ってきたこれらノウハウや実績のソリューション化、自社製品・サービス化を図り、ストックビ
ジネスとして積み上げていくとともに、それらにより得た利益を再投資しソリューションやサービスの更なる高度化・差別化を図っていく所存です。


3.優秀な人材の確保・育成・定着   【発生時期:短期、発生可能性:大、影響度:大】
<リスク概要>
当社グループは、中期的に積極的な事業規模及び事業領域の拡大を図っていることから、優秀な人材を確保・育成・定着させることを、事業展開におけ
る主要な課題の一つと認識しております。そのため、定期採用(新卒採用)・期中採用(中途採用)の適切なバランスを念頭に置きながら、積極的な人材
確保に努めております。また、当社グループでは、優秀な人材を育成・定着させるため、個人の成長を重視した人事評価制度を導入し、当該人事評価に加
えて個人の自主性等も考慮して、積極的な人材登用を実施しております。さらに、近年強化している定期採用(新卒採用)において、採用社員の早期戦力
化を図るため、定期(新卒)採用社員向けの社内教育研修にも注力しております。しかしながら、これらの人事上の取り組みが何らかの理由により機能せ
ず、優れた人材を確保・育成・定着できない場合、将来的な当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
<対応方針>
 当リスクに対応するため、当社グループでは、引き続き積極的かつ戦略的な採用・育成、ならびに人事制度施策の検討および推進に注力してまいります。




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将来見通しに関する注意事項



 本書には、当社グループに関する見通し、将来に関する計画、経営目標などの記載があります。これらは、現在における⾒込み、予測およびリスクを
伴う想定に基づくものであり、実質的にこれらの記述とは異なる結果を招き得る不確実性を含んでおります。


 それらのリスクや不確実性には、⼀般的な業界ならびに市場の状況、⾦利、通貨為替変動といった⼀般的な国内および国際的な経済状況が含まれます。


 本書は、いかなる有価証券の取得の申込みの勧誘、売付けの申込み又は買付けの申込みの勧誘(以下「勧誘行為」という。)を構成するものでも、勧
誘行為を行うためのものでもなく、いかなる契約、義務の根拠となり得るものでもありません。



                         ◆次回の「事業計画及び成長可能性に関する事項」の開示時期
                          ・2022年5月頃を予定




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