6190 M-PXB 2021-02-12 15:30:00
2021年3月期 第3四半期決算短信[日本基準](連結) [pdf]
2021年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年2月12日
上場会社名 株式会社フェニックスバイオ 上場取引所 東
コード番号 6190 URL https://phoenixbio.co.jp
代表者 (役職名) 代表取締役 (氏名)島田 卓
問合せ先責任者 (役職名) 専務取締役管理部長 (氏名)田村 康弘 TEL 082(431)0016
四半期報告書提出予定日 2021年2月12日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無:無
四半期決算説明会開催の有無 :無
(百万円未満切捨て)
1.2021年3月期第3四半期の連結業績(2020年4月1日~2020年12月31日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期第3四半期 501 △39.8 △363 - △336 - △347 -
2020年3月期第3四半期 833 0.3 △200 - △182 - △184 -
(注)包括利益 2021年3月期第3四半期 △378百万円 (-%) 2020年3月期第3四半期 △187百万円 (-%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2021年3月期第3四半期 △108.00 -
2020年3月期第3四半期 △63.11 -
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2021年3月期第3四半期 2,401 980 40.8
2020年3月期 2,784 1,161 41.7
(参考)自己資本 2021年3月期第3四半期 980百万円 2020年3月期 1,160百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2020年3月期 - 0.00 - 0.00 0.00
2021年3月期 - 0.00 -
2021年3月期(予想) 0.00 0.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
3.2021年3月期の連結業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 992 △24.3 △300 - △273 - △284 - △87.97
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:有
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
新規 -社 (社名) 、除外 -社 (社名)
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期3Q 3,288,212株 2020年3月期 2,934,000株
② 期末自己株式数 2021年3月期3Q 45株 2020年3月期 45株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年3月期3Q 3,216,063株 2020年3月期3Q 2,929,777株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等
は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての
注記事項等については、添付資料2ページ「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想などの将来予
測情報に関する説明」をご覧ください。
株式会社フェニックスバイオ(6190) 2021年3月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 2
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 3
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 3
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 5
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 5
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 6
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 7
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 7
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 7
3.その他 …………………………………………………………………………………………………………………… 7
継続企業の前提に関する重要事象等 …………………………………………………………………………………… 7
4.補足情報 ………………………………………………………………………………………………………………… 8
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株式会社フェニックスバイオ(6190) 2021年3月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により経済活動が停滞し、
景気は急速に悪化しました。政府による各種経済対策の効果もあり、一部持ち直しの動きが見られるものの、足元
では感染が再拡大しており、先行きは依然として不透明な状況にあります。
当社グループの顧客が属する医薬品業界では、世界人口の増加と新興国の所得水準の向上を背景として市場は成
長しておりますが、特許切れによる後発薬の台頭、新薬開発の長期化等により製薬企業の収益性は厳しさを増して
おります。一方で、潤沢な資金を持つ大手製薬企業は、新たな収益源を求めて有望なパイプラインには積極的に投
資する等、M&Aによる業界再編が進んでおります。このような状況を背景に、製薬企業では新薬開発を迅速かつ効
率的に実施するために、臨床試験等の開発業務を外部のCRO(開発業務受託機関)へ委託するケースが増えてお
り、当社グループがターゲットとしている前臨床試験におきましても製薬企業の外部委託は拡大傾向にあります
が、新型コロナウイルス感染症の影響により、開発業務に遅延や変更等が生じております。
このような状況のもと、当社グループでは感染予防策を講じながら営業及び生産活動を行っており、世界の大手
製薬企業が研究開発拠点を置く米国を中心に、マウスの肝臓の70%以上がヒトの肝細胞に置き換えられたヒト肝細
胞キメラマウス(当社製品名:PXBマウス)を用いた受託試験サービスを提供しております。
当社グループが注力しております海外市場は、新型コロナウイルスの感染が特に広がっている米国や欧州の一部
地域において研究開発活動の停滞が長期化していることから、主要顧客である大手製薬企業からの受注が遅れてお
り、海外売上高は前年同期を大きく下回りました。一方で国内市場は、2020年5月の緊急事態宣言解除後は徐々に
顧客のラボ業務も動き出し、コロナ禍における新たな取り組みとして始めたWebセミナーによる潜在顧客の掘り起
こしが受注に寄与した結果、国内売上高は前年同期を上回りました。また、損益面ではオンラインを中心とした営
業活動への切り替えにより旅費交通費や広告宣伝費が減少したことや経費削減に努めたことにより、販売費及び一
般管理費は前年同期を下回りました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は501,205千円(前年同期比39.8%減)、営業損失は363,815千円
(前年同期は営業損失200,036千円)、経常損失は336,905千円(前年同期は経常損失182,991千円)、親会社株主
に帰属する四半期純損失は347,323千円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失184,907千円)となりまし
た。
(2)財政状態に関する説明
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は1,735,869千円となり、前連結会計年度末に比べ521,439千円減
少いたしました。これは主に現金及び預金が508,475千円減少したことによるものです。また固定資産は666,039千
円となり、前連結会計年度末に比べ139,023千円増加いたしました。これは主に海外子会社でのPXBマウス生産設備
拡張により、建物及び構築物が85,636千円、工具、器具及び備品が70,324千円、それぞれ増加したことによるもの
です。この結果、資産合計は2,401,908千円となり、前連結会計年度末に比べ382,416千円減少となりました。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は447,385千円となり、前連結会計年度に比べ87,532千円減少い
たしました。これは主に前受金が109,628千円増加した一方で、短期借入金が返済により200,000千円減少したこと
によるものです。また固定負債は973,745千円となり、前連結会計年度末に比べ113,817千円減少いたしました。こ
れは主に転換社債型新株予約権付社債が転換により100,000千円減少したことによるものです。この結果、負債合
計は1,421,130千円となり、前連結会計年度末に比べ201,349千円減少となりました。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は980,777千円となり、前連結会計年度に比べ181,066千円減少
いたしました。これは主に転換社債型新株予約権付社債の転換、新株予約権の行使等により資本金が98,862千円、
資本剰余金が98,862千円、それぞれ増加した一方で、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上により利益剰余金
が347,323千円減少したことによるものです。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
連結業績予想につきましては、最近の業績動向を踏まえ、2020年8月12日公表の業績予想を修正しております。
詳細につきましては、本日公表しました「2021年3月期通期連結業績予想の修正に関するお知らせ」をご参照くだ
さい。
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2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 1,775,429 1,266,954
売掛金 214,435 80,044
製品 48,722 49,887
仕掛品 79,942 205,087
原材料及び貯蔵品 94,412 89,155
その他 44,366 44,738
流動資産合計 2,257,308 1,735,869
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 113,055 198,691
車両運搬具(純額) 0 0
工具、器具及び備品(純額) 45,419 115,743
土地 296,000 296,000
リース資産(純額) 6,999 11,805
使用権資産(純額) 39,083 31,273
建設仮勘定 7,418 -
有形固定資産合計 507,975 653,514
無形固定資産 2,861 2,356
投資その他の資産 16,179 10,168
固定資産合計 527,016 666,039
資産合計 2,784,325 2,401,908
負債の部
流動負債
買掛金 28,734 46,898
短期借入金 200,000 -
1年内返済予定の長期借入金 20,004 7,482
未払法人税等 11,078 1,732
前受金 139,760 249,388
その他 135,340 141,884
流動負債合計 534,917 447,385
固定負債
転換社債型新株予約権付社債 1,000,000 900,000
長期借入金 2,481 -
資産除去債務 3,140 3,189
その他 81,940 70,555
固定負債合計 1,087,562 973,745
負債合計 1,622,480 1,421,130
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(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年12月31日)
純資産の部
株主資本
資本金 2,259,264 2,358,126
資本剰余金 479,173 578,035
利益剰余金 △1,558,471 △1,905,794
自己株式 △40 △40
株主資本合計 1,179,926 1,030,326
その他の包括利益累計額
為替換算調整勘定 △18,995 △50,308
その他の包括利益累計額合計 △18,995 △50,308
新株予約権 914 759
純資産合計 1,161,844 980,777
負債純資産合計 2,784,325 2,401,908
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
売上高 833,042 501,205
売上原価 283,059 213,896
売上総利益 549,983 287,308
販売費及び一般管理費 750,020 651,123
営業損失(△) △200,036 △363,815
営業外収益
受取利息 673 1,014
為替差益 - 1,747
補助金収入 13,679 9,105
受取保険金 - 14,374
受取負担金 3,703 -
その他 3,094 1,780
営業外収益合計 21,151 28,022
営業外費用
支払利息 1,086 977
株式交付費 123 135
為替差損 2,895 -
営業外費用合計 4,105 1,113
経常損失(△) △182,991 △336,905
特別損失
固定資産除却損 109 0
特別損失合計 109 0
税金等調整前四半期純損失(△) △183,100 △336,905
法人税、住民税及び事業税 1,807 1,806
法人税等調整額 - 8,611
法人税等合計 1,807 10,417
四半期純損失(△) △184,907 △347,323
親会社株主に帰属する四半期純損失(△) △184,907 △347,323
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(四半期連結包括利益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
四半期純損失(△) △184,907 △347,323
その他の包括利益
為替換算調整勘定 △2,219 △31,312
その他の包括利益合計 △2,219 △31,312
四半期包括利益 △187,127 △378,636
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 △187,127 △378,636
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(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
当第3四半期連結累計期間において、転換社債型新株予約権付社債の転換及び新株予約権の行使等により、資本
金及び資本準備金はそれぞれ98,862千円増加しております
この結果、当第3四半期連結会計期間末において資本金が2,358,126千円、資本剰余金が578,035千円となってお
ります。
3.その他
継続企業の前提に関する重要事象等
当社グループは、継続して営業損失及び営業キャッシュ・フローのマイナスを計上しており、継続企業の前提に重要
な疑義を生じさせるような状況が存在しております。
このような状況の解消を図るべく、当社グループでは北米を中心とした海外市場での事業拡大と生産体制の確立に努
め、収益の改善に取り組んでまいります。海外売上高は過去3年間にわたり増加傾向にありますが、今後さらに売上を
伸ばすため、コンソーシアム活動やCROとの業務提携により新規顧客開拓やPXBマウス、PXB-cellsの用途拡大を進めて
まいります。同時に従来の受託試験サービスからPXBマウス販売へのシフトを進めることで、経営資源をマウス生産に
集中し、収益基盤の安定化を目指してまいります。そのための体制として、海外生産拠点であるKMT Hepatech,Inc.社
において設備投資及び人材育成を進め、PXBマウスの供給能力を増強するとともに、生産の効率化によるコストの低減
に取り組んでまいります。
資金面につきましては、2020年3月に株式会社ウィズ・パートナーズが業務執行組合員を務めるTHEケンコウFUTURE
投資事業有限責任組合及び三和澱粉工業株式会社を割当先として、第1回無担保転換社債型新株予約権付社債の発行に
よる1,000,000千円の資金調達を実施しており、必要な事業資金を確保しております。
以上のことから、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断し、四半期連結財務諸表への注記は
記載しておりません。
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株式会社フェニックスバイオ(6190) 2021年3月期 第3四半期決算短信
4.補足情報
(1)サービス別売上高
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
金額(千円) 構成比(%) 金額(千円) 構成比(%)
国内 68,638 8.3 76,870 15.3
薬効薬理分野
海外 240,026 28.8 85,345 17.0
国内 101,893 12.2 143,708 28.7
安全性等分野
海外 422,484 50.7 195,281 39.0
合計 833,042 100.0 501,205 100.0
(2)サービス別受注高
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
受注高(千円) 受注残高(千円) 受注高(千円) 受注残高(千円)
国内 192,899 122,431 110,264 39,689
薬効薬理分野
海外 300,394 271,866 351,489 488,172
国内 127,284 31,269 163,419 28,036
安全性等分野
海外 404,238 141,080 280,617 202,501
合計 1,024,817 566,648 905,791 758,399
(注)当社グループは「PXBマウス事業」の単一セグメントでありますが、事業の傾向を示すためサービス別の売上高
及び受注高を記載しております。
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