6192 M-HyAS&Co. 2021-08-11 18:20:00
財務報告に係る内部統制の開示すべき重要な不備に関するお知らせ [pdf]

                                        2021 年8月 11 日
各 位
                            ハイアス・アンド・カンパニー株式会社
                                    代表取締役 新野 将司
                             (コード番号:6192 東証マザーズ)
                                 問合せ先:取締役 熊谷 祐紀
                                 電話:03-5747-9800(代表)




      財務報告に係る内部統制の開示すべき重要な不備に関するお知らせ


 当社は、金融商品取引法第 24 条の4の4第1項に基づき、関東財務局へ 2021 年7月 28
日に提出した 2021 年4月期の内部統制報告書において、開示すべき重要な不備がある旨を
記載いたしましたので、下記の通り、お知らせいたします。


                        記


1. 開示すべき重要な不備の内容
  当社は、不適切会計に関する第三者委員会の報告を受け、2016 年3月2日提出の有価
 証券届出書、2016 年4月期から 2019 年4月期の有価証券報告書、並びに 2017 年4月期
 の第1四半期から 2020 年4月期の第3四半期までの四半期報告書について、それぞれ訂
 正いたしました。
  上記事案の原因は、取締役会及び監査役会のガバナンス欠如、内部監査並びに財務経理
 部門による牽制機能が、十分に機能していなかったこと、信頼性のある財務報告を提出す
 る経営者の意識が十分でなかったことが挙げられます。また、収益認識等に関する業務プ
 ロセスレベルの内部統制にも問題があったものと認識しており、当該内部統制の不備が、
 財務報告に重要な影響を及ぼす形となったことを踏まえ、2016 年4月期から 2021 年4月
 期までの各期の内部統制報告書(2016 年4月期から 2019 年4月期の内部統制報告書につ
 いては、2020 年9月 30 日に訂正内部統制報告書を提出いたしました。)において、財務
 報告に係る内部統制に開示すべき重要な不備が存在する旨の報告をいたしました。
  当社は、財務報告に係る内部統制の重要性を認識しており、これらの開示すべき重要な
 不備を是正するために、不適切会計に関与した取締役が 2020 年9月 30 日付で退任し、
 2020 年 12 月 23 日に臨時株主総会を開催し、取締役及び監査役が新たに就任いたしまし
 た。また、2020 年 10 月 30 日付の「再発防止策等に関するお知らせ」にて発表の通り、
 再発防止策を策定するとともに、社内の意識改革、各種規程の改訂、業務フローの再構築、
 稟議システムの改善を含む承認・決裁に関する統制強化、財務経理部門の分掌及び機能強
 化等の各種是正措置を進めてまいりました。

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  しかしながら、決算・財務報告プロセスの一部の内部統制に関しては、整備・運用に関
 する十分な期間を確保することができなかったことから、当事業年度末日までに是正措
 置を完了することができませんでした。これらの内部統制の不備が、財務報告に重要な影
 響を及ぼしていることから、決算・財務報告プロセスに関する一部の内部統制について、
 引き続き、開示すべき重要な不備が存在すると判断いたしました。


2. 事業年度末日までに是正できなかった理由
  決算・財務報告プロセスの一部の内部統制に関しては、整備・運用に関する十分な期間
 を確保することができなかったため、当事業年度末日までに是正措置を完了することが
 できませんでした。


3. 開示すべき重要な不備の是正方針
  財務報告に係る内部統制の整備及び運用の重要性は認識しており、当社としても 2020
 年 10 月 30 日付「再発防止策等に関するお知らせ」及び 2021 年3月 30 日付「再発防止策
 等に関するお知らせ」の通り再発防止策に取り組んでおります。加えて、2021 年7月 29
 日の第 17 期定時株主総会にて、コーポレートガバナンスの強化に向け、監査等委員会設
 置会社への移行及び新たな経営体制が承認されました。翌事業年度(2021 年5月1日か
 ら 2021 年9月 30 日)においては、整備・運用に関する十分な期間を確保の上、適切な内
 部統制を整備・運用する方針です。


4. 連結財務諸表等に与える影響
  上記の開示すべき重要な不備に起因する必要な修正は、全て財務諸表及び連結財務諸
 表に反映しております。


5. 財務諸表の監査報告における監査意見
  限定付適正意見です。


                                                 以上




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