6174 P-デンタス 2021-11-12 16:00:00
2022年3月期 中間決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2022年3月期 中間決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年11月12日
上 場 会 社 名 株式会社デンタス 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 6174 URL https://www.dentas.jp/
代 表 者(役職名)代表取締役 (氏名)河野恭佑
問合せ先責任者(役職名)取締役管理部長 (氏名)大﨑 隆 (TEL) (088)657-3115
発行者情報提出予定日 2021年12月27日 配当支払開始予定日 ―
中間決算補足説明資料作成の有無 : 無
中間決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1.2022年3月期中間期の連結業績(2021年4月1日~2021年9月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
中間純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2022年3月期中間期 184 9.3 △41 ― △46 ― △43 ―
2021年3月期中間期 168 △22.2 △29 ― △1 ― △10 ―
(注) 中間包括利益 2022年3月期中間期 △47百万円(-%) 2021年3月期中間期 △12百万円(-%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
中間純利益
中間純利益
円 銭 円 銭
2022年3月期中間期 △111.00 ― ―
2021年3月期中間期 △28.33 ― ―
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2022年3月期中間期 737 75 6.7
2021年3月期 314 32 10.3
(参考) 自己資本 2022年3月期中間期 49百万円 2021年3月期 32百万円
2.配当の状況
年間配当金
中間期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭
2021年3月期 ― 0 00 0 00
2022年3月期 ―
2022年3月期(予想) 0 00 0 00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3.2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 728 101.5 △33 ― △28 ― △28 ― △71.76
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 有
※ 注記事項
(1)当中間連結会計期間における重要な子会社の異動
(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 有・無
新規 2 社 (社名)株式会社DSソリューション、アイオニック株式会社
除外 - 社 (社名)
(注)詳細は、(添付資料)13ページの「2.中間連結財務諸表及び主な注記(5)中間連結財務
諸表に関する注記事項」(当中間連結会計期間における重要な子会社の異動)」をご覧下さい。
(2)中間連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 有・無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 有・無
② ①以外の会計方針の変更 : 有・無
③ 会計上の見積りの変更 : 有・無
④ 修正再表示 : 有・無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2022年3月期中間期 406,666株 2021年3月期 366,666株
② 期末自己株式数 2022年3月期中間期 -株 2021年3月期 -株
③ 期中平均株式数 2022年3月期中間期 388,086株 2021年3月期中間期 366,666株
※ 中間決算短信は、公認会計士又は監査法人の中間監査の対象外です。
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報、お
よび合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく
異なる可能性があります。
業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての注意事項等については、中間決算
短信(添付資料)4ページの「1.経営成績等の概況(3)連結業績予想などの将来予測情報に関す
る説明」をご覧下さい。
㈱デンタス(6174) 2022年3月期中間決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………2
(1)経営成績の概況 ……………………………………………………………………2
(2)財政状態の概況 ……………………………………………………………………3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………4
(4)継続企業の前提に関する重要事象等について …………………………………4
2.中間連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………6
(1)中間連結貸借対照表 ………………………………………………………………6
(2)中間連結損益計算書及び中間連結包括利益計算書 ……………………………8
(3)中間連結株主資本等変動計算書 …………………………………………………10
(4)中間連結キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………12
(5)中間連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………13
(継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………13
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) …………………………13
(当中間連結会計期間における重要な子会社の異動) …………………………13
(会計方針の変更) …………………………………………………………………14
(追加情報) …………………………………………………………………………14
(企業結合等関係) …………………………………………………………………14
(セグメント情報等) ………………………………………………………………16
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㈱デンタス(6174) 2022年3月期中間決算短信
1.経営成績等の概況
(1)経営成績の概況
当中間連結会計期間(2021年4月1日~2021年9月30日)においては、世界経済は新型コロナ
ウイルス感染症(COVID-19)の拡大により大幅なマイナス成長となったものの、ワクチン接種率
の増加に伴い、特に欧米諸国では徐々に回復の兆しが見えております。またわが国経済において
は、変異株の発生による感染再拡大により一部地域において実施していた再度の緊急事態宣言や
まん延防止等重点措置が本年9月30日をもって解除されたものの、感染再拡大の懸念は当面続く
ものと考えられ、いまだ先行きは不透明であります。
また、当社グループが事業を営む歯科技工業界においても、引き続き新型コロナウイルス感染
症の影響による歯科クリニックの患者数減少に伴う受注の減少傾向が残るものの、徐々に回復の
兆しがみられております。
こうした事業環境のもと、当社グループは引き続き経営体制の見直しと共に、赤字の早期解消
に向けて経費の全面的な見直し、歯科技工現場における原価圧縮施策等の経営合理化を行うとと
もに、営業注力先の見直しや受注増に向けての技工現場ラインの見直し、取扱商品の見直し等に
注力して参りました。
また、2021年6月28日に株式を取得し子会社化したアイオニック株式会社については、当社の
中間連結会計期間末である本年9月30日をみなし取得日とし、当中間連結会計期間においては貸
借対照表のみを連結しております。
このような状況下、当中間連結会計期間における売上高は184,251千円(前年同期比9.3%増)、
営業損失は41,644千円(前中間連結会計期間は営業損失29,195千円)、経常損失は46,822千円
(前中間連結会計期間は経常損失1,949千円)、親会社株主に帰属する中間純損失は43,081千円
(前中間連結会計期間は親会社株主に帰属する中間純損失10,389千円)となりました。
(ア)売上高
売上高は184,251千円となり、前中間連結会計期間と比較して15,653千円(前年同期比9.3%増)
増加しました。これは主として、新型コロナウイルス感染症の影響により発生していた、歯科
技工売上減少の段階的な回復によるものであります。
(イ)販売費及び一般管理費
販売費及び一般管理費は81,954千円となり、前中間連結会計期間と比較して21,198千円(前年
同期比34.9%増)増加しました。これは主として、アイオニック株式会社の子会社化に伴うM
&A関連費用の計上によるものであります。
(ウ)営業利益
(ア)~(イ)の結果、41,644千円の営業損失となり、前中間連結会計期間と比較して12,448千円の
損失増加(前中間連結会計期間は営業損失29,195千円)となりました。
(エ)営業外損益
営業外収益は10,958千円となりました。これは主に、雇用調整助成金による助成金収入9,849千
円を計上したことによるものであります。また、営業外費用は16,136千円となりました。これ
は、主にM&Aに伴う金融機関に対するシンジケートローン手数料11,000千円及び支払利息
5,135千円の計上によるものであります。
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㈱デンタス(6174) 2022年3月期中間決算短信
(オ)経常利益
(ウ)~(エ)の結果、46,822千円の経常損失となり、前中間連結会計期間と比較して44,873千円の
損失増加(前中間連結会計期間は経常損失1,949千円)となっております。
(カ)法人税等
法人税、住民税及び事業税を215千円、法人税等調整額を△30千円それぞれ計上しております。
(2)財政状態の概況
①資産、負債および純資産の状況
当中間連結会計期間末における、資産、負債および純資産の状況は、次のとおりです。
(ア)流動資産
流動資産は504,995千円となり、前連結会計年度末と比較して294,448千円増加しました。
主な科目の増減及び増減理由は次のとおりです。
・現金及び預金が73,078千円増加しました。
これは主に、新規連結対象となったアイオニック株式会社の現金及び預金が加わったこと
によるものであります。
・電子記録債権が新たに30,186千円発生しました。
これは、アイオニック株式会社が連結対象となったことにより発生したものであります。
・商品及び製品が41,446千円、並びに原材料及び貯蔵品が109,163千円増加しました。
これは主に、アイオニック株式会社が連結対象となったことにより増加したものでありま
す。
(イ)固定資産
固定資産は232,429千円となり、前連結会計年度末と比較して128,618千円増加しました。
主な科目別の増減及び増減理由は次のとおりです。
・有形固定資産は93,133千円増加しました。
これは主に、アイオニック株式会社が連結対象となったことにより増加したものでありま
す。
・無形固定資産が36,188千円増加しました。
これは主に、アイオニック株式会社の株式取得に伴うのれんの計上によるものであります。
・投資その他の資産が703千円減少しました。
これは主に、長期貸付金の回収によるものであります。
(ウ)流動負債
流動負債は183,615千円となり、前連結会計年度末と比較して102,274千円増加しました。
主な科目別の増減は次のとおりです。
・アイオニック株式会社の連結に伴い支払手形及び買掛金が26,099千円増加しました。
・新規借入により、一年内返済予定の長期借入金が45,050千円増加しました。
(エ)固定負債
固定負債は478,517千円となり、前連結会計年度末と比較して277,799千円増加しました。主
な科目別の増減及び増減理由は次のとおりです。
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㈱デンタス(6174) 2022年3月期中間決算短信
・長期借入金が257,775千円増加しました。
これは主に、金融機関からの新規借入によるものであります。
・アイオニック株式会社の連結に伴い、退職給付に係る負債が21,383千円増加しました。
(オ)純資産
純資産は75,291千円となり、前連結会計年度末と比較して42,991千円増加しました。
これは主に、増資により資本金及び資本準備金がそれぞれ30,000千円増加したこと、及び
株式会社DSソリューションを新たに連結の範囲に含めたことに伴い非支配株主持分26,074
千円が計上された一方、親会社株主に帰属する中間純損失43,081千円の計上によるもので
す。
なお、2021年8月13日を効力発生とする減資を実施しており、これにより資本金が199,025
千円及び資本準備金が183,008千円それぞれ減少し、利益剰余金が382,034千円増加してお
ります。
②キャッシュ・フローの概況
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前
連結会計年度末と比較して73,078千円増加し、151,779千円となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであ
ります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、獲得した資金は8,515千円となりました(前中間連結会計期間は使用した資
金754千円)。これは主に、売上債権が55,135千円減少する一方で、税金等調整前中間純損失の
計上46,822千円及び仕入債務の減少8,168千円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は213,780千円となりました(前中間連結会計期間は使用した
資金5,269千円)。これは主に、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出214,575千
円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、獲得した資金は278,358千円となりました(前中間連結会計期間は獲得した
資金85,599千円)。これは主に、長期借入れによる収入220,000千円及び新株の発行による収入
60,000千円があったことによるものであります。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2022年3月期における通期連結業績予想につきましては、昨今の業績動向及び当中間連結会計
期間に実施したアイオニック株式会社の子会社化に伴う影響を踏まえ、2021年5月14日付の決算
短信で公表した業績予想を修正いたしました。
詳細につきましては、本日(2021年11月12日)公表の「連結業績予想の修正及び営業外費用の
計上に関するお知らせ」をご参照ください。
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㈱デンタス(6174) 2022年3月期中間決算短信
(4)継続企業の前提に関する重要事象等について
当社グループは、前連結会計年度において、重要な営業損失、経常損失、親会社株主に帰属す
る当期純損失及び営業キャッシュ・フローのマイナスを計上し、また、当中間連結会計期間にお
いても、営業損失41,644千円、経常損失46,822千円、親会社株主に帰属する中間純損失43,081千
円を計上しております。
当該状況により継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在しております。
当社グループは当該状況を解消し又は改善すべく、以下の対応策に取り組み、安定した収益基
盤の確立、コスト削減および資金調達等による、財務基盤の強化を目指してまいります。
具体的には次のとおりであります。
1.2021年6月28日付で、アイオニック株式会社を子会社化しております。同社は主にイオン歯
ブラシ*の製造販売を行っており、歯科医院向け商材他、新たな収益源となる新規ビジネスを模
索していた既存の当社グループと同社との連携によって、収益基盤の拡大とシナジー効果の創
出に努めてまいります。
*イオン歯ブラシ:内蔵されたリチウム電池から10~50マイクロアンペア(100万分の10~50ア
ンペア)の微弱電流(マイナスイオン)を流して、虫歯・歯周病・口臭の原因となる「歯垢」
を効率的に取り除く歯ブラシ
2.主要取引先であり、前述のアイオニック株式会社への共同出資を実施した株式会社シケンと
引き続き緊密に連携し、収益拡大を図ってまいります。
3. 人件費を含めた経費の全面的見直しを実施、不採算部門の縮小等リストラクチャリングを積
極的に推進し、キャッシュ・フローの最大化を目指してまいります。
4. 財務状態の改善を目指し、新たなファイナンスの検討を実施、同時に借入金等その他の資金
調達についても進めてまいります。
以上の対応策を中心とした経営の効率化を図り、安定的な収益基盤を構築すべく努めてまいり
ます。
しかしながら、これらの対応策は実施途上であり、計画が全て順調に推移するとは限らず、不
測の事態も考えられることから、現時点では継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められ
ます。
なお、中間連結財務諸表は継続企業を前提として作成されており、上記のような継続企業の前
提に関する重要な不確実性の影響を中間連結財務諸表には反映しておりません。
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㈱デンタス(6174) 2022年3月期中間決算短信
2 中間連結財務諸表及び主な注記
(1)中間連結貸借対照表 (単位:千円)
前連結会計年度 当中間連結会計期間
(2021年3月31日) (2021年9月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 78,700 151,779
受取手形及び売掛金 95,509 107,927
電子記録債権 ― 30,186
商品及び製品 19,197 60,643
仕掛品 1,143 7,752
原材料及び貯蔵品 8,951 118,114
その他 9,763 29,655
貸倒引当金 △2,720 △1,064
流動資産合計 210,547 504,995
固定資産
有形固定資産
建物 83,906 218,164
減価償却累計額 △48,121 △159,836
建物(純額) 35,785 58,328
機械装置及び運搬具 162,955 272,249
減価償却累計額 △152,558 △220,291
機械装置及び運搬具(純額) 10,397 51,959
工具、器具及び備品 50,575 307,036
減価償却累計額 △49,266 △294,238
工具、器具及び備品(純額) 1,309 12,798
リース資産 43,065 20,786
減価償却累計額 △33,908 △14,167
リース資産(純額) 9,157 6,619
土地 41,947 62,024
有形固定資産合計 98,595 191,728
無形固定資産
のれん ― 28,701
ソフトウエア ― 7,486
無形固定資産合計 ― 36,188
投資その他の資産
破産更生債権等 10,570 10,570
その他 5,215 4,512
貸倒引当金 △10,570 △10,570
投資その他の資産合計 5,215 4,512
固定資産合計 103,811 232,429
資産合計 314,359 737,424
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(単位:千円)
前連結会計年度 当中間連結会計期間
(2021年3月31日) (2021年9月30日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 28,572 54,671
一年内返済予定の長期借入金 11,815 56,865
リース債務 4,489 2,044
未払金 17,549 25,770
未払法人税等 4,466 485
未払消費税等 10,417 5,066
前受金 465 8,310
賞与引当金 ― 8,760
その他 3,566 21,641
流動負債合計 81,341 183,615
固定負債
長期借入金 191,336 449,111
リース債務 6,232 5,210
繰延税金負債 764 733
退職給付に係る債務 ― 21,383
資産除去債務 2,040 2,040
その他 344 39
固定負債合計 200,718 478,517
負債合計 282,059 662,133
純資産の部
株主資本
資本金 237,009 67,984
資本剰余金 183,008 30,000
利益剰余金 △391,406 △52,453
株主資本合計 28,612 45,530
その他の包括利益累計額
為替換算調整勘定 3,688 3,685
その他の包括利益累計額合計 3,688 3,685
非支配株主持分 ― 26,074
純資産合計 32,300 75,291
負債純資産合計 314,359 737,424
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(2)中間連結損益計算書及び中間連結包括利益計算書
中間連結損益計算書
(単位:千円)
前中間連結会計期間 当中間連結会計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
売上高 168,598 184,251
売上原価 137,038 143,941
売上総利益 31,559 40,310
販売費及び一般管理費 60,755 81,954
営業損失(△) △29,195 △41,644
営業外収益
受取利息 0 0
受取配当金 2 2
為替差益 2,217 7
貸倒引当金戻入額 9,844 ―
作業くず売却益 2,897 ―
助成金収入 10,014 9,849
給付金収入 3,762 ―
その他 522 1,097
営業外収益合計 29,263 10,958
営業外費用
支払利息 1,705 5,135
棚卸資産廃棄損 296 ―
シンジケートローン手数料 ― 11,000
その他 14 0
営業外費用合計 2,017 16,136
経常損失(△) △1,949 △46,822
特別損失
固定資産除却損 0 0
減損損失 8,394 ―
特別損失合計 8,394 0
税金等調整前中間純損失(△) △10,344 △46,822
法人税、住民税及び事業税 198 215
法人税等調整額 △152 △30
法人税等合計 45 184
中間純損失(△) △10,389 △47,006
非支配株主に帰属する中間純損失(△) ― △3,925
親会社株主に帰属する中間純損失(△) △10,389 △43,081
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中間連結包括利益計算書
(単位:千円)
前中間連結会計期間 当中間連結会計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
中間純損失(△) △10,389 △47,006
その他の包括利益
為替換算調整勘定 △1,852 △2
その他の包括利益合計 △1,852 △2
中間包括利益 △12,242 △47,008
(内訳)
親会社株主に係る中間包括利益 △12,242 △43,083
非支配株主に係る中間包括利益 ― △3,925
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(3)中間連結株主資本等変動計算書
前中間連結会計期間(自 2020年4月1日 至 2020年9月30日)
(単位:千円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 株主資本合計
当期首残高 237,009 183,008 △375,248 △44,770
当中間期変動額
親会社株主に帰属する
△10,389 △10,389
中間純損失(△)
株主資本以外の項目の
当中間期変動額(純額)
当中間期変動額合計 ― ― △10,389 △10,389
当中間期末残高 237,009 183,008 △385,638 34,380
その他の包括利益累計額
その他の包括利益 純資産合計
為替換算調整勘定
累計額合計
当期首残高 9,046 9,046 53,816
当中間期変動額
親会社株主に帰属する
△10,389
中間純損失(△)
株主資本以外の項目の当中
△1,852 △1,852 △1,852
間期変動額(純額)
当中間期変動額合計 △1,852 △1,852 △12,242
当中間期末残高 7,193 7,193 41,573
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当中間連結会計期間(自 2021年4月1日 至 2021年9月30日)
(単位:千円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 株主資本合計
当期首残高 237,009 183,008 △391,406 28,612
当中間期変動額
新株の発行 30,000 30,000 60,000
資本金から剰余金への振替 △199,025 199,025 ―
欠損填補 △382,034 382,034 ―
親会社株主に帰属する
△43,081 △43,081
中間純損失(△)
株主資本以外の項目の
当中間期変動額(純額)
当中間期変動額合計 △169,025 △153,008 338,952 16,918
当中間期末残高 67,984 30,000 △52,453 45,530
その他の包括利益累計額
その他の包括利益 非支配株主持分 純資産合計
為替換算調整勘定
累計額合計
当期首残高 3,688 3,688 ― 32,300
当中間期変動額
新株の発行 60,000
資本金から剰余金への振替 ―
欠損填補 ―
親会社株主に帰属する
△43,081
中間純損失(△)
株主資本以外の項目の当中
△2 △2 26,074 26,072
間期変動額(純額)
当中間期変動額合計 △2 △2 26,074 42,991
当中間期末残高 3,685 3,685 26,074 75,291
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(4)中間連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前中間連結会計期間 当中間連結会計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前中間純損失(△) △10,344 △46,822
減価償却費 5,785 4,885
減損損失 8,394 -
貸倒引当金の増減額(△は減少) △11,708 △1,655
棚卸資産廃棄損 296 -
受取利息及び受取配当金 △3 △3
助成金収入 △10,014 △9,849
給付金収入 △3,762 -
支払利息 1,705 5,135
シンジケートローン手数料 - 11,000
固定資産除却損 0 0
売上債権の増減額(△は増加) 24,835 55,135
棚卸資産の増減額(△は増加) 1,747 2,280
仕入債務の増減額(△は減少) △3,251 △8,168
為替差損益(△は益) △2,217 △7
その他 △9,496 △5,624
小計 △8,034 6,305
利息及び配当金の受取額 3 2
助成金の受取額 5,746 11,806
給付金の受取額 3,762 -
利息の支払額 △1,885 △5,132
法人税等の支払額 △346 △4,466
営業活動によるキャッシュ・フロー △754 8,515
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △5,419 △135
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出 - △214,575
その他 150 930
投資活動によるキャッシュ・フロー △5,269 △213,780
財務活動によるキャッシュ・フロー
長期借入れによる収入 100,000 220,000
長期借入金の返済による支出 △8,255 △17,175
リース債務の返済による支出 △3,179 △3,466
株式の発行による収入 - 60,000
非支配株主からの払込による収入 - 30,000
シンジケートローン手数料の支払額 - △11,000
その他 △2,966 -
財務活動によるキャッシュ・フロー 85,599 278,358
現金及び現金同等物に係る換算差額 △31 △14
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 79,543 73,078
現金及び現金同等物の期首残高 9,546 78,700
現金及び現金同等物の中間期末残高 89,089 151,779
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(5)中間連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
当社グループは、前連結会計年度において、重要な営業損失、経常損失、親会社株主に帰属す
る当期純損失及び営業キャッシュ・フローのマイナスを計上し、また、当中間連結会計期間にお
いても、営業損失41,644千円、経常損失46,822千円、親会社株主に帰属する中間純損失43,081千
円を計上しております。
当該状況により継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在しております。
当社グループは当該状況を解消し又は改善すべく、以下の対応策に取り組み、安定した収益基
盤の確立、コスト削減および資金調達等による、財務基盤の強化を目指してまいります。
具体的には次のとおりであります。
1.2021年6月28日付で、アイオニック株式会社を子会社化しております。同社は主にイオン歯
ブラシ*の製造販売を行っており、歯科医院向け商材他、新たな収益源となる新規ビジネスを模
索していた既存の当社グループと同社との連携によって、収益基盤の拡大とシナジー効果の創
出に努めてまいります。
*イオン歯ブラシ:内蔵されたリチウム電池から10~50マイクロアンペア(100万分の10~50ア
ンペア)の微弱電流(マイナスイオン)を流して、虫歯・歯周病・口臭の原因となる「歯垢」
を効率的に取り除く歯ブラシ
2.主要取引先であり、前述のアイオニック株式会社への共同出資を実施した株式会社シケンと
引き続き緊密に連携し、収益拡大を図ってまいります。
3. 人件費を含めた経費の全面的見直しを実施、不採算部門の縮小等リストラクチャリングを積
極的に推進し、キャッシュ・フローの最大化を目指してまいります。
4. 財務状態の改善を目指し、新たなファイナンスの検討を実施、同時に借入金等その他の資金
調達についても進めてまいります。
以上の対応策を中心とした経営の効率化を図り、安定的な収益基盤を構築すべく努めてまいり
ます。
しかしながら、これらの対応策は実施途上であり、計画が全て順調に推移するとは限らず、不
測の事態も考えられることから、現時点では継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められ
ます。
なお、中間連結財務諸表は継続企業を前提として作成されており、上記のような継続企業の前
提に関する重要な不確実性の影響を中間連結財務諸表には反映しておりません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
2021年6月25日開催の定時株主総会の決議に基づく第三者割当による新株式発行により、資本
金及び資本準備金がそれぞれ30,000千円増加、また、同定時株主総会の決議に基づき2021年8月
13日付で減資の効力が発生、資本金が199,025千円及び資本準備金が183,008千円それぞれ減少し、
利益剰余金が382,034千円増加しております。
以上の結果、当中間連結会計期間末において資本金が67,984千円、資本剰余金が30,000千円と
なっております。
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(当中間連結会計期間における重要な子会社の異動)
2021年4月に、アイオニック株式会社買収のための投資目的会社として株式会社DSソリューシ
ョンを株式会社シケンとの共同出資(当社持株比率76.9%)により設立し、当中間連結会計期間
より連結の範囲に含めております。
また、本年6月にアイオニック株式会社の株式を取得し子会社化しております。
なお、アイオニック株式会社については、当社の中間連結会計期間末である2021年9月30日を
みなし取得日とし、当中間連結会計期間においては貸借対照表のみを連結しております。
(会計方針の変更)
(収益認識に関する会計基準の適用)
「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基
準」という。)等を当中間連結会計期間の期首から適用し、約束した財又はサービスの支配が顧
客に移転した時点で、当該財又はサービスと交換に受け取ると見込まれる金額で収益を認識する
こととしております。
これにより、従来は、一部の取引について顧客から受け取る対価の総額で収益を認識しており
ましたが、返品されると見込まれる製品についての売上高及び売上原価相当額を認識しない方法
に変更しており、返品されると見込まれる商品の対価を返金負債として「流動負債」の「その
他」に、商品を回収する権利として認識した資産を返品資産として「流動資産」の「その他」に
含めて表示しております。
収益認識会計基準等の適用については、収益認識会計基準第84項ただし書きに定める経過的な
取扱いに従っており、当中間連結会計期間の期首より前に新たな会計方針を遡及適用した場合の
累積的影響額を、当中間連結会計期間の期首の利益剰余金に加減し、当該期首残高から新たな会
計方針を適用しております。
この結果、従来の方法と比べて、当中間連結会計期間の売上高、売上原価、営業損失、経常損
失、税金等調整前中間純損失に与える影響はありません。また、利益剰余金の当期首残高に与え
る影響はありません。
(追加情報)
(時価の算定に関する会計基準の適用)
「時価の算定に関する会計基準」(企業会計基準第30号 2019年7月4日。以下「時価算定会計
基準」という。)等を当中間連結会計期間の期首から適用し、時価算定会計基準第19項及び「金
融商品に関する会計基準」(企業会計基準第10号 2019年7月4日)第44-2項に定める経過的な
取扱いに従って、時価算定会計基準等が定める新たな会計方針を、将来にわたって適用すること
としております。なお、時価をもって中間連結貸借対照表価額とする金融商品を保有しておらず、
中間連結財務諸表に与える影響はありません。
(企業結合等関係)
取得による企業結合
(1)企業結合の概要
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㈱デンタス(6174) 2022年3月期中間決算短信
①被取得企業の名称及びその事業の内容
被取得企業の名称 アイオニック株式会社
事業内容 オーラルケア製品の開発、製造及び販売
②企業結合を行った主な理由
当社及び連結子会社2社(Cebu Dentas International,Inc.及び有限会社マリンデン
タル)からなる当社グループは、これまでCAD/CAM機器や3Dプリンター等のデジタル機
器を活用し、歯科技工物生産プロセスの変革と歯科技工業界の活性化を目指してまいり
ました。
また当社は、昨年より社長をはじめ取締役として歯科医師を招聘し、新規の歯科関連
ビジネスの模索と既存の歯科技工関連ビジネスとのシナジー創出に努めてまいりました。
また、被取得企業は、『一本の歯ブラシで、人々のお口の健康を通じて全身の健康を
守り、一生笑顔で過ごす「スマイル100才®」の実現に貢献します。』をミッションに掲
げ、イオンの効果により歯垢を効率的に落とすイオン歯ブラシのリーディングカンパニ
ーとして国内及び海外へと進出しております。
そこで当社グループにとって本件企業結合は、新たなビジネスモデルの獲得とともに、
これまで培ってきた歯科技工における知見と歯科クリニック及び歯科医師とのネットワ
ークを最大限に活かし、当社グループの事業拡大並びに収益力の向上を実現し、企業価
値の向上に資するものと考えております。
③企業結合日
2021年6月28日
④企業結合の法的形式
現金を対価とする株式取得
⑤結合後企業の名称
名称の変更はありません。
⑥取得した議決権比率
76.9%
⑦取得企業を決定するに至った主な根拠
当社が現金を対価として株式を取得したことによるものです。
(2)被取得企業の取得原価及び対価の種類ごとの内訳
株式譲渡先からの強い要望により非開示とさせていただきます。
(3)主な取得関連費用の内訳及び金額
アドバイザリー費用等 35,487千円
(4)発生したのれんの金額、発生原因、償却方法及び償却期間
①発生したのれんの金額
28,701千円
②発生原因
今後の事業展開によって期待される将来の超過収益力から発生したものであります。
③償却方法及び償却期間
内容を精査中であるため、未確定であります。
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㈱デンタス(6174) 2022年3月期中間決算短信
(5)企業結合日に受け入れた資産及び引き受けた負債の額並びにその主な内訳
流動資産 357,759千円
固定資産 265,295千円
資産合計 623,054千円
流動負債 72,978千円
固定負債 121,383千円
負債合計 194,361千円
(セグメント情報等)
当社グループは、当中間連結会計期間においては歯科技工関連事業の単一セグメントであるた
め、記載を省略しております。
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