6182 M-メタリアル 2021-04-14 15:00:00
2021年2月期 決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年2月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年4月14日
上場会社名 上場取引所 東
株式会社ロゼッタ
コード番号 6182 URL https://www.rozetta.jp
代表者 (役職名) 代表取締役 (氏名)五石 順一
問合せ先責任者 (役職名) 執行役員 グループ管理本部長 (氏名)荒川 健人 TEL 03-5215-5678
定時株主総会開催予定日 2021年5月25日 配当支払開始予定日 2021年5月26日
有価証券報告書提出予定日 2021年5月26日
決算補足説明資料作成の有無:有
決算説明会開催の有無 :有
(百万円未満切捨て)
1.2021年2月期の連結業績(2020年3月1日~2021年2月28日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年2月期 4,075 4.2 393 △12.3 368 △17.3 212 △31.1
2020年2月期 3,910 34.5 448 32.8 445 32.2 308 20.5
(注)包括利益 2021年2月期 210百万円 (△31.1%) 2020年2月期 306百万円 (20.0%)
1株当たり 潜在株式調整後 自己資本 総資産 売上高
当期純利益 1株当たり当期純利益 当期純利益率 経常利益率 営業利益率
円 銭 円 銭 % % %
2021年2月期 20.20 19.70 9.9 7.4 9.7
2020年2月期 29.91 29.05 22.9 13.9 11.5
(参考)持分法投資損益 2021年2月期 △0百万円 2020年2月期 -百万円
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2021年2月期 6,232 2,864 44.5 260.42
2020年2月期 3,753 1,504 40.1 145.60
(参考)自己資本 2021年2月期 2,775百万円 2020年2月期 1,503百万円
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2021年2月期 1,444 △2,012 1,866 2,288
2020年2月期 963 △1,256 430 989
2.配当の状況
年間配当金 配当金総額 配当性向 純資産配当
(合計) (連結) 率(連結)
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2020年2月期 - 0.00 - 0.00 0.00 - - -
2021年2月期 - 0.00 - 6.00 6.00 63 29.7 3.0
2022年2月期
(予想)
- 0.00 - 10.00 10.00 32.1
3.2022年2月期の連結業績予想(2021年3月1日~2022年2月28日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属する 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 4,910 20.5 810 105.8 650 76.2 370 74.1 31.15
(注)連結業績予想及び2022年2月期の配当予想において、2020年7月14日に発行した新株予約権の行使に伴い発生する
調達費用及び株式数増加の影響が大きく、予想算定上は同行使による営業外費用160百万円計上及び発行済株式総
数1,218,800株の増加を仮定しております。あくまで現段階での仮定に基づいての算定である旨ご留意ください。
◆セグメントごとの連結業績予想
(%表示は、対前期増減率)
売上高 営業利益
通期 百万円 % 百万円 %
MT事業 3,480 23.1 720 110.0
HT事業 1,430 14.5 260 36.6
GU事業 - - △150 -
その他本社費等 - - △20 -
(注)2022年2月期より、現HT事業と現クラウドソーシング事業は統合し、HT事業として開示いたします。
本業績予想は、コロナ禍、およびその影響による副次的現象である海外に関連が深い顧客企業の業績低下と購買活動
の停滞に関する本格的な回復時期については予測不可能であることから、経済環境については現状の延長線上を前提と
して行っております。
2021年1月14日「2021年2月期第3四半期(第17期)決算説明資料_P.19(MT事業のキャッシュカウ化)」に記載の
通り、MT事業について、足元の受注状況(MT売上前年比20~40%増)に照らして妥当な水準まで販売費及び一般管理費
の削減を継続しております。
更に、2022年2月期においてはオフィス解約や有形固定資産償却金額の減少が見込まれており、MT事業は営業利益ベ
ースで720百万円程を見込んでおります。
なお、GU事業については、連結業績予想算定上は営業損失として150百万円程を仮置きしておりますが、これは前期
のGU事業開始からの約半年で発生した75百万円の営業損失を通年に延長した金額であり、業績予想数値として設定して
いるわけではありません。業績予想数値に縛られて費用を下限調整することなく、時々の機に応じて長期成長の目的の
みに最も適合する選択に徹するためです。上方には『YouConnect』が早い時期から収益が立ち始める可能性と、下方に
はさらに投資を強化し費用が増える可能性と、上方と下方、両面の可能性があります。後者の場合、つまり勝負の時が
来たと判断して更なる先行投資集中投下及びその増加費用分についての利益減額が発生する場合には、速やかに当事業
のPMF達成を示唆する具体的な指標を提示のうえお知らせいたします。また、セグメント毎の業績予想・連結業績予想
共に2022年2月期において重要な変動が生じた場合には適切に開示致します。
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):有
新規 3社 (社名)株式会社Event DX、株式会社Travel DX、株式会社MATRIX 除外 -社 (社名) -
(注)詳細は、添付資料P.12「3.連結財務諸表及び主な注記(5)連結財務諸表に関する注記事項(連結の範囲又
は持分法適用の範囲の変更)」をご覧ください。
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更:無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年2月期 10,657,660株 2020年2月期 10,330,260株
② 期末自己株式数 2021年2月期 422株 2020年2月期 422株
③ 期中平均株式数 2021年2月期 10,522,454株 2020年2月期 10,309,025株
(参考)個別業績の概要
1.2021年2月期の個別業績(2020年3月1日~2021年2月28日)
(1)個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年2月期 2,772 25.1 142 △28.7 285 △64.4 247 △68.2
2020年2月期 2,217 66.9 200 932.5 800 - 780 -
(注)2020年2月期の経常利益及び当期純利益の対前期増減率は、1,000%を超えるため「-」と記載しております。
個別経営成績において、経常利益及び当期純利益の増減事由の主な要因は下記の通りです。
・100%子会社からの配当による営業外収益ついて、2020年2月期の600百万円に対して、2021年2月期においては200
百万円でした。
・2021年2月期において、株式及び新株予約権発行に伴う営業外費用が38百万円発生しております。
1株当たり 潜在株式調整後
当期純利益 1株当たり当期純利益
円 銭 円 銭
2021年2月期 23.56 22.99
2020年2月期 75.69 73.51
(2)個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2021年2月期 6,310 2,764 43.2 255.56
2020年2月期 3,587 1,415 39.5 137.05
(参考)自己資本 2021年2月期 2,723百万円 2020年2月期 1,415百万円
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断
する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々
な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件および業績予想のご利用に当たっての注意事項
等については、添付資料P.3「1.経営成績等の概況(2)今後の見通し」をご覧ください。
(決算説明資料の入手方法)
決算補足説明資料はTDnetで同日開示しております。
また、当社は2021年4月20日(火)に機関投資家、アナリスト及び長期保有の個人株主向け説明会を開催する予定で
す。
同説明会の案内については当社HPにて案内しております。
株式会社ロゼッタ (6182) 2021年2月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………………………… 2
(1)当期の経営成績・財政状態の概況 ……………………………………………………………………………… 2
(2)今後の見通し ……………………………………………………………………………………………………… 3
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………………………… 3
3.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………………… 4
(1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………………… 4
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………… 6
連結損益計算書 …………………………………………………………………………………………………… 6
連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………………………………… 7
(3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………………………… 8
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………………… 10
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………………… 12
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 12
(連結の範囲又は持分法適用の範囲の変更) …………………………………………………………………… 12
(表示方法の変更) ………………………………………………………………………………………………… 12
(セグメント情報) ……………………………………………………………………………………………… 13
(1株当たり情報) ………………………………………………………………………………………………… 16
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………… 17
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株式会社ロゼッタ (6182) 2021年2月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績・財政状態の概況
①当期の経営成績の概況
当連結会計年度につきましては、コロナの影響でHT事業において売上・利益共に大きく減少したものの、引き続
きMT事業が堅調であり、当連結会計年度から開始した新規GU事業を除いた既存事業(MT事業・HT事業・クラウドソ
ーシング事業)の合計においては売上高・営業利益ともに過去最高となりました。当連結会計年度における当社グ
ループの売上高は4,075,885千円(前連結会計年度比4.2%増)、営業利益は393,639千円(前連結会計年度比
12.3%減:GU事業を除くと469,017千円で前連結会計年度比4.5%増)、経常利益は368,794千円(前連結会計年度
比17.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は212,509千円(前連結会計年度比31.1%減)となりました。
当連結会計年度に報告セグメント「GU事業」を追加いたしました。「人類を場所・時間・言語・物理的な制約か
ら解放する」というシン・企業ミッション(グローバルユビキタス)の事業セグメントです。
セグメント別の業績は、以下のとおりであります。
①MT事業
MT事業におきましては、売上高は2,826,988千円(前連結会計年度比32.5%増)となり、セグメント利益は
342,780千円(前連結会計年度比45.1%増)となりました。
②HT事業
HT事業におきましては、売上高は911,857千円(前連結会計年度比35.5%減)となり、セグメント利益は
167,379千円(前連結会計年度比49.0%減)となりました。
③クラウドソーシング事業
クラウドソーシング事業におきましては、売上高は336,989千円(前連結会計年度比7.4%減)となり、セグメ
ント利益は22,905千円(前連結会計年度は45,034千円のセグメント損失)となりました。
④GU事業
GU事業におきましては、売上高は50千円となり、セグメント損失は75,377千円となりました。
②当期の財政状態の概況
(資産)
当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ2,478,206千円増加して6,232,112千円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末に比べ1,200,626千円増加して2,845,577千円となりました。これは、現金及び預
金が1,285,338千円増加したことなどによるものです。
固定資産は、前連結会計年度末に比べ1,277,579千円増加して3,386,535千円となりました。これは主に、MT事業
における投資有価証券が60,116千円増加、GU事業における投資有価証券が604,216千円増加、ソフトウエアが
326,633千円増加、ソフトウエア仮勘定が228,847千円増加したことなどによるものです。
(負債)
当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べ1,117,439千円増加して3,367,272千円となりました。これ
は主に長期借入金が606,897千円増加、社債が176,000千円増加、1年内返済予定の長期借入金が175,154千円増加し
たことなどによるものです。
(純資産)
当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べ1,360,767千円増加して2,864,840千円となりました。こ
れは主に、第三者割当増資による新株式の発行、新株予約権の発行等により資本金及び資本剰余金がそれぞれ
529,945千円増加した一方で、子会社株式の追加取得により資本剰余金が1,000千円減少したこと、及び親会社株主
に帰属する当期純利益212,509千円計上のため、利益剰余金が212,509千円増加したことなどによるものです。
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株式会社ロゼッタ (6182) 2021年2月期 決算短信
③当期のキャッシュ・フローの概況
当連結会計年度において、営業活動によるキャッシュ・フローは1,444,963千円の収入、投資活動によるキャッ
シュ・フローは2,012,776千円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは1,866,436千円の収入となったため、
当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前連結会計年度末に比べ1,298,886千円増加
して、2,288,014千円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金の収入は1,444,963千円となりました。これは主に、資金の増加要因として税金等調整前当
期純利益の計上327,697千円、減価償却費の計上591,764千円、前受金の増加額120,695千円、資金の減少要因とし
て法人税等の支払額52,457千円、売上債権の増加額25,243千円、利息の支払額6,446千円などによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金の支出は2,012,776千円となりました。これは主に、資金の減少要因として無形固定資産の
取得による支出1,043,168千円、投資有価証券の取得による支出664,383千円、関係会社株式の取得による支出
201,100千円などによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の収入は1,866,436千円となりました。これは主に、資金の増加要因として長期借入れによ
る収入1,080,000千円、株式の発行による収入1,021,383千円、資金の減少要因として長期借入金の返済による支出
297,949千円などによるものです。
(2)今後の見通し
今後の経営上のテーマは以下の2点です。
①GU事業のサービスイン・UXブラッシュアップ
YouConnect、Travel DX、プロジェクトOASISをはじめとしたGU事業について開発に拍車をかけサービスインを行
います。既に一通り開発が完了しているTravel DX及びYouConnectについては、サービスインを開始し、アジャイ
ルにUXのブラッシュアップを行います。
②MT事業キャッシュカウ化拡大
『T-4OO』、『T-3MT』等のMT事業について、経営リソースの選択・集中によるキャッシュカウ化を拡大いたしま
す。
20~40%の継続的受注成長に即したリソース分配(販売費及び一般管理費のスリム化、マーケティング活動の最
適化)を行い、2022年2月期においては年間で営業利益約7億円ほどのキャッシュカウ事業といたします。
コロナ禍の業績に対する影響は以下の通りです。
MT事業の第4四半期においては、1月の緊急事態宣言の再発令によって中止となった展示会もありましたが、全
体としては大きな落ち込みは無く、緩やかな回復傾向にあることは変わりません。
2020年度の年間を通して見たコロナ禍の影響は、前年度との比較で特に新規リードの獲得件数の落ち込みが大き
くなりました。これは、リードの創出を展示会に依存していた割合が高かったことによるものであります。
現在、コロナ禍においても年間新規導入企業数は1,000社を超え、総導入企業数は5,000社を突破いたしました。
既存顧客においても、価値を実感いただき翻訳文字数は最高値を更新し続けていることから一社当たりの契約金
額が増加しております。
2021年2月期、人力業務受託のHT事業はコロナ禍の影響を大きく受けました。しかし、HT事業トータルの売上は
昨年8月度の大底から徐々に回復基調にあり、2022年2月期の第1四半期は前年同期並みに留まるものの、以降は
前年同期を上回る推移になることを見込んでおります。HT事業の中では翻訳分野で堅調な回復を見込む一方、研修
や通訳の分野については依然不透明感が残る状況であります。
ここでの業績予想は本日4月14日現在までにコロナ禍によって実際に影響を受けた実績および状況を元にしたも
のであり、今後の将来のコロナ禍に関する医学的・政治的・経済的な行方について、いつ収束するか等の何らかの
予断を行って織り込んでいるものではありません。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、連結財務諸表の期間比較可能性及び企業間の比較可能性を考慮し、日本基準による連結財務諸
表作成を継続する方針であります。
ただし、国内外の諸情勢や事業内容にてらし、必要に応じて国際財務報告基準(IFRS)の適用についても適
切に検討していく方針であります。
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株式会社ロゼッタ (6182) 2021年2月期 決算短信
3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年2月29日) (2021年2月28日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 991,056 2,276,395
受取手形及び売掛金 427,847 453,091
たな卸資産 29,045 33,679
その他 210,151 93,144
貸倒引当金 △13,151 △10,732
流動資産合計 1,644,950 2,845,577
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 80,646 80,646
工具、器具及び備品 808,768 833,783
リース資産 - 86,968
減価償却累計額 △333,809 △569,993
有形固定資産合計 555,605 431,406
無形固定資産
のれん 74,992 52,231
ソフトウエア 738,697 1,065,330
ソフトウエア仮勘定 574,926 803,773
リース資産 - 29,846
その他 446 423
無形固定資産合計 1,389,062 1,951,605
投資その他の資産
投資有価証券 540 664,923
関係会社株式 - 200,335
長期貸付金 359 62
繰延税金資産 66,001 56,340
その他 105,778 88,060
貸倒引当金 △8,391 △6,198
投資その他の資産合計 164,287 1,003,523
固定資産合計 2,108,955 3,386,535
資産合計 3,753,905 6,232,112
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 88,469 94,144
短期借入金 280,000 100,000
1年内返済予定の長期借入金 237,655 412,809
1年内償還予定の社債 - 44,000
未払金 205,792 142,370
リース債務 - 27,917
未払法人税等 34,457 102,227
賞与引当金 50,652 58,223
前受金 696,169 816,865
その他 224,555 260,284
流動負債合計 1,817,750 2,058,843
固定負債
社債 - 176,000
長期借入金 432,083 1,038,980
リース債務 - 93,448
固定負債合計 432,083 1,308,428
負債合計 2,249,833 3,367,272
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株式会社ロゼッタ (6182) 2021年2月期 決算短信
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年2月29日) (2021年2月28日)
純資産の部
株主資本
資本金 253,565 783,511
資本剰余金 1,232,754 1,761,699
利益剰余金 18,525 231,034
自己株式 △861 △861
株主資本合計 1,503,983 2,775,384
新株予約権 89 41,146
非支配株主持分 - 48,309
純資産合計 1,504,072 2,864,840
負債純資産合計 3,753,905 6,232,112
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株式会社ロゼッタ (6182) 2021年2月期 決算短信
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
(連結損益計算書)
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年3月1日 (自 2020年3月1日
至 2020年2月29日) 至 2021年2月28日)
売上高 3,910,479 4,075,885
売上原価 1,362,244 1,387,704
売上総利益 2,548,234 2,688,181
販売費及び一般管理費
役員報酬 155,021 159,800
給料手当及び賞与 672,062 836,516
広告宣伝費 221,115 224,277
貸倒引当金繰入額 6,129 △4,339
賞与引当金繰入額 24,951 8,121
退職給付費用 10,077 12,433
その他 1,010,016 1,057,729
販売費及び一般管理費合計 2,099,374 2,294,541
営業利益 448,860 393,639
営業外収益
受取利息 166 46
受取配当金 19 17
助成金収入 1,425 36,896
その他 1,194 6,363
営業外収益合計 2,805 43,324
営業外費用
支払利息 2,084 6,446
支払手数料 - 8,393
株式交付費 - 38,116
和解金 2,400 -
為替差損 72 281
持分法による投資損失 - 764
その他 1,204 14,166
営業外費用合計 5,761 68,170
経常利益 445,904 368,794
特別利益
固定資産売却益 - 25
新株予約権戻入益 369 89
貸倒引当金戻入額 - 28
特別利益合計 369 143
特別損失
固定資産除却損 39,057 130
減損損失 - 41,109
特別損失合計 39,057 41,240
税金等調整前当期純利益 407,215 327,697
法人税、住民税及び事業税 110,260 107,268
法人税等調整額 △9,204 9,609
法人税等合計 101,056 116,878
当期純利益 306,159 210,818
非支配株主に帰属する当期純損失(△) △2,206 △1,690
親会社株主に帰属する当期純利益 308,365 212,509
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株式会社ロゼッタ (6182) 2021年2月期 決算短信
(連結包括利益計算書)
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年3月1日 (自 2020年3月1日
至 2020年2月29日) 至 2021年2月28日)
当期純利益 306,159 210,818
包括利益 306,159 210,818
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 308,365 212,509
非支配株主に係る包括利益 △2,206 △1,690
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株式会社ロゼッタ (6182) 2021年2月期 決算短信
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2019年3月1日 至 2020年2月29日)
(単位:千円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 250,794 1,230,983 △289,839 △435 1,191,502
当期変動額
新株の発行 2,771 2,771 5,542
親会社株主に帰属する当期純利
益
308,365 308,365
自己株式の取得 △426 △426
連結子会社株式の取得による持
分の増減
△1,000 △1,000
株主資本以外の項目の当期変動
額(純額)
当期変動額合計 2,771 1,771 308,365 △426 312,481
当期末残高 253,565 1,232,754 18,525 △861 1,503,983
新株予約権 非支配株主持分 純資産合計
当期首残高 458 2,206 1,194,166
当期変動額
新株の発行 5,542
親会社株主に帰属する当期純利
益
308,365
自己株式の取得 △426
連結子会社株式の取得による持
分の増減
△1,000
株主資本以外の項目の当期変動
△369 △2,206 △2,575
額(純額)
当期変動額合計 △369 △2,206 309,906
当期末残高 89 - 1,504,072
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株式会社ロゼッタ (6182) 2021年2月期 決算短信
当連結会計年度(自 2020年3月1日 至 2021年2月28日)
(単位:千円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 253,565 1,232,754 18,525 △861 1,503,983
当期変動額
新株の発行 529,945 529,945 1,059,891
親会社株主に帰属する当期純利
益
212,509 212,509
連結子会社株式の取得による持
分の増減
△1,000 △1,000
株主資本以外の項目の当期変動
額(純額)
当期変動額合計 529,945 528,945 212,509 - 1,271,400
当期末残高 783,511 1,761,699 231,034 △861 2,775,384
新株予約権 非支配株主持分 純資産合計
当期首残高 89 - 1,504,072
当期変動額
新株の発行 1,059,891
親会社株主に帰属する当期純利
益
212,509
連結子会社株式の取得による持
分の増減
△1,000
株主資本以外の項目の当期変動
41,057 48,309 89,366
額(純額)
当期変動額合計 41,057 48,309 1,360,767
当期末残高 41,146 48,309 2,864,840
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株式会社ロゼッタ (6182) 2021年2月期 決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年3月1日 (自 2020年3月1日
至 2020年2月29日) 至 2021年2月28日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 407,215 327,697
減価償却費 412,621 591,764
のれん償却額 22,011 22,760
減損損失 - 41,109
貸倒引当金の増減額(△は減少) 5,979 △4,582
賞与引当金の増減額(△は減少) 24,074 7,571
受取利息及び受取配当金 △186 △64
持分法による投資損益(△は益) - 764
固定資産売却損益(△は益) - △25
固定資産除却損 39,057 130
助成金収入 - △36,896
新株予約権戻入益 △369 △89
貸倒引当金戻入益 - △28
支払利息 2,084 6,446
株式交付費 - 38,116
和解金 2,400 -
前受金の増減額(△は減少) 255,859 120,695
売上債権の増減額(△は増加) △61,910 △25,243
たな卸資産の増減額(△は増加) 22,191 △4,300
仕入債務の増減額(△は減少) △52,492 5,675
その他 78,534 277,283
小計 1,157,070 1,368,785
利息及び配当金の受取額 186 64
助成金の受取額 - 36,896
利息の支払額 △2,084 △6,446
和解金の支払額 △2,400 -
法人税等の支払額 △189,210 △52,457
法人税等の還付額 20 98,121
営業活動によるキャッシュ・フロー 963,581 1,444,963
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △501,647 △120,529
無形固定資産の取得による支出 △742,432 △1,043,168
投資有価証券の取得による支出 - △664,383
関係会社株式の取得による支出 - △201,100
連結の範囲の変更を伴う関係会社出資金の払込に
△8,436 -
よる支出
貸付けによる支出 △3,570 △1,570
貸付金の回収による収入 1,635 1,195
定期預金の預入による支出 △1,001 -
定期預金の払戻による収入 - 12,910
敷金及び保証金の差入による支出 △2,586 △585
敷金及び保証金の回収による収入 1,474 4,453
投資活動によるキャッシュ・フロー △1,256,563 △2,012,776
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(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年3月1日 (自 2020年3月1日
至 2020年2月29日) 至 2021年2月28日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) 280,000 △180,000
社債の発行による収入 - 215,801
長期借入れによる収入 400,000 1,080,000
長期借入金の返済による支出 △254,034 △297,949
リース債務の返済による支出 - △11,347
株式の発行による収入 - 1,021,383
新株予約権の行使による株式の発行による収入 5,542 391
新株予約権の発行による収入 - 39,156
連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得に
△1,000 △1,000
よる支出
自己株式の取得による支出 △426 -
財務活動によるキャッシュ・フロー 430,081 1,866,436
現金及び現金同等物に係る換算差額 216 262
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 137,316 1,298,886
現金及び現金同等物の期首残高 851,811 989,128
現金及び現金同等物の期末残高 989,128 2,288,014
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株式会社ロゼッタ (6182) 2021年2月期 決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(連結の範囲又は持分法適用の範囲の変更)
当連結会計年度において、株式会社Event DX、株式会社Travel DX、株式会社MATRIX、及び株式会社シグナンス
を新たに設立したため、連結の範囲に含めております。
一方で、当連結会計年度において、anydooR USA Inc.は清算したため、連結の範囲から除外しております。
さらに、当連結会計年度において、新たに出資したp2p株式会社を持分法適用の範囲に含めております。
(表示方法の変更)
(連結貸借対照表)
前連結会計年度まで「投資その他の資産」の「その他」に含めておりました「投資有価証券」は、金額的重要性
が増したため、当連結会計年度より、区分掲記しております。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計
年度の連結財務諸表の組替えを行っております。
この結果、前連結会計年度の連結貸借対照表において、「投資その他の資産」の「その他」に表示していた
106,318千円は、「投資有価証券」540千円、「その他」105,778千円として組み替えております。
(連結損益計算書)
前連結会計年度まで「販売費及び一般管理費」の「その他」に含めておりました「退職給付費用」は、表示上の
明瞭性を高めるため、当連結会計年度より、区分掲記しております。この表示方法の変更を反映させるため、前連
結会計年度の連結財務諸表の組替えを行っております。
この結果、前連結会計年度の連結損益計算書において、「販売費及び一般管理費」の「その他」に表示していた
1,020,094千円は、「退職給付費用」10,077千円、「その他」1,010,016千円として組み替えております。
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株式会社ロゼッタ (6182) 2021年2月期 決算短信
(セグメント情報)
1.報告セグメントの概要
当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経営資
源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。当社の事
業は、機械翻訳事業及びグローバルユビキタス事業を中核に、周辺事業として翻訳受託事業、クラウドソーシ
ング事業を展開しております。
(1)MT事業
MT(Machine Translation)事業は、「日本を言語の呪縛から解放する」という企業ミッションを掲
げ、AI(人工知能)による機械翻訳サービスを提供しております。
また、「人類を単純作業の苦役的労働から解放する」をミッション第2章として掲げ、翻訳から得た
知見を活用したロボティック・プロセス・オートメーション(RPA:Robotic Process Automation)を提
供しております。
(2)HT事業
HT(Human Translation)事業は、従来型の昔ながらの人間による翻訳/通訳/語学教育等の業務受託
サービスを提供しております。
(3)クラウドソーシング事業
クラウドソーシング事業は、多言語翻訳、現地調査等のグローバルな仕事が依頼できるクラウドソー
シングサイトを提供しております。
(4)GU事業
GU事業は、AI、AR (Augmented Reality:拡張現実)、 VR(Virtual Reality:仮想現実)、
5G/6G/7G(高速大容量・多数同時接続通信)、 4K/8K/12K(超解像映像)、映像配信ソリューショ
ン、ウェアラブルデバイス、ロボット、HA(Human Augmentation:人間拡張)等の最新テクノロジーを
統合して、世界中の人々が「いつでもどこでも誰とでも言語フリーで」交流し、生活し、仕事し、人生
を楽しめる「グローバル・ユビキタス」の実現を目指し各種サービスを提供いたします。
2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額の算定方法
当社の報告セグメントの会計処理の方法は、連結財務諸表作成のために採用している会計処理方針に基づく
金額により記載しております。
報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であり、セグメント間の内部売上高及び振替高は、市場実
勢価格に基づいております。
3.報告セグメントの変更等に関する事項
当連結会計年度において、株式会社Event DX、株式会社Travel DX及び株式会社MATRIXを設立し連結範囲に
含めたことに伴い、新たな報告セグメントとして「GU事業」を追加しております。
なお、この報告セグメントの変更が前連結会計年度のセグメント情報に与える影響はありません。
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株式会社ロゼッタ (6182) 2021年2月期 決算短信
4.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2019年3月1日 至 2020年2月29日)
(単位:千円)
報告セグメント
調整額 連結財務諸
クラウド (注) 表計上額
MT事業 HT事業 ソーシング 計 1,3 (注)2
事業
売上高
外部顧客への売上高 2,133,879 1,412,858 363,741 3,910,479 - 3,910,479
セグメント間の内部
81,013 8,337 98,755 188,107 △188,107 -
売上高又は振替高
計 2,214,893 1,421,196 462,496 4,098,586 △188,107 3,910,479
セグメント利益
236,291 328,040 △45,034 519,296 △70,436 448,860
又は損失(△)
セグメント資産 2,247,360 750,529 271,685 3,269,575 484,330 3,753,905
その他の項目
減価償却費 381,433 10,594 20,592 412,621 - 412,621
のれんの償却額 749 7,786 13,475 22,011 - 22,011
有形固定資産及び無
1,188,861 1,208 54,008 1,244,079 - 1,244,079
形固定資産の増加額
(注)1.セグメント利益又は損失(△)の調整額△70,436千円には、セグメント間取引消去14,879千円、報告セグメン
トに帰属しない全社費用△85,316千円が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない親
会社本社の管理部門に係る費用等であります。
2.セグメント利益又は損失は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
3.セグメント資産の調整額484,330千円は、報告セグメントに帰属しない全社資産であり、その主なものは、余
資運用資金(現金及び預金)、繰延税金資産及び管理部門に係る資産等であります。
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株式会社ロゼッタ (6182) 2021年2月期 決算短信
当連結会計年度(自 2020年3月1日 至 2021年2月28日)
(単位:千円)
報告セグメント
調整額 連結財務諸
クラウド (注) 表計上額
MT事業 HT事業 ソーシング GU事業 計 1,3 (注)2
事業
売上高
外部顧客への売上
2,826,988 911,857 336,989 50 4,075,885 - 4,075,885
高
セグメント間の内
部売上高又は振替 34,715 2,106 40,750 - 77,572 △77,572 -
高
計 2,861,703 913,964 377,740 50 4,153,458 △77,572 4,075,885
セグメント利益
342,780 167,379 22,905 △75,377 457,689 △64,049 393,639
又は損失(△)
セグメント資産 2,594,032 574,208 333,684 1,272,412 4,774,338 1,457,774 6,232,112
その他の項目
減価償却費 557,165 8,299 25,418 881 591,764 - 591,764
のれんの償却額 1,498 7,786 13,475 - 22,760 - 22,760
減損損失 41,109 - - - 41,109 - 41,109
有形固定資産及び
無形固定資産の増 1,020,083 13,408 31,256 98,949 1,163,697 - 1,163,697
加額
(注)1.セグメント利益又は損失(△)の調整額△64,049千円には、セグメント間取引消去30,111千円、報告セグメン
トに帰属しない全社費用△94,161千円が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない親
会社本社の管理部門に係る費用等であります。
2.セグメント利益又は損失は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
3.セグメント資産の調整額1,457,774千円は、報告セグメントに帰属しない全社資産であり、その主なものは、
余資運用資金(現金及び預金)、繰延税金資産及び管理部門に係る資産等であります。
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株式会社ロゼッタ (6182) 2021年2月期 決算短信
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年3月1日 (自 2020年3月1日
至 2020年2月29日) 至 2021年2月28日)
1株当たり純資産額 145.60円 260.42円
1株当たり当期純利益 29.91円 20.20円
潜在株式調整後1株当たり当期純利益 29.05円 19.70円
(注)1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年3月1日 (自 2020年3月1日
至 2020年2月29日) 至 2021年2月28日)
1株当たり当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益(千円) 308,365 212,509
普通株主に帰属しない金額(千円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する当期
308,365 212,509
純利益(千円)
普通株式の期中平均株式数(株) 10,309,025 10,522,454
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益調整額
- -
(千円)
普通株式増加数(株) 305,188 263,020
(うち新株予約権(株)) (305,188) (263,020)
希薄化効果を有しないため、潜在株式調整 2020年7月14日開催の取締役会
後1株当たり当期純利益の算定に含めなか 決議による第14回新株予約権
-
った潜在株式の概要 新株予約権の数 12,188個
(普通株式 1,218,800株)
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株式会社ロゼッタ (6182) 2021年2月期 決算短信
(重要な後発事象)
(会社分割による持株会社体制への移行)
当社は、2021年1月14日開催の取締役会において、持株会社体制への移行に向けて、分割準備会社を設立する
こと及び会社分割により持株会社体制へ移行することを決議し、2021年3月1日付で分割準備会社(株式会社ロ
ゼッタMT)を設立いたしました。
また、2021年4月14日開催の取締役会において、2021年9月1日(予定)付で持株会社体制へ移行するにあた
り、当社の完全子会社である株式会社ロゼッタMT及び株式会社シグナンスとの間で、当社を分割会社、株式会社
ロゼッタMT及び株式会社シグナンスを承継会社とする吸収分割契約を締結することを決議し、同日付で契約を締
結いたしました。
なお、持株会社体制への移行につきましては、2021年5月25日に開催予定の当社定時株主総会で、関連する議
案が承認されることを条件として実施する予定です。
(1)持株会社体制への移行の目的
当社は創業以来「我が国を言語的ハンディキャップの呪縛から解放する」という企業ミッションの下にAI自動
翻訳の開発をしてきましたが、現在ではさらに構想を拡大し、AI、AR(Augmented×Reality:拡張現実)、VR
(Virtual Reality:仮想現実)、5G/6G/7G(高速大容量・多数同時接続通信)、4K/8K/12K(超解像映
像)、映像配信ソリューション、ウェアラブルデバイス、ロボット、HA(Human Augmentation:人間拡張)等の
最新テクノロジーを統合して、世界中の人々が「いつでもどこでも誰とでも言語フリーで」交流し、生活し、仕
事し、人生を楽しめる「グローバル・ユビキタス」の実現を目指しております。
今後、当社グループが更なる企業価値向上と持続的な成長を実現するためには、より一層の経営の効率化や、
市場環境の変化に柔軟に対応できるよう、グループ体制を再構築することが必要不可欠と考えます。持株会社体
制へ移行することにより、グループ経営戦略の企画・立案機能を強化するとともに、市場環境に柔軟に対応で
き、M&Aを活用した業容拡大を目的とする機動的な組織体制を構築することで、企業価値向上と持続的な成長を
図っていけるものと判断し、持株会社体制への移行を決定いたしました。
(2)承継会社の概要
<承継会社1>
①名称 株式会社ロゼッタMT
②所在地 東京都千代田区神田神保町三丁目7番1号
③代表者 代表取締役 渡邊 麻呂
④事業内容 超高精度AI自動翻訳の開発・運営
⑤資本金 50,000千円
⑥設立時期 2021年3月1日
⑦出資比率 当社100%
(注)2021年9月1日付で「株式会社ロゼッタ」に商号変更の予定です。
<承継会社2>
①名称 株式会社シグナンス
②所在地 東京都新宿区西新宿六丁目8番1号
③代表者 代表取締役 奥山 高啓
④事業内容 xRシステムの開発・提供
⑤資本金 10,000千円
⑥設立時期 2020年11月13日
⑦出資比率 当社100%
(3)持株会社体制への移行方法
持株会社体制への移行の方法としては、当社の完全子会社となる分割準備会社である株式会社ロゼッタMTを設
立した上で、当社を吸収分割会社とし、株式会社ロゼッタMT及び当社の完全子会社である株式会社シグナンスを
吸収分割承継会社として当社が営むMT事業を承継させる吸収分割を採用いたします。
当社はグループの統治機能を担う持株会社として引き続き上場を維持する予定です。
なお、当社は2021年9月1日付で「株式会社ロゼッタ」から「株式会社グローバルユビキタス(仮称)」に商号
変更予定です。
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株式会社ロゼッタ (6182) 2021年2月期 決算短信
(4)移行の日程
分割準備会社設立承認取締役会 2021年1月14日
分割準備会社設立 2021年3月1日
吸収分割契約締結取締役会 2021年4月14日
吸収分割契約締結 2021年4月14日
吸収分割契約承認株主総会 2021年5月25日(予定)
持株会社体制への移行 2021年9月1日(予定)
(セグメントの変更)
従来、当社グループの報告セグメントは、「MT事業」「HT事業」「クラウドソーシング事業」「GU事業」の4
区分としておりましたが、翌連結会計年度から「MT事業」「HT事業」「GU事業」の3区分に変更することといた
しました。現在ではクラウドソーシングとHTとに明確な差異はなくなり、規模・成長性に鑑みても分離すること
の意味がなくなったためです。
なお、変更後の報告セグメントの区分によった場合の当連結会計年度の報告セグメントごとの売上高、利益又
は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報は以下の通りです。
(単位:千円)
報告セグメント
調整額 連結財務諸
(注) 表計上額
MT事業 HT事業 GU事業 計 1,3 (注)2
売上高
外部顧客への売上高 2,826,988 1,248,846 50 4,075,885 - 4,075,885
セグメント間の内部売
34,715 42,857 - 77,572 △77,572 -
上高又は振替高
計 2,861,703 1,291,704 50 4,153,458 △77,572 4,075,885
セグメント利益
342,780 190,285 △75,377 457,689 △64,049 393,639
又は損失(△)
セグメント資産 2,594,032 907,892 1,272,412 4,774,338 1,457,774 6,232,112
その他の項目
減価償却費 557,165 33,718 881 591,764 - 591,764
のれんの償却額 1,498 21,262 - 22,760 - 22,760
減損損失 41,109 - - 41,109 - 41,109
有形固定資産及び無形
1,020,083 44,664 98,949 1,163,697 - 1,163,697
固定資産の増加額
(注)1.セグメント利益又は損失(△)の調整額△64,049千円には、セグメント間取引消去30,111千円、報告セグメン
トに帰属しない全社費用△94,161千円が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない親
会社本社の管理部門に係る費用等であります。
2.セグメント利益又は損失は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
3.セグメント資産の調整額1,457,774千円は、報告セグメントに帰属しない全社資産であり、その主なものは、
余資運用資金(現金及び預金)、繰延税金資産及び管理部門に係る資産等であります。
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