6189 グローバルキッズC 2019-11-13 18:00:00
中期経営計画「2022] [pdf]
Ver.1
2019年11月13日 (東証第1部 6189)
中期経営計画「2022」
株式会社グローバルキッズCOMPANY
将来見通し等に関する注意事項
本資料に記載されている計画や見通し、戦略などは本書面の作成時点
において取得可能な情報に基づく将来の業績に関する見通しであり、
これらにはリスクや不確実性が内在しております。
かかるリスク及び不確実性により、実際の業績等はこれらの見通しや
予想とは異なる結果となる可能性があります。
当社が事業環境の説明を行う上で、参考となると考える情報を掲載し
ております。掲載データについては、調査方法や調査時期により結果
が異なる可能性があります。
本資料に含まれる当社以外に関する情報は、公開情報等から引用した
ものであり、かかる情報の正確性、適切性等について当社は何らの検
証も行っておらず、またこれを保証するものではありません。
1
1.理念
◼ 2006年創業から変わらぬ理念を大切にし、その実現にむけて継続注力
経営
子ども達の未来のために
理念 子
ど
目指す
人財
輝いた大人 も
中
保育 心
豊かに生きる力を育てる
理念
2
2.これまでの成長軌跡
◼ 新規開発力、保育者採用力により待機児童解消に13年以降日本一貢献 *
* 当社調べ
創業期/認可開園 新規開園拡大期
・保育所の順調開園、大規模採用
25,000
・首都圏ドミナント戦略 166 180
・他事業へ進出:学童運営、 160
142
20,000
新規開園支援、給食受託 等 19,694 140
118 17,032
売上高・運営施設数の推移 120
99
15,000 100
83 13,156
◆ 2000年規制緩和 ◆ 2013年政府通達
64 10,114
80
(株式会社の運営開始) (各自治体による設置加速)
10,000 49 60
◆ 2006年当社創業
34
20 6,917 40
7 9 13 4,678
5,000
1 5 20
3,155
1,235 1,587 1,266 0
34 202 396 691
0 -20
3
3.外部環境の変遷(出生数の推移)
◼ 国機関の大幅な見込み違い、想定以上のスピードで少子化社会へ
✓ わずか2年前の17年4月発表数字から既に2年のズレ(90万人割れが19年に)
出生数の推計値および実績の推移
1020
(単位:千人)
1000
1,006
980 968 17年4月時推計値(2015年数字より推計)
977 (国立社会保障・人口問題研究所発表)
960
944
940 実績
946 921
920
921 902
900 886
880 896
(見込)
860
2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 年
出所:厚生労働省「人口動態統計」(2018年6月7日)
国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口」(2017年4月10日) 4
3.外部環境の変遷(保育所定員数と利用者数、待機児童数)
◼ ニーズと受け皿のミスマッチはありつつも待機児童数は減少
◼ 定員充足率が減少し、地域によっては保育所経営悪化懸念
全国の待機児童数の推移 保育所の定員と利用状況
(単位:人) 定員充足率
26,081 93.8%
93.3% 93.4%
93.1%
23,167 23,553 92.8%
22,741
21,371
2,888
19,895 (単位:千人) 2,801
2,735
2,635 2,680
2,614
2,532 2,547
16,772 2,459
2,374
2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年
保育所定員数 保育所利用者数
出所:厚生労働省「保育所関連状況取りまとめ」(2019年4月1日) 出所:厚生労働省「保育所関連状況取りまとめ」(2019年4月1日)
5
3.外部環境の変遷(東京都の状況)
◼ 当社注力地域の東京都において、18年より待機児童数が減少し、
20年4月より新規開園数が減少に転じる見込み
施設増加数
東京都の保育所増加数と待機児童数 人
+300 10,000
8,672 8,466 8,586 +253 +255 9,000
7,855 8,117 7,814
+250
7,257 +216 8,000
+211
7,000
+200 東京都の待機児童数
+165 +158 5,414 +162 6,000
+150 5,000
3,690
+104 4,000
+100
3,000
+60 +55 +60
+50
見込み 2,000
(当社推計)
東京都の保育所増加数 1,000
+0 0
2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 年
出所:東京都「都内の保育サービスの状況」(2019年7月29日)
2020年、2021年の認可保育所増加数は当社推計値
6
3.外部環境の変遷(まとめ)
◼ KSF*が変化点を迎え、選ばれる施設づくりと、より子ども中心の社会へ
過去~現在 現在~将来
外 <急速な外部環境の変化>
<当初の外部環境>
・少子化の加速
部 ・女性の就業率向上
・急速な受け皿の拡大、東京都の変化
環 ・待機児童拡大
・保育の無償化、女性就業率も向上
境 ・保育所数急拡大
・地域におけるミスマッチ継続
想定より
早い変化
・高品質の運営力
・新規開発力
職員定着、質の良い保育内容
K ・マーケティング力
・保育者採用力
S エリア戦略、親子&地域浸透
F
保育所をつくる「量」 選ばれる施設づくりへ
*Key Success Factor(主要成功要因) 7
4.今後の長期方向性
経営理念 子ども達の未来のために
長期
長期方向性 子ども達が輝く社会づくりへ
ビジョン 理念をベースに「2030トリプルトラスト」
保育所運営をベースに、他事業へ積極展開
事業展開
業界連携インフラ「子育てプラットフォーム」へ
短期
戦略転換 大規模開園から、安定開園&質向上へ
「子ども達が輝く
ビジョン:2030年へ 社会づくり」
『2030トリプルトラスト』 ✓ 子育てが幸せ社会
✓ 次世代の育成
2022 ↓
新規開園 中期計画 少子化改善
創業期 拡大期
2006 2013 2020 2030 8
5.ビジョン
ビジョン「2030 トリプルトラスト」
職員と親子と地域に最も信頼される存在になり、
子ども達の育ちと学びの社会インフラになる
◼ 職員をベースに、親子に信頼され、そして地域に信頼される3層構造
最も地域で
子育ての中心となる
地域(社会) 施設/会社へ
<理念>
子ども達の 最も行きたい
親子(利用者) ・預けたい
未来のために 施設/会社へ
最も働きたい
職員(保育者) ・働き続けたい
施設/会社へ
9
6.中期経営計画「2022」(2020年9月期~2022年9月期):方針
ビジョンに向けた
方針
保育事業基盤づくりと規模経済の最大化
保育事業基盤の確立・進化
1
業績テーマ:安定拡大と収益性向上
重
点 「質」の良い保育の確立
テ 2 業績テーマ:将来の強み(選ばれる施設)となり、中長期で貢献
ー
マ
次なる成長に向けた布石・展開
3
業績テーマ:周辺・新規事業の拡大、利益貢献開始
10
6.中期経営計画(業績目標)
◼ 売上の安定拡大と収益性の向上(既存事業の収益最適化)を3年間で図る
前期実績 中期経営計画「2022」
2019年9月期 2020年9月期 2021年9月期 2022年9月期
売上高 196億円 225億円 245億円 270億円
営業利益 1.7億円 3.0億円 7.0億円 12.0億円
▼新規開設計画数 ▼重点経営目標
2020年9月期 2021年9月期 2022年9月期 2022年9月期
保育所 +7施設 +10施設 +10施設
EBITDA*:21.0億円
*営業利益+減価償却費
全社で
発達支援 +2~4施設 +3~5施設 +3~5施設
200施設を
超える計画
(現166施設)
▼経常利益および当期純利益について
施設開発規模により変動性が大きいため、2020年9月期のみ予測値を公表
(参照:2019年9月期 決算説明会資料および決算短信) 11
6.中期経営計画(業績目標:売上高・営業利益拡大の施策)
売上高の拡大 営業利益の拡大
270億円 12.0億円
+α(M&A可能性)
(目標値には織り込まない)
③ ③ 周辺・新規事業
③ ③ 1.0億円
周辺・新規事業
196億円
12億円 ②
②
周辺・新規事業 保育・学童事業
① 保育・学童事業
2億円 258億円 1.7億円 ① 11.0億円
保育・学童事業 保育・学童事業
194億円 2.2億円
周辺・新規事業
2019年9月期 2022年9月期 △0.5億円 2019年9月期 2022年9月期
(実績) (計画) (実績) (計画)
区分 要因 売上高影響額 営業利益影響額
・配置最適化等による補助金加算増加 +8億円 +3~4億円
① 既存施設 ・入所率向上(直近2年新施設、課題施設) +29億円 +1.5~2.5億円
・採用費用の最適化 ― +1.3億円
② 新施設開発 ・保育所を20年7施設、21年、22年10施設 +27億円 +2.0億円
周辺・ ・児童発達支援事業の拡大、収益化
③ 新規事業 ・給食受託事業の拡大、収益改善
+10億円 +1.5億円
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6.中期経営計画(重点テーマ・施策)
人財系の課題解消(大規模採用、適正配置、定着率向上)
保育事業基盤
1 の確立・進化
入所率向上や補助金収入の最大化等による収支最適化
業界変化に対応したマーケティング活動(大手初のマーケティング部門設置)
グローバルキッズ保育の確立(体系・言語化、2021年全施設で展開)
質の良い
2 保育の確立
保育に集中できる環境の実現(子どもに向き合う時間の最大化)
教育・育成機関の強化や、質の評価機関の立ち上げ
自社保育事業基盤を同業横展開 (給食、品質支援、BPO*等)
次なる成長に
3 向けた 発達支援事業の拡大、保育と療育の融合モデル創り
布石・展開
他事業者との連携・グループ化を積極展開、M&Aも
*Business Process Outsourcing(業務外部委託)・・・当社においては。請求等の事務業務のBPO事業化を検討予定 13
7.成長戦略(事業展開)
◼ 事業を発展させ、業界全体を巻き込んだ子育てプラットフォームづくりへ
保育所運営から他事業へ展開 子育てプラットフォーム構想
新提供内容 新提供内容×新利用者 すべての
学びコンテンツ 子ども達
課外教室 発達支援 事業者支援
提供 (育成・評価・
BPO等) 地域の
事業者支援 子ども達
(給食受託・
コンサルティング)
お預かりする
海外 子ども達
保育所 学童
運営 運営 グローバル
他事業者 各種支援
キッズ
既存事業 新利用者 施設 事業者
施設・事業
子育てプラットフォーム
(業界連携インフラ)
14
8.投資・財務・資本の考え方
・3年間で、累計100億円規模の成長投資
投資 新規施設開発、採用、人事施策、業務改革(IT投資等)、
グローバルキッズ保育確立、新規事業、M&A等
・投資資金は、既存事業の利益 + 外部資金調達を充当
財務
・内部留保、事業投資、職員還元、株主還元をバランス
・
資本
・配当:配当原資水準を中期計画「2022」営業利益水準に設定
補助金以外のビジネス進捗を考慮
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9.SDGsへの取組み ~社会とともに持続的な成長と発展を目指して
◼ 事業発展がSDGsに直結
SDGs対比 事業・企業活動を通じて解決する社会課題 主な取組み
⚫ 質の高い保育の実践
⚫ 保育所の新規開設
保育 子育て支援の底上げ(質、量)
⚫ 児童発達支援施設の拡充
⚫ 健康を支える給食の提供
⚫ 女性が安心して働ける保育の受け皿創設
女性活躍推進 女性が働きやすい社会の実現 ⚫ 女性特有のライフスタイルに合わせた働き方
⚫ 充実した休暇制度
多様性 多様な働き方の実現 ⚫ 出産・育児に係る制度
⚫ 介護に係る制度
⚫ 柔軟な働き方改革
人材育成 専門性向上とキャリア形成 ⚫ 学べる環境づくり
⚫ 成長に応じたキャリアパスの設定
⚫ 地域における子育て拠点化
地域に対する ⚫ 虐待防止、貧困対策への貢献
保育を受ける機会の創出
社会貢献 ⚫ 地域社会の雇用創出
⚫ 地域の災害拠点化
⚫ 食品ロスの低減活動
⚫ 紙おむつのリサイクル
地球環境 地球環境に貢献 ⚫ 照明のLED化推進によりCO₂排出の削減
⚫ 国産木材の積極活用を通じ国内林業の活性
化・森林保全の推進
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◆ ホームページ
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