6190 M-PXB 2019-06-25 15:30:00
株式会社サイトパスファインダーとの業務提携契約締結について [pdf]
2019年6月25日
各 位
会 社 名 株式会社フェニックスバイオ
代 表 者 名 代 表 取 締 役 島 田 卓
(コード番号:6190 東証マザーズ)
問 合 せ 先 専務取締役管理部長 田村 康弘
(TEL 082-431-0016)
株式会社サイトパスファインダーとの業務提携契約締結について
当社は、2019年6月25日開催の取締役会において、以下のとおり、当社製品である
「PXB-cellsⓇ」に株式会社サイトパスファインダー(以下、「CP社」とする。 )の製品であ
る「siRNA固相トランスフェクションプレート」を用いた「In vitro siRNAトランスフェクシ
ョンアッセイキット」を販売することを目的に業務提携契約を締結することを決議いたし
ましたのでお知らせいたします。
1.業務提携の理由、内容等
本業務提携は、両社の製品・サービスの強みを活かし、新鮮ヒト肝細胞「PXB-cellsⓇ」
を対象とした「In vitro siRNAトランスフェクションアッセイキット」の販売することを
目的としております。
通常siRNAを細胞へ導入する際には、核酸導入試薬の種類や濃度、siRNAの濃度、細胞の
播種密度や培地への添加物、培養時間などさまざまな条件を事前に検討する必要がありま
すが、両社はこれまでの研究において、PXB-cellsⓇに対し、CP社の製品である「siRNAト
ランスフェクションプレート」を用いてsiRNAの最適な導入条件を見出しました。
「In vitro siRNAトランスフェクションアッセイキット」を利用することで、ユーザー
は煩雑な条件検討を行うことなくsiRNA実験に注力することが可能となり、大幅な時間削
減とコスト削減にも貢献できます。またPXB-cellsⓇを用いることで、これまで可能だった
薬物代謝、酵素誘導・阻害、安全性、トランスポーター評価、抗HBV薬効評価などの各種
In vitro実験にsiRNA実験を組み合わせる事により、対象遺伝子の特定や遺伝子相互作用
などのメカニズム解明が期待できます。
【ご参考】
[siRNA] (Small Interfering RNA)
21-23 塩基対から成る低分子二本鎖 RNA(リボ核酸)であり、線虫や植物における転写後
の遺伝子制御に拘わる核酸として発見され(この現象を RNA 干渉という) 、その後の研究で、
ヒトなど高等動物の細胞においても RNA 干渉が引き起こされることが見いだされました。
現在、合成 siRNA を用いて遺伝子を制御する方法が、生物学の基礎研究とともに、医薬品
開発など応用研究にも利用されています。
2.提携先の概要
(1) 名 称 株式会社サイトパスファインダー
(2) 所 在 地 東京都千代田区五番町5番地1
(3) 代表者の役職・氏名 代表取締役社長CEO 山本柳二
・固相化トランスフェクション関連商品、サービスの提供
・化合物プロファイリング受託サービスの提供
(4) 事 業 内 容
・化粧品原体の販売
・疾患関連遺伝子探索、分子機構解析
(5) 資 本 金 1,000万円
(6) 設 立 年 月 日 2004年12月
資 本 関 係 該当事項はありません。
人 的 関 係 該当事項はありません。
上場会社と当該会社
(7) 取 引 関 係 該当事項はありません。
と の 間 の 関 係
関連当事者へ
該当事項はありません。
の該当状況
(注)大株主及び持株比率、当該会社の最近 3 年間の経営成績及び財政状態は、先方の
意向により非公表とさせていただきます。
3.日程
(1) 取 締 役 会 決 議 2019年6月25日
(2) 契 約 締 結 日 2019年6月25日
(3) 事 業 開 始 日 2019年7月(予定)
4.今後の見通し
当社は、CP社と連携して国内の製薬企業やアカデミアに提供するとともに、将来的に
は海外での販路拡大を図る計画であります。
なお、本件が当期の業績に与える影響については軽微でありますが、将来的に公表す
べき事項が生じた場合には速やかに開示いたします。
以 上
(参考)当期業績予想(2019年5月15日公表分)及び前期連結実績 (百万円)
親会社株主に帰属
連結売上高 連結営業利益 連結経常利益
する当期純利益
当期連結業績予想
1,687 117 137 122
(2020年3月期)
前期連結実績
1,228 △311 △279 △297
(2019年3月期)