6143 ソディック 2019-11-13 15:00:00
2019年12月期 第3四半期決算説明資料 [pdf]
2019年12月期 第3四半期
決算説明資料
2019年11月13日
株式会社ソディック
目次
Ⅰ.2019年12月期 3Q決算概要 3
Ⅱ. 2019年12月期 通期業績予想 16
(参考資料) 22
2
Ⅰ.2019年12月期 3Q決算概要
業績ハイライト
米中貿易摩擦の長期化等により、主要市場の中国を中心に放電加工機の販売台数が大幅に減少した結果、
売上高は前年同期比約2割減少。
生産台数減少に伴う工場の稼働率低下、減価償却費等固定費の増加により、利益は前年同期を大幅に下回る結果。
(百万円)
2019年12月期
2018年12月期 3Q 2019年12月期 3Q 前年同期比 増減 通期予想(11/13修正)
実績 利益率 実績 利益率 金額 率 金額 利益率
売上高 62,577 - 49,707 - △12,869 △20.6% 67,000 -
売上総利益 23,368 37.3% 16,480 33.2% △6,887 △29.5% - -
営業利益 8,253 13.2% 2,746 5.5% △5,507 △66.7% 3,400 5.1%
経常利益 8,088 12.9% 2,577 5.2% △5,511 △68.1% 3,100 4.6%
当期純利益 5,632 9.0% 1,177 2.4% △4,455 △79.1% 1,500 2.2%
売上高比率 売上高比率
設備投資額 5,552 8.9% 3,353 6.7% 4,500 6.7%
減価償却費 2,283 3.6% 2,542 5.1% 3,400 5.1%
研究開発費 3,017 4.8% 2,870 5.8% 4,200 6.3%
ドル 109.60 円 109.12 円 0.48円 円高 108.50 円
期中平均 ユーロ 130.87 円 122.62 円 8.25円 円高 121.50 円
為替レート 人民元 16.84 円 15.88 円 0.96円 円高 15.70 円
バーツ 3.41 円 3.49 円 0.08円 円安 3.50 円
※参考情報 2019年9月末 為替レート ドル:107.92円 ユーロ:118.02円 人民元:15.13円 バーツ:3.53円
2018年9月末 為替レート ドル:113.57円 ユーロ:132.14円 人民元:16.50円 バーツ:3.50円
4
業績ハイライト(四半期別)
第3四半期は売上高は増加するも、生産台数減少に伴う工場の稼働率の低下等により売上総利益率が低下し、
営業利益は増加したものの低水準。
(百万円)
前四半期比
2019年12月期
増減
1Q 2Q 3Q
利益率 利益率 利益率 金額 率
(1-3月) (4-6月) (7-9月)
売上高 18,828 - 13,888 - 16,990 - 3,101 22.3%
売上総利益 6,645 35.3% 4,685 33.7% 5,148 30.3% 463 9.9%
営業利益 2,093 11.1% 33 0.2% 618 3.6% 575 1738.2%
経常利益 2,168 11.5% △94 - 503 3.0% 598 -
当期純利益 1,460 7.8% △568 - 285 1.7% 853 -
ドル 110.22 円 110.06 円 109.12 円
期中平均 ユーロ 125.16 円 124.32 円 122.62 円
為替レート 人民元 16.32 円 16.19 円 15.88 円
バーツ 3.49 円 3.49 円 3.49 円
5
売上高・営業利益率推移(四半期毎)
【売上高】
棒グラフ:売上高 放電加工機の販売減少により低迷継続。
折れ線グラフ:営業利益率
・中国子会社17年1-3月売上高 【営業利益率】
(約35億円)含む 工場稼働率の低下等より、2Qで大幅に低下し、
3Qも依然として低水準
・決算期変更に係る特殊要因 売上高
(△4億円)により営業利益率低下 過去最高
(百万円)
売上低迷要因
・国内:補助金待ち
売 営
・中国:春節の影響
・新興国:経済減速
業
上 利
(※)
益
率
高
(4-6月)(7-9月)(10-12月)
(※)決算期変更による変則決算のため、
中国の12月決算会社の17年1-3月の数値を含みます。
6
営業利益増減要因
販売手数料の減少等により、販売管理費が減少したものの、売上高の減少等に起因する売上総利益の大幅な
減少により、営業利益は前年同期と比較し、約55億円減少。
売上総利益
減少 (百万円)
【売上総利益減少の主な要因】
・売上高の減少に伴う利益減
・生産台数減少に伴う工場の稼働率低下
・バーツ高等による材料費の上昇
その他
販売手数料 販管費減少
減少
人件費 旅費交通費
減少 減少
研究開発費 広告・販促費 減価償却費
増加 減少 減少
2018年12月期 2019年12月期
3Q累計(実績) 3Q累計(実績)
7
セグメント別業績
(百万円) 工作機械事業
前年同期比
2018年12月期 2019年12月期 【全体】
増減
米中貿易摩擦の影響の長期化でスマホ・電子
3Q 実績 3Q 実績 (額) (率) 部品向けの需要減少が継続。
自動車関連も回復せず、前年同期比大幅減少。
● 工作機械事業 45,117 34,498 △ 10,618 △23.5% 【北米】航空宇宙・医療関係が堅調。
● 産業機械事業 7,736 7,242 △ 493 △6.4% 販売台数減少に伴う工場の稼働率低下、減価
償却費等固定費の増加により利益は減少。
売上高 ● 食品機械事業 4,934 3,470 △ 1,464 △29.7%
産業機械事業
● その他事業 4,789 4,496 △ 292 △6.1% 米中貿易摩擦で設備投資鈍化が継続。
スマホ・電子部品向けは依然一服感あり。
62,577 49,707 △ 12,869 △20.6% 日本では自動車関連の需要、中国・アジア
では光学レンズやシリコーン成形機需要、
● 工作機械事業 8,033 3,564 △ 4,469 △55.6%
5G対応関連の投資需要あり。
食品機械事業
● 産業機械事業 604 218 △ 386 △63.9%
販売は前年同期と比較して伸び悩み。
セグメント 麺の品質向上の為の製麺設備や包装米
● 食品機械事業 618 369 △ 248 △40.2%
利益 飯製造装置、自動化設備の需要は堅調
を維持。
● その他事業 931 236 △ 695 △74.6%
10,189 4,389 △ 5,799 △56.9% その他事業
調整額・消却額等 △ 1,935 △ 1,643 292 ー
セラミックスは需要減少を継続。
精密金型成形事業は自動化対応に向けた
研究開発や生産設備の増強など中長期的
営業利益 合計 8,253 2,746 △ 5,507 △66.7% 成長への投資が先行し、利益は減少。
8
セグメント別業績(四半期別)
(百万円) 工作機械事業
2019年12月期 前四半期比 増減 【中国】米中貿易摩擦の影響の長期化により
依然として低調だが、2Q比では販売増加。
1Q 実績 2Q 実績 3Q 実績 【日本】足元では設備投資の持ち直しの動きもあり、
金額 率
(1-3月) (4-6月) (7-9月)
2Q比増加。
【欧州】自動車関連で伸び悩むも、2Qで落ち込んだ
● 工作機械事業 13,362 10,081 11,054 972 9.6%
反動により3Qは微増。
【北米】航空宇宙・医療関係堅調だが、
● 産業機械事業 2,320 1,892 3,029 1,136 60.1% 自動車関連弱さあり。
【アジア】ベトナムは自動車関連堅調だが、
売上高 ● 食品機械事業 1,776 568 1,125 557 98.2% 全体では、2Q比減少。
産業機械事業
● その他事業 1,369 1,346 1,781 434 32.3%
米中貿易摩擦で設備投資鈍化が継続。
18,828 13,888 16,990 3,101 22.3% スマホ・電子部品向けは依然一服感あり。
日本では自動車関連の需要、中国・アジアでは
● 工作機械事業 2,191 671 701 29 4.4% 光学レンズやシリコーン成形機需要、5G対応関
連の投資需要あり。
受注残の消化により売上高は2Q比大幅増加。
● 産業機械事業 80 △ 83 222 305 -
セグメント 食品機械事業
● 食品機械事業 336 △ 43 76 120 -
利益
3Qは大口の製麺設備や製麺機の販売等もあり、
● その他事業 △7 71 172 101 141.6% 2Q比増加。
その他事業
2,600 615 1,172 557 90.5%
セラミックスは需要減少を継続。
調整額・消却額等 △ 507 △ 582 △ 554 27 - 精密金型成形事業は自動化対応に向けた
研究開発や生産設備の増強など中長期的
営業利益 合計 2,093 33 618 584 1738.2% 成長への投資が先行し、利益は減少。
9
セグメント別 売上高内訳
工作機械事業 産業機械事業 食品機械事業
保守サービス・消耗品 保守サービス・消耗品 保守サービス・消耗品
工作機械販売 産業機械販売 食品機械販売
(百万円) (百万円) (百万円)
50,000 9,000 6,000
45,000 8,000
7,709 5,000
40,000 945 360
7,000
1,019
35,000
6,000 4,000
30,000 7,472
5,000 503
25,000 3,000
4,000
20,000 4,573
37,407 6,790
3,000 6,223 2,000
15,000
27,025
2,966
10,000 2,000
1,000
5,000 1,000
0 0 0
2018年12月期 3Q 2019年12月期 3Q 2018年12月期 3Q 2019年12月期 3Q 2018年12月期 3Q 2019年12月期 3Q
工作機械事業 産業機械事業 食品機械事業
2018年12月期 3Q 2019年12月期 3Q 2018年12月期 3Q 2019年12月期 3Q 2018年12月期 3Q 2019年12月期 3Q
機械販売 37,407 82.9% 27,025 78.3% 6,790 87.8% 6,223 85.9% 4,573 92.7% 2,966 85.5%
保守サービス・
7,709 17.1% 7,472 21.7% 945 12.2% 1,019 14.1% 360 7.3% 503 14.5%
消耗品
合計 45,117 100.0% 34,498 100.0% 7,736100.0% 7,242 100.0% 4,934 100.0% 3,470100.0%
10
事業別海外売上高比率
中国、欧州、アジアでの売上高が減少したことにより、海外売上高比率は59.8%に低下。
(百万円) 日本 北・南米 欧州 中華圏 アジア
その他
食品機械
産業機械
工作機械
(百万円)
2018年12月期 3Q 日本 北・南米 欧州 中華圏 アジア 計
工作機械 8,936 19.8% 4,840 10.7% 5,351 11.9% 20,878 46.3% 5,109 11.3% 45,117 72.1%
産業機械 3,662 47.3% 493 6.4% 43 0.6% 2,498 32.3% 1,038 13.4% 7,736 12.4%
食品機械 2,420 49.1% 9 0.2% - - 261 5.3% 2,242 45.4% 4,934 7.9%
その他 4,652 97.1% - - - - 137 2.9% - - 4,789 7.7%
地域別 計 19,672 31.5% 5,343 8.5% 5,395 8.6% 23,775 38.0% 8,390 13.4% 62,577 100.0%
2019年12月期 3Q 日本 北・南米 欧州 中華圏 アジア 計
工作機械 9,408 27.3% 4,825 14.0% 4,400 12.8% 11,362 32.9% 4,501 13.0% 34,498 69.4%
産業機械 3,509 48.4% 461 6.4% - - 1,764 24.4% 1,506 20.8% 7,242 14.6%
食品機械 2,699 77.9% 12 0.3% - - 292 8.4% 465 13.4% 3,470 7.0%
その他 4,378 97.4% - - - - 118 2.6% - - 4,496 9.0%
地域別 計 19,995 40.2% 5,299 10.7% 4,400 8.9% 13,538 27.2% 6,473 13.0% 49,707 100.0%
為替の影響額 - △約0.2億円 △約2.9億円 △約7.5億円 △約0.3億円 △約11億円
11
貸借対照表
ネット有利子負債は53億52百万円(前期末比6億25百万円減少)
前期末に比べ円高に推移したことにより、海外子会社の資本金等の換算により生じる為替換算調整勘定が減少したこと
で純資産が約14億円減少
資産 負債・純資産
(百万円) 119,082 (百万円) 119,082
120,000 114,445 120,000 114,445
21,428
18,380
33,546
100,000 100,000 その他負債
34,010
現預金
80,000 80,000
16,518 39,524 39,363
14,013 売上債権
有利子負債
60,000 60,000 新株予約権付
たな卸資産 社債約80億円含む
27,245 25,614
40,000 2,636 2,085 その他流動資産 40,000
純資産合計
58,129 56,701
固定資産 20,000
20,000 39,136 38,719
0 0
2018年12月期 2019年12月期 2018年12月期 2019年12月期
3Q 3Q
※参考情報 2019年9月末 為替レート ドル:107.92円 ユーロ:118.02円 人民元:15.13円 バーツ:3.53円
2018年12月末 為替レート ドル:111.00円 ユーロ:127.00円 人民元:16.16円 バーツ:3.41円
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2019年12月期 3Qトピックス(新製品)
1 業界初! 粉粒体温度の直接管理を実現する
「粉体冷却装置」を開発
小麦粉、そば粉、米といった粉粒体の原材料を迅速・均一に冷却し、製麺、
製パン、製菓など、生地の品質管理の向上実現する業界初「粉体冷却装置」
を開発いたしました。なお、本製品は特許を取得しています。
※製品の詳細につきましては、以下プレスリリースをご参照下さい。
URL:https://www.sodick.co.jp/pdf/190716093935_201907016_SodickNewsRelease_chb.pdf
▲粉体冷却装置
2 リニアモータ駆動 大型形彫り放電加工機
「AG200L」の開発
リニアモータ駆動形彫り放電加工機のベストセラーである“AGシリーズ”において、ス
トローク最大級の大型ワーク対応高速・高性能形彫り放電加工機「AG200L」を
開発いたしました。
自動車のバンパーやフロントグリル、ドアパネルなどの大物金型では、各種センシン
グ機能搭載による自動運転や、ヘッドランプなど各モジュールの高機能化・複雑化・
一体構造化、意匠デザインの高インテリジェント化への対応により、より大型で、より
複雑な設計の金型構造になっています。これら大型金型を形彫り放電加工機を用
いて高速で簡単に加工したいというニーズに適応しております。
※製品の詳細につきましては、以下プレスリリースをご参照下さい。
URL: https://www.sodick.co.jp/pdf/191001061824_AG200L_Pressrelease_sodick_20190930.pdf ▲AG200L
13
2019年12月期 3Qトピックス(展示会情報)
3 FOOMA JAPAN 2019(国際食品工業展)出展
東京ビックサイトにて開催された国際的な食品機械の展示会「FOOMA JAPAN」に出展
いたしました。国内外において「食の安全・安心」に関心が高まる中、当社が手掛ける製麺
機をはじめとした最先端食品機械製品群を展示いたしました。
新製品の「粉体冷却装置」を初出展したほか、製麺工程1ラインをトータルでサポートでき
る点をアピールするなど、当社ブースは活況を呈しました。
【 FOOMA JAPAN 2019 概要】
開催場所:東京ビッグサイト
開催期間:2019/7/9-12(4日間)
出展機種:粉体冷却装置、食品検査用LEDコンベヤ、CIPミキサ、加圧装置、トレーフィーダー等
来場者数:100,680人(うち海外 5,134人)
◀真空エクストルーダー
▲当社ブース風景
4 EMO2019(国際金属加工見本市)出展
ドイツ・ハノーバーにて開催された世界最大級の工作機械見本市「EMO 2019」に出展いたし
ました。リニアモータ駆動 高速ワイヤ放電加工機「ALC400P」をはじめ、精密金属3Dプリンタ
「OPM250L」や欧州では初出展となるV–LINE®搭載の電動射出成形機「MS100」など最新
鋭の機種を展示いたしました。
当社ブースは、世界各国の来場者の関心を集め、多くの引き合いをいただくことが出来ました。
【 EMO 2019 概要】
開催場所:ドイツ ハノーバー
開催期間:2019/9/16-21(6日間)
出展機種:ワイヤ放電加工機 ALC400P、ALC800G、精密金属3Dプリンタ OPM250L、
形彫り放電加工機 AG60L、AG80L、精密マシニングセンタ UH650L、射出成形機 MS100
来場者数:128,966人
▲当社ブース風景
14
2019年12月期 3Qトピックス(テックセンター・販売会社新設)
5 英国「テックセンター」オープニング・セレモニー開催
欧州の中心的な営業拠点である、英国の販売子会社「Sodick Europe Ltd.」に
テックセンターを新設し、オープニングセレモニーを7月10日に現地で開催いたしました。
テックセンター新設により、欧州における事業展開をさらに加速させ、自動車産業をはじ
め、航空宇宙・医療分野でのマーケットシェアアップを図るともに、当地における“ソディッ
ク”ブランドのイメージ向上にも寄与するものと期待しています。
【概要】 ▲テックセンター外観
会社名 :Sodick Europe Ltd.
住所 :Agincourt Road, Warwick, CV34 6XZ, United Kingdom
延床面積:約 4,180㎡
主要設備:放電加工機、マシニングセンタ、金属3Dプリンタ、射出成形機 など
総投資額:8.6百万ユーロ
◀セレモニー風景
※詳細につきましては、以下プレスリリースをご参照下さい。
URL: https://www.sodick.co.jp/pdf/190724150438_20190724_NewsRelease_SELteckcenter.pdf
6 中国・上海市に食品機械事業の販売会社を設立
中国・上海市に食品機械事業の販売会社「蘇比克富夢(上海)貿易有限公司」を
7月に設立、9月より本格的に事業展開を開始いたしました。中国販社設立により、中
国・ASEAN諸国への日本食文化の普及と発展を通じ、ソディックブランドの向上・社会
貢献を図るとともに、同地域における食品機械事業を加速することを目的としておりま
す。営業機能に加え、エンジニアリング機能も備えることで、設計・施工・設置、メンテナ
ンスまでをトータルでサポートいたします。
【概要】
会社名 :蘇比克富夢(上海)貿易有限公司
住所 :中国上海市青浦区徐涇鎮諸光路436号(沙迪克機電(上海)有限公司内)
資本金 :70万米ドル(7,500万円程度) ※為替レート:1米ドル=107円
事業内容 :食品機械・関連設備販売、メンテナンス(搬入据付業務含む)、エンジニアリング、
▲ソディック 自動茹麺装置(一例)
ソフト提供(技術供与)、国際貿易(輸出入)
※詳細につきましては、以下プレスリリースをご参照下さい。
URL: https://www.sodick.co.jp/pdf/191030095937_20191030_NewsRelease_shanghai%20food%20sales.pdf
15
Ⅱ.2019年12月期 通期業績予想
市場環境
国内:米中貿易摩擦の影響で設備投資に慎重さが見られているものの、政府の補助金政策や老朽化設備の
更新需要は継続する見通し。
北米:自動車関連は減速感があるものの、航空宇宙、医療機器関連を中心に設備投資需要が増加する見通し。
欧州:Brexit問題の混迷など先行きに不透明感あるほか、中国景気減速の影響もあり、設備需要は減少。
中国:中長期的にはものづくりの高度化、人件費の高騰を背景とした自動化ニーズの高まり等もあり、自動車関連を
中心に高精度な機械の需要は継続する見通しだが、足元では米中貿易摩擦などの影響が長期化。
アジア:地域ごとに濃淡はあるが、中国の景気減速を受けて、需要の先行きには不透明感あり。
中国での
日本工作機械工業会 工作機械受注金額・ 需要増加
ソディック 放電加工機受注台数 日本工作機械工業会
(百万円) (台)
200,000 500 工作機械 地域別受注構成比
180,000 450 (2019年1月-9月累計)
160,000 400
140,000 350 その他
120,000 300 北米 1.5%
100,000 250 17.4%
日本
80,000 200 欧州 41.0%
60,000 150 12.4%
40,000 100
中国 米中貿易摩擦による その他アジア
20,000 50 中国
景気減速 需要減少 10.5%
17.1%
0 0
12/04
12/06
12/08
12/10
12/12
13/02
13/04
13/06
13/08
13/10
13/12
14/02
14/04
14/06
14/08
14/10
14/12
15/02
15/04
15/06
15/08
15/10
15/12
16/02
16/04
16/06
16/08
16/10
16/12
17/02
17/04
17/06
17/08
17/10
17/12
18/03
18/04
18/06
18/08
18/10
18/12
19/02
19/04
19/06
19/09
日工会受注(内需) 日工会受注(外需) ソディック放電加工機受注台数
出典:日本工作機械工業会
出典:日本工作機械工業会 17
2019年12月期 通期業績予想(当初予想対比)
売上高は工作機械事業・その他事業を中心に第3四半期の実績が前回修正予想に対して順調に進捗しており、通期で
は前回予想をやや上回る見込み。利益面では工場稼働率の低下による売上原価率の悪化・減価償却費等の固定費増
加により、前回修正予想を下回る想定。
(百万円)
2019年12月期 通期 2019年12月期 通期 増減
前回修正予想 今回修正予想
利益率 利益率 金額 増減率
(8/2公表) (11/13公表)
売上高 66,200 - 67,000 - 800 1.2%
営業利益 3,800 5.7% 3,400 5.1% △400 △10.5%
経常利益 3,600 5.4% 3,100 4.6% △500 △13.9%
当期純利益 2,000 3.0% 1,500 2.2% △500 △25.0%
通期予想 通期予想
為替レート 為替レート
ドル 107.5 円 108.50 円
期中平均 ユーロ 122.2 円 121.50 円
為替レート
人民元 15.9 円 15.70 円
バーツ 3.5 円 3.50 円
※2019年12月期 通期業績予想を修正しております。
詳細につきましては、2019年11月13日公表の「業績予想の修正に関するお知らせ」をご参照ください。
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2019年12月期 通期業績予想(進捗状況)
(百万円)
2019年12月期 3Q 2019年12月期 通期 2018年12月期
進捗率
修正予想
実績 利益率 利益率 実績 利益率
(11/13公表)
売上高 49,707 - 67,000 - 74.2% 82,716 -
営業利益 2,746 5.5% 3,400 5.1% 80.8% 9,888 12.0%
経常利益 2,577 5.2% 3,100 4.6% 83.1% 9,619 11.6%
当期純利益 1,177 2.4% 1,500 2.2% 78.5% 6,462 7.8%
売上高比率 売上高比率
設備投資額 3,353 6.7% 4,500 6.7% 8,576 10.4%
減価償却費 2,542 5.1% 3,400 5.1% 3,085 3.7%
研究開発費 2,870 5.8% 4,200 6.3% 3,902 4.7%
ドル 109.12 円 108.50 円 110.44 円
期中平均 ユーロ 122.62 円 121.50 円 130.35 円
為替レート
人民元 15.88 円 15.70 円 16.71 円
バーツ 3.49 円 3.50 円 3.42 円
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セグメント別 通期業績予想
(百万円)
2019年12月期 2018年12月期
工作機械事業
通期予想 通期計画
3Q累計実績 実績 米中貿易摩擦等による影響が長期化し
(11/13公表) 進捗率
ており、各地域で厳しい状況が継続する
● 工作機械事業 34,498 44,500 77.5% 58,607 見込み。
● 産業機械事業 7,242 10,100 71.7% 11,155
売上高 ● 食品機械事業 3,470 6,400 54.2% 6,560 産業機械事業
スマホ、電子部品関連の落ち込みや米
● その他事業 4,496 6,000 74.9% 6,392 中貿易摩擦の影響もあるが、足元では、
中国・アジアでは光学レンズやシリコーン
49,707 67,000 74.2% 82,716 成形機需要、5G対応の投資関連需
要あり、回復する見込み。
● 工作機械事業 3,564 4,200 84.9% 9,988
食品機械事業
● 産業機械事業 218 400 54.7% 802
製麺機や米飯装置の主要案件が4Q
セグメント
利益
● 食品機械事業 369 650 56.9% 674 に集中しており、3Q時点の進捗は悪
いが、通期では売上高・利益ともにほ
● その他事業 236 350 67.6% 1,030 ぼ計画通りに着地する見込み。
4,389 5,600 78.4% 12,496
その他事業
調整額 △ 1,643 △ 2,200 74.7% △ 2,607 精密金型・精密成形事業及びセラ
ミックスの外販は引き続き厳しい状況
営業利益 合計 2,746 3,400 80.8% 9,888 が見込まれる。
※業績予想の修正に伴い、セグメント別通期業績予想についても一部修正しております。 20
株主還元方針及び配当予想
配当方針:株主資本配当率(DOE)2%以上を目指す。
2019年12月期の年間配当は、25円の予定(中間12円、期末13円)
(円)
1株当たり配当金 DOE
2.4%
2.5%
30 2.1% 2.1%
2.1%
2.0% 2.0%
25 2.0%
25 24
20 22
20 18 19 1.5%
6
15
1.0%
10
14
0.5%
5
0 0.0%
2015/3期 2016/3期 2017/3期 2017/12期 2018/12期 2019/12期
一部上場記念
配当6円含む
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(参考資料)
【参考資料】国内外の拠点
NEW NEW
Sodick America Sodick, Inc. Shanghai Sodick 宮崎事業所 加賀事業所
Corporation(San Jose) (Chicago) Software Co., Ltd. (マルチファクトリー) 本社/技術・研修センター
NEW
Sodick Europe Ltd. (U.K.) 福井事業所
Q
Sodick Deutschland GmbH Sodick Korea
(Germany) Co.,Ltd.
NEW
Sodick (Thailand) Co., Ltd. Sodick Singapore Sodick (H.K.) Sodick Amoy Sodick (Taiwan) Suzhou Sodick
Techno Centre Pte., Co., Ltd. Co., Ltd. Co., Ltd. Special Equipment
Ltd.(Sodick Singapore Pte., Ltd.) Co., Ltd.
(Photo: Credit to JCT)
本社 生産拠点 開発拠点 販売・サービス拠点
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【参考資料】主な展示会への出展情報
国内外の展示会へ参加し、積極的な営業活動を展開いたします。
期間 開催地 展示会 概要
10/16~18 ベトナム ハノイ MTA Hanoi
10/16~23 ドイツ デュッセルドルフ K 2019(国際プラスチック・ゴム産業展) 射出成形機 欧州にて初出展
10/23~26 日本 名古屋 MECT2019(メカトロテックジャパン2019) 国内最大級の工作機械見本市
11/20~23 タイ バンコク METALEX THAILAND
11/26~29 中国 深圳 DMP2019(国際金型・金属加工、プラスチック・包装展)
12/5~8 インドネシア ジャカルタ Machine Tool Indonesia 2019
2020年
3/10~13 ドイツ デュッセルドルフ METAV (International Exhibition for Metalworking Technologie)
4/15~18 日本 大阪 INTERMOLD2020 大阪
4/20~23 英国 バーミンガム MACH 2020
4/21~24 中国 上海 ChinaPlas 2020 (国際プラスチック・ゴム産業展)
4/22~25 インド ムンバイ Die&Mold India International Exhibition
5/13~16 タイ バンコク INTERMACH 2020
5/18~22 中国 北京 CIMES (China International Machine Tools & Tools Exhibition)
MTA Vietnam 2020
7/2~5 ベトナム ホーチミン (International Precision Engineering, Machine Tools and Metalworking
Exhibition & Conference)
9/14~19 USA シカゴ IMTS2020 世界最大級の工作機械展示会
10/6~10 日本 幕張 IPF Japan 2020 (国際プラスチックフェア) 射出成形機を出展
12/7~12 日本 東京 JIMTOF2020 世界最大級の工作機械展示会
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留意事項
本資料は、情報提供のみを目的として作成するものであり、当社株式の購入を含め、特定の商品の募集・勧誘・営業等を目的としたも
のではありません。
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づく開示書類ではありません。
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れた将来予測と大きく異なるものとなる要因が内在することにご留意ください。これらの将来予測は、当社の現在と将来の経営戦略及び
将来において当社の事業を取り巻く政治的、経済的環境に関するさまざまな前提に基づいて行われています。
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