[証券コード・6167 東証1部]
2019年3月期 決算説明資料
匠の技と信頼の輪
匠の技と信頼の輪
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 0
目 次
page
Ⅰ： 会社概要 2
Ⅱ： 当社の特⻑ 6
Ⅲ： 2019年3月期 業績概要 14
Ⅳ： 2020年3月期 業績⾒通し 22
Ⅴ： 成⻑戦略（中期経営計画） 28
Ⅵ： 参考資料 41
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 1
page
Ⅰ： 会社概要 2
Ⅱ： 当社の特⻑ 6
Ⅲ： 2019年3月期 業績概要 14
Ⅳ： 2020年3月期 業績⾒通し 22
Ⅴ： 成⻑戦略（中期経営計画） 28
Ⅵ： 参考資料 41
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 2
会社概要
会社概要
商号 ： 冨士ダイス株式会社 創業 ： 1949年6月
所在地 ： 東京都大田区下丸⼦2-17-10 設⽴ ： 1956年4月
資本⾦ ： 164百万円 事業目的 ： 超硬合⾦製の耐摩耗工具・⾦型の製造・販売
代表者 ： 代表取締役社⻑ ⻄嶋 守男 従業員数 ： 1,145名（2019年3月期末、連結）
拠点 （2019年3月31日現在）
国内拠点 海外拠点
● 主要生産拠点 7ヶ所 ・5ヶ国
● 営業拠点 13ヶ所
中国
（上海）
郡山製造所 インド
（ハリヤーナー）
大阪工場 本社
タイ
営業拠点 （チョンブリ）
社屋
岡山製造所 2ヶ所
秦野工場
新和ダイス マレーシア
（ペナン）
営業拠点 インドネシア
熊本製造所 営業拠点兼生産拠点 （カラワン）
名古屋工場
（※インド休眠中）
※2017年5月に門司工場を閉鎖し、生産設備を熊本製造所に移管 3
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved.
事業内容 製品区分
超硬合⾦製を中心とした工具・⾦型（耐摩耗工具）製造に特化
超硬製工具類 超硬製⾦型類
• ダイス、プラグ • ⾃動⾞部品製造用
• 溝付きプラグ • 製缶用
• 熱間圧延ロール • 電池関連用 等
• 超⾼圧発生用工具 等
28.5%
連結販売⾼
連結販売⾼
2019年3月期
2019年3月期
23.3%
その他の超硬製品 超硬以外
• 超硬合⾦素材 • 鋼製品
• KF2製品
• 半導体製造装置用部品 等
• セラミックス製品
• ダイヤモンド研削砥石
25.1%
• FHR製品
• 銅タン
連結販売⾼ • NFメタル
2019年3月期 連結販売⾼
2019年3月期 • 引抜鋼管 等
23.1％
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 4
様々な製品の製造工程に用いられる
お客様の製造工程における生産性（加工速度や精度）向上に直結する
超⾼精度の工具・⾦型を提供
お客様の
当社工具・⾦型 最終製品例
飲料缶 携帯電話・スマートフォン 光学機器
ダイス・プラグ 冷間鍛造用金型
輸送⽤機械
家電製品
製缶工具 絞り加工用金型
燃料電池 医療⽤機器 航空機
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 5
page
Ⅰ： 会社概要 2
Ⅱ： 当社の特⻑ 6
Ⅲ： 2019年3月期 業績概要 14
Ⅳ： 2020年3月期 業績⾒通し 22
Ⅴ： 成⻑戦略（中期経営計画） 28
Ⅵ： 参考資料 41
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 6
当社の特⻑ ハイライト
POINT1
超硬耐摩耗工具業界で⻑期に亘り国内トップ
受注生産・直販体制、全国をカバーするネットワーク
POINT2
取引先は約3千社、業種も多岐に亘る
POINT3
一貫生産体制により様々なオーダーに柔軟に対応
POINT4
開発⼒-生産技術⼒-営業⼒が競争⼒の源泉
POINT5
堅固な財務基盤
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 7
POINT1
耐摩耗工具専業国内トップメーカー
国内超硬耐摩耗工具業界で当社は⻑期に亘り、トップシェアを堅持
少量多品種の⾼付加価値製品の販売が主で、販売価格は安定して推移
超硬耐摩耗工具・国内出荷額シェアの推移 製品の平均単価の推移
当社
• 完成品の割合が⾼い
単
価
×3〜4
業界平均
• 素材売りの割合が⾼い
（年度）
出所：日本機械工具工業会
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 8
POINT2
全国をカバーするネットワーク
業界最大の約100名の営業員による直接販売網を構築
メンテナンス（修理・再研磨）により⾼いリピート率を実現
拠点網 （2019年3月31日現在） 顧客との強固なネットワーク
リレーションを強化することにより、顧客の
主要生産拠点 7ヶ所 要望に対しタイムリーに対応
郡山、秦野、名古屋、大阪、岡山
熊本、新和ダイス（山梨）
顧客の生産効率アップに繋がる提案が可能
営業拠点 13ヶ所
郡山、埼玉、秦野、栃木、東京
当社
岡山、大阪、名古屋、北陸
熊本、門司、本社（輸出部） 営業
冨士シャフト（福島） 営業拠点 顧客工場
問い合わせ
指示
●
●
●
製品
● 修理・メンテナンス
● ●
●
生産拠点
● ● ●
● ●
● ●
● ●
●
●
●
●
顧客ニーズ
製品⾃体の耐摩耗性や精度の⾼さ
※2017年5月に門司工場を閉鎖し、生産設備を熊本製造所に移管 設計思想や生産体制に合った製品
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 9
POINT2
受注生産・直販体制、取引先は約3千社に上る
少量多品種の顧客毎のカスタムメイドの受注生産・直接販売を⾏う
取引社数は約3千社、業種も幅広い
特定の系列に属さない独⽴系のため様々な業界、企業と取引が可能
事業フロー 顧客産業分類別売上構成⽐率
⾦型・工具
製品
向け素材 輸送用機械
ア 15.7％ 20.7%
￥
ッ
部 セ
その他
品 ン
原料 製品 ブ 7.5％
商 当 メ
社 社 ー リ 単体ベース
ー 電機・ （2019年3月期） 鉄鋼
カ ￥
￥
ー メ 電⼦部品 18.7％
素 ー 10.1％
材 カ
製品 メ 製品 ー 生産・
ー 業務用機械 非鉄⾦属・
カ 12.2％ ⾦属製品
￥ ー ￥ 15.1％
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 10
POINT3
一貫生産体制により様々なオーダーに対応
設計から原料粉末の調製、焼結、機械加工、製品検査まで一貫した受注生産体制
⾼度な粉末冶⾦技術と加工技術
様々なオーダーに対し柔軟に対応が可能（多品種・少量生産）
調粉 冶⾦
受注設計 原料 造粒 成形 焼結
（検査・調製・粉砕・混合）
製造
HIP 超硬合⾦素材 加工 検査 包装
（熱間静水圧プレス）
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 11
POINT4
開発⼒－生産技術⼒－営業⼒が競争⼒の源泉
開発⼒、生産技術⼒、営業⼒が相まって、⾼い競争⼒を創出
営業⼒
耐摩耗工具に特化 全国をカバーする
⼀貫生産体制 直販体制
ノウハウが蓄積 高い競争⼒
幅広い業種の
顧客獲得
生産
¥¥
技術⼒ 開発⼒
熟練した技能者集団と ⾼度な粉末冶⾦技術
最新鋭の加工設備 豊富な素材開発実績
いつでも、どこでも、
何でも間に合う
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 12
POINT5
堅固な財務基盤
創業以来現在に至るまで⿊字経営を継続し、⾼い⾃⼰資本⽐率を維持
⼿元資⾦も潤沢
純資産・⾃⼰資本⽐率推移 ネットキャッシュ残⾼・フリーCF推移
（百万円）
※ネットキャッシュ＝
（現預⾦＋有価証券）－（短期借⼊⾦＋1年内返済予定の⻑期借⼊⾦＋⻑期借⼊⾦）
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 13
page
Ⅰ： 会社概要 2
Ⅱ： 当社の特⻑ 6
Ⅲ： 2019年3月期 業績概要 14
Ⅳ： 2020年3月期 業績⾒通し 22
Ⅴ： 成⻑戦略（中期経営計画） 28
Ⅵ： 参考資料 41
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 14
2019年3月期の事業環境
鉱工業生産指数は緩やかな上昇傾向が続く
超硬耐摩耗工具出荷額は2016年7-9月期より11四半期連続で前年を超える水準
超硬耐摩耗工具市場でトップシェア（約３０％）を永年に亘って維持
超硬工具出荷額（指数）推移 超硬工具出荷額と当社市場シェア（2018年度）
焼結体工具 330億円（8.5%）
その他工具 193億円（4.9%）
鉱山土木工具 90億円（2.3%）
超硬耐摩耗工具
411億円
（10.5%）
切削工具
2,885億円
（73.8%）
31.9％
当社シェア
2016年 2017年 2018年 2019年 超硬工具出荷額 合計3,909億円 （131億円）
出所：日本機械工具工業会 『超硬工具統計』 出所：日本機械工具工業会 『超硬工具統計』
経済産業省 『鉱工業指数』
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 15
2019年3月期の総括
連結売上⾼ 18,356 百万円
（前期⽐ 102.0％）
（計画⽐ 100.3％）
連結経常利益 1,348 百万円
（前期⽐ 91.6％）
（計画⽐ 94.3％）
売上⾼、経常利益ともに概ね計画水準で着地。
需要分野別では“輸送用機械”や “鉄鋼”向け工具、“⾦型・工具向け素材”が好調を
維持。製品別では、特に熱間および冷間圧延ロール、超⾼圧発生用工具の販売が
堅調に推移。製缶⾦型や光学素⼦成形用⾦型の販売も増加した。
利益面では、タングステンやコバルト等の原材料価格⾼騰の影響により、前期⽐
減益となった。
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 16
（単位：億円）
経常利益 増減要因（前期⽐）
売上⾼
の増加
3.6
5.7
その他
1.3 0.2 2.4
原材料費等
の増加 労務費 減価償却費
人件費 の増加
の増加
14.7
前期比▲1.2億円（同▲8.4％） 13.4
11.1
2018/3期 2019/3期
（単位：億円）
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 17
連結損益計算書 （前期⽐）
（単位：百万円、下段は構成⽐） 主な増減要因
2019年3月期 ▷売上⾼
2018年3月期 •超硬製工具類：混錬工具や超⾼圧発
前期⽐ 生用工具、ロール（熱間圧延用・冷
間圧延用）の販売が堅調。
17,990 18,356
売上⾼ 102.0％
（100.0%） （100.0%）
•超硬製⾦型類：粉末成形⾦型の販売
4,881 5,234 が低調も、製缶⾦型、光学素⼦成形
超硬製工具類 107.2％ 用⾦型の販売が増加。
（27.1%） （28.5%）
4,199 4,280
超硬製⾦型類 101.9％ •その他の超硬製品：半導体生産用の
（23.3％） （23.3％） 超硬⾦型素材や半導体製造装置用部
品、スマホ部品生産用の超硬⾦型素
3,970 4,245
その他の超硬製品 106.9％ 材、引抜加工用の冶工具の販売が堅
（22.1%） （23.1%）
調に推移。
4,939 4,596
超硬以外 93.1％
（27.5%） （25.1%） •超硬以外：鋼製の電池用⾦型や製缶
⾦型、KF2製の混練工具やダイヤモ
4,648 4,512 ンド研削砥石の販売が低調。
売上総利益 97.1％
（25.8%） （24.6%）
3,182 3,239 ▷営業利益
販管費 101.8％ タングステンやコバルト等の材料費
（17.7%） （17.6%）
の⾼騰が影響。
1,465 1,272
営業利益 86.8％
（8.1%） （6.9%） ▷親会社に帰属する当期純利益
前期の親会社株主に帰属する当期純利
1,473 1,348
経常利益 91.6％ 益の減益要因であった、連結⼦会社の
（8.2%） （7.3%） 減損損失がなくなったこと等による。
親会社株主に 932 950
101.9％
帰属する当期純利益 （5.2%） （5.2%）
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 18
連結貸借対照表サマリー
（単位：百万円、下段は構成⽐）
2019年3月期末 主な増減要因
2018年3月期末
（単位：百万円）
前期末⽐増減
▷流動資産
14,756 14,103
流動資産 ▲653 現⾦及び預⾦ ▲1,160
（56.2%） （54.8%）
原材料及び貯蔵品 ＋336
11,488 11,649
固定資産 ＋160
（43.8%） （45.2%） ▷固定資産
機械装置及び運搬具 ＋360
26,245 25,752 投資有価証券 ▲75
資産合計 ▲493
（100.0%） （100.0%） ⻑期性預⾦ ▲74
6,047 5,229
流動負債
（23.0%） （20.3%）
▲818 ▷流動負債
短期借⼊⾦ ▲352
1,800 1,774 未払費用 ▲180
固定負債 ▲25 未払法人税等 ▲139
（6.9%） （6.9%）
7,847 7,003
負債合計 ▲844
（29.9%） （27.2%） ▷純資産
利益剰余⾦ ＋490
18,397 18,749 為替換算調整勘定 ▲63
純資産合計 ＋351
（70.1%） （72.8%）
26,245 25,752
負債・純資産合計 ▲493
（100.0%） （100.0%）
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 19
連結キャッシュフローサマリー
（単位：百万円）
2019年3月期
主な内容
（単位：百万円）
現⾦及び現⾦同等物期⾸残⾼ 6,539
▷営業キャッシュフロー
税⾦等調整前当期純利益 1,334
減価償却費 1,098
営業キャッシュフロー 925 たな卸資産の増減額 ▲704
未払⾦の増減額 ▲185
未払費用の増減額 ▲180
投資キャッシュフロー ▲1,228
▷投資キャッシュフロー
有形固定資産の取得による支出
▲1,186
財務キャッシュフロー ▲892
▷財務キャッシュフロー
短期借⼊⾦の返済による支出
現⾦及び現⾦同等物期末残⾼ 5,319 ▲380
配当⾦の支払額 ▲459
フリーキャッシュフロー ▲302
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 20
四半期業績推移
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 21
page
Ⅰ： 会社概要 2
Ⅱ： 当社の特⻑ 6
Ⅲ： 2019年3月期 業績概要 14
Ⅳ： 2020年3月期 業績⾒通し 22
Ⅴ： 成⻑戦略（中期経営計画） 28
Ⅵ： 参考資料 41
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 22
連結業績計画
前期からの需要増に対応した要員拡充に伴う人件費の増加、設備機器の⽼朽代替
費の増加、原材料費の⾼騰によるコスト増を⾒込む。
営業利益は前年⽐で減益となるものの売上⾼、親会社株主に帰属する当期純利益
では、前年⽐で増収増益の⾒通し （単位：百万円、下段は構成⽐）
2020年3月期
2019年3月期
計画 前期⽐
18,356 18,700
売上⾼ 101.9％
（100.0%） （100.0%）
1,272 1,230
営業利益 96.7％
（6.9%） （6.6%）
1,348 1,390
経常利益 103.0％
（7.3%） （7.4%）
親会社株主に帰属する 950 990
104.1％
当期純利益 （5.2%） （5.3%）
設備投資（※1） 1,436 1,004 69.9％
減価償却費 1,098 1,151 104.8%
※1：有形固定資産分のみ Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 23
顧客 主要産業分類別状況-1（単体ベース、売上⾼）
輸送用機械 生産・業務用機械
（単位：億円） （単位：億円）
＜2019年度＞ ＜2019年度＞
増加の⾒込み 微増の⾒込み
・環境対策⾞および次世代⾃動⾞向けの部品成形用 ・⾼圧関連工具が増加
⾦型の受注が堅調 ・光学機器用⾦型は微増
・半導体製造装置向け部品は減少
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 24
顧客 主要産業分類別状況-2（単体ベース、売上⾼）
鉄鋼 非鉄金属・金属製品
（単位：億円） （単位：億円）
＜2019年度＞ ＜2019年度＞
微増の⾒込み 微増の⾒込み
・国内外⾼炉メーカー向け工具が横展開により増加 ・主⼒製品のひとつである飲料缶の成形⾦型は微増
・家電向け非鉄⾦属加工用工具は微減
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 25
顧客 主要産業分類別状況-3（単体ベース、売上⾼）
電機・電子部品 金型・工具向け素材
（単位：億円） （単位：億円）
＜2019年度＞ ＜2019年度＞
微増の⾒込み 全体としては微増の⾒込み
・磁石、電池向け⾦型は前期⽐微増 ・次世代⾃動⾞向け工具素材の拡販を進め前期⽐増
・半導体素材の成形工具は前期並みを予想 ・超硬素材は米中貿易摩擦の影響で、半導体向けを
中心に減少を予測するが、価格改定を進めており
全体では微増を目指す
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 26
株主還元⽅針
連結配当性向を50％を目処に適切な利益配分を実施
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 27
page
Ⅰ： 会社概要 2
Ⅱ： 当社の特⻑ 6
Ⅲ： 2018年3月期 業績概要 14
Ⅳ： 2019年3月期 業績⾒通し 22
Ⅴ： 成⻑戦略（中期経営計画） 28
Ⅵ： 参考資料 41
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 28
成⻑戦略（中期経営計画：2018-2020年）
－ 事業環境⾒通しと対処すべき課題 －
持続的な成⻑に向けた、当社を取り巻く事業環境⾒通しと対処すべき課題
事業環境⾒通し 対処すべき課題
当社の事業経営に大きな影響を 需要増に対応する生産体制の整備
およぼす可能性のある因子 将来の社会変化への準備
• 次世代⾃動⾞への転換 • 供給能⼒の向上
• 原材料（レアメタル）の価格上昇 • 価格競争⼒の向上
• ラグビーW杯、東京五輪に向けた各種 • 生産効率の改善（IoT/AIの効果的活用）
需要の盛り上がり（家電・カメラ、建 • 原材料の安定調達（量、価格）
設需要等） • 変化する市場環境への対応（素材開発、
• 環境負荷の低減要請の⾼まり 精密加工）
• IoT/AI社会の到来・浸透 • 人材の確保
• 日本の人口減少 • 2020五輪後の持続的成⻑の種まき
• 中国・アセアン各国の経済成⻑
成⻑⼒ 市場対応 海外展開 製品技術
収益⼒ 開発⼒
供給⼒
収益⼒
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 29
成⻑戦略（中期経営計画） 重要施策
〜基本コンセプト〜
受注増への対応と、将来の社会変化への準備
1 成⻑⼒・収益⼒の強化 2 顧客ﾆｰｽﾞの変化への柔軟な対応
顧客要望に応える為、供給能⼒の増強に取り組 市場動向に即したソリューション提供による
み売上高増加を図る 顧客の主要サプライヤーを目指す
•人員の増強 • ⾃動⾞産業の転換に対応した組織的な情報収集
•冶⾦工場の拡充と生産設備の増設 （ワーキンググループ設置・運用等）
•工場・設備の集約 • 営業部門と生産部門の円滑な情報共有
•生産設備の⾃動化や改善活動 • 効果的な設備投資
（外部機関との連携含）による効率改善 • 市場規模に応じた人員配置
•改善活動、技術開発等による製造原価低減 • 開発ｾﾝﾀｰを活用した積極的な試作品投⼊
•不採算製品の⾒直し
•ITの活用による業務効率向上
3 海外事業の加速 4 新製品開発・新技術開発
海外子会社、輸出の両輪での売上拡大を目指す 新製品・新技術の開発をスピードアップ
• アジア地域における売上増加 • 市場調査・分析から開発、製品化、生産移管
（⾼付加価値製品の拡販、非日系顧客の開拓） まで一貫で進める体制構築
• ローカル人材の早期戦⼒化・定着 • 生産⽅式の革新を目指し、製造原価低減、設
• 海外⼦会社の経営管理の充実 備ツール選定、加工⽅式、内製による設備開
発の推進体制を整備
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 30
1 成⻑⼒・収益⼒の強化
生産体制・生産品種の最適化
IT化による各種情報の一元化
生産の⾃動化や省人化などの生産工程の効率化
《生産部門の施策》
生産効率10％以上の改善施策
▼主な施策 IT（情報技術）と生産体制構築による生産効率向上
Step 1 Step 2 Step 3
・工程管理システム ・生産情報の⼀元管理 ・IoT技術の導入による
IT関連
による生産日程の （図面・加工データ） 生産計画の最適化
最適化
・⾃動化、省⼈化
・生産体制再構築 ライン配置 ・⾃動化ラインの横展開
生産関連 （生産効率化・ ①：検査⾃動化ライン ・工場集約
環境対応） ②：MCライン ・子会社対応の拡大
③：異工程連動 他
※Step1・Step2並⾏展開
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 31
1 成⻑⼒・収益⼒の強化
生産体制・生産品種の最適化
IT化による各種情報の一元化
生産の⾃動化や省人化などの生産工程の効率化
《生産部門の効率化への取り組み》-1
導入工程 時期 内 容 効 果 画 像
（作業時間・稼動）
●MCライン 2018 ｱｰﾑ付きﾛﾎﾞｯﾄ導⼊し、 効果を検証中
（加工設備） 年度 ｾｯﾄ治具を充実させ、
MC機の稼働率を向上
●超精密加工 2018 棒状製品の⾃動研磨 ⾃動化により （イメージ図）
年度 （ｻﾌﾞﾐｸﾛﾝﾚﾍﾞﾙの幾何 1ｾｯﾄ当たり加工時間
公差 [円筒度] 実現） 58％ 削減
(特定製品での効果)
●粉末〜素材製作 2018 熱間ﾛｰﾙ素材用の粉末 2017年度⽐
年度 調製条件及び焼結条件 U系ﾛｰﾙの焼結能⼒
改善によりﾛｰﾙ製品の 200％
素材焼結重量が向上
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 32
1 成⻑⼒・収益⼒の強化
生産体制・生産品種の最適化
IT化による各種情報の一元化
生産の⾃動化や省人化などの生産工程の効率化
《生産部門の効率化への取り組み》-2
導入工程 時期 内 容 効 果 画 像
（作業時間・稼動）
●作図工程 2018 生産部門CADﾃﾞｰﾀ等を 2018.7月から運用開始し、
年度 共有し重複作業を削減 2019.1-3月平均で
2017年度⽐
作業時間 35％削減
異なる粒度の混在砥石を適用
●研削加工工程 2018 砥石の仕様改善による 2017年度⽐
年度 加工効率の向上 加工時間 最大47％削減
（特定製品での効果） 別仕様の混在砥石も検討予定
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 33
2 顧客ニーズの変化への柔軟な対応
既存重点市場の維持拡販を⾏いつつ、成⻑分野の主要ｻﾌﾟﾗｲﾔｰを目指す
既存重点市場の維持拡販 営業⼒の強化
• 半導体関連、缶器、ステアリング工具、レンズ⾦型 1. 営業部門の再編
などを重点市場と定め、既存顧客の深堀、同業への ・地域の市場規模に応じた人員配置
横展開を含め、維持拡販を図る （名古屋営業所の移転実施：2018年6月）
• 超硬合⾦の性能の⾼さ（硬度、製品寿命、変形しに 2. ｿﾘｭｰｼｮﾝ営業の強化
くさ等）を改めて訴求し、従来特殊鋼が用いられて ・顧客の新製品⽴上げ支援
いた工程で超硬合⾦製の工具・⾦型への転換を提案 （製品開発初期からの協業、積極的な試作品投⼊）
し、新規案件を開拓
3.営業員の能⼒開発
・階層別教育の拡充（外部講習、e-ﾗｰﾆﾝｸﾞ等）
・ﾀﾚﾝﾄﾏﾈｼﾞﾒﾝﾄｼｽﾃﾑ導⼊による個の⼒量把握と向上支援
4. IT利活用による一層の業務効率改善
・SFA（営業支援ｼｽﾃﾑ）やﾓﾊﾞｲﾙの⾼度利用による
緊密なｺﾐｭﾆｹｰｼｮﾝと顧客/技術ﾅﾚｯｼﾞの共有化の促進
・社内の各種文書のﾃﾞｼﾞﾀﾙ化推進
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 34
2 顧客ニーズの変化への柔軟な対応
⾼精度・⾼精密が求められ、当社が優位な製品分野で更なる拡販
次世代⾃動⾞ 高圧発生装置 光学機器
成形 加工 成形
ＨＶ・PHV 人工ダイヤモンド・
アルミ、鉄 ＦＣＶ・EVなど カーボン材料 レンズ材料 カメラ等の
新素材開発 レンズ
冷間鍛造⾦型 成形用⾦型
抜き・絞り⾦型他 高圧用工具
次世代⾃動⾞向けモーター、電池等、
⾃動⾞/航空宇宙向け切削工具の需要 カメラの生産台数は減少傾向も大径
従来から取り組んでいる製品は、採用
増加⾒込みにより、人工ダイヤモンド、 レンズの需要拡大⾒込み（コア客、
される⾞種増加に伴い増加を⾒込む
CBN（窒化ホウ素：研磨剤）生産用の 五輪等のスポーツイベント開催）
⾼圧発生装置用工具が需要拡大⾒込み
2019年度は燃料電池⾞向け⾦型の
量産化により売上増が⾒込まれる ⾦型の大型化で売上⾦額拡大
12 次世代⾃動⾞売上⾼（兆円/年） ダイヤ＆CBN工具生産⾼（億円/年） レンズ交換式カメラ生産台数（百万台/年）
10 450 15
8
10
6
350
4
5
2
0 250 0
2015 2016 2017 2018 2019 2015 2016 2017 2018 2019 2015 2016 2017 2018 2019
推計 (当社推計) (当社推計)
※出所：㈱ＳＧ総研データを元に当社加工 ※出所：日本機械工具工業会 ※出所：カメラ映像機器工業会
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 35
3 海外事業の加速
2018年10月1日付で海外事業管理部を新設。
海外展開の強化、更なる売上拡大を図る。
ヨーロッパ 輸出部 北⽶
ASEAN・東アジア・インド 韓国
・未進出の国や新規市場へ、日本からの
富士模具（上海） 輸出拡大に対応。
台湾
中⽶
Fujilloy Thailand
海外事業管理部
Fujilloy Malaysia
・海外子会社4拠点の経営強化と拡大計画
Fujilloy Indonesia の⽀援に注⼒。
・海外全体の売上拡大に向けた事業戦略と
マーケティング計画を策定。
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 36
3 海外事業の加速
海外⼦会社、輸出の両輪での売上拡大を目指す
海外売上高および海外売上高比率の推移
Fujilloy Malaysia (FMS)
本社からの輸出販売をサポートする販売拠点のため、法人と
百万円 しての売上計上額は少ない。 電⼦半導体向け販売が中心。
3,500 ＜課題＞
●新規市場の拡大。ベトナム、フィリピンへの拡販強化
3,200
3,001
2,935 富士模具・上海 (FSC）
3,000
販売拠点として中国の成⻑に伴い業績伸張。光学部品、電池
メーカー向けの拡販を強化。
2,480 2,471 ＜課題＞
2,500 2,289
●更なる営業⼒増強に向けた現地採用営業の増員及び育成
Fujilloy Indonesia (FIC)
2,000 製造販売拠点として⾃動⾞及び⼆輪⾞の部品メーカー向けを
中心に業績は伸びている
＜課題＞
●生産能⼒の増強及び経営管理の充実による収益性の改善
1,500 ●海外事業管理部含む本社が支援を強化中
1,000 Fujilloy Thailand (FTC)
製造販売拠点として、⾃動⾞部品メーカー向けに業績伸張
＜課題＞
●営業⼒増強に向けた現地採用営業員の育成と日本人営業員に
500 よる支援強化
●複雑形状製品、⾼付加価値製品の更なる生産能⼒向上
0 本社輸出部
欧米や台湾など、日本からの直接輸出で販売拡大
2014 2015 2016 2017 2018 2019 ＜課題＞
予測 ●当社海外法人がない国の顧客満⾜度の維持向上
輸出部 FTC FIC FSC FMS
海外売上⾼⽐率：
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 37
4 新製品開発・新技術開発
新製品・新技術の開発強化
販売時期(予定)
分 野 概 要 素 材 優位性 進捗状況
2018年 2019年 2020年
①モーター用抜き⾦型 ①超硬合⾦ ①材料技術 ①ｻﾝﾌﾟﾙ出荷
②⾞載電池用⾦型 ②超硬合⾦ ②加工技術 ②販売中
次世代⾃動⾞
③過給器用機械部品 ③複合材料 ③特許出願 ③ｻﾝﾌﾟﾙ出荷
④電池部品用⾼精度⾦型 ④超硬合⾦ ④加工技術 ④技術確⽴中
①航空機エンジンタービン
①ｾﾗﾐｯｸｽ ①特許取得 ①販売中
加工向け工具
航空・宇宙
②複合材料 ②材料技術 ②性能評価中
②燃料ポンプ用摺動材
①分析マイクロチップ用⾦型
①超硬合⾦ ①加工技術 ①ｻﾝﾌﾟﾙ出荷
（μ-流路）
医療・化粧品
②複合材料 ②加工技術 ②性能評価中
②ドラッグデリバリーシステム
用⾦型 ⇒ 次ページ参照
①半導体向け⾼熱伝導用素材 ①複合材料 ①特許取得 ①ｻﾝﾌﾟﾙ出荷
環境・
エネルギー
②⾼圧合成法を用いた触媒 ②新物質 ②特許取得 ②ｻﾝﾌﾟﾙ準備中
①⾚外線レンズ用⾦型 ①複合材料 ①特許取得 ①性能評価中
その他
②⾼圧発生装置用素材 ②超硬合⾦ ②特許取得 ②販売中
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 38
4 新製品開発・新技術開発
下記製品・技術を顧客企業と協働で開発中
●ドラッグデリバリーシステム（DDS）用⾦型の開発
技術・製品の特⻑ 期待効果・用途例
DDS用⾦型では薬剤量の制御 医療分野
（放出量、持続時間）が重要 ⇒ ⽪膚・年末から薬吸収（経⽪投与）
経⽪吸収を促進させるため、極小針 的確な薬効と投与量の減量が期待できる
で⽪膚に穴をあけるマイクロニード
ル技術が必要（微細加工、ナノイン 適用拡大が期待できる（化粧品他）
ニードルアレイ⾦型 プリント等の製造技術）
（非鉄合⾦）
ニードル間のピッチ精度1μm
●マイクロレンズアレイ用⾦型の開発
技術・製品の特⻑ 期待効果・用途例
微小なレンズエレメントを複数配置 光利用の効率向上、集光、光拡散を
制御する機能を有する
アレイ間のピッチ精度1μm
光通信、プロジェクター、レーザー光、
複数レンズの形状精度1μm 照明等の光学系用途に使用される
●大容量5Ｇ通信にも適用可能
レンズアレイ⾦型
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 39
中期経営計画（2018－2020）数値目標
2018年度 2019年度 2020年度
2017年度
（実績）
（短信予想） （実績） （計画） （計画）
連結売上⾼ 179億円 183億円 183億円 187億円 190億円
経常利益率 8.1％ 7.8％ 7.3％ 7.4％ 7.5％
（経常利益） （14.7億円） （14.3億円） （13.4億円） （13.9億円） （14.3億円）
当期純利益 9.3億円 9.6億円 9.5億円 9.9億円 10.4億円
ＲＯＥ 5.1％ 5.1％ 5.1％ 5.2％ 5.3％
株主還元について
経営成績及び財政状態を勘案した上で、配当性向50％を目処に利益還元を⾏ってまいります。
上記方針に基づき、2019年度は⼀株あたり25円、2020年度は⼀株あたり26円の配当を計画
しております。
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 40
page
Ⅰ： 会社概要 2
Ⅱ： 当社の特⻑ 6
Ⅲ： 2018年3月期 業績概要 14
Ⅳ： 2019年3月期 業績⾒通し 22
Ⅴ： 成⻑戦略（中期経営計画） 28
Ⅵ： 参考資料 41
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 41
企業理念・大切にする価値観・⻑期ビジョン
企業理念
○事業を通じて広く社会に貢献し、幸せな人を育てる
○人間尊重、人間中心の経営
基本的な考え方 （私たちが大切にする価値観）
○報恩感謝
○和
○創造と革新
○誠実
○質実剛健
長期ビジョン
○世界のものづくり界のリーディングカンパニー
○品性ある企業グループ並びに企業人
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 42
主な沿革
2016年11月
熊本製造所を
建て替え
1953年12月
東京工場建設
1975 1978 1982 1987 1991 1993 2000 2003 2007 2009 2018年度
創業期 拡大期 安定成⻑期
（注）2012年度以降は連結 Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 43
耐摩耗工具とは？（ダイスとプラグ）
超⾼精度の⾦属加工（塑性加工）を実現する工具・⾦型
モノ作りのコアな工程における、生産性に直結する重要な部材
最適な工具・⾦型選びが、加工速度、精度に大きく影響
代表的な耐摩耗工具 ダイス・プラグ
ダイス・プラグは多くの製品の製造に用いられる
大型
油井管（石油、天然ガス 産業機械用リニア
掘削プラント用配管） 半導体製造装置用部品
プラグ
パイプの内径を決める工具
ダイス
丸型 異型
線材、棒、パイプ等の外径を
決める工具
【ダイス・プラグの使用例】
注射針 ⾦、⽩⾦電気接点
ダイス （電⼦部品、点火プラグ）
パイプ 引き抜く
小型
当社は単純形状から複雑形状、超小型から大型まで
パイプの内外径を 対応可能な技術⼒・設備を有しており
プラグ 調整している 国内トップシェアを誇る
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 44
耐摩耗工具とは？
超⾼精度の⾦属加工（塑性加工）を実現する工具・⾦型
モノ作りのコアな工程における、生産性に直結する重要な部材
最適な工具・⾦型選びが、加工速度、精度に大きく影響
飲料缶の製造工程（軽量化・薄⾁化・⼩型化に貢献） ⾃動⾞部品の製造に多く用いられる
①板材からせん断 ②側面をしごき加工 エンジン ステアリング シートベルト
トランスミッション 保安部品
• 冷間鍛造⾦型
• 板⾦用⾦型 • 板⾦用⾦型 • 冷間鍛造⾦型
• 抜き・絞り⾦型 • 板⾦用⾦型
• 圧粉成形⾦型 • 圧粉成形⾦型
パンチスリーブ
• アルミ鋳造⾦型
ブランキングダイ
• 冷間鍛造⾦型
アイアニングダイ
サスペンション
③底面部分を成形 ④⾼さを揃える
マフラー
• ダイス、プラグ
• スピニング成形工具
• 曲げ⾦型
ドーミングダイ
ラジエーター クリーンエネルギー タイヤ・ホイール
システム
• 押出ダイス • フォーミングロール
⑤開口部分を成形 • 抜き・絞り⾦型
表面の凸凹を安定 • 転造工具 • バーリングパンチ
• 圧粉成形用⾦型
的に表現するには
• カッター刃 • 引抜ダイス
⾼度な技術が要求
される • カッター刃
ネッキングダイ
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 45
耐摩耗工具とは？
超⾼精度の⾦属加工（塑性加工）を実現する工具・⾦型
モノ作りのコアな工程における、生産性に直結する重要な部材
最適な工具・⾦型選びが、加工速度、精度に大きく影響
半導体の製造工程にも用いられる
【後工程】
トリム＆
ウェーハの バーンイン
モールド フォーム
ダイシング （脚切り成型）
（温度電圧試験）
モールド工程で用いられる超硬合⾦製の⾦型及び工
ﾁｯﾌﾟとﾜｲﾔを 具（ポット、プランジャー、パンチ）などの素材を
ポット モールド樹脂 実装した基盤 提供 製品検査・
信頼性試験
チップの ⾦型
マウンティング
プランジャー
マーキング
混錬工具（混錬機用ｽｸﾘｭｰ）
ワイヤー
ボンディング
モールド工程に使用される樹脂を
リードフレーム製造用⾦型 混錬するためのKF2製の工具
の製造・販売を⾏う
完成
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 46
工具業界 ポジショニングマップ（上場企業）
完成品
（付加価値大）
W 社
X 社 当 社
Y 社
切削工具 耐摩耗工具
（競合多） （競合少）
Z 社
※ 販売構成⽐の大⼩でプロット 素材
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 47
（付加価値⼩）
中⻑期的成⻑に向けた研究開発の⽅向性
粉末冶⾦技術を駆使した新材料の研究開発を強化し、耐摩耗工具以外へ進出
超精密加工技術を用いて研究開発を進展させ、新しい産業分野を開拓
微細加工
医療・コスメ機器向け⾦型
加 次世代⾃動⾞部品向け⾦型
超
工 硬
精 合
度 ⾚外線レンズ用⾦型 ⾦
以
外
航空・宇宙向け切削工具用素材及び部品 の
素
材
ヒートシンク・触媒
従来の主⼒事業領域
素材
鋼・セラミックス・FHR・KF2・
超硬合⾦ 銅タン・NFメタル
新素材
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 48
業績の推移 1/3
売上⾼ 経常利益
（百万円） （百万円）
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 49
業績の推移 2/3
総資産 純資産
（百万円） （百万円）
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 50
業績の推移 3/3
ROE
（％）
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 51
参考経営指標（冨士ダイス単体）
冨士ダイス単体の主な経営指標は以下のとおりです。
（単位：百万円、下段は構成⽐）
2018年3月期 2019年3月期
実績 実績 前期⽐
15,962 16,315
売上⾼ 102.2％
（100.0%） （100.0%）
1,315 1,456
経常利益 110.7％
（8.2%） （8.9%）
641 1,161
当期純利益 178.8％
（4.0%） （7.1%）
純資産額 16,961 17,609 103.8％
総資産額 23,976 23,952 99.9％
⾃⼰資本⽐率 70.7％ 73.5％ 104.0%
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 52
＜参考資料＞ 直近のメディア掲載記事
●日刊工業新聞 ●株主手帳 ●日刊産業新聞
2018年12月6日 2019年３月号 2019年5月16日
※これらの記事は、当社ホームページ内
ニュース欄からお読みいただけます。
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 53
免責事項について
当資料は、冨士ダイス株式会社の現状をご理解いただくことを目的として、
作成したものです。当資料に記載した内容は、一般的に認識されている経済・
社会等の情勢および当社が合理的と判断した一定の前提に基づいて作成して
おり、経営環境の変化等の事由により、予告なしに変更する可能性があります。
また、当資料には見込み、予測およびリスクを伴う想定に基づくものがあり、
当資料に記述されている内容とは異なる結果を生ずる不確実性（市場、金利、
為替の変動といった国内外の経済状況等）が含まれております。 今後、新たな
情報や出来事等が発生した場合、当社は本資料の更新・修正を行う義務を負う
ものではありません。 投資に関する決定は、利用者ご自身の判断でなさるよう
お願いいたします。
尚、情報の掲載には細心の注意を払っておりますが、情報の誤りや改ざん、
データのダウンロード等で被ったいかなる損害についても、当社は一切責任を
負うものではありません。
Copyright © Fuji Die Co., Ltd. All Rights Reserved. 54