6166 M-中村超硬 2021-04-23 15:30:00
2021年3月期業績予想の修正及び「継続企業の前提に関する注記」の記載解消に向けた進捗状況のお知らせ [pdf]

                                                                        2021 年4月 23 日
各    位


                                                     会 社 名    株式会社中村超硬
                                                     代表者名 代表取締役社長            井上 誠
                                                        (コード:6166 東証マザーズ)
                                                     問合せ先 取締役管理本部長           藤井 秀亮
                                                        (TEL.072-274-1072)




                  2021 年3月期業績予想の修正及び
         「継続企業の前提に関する注記」の記載解消に向けた進捗状況のお知らせ

    最近の状況を踏まえ、2021 年2月 12 日に開示いたしました 2021 年3月期の業績予想について、下記
のとおり修正いたしましたのでお知らせいたします。
    また、2021 年3月期第3四半期決算まで記載しておりました「継続企業の前提に関する注記」(以
下、「GC 注記」といいます。)の記載について、2021 年3月期本決算において解消できる見通しである
ことを併せてお知らせいたします。


                                         記


1.業績予想の再修正について


2021 年 3 月期連結業績予想数値の修正(2020 年4月1日~2021 年3月 31 日)
                                                                   親会社株主に
                                                                             1株当たり
                      売   上      高    営 業 利 益        経 常 利 益        帰属する
                                                                             当期純利益
                                                                   当期純利益
                              百万円         百万円            百万円          百万円           円 銭

前回発表予想(A)                     3,700             60           60       △160      △15.97
今回修正予想(B)                     3,806            167           181         7          0.75
増 減 額(B-A)                      106            107           121       167
増 減 率(        %   )             2.9       179.3          203.3          -
( ご 参 考 ) 前 期 実 績
   (2020 年 3 月期)
                              2,797       △578           △716         △600      △73.16


2.再修正の理由
         売上高につきましては、前回修正時に公表した数値を若干上回り、3,806 百万円となる見込みで
     あり、損益面については、増収による影響に加え、製造現場において製造コストの低減及び経費削
     減等を徹底したことや、江蘇三超社へのダイヤモンドワイヤ生産設備等の譲渡案件(以下、「南京
             )において計画していた費用が来期にずれ込んだこと等により、前回公表した金
     PJ」といいます。
     額を上回り、営業利益は 167 百万円、経常利益は 181 百万円、親会社株主に帰属する当期純利益に
     ついては7百万円となる見通しであります。


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3.「継続企業の前提に関する注記」の記載解消に向けた進捗状況について
   当社グループは、2019 年3月期に債務超過となりましたが、太陽光発電向けダイヤモンドワイヤ
  生産事業から撤退するとともに、主力工場であった和泉工場を売却する等の構造改革の実施ならび
  に新株予約権の発行による資金調達及び資本増強に取り組んだ結果、2020 年3月期末において、債
  務超過は解消いたしました。しかしながら、同期末時点において、当社グループの有利子負債は
  4,590 百万円と手元流動性に比し高水準にあることに加え、構造改革の一環として取り組んだ南京
  PJ については、新型コロナウイルスの影響により未完了の状態にありました。
   これらの状況により、継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められたため、GC 注記を記
  載しておりました。
   南京 PJ については、江蘇三超社と新たな合意に向け協議を継続している状況にあり、現時点に
  おいて未完了の状態であるものの、2021 年3月期の業績において、売上高は前期を大きく上回ると
  ともに損益面についても黒字化を実現するなど、構造改革の成果が表れていることに加え、2021 年
  3月期末時点の有利子負債は 3,133 百万円まで減少し、資金面における当面の不安も解消されてい
  る状況にあることから、2021 年3月期末において、GC 注記の記載を解消できる状況に至ったと考
  えております。


   今後につきましては、既存事業を発展させていくとともに、これまで開発に取り組んできた新規
  事業についても本格的な事業化を目指し、将来的な成長を目指してまいる所存であります。


  ※上記の業績予想等は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成しており、実際
   の業績は、今後様々な要因により上記予想数値と異なる可能性があります。


                                               以   上




                        -2-