6190 M-PXB 2020-05-22 15:30:00
2020年3月期 決算短信[日本基準](連結) [pdf]
2020年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年5月22日
上場会社名 株式会社フェニックスバイオ 上場取引所 東
コード番号 6190 URL https://phoenixbio.co.jp
代表者 (役職名) 代表取締役 (氏名)島田 卓
問合せ先責任者 (役職名) 専務取締役管理部長 (氏名)田村 康弘 TEL 082(431)0016
定時株主総会開催予定日 2020年6月25日 配当支払開始予定日 -
有価証券報告書提出予定日 2020年6月26日
決算補足説明資料作成の有無:無
決算説明会開催の有無 :有 (機関投資家・アナリスト向け)
(百万円未満切捨て)
1.2020年3月期の連結業績(2019年4月1日~2020年3月31日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期 1,310 6.7 △146 - △125 - △415 -
2019年3月期 1,228 36.1 △311 - △279 - △297 -
(注)包括利益 2020年3月期 △392百万円 (-%) 2019年3月期 △331百万円 (-%)
1株当たり 潜在株式調整後 自己資本 総資産 売上高
当期純利益 1株当たり当期純利益 当期純利益率 経常利益率 営業利益率
円 銭 円 銭 % % %
2020年3月期 △141.84 - △30.8 △5.3 △11.2
2019年3月期 △101.96 - △17.5 △13.7 △25.4
(参考)持分法投資損益 2020年3月期 -百万円 2019年3月期 -百万円
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2020年3月期 2,784 1,161 41.7 395.69
2019年3月期 1,905 1,542 81.0 527.82
(参考)自己資本 2020年3月期 1,160百万円 2019年3月期 1,542百万円
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2020年3月期 △12 △15 1,146 1,775
2019年3月期 △159 △64 △64 656
2.配当の状況
年間配当金 配当金総額 配当性向 純資産配当
(合計) (連結) 率(連結)
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2019年3月期 - 0.00 - 0.00 0.00 - - -
2020年3月期 - 0.00 - 0.00 0.00 - - -
2021年3月期(予想) - 0.00 -
0.00 0.00 -
3.2021年3月期の連結業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
2021年3月期の連結業績予想につきましては、新型コロナウイルスの感染拡大が業績に与える影響を現段階において合
理的に算定することが困難なことから未定としております。今後、業績予想が可能となった段階で速やかに公表いたしま
す。
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
新規 -社 (社名)、除外 -社 (社名)
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更:有
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期 2,934,000株 2019年3月期 2,922,700株
② 期末自己株式数 2020年3月期 45株 2019年3月期 -株
③ 期中平均株式数 2020年3月期 2,930,816株 2019年3月期 2,917,846株
(参考)個別業績の概要
1.2020年3月期の個別業績(2019年4月1日~2020年3月31日)
(1)個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期 1,310 6.1 △143 - △131 - △616 -
2019年3月期 1,235 36.9 △161 - △130 - △148 -
1株当たり 潜在株式調整後
当期純利益 1株当たり当期純利益
円 銭 円 銭
2020年3月期 △210.45 -
2019年3月期 △50.78 -
(2)個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2020年3月期 2,774 1,204 43.4 410.37
2019年3月期 2,208 1,810 82.0 619.30
(参考)自己資本 2020年3月期 1,204百万円 2019年3月期 1,810百万円
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等
は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての
注記事項等については、添付資料3ページ「1.経営成績等の概況(4)今後の見通し」をご覧ください。
株式会社フェニックスバイオ(6190) 2020年3月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………………………… 2
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………………………… 2
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ……………………………………………………………………………… 2
(4)今後の見通し ……………………………………………………………………………………………………… 3
(5)継続企業の前提に関する重要事象等 …………………………………………………………………………… 4
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………………………… 4
3.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………………… 5
(1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………………… 5
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………… 7
連結損益計算書 …………………………………………………………………………………………………… 7
連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………………………………… 8
(3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………………………… 9
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………………… 11
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………………… 12
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 12
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 12
(1株当たり情報) ………………………………………………………………………………………………… 14
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………… 14
4.補足情報 ………………………………………………………………………………………………………………… 15
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株式会社フェニックスバイオ(6190) 2020年3月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用情勢が改善し景気は緩やかな回復基調にありましたが、年明け以降
の新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、経済環境は急速に悪化しており、先行きは極めて不透明な状況
となりました。
当社グループの顧客が属する医薬品業界では、世界人口の増加と新興国の所得水準の向上を背景として市場は成
長しておりますが、特許切れによる後発薬の台頭、新薬開発の長期化等により製薬企業の収益性は厳しさを増して
おります。一方で、潤沢な資金を持つ大手製薬企業は、新たな収益源を求めて有望なパイプラインには積極的に投
資する等、M&Aによる業界再編が活発な状況にあります。このような状況を背景に、製薬企業では新薬開発を迅速
かつ効率的に実施するために、臨床試験等の開発業務を外部のCRO(開発業務受託機関)へ委託するケースが増え
ており、当社がターゲットとしている前臨床試験におきましても製薬企業の外部委託は拡大傾向にあります。
このような状況のもと、当社グループはマウスの肝臓の70%以上がヒトの肝細胞に置き換えられたヒト肝細胞キ
メラマウス(当社製品名:PXBマウス)を用いた受託試験サービスを提供しており、世界の大手製薬企業が研究開
発拠点を置く米国を中心とした海外市場の拡大に注力してまいりました。
薬効薬理分野においては、抗B型肝炎薬の開発目的として国内外から安定して受注を計上しておりますが、一部
海外製薬企業において開発薬の停滞があったことに加えて、当期に予定していた大型の受託試験が顧客都合により
翌期に持ち越しとなる等、売上高は伸び悩み、前年同期を下回りました。一方、当社グループの成長分野として位
置付けてきた安全性等分野では、PXBマウスのニーズが見込める核酸医薬品をはじめとしたバイオ医薬品開発に注
力している海外製薬企業に対して、営業活動を強化したことが実を結び、継続して受注を獲得することができまし
た。海外売上高は大きく伸長するとともに、売上高全体においても薬効薬理分野の落ち込みをカバーして過去最高
を更新いたしました。しかしながら、損益面では子会社であるKMT Hepatech,Inc.においてPXBマウス生産が始まっ
たものの、新設備の建設遅延が影響したこともあり収益への貢献までには至らず、営業赤字が継続いたしました。
また、事業計画の見直しにより、のれん及び固定資産を対象に減損損失を計上いたしまた。
この結果、当連結会計年度の売上高1,310,861千円(前年同期比6.7%増)、営業損失146,637千円(前年同期は
営業損失311,934千円)、経常損失125,346千円(前年同期は経常損失279,684千円)、親会社株主に帰属する当期
純損失415,715千円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失297,499千円)となりました。
(2)当期の財政状態の概況
(資産)
当連結会計年度末における流動資産は2,257,308千円となり、前連結会計年度末に比べ1,122,306千円増加いたし
ました。これは主に転換社債型新株予約権付社債の発行により現金及び預金が1,118,740千円増加したことによる
ものです。また固定資産は527,016千円となり、前連結会計年度末に比べ243,279千円減少いたしました。これは主
に一部在外子会社においてIFRS第16号「リース」の適用に伴い、使用権資産が39,083千円増加したものの、減損損
失の計上等によりのれんが283,666千円減少したことによるものです。この結果、資産合計は2,784,325千円とな
り、前連結会計年度末に比べ879,026千円増加となりました。
(負債)
当連結会計年度末における流動負債は534,917千円となり、前連結会計年度に比べ230,534千円増加いたしまし
た。これは主に短期借入金が200,000千円増加したことによるものです。また固定負債は1,087,562千円となり、前
連結会計年度末に比べ1,029,302千円増加いたしました。これは主に転換社債型新株予約権付社債の発行1,000,000
千円によるものです。この結果、負債合計は1,622,480千円となり、前連結会計年度末に比べ1,259,837千円増加と
なりました。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産合計は1,161,844千円となり、前連結会計年度に比べ380,811千円減少いたしま
した。これは主に為替換算調整勘定が23,205千円増加した一方で、親会社株主に帰属する当期純損失の計上により
利益剰余金が415,715千円減少したことによるものです。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1,118,740
千円増加し、1,775,429千円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、使用した資金は12,617千円(前連結会計年度は159,534千円の支出)となりました。これは主
に減損損失292,122千円、減価償却費53,291千円、売掛金の減少30,903千円、前受金の増加28,834千円があった一
方で、税金等調整前当期純損失417,578千円があったことによるものであります。
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株式会社フェニックスバイオ(6190) 2020年3月期 決算短信
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は15,754千円(前連結会計年度は64,625千円の支出)となりました。これは主に
子会社であるKMT Hepatech,Inc.株式の取得価格修正による収入14,594千円があった一方で、有形固定資産の取得
による支出30,626千円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、獲得した資金は1,146,053千円(前連結会計年度は64,743千円の支出)となりました。これは
主に転換社債型新株予約権付社債の発行による収入1,000,000千円、短期借入金の増加200,000千円があったことに
よるものであります。
(参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移
2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期
自己資本比率(%) 88.2 85.6 81.0 41.7
時価ベースの自己資本比率(%) 195.3 137.7 109.8 59.1
キャッシュ・フロー対有利子負債比率
4.3 - - -
(年)
インタレスト・ガバレッジ・レシオ
27.2 - - -
(倍)
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・ガバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
(注)1.いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
2.株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。
3.キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しております。
4.有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っているすべての負債を対象とし
ております。
5.2018年3月期から2020年3月期の「キャッシュ・フロー対有利子負債比率」及び「インタレスト・ガバ
レッジ・レシオ」は、営業キャッシュ・フローがマイナスのため、記載しておりません。
(4)今後の見通し
新型コロナウイルス感染症の拡大により、経済活動に大きな影響が出ており、とりわけ海外での被害が大きくな
っております。当社グループは米国とカナダに子会社を持ち、北米を中心に事業を展開しておりますが、両国にお
いても深刻な影響を及ぼしており、その終息時期は不透明であります。このような状況の中、当社グループでは従
業員の安全を確保するため、在宅勤務やシフト勤務等の感染拡大防止策を実施しておりますが、現時点において事
業継続に大きな問題はありません。
しかしながら、当社グループの主要顧客である国内外の製薬企業では、長期化する在宅勤務等の影響から新薬開
発の試験計画に変更や遅延が生じるようになり、主に前臨床試験の受託をしている当社グループにおいてもその影
響を受けるようになりました。一方で、自社施設を利用できない製薬企業及び研究機関からは、従来自施設で行っ
ていた試験を外部委託する動きも見られ、新たな受注機会が期待できますが、業績に与える影響については慎重に
精査する必要があります。
現時点においては不確定要素が多く、新型コロナウイルス感染症による影響を合理的に算定することが困難と判
断したため、2021年3月期の連結業績予想は未定とさせていただきます。業績予想につきましては、開示が可能と
なった時点で速やかに公表いたします。
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株式会社フェニックスバイオ(6190) 2020年3月期 決算短信
(5)継続企業の前提に関する重要事象等
当社グループは、継続して営業損失及び営業キャッシュ・フローのマイナスを計上しており、継続企業の前提に
重要な疑義を生じさせるような状況が存在しております。
このような状況の解消を図るべく、当社グループでは北米を中心とした海外市場での事業拡大と生産体制の確立
に努め、収益の改善に取り組んでまいります。海外売上高は過去3年間にわたり増加傾向にありますが、今後さら
に売上を伸ばすため、コンソーシアム活動やCROとの業務提携により新規顧客開拓やPXBマウス、PXB-cellsの用途
拡大を進めてまいります。同時に従来の受託試験サービスからPXBマウス販売へのシフトを進めることで、経営資
源をマウス生産に集中し、収益基盤の安定化を目指してまいります。そのための体制として、海外生産拠点である
KMT Hepatech,Inc.社において設備投資及び人材育成を進め、PXBマウスの供給能力を増強するとともに、生産の効
率化によるコストの低減に取り組んでまいります。
資金面につきましては、2020年3月に株式会社ウィズ・パートナーズが業務執行組合員を務めるTHEケンコウ
FUTURE投資事業有限責任組合及び三和澱粉工業株式会社を割当先として、第1回無担保転換社債型新株予約権付社
債の発行による1,000,000千円の資金調達を実施しており、必要な事業資金を確保しております。
以上のことから、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断し、財務諸表への注記は記載し
ておりません。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、連結財務諸表の期間比較可能性及び企業間の比較可能性を考慮し、当面は、日本基準で連結財務諸
表を作成する方針であります。
なお、国際会計基準の適用につきましては、国内外の諸情勢を考慮の上、適切に対応していく方針であります。
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3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 656,689 1,775,429
売掛金 245,256 214,435
製品 21,110 48,722
仕掛品 56,947 79,942
原材料及び貯蔵品 94,896 94,412
その他 60,102 44,366
流動資産合計 1,135,002 2,257,308
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 386,895 395,217
減価償却累計額 △268,654 △282,162
建物及び構築物(純額) 118,240 113,055
車両運搬具 352 352
減価償却累計額 △352 △352
車両運搬具(純額) 0 0
工具、器具及び備品 192,217 202,474
減価償却累計額 △146,030 △157,054
工具、器具及び備品(純額) 46,186 45,419
土地 296,000 296,000
リース資産 19,771 19,771
減価償却累計額 △10,164 △12,772
リース資産(純額) 9,607 6,999
使用権資産 - 59,448
減価償却累計額 - △20,365
使用権資産(純額) - 39,083
建設仮勘定 - 7,418
有形固定資産合計 470,035 507,975
無形固定資産
のれん 283,666 -
ソフトウエア 3,000 1,990
リース資産 1,568 871
その他 208 -
無形固定資産合計 288,443 2,861
投資その他の資産
繰延税金資産 3,995 8,300
長期前払費用 160 584
その他 7,661 7,294
投資その他の資産合計 11,817 16,179
固定資産合計 770,296 527,016
資産合計 1,905,299 2,784,325
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(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
負債の部
流動負債
買掛金 27,337 28,734
短期借入金 - 200,000
1年内返済予定の長期借入金 26,004 20,004
リース債務 5,779 18,882
未払法人税等 10,876 11,078
前受金 110,925 139,760
その他 123,460 116,458
流動負債合計 304,383 534,917
固定負債
転換社債型新株予約権付社債 - 1,000,000
長期借入金 22,485 2,481
リース債務 20,981 74,538
資産除去債務 3,077 3,140
その他 11,715 7,402
固定負債合計 58,259 1,087,562
負債合計 362,643 1,622,480
純資産の部
株主資本
資本金 2,253,851 2,259,264
資本剰余金 473,760 479,173
利益剰余金 △1,142,755 △1,558,471
自己株式 - △40
株主資本合計 1,584,856 1,179,926
その他の包括利益累計額
為替換算調整勘定 △42,200 △18,995
その他の包括利益累計額合計 △42,200 △18,995
新株予約権 - 914
純資産合計 1,542,655 1,161,844
負債純資産合計 1,905,299 2,784,325
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(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
(連結損益計算書)
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
売上高 1,228,363 1,310,861
売上原価 377,018 444,751
売上総利益 851,344 866,109
販売費及び一般管理費
役員報酬 140,635 142,341
給料及び手当 206,175 215,106
退職給付費用 6,022 6,333
減価償却費 9,748 9,997
研究開発費 345,585 238,378
支払手数料 111,895 105,569
その他 343,218 295,021
販売費及び一般管理費合計 1,163,279 1,012,746
営業損失(△) △311,934 △146,637
営業外収益
受取利息 756 1,283
為替差益 5,529 -
補助金収入 24,485 30,937
その他 3,494 7,567
営業外収益合計 34,265 39,788
営業外費用
支払利息 1,403 1,544
株式交付費 611 123
為替差損 - 16,679
その他 - 150
営業外費用合計 2,015 18,498
経常損失(△) △279,684 △125,346
特別損失
固定資産除却損 529 109
減損損失 14,937 292,122
特別損失合計 15,466 292,231
税金等調整前当期純損失(△) △295,150 △417,578
法人税、住民税及び事業税 2,792 2,413
法人税等調整額 △443 △4,276
法人税等合計 2,348 △1,863
当期純損失(△) △297,499 △415,715
親会社株主に帰属する当期純損失(△) △297,499 △415,715
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(連結包括利益計算書)
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
当期純損失(△) △297,499 △415,715
その他の包括利益
為替換算調整勘定 △34,441 23,205
その他の包括利益合計 △34,441 23,205
包括利益 △331,940 △392,510
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 △331,940 △392,510
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株式会社フェニックスバイオ(6190) 2020年3月期 決算短信
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:千円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 2,245,242 465,152 △845,256 - 1,865,138
当期変動額
新株の発行 8,608 8,608 17,217
親会社株主に帰属する当期
△297,499 △297,499
純損失(△)
自己株式の取得 -
株主資本以外の項目の当期
変動額(純額)
当期変動額合計 8,608 8,608 △297,499 - △280,282
当期末残高 2,253,851 473,760 △1,142,755 - 1,584,856
その他の包括利益累計額
その他の包括 新株予約権 純資産合計
為替換算調整勘
利益累計額合
定
計
当期首残高 △7,759 △7,759 - 1,857,379
当期変動額
新株の発行 17,217
親会社株主に帰属する当期
△297,499
純損失(△)
自己株式の取得 -
株主資本以外の項目の当期
△34,441 △34,441 - △34,441
変動額(純額)
当期変動額合計 △34,441 △34,441 - △314,723
当期末残高 △42,200 △42,200 - 1,542,655
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株式会社フェニックスバイオ(6190) 2020年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:千円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 2,253,851 473,760 △1,142,755 - 1,584,856
当期変動額
新株の発行 5,412 5,412 10,825
親会社株主に帰属する当期
△415,715 △415,715
純損失(△)
自己株式の取得 △40 △40
株主資本以外の項目の当期
変動額(純額)
当期変動額合計 5,412 5,412 △415,715 △40 △404,930
当期末残高 2,259,264 479,173 △1,558,471 △40 1,179,926
その他の包括利益累計額
その他の包括 新株予約権 純資産合計
為替換算調整勘
利益累計額合
定
計
当期首残高 △42,200 △42,200 - 1,542,655
当期変動額
新株の発行 10,825
親会社株主に帰属する当期
△415,715
純損失(△)
自己株式の取得 △40
株主資本以外の項目の当期
23,205 23,205 914 24,119
変動額(純額)
当期変動額合計 23,205 23,205 914 △380,811
当期末残高 △18,995 △18,995 914 1,161,844
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株式会社フェニックスバイオ(6190) 2020年3月期 決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純損失(△) △295,150 △417,578
減価償却費 30,083 53,291
減損損失 14,937 292,122
のれん償却額 32,952 31,773
株式報酬費用 20,941 12,423
受取利息 △756 △1,283
支払利息 1,403 1,544
為替差損益(△は益) △13,981 1,263
補助金収入 △24,485 △30,937
有形固定資産除却損 529 109
売上債権の増減額(△は増加) △107,032 30,903
たな卸資産の増減額(△は増加) 17,036 △49,721
仕入債務の増減額(△は減少) 6,936 1,408
未払金の増減額(△は減少) 39,580 △422
前受金の増減額(△は減少) 49,196 28,834
その他 48,284 3,187
小計 △179,524 △43,080
利息及び配当金の受取額 756 1,283
利息の支払額 △1,386 △1,730
補助金の受取額 20,959 33,311
法人税等の支払額 △1,845 △2,412
法人税等の還付額 1,506 9
営業活動によるキャッシュ・フロー △159,534 △12,617
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △63,819 △30,626
無形固定資産の取得による支出 △1,710 -
子会社株式の取得価格修正による収入 - 14,594
その他 905 276
投資活動によるキャッシュ・フロー △64,625 △15,754
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) - 200,000
長期借入金の返済による支出 △56,004 △26,004
転換社債型新株予約権付社債の発行による収入 - 1,000,000
リース債務の返済による支出 △5,283 △25,359
割賦債務の返済による支出 △3,456 △3,456
自己株式の取得による支出 - △40
新株予約権の発行による収入 - 914
財務活動によるキャッシュ・フロー △64,743 1,146,053
現金及び現金同等物に係る換算差額 12,654 1,059
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △276,248 1,118,740
現金及び現金同等物の期首残高 932,937 656,689
現金及び現金同等物の期末残高 656,689 1,775,429
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株式会社フェニックスバイオ(6190) 2020年3月期 決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(会計方針の変更)
当社グループの一部の在外子会社は、当連結会計年度期首よりIFRS第16号「リース」を適用しております。本基準
の適用にあたっては、経過措置として認められている、本基準の適用による累積的影響を適用開始日に認識する方法
を採用しております。
この結果、当連結会計年度の連結貸借対照表において使用権資産が72,036千円、流動負債のリース債務が13,794千
円、固定負債のリース債務が58,644千円、それぞれ増加しております。
なお、この変更による当連結会計年度の損益に与える影響は軽微です。
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
当社グループは「PXBマウス事業」の単一セグメントであるため、記載を省略しております。
【関連情報】
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
1.製品及びサービスごとの情報
単一の製品・サービスの区分の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略
しております。
2.地域ごとの情報
(1)売上高
(単位:千円)
日本 米国 スイス その他 合計
373,378 545,658 72,457 236,869 1,228,363
(注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。
(2)有形固定資産
本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を
省略しております。
3.主要な顧客ごとの情報
(単位:千円)
顧客の氏名又は名称 売上高 関連するセグメント名
Gilead Sciences,Inc. 134,250 PXBマウス事業
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株式会社フェニックスバイオ(6190) 2020年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
1.製品及びサービスごとの情報
単一の製品・サービスの区分の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略
しております。
2.地域ごとの情報
(1)売上高
(単位:千円)
日本 米国 スイス その他 合計
370,311 546,925 266,712 126,911 1,310,861
(注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。
(2)有形固定資産
(単位:千円)
日本 カナダ その他 合計
427,949 74,836 5,189 507,975
3.主要な顧客ごとの情報
(単位:千円)
顧客の氏名又は名称 売上高 関連するセグメント名
F.Hoffmann-La Roche Ltd. 234,880 PXBマウス事業
Gilead Sciences,Inc. 229,911 PXBマウス事業
Alnylam Pharmaceuticals Inc. 170,920 PXBマウス事業
【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
当社グループは「PXBマウス事業」の単一セグメントであるため、記載を省略しております。
【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
当社グループは「PXBマウス事業」の単一セグメントであるため、記載を省略しております。
【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】
該当事項はありません。
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株式会社フェニックスバイオ(6190) 2020年3月期 決算短信
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
1株当たり純資産額 527.82円 395.69円
1株当たり当期純損失(△) △101.96円 △141.84円
(注)1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、1株当たり当期純損失であり、また希薄化効果を有して
いる潜在株式が存在しないため記載しておりません。
2.1株当たり当期純損失及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりでありま
す。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
1株当たり当期純損失
親会社株主に帰属する当期純損失(△)
△297,499 △415,715
(千円)
普通株主に帰属しない金額(千円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する当期
△297,499 △415,715
純損失(△)(千円)
期中平均株式数(株) 2,917,846 2,930,816
希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1 新株予約権3種類(新株予約権の 新株予約権4種類(新株予約権の
株当たり当期純利益金額の算定に含めなかった 数2,220個(普通株式222,000 数11,341個(普通株式1,134,100
潜在株式の概要 株))。 株))。
転換社債型新株予約権付社債1種
類(新株予約権の数40個(普通株
式1,828,120株))。
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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株式会社フェニックスバイオ(6190) 2020年3月期 決算短信
4.補足情報
(1)サービス別売上高
前連結会計年度 当第連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
金額(千円) 構成比(%) 金額(千円) 構成比(%)
国内 217,038 17.7 158,591 12.1
薬効薬理分野
海外 513,262 41.8 363,356 27.7
国内 156,340 12.7 211,719 16.2
安全性等分野
海外 341,722 27.8 577,194 44.0
合計 1,228,363 100.0 1,310,861 100.0
(2)サービス別受注高
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
受注高(千円) 受注残高(千円) 受注高(千円) 受注残高(千円)
国内 219,138 - 164,886 6,295
薬効薬理分野
海外 508,457 209,563 392,876 236,075
国内 159,216 5,878 214,167 8,325
安全性等分野
海外 386,681 190,502 515,207 120,153
合計 1,273,493 405,944 1,287,137 370,849
(注)1.当社グループは「PXBマウス事業」の単一セグメントでありますが、事業の傾向を示すためサービス別の売
上高及び受注高を記載しております。
2.当連結会計年度より、従来の「肝炎関連」は「薬効薬理分野」、「DMPK/Tox関連・その他」は「安全性等分
野」に名称変更しております。なお、これらの変更によるサービス別売上高及びサービス別受注高に与える
影響はありません。
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