6190 M-PXB 2020-05-15 15:30:00
減損損失の計上及び通期連結業績予想の修正に関するお知らせ [pdf]

                                                       2020年5月15日
各   位
                           会     社   名     株式会社フェニックスバイオ
                           代 表 者 名         代 表 取 締 役      島 田     卓
                                         (コード番号:6190 東証マザーズ)
                           問 合 せ 先         専務取締役管理部長      田村    康弘
                                                  (TEL 082-431-0016)


         減損損失の計上及び通期連結業績予想の修正に関するお知らせ


 当社は、2020年3月期決算において、下記のとおり減損損失を計上する見通しとなりま
した。これに伴い、2019年11月14日公表しました2020年3月期連結業績予想を下記のとお
り修正いたしましたのでお知らせいたします。

                           記

1.連結子会社ののれん及び固定資産の減損損失の計上(連結決算)
   連結子会社であるKMT Hepatech Inc.は、ヒト肝細胞キメラマウスを用いた事業を北米
 で展開し、特にNational Institutes of Health(アメリカ国立衛生研究所 以下、
 「NIH」 )の研究予算を基に抗肝炎薬の開発を行っている製薬企業及び研究機関に対して
 受託試験サービス及び製品販売の実績を有しており、当社は、2017年12月に北米でのPXB
 マウスの供給体制構築と事業拡大を目的に、同社の株式を取得し完全子会社化いたしま
 した。しかしながら、同社で実績がありました受託試験サービスの売上については、NIH
 の新規予算執行の目処が立たないこと、また、現在、同社を北米のPXBマウス並びにPXB-
 cellsの生産拠点として設備投資及び技術移転を進めていますが、未だ十分な収益化に至
 っていないことから、これらの状況を鑑みて、回収可能額が著しく低下しているとし
 て、同社に係るのれん259百万円及び固定資産(使用権資産)32百万円の計292百万円を減
 損損失として特別損失に計上する見込みであります。

2.連結子会社株式の減損処理(個別決算)
  当社が保有する連結子会社KMT Hepatech Inc.の株式について、実質価額が著しく下落
 したため、2020年3月期の個別決算において、関連会社株式評価損として特別損失482百
 万円を計上する見込みであります。

3.2020年3月期 通期連結業績予想値の修正について
 (2019年4月1日~2020年3月31日)
                                                親会社株主に
                                                           1 株当たり
                売上高      営業利益        経常利益        帰属する
                                                           当期純利益
                                                当期純利益
                  百万円     百万円             百万円      百万円         円 銭
前回発表予想値(A)       1,367    △87             △57      △59       △20.45
今回修正予想(B)        1,310    △146           △125      △415     △141.84
増減額(B-A)          △56     △58             △67      △355          -
増減率(%)           △4.2       -              -         -           -
(ご参考)前期実績
(2019 年 3 月期)    1,228    △311           △279     △297      △101.96
4.修正の理由
 2020年3月期の連結業績につきましては、ヒト遺伝子をターゲットとした核酸医薬、
遺伝子治療に対してPXBマウスの需要掘り起こしに努め、これらの開発に注力している海
外製薬企業に営業を強化した結果、安全性等分野における売上高は対前年比で約69%増
加いたしますが、計画値に対して約29百万円未達となる見込みです。また、薬効薬理分
野においては、抗B型肝炎薬の開発遅れを織り込み対前年比で約25%減少する計画として
おりましたが、想定以上の遅れから約26百万円の未達となる見込みです。これらの売上
高の減少が各損益に影響を与えた結果、営業損失は146百万円、経常損失は125百万円と
なり、親会社株主に帰属する当期純損失は前述の減損損失の計上により415百万円となる
見込みであります。


(注)上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成されたも
   のであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可
   能性があります。
                                     以   上