6166 M-中村超硬 2019-08-30 15:30:00
受託合成事業からの撤退ならびに事業所廃止に関するお知らせ [pdf]

                                                         2019 年8月 30 日
各    位
                                      会 社 名 株式会社中村超硬
                                      代表者名 代表取締役社長         井上      誠
                                             (コード:6166、東証マザーズ)
                                      問合せ先 取締役社長室長         藤井      秀亮
                                             (TEL.072-274-1072)


            受託合成事業からの撤退ならびに事業所廃止に関するお知らせ



    当社は、本日開催の取締役会において、新規事業として取り組んでおりました受託合成事業
から撤退するとともに、同事業を行っていたフロー合成研究所(2016 年9月1日 開設)を閉鎖
することを決議いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。



                                 記

1.事業撤退の理由
         当社は、創薬プロセスにおける基礎研究の国内回帰を目指し、当社が保有するマイクロリ
     アクターシステムを軸とした多検体対応自動フロー合成システム(以下、自動フロー合成シ
     ステムという)を開発し、昨年度より医薬候補化合物の探索に係る受託合成事業の事業化を
     進めておりましたが、計画売上を確保することができず、事業化を図るためには一定の時間
     が必要である見込みであることなどを総合的に判断し、当該事業から撤退することといたし
     ました。
         なお、当社が保有するマイクロリアクター技術を用いたマイクロリアクターシステムの販
     売につきましては、継続して行ってまいります。


2.撤退する事業の概要
    (1)撤退する事業の内容
         自動フロー合成システムを用いた受託合成事業


    (2)受託合成事業の 2019 年3月期における経営成績
                    受託合成事業           当社グループ全体        比    率
                      (a)              (b)           (a/b)
         売上高            7 百万円          4,809 百万円          0.15%
         営業損失(△)      △223 百万円        △4,193 百万円              -%
          ※2019 年3月期の受託合成事業の売上高、営業損失については、その他セグメントに
          含まれております。


    (3)当該事業に属する従業員及び資産等の取扱い
           当該事業部門の従業員につきましては、受託合成に関する専門知識を有する社員で
          あり、社内での配置転換が難しいことから、希望退職を募る予定であります。また、


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    当該事業部門に係る資産につきましては、他部門での利用や他社への売却等の検討を
    進めてまいります。



3.閉鎖する事業所の概要
    事業所名      フロー合成研究所
    所在地       大阪府吹田市南金田2-16-1
    閉鎖時期      2020 年2月末(予定)
    その他       土地・建物については、民間業者との賃貸借契約に基づいて
              使用しており、契約に基づき返却する予定であります。


4.今後の予定
 (1)取締役会決議      2019 年8月 30 日
 (2)事業撤退日       2019 年 10 月 10 日


5.今後の見通し
  当社は連結業績予想について開示しておりませんが、本件による影響額を含む 2020 年3月
 期の業績見通しについては、合理的な算定が可能となった時点で速やかに公表いたします。



                                                           以   上


(参考)前期連結実績
                            連結営業損失       連結経常損失       親会社株主に帰属する
              連結売上高
                                (△)        (△)        当期純損失(△)
 前期連結実績
              4,809 百万円     △4,193 百万円   △4,263 百万円     △9,721 百万円
(2019 年3月期)




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