6166 M-中村超硬 2021-05-14 16:00:00
第三者割当により発行される第9回新株予約権(行使価額修正条項付き)の発行及び新株予約権の第三者割当契約の締結についての補足説明 [pdf]

                                                      2021 年5月 14 日
各   位


                                   会 社 名   株式会社中村超硬
                                   代表者名 代表取締役社長 井上 誠
                                      (コード:6166 東証マザーズ)
                                   問合せ先 取締役管理本部長           藤井 秀亮
                                      (TEL.072-274-1072)


        第三者割当により発行される第9回新株予約権(行使価額修正条項付き)の発行及び
              新株予約権の第三者割当契約の締結についての補足説明

 当社は、2021 年5月 14 日の取締役会決議により、EVO FUND を割当予定先とする資金調達(以下「本資
金調達」という。)を行うことといたしました。本資金調達に関し、補足説明資料を作成いたしましたの
で、お知らせいたします。
 なお、本資金調達の詳細につきましては、本日(2021 年5月 14 日)発表の「第三者割当により発行さ
れる第9回新株予約権(行使価額修正条項付き)の発行及び新株予約権の第三者割当契約(コミット・イシ
ュー※)の締結に関するお知らせ」をご参照ください。

本資金調達の特徴

    当社に対して実績のあるコミット・イシュー

 本資金調達は、発行予定数量 10,000 個(株数 1,000,000 株)を、2021 年8月 31 日(発行日の翌日から
3ヶ月後の応当日)までに、割当予定先である EVO FUND が原則全部行使(全部コミット)を約するた
め、資金調達の蓋然性が高く、当社の計画に沿った形で資金調達を行うことができます。
 なお、当該手法は当社が過去に発行した第5回新株予約権乃至第8回新株予約権と同一の手法であり、
いずれも予定日までに行使が完了し、実績のある資金調達手法であります。

第9回新株予約権の概要
 発行日           2021 年5月 31 日
 割当先           EVO FUND
 新株予約権数量       10,000 個(1個につき 100 株)
 対象株式数         1,000,000 株(希薄化前議決権の 9.98%)
 資金調達の額        752,680,000 円(5月 13 日時点の概算額)
 予約権発行価額       総額 2,480,000 円(1 個につき 248 円)
 行使価額及び修正方法    3取引日毎に前3取引日間における株価終値の単純平均値の 91%に修正
               原則、2021 年6月1日から3ヶ月間(2021 年8月 31 日まで)に全ての新株
全部コミット
               予約権の行使をコミット
行使タイミング        発行日翌取引日より行使開始。行使のタイミングは割当先の裁量による。




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本資金調達の資金使途


 当社として、以下の資金需要に対応すべく、本資金調達を実施いたします。


 ① ナノサイズゼオライトの事業化に係る設備投資:400 百万円
   ナノサイズゼオライトはナノサイズ化することにより、  ゼオライト本来の吸着などの機能を保持し
  たまま機能性がさらに向上するとともに、光透過性や沈降抑制などの機能が加わることにより、透明
  吸湿フィルム、接着剤やコーティング剤など様々な分野・用途での利用が期待されている素材であり
  ます。
   当社は、ナノサイズゼオライト事業が新たな収益の柱になると期待しており、株式会社山全(以下
  「山全社」という。 )を共同開発パートナーとして、事業化を目指しております。
   山全社と共同で進めているパイロットプラントに必要な機械設備の導入及びパイロットプラント
  の設置に向けた工場の改装費用として、本資金調達で調達する資金を充当してまいります。なお、調
  達金額のうち、400 百万円を充当予定であります。



 ② 有利子負債の削減:352 百万円
   当社グループの今後の経営にとって、有利子負債を削減し財務状況の安定化を図ることが企業の継
  続性及び安定性の面から引き続き重要な経営課題であると認識しております。そのため、本資金調達
  にて調達する資金のうち、残りの 352 百万円を金融機関からの借入金の返済に充当する予定でありま
  す。



 本資金調達は他の資金調達方法との比較等、十分な検討を経た上で、当社の直面する状況に適した手法
であると判断いたしました。また、本資金調達は 2021 年3月 31 日時点における議決権数を基に計算する
と 9.98%の希薄化を伴いますが、上記資金使途に調達資金を充当することが、中長期的に企業価値の向
上へ貢献するものと考えております。



本資金調達の割当予定先
 本資金調達における割当予定先である EVO FUND は上場株式への投資を目的として 2006 年 12 月に設
立されたファンド(ケイマン諸島法に基づく免税有限責任会社)であります。
 当該ファンドは第 6 回・第 7 回・第 8 回新株予約権の割当先と同一のファンドであり、当社に対して
投資実績もある割当先となっております。また第5回新株予約権の割当先である、FVC-EVO Growth
Platform Fund Ltd., SPC は割当先である EVO FUND の代表者であるマイケル・ラーチ氏がフューチャー
ベンチャーキャピタル株式会社と共同で設立したファンドであります。




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