債務超過解消に向けた取り組みについて
2021年5⽉14⽇
6181
東証マザーズ
タメニー株式会社
Tameny Inc. All rights reserved.
総括
債務超過に⾄った経緯（要約） 債務超過解消に向けた取り組み（要約）
✓上場以降、持続的成⻑を実現 ✓短期業績回復を実現
・ 2015年10⽉上場以降、婚活事業を起点に事業領域拡⼤ ・ カジュアルWD事業の早期業績回復を実現
・ 2019年4⽉にカジュアルWD⼤⼿企業をグループ化 ・ 販売費及び⼀般管理費の固定費圧縮
・ 上場から5年で売上⾼倍増、 ・ 2022年3⽉期
親会社株主に帰属する当期純利益平均は1.2億円 親会社株主に帰属する当期純利益 2.4億円を計画
✓新型コロナ影響でカジュアルWD事業が⼤幅減収減益 ✓財務基盤強化
・ 2020年3⽉期 ・ エクイティファイナンスによる資⾦調達実施
− 通期業績下⽅修正、 − 第9回新株予約権 0.6億円（調達済み）
親会社株主に帰属する当期純利益 期初1.3億円→0.02億円へ − 第10回新株予約権 6.5億円（2021年10⽉迄に調達予定）
・ 2021年3⽉期 ・上記以外にも
− 親会社株主に帰属する当期純利益 △23.1億円 ⼿元流動性の確保に向けた資⾦調達⽅法を適宜検討
− 第三者割当増資で8.3億円調達
2021年3⽉期に債務超過状態へ 2022年3⽉期中には債務超過を解消予定
純資産：2020年3⽉末 10.2億円→2021年3⽉末 △3.9億円 純資産⾒込み：2022年3⽉末 5.5億円
※ WD＝ウェディングの略称 Tameny Inc. All rights reserved. ｜ 1
1. 債務超過に⾄った経緯
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上場来の財務指標推移
2015年10⽉上場来、持続的成⻑を実現
売上⾼の推移 純利益・純資産の推移
・ 2015年10⽉上場以降、婚活事業を起点に事業領域拡⼤ ・ 上場以降、⿊字化を堅持し、純資産は基本的に増加
・ 2019年4⽉にカジュアルWD⼤⼿企業をグループ化 ・ 上場からの親会社株主に帰属する当期純利益平均は1.2億円、
・ 上場から5年で売上⾼倍増 但し、2020年3⽉にコロナ影響で利益減少
■ 売上⾼（億円） ■ 親会社株主に帰属する当期純利益 ■ 純資産（億円）
81.8
カジュアルWD⼤⼿
⾃⼰株式の取得
メイション社グループ化 10.2
△2.3億円（※） 9.7
（取得価格 15億円）
8.5
7.8
6.6
41.0 41.5
36.4 38.1
2.8
当期純利益
平均 1.2億円
1.0 1.1 0.9
0.02
FY 2016/3 FY 2017/3 FY 2018/3 FY 2019/3 FY 2020/3 FY 2016/3 FY 2017/3 FY 2018/3 FY 2019/3 FY 2020/3
※ 「株式給付信託（従業員持株会処分型）」の導⼊に伴う信託による当社株式の取得 Tameny Inc. All rights reserved. ｜ 3
新型コロナ影響
新型コロナ影響でカジュアルWD事業が⼤幅減収減益
2020年3⽉期 2021年3⽉期
・ 3Qまで売上未達も利益は概ね計画通り進捗 ・ 新型コロナと累計5カ⽉間の緊急事態宣⾔影響で減収減益
・ 2020年3⽉に新型コロナ影響でカジュアルWD事業の ・ カジュアルWD事業はスマ婚・2次会くんの施⾏延期・
スマ婚・2次会くんで施⾏延期・キャンセル発⽣ キャンセルと固定費負担（地代家賃・⼈件費等）で10.8億円⾚字
− スマ婚シリーズ施⾏件数：△44件 平均単価 約230万円 ・ 婚活事業は1Q⾚字も、以降は⿊字継続
− 2次会くん施⾏件数 ：△183件 平均単価 約45万円
（単位：億円） FY 2020/3 FY 2021/3 増減額
・ 上記を主因に期初計画未達
売上⾼ 81.8 44.2 △37.5
−婚活事業 35.6 28.0 △7.5
（単位：億円） 期初計画 実績 増減額 −カジュアルWD事業 44.2 13.5 △30.6
売上⾼ 91.0 81.8 △9.1 営業利益 0.7 △21.7 △22.5
−婚活事業 8.1 2.5 △5.6
営業利益 2.3 0.7 △1.5
−カジュアルWD事業 3.8 △10.8 △14.6
経常利益 1.7 0.4 △1.2 経常利益 0.4 △20.8 △21.3
親会社株主に帰属する 親会社株主に帰属する
当期純利益 1.3 0.02 △1.2 当期純利益 0.02 △23.1 △23.1
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増資による資⾦調達
第三者割当による第8回及び第9回新株予約権の発⾏並びに新株式発⾏により8.3億円を調達
第三者割当による第8回及び第9回新株予約権 第三者割当による新株式
・新株予約権発⾏（割当先 EVO FUND）で6.7億円の ・ 新株式発⾏（割当先 当社役職員）で 1.6億円の
資⾦調達実施 ※ 2021年3⽉31⽇時点 資⾦調達実施
（第8回及び第9回新株予約権発⾏概要） （新株式発⾏概要）
割当⽇ 2020年12⽉7⽇ 払込⽇ 2021年3⽉29⽇
50,000個（1個につき100株） 発⾏新株式数 997,800株
新株予約権数量 −2021年3⽉31⽇時点で45,800個⾏使済み
−2021年5⽉7⽇全⾏使完了 調達資⾦額 1.6億円
対象株式数 5,000,000株 割当先 当社役職員13名
第8回（2.5万個）：前取引⽇終値×92％
⾏使価格
第9回（2.5万個）：前取引⽇終値×93％
7.2億円
調達資⾦額
− 2021年3⽉31⽇時点で6.7億円調達済み
⾏使期間 2020年12⽉8⽇〜2021年5⽉7⽇
割当先 EVO FUND
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債務超過に⾄った経緯まとめ
新型コロナ影響で当期純利益△23.1億円、増資による資⾦調達8.3億円も、2021年3⽉末に債務超過状態へ
2020/3末
新型コロナ影響 増資による資⾦調達
純資産額
（+8.3億円）
10.2億円
△14.2億円
０
2021/3末
新株式発⾏ ⾃⼰株式の
純資産額
による 減少等
資⾦調達 +0.6億円 △3.9億円
FY 2021/3 第8回及び第9回 +1.6億円
親会社株主に帰属する 新株予約権による
当期純利益 資⾦調達
△23.1億円 +6.7億円
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2. 債務超過解消に向けた取り組み
Tameny Inc. All rights reserved. ｜ 7
債務超過解消に向けた取り組みの概要
短期業績回復を実現 財務基盤強化
✓カジュアルWD事業の早期業績回復を実現 ✓エクイティファイナンスによる資⾦調達実施
・ 事業ポートフォリオを再構築、固定費圧縮（実施済み） ・ 第9回新株予約権発⾏により0.6億円調達（実施済み）
・ 事業構造転換を加速 −2020年12⽉7⽇EVO FUNDへ割当、2021年5⽉⾏使完了
− FB主体からNon-FB主体へ移⾏し安定的な結婚式を提供 ・ 第10回新株予約権発⾏により6.5億円調達（決議済み）
・ スマ婚シリーズ（挙式披露宴等）はコロナ前⽔準の施⾏へ −2021年5⽉31⽇EVO FUNDへ割当予定
− FY2020/3：1,454件 2021/3：540件 2022/3：1,732件 −2021年10⽉25⽇迄に⾏使完了予定
✓販売費及び⼀般管理費の固定費圧縮 ✓上記以外に
・ タメニー単体固定費（地代家賃・⼈件費等）1.4億円を圧縮 ⼿元流動性の確保に向けた資⾦調達⽅法を適宜検討
− 2021年3⽉期 単体固定費：37.6億円
− 2022年3⽉期 単体固定費：36.2億円（計画）
（単位：億円） FY 2021/3 FY 2022/3 増減額
売上⾼ 44.2 80.0 +35.7 2022年3⽉期中には債務超過を解消予定
営業利益 △21.7 3.5 +25.2
純資産：2021年3⽉末 △3.9億円 → 2022年3⽉末 5.5億円
経常利益 △20.8 2.6 +23.4
・利益剰余⾦ 前期末⽐＋2.4億円
親会社株主に帰属する
当期純利益 △23.1 2.4 +25.5 ・資本⾦及び資本準備⾦ 前期末⽐＋7.1億円
※ FB＝Food & Beverage：料理及び飲料 ※ タメニー単体：旧・㈱パートナーエージェントと旧・㈱メイションの単純合算 Tameny Inc. All rights reserved. ｜ 8
短期業績回復の実現に向けた施策
カジュアルWD事業の早期業績回復を実現 販売費及び⼀般管理費の固定費圧縮
✓事業ポートフォリオを再構築 ✓タメニー単体固定費1.4億円を圧縮
・ 成⻑領域であるフォトWDへ経営リソース集中（実施済み） ・ 2022年3⽉期計画の単体の販売費及び⼀般管理費は
− 拠点： スマ婚・2次会くん 7拠点統廃合 2021年3⽉期と同⽔準（YoY+1.1%）
フォトWD 4拠点新設 −⼈件費・地代家賃その他の固定費を圧縮：YoY△1.4億円
− スマ婚・2次会くん⼈員約30％をフォトWD等へ再配置 −なお、広告宣伝費・販売促進費・斡旋⼿数料等の変動費は
売上⾼回復に伴い増加：YoY+1.9億円
✓事業構造転換を加速
・ FB（Food & Beverage：料理及び飲料）主体から ⼈件費 地代家賃 その他 広告宣伝費・販売促進費
Non-FB主体へ移⾏し安定的な結婚式を提供
※ Non-FB：⼤規模な披露宴を⾏わない新たな結婚式
FY 2021/3 21.5億円 5.6億円 10.4億円 10.6億円 計 48.3億円
（挙式＋披露宴→挙式＋フォト・映像＋ドレス）
✓スマ婚シリーズ（挙式披露宴等）コロナ前⽔準の施⾏へ
スマ婚シリーズ
FY2020/3 FY 2021/3 FY 2022/3E 増減
（単位：件） FY 2022/3E 20.1億円 4.8億円 11.2億円 12.6億円 計 48.8億円
施⾏件数 1,454 540 1,732 +1,192
成約件数 1,562 753 2,045 +1,292 固定費 変動費
コスト管理を徹底し圧縮 売上⾼回復に伴い増加
受注残件数（期末） − 538 − − △1.4億円 ＋1.9億円
※ タメニー単体：旧・㈱パートナーエージェントと旧・㈱メイションの単純合算 Tameny Inc. All rights reserved. ｜ 9
2022年3⽉期 業績計画
カジュアルWD事業の早期業績回復と販管費圧縮で親会社株主に帰属する当期純利益は2.4億円を⾒込む
（単位：億円） 2021/3 2022/3 増減額
売上⾼ 44.2 80.0 ＋35.7
−カジュアルWD事業（※） 13.9 38.6 ＋24.7
営業利益 △21.7 3.5 ＋25.2
経常利益 △20.8 2.6 ＋23.4
親会社株主に帰属する
△23.1 2.4 ＋25.5
当期純利益
※ カジュアルWD事業は2022年3⽉期からの新区分としており、2021年3⽉期の数値も新区分にて算出しております。 Tameny Inc. All rights reserved. ｜10
財務基盤強化に向けた施策
第三者割当による新株予約権発⾏により7.1億円の資⾦調達予定
第三者割当による新株予約権
・第9回新株予約権（割当先 EVO FUND）で0.6億円の資⾦調達実施 ※2022年3⽉期⾏使分（4,200個）
・第10回新株予約権（割当先 EVO FUND）を5⽉14⽇発⾏決議、今期中に6.5億円の資⾦調達を予定
※ 割当先が⼀定期間において全部の新株予約権⾏使をコミットするコミット・イシュー
（第10回新株予約権発⾏概要）
全部コミット
割当⽇ 2021年5⽉31⽇ 原則、80取引⽇以内に全部の新株予約権⾏使をコミット
新株予約権数量 50,000個（1個につき100株） 前半コミット
原則、40取引⽇以内に
対象株式数 5,000,000株 200万株相当分の新株予約権⾏使をコミット
予約権発⾏価額 24円
⾏使価格 前取引⽇終値×93％ 株
価
調達予定資⾦額 6.5億円(差引⼿取概算額)
⾏使タイミング 原則、発⾏⽇翌取引⽇より80取引⽇間
⾄ ⾏使期間
全部コミット：原則80取引⽇以内 終了
コミット
前半コミット：原則40取引⽇以内に200万株相当分⾏使 （Ⅰ） （Ⅰ＋40取引⽇） （Ⅰ＋80取引⽇）
割当先 EVO FUND 発⾏⽇ ⾏使完了予定⽇
※ 株価についてはあくまで例であってこのような動きを取るものではございません。
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債務超過解消に向けた取り組みまとめ
短期業績回復と財務基盤強化で2022年3⽉期中には債務超過を解消予定
短期業績回復 財務基盤強化
第10回 2022/3末
新株予約権による 純資産額
資⾦調達
+6.5億円
5.5億円
第9回
2022/3 新株予約権による
親会社株主に帰属する 資⾦調達
０ 当期純利益 +0.6億円 ＋9.5億円
+2.4億円
2021/3末
純資産額
△3.9億円
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上場廃⽌基準に係る猶予期間について
2021年3⽉期の債務超過は、新型コロナウイルス感染症の影響に起因するものであるため、上場廃⽌基準（債務超過）に係る
猶予期間が、1年から2年に延⻑される⾒込みです。
なお、当該措置については、6⽉下旬に提出する有価証券報告書の内容を株式会社東京証券取引所が確認したうえで、
正式に決定される予定です。
また、今後におきましては、事業年度末⽇で債務超過の解消が確認されるまでの間、四半期ごとに当該取り組みに関する報告を
実施させていただきます。
免責事項
本資料は、業界動向及び事業内容について、当社グループによる現時点における予定、推定、⾒込み⼜は予想に基づいた将来展望に
ついても⾔及しております。これらの将来展望に関する表明の中には、様々なリスクや不確実性が内在します。
既に知られたもしくは未だ知られていないリスク、不確実性その他の要因が、将来の展望に関する表明に含まれる内容と異なる結果を
引き起こす可能性があります。また、当社グループの実際の将来における事業内容や業績などは、本資料に記載されている将来展望と
異なる場合があります。
本資料における将来展望に関する表明は、利⽤可能な情報に基づいて、当社グループによりなされたものであり、
将来の出来事や状況を反映して、将来展望に関するいかなる表明の記載も更新し、変更するものではありません。
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本件に関するお問い合わせ先
タメニー株式会社 IR担当
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TEL：03-6685-2800（IR直通／平⽇10時〜18時） Mail：ir-contact@tameny.jp
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