6147 J-ヤマザキ 2020-07-31 15:40:00
株式会社ラックランド及び同社子会社 株式会社ハイブリッドラボとの資本業務提携に関するお知らせ [pdf]
2020 年7月 31 日
各 位
会社名 株 式 会 社 ヤ マ ザ キ
代表者名 代表取締役社長 山﨑 好和
(コード番号:6147 JASDAQ)
問合せ先 取締役総務部長兼内部監査室長
大杉 幸弘
( TEL: 053-434-3011( 代 表 ) )
株式会社ラックランド及び同社子会社 株式会社ハイブリッドラボとの
資本業務提携に関するお知らせ
当社は、2020 年 7 月 31 日付の当社取締役会決議に基づき、株式会社ラックランド(代表取締
役社長:望月 圭一郎、本社:東京都新宿区、証券コード:9612)及び同社子会社 株式会社ハイ
ブリッドラボ(代表取締役会長:望月 圭一郎、取締役社長:石橋 剛、本社:宮城県石巻市、以
下「HL社」と称します。
)との間で資本業務提携契約を締結いたしましたので、下記のとおり
お知らせいたします。
記
1. 資本業務提携の理由
今回の資本業務提携先である株式会社ラックランドは、1970 年の創業以来、
「食」を中心
とする商空間の総合サービスを提供し、飲食業界や小売業界での多くの実績を積み重ね、先
日 2020 年5月 15 日に設立 50 周年を迎えました。現在では従来の枠組みを超え、食に関わ
る店舗以外にも、物販店、サービス店、アミューズメント施設、病院等のメディカル関係、
リゾートホテル、更には店舗のみならず、商業ビル、物流センター、食品工場などの企画・
デザイン・設計・施工・メンテナンスといった様々な商空間の総合サービスを提供している
商空間テック企業として、日本国内のほか、タイ、台湾、シンガポール等のアジアにおいて
も「世界でも期待される企業」を目指し成長し続けております。特に最近では、同社グルー
プは技術力や営業力をつけてきたことにより、食品工場、物流センター、ホテル、商業ビル
等の大型建築物において、元請け、または大手ゼネコンの協力会社として、建築分野は元よ
り建築設備分野や食品設備分野の設計・施工も行い、多数の実績を出して参りました。食品
工場分野においては、食品安全衛生の規格である HACCP や FSSC22000 等の取得を前提とし
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た先進的な物件において、数多くの施工実績を出しております。
また、同社は、それらの実績を下に、食品の鮮度維持や生産性を向上させる加工ライン等
の研究開発及び食品加工・販売を行うことを目的に、2020 年3月 10 日付でHL社を設立
しました。HL社は、その社名に相応しく、同社グループの「ラボ(研究所)
」としての機
能を持たせ、同社グループにおいて電気、空調、給排水、冷凍冷蔵、各種設備分野の技術だ
けでなく、HL社が新たなる技術の研究開発機能を持つことにより、同社グループ各社の設
備力に食品衛生面を加え、時代に向けたプラスアルファを提供いたします。例えば、食品の
鮮度や品質を高度に維持したまま凍結、輸送ができる食塩水氷「ハイブリッドアイス」の製
氷機や、株式会社ヤマザキが有するマイクロバブルの技術等を活用・実用化した設備によ
り、美味しい、そして安全・衛生的な加工食品を製造した上で、クラウドキッチンに代表さ
れるようなイニシャルの資金が少なくて済む魅力的な飲食店運営ビジネスパッケージ等を、
HL社が製造した加工食品の供給も含め、お客様に提供する予定にしております。
一方、当社は、1946 年の創業以来、楽器部品及びたばこ工場向けの専用機・治工具の製
造を開始し、1960 年に法人化、1968 年に工作機械の販売を開始、2004 年にはベトナムに子
会社を設立する等、2020 年9月 1 日をもって設立 60 周年を迎えます。現在では「お客様に
寄り添い、世界中で必要とされることで企業価値を発展させ、社員の幸福や社会への貢献を
目指す」という企業ビジョンの下、輸送用機器等の部品供給とオーダーメイドによる生産用
工作機械の製造・販売を中核に成長を続け、更にIOT関連技術を付加した商品を展開し、
一層の企業価値向上を目指しております。
また、従来から展開している中核事業の枠にとらわれず、風力発電等の未来型商品の開発
や水質浄化・健康医療等様々な用途に利用可能なマイクロバブル発生装置の開発及び実用
化を進めて参りました。特に当社は、特許を持つマイクロバブル発生技術に強みを持ってお
り、浜名湖における養殖カキに着目し、マイクロバブルを供給することにより、水域の水質
浄化と養殖カキの成長促進の実験を行う等、更なる用途拡大を目指しております。
以上が今回の資本業務提携を締結した各社の状況でございます。
当社としましては、現在、当社の中核事業であります輸送用機器等の部品供給及び工作機
械の製造・販売に加え、新たな事業を確立すべく、今回、三者での資本業務提携により、株
式会社ラックランド及びHL社の協力を得ながら、かねてより開発及び実用化を進めてき
ましたマイクロバブル技術を利用した貝毒除去等の食品加工技術・設備の研究・開発・製造
を行うことで、更なる用途拡大を目指す共に、長年培ってきた工作機械の技術を活かしつ
つ、新たな事業の確立に向け、更なる企業価値向上を目指し、邁進して参ります。
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2. 資本業務提携の内容等
(1) 業務提携の内容
当社が有するマイクロバブルや生産用工作機械等の技術に関する知見、株式会社ラック
ランドが有する設備工事や冷凍冷蔵設備に関する知見や販路、及びHL社が有する水産加
工に関する知見や漁業者や卸売市場関係者等との商流を、三者で相互に情報を共有しなが
ら、貝毒の除去等、水産加工業が直面している様々な解決のための新たなる技術について、
研究・開発の上、実用化を目指します。
研究段階においては、当社の工場において試作機の製造を行い、HL社の工場において試
作機の実証実験を行う予定にしております。また、実用化後は、開発した当該設備の製造を
当社の工場にて行い、株式会社ラックランド及びHL社による取引先への販売や販路拡大
の実施を見込んでおります。
(2) 新たに取得する相手方の株式数及び発行済株式数に対する割合
当社は、2020 年8月に株式会社ラックランドの株式を株式会社東京証券取引所の市場内
立会外取引(ToSTNeT-1)を通じて、既存株主より買い付ける予定であります。現時点にて、
買い付け株数は確定しておりませんが、今回の資本業務提携における同社による当社株式
の買い付け総額に 30 百万円を加算した金額相当の同社株式を買い付ける予定であります。
なお、買い付け株数及び持株比率等につきましては、決定次第お知らせいたします。
(3) 相手方に新たに取得される株式の数及び発行済株式数に対する割合
株式会社ラックランドは、2020 年8月に当社株式 110,000 株を株式会社東京証券取引所
の立会外取引(ToSTNeT-1)を通じて、当社の既存株主より買い付ける予定であります。な
お、買い付け後、同社による当社株式の持株比率は、4.89%となる予定であります。
3. 資本業務提携の相手先の概要
(1) 株式会社ラックランドの概要
(1) 名 称 株式会社ラックランド
(2) 所 在 地 東京都新宿区西新宿三丁目 18 番 20 号
(3) 代 表 者 の 役 職 ・ 氏 名 代表取締役社長 望月 圭一郎
1. 店舗施設の制作事業(企画・設計・施工)
2. 商業施設の制作事業(企画・設計・施工)
3. 食品工場及び物流倉庫の制作事業(企画・設計・
施工)
(4) 事 業 内 容
4. 店舗メンテナンス事業
5. 省エネ及び CO2 削減事業
6. 建築事業/建築設備事業/
冷凍冷蔵設備事業(エンジニアリング事業)
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(5) 資 本 金 3,341 百万円
(6) 設 立 年 月 日 1970 年5月 15 日
株式会社エイ・クリエイツ 15.83 %
フクシマガリレイ株式会社 6.99 %
(7) 大 株 主 及 び 持 株 比 率 望月 圭一郎 4.45 %
ラックランド社員持株会 3.97 %
三菱電機株式会社 2.29 %
当社は、株式会社ラックランドの
株式 73,000 株(持株比率 0.76 %)
を保有しております。株式会社ラ
資 本 関 係
ックランドは、当社の株式 113,800
株(持株比率 2.56 %)を保有して
おります。
当社代表取締役社長 山﨑 好和
当 社 及 び
は、株式会社ラックランドの社外
(8) 当 社 子 会 社 人 的 関 係
取締役監査等委員を兼務しており
と の 関 係 等
ます。
当社は、株式会社ラックランドへ
2020 年3月期に設備工事を発注し
取 引 関 係
ておりますが、金額は少額で軽微
であります。
関連当事者への
該当事項はございません。
該 当 状 況
(9) 当該会社の最近3年間の連結経営成績及び連結財政状態
決算期 2017 年 12 月期 2018 年 12 月期 2019 年 12 月期
連 結 純 資 産 6,950 百万円 6,889 百万円 10,493 百万円
連 結 総 資 産 27,419 百万円 27,943 百万円 34,334 百万円
1 株 当 た り 連 結 純 資 産 905.11 円 852.31 円 1,086.90 円
連 結 売 上 高 31,110 百万円 42,842 百万円 40,366 百万円
連 結 営 業 利 益 857 百万円 380 百万円 1,106 百万円
連 結 経 常 利 益 960 百万円 400 百万円 1,045 百万円
親 会 社 株 主 に 帰 属 す る
677 百万円 89 百万円 915 百万円
当 期 純 利 益
1株当たり連結当期純利益 89.08 円 11.40 円 111.79 円
1 株 当 た り 配 当 金 25.00 円 25.00 円 25.00 円
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(2) 株式会社ハイブリッドラボの概要
(1) 名 称 株式会社ハイブリッドラボ
(2) 所 在 地 宮城県石巻市万石町8番2号
代表取締役会長 望月 圭一郎
(3) 役 員 構 成 取締役社長 石橋 剛
その他、取締役3名、監査役1名
1. 食品加工製造ラインの研究、開発、設計、製造
及び販売
2. 食品加工製造ラインの保守及びメンテナンス
3. 食品加工製造機器、製氷機及び冷凍冷蔵機器の
研究、開発、製造及び販売
4. 食品加工製造機器、製氷機及び冷凍冷蔵機器の
(4) 事 業 内 容
保守及びメンテナンス
5. 食品凍結事業
6. 氷の製造及び販売
7. 魚介類、海藻類の小売及び卸売業
8. 総菜の製造、加工販売
9. 魚介類、海藻類、総菜(加工食品)の輸出入
(5) 資 本 金 30 百万円
(6) 設 立 年 月 日 2020 年3月 10 日
(7) 大 株 主 及 び 持 株 比 率 株式会社ラックランド 100%
資 本 関 係 該当事項はありません。
当 社 及 び 人 的 関 係 該当事項はありません。
(8) 当 社 子 会 社 取 引 関 係 該当事項はありません。
と の 関 係 等 関連当事者への
該当事項はありません。
該 当 状 況
4. 日程
(1) 取 締 役 会 決 議 日 2020 年7月 31 日
(2) 契 約 締 結 日 2020 年7月 31 日
(3) 提 携 業 務 開 始 日 2020 年8月1日(予定)
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5. 今後の見通し
本件が、当社 2021 年3月期連結業績に与える影響は軽微であります。今後開示すべき事実
が発生した場合には速やかに発表いたします。
以上
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