6182 M-メタリアル 2020-09-17 15:00:00
株式会社ロゼッタと株式会社FRONTEOの言語処理AIの連動に向けた業務提携のお知らせ [pdf]
2020 年 9 月 17 日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 ロ ゼ ッ タ
代表者名 代 表 取 締 役 五 石 順 一
(コード番号:6182 東証マザーズ)
問合せ先 執 行 役 員
森 優 之
グループ管理本 部長
(TEL.03-5215-5678)
株式会社ロゼッタと株式会社 FRONTEO の
言語処理 AI の連動に向けた業務提携のお知らせ
本日、株式会社ロゼッタ(代表取締役:五石順一、以下「ロゼッタ」といいます。)と株式
会社 FRONTEO(代表取締役社長:守本正宏、以下「FRONTEO」といいます。)は、両社の取締
役会において、 言語処理 AI の連動に向けた業務提携に関する基本的合意書の締結を決議いた
しましたので、下記のとおりお知らせいたします。
記
1. 業務提携の理由
ロゼッタは創業来「我が国を言語的ハンディキャップの呪縛から解放する」というミッシ
ョンを掲げ AI 翻訳を開発してきました。今年からは従来の文書翻訳に加えて、音声会話にも
対応してウェアラブルデバイスを使った事業を建設業界と医療機関向けに開始しています。
またミッション第 2 章では「人類を単純作業の苦役的労働から解放する」を掲げ、従来の RPA
クラス定義におけるクラス 1 の RPA(Robotic Process Automation:定型業務の自動化)に加え
て AI を連動させる「AI RPA」事業の開始準備を行っています。
一方、FRONTEO は「情報社会のフェアネス実現」を目指し、自然言語解析により訴訟、製造、
金融、医療等、さまざまな分野における業務の効率化・高度化に関するサービスを提供して
います。それぞれのもつ技術を連動することにより、両社が掲げるミッションを共に実現す
ることにもつながると考え、この度、業務提携の運びとなりました。
2. 業務提携の内容
≪ロゼッタ×FRONTEO AI 連動プロジェクト≫
① 建設業向け多機能ウェアラブルデバイスにおける安全管理、危険察知、事故防止機能
ロゼッタは、建設会社と共に建設業向け多機能ウェアラブルデバイスを開発しています。
現在は、遠隔地にある建設現場との情報共有、建設現場におけるデータ取得、AI 翻訳機能
を搭載していますが、それらに加えて、安全管理、危険察知、事故防止についても重要かつ
大きなニーズが存在しています。一方で、FRONTEO は AI を用いて、コンプライアンス違
反の予兆検知、内部不正調査、再発防止策を、また、医療機関向けに転倒転落予測や認知症診
断支援を行っています。両社の技術を連動させて、建設業向け多機能ウェアラブルデバイス
に対して、安全管理、危険察知、事故防止機能の実装を試みます。
② 医療機関向け多機能ウェアラブルデバイスにおける会話記録の分析と診断支援機能
ロゼッタは、聖路加国際病院と共に外国人患者向け AI 翻訳システムの実証共同研究を行っ
ています。医療機関におけるウェアラブルデバイスの用途としては、外国人向け翻訳機能
だけではなく、医師・看護師と患者との会話を記録・分析し、カルテ作成や診断を支援する
機能も期待されます。FRONTEO の医療機関向け AI システムの技術を応用して、医師・看護
師と患者との会話を記録・分析し、カルテ作成や診断を支援する機能の実装を試みます。
③ 「AI RPA」事業における人間の判断を代替する AI 機能
ロゼッタは、企業ミッションの第 2 章に「人類を単純作業の苦役的労働から解放する」を
掲げ、従来の RPA クラス定義におけるクラス 1 の RPA(Robotic Process Automation:定型
業務の自動化)に加えて AI を連動させる「AI RPA」事業を展開しています。FRONTEO が
行っている AI 言語解析による自動分類判断とロゼッタの AI・RPA 技術とを連動させるこ
とでクラス 2 の EPA(Enhanced Process Automation:一部非定型業務の自動化)、さらには、
業務プロセスの分析や改善、意思決定までを自ら自動化するクラス 3 の CA(Cognitive
Automation:高度な自律化)の実現を目指します。
④ 特許、法務、金融、医薬、製造業等、多種多様な業界での AI 機能
その他、特許、法務、金融、医薬、製造業等、多種多様な業界で多くのユースケースにお
いて、両社の技術を連動させることによって業務効率化のための AI ツールの実現を目指
します。
3. 各社の概要
ロゼッタ
(1)名 称 株式会社ロゼッタ
(2)所 在 地 東京都新宿区西新宿六丁目8番1号
(3)代表者の役職・氏名 代表取締役 五石 順一
(4)事 業 内 容 超高精度 AI 自動翻訳の開発・運営
(5)資 本 金 783,511,590 円
(6)設 立 年 月 日 2004 年 2 月 25 日
(7)大株主及び持株比率 五石 順一 26.03%
(2020 年 2 月 29 日現在)
浮舟 邦彦 5.07%
BBH FOR MATTHEWS ASIA GROWTH FUND 5.00%
(常任代理人)
株式会社三菱 UFJ 銀行
ジェイコブソン 陽子 4.51%
日本トラスティ・サービス信託銀行 3.69%
株式会社(信託口)
BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC 3.00%
ISG (FE-AC)
(常任代理人)
株式会社三菱 UFJ 銀行
秀島 博規 2.04%
株式会社 SBI 証券 1.62%
BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNYM GCM 1.36%
CLIENT ACCTS M ILM FE
(常任代理人)
株式会社三菱 UFJ 銀行
奥平 健一 1.26%
(8)当 該 会 社 株式会社 FRONTEO との関係
と各社との関係 資 本 関 係 記載すべき資本関係はありません。
人 的 関 係 記載すべき人的関係はありません。
取 引 関 係 記載すべき取引関係はありません。
関連当事者へ 記載すべき事項はありません。
の 該 当 状 況
(9)当該会社の最近3年間の連結経営成績及び連結財政状態
決算期 2018 年 2 月期 2019 年 2 月期 2020 年 2 月期
純 資 産 894,898 千円 1,194,166 千円 1,504,072 千円
総 資 産 2,089,494 千円 2,642,850 千円 3,753,905 千円
1 株 当 た り 純 資 産 89.07 円 115.73 円 145.60 円
売 上 高 2,006,984 千円 2,908,042 千円 3,910,479 千円
営 業 利 益 △12,750 千円 338,044 千円 448,860 千円
経 常 利 益 △14,297 千円 337,316 千円 445,904 千円
親会社株主に帰属する △1,214,926 千円 255,869 千円 308,365 千円
当 期 純 利 益
1株当たり連結当期純利益 △121.71 円 25.26 円 29.91 円
1 株 当 た り 配 当 金 0.00 円 0.00 円 0.00 円
FRONTEO
(1)名 称 株式会社 FRONTEO
(2)所 在 地 東京都港区港南二丁目 12 番 23 号
(3)代表者の役職・氏名 守本 正宏
(4)事 業 内 容 AI ソリューションの提供
(5)資 本 金 2,568,651 千円
(6)設 立 年 月 日 2003 年 8 月 8 日
(7)大株主及び持株比率 守本 正宏 18.18%
(2020 年3月 31 日現在)
株式会社フォーカスシステムズ 7.82%
池上 成朝 7.11%
神林 忠弘 0.94%
楽天証券株式会社 0.62%
SMBC 日興証券株式会社 0.60%
株式会社ケリーハーツ 0.57%
日本証券金融株式会社 0.48%
坂本 節雄 0.40%
FRONTEO 社員持株会 0.38%
(8)当 該 会 社 株式会社ロゼッタとの関係
と各社との関係 資 本 関 係 記載すべき資本関係はありません。
人 的 関 係 記載すべき資本関係はありません。
取 引 関 係 記載すべき資本関係はありません。
関連当事者へ 記載すべき事項はありません。
の 該 当 状 況
(9)当該会社の最近3年間の連結経営成績及び連結財政状態
決算期 2018 年 3 月期 2019 年 3 月期 2020 年 3 月期
純 資 産 4,353,601 千円 4,622,000 千円 3,310,255 千円
総 資 産 14,465,333 千円 13,442,624 千円 10,461,588 千円
1 株 当 た り 純 資 産 106.45 円 113.96 円 79.77 円
売 上 高 12,217,770 千円 11,262,070 千円 10,470,695 千円
営 業 利 益 177,715 千円 244,410 千円 △844,443 千円
経 常 利 益 △16,572 千円 203,121 千円 △992,013 千円
親会社株主に帰属する
△828,124 千円 52,249 千円 △929,656 千円
当 期 純 利 益
1株当たり連結当期純利益 △21.79 円 1.37 円 △24.37 円
1 株 当 た り 配 当 金 0.00 円 3.00 円 0.00 円
4.日程
(1)取 締 役 会 決 議 日 2020 年 9 月 17 日
(2)基本合意書締結日 2020 年 9 月 17 日
5.今後の見通し
本件のロゼッタグループの業績への影響については、2021 年 2 月期に対しては軽微です
が、中長期的には大きく業績向上に資するものと考えております。なお、2021 年 2 月期の
業績に与える影響について開示すべき事項が生じた場合には、速やかにお知らせいたしま
す。
以 上
(参考)株式会社ロゼッタ 前期連結実績
(単位:百万円)
親会社株主に帰属
連結売上高 連結営業利益 連結経常利益 する当期純利益
前期連結実績
(2020 年2月期) 3,910 448 445 308
※2021 年 2 月期の連結業績予想は、最低額のみの開示で、過去最高売上(3,910 百万円)以上、
過去最高利益(営業利益 448 百万円)以上としてのみ公表しております。
ただし、Travel DX 事業の開始後、当事業が PMF(プロダクト・マーケット・フィット:提供す
るプロダクト/サービスがターゲットとなるユーザーの課題を解決する最適手段として市場に受
け入れられている状態)に達し、勝負の時が来たと判断した場合は、先行投資を集中投下するの
で、増加費用の分だけは利益が減額になる可能性を留保します。その場合には、速やかに当事業
の PMF 達成を示唆する具体的な指標を提示のうえお知らせいたします。
※将来に関する記述等についてのご注意
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、株式会社ロゼッタが現在入手し
ている情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達成を株式会社ロゼ
ッタとして約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により大きく
異なる可能性があります。