6147 J-ヤマザキ 2021-11-15 16:00:00
新市場区分の上場維持基準の適合に向けた計画書 [pdf]
2021 年 11 月 15 日
各 位
会 社 名 株式会社ヤマザキ
代表者名 代表取締役社長 山﨑 好和
(コード番号:6147 JASDAQ)
問合せ先 取締役総務部長 大杉 幸弘
電話番号 053-434-3011(代)
新市場区分の上場維持基準の適合に向けた計画書
当社は、2022年4月に予定される株式会社東京証券取引所の市場区分の見直しに関して、本日[スタンダ
ード市場]を選択する申請書を提出いたしました。当社は、移行基準日時点(2021年6月30日)の状況及
び追加資料の提出による再判定の結果、当該市場の上場維持基準を充たしていないことから、下記のとおり、
新市場区分の上場維持基準の適合に向けた計画書を作成しましたので、お知らせいたします。
記
〇 当社の上場維持基準の適合状況及び計画期間
当社の移行基準日時点における「スタンダード市場」の上場維持基準への適合状況は、以下のとおりとなっ
ており「流通株式時価総額」については基準を充たしておりません。当社は、
「流通株式時価総額」に関し、2
026年3月までを目途に上場維持基準を充たすために各種取組を進めてまいります。
流通株式
株主数 流通株式数 流通株式比率
時価総額
(人) (単位) (%)
(億円)
当社の状況
896 人 12,532 単位 5.4 億円 27.3%
(移行基準日時点)
上場維持基準 400 人 2,000 単位 10 億円 25%
計画書に
〇
記載の項目
※当社の適合状況は、東証が基準日時点で把握している当社の株券等の分布状況等をもとに算出を行ったもの
です。
〇 上場維持基準の適合に向けた取組の基本方針、課題及び取組内容
1.基本方針
スタンダード市場上場維持基準の充足に向けた流通株式時価総額の上昇のため、
「流通株式比率の向上」と
「時価総額の維持・向上」を基本方針とし、上場維持基準への適合を目指してまいります。
2.課題
当社は、
「流通株式比率の向上」
「事業計画の推進による業績の向上」
「企業価値の向上」が流通株式時価総額
の上場維持基準への適合へ向けた課題であると認識しており、これらを継続的に、かつ、着実に進めて行くこ
とで基準を充たすことを目指しております。
3.取組
(1)流通株式比率の向上
「流通株式比率」については、スタンダード市場における上場維持基準は満たしているものの、さらに向
上させることで、
「流通株式時価総額」の向上を図ります。
現時点では、役員等以外の個人株主が少ないため、役員等所有株式と普通銀行、保険会社、事業法人等所
有株式が比較的高水準となっております。今後は流通株式比率 45%程度を目標に、役員、事業法人等の保有
目的等を考慮しつつ既存株主の売却を促し、個人株主の増加を目指してまいります。
(2)事業計画の推進による業績の向上
・メンテナンス事業の拡大
当社は、既存設備のメンテナンス需要に備え、2020 年に合弁会社(HYテクノロジーズ株式会社)を設
立しております。既存設備の「メンテナンス・改造・転用」を主なミッションとして活動しております。
当社のメンテナンス事業の受注は増加傾向にあります。
既存設備のメンテナンスを強化することにより、相乗効果として新規設備への受注にもつながると考え
おり、今後は、さらなる事業の拡大を目指してまいります。
・新規量産部品の取込による事業の拡大
新規量産部品として、2022 年 1 月より自動車部品の量産を予定しております。既存のバイク部品の量産
で培ったノウハウを活かし、確かな品質で安定供給を進めるとともに、さらなる量産部品の取込により、
事業の拡大を目指してまいります。
・海外事業の拡大
輸送用機器及び工作機械の海外における市場規模は、今後も拡大することが予想されます。当社では、
2022 年以降にベトナム子会社の事業拡大に伴う第 2 工場の新設や 2023 年以降に海外市場の拡大に伴う海
外第 2 拠点の新設を目指しております。
・原価低減活動の継続による収益性の向上
コロナウイルス感染症の影響により、客先の設備投資計画の見直しや遅延による販売の減少、半導体不
足による仕入遅延等が発生しておりますが、定期的にデザインレビューを行い、徹底的にムダを省くこと
で合理化を追求し、収益性の向上を目指しております。
・
「独自ロボット・システム開発」による省人・省力化技術の提供
多くの客先製造工程(特に悪環境下)において、人手不足が顕著です。
そのニーズに応えるべく、従来の所謂“6 軸ロボット”では為し得なかった高剛性・高効率の作業を可
能にする「ロボット・システム」を独自開発し、システム提供を始めております。
今後は、システムの更なる改良とシリーズ化により、業績拡大に努めてまいります。
(3)企業価値の向上
・IR の強化
自社 WEB サイトは、投資家にとって情報収集の重要なツールだと認識しており、昨今自社 WEB サイトを
リニューアルいたしました。今後も継続的に掲載内容の見直しや決算説明資料の拡充等を行ってまいりま
す。
その他としましては、IR 雑誌への掲載や株主通信のリニューアル等行ってまいりましたが、今後も継続
して情報開示をより積極化し、IR への取組を強化してまいります。
・コーポレートガバナンスの充実
企業価値の向上を目指す上で、コーポレートガバナンスを充実させることは、重要なことであると認識
しております。当社では、社外取締役の活動強化や政策保有株式の見直し等の検討を進めており、今後も
継続してさらなるコーポレートガバナンスの充実に努めてまいります。
当社は、以上のような取組を継続的に行うことにより、
「流通株式比率の向上」 「時価総額の維持・向上」
と
を図ります。これにより、流通株式時価総額が上場維持基準を上回ることにより、新市場区分である東京証
券取引所スタンダード市場における上場を維持するよう努力してまいる所存であります。
以 上