6190 M-PXB 2021-08-13 15:30:00
2022年3月期 第1四半期決算短信[日本基準](連結) [pdf]
2022年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年8月13日
上場会社名 株式会社フェニックスバイオ 上場取引所 東
コード番号 6190 URL https://phoenixbio.co.jp
代表者 (役職名) 代表取締役 (氏名)島田 卓
問合せ先責任者 (役職名) 専務取締役管理部長 (氏名)田村 康弘 TEL 082(431)0016
四半期報告書提出予定日 2021年8月13日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無:無
四半期決算説明会開催の有無 :無
(百万円未満切捨て)
1.2022年3月期第1四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年6月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2022年3月期第1四半期 452 - 69 - 73 - 64 -
2021年3月期第1四半期 162 △43.8 △133 - △121 - △121 -
(注)包括利益 2022年3月期第1四半期 80百万円 (-%) 2021年3月期第1四半期 △147百万円 (-%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2022年3月期第1四半期 19.69 12.91
2021年3月期第1四半期 △39.64 -
(注)「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号)等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用しているた
め、2022年3月期第1四半期の各数値は、当該会計基準等を適用した後の数値となっており、対前年同四半期増減
率は記載しておりません。
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2022年3月期第1四半期 2,603 1,255 48.2
2021年3月期 2,516 1,093 43.4
(参考)自己資本 2022年3月期第1四半期 1,254百万円 2021年3月期 1,093百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2021年3月期 - 0.00 - 0.00 0.00
2022年3月期 -
2022年3月期(予想) 0.00 - 0.00 0.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
3.2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
第2四半期(累計) 758 - △11 - △11 - △12 - △3.85
通期 1,598 - 92 - 91 - 82 - 25.01
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
2022年3月期の期首より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号)等を適用するため、上記の連結業
績予想は当該会計基準等を適用した後の金額となっており、対前期と対前年四半期増減率は記載しておりません。
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
新規 -社 (社名) 、除外 -社 (社名)
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :有
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2022年3月期1Q 3,288,212株 2021年3月期 3,288,212株
② 期末自己株式数 2022年3月期1Q 45株 2021年3月期 45株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2022年3月期1Q 3,288,167株 2021年3月期1Q 3,071,933株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等
は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての
注記事項等については、添付資料2ページ「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想などの将来予
測情報に関する説明」をご覧ください。
株式会社フェニックスバイオ(6190) 2022年3月期 第1四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 2
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 3
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 3
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 5
四半期連結損益計算書
第1四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 5
四半期連結包括利益計算書
第1四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 6
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 7
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 7
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 7
(会計方針の変更)……………………………………………………………………………………………………7
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………… 8
3.その他 …………………………………………………………………………………………………………………… 8
継続企業の前提に関する重要事象等 …………………………………………………………………………………… 8
4.補足情報 ………………………………………………………………………………………………………………… 9
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株式会社フェニックスバイオ(6190) 2022年3月期 第1四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルスのワクチン接種の進展や輸出の回復によ
り、持ち直しの動きが見られるものの、変異株による感染の再拡大など依然として新型コロナウイルス感染症の収
束は見通せず、先行きは極めて不透明な状況にあります。
当社グループの顧客が属する医薬品業界では、世界人口の増加と新興国の所得水準の向上を背景として市場は成
長しておりますが、特許切れによる後発薬の台頭、新薬開発の長期化等により製薬企業の収益性は厳しさを増して
おります。一方で、潤沢な資金を持つ大手製薬企業は、新たな収益源を求めて有望なパイプラインには積極的に投
資する等、M&Aによる業界再編が進んでおります。このような状況を背景に、製薬企業では新薬開発を迅速かつ効
率的に実施するために、臨床試験等の開発業務を外部のCRO(開発業務受託機関)へ委託するケースが増えており
ます。また、新型コロナウイルス感染症の拡大によるテレワークの広がりによって、製薬企業の外部委託は一層増
加しております。
このような状況のもと、当社グループでは感染防止策を講じながら営業及び生産活動を行っており、世界の大手
製薬企業が研究開発拠点を置く米国を中心に、マウスの肝臓の70%以上がヒトの肝細胞に置き換えられたヒト肝細
胞キメラマウス(当社製品名:PXBマウス)を用いた受託試験サービスを提供しております。
当社グループの主要顧客である製薬企業や研究機関における研究開発活動は復調傾向にあり、売上高は国内市
場、海外市場ともに堅調に推移しました。特に海外製薬企業の抗B型肝炎ウイルス薬の開発は活発な状況にあり、
受注高は前年同期から大幅に増加しております。一方で、増加するPXBマウス需要によりマウス不足が継続してい
ることから、当社グループでは海外生産拠点を含めて増産体制で取り組み、生産の安定化に努めてまいりました。
費用面につきましては、売上高の増加に伴い、売上原価は増加したものの、販売費及び一般管理費は、前年同期と
ほぼ同水準となりました。
この結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は452,049千円(前年同期は162,424千円)、営業利益は69,812千
円(前年同期は営業損失133,283千円)、経常利益は73,901千円(前年同期は経常損失121,161千円)、親会社株主
に帰属する四半期純利益は64,755千円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失121,763千円)となりまし
た。
なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当第1四半期連結会計期間
の期首から適用しております。詳細は、「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(3)四半期連結財務諸表に関す
る注記事項(会計方針の変更)」をご参照ください。
(2)財政状態に関する説明
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における流動資産は1,863,680千円となり、前連結会計年度末に比べ64,266千円増
加いたしました。これは主に売掛金及び契約資産が154,585千円、その他が56,608千円、それぞれ増加した一方
で、現金及び預金が115,616千円、仕掛品が36,631千円、それぞれ減少したことによるものです。また固定資産は
739,918千円となり、前連結会計年度末に比べ23,008千円増加いたしました。これは主に使用権資産が14,103千円
増加したことによるものです。この結果、資産合計は2,603,598千円となり、前連結会計年度末に比べ87,274千円
増加となりました。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における流動負債は315,235千円となり、前連結会計年度末に比べ83,549千円減少
いたしました。これは主に買掛金が20,142千円増加した一方で、前受金が119,540千円減少したことによるもので
す。また固定負債は1,033,157千円となり、前連結会計年度末に比べ9,608千円増加いたしました。この結果、負債
合計は1,348,393千円となり、前連結会計年度末に比べ73,940千円減少となりました。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は1,255,205千円となり、前連結会計年度末に比べ161,214千円
増加いたしました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が145,438千円増加し
たことによるものです。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
連結業績予想につきましては、2021年5月14日の「2021年3月期 決算短信」で公表いたしました連結業績予想
に変更はありません。なお、新型コロナウイルス感染症の影響につきましては、2022年3月期は一定程度継続する
と仮定しておりますが、大規模な企業活動の制限については想定しておりません。
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株式会社フェニックスバイオ(6190) 2022年3月期 第1四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2021年3月31日) (2021年6月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 1,327,813 1,212,196
売掛金 159,856 -
売掛金及び契約資産 - 314,441
製品 52,956 56,951
仕掛品 138,609 101,978
原材料及び貯蔵品 87,501 88,827
その他 32,675 89,284
流動資産合計 1,799,414 1,863,680
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 195,886 201,292
車両運搬具(純額) 0 0
工具、器具及び備品(純額) 111,565 116,249
土地 296,000 296,000
リース資産(純額) 11,103 10,401
使用権資産(純額) 87,666 101,770
有形固定資産合計 702,222 725,713
無形固定資産 2,580 2,313
投資その他の資産 12,108 11,891
固定資産合計 716,910 739,918
資産合計 2,516,324 2,603,598
負債の部
流動負債
買掛金 37,240 57,383
1年内返済予定の長期借入金 2,481 -
未払法人税等 6,094 14,119
前受金 242,263 122,722
その他 110,704 121,009
流動負債合計 398,784 315,235
固定負債
転換社債型新株予約権付社債 900,000 900,000
資産除去債務 3,206 3,222
その他 120,343 129,935
固定負債合計 1,023,549 1,033,157
負債合計 1,422,334 1,348,393
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(単位:千円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2021年3月31日) (2021年6月30日)
純資産の部
株主資本
資本金 2,358,126 2,358,126
資本剰余金 578,035 578,035
利益剰余金 △1,796,473 △1,651,035
自己株式 △40 △40
株主資本合計 1,139,647 1,285,085
その他の包括利益累計額
為替換算調整勘定 △46,416 △30,640
その他の包括利益累計額合計 △46,416 △30,640
新株予約権 759 759
純資産合計 1,093,990 1,255,205
負債純資産合計 2,516,324 2,603,598
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第1四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
売上高 162,424 452,049
売上原価 70,522 164,968
売上総利益 91,902 287,081
販売費及び一般管理費 225,185 217,268
営業利益又は営業損失(△) △133,283 69,812
営業外収益
受取利息 670 42
為替差益 3,196 3,044
補助金収入 8,637 128
受取保険金 - 110
その他 87 945
営業外収益合計 12,591 4,271
営業外費用
支払利息 469 182
営業外費用合計 469 182
経常利益又は経常損失(△) △121,161 73,901
特別損失
固定資産除却損 0 -
特別損失合計 0 -
税金等調整前四半期純利益又は税金等調整前四半期
△121,161 73,901
純損失(△)
法人税、住民税及び事業税 602 8,874
法人税等調整額 - 271
法人税等合計 602 9,145
四半期純利益又は四半期純損失(△) △121,763 64,755
親会社株主に帰属する四半期純利益又は親会社株主
△121,763 64,755
に帰属する四半期純損失(△)
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(四半期連結包括利益計算書)
(第1四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
四半期純利益又は四半期純損失(△) △121,763 64,755
その他の包括利益
為替換算調整勘定 △25,953 15,776
その他の包括利益合計 △25,953 15,776
四半期包括利益 △147,716 80,532
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 △147,716 80,532
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(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(会計方針の変更)
(収益認識に関する会計基準等の適用)
「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)等
を当第1四半期連結会計期間の期首から適用し、約束した財又はサービスの支配が顧客に移転した時点で、当該財又
はサービスと交換に受け取ると見込まれる金額で収益を認識することといたしました。
当社グループは、従来、製品販売等の一時点で充足される履行義務においては出荷時に収益を認識しておりました
が、顧客の当該製品の検収時に認識することといたしました。ただし、「収益認識に関する会計基準の適用指針」第
98項に定める代替的な取扱いを適用し、製品の国内の販売において、出荷時から当該製品の支配が顧客に移転される
時点までの期間が通常の期間である場合には、出荷時に収益を認識しております。
受託試験サービスにおいては、従来、試験が終了しサンプルや試験報告書等の成果物が顧客に移転した時点で、全
ての履行義務を充足したものとして、収益を認識しておりましたが、これを、受託試験サービスに製品を供する場合
は、試験へ製品が投入された時点で、当該対価を収益認識することといたしました。また、受託試験サービスの対価
のうち、試験手技代につきましては、一定の期間にわたり充足される履行義務であるため、進捗度を見積もり、収益
を認識しております。なお、履行義務の充足に係る進捗度の見積もり方法は、実験動物を使用したサービスであり、
試験期間にわたり飼育や薬物投与など一定の人員が投入され、期間の経過と比例的に履行義務が充足されるため、試
験計画書等に定める試験期間に基づき、経過期間により試験の進捗率を見積もりしております。
収益認識会計基準等の適用については、収益認識会計基準第84項ただし書きに定める経過的な取扱いに従ってお
り、当第1四半期連結会計期間の期首より前に新たな会計方針を遡及適用した場合の累積的影響額を、当第1四半期
連結会計期間の期首の利益剰余金に加減し、当該期首残高から新たな会計方針を適用しております。また、収益認識
会計基準第86項また書き(1)に定める方法を適用し、当第1四半期連結会計期間の期首より前までに行われた契約変
更について、すべての契約変更を反映した後の契約条件に基づき、会計処理を行い、その累積的影響額を当第1四半
期連結会計期間の期首の利益剰余金に加減しております。
この結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は172,575千円増加し、売上原価は43,693千円増加し、営業利益、
経常利益及び税金等調整前四半期純利益はそれぞれ128,882千円増加しております。また、利益剰余金の当期首残高
は80,682千円増加しております。
収益認識会計基準等を適用したため、前連結会計年度の連結貸借対照表において、「流動資産」に表示していた
「売掛金」は、当第1四半期連結会計期間より「売掛金及び契約資産」に含めて表示することといたしました。な
お、収益認識会計基準第89-2項に定める経過的な取扱いに従って、前連結会計年度について新たな表示方法により
組替えを行っておりません。
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(重要な後発事象)
(譲渡制限付株式報酬としての新株式発行)
当社は、2021年6月24日開催の取締役会において、下記のとおり新株式の発行を行うことについて決議し、2021
年7月9日に払込が完了いたしました。
1.発行の目的及び理由
当社は、2017年5月23日開催の取締役会において、当社の取締役(社外取締役を除く)が、株価変動のメリッ
トとリスクを株主の皆様と共有し、株価上昇及び企業価値向上への貢献意欲を従来以上に高めるため、当社の取
締役(社外取締役を除く)に対し、譲渡制限付株式を割り当てる報酬制度を導入することを決議いたしました。
また、2017年6月28日開催の第16期定時株主総会において、本制度に基づき、譲渡制限付株式に関わる報酬等と
して支給する金銭報酬債権の総額を、年額120百万円以内として設定することにつき、ご承認をいただいており
ます。
2.発行の概要
① 払込期日 2021年7月9日
② 発行する株式の種類及び数 当社普通株式18,900株
③ 発行価額 1株につき617円
④ 発行総額 11,661,300円
⑤ 資本組入額 1株につき308.5円
⑥ 資本組入額の総額 5,830,650円
⑦ 募集又は割当方法 特定譲渡制限付株式を割り当てる方法
⑧ 出資の履行方法 金銭報酬債権の現物出資による
⑨ 割当対象者及びその人数並びに割当株式数 当社取締役(社外取締役を除く)4名に対して18,900株
⑩ 譲渡制限期間 2021年7月9日から2041年7月8日
⑪ その他 本新株発行については、金融商品取引法による有価証券通知書
を提出しております。
3.その他
継続企業の前提に関する重要事象等
当社グループは、当第1四半期連結累計期間において営業利益を計上したものの、前連結会計年度までは継続して営
業損失及び営業キャッシュ・フローのマイナスを計上しており、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況
が存在しております。
このような状況の解消を図るべく、当社グループでは北米を中心とした海外市場での事業拡大と生産体制の確立に努
め、収益の改善に取り組んでまいります。海外売上高については、新型コロナウイルス感染症の影響により、顧客の研
究開発活動が停滞していたことから2021年3月期は対前期比で減少しましたが、受注環境は堅調であります。今後さら
に売上を伸ばすため、コンソーシアム活動やCROとの業務提携により新規顧客開拓やPXBマウス、PXB-cellsの用途拡大
を進めてまいります。同時に従来の受託試験サービスからPXBマウス販売へのシフトを進めることで、経営資源をマウ
ス生産に集中し、収益基盤の安定化を目指してまいります。そのための体制として、海外生産拠点であるKMT
Hepatech,Inc.社において設備投資及び人材育成を進め、PXBマウスの供給能力を増強するとともに、生産の効率化によ
るコストの低減に取り組んでまいります。
資金面につきましては、当第1四半期連結会計期間末日において、1,212,196千円の現金及び預金を保有しており、
資金繰りを考慮した結果、当面の事業資金を確保していることから当社グループの資金繰りに重要な懸念はありませ
ん。
以上のことから、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断し、四半期連結財務諸表への注記は
記載しておりません。
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4.補足情報
(1)サービス別売上高
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
金額(千円) 構成比(%) 金額(千円) 構成比(%)
国内 6,424 3.9 20,314 4.5
薬効薬理分野
海外 68,674 42.3 236,352 52.3
国内 16,044 9.9 20,953 4.6
安全性等分野
海外 71,280 43.9 174,429 38.6
合計 162,424 100.0 452,049 100.0
(2)サービス別受注高
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
受注高(千円) 受注残高(千円) 受注高(千円) 受注残高(千円)
国内 59,424 59,295 65,810 50,812
薬効薬理分野
海外 31,437 195,763 282,863 350,662
国内 21,221 13,503 42,747 24,928
安全性等分野
海外 10,577 57,945 104,256 51,755
合計 122,661 326,506 495,677 478,158
(注)1.当社グループは「PXBマウス事業」の単一セグメントでありますが、事業の傾向を示すためサービス別の売
上高及び受注高を記載しております。
2.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号)等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用して
おります。
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