6190 M-PXB 2019-08-09 16:00:00
2020年3月期 第1四半期決算短信[日本基準](連結) [pdf]
2020年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2019年8月9日
上場会社名 株式会社フェニックスバイオ 上場取引所 東
コード番号 6190 URL https://phoenixbio.co.jp
代表者 (役職名) 代表取締役 (氏名)島田 卓
問合せ先責任者 (役職名) 専務取締役管理部長 (氏名)田村 康弘 TEL 082(431)0016
四半期報告書提出予定日 2019年8月9日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無:無
四半期決算説明会開催の有無 :無
(百万円未満切捨て)
1.2020年3月期第1四半期の連結業績(2019年4月1日~2019年6月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期第1四半期 288 81.8 △81 - △78 - △78 -
2019年3月期第1四半期 158 28.7 △171 - △164 - △165 -
(注)包括利益 2020年3月期第1四半期 △75百万円 (-%) 2019年3月期第1四半期 △168百万円 (-%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2020年3月期第1四半期 △26.90 -
2019年3月期第1四半期 △56.89 -
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2020年3月期第1四半期 1,918 1,466 76.5
2019年3月期 1,905 1,542 81.0
(参考)自己資本 2020年3月期第1四半期 1,466百万円 2019年3月期 1,542百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2019年3月期 - 0.00 - 0.00 0.00
2020年3月期 -
2020年3月期(予想) 0.00 - 0.00 0.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
3.2020年3月期の連結業績予想(2019年4月1日~2020年3月31日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
第2四半期(累計) 743 74.2 △46 - △42 - △43 - △14.86
通期 1,687 37.4 117 - 137 - 122 - 41.94
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
新規 -社 (社名) 、除外 -社 (社名)
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :有
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期1Q 2,922,700株 2019年3月期 2,922,700株
② 期末自己株式数 2020年3月期1Q 45株 2019年3月期 -株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年3月期1Q 2,922,695株 2019年3月期1Q 2,905,500株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等
は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての
注記事項等については、添付資料2ページ「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想などの将来予
測情報に関する説明」をご覧ください。
株式会社フェニックスバイオ(6190) 2020年3月期 第1四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 2
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 3
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 3
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 5
四半期連結損益計算書
第1四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 5
四半期連結包括利益計算書
第1四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 6
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 7
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 7
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 7
(会計方針の変更) ………………………………………………………………………………………………… 7
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………… 7
3.補足情報 ………………………………………………………………………………………………………………… 8
- 1 -
株式会社フェニックスバイオ(6190) 2020年3月期 第1四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や雇用環境の改善する中で、景気は緩やかな回復基
調が続いておりますが、米中貿易摩擦の長期化、英国のEU離脱問題、中東や東アジアの地政学リスクなど世界経済
の不確実性が高まっており、先行きは不透明な状況にあります。
当社グループの顧客が属する医薬品業界では、世界人口の増加と新興国の所得水準の向上を背景として市場は成
長しておりますが、特許切れによる後発薬の台頭、新薬開発の長期化等により製薬企業の収益性は厳しさを増して
おります。一方で、潤沢な資金を持つ大手製薬企業は、新たな収益源を求めて有望なパイプラインには積極的に投
資する等、M&Aによる業界再編が活発な状況にあります。このような状況を背景に、製薬企業では新薬開発を迅速
かつ効率的に実施するために、臨床試験等の開発業務を外部のCRO(開発業務受託機関)へ委託するケースが増え
ており、当社がターゲットとしている前臨床試験におきましても製薬企業の外部委託は拡大傾向にあります。
このような状況のもと、当社グループはマウスの肝臓の70%以上がヒトの肝細胞に置き換えられたヒト肝細胞キ
メラマウス(当社製品名:PXBマウス)を用いた受託試験サービスを提供しており、世界の大手製薬企業が研究開
発拠点を置く米国を中心とした海外市場の拡大に注力してまいりました。
現在、肝炎関連試験が主力となっている薬効薬理分野においては、前期からの堅調な引き合い状況を維持してお
り、受注高は第2四半期にずれ込んだ大型案件があったため前年同期並みとなりましたが、売上高は前年同期を大
きく上回っております。また、多くの新薬が対象となることから当社グループの成長分野として位置付ける安全性
等分野においては、海外市場で計画を上回る受注獲得により、受注高及び売上高は前年同期を上回っております。
この結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は288,831千円(前年同期比81.8%増)、営業損失は81,989千円
(前年同期は営業損失171,110千円)、経常損失は78,008千円(前年同期は経常損失164,698千円)、親会社株主に
帰属する四半期純損失は78,611千円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失165,279千円)となりまし
た。
(2)財政状態に関する説明
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における流動資産は1,059,833千円となり、前連結会計年度末に比べ75,169千円減
少いたしました。これは主に現金及び預金が49,788千円増加した一方で、売掛金が122,325千円減少したことによ
るものです。また固定資産は858,849千円となり、前連結会計年度末に比べ88,553千円増加いたしました。これは
主に一部在外子会社においてIFRS第16号「リース」の適用に伴い、使用権資産が86,372千円増加したことによるも
のです。この結果、資産合計は1,918,683千円となり、前連結会計年度末に比べ13,384千円増加となりました。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における流動負債は333,177千円となり、前連結会計年度末に比べ28,794千円増加
いたしました。これは主に買掛金が10,858千円減少した一方で、未払金の増加等によりその他が52,427千円増加し
たことによるものです。また固定負債は118,639千円となり、前連結会計年度末に比べ60,379千円増加いたしまし
た。これは主にリース債務の増加によりその他が65,364千円増加したことによるものです。この結果、負債合計は
451,817千円となり、前連結会計年度末に比べ89,173千円増加となりました。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は1,466,866千円となり、前連結会計年度末に比べ75,789千円
減少いたしました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純損失の計上により利益剰余金が78,611千円減少した
ことによるものです。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
連結業績予想につきましては、2019年5月15日の「2019年3月期 決算短信」で公表いたしました連結業績予想
に変更はありません。
- 2 -
株式会社フェニックスバイオ(6190) 2020年3月期 第1四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年6月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 656,689 706,477
売掛金 245,256 122,930
製品 21,110 34,680
仕掛品 56,947 57,120
原材料及び貯蔵品 94,896 98,948
その他 60,102 39,676
流動資産合計 1,135,002 1,059,833
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 118,240 123,209
車両運搬具(純額) 0 0
工具、器具及び備品(純額) 46,186 48,307
土地 296,000 296,000
リース資産(純額) 9,607 8,955
使用権資産(純額) - 86,372
有形固定資産合計 470,035 562,845
無形固定資産
のれん 283,666 279,575
その他 4,777 4,298
無形固定資産合計 288,443 283,874
投資その他の資産 11,817 12,130
固定資産合計 770,296 858,849
資産合計 1,905,299 1,918,683
負債の部
流動負債
買掛金 27,337 16,479
1年内返済予定の長期借入金 26,004 20,004
未払法人税等 10,876 4,101
その他 240,165 292,593
流動負債合計 304,383 333,177
固定負債
長期借入金 22,485 17,484
資産除去債務 3,077 3,093
その他 32,697 98,062
固定負債合計 58,259 118,639
負債合計 362,643 451,817
- 3 -
株式会社フェニックスバイオ(6190) 2020年3月期 第1四半期決算短信
(単位:千円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年6月30日)
純資産の部
株主資本
資本金 2,253,851 2,253,851
資本剰余金 473,760 473,760
利益剰余金 △1,142,755 △1,221,366
自己株式 - △40
株主資本合計 1,584,856 1,506,204
その他の包括利益累計額
為替換算調整勘定 △42,200 △39,338
その他の包括利益累計額合計 △42,200 △39,338
純資産合計 1,542,655 1,466,866
負債純資産合計 1,905,299 1,918,683
- 4 -
株式会社フェニックスバイオ(6190) 2020年3月期 第1四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第1四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年6月30日) 至 2019年6月30日)
売上高 158,894 288,831
売上原価 58,440 103,292
売上総利益 100,453 185,538
販売費及び一般管理費 271,564 267,528
営業損失(△) △171,110 △81,989
営業外収益
受取利息 94 177
為替差益 6,375 -
補助金収入 - 7,341
その他 416 666
営業外収益合計 6,886 8,185
営業外費用
支払利息 473 283
為替差損 - 3,920
営業外費用合計 473 4,203
経常損失(△) △164,698 △78,008
特別損失
固定資産除却損 1 -
特別損失合計 1 -
税金等調整前四半期純損失(△) △164,700 △78,008
法人税、住民税及び事業税 579 602
法人税等合計 579 602
四半期純損失(△) △165,279 △78,611
親会社株主に帰属する四半期純損失(△) △165,279 △78,611
- 5 -
株式会社フェニックスバイオ(6190) 2020年3月期 第1四半期決算短信
(四半期連結包括利益計算書)
(第1四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年6月30日) 至 2019年6月30日)
四半期純損失(△) △165,279 △78,611
その他の包括利益
為替換算調整勘定 △3,302 2,862
その他の包括利益合計 △3,302 2,862
四半期包括利益 △168,582 △75,748
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 △168,582 △75,748
- 6 -
株式会社フェニックスバイオ(6190) 2020年3月期 第1四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(会計方針の変更)
当社グループの一部の在外子会社は、当第1四半期連結会計期間よりIFRS第16号「リース」を適用しております。
本基準の適用にあたっては、経過措置として認められている、本基準の適用による累積的影響を適用開始日に認識す
る方法を採用しております。
この結果、当第1四半期連結貸借対照表において使用権資産が86,372千円、流動負債のその他が18,399千円、固定
負債のその他が68,032千円、それぞれ増加しております。
なお、この変更による当第1四半期連結累計期間の損益に与える影響は軽微です。
(重要な後発事象)
(譲渡制限付株式報酬としての新株式発行)
当社は、2019年6月27日開催の取締役会において、下記のとおり新株式の発行を行うことについて決議し、2019
年7月12日に払込が完了いたしました。
1.発行の目的及び理由
当社は、2017年5月23日開催の取締役会において、当社の取締役(社外取締役を除く)が、株価変動のメリッ
トとリスクを株主の皆様と共有し、株価上昇及び企業価値向上への貢献意欲を従来以上に高めるため、当社の取
締役(社外取締役を除く)に対し、譲渡制限付株式を割り当てる報酬制度を導入することを決議いたしました。
また、2017年6月28日開催の第16期定時株主総会において、本制度に基づき、譲渡制限付株式に関わる報酬等と
して支給する金銭報酬債権の総額を、年額120百万円以内として設定することにつき、ご承認をいただいており
ます。
2.発行の概要
① 払込期日 2019年7月12日
② 発行する株式の種類及び数 当社普通株式11,300株
③ 発行価額 1株につき958円
④ 発行総額 10,825,400円
⑤ 資本組入額 1株につき479円
⑥ 資本組入額の総額 5,412,700円
⑦ 募集又は割当方法 特定譲渡制限付株式を割り当てる方法
⑧ 出資の履行方法 金銭報酬債権の現物出資による
⑨ 割当対象者及びその人数並びに割当株式数 当社取締役(社外取締役を除く)1名に対して11,300株
⑩ 譲渡制限期間 2019年7月12日から2039年7月11日
⑪ その他 本新株発行については、金融商品取引法による有価証券通知書
を提出しております。
- 7 -
株式会社フェニックスバイオ(6190) 2020年3月期 第1四半期決算短信
3.補足情報
(1)サービス別売上高
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年6月30日) 至 2019年6月30日)
金額(千円) 構成比(%) 金額(千円) 構成比(%)
国内 34,261 21.6 23,968 8.3
薬効薬理分野
海外 42,831 27.0 119,799 41.5
国内 32,973 20.7 31,952 11.0
安全性等分野
海外 48,828 30.7 113,110 39.2
合計 158,894 100.0 288,831 100.0
(2)サービス別受注高
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年6月30日) 至 2019年6月30日)
受注高(千円) 受注残高(千円) 受注高(千円) 受注残高(千円)
国内 112,848 78,586 92,258 68,290
薬効薬理分野
海外 106,213 289,079 95,837 181,252
国内 38,001 8,029 36,453 10,378
安全性等分野
海外 49,146 153,645 143,741 192,451
合計 306,210 529,341 368,290 452,373
(注)1.当社グループは「PXBマウス事業」の単一セグメントでありますが、事業の傾向を示すためサービス別の売
上高及び受注高を記載しております。
2.当第1四半期連結会計期間より、従来の「肝炎関連」は「薬効薬理分野」、「DMPK/Tox関連・その他」は
「安全性等分野」に名称変更しております。なお、これらの変更によるサービス別売上高及びサービス別受
注高に与える影響はありません。
- 8 -