6157 日進工具 2019-01-31 15:30:00
2019年3月期 第3四半期決算概要 [pdf]
2019年3月期
第3四半期決算概要
2019年1月31日
(証券コード6157)
目次
P. 3 ・・・ 第3四半期決算の概要
P. 4 ・・・ 営業利益の増加要因
1. 2019年3月期3Qの業績 P. 5 ・・・ 損益計算書サマリー
P. 6 ・・・ 貸借対照表サマリー
P. 7 ・・・ 四半期業績推移
P.14 ・・・ 業績⾒通し
2. 2019年3⽉期の業績⾒通し P.15 ・・・ 配当予想
P.17 ・・・ 過去5年間の業績と
主要データ推移
<参考資料> P.18 ・・・ 投資指標
P.19 ・・・ 株価推移とバリュエーション
P.20 ・・・ IR情報サイトのご案内
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2019年3月期
第3四半期の業績
第3四半期決算の概要
前年同期⽐10.1%の増収、9.6%の増益(経常利益)
(百万円) 7-9月は豪雨や台風等自然災害の影響
2018年3⽉期 2019年3⽉期 もあり、工具需要はややペースが落ち
通期予想 進捗率 たものの、10月は挽回生産等から持ち
3Q累計 3Q累計
直しを⾒せた。ただ年末にかけ、米中
7,245 7,977 10,520 貿易摩擦の激化とともに中国製ハイテ
売上高 75.8%
( +9.9% ) ( +10.1% ) ( +7.7% ) ク機器の排除の動きが強まり、電子部
品等に影響が出始めた。
営業 1,983 2,186 2,750
79.5% 第3四半期累計の連結売上高は前年
利益 ( +25.6% ) ( +10.3% ) ( +2.0% )
同期比10.1%増の7,977百万円。通期
経常 2,002 2,194 2,780 予 想 に 対 す る 進 捗 率 は 75.8 % と 想 定
78.9% 通りの状況。
利益 ( +26.9% ) ( +9.6% ) ( +1.7% )
四半期 1,425 1,496 1,910 同連結経常利益は前年同期比9.6%増の
78.4% 2,194百万円。進捗率は78.9%と売上
純利益 ( +33.3% ) ( +5.0% ) ( +0.3% ) 高のそれを上回った。
※( )内は前年同期⽐増減率
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営業利益の増加要因
(百万円)
国内売上⾼は前年同期に⽐べ375百万円
(7.0%)の増加、海外売上高も同357百
万円(19.1%)増加し、売上高全体では
前年同期⽐10.1%増の7,977百万円。
732 百 万 円 の 売 上 高 増 加 に 対 し て 、
売 上 原 価 は 301 百 万 円 の 増 加 と な り 、
売上総利益率は56.8%と前年同期に⽐べ
0.2ポイント上昇。
販管費はJIMTOF出展もあり展示会費が
増加したほか、株式報酬費用の計上や
本社移転費用等から227百万円増加した。
営業利益は2,186百万円で、前年同期⽐
203百万円、10.3%の増加。売上高営業
利益率は、前年同期⽐変わらずの27.4%
であった。
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損益計算書サマリー
(百万円)
2018年3⽉期 2019年3⽉期
前年同期⽐
売上高は前年同期⽐10.1%増の7,977百万円と計画
3Q累計 3Q累計 通りの水準。
売上高 7,245 7,977 +10.1% 売上総利益も同10.5%増加の4,535百万円、売上総
利益率は0.2ポイント上昇し56.8%。
売上総利益 4,104 4,535
+10.5%
(率) (56.6%) (56.8%) 販管費は、展示会費や人件費の増加に加え、本社
販管費 2,121 2,348 移転費用もあり同10.7%増加、販管費⽐率は29.4%
+10.7%
(率) (29.3%) (29.4%) と0.1ポイント上昇。
営業利益 1,983 2,186
+10.3% 営業利益は同10.3%増の2,186百万円。売上高営業
(率) (27.4%) (27.4%)
利益率は27.4%で横ばい。
経常利益 2,002 2,194
+9.6%
(率) (27.6%) (27.5%) 四 半 期 純 利 益 は 5.0 % の 増 加 に 止 ま っ た が 、 前 年
四半期純利益 1,425 1,496 同期は、受取保険⾦等から特別損益が82百万円の
+5.0% プラスとなったことによる。(当期は固定資産の
(率) (19.7%) (18.8%)
除却等から13百万円のマイナス)。
設備投資額 470 1,007 +114.2%
今期の設備投資予算は、⽣産⼒アップと⾃動化推進
減価償却費 460 453 -1.4%
を図るため、機械設備を中心に通期で925百万円と
していたが、新開発センターの建設が加わったこと
から、前年同期に⽐べ倍増。
従業員数 331人 330人 -0.3%
※( )は売上⾼に対する⽐率
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貸借対照表サマリー
(百万円) 流動資産は、法人税等や賞与及び
2018年 2019年 新開発センター着⼯代⾦の⽀払いに
構成比 構成比 前期比
3月期 3月期3Q より現預⾦が減少したほか、売掛⾦
(資産の部) も 減 少 、 棚 卸 資 産 が 10.2 % 増 加
Ⅰ 流動資産 9,702 67.1% 9,278 63.5% -4.4% (製品・原材料)したものの、全体
現⾦及び預⾦ 6,325 43.7% 5,784 39.6% -8.5% では前年度末に⽐べ4.4%の減少。
受取⼿形及び売掛⾦ 1,508 10.4% 1,426 9.8% -5.4%
棚卸資産 1,745 12.1% 1,924 13.2% +10.2%
上記着⼯代⾦や本社移転に伴う敷⾦
Ⅱ 固定資産 4,764 32.9% 5,338 36.5% +12.0%
等から有形固定資産や投資その他の
有形固定資産 4,010 27.7% 4,523 30.9% +12.8%
資産が増加。ソフトウェア開発費の
返⾦等により無形固定資産が減少し
無形固定資産 156 1.1% 89 0.6% -42.8%
たものの、固定資産合計は同
投資その他の資産 598 4.1% 726 5.0% +21.4%
12.0%増加。資産合計では同1.0%
資産合計 14,467 100.0% 14,617 100.0% +1.0%
の増加。
(負債の部)
Ⅰ 流動負債 1,961 13.6% 1,348 9.2% -31.3%
流動負債は、法人税等や賞与の支払
買掛⾦ 281 1.9% 288 2.0% +2.7% いにより同31.3%減少。固定負債
Ⅱ 固定負債 503 3.5% 275 1.9% -45.2% は、前会⻑の役員退職慰労⾦の⽀払
負債合計 2,465 17.0% 1,623 11.1% -34.1% い等から同45.2%減少。
(純資産の部)
自己資本合計 12,002 83.0% 12,929 88.5% +7.7% 純 資 産 は 同 8.3 % 増 加 、 自 己 資 本
純資産合計 12,002 83.0% 12,993 88.9% +8.3% ⽐率は5.5ポイント上昇の88.5%。
負債・純資産合計 14,467 100.0% 14,617 100.0% +1.0%
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四半期業績推移(売上高の推移① 製品別)
製品別売上⾼と⼩径⽐率の推移
(百万円) (%)
豪雨や台風等自然災害の影響等から、第2四半期は
工具需要がややペースダウンしたが、第3四半期は
その挽回⽣産もあって回復。四半期売上高は
第1四半期を上回り、過去最高となった。ただし、
⽶中貿易摩擦の激化や中国製ハイテク機器排除の
影響等から、年末にかけては減速傾向となった。
第3四半期における連結売上高は2,730百万円と
なり、前年同期比で6.7%の増加、第2四半期に
減少した反動もあり、前四半期比も6.6%の増加と
なった。
製品別では、主⼒のエンドミル(6mm以下)は
2,029百万円と第1四半期を若⼲下回ったが、11月
より値上げを⾏ったエンドミル(6mm超)は、
値上げ前のまとめ買いの影響もあり312百万円と
好調。エンドミル(その他)も増加したため、
⼩径⽐率は74.3%と第2四半期と同水準に止まった。
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四半期業績推移(売上高の推移② 国内・海外)
国内・海外売上高の推移
(百万円)
海外売上高は789百万円、前年同期⽐では18.4%
増と拡大、前四半期比でも8.9%伸びた。
一方、国内売上高は1,941百万円と、前年同期⽐で
は2.7%の増加に止まった。なお前四半期比では
5.7%の増加。
海外売上高が大きく増加したことから、海外売上高
⽐率は28.9%に上昇。
( ) 売上⽐率:%
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四半期業績推移(売上高の推移③ 海外地域別)
海外地域別売上高の推移
(百万円)
海外売上高は789百万円となり、前四半期を上回り
過去最⾼を更新。
アメリカほか向 けは46百万円 と前四半期に比 べ
増えたものの、依然拡大が難しい状況。
欧州向けは224百万円と拡大。ただし四半期ごとに
振れがあるほか、英国のEU離脱問題等を抱え減速
の可能性が懸念される。
タ イ を 中 心 と し た そ の 他 ア ジ ア は 187 百 万 円 と
2四半期連続で減少。中国から生産拠点シフトの話
もあるが、精密・微細加⼯領域に関しては時間が
かかる⾒込み。
中国・香港・台湾向けは330百万円と前四半期に
比べ減少したものの、まずまずの水準を確保した。
ただし香港の販売子会社経由分は連結にあたり
3ヶ月の遅れがある。(第3四半期は7月-9月の数値
が連結対象)
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四半期業績推移(売上総利益の推移)
売上総利益と売上総利益率の推移
(百万円) (%)
売上総利益は1,514百万円と前年同期⽐4.0%の
増加、前四半期比でも4.9%の増加となった。
アイテム(型番・サイズ)ごとのバランスをとる
ため、比較的本数の少ない小ロット品の生産に
注⼒したこともあり、売上総利益率は55.5%と
若⼲の低下となった。なお原材料の値上げの影響
は、原材料在庫及び旧価格での発注残があった
ため、第3四半期では軽微であった。
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四半期業績推移(販管費の推移)
販管費と販管費⽐率の推移
(百万円) (%)
販管 費は 、前 年 同期 ⽐13.0% 増の790 百万 円 。
売 上 ⾼ 販 管 費 ⽐ 率 は 28.9 % と 前 2 四 半 期 に 比 べ
若⼲の低下。
人件費は、前四半期に今期より導入した株式報酬
制度による64百万円の株式報酬費用が発生したが、
同制度の導⼊により、役員退職慰労⾦制度を廃⽌
したため役員退職慰労引当⾦の計上が無くなり、
前年同期⽐でも1.9%の減少となった。
一般経費は、2年に1度開催される国内最⼤の⼯作
機械⾒本市(JIMTOF)への出展費用や、JIMTOFに
あわせて改訂発⾏する総合カタログの費⽤のほか、
本 社 移 転 費 用 等 に よ り 410 百 万 円 と 前 年 同 期 に
比べ31.3%の増加。
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四半期業績推移(経常利益の推移)
経常利益と売上⾼経常利益率の推移
(百万円) (%)
経 常 利 益 は 727 百 万 円 と な り 、 前 年 同 期 ⽐ で は
4.3%の減少。売上⾼経常利益率も26.6%と3.1
ポイント低下した。
前 四 半 期 に 比 べ 38 百 万 円 、 5.6 % 増 加 し た が 、
売上高経常利益率は売上総利益率が0.9ポイント
低下した影響から、26.6%と0.3ポイントの低下
となった。
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2019年3⽉期の業績⾒通し
業績⾒通し
(百万円)
2018年3⽉期 2019年3⽉期
前期比 コメント
実績 予想
⽶中貿易摩擦や中国製ハイテク機器除外の影響が懸念されるが、
売上高 9,767 10,520 +7.7% ⾃動⾞の先進運転⽀援システムの拡⼤等が期待されるため、当初の
予想を据え置いた。
第3四半期における進捗率は79.5%となっているが、市況の
営業利益 2,695 2,750 +2.0%
不透明感を考慮し、当初の予想を据え置いた。
経常利益 2,733 2,780 +1.7% 同上
当期純利益 1,903 1,910 +0.3% 同上
販売・⽣産量の増加に対応するため、⼯具研削盤や測定器等の
設備投資額 663 1,333 +101.0% 設備増強を図る。新開発センター(来期竣⼯)の着⼯代⾦⽀払により
当初予想の925百万円に比べ44.1%、408百万円の増加とした。
機械設備の増強による上昇を⾒込む。新開発センタ―の減価償却費
減価償却費 625 675 +7.9%
発生は来期からとなるため、当初の予想を据え置いた。
EPS 152.23円 152.76円 +0.3% ―
利益⽔準を横ばいと想定していることに加え、新開発センターの
1株当り配当⾦ 45円 45円 0.0%
建設資⾦等を考慮し、年間配当45円を予定。
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配当予想 (株主還元について)
(円) (%)
業績に応じた利益還元
・2018年3⽉期の1株当たり年間配当⾦は45円
中間配当 は20円
期末配当 は25円(普通配当20円、記念配当5円)
配当性向は29.6%
・2019年3⽉期の1株当たり年間配当⾦は45円を予定
中間配当20円、期末配当25円
業績予想に対する配当性向は29.5%
利益⽔準を横ばいと想定していることに加え、
開発センター新設のための建設資⾦確保を考慮
・株主優待
毎年3月31日現在の当社株主名簿に記載された
1単元(100株)以上を保有する株主様を対象に
オリジナルクオカード1,000円分を贈呈
自社株買いではなく
※2014年10月1日、2017年1月1日実施の株式分割の影響を考慮しています 配当にウェートを置く方針
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<参考資料>
過去5年間の業績と主要データ推移
(百万円)
2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
3月期 3月期 3月期 3月期 3月期
売上高 6,418 7,402 8,382 8,825 9,767
営業利益(率) 1,069 (16.7%) 1,481 (20.0%) 1,914 (22.8%) 2,013 (22.8%) 2,695 (27.6%)
経常利益(率) 1,107 (17.2%) 1,534 (20.7%) 1,954 (23.3%) 2,026 (23.0%) 2,733 (28.0%)
当期純利益(率) 694 (10.8%) 973 (13.1%) 1,342 (16.0%) 1,420 (16.1%) 1,903 (19.5%)
有利⼦負債額 ― ― ― ― ―
純資産額 7,680 8,480 9,569 10,666 12,002
総資産額 9,075 10,339 11,371 12,517 14,467
⾃⼰資本⽐率 84.6% 82.0% 84.2% 85.2% 83.0%
設備投資額 469 612 1,295 774 663
減価償却費 534 474 505 632 625
1株当たり配当⾦ 15円 20円 25円 40円 45円
従業員数 284人 281人 280人 322人 338人
※ 2014年10月1日、2017年1月1日実施の株式分割の影響を考慮しています
※ 2017年3月期の従業員数の増加は、非連結子会社の連結子会社への統合の影響
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投資指標
(%) (%) (円)
(予想) (予想) (予想)
(倍) (倍) (百万円)
※ 2014年10月1日、2017年1月1日実施の株式分割の影響を考慮しています
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株価推移とバリュエーション
(出来高:株)
週足ベース株価推移(2012年1⽉〜2019年1月) (株価:円)
2017/9
東証一部
銘柄指定
出来高
2017/3
株価 東証二部
市場変更
2014/7
株式分割発表
2016/12
株式分割・株主優待
発表
2013/11
⽴会外分売
※ 2014年10月1日、2017年1月1日実施の株式分割の影響を考慮しています
バリュエーション (2019年1月25日現在)
売買単位:100株 単元株価格: 25万円
時価総額:312億円 PER(19/3期予想):16.37倍
ROE(18/3期実績):16.8% PBR(18/3期実績): 2.60倍
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お問い合わせ
執⾏役員経営企画室⻑ 田島 寛
管理部経理課課⻑ 今関 弘毅
管理部IR担当 松尾 友紀子
TEL : 03-6423-1135
FAX : 03-6423-1186
E-mail : ir@ns-tool.com
(注)将来予想に関する記述については、目標や予測に基づいており、
確約や保証を与えるものではありません。
予想と異なることがある点を認識された上でご利⽤ください。
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