6182 M-メタリアル 2020-09-23 16:00:00
株式会社ロゼッタと株式会社シナモンの音声認識とAI OCRの開発に向けた業務提携のお知らせ [pdf]
2020 年 9 月 23 日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 ロ ゼ ッ タ
代表者名 代 表 取 締 役 五 石 順 一
(コード番号:6182 東証マザーズ)
問合せ先 執 行 役 員
森 優 之
グループ管理本 部長
(TEL.03-5215-5678)
株式会社ロゼッタと株式会社シナモンの
音声認識と AI OCR の開発に向けた業務提携のお知らせ
当社は、本日開催の取締役会において、株式会社シナモン(本社:東京都港区 代表取締役
社長 CEO:平野 未来、以下、シナモン AI)との間で、音声翻訳におけるカスタム音声認識技
術の開発と「AI RPA」事業における「AI OCR」連携を目的とした業務提携契約に向けての基
本合意書を締結することを決議いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
記
1. 業務提携の理由
ロゼッタとシナモン AI 両社の技術および顧客基盤が補完関係にあることから、各現場の
ユースケースの実践に通用するカスタム音声翻訳におけるカスタマイズ音声認識技術の開発
と、ロゼッタの「AI RPA」におけるシナモン AI の AI OCR「Flax Scanner(フラックス・ス
キャナー)
」の連携を目的に、業務提携に向けて基本合意を行うこととなりました。
2. 業務提携の内容
■ カスタム音声認識について
ロゼッタは、AI 音声翻訳機能付きのウェアラブルデバイスとして建設業向けに『T-4PO
Construction』、医療機関向けに『T-4PO Medicare』、リモートワーク用に『T-4PO
Remote』、また、バーチャル展示会として『Event DX』等の事業を開発・展開しています
が、企業毎のカスタマイズは AI 翻訳だけではなく、音声認識においても必要であることが
分かってきました。既成の音声認識エンジンは性能が良いものが多くありますが、実践的に
企業毎のカスタマイズが迅速に対応できるものは存在せず、新たに開発すべき必要性を感じ
ておりました。ロゼッタの内製での音声認識エンジンの開発は進めてきましたが、一方で音
声認識の専門ノウハウの蓄積を有する会社との協業も模索してまいりました。
シナモン AI は業界特有の非構造化データを活用するビジネス AI ソリューションを開発
し、音声認識の分野では、特化型音声認識技術「Rossa Voice(ロッサ・ボイス)」を、大手
企業を中心に販売を開始しております。「Rossa Voice(ロッサ・ボイス)
」は、個社個別に
特化して学習させることで専門用語を含めて、高精度に認識することが特徴で、自然言語処
理技術と組み合わせることで後続業務もカバーすることが可能です。
■ 「AI OCR」について
ロゼッタは、企業ミッション第 2 章「人類を単純作業の苦役的労働から解放する」を掲
げ、従来の RPA クラス定義におけるクラス 1 の RPA(Robotic Process Automation:定型業
務の自動化)に加えて AI を連動させる「AI RPA」事業を行っています。RPA の対象となる
業務プロセスのなかで、AI OCR は重要な要素となります。
シナモン AI は、最先端の非定型帳票対応 AI OCR「Flax Scanner(フラックス・スキャナ
ー)」を開発・販売しており、請求書のように取引先毎にレイアウトが異なり、取得項目の
場所が無数に変わるような非定型帳票の場合でも、各項目の特徴を学習させることで、事前
の帳票定義なしで対象項目を自動読取することができます。
3. 各社の概要
株式会社ロゼッタ
(1)名 称 株式会社ロゼッタ
(2)所 在 地 東京都新宿区西新宿六丁目8番1号
(3)代表者の役職・氏名 代表取締役 五石 順一
(4)事 業 内 容 超高精度 AI 自動翻訳の開発・運営
(5)資 本 金 783,511,590 円
(6)設 立 年 月 日 2004 年 2 月 25 日
(7)大株主及び持株比率 五石 順一 26.03%
(2020 年 2 月 29 日現在)
浮舟 邦彦 5.07%
BBH FOR MATTHEWS ASIA GROWTH FUND 5.00%
(常任代理人)
株式会社三菱 UFJ 銀行
ジェイコブソン 陽子 4.51%
日本トラスティ・サービス信託銀行 3.69%
株式会社(信託口)
BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC 3.00%
ISG (FE-AC)
(常任代理人)
株式会社三菱 UFJ 銀行
秀島 博規 2.04%
株式会社 SBI 証券 1.62%
BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNYM GCM 1.36%
CLIENT ACCTS M ILM FE
(常任代理人)
株式会社三菱 UFJ 銀行
奥平 健一 1.26%
(8)当 該 会 社 株式会社シナモンとの関係
と 各 社 と の 関 係 資 本 関 係 記載すべき資本関係はありません。
人 的 関 係 記載すべき人的関係はありません。
取 引 関 係 記載すべき取引関係はありません。
関連当事者へ 記載すべき事項はありません。
の 該 当 状 況
(9)当該会社の最近3年間の連結経営成績及び連結財政状態
決算期 2018 年 2 月期 2019 年 2 月期 2020 年 2 月期
純 資 産 894,898 千円 1,194,166 千円 1,504,072 千円
総 資 産 2,089,494 千円 2,642,850 千円 3,753,905 千円
1 株 当 た り 純 資 産 89.07 円 115.73 円 145.60 円
売 上 高 2,006,984 千円 2,908,042 千円 3,910,479 千円
営 業 利 益 △12,750 千円 338,044 千円 448,860 千円
経 常 利 益 △14,297 千円 337,316 千円 445,904 千円
親会社株主に帰属する △1,214,926 千円 255,869 千円 308,365 千円
当 期 純 利 益
1株当たり連結当期純利益 △121.71 円 25.26 円 29.91 円
1 株 当 た り 配 当 金 0.00 円 0.00 円 0.00 円
株式会社シナモン
(1)名 称 株式会社シナモン
(2)所 在 地 東京都港区虎ノ門 3-19-13
(3)代表者の役職・氏名 代表取締役社長 CEO 平野 未来
(4)事 業 内 容 人工知能コンサルティング開発事業、人工知能プロダクト事業
(5)資 本 金 90,015,566 円
(6)設 立 年 月 日 2016 年 10 月 5 日
(7)上場会社と当該会社 株式会社ロゼッタとの関係
と の 間 の 関 係 資 本 関 係 記載すべき資本関係はありません。
人 的 関 係 記載すべき人的関係はありません。
取 引 関 係 記載すべき取引関係はありません。
関連当事者へ 記載すべき事項はありません。
の 該 当 状 況
(注)株式会社シナモンの大株主及び持株比率および当該会社の最近 3 年間の連結経営成績及び連結
財政状態については、相手先の意向を踏まえ守秘義務契約により記載しておりません。
4.日程
(1)取 締 役 会 決 議 日 2020 年 9 月 23 日
(2)基本合意書締結日 2020 年 9 月 23 日
5.今後の見通し
本件のロゼッタグループの業績への影響については、2021 年 2 月期に対しては軽微です
が、中長期的には業績向上に資するものと考えております。なお、2021 年 2 月期の業績に
与える影響について開示すべき事項が生じた場合には、速やかにお知らせいたします。
以 上
(参考)株式会社ロゼッタ 前期連結実績
(単位:百万円)
親会社株主に帰属
連結売上高 連結営業利益 連結経常利益 する当期純利益
前期連結実績
(2020 年2月期) 3,910 448 445 308
※2021 年 2 月期の連結業績予想は、最低額のみの開示で、過去最高売上(3,910 百万円)以上、
過去最高利益(営業利益 448 百万円)以上としてのみ公表しております。
ただし、Travel DX 事業の開始後、当事業が PMF(プロダクト・マーケット・フィット:提供す
るプロダクト/サービスがターゲットとなるユーザーの課題を解決する最適手段として市場に受
け入れられている状態)に達し、勝負の時が来たと判断した場合は、先行投資を集中投下するの
で、増加費用の分だけは利益が減額になる可能性を留保します。その場合には、速やかに当事業
の PMF 達成を示唆する具体的な指標を提示のうえお知らせいたします。
※将来に関する記述等についてのご注意
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、株式会社ロゼッタが現在入手し
ている情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達成を株式会社ロゼ
ッタとして約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により大きく
異なる可能性があります。