6145 J-NITTOKU 2020-08-06 15:30:00
業績予想に関するお知らせ [pdf]

                                                                  2020 年 8 月 6 日
各   位
                               会    社  名           N I T T O K U 株 式 会 社
                               代   表 者 名           代表取締役社長       近 藤 進 茂
                                                      (コード番号       6145)
                               問い合わせ先
                                 役職・氏名             執行役員 管理本部長 藤 田 由実子
                                 電   話             0 4 8 - 6 1 5 - 2 1 0 9

                            業績予想に関するお知らせ

 2020年5月22日に公表いたしました「2020年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」において未定と
しておりました2021年3月期第2四半期の業績予想を以下のとおりお知らせいたします。


                                        記

1. 2021 年3月期 第2四半期連結業績予想数値の修正(2020 年4月1日~2020 年9月 30 日)
                                                               親会社株主に      1 株当たり
                              売上高           営業利益     経常利益      帰属する四半      四半期純利
                                                                期純利益         益
        前回予想(A)                百万円           百万円       百万円        百万円            円銭
        (2020 年5月 22 日発表)          ―           ―         ―             ―         ―
        今回修正(B)                10,500          400       480        510       28.23
        増減額(B-A)                   ―            ―         ―            ―
        増 減 率(%)                   ―            ―         ―            ―
        (ご参考)前期第2四半期実績
                               14,814        1,780     1,900      1,372       75.97
        (2020 年3月期第2四半期)


2.修正理由
(1) 公表の理由
   2021 年3月期の業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症(以下「COVID-19」とい
  う)の拡大が当社の事業活動及び経営成績に与える影響を合理的に算定できないことから未定と
  しておりましたが、現時点で入手可能な情報や予測等に基づき 2021 年3月期第2四半期連結業績
  予想を算定しましたので、公表いたします。

(2) 修正の主要な要因
 ① COVID-19 が当社グループの事業に与える主要な影響
     ・ 当社グループの主要な事業は生産設備の製造・販売ですが、そのほとんどがお客様ごとの
       オーダーメイド設備のため、設計、仕様、設備の規模や金額、納期はさまざまです。
     ・ 当社グループ連結売上高の約 80%が日本からの輸出ですが、   その売上計上基準は原則「船
       積み基準」を採用し、一方、国内の場合は「検収基準」を採用しています。
     ・ 「船積み基準」の場合、原則として当社の工場出荷前にお客様に検査をしていただき、完
       成度を確認した上で、船積みの手配を行います。
     ・ 今般、 COVID-19 の影響で海外との人の往来に支障が生じたため、出荷前の検査が延期さ
       れたものは、輸出案件では船積みができない状況となり、国内案件の一部でも相互の事業
       所、工場間での人の往来に支障が生じ、打合せ、立会検査等の中断も起きています。
     ・ また、受注面では、制御(コンピュータ)による高精度、高精密な生産設備のため部品1
       点にわたるまで詳細な仕様打ち合わせが必要なものが多く、原則、対面で行っていたもの
       ができなくなりました。
     ・ これら人の往来が遮断された結果、新規受注、売上に必要なフローの一部が中断していま
       す。
    ・ 現在、「With CORONA」をテーマとして、リモートによる受注打合せやお客様による検
      査の導入を進めていますが、技術的な問題の伝達方法、通信環境の整備、コミュニケーシ
      ョンや資料の改善、取り交わし文書の変更や再作成などを行っています。
    ・ いわゆる単体機やリピート機などについては、    通常のフローもしくは一定程度の打合せや
      ビデオ、データなどにより受注、売上を継続しています。
    ・ なお、当社グループ社員への影響や部品調達、生産活動自体に大きな直接的な影響はあり
      ません。

②   COVID-19 が当社グループの業績に与える主要な影響
    ・ IoT、DX(デジタルトランスフォーメーション)、5G、脱炭素、自動運転など設備投資
      の需要、引き合いはあるものの、前述のとおり顧客の設備投資再開への判断に重要ないく
      つかの要素に障害があるため、開発の着手あるいは発注の判断に慎重さが続いています。
    ・ このため通期の売上は予想が困難な状況です。
    ・ 現在、受注から売上までのリードタイムの平均が6ヶ月前後で推移していることから、第
      2四半期の売上高は、上述の環境の範囲で予定納期をもとに算定しました。

③   その他の要因
    ・ 2021 年3月期第2四半期連結業績予想には、津波・原子力災害被災地域雇用創出企業立
      地補助金 277 百万円を特別利益として織り込んでいます。

(3) 通期業績予想について
    今後、大きな環境変化がない場合、現在の需要動向、引き合い動向から今期の業績に影響する
   受注は9月中にはその凡そが判明しますので、通期業績予想は 10 月中に公表することとし、今
   回は予想を見送りといたします。個別の 2021 年3月期第2四半期業績については輸出案件の仕
   向け地調整なども考えられるため見送りとし、前述通期業績予想と同時に行う予定です。


3.その他
   当社の配当方針は安定配当であり、2020 年 5 月 22 日に発表した配当予想(1株当たりの年間
  配当金 30 円)についての変更はありません。

* 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
 上記の業績見通しは、当社が現時点で入手している情報及び合理的と判断した一定の前提に基づいたもので
 あり、実際の業績は今後のさまざまな要因によって、業績予想数値とは異なる可能性があります。開示すべ
 き重要事実が発生した場合には、適時開示規則、当社情報開示基準に則り、速やかにお知らせします。
                                                 以上