6166 M-中村超硬 2020-03-11 15:30:00
業績予想の修正に関するお知らせ [pdf]

                                                                        2020 年 3 月 11 日
各 位


                                                 会 社 名     株式会社中村超硬
                                                 代表者名      代表取締役社長 井上 誠
                                                           (コード:6166、東証マザーズ)
                                                 問合せ先      取締役社長室長 藤井 秀亮
                                                           (TEL.072-274-1072)




                        業績予想の修正に関するお知らせ



 当社は、2020 年3月期 (2019 年4月1日~2020 年3月 31 日)の業績予想を下記のとおり修正しましたので、
お知らせいたします。


                                       記


1.2020 年3月期通期連結業績予想数値の修正(2019 年4月1日~2020 年3月 31 日)
                                                                親会社株主に
                                                                             1株当たり
                    売   上     高     営 業 利 益      経 常 利 益         帰属する
                                                                             当期純利益
                                                                当期純利益
                            百万円            百万円           百万円         百万円             円 銭

前回発表予想(A)                   3,350       △170             △400          250          33.46
今回修正予想(B)                   2,800       △600             △780        △700         △85.35
増 減 額(B-A)                  △550        △430             △380        △950
増 減 率(     %   )        △16.5%              -              -           -
( ご 参 考 ) 前 期 実 績
   (2019 年3月期)
                            4,809      △4,193        △4,263        △9,721       △1,911.28


2.修正の理由
  電子材料スライス周辺事業において、2019 年8月 30 日に開示のとおり、中国の江蘇三超社との間でダイ
 ヤモンドワイヤ生産設備の売却等に関する契約を締結しておりましたが、新型コロナウイルスの影響により
 2020 年1月下旬の春節以降、当社技術者が現地へ渡航できておらず、現時点において、ダイヤモンドワイ
 ヤ生産設備等の検収が当初予定から大幅に遅延しております。これにより、前回予想で今期の収益計上額と
 して見込んでいた設備対価 14 億円、技術対価3億円に対し、今期計上額は、江蘇三超社による検収が完了
 した設備対価 6.5 億円、技術対価 1.5 億円に留まる見込みとなりました。
  また、特殊精密機器事業と化学繊維用紡糸ノズル事業においても、米中貿易摩擦による事業環境の悪化
 に加え、新型コロナウイルスの影響が及んでおります。特に、海外売上比率の高い化学繊維用紡糸ノズル事
 業においては、新型コロナウイルスの影響による案件中断や出荷遅延等が生じております。




                                       1
 これらの結果、連結売上高については、新型コロナウイルスの影響による江蘇三超社への技術対価検収
遅延 (△150 百万円)に加え、化学繊維用紡糸ノズル事業における中国向けノズル製品の案件中断や出荷遅
延の影響(約△225 百万円)、米中貿易摩擦等の市況悪化による影響 (約△175 百万円)などにより、2,800 百
万円となる見込みであります。
 損益面については、減収による影響により、営業損失が 600 百万円、経常損失が 780 百万円となる見込
みであり、親会社株主に帰属する当期純損失については、和泉工場売却による売却益の計上(約 350 百万円)
はあるものの、減収による影響に加え、新型コロナウイルスの影響による江蘇三超社への設備対価の検収遅
延(約△750 百万円)、化学繊維用紡糸ノズル事業における案件中断による仕掛品評価減の実施(約△120 百万
円)、和泉第2工場への移転費用等(約△50 百万円)などの発生により、700 百万円となる見通しでありま
す。


 なお、当社は当第3四半期連結会計期間末において 284 百万円の債務超過となっておりますが、当第4四
半期連結会計期間に約 600 百万円の四半期純利益を計上する見込みであり、また、2020 年 1 月に新株予約権
の行使 86 百万円があったことから、2020 年3月期末時点において債務超過は解消できる見通しであります。


※上記の業績予想等は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成しており、実際の業績
 は、今後様々な要因により上記予想数値と異なる可能性があります。




                                                      以 上




                            2