東証一部 6143
2020年12月期
決算説明会
2021年2月19日
株式会社ソディック
1
説明内容
Ⅰ．2020年12月期 決算概要 3
Ⅱ. 2021年12月期 業績予想 22
Ⅲ．株主還元 27
Ⅳ．中期経営計画 29
（参考資料）
2
Ⅰ．2020年12月期 決算概要
Ⅱ. 2021年12月期 業績予想
Ⅲ．株主還元
Ⅳ．中期経営計画
（参考資料）
3
業績ハイライト
新型コロナウイルス感染拡大の影響により放電加工機の販売が大幅に減少
生産台数減少に伴う工場の収益性低下等により、営業利益は前年同期比約46％減少
第4四半期においては主に中国にて放電加工機・射出成形機の販売が想定よりも伸長し、通期予想を上回る結果
（百万円）
2020年12月期通期予想
2019年12月期 2020年12月期 前年同期比 増減 （11/13修正）
実績 利益率 実績 利益率 金額 率 金額 利益率
売上高 67,591 - 58,030 - △9,561 △14.1% 55,400 -
売上総利益 22,169 32.8% 18,250 31.4% △3,919 △17.7%
営業利益 3,422 5.1% 1,852 3.2% △1,569 △45.9% 1,300 2.3%
経常利益 3,558 5.3% 2,046 3.5% △1,511 △42.5% 1,300 2.3%
当期純利益 2,002 3.0% 1,346 2.3% △655 △32.7% 750 1.4%
売上高比率 売上高比率
設備投資額 6,561 9.7% 2,448 4.2% 4,500
減価償却費 3,664 5.4% 3,399 5.9% 3,800
研究開発費 3,483 5.2% 3,220 5.5% 3,400
ドル 109.03 円 106.76 円 2.27円 円高 106.50 円
期中平均 ユーロ 122.03 円 121.88 円 0.15円 円高 121.50 円
為替レート 人民元 15.77 円 15.48 円 0.29円 円高 15.40 円
バーツ 3.52 円 3.42 円 0.10円 円高 3.40 円
※参考情報 2020年12月末 為替レート ドル：103.50円 ユーロ：126.95円 人民元：15.88円 バーツ：3.44円
2019年12月末 為替レート ドル：109.56円 ユーロ：122.54円 人民元：15.67円 バーツ：3.63円
4
業績ハイライト（四半期別）
第1四半期をボトムに業績回復
第4四半期は中国を中心に放電加工機及び射出成形機の販売が伸長し、売上高増加。利益率も改善
（百万円）
2020年12月期
1Q 2Q 3Q 4Q
利益率 利益率 利益率 利益率
（1-3月） （4-6月） （7-9月） (10-12月)
売上高 13,030 - 13,671 - 14,042 - 17,285 -
売上総利益 4,073 31.3% 4,358 31.9% 4,427 31.5% 5,390 31.2%
営業利益 △88 △0.7% 433 3.2% 481 3.4% 1,025 5.9%
経常利益 △67 △0.5% 430 3.1% 530 3.8% 1,153 6.7%
当期純利益 △18 △0.1% 124 0.9% 513 3.7% 727 4.2%
ドル 108.86 円 108.23 円 107.55 円 106.76 円
期中平均 ユーロ 120.08 円 119.31 円 120.93 円 121.88 円
為替レート 人民元 15.60 円 15.38 円 15.37 円 15.48 円
バーツ 3.48 円 3.43 円 3.41 円 3.42 円
5
売上高・営業利益率推移（四半期毎）
売上高 中国を中心に放電加工機・
・中国子会社17年1-3月売上高 【売上高】
(約35億円)含む 過去最高 ・4Qでは食品機械の売り上げが伸長
射出成形機の販売が伸長
・決算期変更に係る特殊要因 ・放電加工機は販売減少により低迷継続
(△4億円)により営業利益率低下 工作
【営業利益率】 産業
・生産台数の減少に伴い収益性が低調 食品
（百万円） その他
新型コロナウイルス感染拡大の
営業利益率
25,000 影響により売上高減少。
23,196 23,031 中国は3月以降回復、
19.0%
売 (※) 3Qは日米欧で回復傾向 営
21,179 21,229 21,161
20,138 業
20,000
18,385 18,828 利
上 17,883 17,285 14.0%
16,990
益
1,330
1,362 率
高 15,000 13,888 13,671 14,042
13,030
2,885
9.0%
10,000
11,706 4.0%
5,000
0.0%
0 -1.0%
1Q 2Q 3Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
（4-6月）（7-9月）（10-12月）
2017/12期 2018/12期 2019/12期 2020/12期
(※)決算期変更による変則決算のため、
中国12月決算会社の17年1-3月の数値含む。 6
営業利益増減要因
出張制限による旅費交通費の減少、展示会中止による販促・広告費の減少、残業減少による人件費の減少など、
販売管理費全体としては約23億円減少するも、売上高の減少等に起因する売上総利益の大幅な減少により、
営業利益は18億52百万円。
売上総利益 （百万円）
減少
【売上総利益減少の主な要因】
・売上高の減少に伴う利益減（主に工作機械の販売減）
・放電加工機の生産台数減少に伴う工場の収益性低下
その他
販管費減少
販売手数料
運搬費 減少
人件費
減少 減少
販促・広告費
減少
研究開発費
旅費交通費 減少
減少
2019年12月期 2020年12月期
（実績） （実績）
7
セグメント別業績
（百万円）
2019年12月期 2020年12月期 増減 2020年12月期
通期予想
（11/13修正）
実績 実績 （額） （率）
● 工作機械事業 45,797 38,024 △ 7,772 △17.0% 35,700
● 産業機械事業 9,773 10,931 1,157 11.8% 10,200
売上高 ● 食品機械事業 6,283 3,585 △ 2,697 △42.9% 3,900
● その他事業 5,737 5,488 △ 248 △4.3% 5,600
67,591 58,030 △ 9,561 △14.1% 55,400
● 工作機械事業 4,621 2,896 △ 1,724 △37.3% 2,400
● 産業機械事業 165 596 431 261.5% 400
セグメント
利益 ●
食品機械事業 625 65 △ 559 △89.5% 180
● その他事業 311 319 8 2.7% 400
5,723 3,878 △ 1,844 △32.2% 3,380
調整額 △ 2,301 △ 2,025 275 ー △ 2,080
営業利益 合計 3,422 1,852 △ 1,569 △45.9% 1,300
8
セグメント別業績
（百万円）
■工作機械事業 売上高（四半期毎）
【売上高】 20,000
16,613
• 新型コロナウイルス感染拡大の影響により、全世界 16,000
15,136
的に景気が大幅に減速。 13,366 13,490
13,362
11,298 11,706
11,054
• 自動車、電子部品、航空宇宙等幅広い産業での 12,000 10,081
8,238
8,825 9,254
事業活動停止等による製品出荷後ろ倒し、設備 8,000
投資先送りの傾向あり。 4,000
• 3月以降中国で5G、半導体関連需要回復継続。
• 日・欧・米・アジアも年後半にかけて持ち直し傾向。 0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
2018/12期 2019/12期 2020/12期
【セグメント利益】
• 売上高の減少及び生産台数減少による工場の
セグメント利益（四半期毎）
収益性低下等により前期比大幅減少。
• 4Qでは売上回復し、利益も増加 3,000 2,818 2,854
2,361
2,500 2,191
1,955
2,000
（百万円）
1,500 1,221
2019年 2020年 増減 1,056
1,000
12月期 12月期 額 率
671 701 744 733
500 197
売上高 45,797 38,024 △ 7,772 △17.0% 0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
セグメント
4,621 2,896 △ 1,724 △37.3% 2018/12期 2019/12期 2020/12期
利益
9
セグメント別業績
（百万円）
■産業機械事業 売上高（四半期毎）
【売上高】 4,000
3,419
• 全世界的な新型コロナウイルス感染拡大の影響 3,000 2,754
3,029
2,759 2,729
2,885
による経済活動の抑制状況は継続。 2,424
2,557
2,320
2,531 2,556
• 営業努力により主に中華圏にて5Gスマートフォン 2,000
1,892
関連向けで新規顧客からの受注獲得。
• 次世代自動車関連（CASE等）向けなどの需 1,000
要も継続
0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
【セグメント利益】 2018/12期 2019/12期 2020/12期
• 高付加価値製品の販売が継続し、セグメント利
益は前期比大幅に改善。 セグメント利益（四半期毎）
500
400
302
（百万円） 300
222 225
197
2019年 2020年 増減 200 148 153 142 134
12月期 12月期 額 率 80
94
100
-83
売上高 9,773 10,931 1,157 11.8% 0
-53
セグメント -100 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
165 596 431 261.5%
利益 2018/12期 2019/12期 2020/12期
2018/12期 2019/12期 2020/12期 10
セグメント別業績
（百万円）
■食品機械事業 売上高（四半期毎）
【売上高】 3,000 2,813
• 衛生面、省人化対応設備の需要継続、外出自
粛に伴う巣ごもり需要に関連した需要増加。 2,146
• 新型コロナウイルス感染拡大により営業活動が 2,000 1,783 1,776
1,625
制限され、複数案件において受注・売上時期が 1,125
1,362
1,005
来期へ先送り。 1,000 782 733 707
568
• 第4四半期の売上高は想定を下回る結果。
0
【セグメント利益】 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
• 売上低迷によりセグメント利益は低水準で推移。 2018/12期 2019/12期 2020/12期
セグメント利益（四半期毎）
500
355
336
300 255
（百万円）
193
2019年 2020年 増減
68 76
100 55
12月期 12月期 額 率 25 21
38
売上高 6,283 3,585 △ 2,697 △42.9% -100 -43
-19
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
セグメント
625 65 △ 559 △89.5%
利益 2018/12期 2019/12期 2020/12期
2018/12期 2019/12期 2020/12期 11
セグメント別業績
（百万円）
■その他事業 売上高（四半期毎）
【売上高】 2,000 1,781
• 金型成形事業は、自動車産業の需要持ち直し。
1,714
1,588 1,603
1,486 1,453
• セラミックスは、新型コロナウイルス感染拡大に伴う 1,500 1,369 1,346
1,240
1,353 1,351 1,330
テレワーク等の情報通信設備の需要増加を受け
堅調。 1,000
500
【セグメント利益】
• 事業環境の悪化や研究開発投資により、収益性 0
が低下していた前年同期と比較するとやや回復傾 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
向にあるも、第4四半期に一時的費用が発生し、 2018/12期 2019/12期 2020/12期
通期では前期比ほぼ横ばい。 セグメント利益（四半期毎）
500
387
308
300
（百万円） 235
172 158
2019年 2020年 増減 98 92
71 75 60
100
12月期 12月期 額 率 7
-7
売上高 5,737 5,488 △ 248 △4.3% -100 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
セグメント
311 319 8 2.7% 2018/12期 2019/12期 2020/12期
利益
12
セグメント別 売上高内訳
工作機械事業 産業機械事業 食品機械事業
保守サービス･消耗品 保守サービス･消耗品 保守サービス･消耗品
工作機械販売 産業機械販売 食品機械販売
（百万円） （百万円） （百万円）
50,000 12,000 7,000
1,148 6,000 650
9,907 10,000
40,000
1,328
5,000
8,658 8,000
30,000 4,000
6,000
674
3,000
20,000 9,782 5,632
35,889 4,000 8,445
29,366 2,000
10,000 2,911
2,000 1,000
0 0 0
2019年12月期 2020年12月期 2019年12月期 2020年12月期 2019年12月期 2020年12月期
工作機械事業 産業機械事業 食品機械事業
2019年12月期 2020年12月期 2019年12月期 2020年12月期 2019年12月期 2020年12月期
機械販売 35,889 78.4% 29,366 77.2% 8,445 86.4% 9,782 89.5% 5,632 89.6% 2,911 81.2%
保守サービス・
9,907 21.6% 8,658 22.8% 1,328 13.6% 1,148 10.5% 650 10.3% 674 18.8%
消耗品
合計 45,797 38,024 9,773 10,931 6,283 3,585
13
事業別海外売上高比率
中国以外の地域での売上高が大幅に減少。 海外売上高比率は 66.0%
30,000
（百万円） 日本 北・南米 欧州 中華圏 アジア
25,000
20,000 その他
食品機械
15,000
産業機械
10,000
工作機械
5,000
0
2019/12期 2020/12期 2019/12期 2020/12期 2019/12期 2020/12期 2019/12期 2020/12期 2019/12期 2020/12期
（百万円）
2019年12月期 日本 北・南米 欧州 中華圏 アジア 計
工作機械 12,100 26.4% 6,504 14.2% 5,910 12.9% 15,421 33.7% 5,860 12.8% 45,797 67.7%
産業機械 4,693 48.0% 635 6.5% - - 2,567 26.3% 1,876 19.2% 9,773 14.5%
食品機械 3,347 53.3% 21 0.3% - - 290 4.6% 2,624 41.8% 6,283 9.3%
その他 5,566 97.0% - - - - 170 3.0% - - 5,737 8.5%
地域別 計 25,707 38.0% 7,162 10.6% 5,910 8.8% 18,450 27.3% 10,360 15.3% 67,591 100.0%
2020年12月期 日本 北・南米 欧州 中華圏 アジア 計
工作機械 7,551 19.9% 5,626 14.8% 4,336 11.4% 16,570 43.6% 3,939 10.3% 38,024 65.5%
産業機械 4,317 39.5% 804 7.4% - - 4,462 40.8% 1,346 12.3% 10,931 18.8%
食品機械 2,634 73.5% 103 2.9% - - 394 11.0% 453 12.6% 3,585 6.2%
その他 5,233 95.3% - - - - 255 4.7% 0 0％ 5,488 9.5%
地域別 計 19,736 34.0% 6,534 11.2% 4,336 7.5% 21,683 37.4% 5,739 9.9% 58,030 100.0%
為替の影響額 － △約 1.2 億円 僅少 △約 2.8 億円 △約 1 億円 △約 5 億円
14
貸借対照表
たな卸資産及び固定資産が減少するも、長期借入金等の調達により現預金が大幅に増加したことにより
総資産は前期末比約15億円増加。
前期末に比べ円高に推移したことにより、海外子会社の資本金等の換算により生じる為替換算調整勘定が
減少したことで、純資産は微減。
資産 負債・純資産
（百万円） （百万円）
116,117 116,117
120,000 114,647 120,000 114,647
17,264 16,755
100,000 100,000 その他負債
33,873 38,920
現預金
80,000 80,000 41,385
38,637
15,363 売上債権 有利子負債
15,418
新株予約権付
60,000 60,000 社債約80億円含む
23,658 たな卸資産
21,320
40,000 2,394 40,000 純資産合計
2,294 その他流動資産
58,745 57,976
20,000 39,357 固定資産 20,000
38,162
0 0
2019年12月期 2020年12月期 2019年12月期 2020年12月期
※参考情報 2020年12月末 為替レート ドル：103.50円 ユーロ：126.95円 人民元：15.88円 バーツ：3.44円
2019年12月末 為替レート ドル：109.56円 ユーロ：122.54円 人民元：15.67円 バーツ：3.63円
15
財務関係指標推移
有利子負債・ネット有利子負債・D/Eレシオ 推移
（百万円） （倍）
有利子負債 ネット有利子負債 D/Eレシオ 新株 新株予約権付
転換社債
50,000 2.50
40,953 41,704 41,385
39,524 38,637
40,000 2.00
30,000
32,958 33,713 30,404 1.50
31,543 30,656
0.92 0.84
20,000 0.72 0.69 0.74 1.00
10,000 4,690 5,978 4,763 0.50
4,106
2,464
0 0.00
2017/3期 2017/12期 2018/12期 2019/12期 2020/12期
自己資本・自己資本比率 推移
（百万円） 自己資本 自己資本比率（自己資本/総資産）
58,033 58,665 57,899
60,000 55,047 100%
48,612
50,000
80%
40,000
48.5% 51.2% 49.9％ 60%
44.5% 45.2%
30,000
40%
20,000
20%
10,000
0 0%
2017/3期 2017/12期 2018/12期 2019/12期 2020/12期
16
キャッシュ・フロー
営業キャッシュフローは税金等調整前純利益が減少するも、たな卸資産の減少等により53億99百万円のプラス。
大きな設備投資もなく、フリーキャッシュフローは38億59百万円のプラス。
現金及び現金同等物の期末残高が大幅に増加（前期比 53億65百万円増）
（百万円）
2019年12月期 2020年12月期 主な増減要因
営業活動によるキャッシュ・フロー 8,336 5,399 たな卸資産の減少 ＋約16億円
投資活動によるキャッシュ・フロー △5,609 △1,539 有形固定資産の取得による支出 △約15億円
長期借入による収入 +125億円
財務活動によるキャッシュ・フロー △2,228 1,665 長期借入金の返済による支出 △98億円
配当金の支払額 △11億円
現金及び現金同等物の期末残高 32,890 38,255
（百万円） 営業CF 投資CF フリーCF（営業CF+投資CF）
10,000 9,275
8,373 8,336
5,399
5,000 4,522
6,241
3,859
2,726
0
1,087
-193 -1,539
-2,132
-5,000
-4,715
-5,609
-8,188
-10,000
2017/3期 2017/12期 2018/12期 2019/12期 2020/12期
17
設備投資／減価償却費／研究開発費
設備投資／減価償却費の推移
（百万円） 設備投資 減価償却費 主な設備投資（2020年12月期）
10,000
加賀事業所 生産設備更新
8,000 8,576 本社 試験研究設備
6,000
金型成形事業 自動化対応
6,561
4,000 2,697 4,588 3,399
3,664 減価償却費
2,000 3,085
2,594 2,360 2,448 2017年以降の設備投資拡大に伴い、
0 減価償却費も高水準で推移。
2017/3期 2017/12期 2018/12期 2019/12期 2020/12期
研究開発費の推移
（百万円）
4,000
3,500
研究開発費（2020年12月期）
3,000
新製品開発、金属3Dプリンタ関連、
2,500
その他基礎研究、IoTや自動化対応
2,000 3,902 関連の開発を継続。
3,408 3,518 3,344 3,483
1,500 3,220
1,000
500
0
2016/3期 2017/3期 2017/12期 2018/12期 2019/12期 2020/12期
18
2020年12月期リリース主な新製品
セグメント 工作機械
ワイヤ放電加工機 細穴放電加工機 金属3Dプリンタ
「AL i Groove Edition」 「K4HL」 アルミ合金造形BMT
製品名
航空宇宙・エネルギー、自動車、医療機
販売市場 自動車、家電、IT、通信関連 等 自動車
器、電機・電子機器 等
①ワイヤ回転機構採用 ①リニアモータ駆動により、 LPM325でアルミニウム合金「AlSi10Mg」
→ワイヤを回転させることで未消耗の 高加速で俊敏な駆動を実現 の造形が対応可能に。
ワイヤ線で加工でき、 同時にベンチマークテストサービスを開始
より高精度の加工が可能に。 ②加工中の電極貫通を自動検知による
作業性の向上。
②段差加工の性能アップ
製品特徴 ③自動電極交換装置など、
③高速自動結線装置、中子処理装 自動化対応
置など自動化対応
19
2020年12月期リリース主な新製品
セグメント 産業機械 食品機械
竪型ロータリ式 射出成形機 不活性ガス溶解 大型2軸ミキサ「TM-350W」
「TR40VRE2」 射出成形システム
「INFILT-V」
製品名
生分解性プラスチック 高品質即席麺、
販売市場 精密・電機・電子機器、自動車 等
脱プラ、環境対応製品 チルド麺 等
精密成形品のさらなる生産性向上を 生分解性プラスチックの生産性向上 ①攪拌軸を2軸搭載→練り性能向上。
実現 高品質麺生地製造可能。
不活性ガスを射出プランジャに直接注
①対応可能な金型（成形品）サイズ 入。 ②大型機
の拡大 →ガスを樹脂材料に溶解させ、その粘度 →1回の練り量は小麦粉350㎏。
が低下する現象を利用し、従来では困 大容量の生産に適応。
製品特徴 ②テーブルを低床化し、作業負担軽減 難な薄肉成形が可能に。
③テーブル回転時間短縮によるハイサイ
クル化
20
新型コロナウイルス感染拡大に対する当社の対応状況
当社 主要拠点での稼働状況は以下の通り （2/12現在）
拠点 稼働状況
公共交通機関利用を一部制限、在宅勤務推進を継続。
日本
2020年８月以降、数日間の一時帰休を実施（2021年２月末まで実施継続予定）
欧米 出社と在宅勤務のローテーションを実施
中国 通常稼働
アジア タイ工場の生産調整も終了し、現在は通常稼働
当社グループでの対応
• 需要減少に合わせた生産調整（タイ工場の稼働日調整）による在庫水準の適正化
• 調達先の見直し及び内製化の強化等、サプライチェーンの抜本的な見直し
• 当社における国内全社員を対象とした一時帰休の実施
• 全社レベルでの経費削減の徹底
• 一部グループ会社における給与減額
• 出張（国内・海外）の原則禁止
• 在宅勤務、時差通勤、Web会議等の利用促進
• 学校の臨時休校に伴う特別休暇の付与
• Web展示会やリモートツール等を活用した営業活動及びサービス体制の強化
• 安全衛生面の徹底（マスク着用、検温、アルコール消毒、食堂利用時間の制限、
外部との接触の自粛等）
• フェイスシールド用フレームの生産及び従業員への配布並びに医療関係･
各種公共機関、スポーツ関連施設・団体などへの供給
▲Face Tech 21
Ⅰ．2020年12月期 決算概要
Ⅱ. 2021年12月期 業績予想
Ⅲ．株主還元
Ⅳ．中期経営計画
（参考資料）
22
市場環境
国内：政府の補助金政策や老朽化設備の更新需要のほか、次世代自動車や5G関連向けなどの需要は期待できるも、
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、設備投資マインドの低下や投資見送り傾向もあり、先行き不透明。
北米・欧州：新型コロナウイルスの感染再拡大による事業活動への影響が懸念。
自動車関連には回復傾向が見られるものの、航空宇宙関連においては厳しい状況となる見通し。
中国：全世界的な新型コロナウイルスの感染拡大や、米中関係の悪化など、先行きは不透明感あるも、
5G、半導体、自動車関連等でものづくりの高度化や自動化ニーズの高まり等あり、高精度機の需要継続見込み。
アジア：地域別に濃淡あるも、依然として厳しい状況が継続する見込み。
日本工作機械工業会 工作機械受注金額・
（百万円） ソディック 放電加工機受注台数 中国での （台）
需要増加
200,000 500
リーマン
ショックによる
160,000 落ち込み 400
120,000 300
80,000 米中貿易摩擦に 200
よる需要減少
40,000 100
中国 新型コロナウイルス感
景気減速 染拡大による減少
0 0
08/04
08/07
08/10
09/01
09/04
09/07
09/10
10/01
10/04
10/07
10/10
11/01
11/04
11/07
11/10
12/01
12/04
12/07
12/10
13/01
13/04
13/07
13/10
14/01
14/04
14/07
14/10
15/01
15/04
15/07
15/10
16/01
16/04
16/07
16/10
17/01
17/04
17/07
17/10
18/01
18/04
18/07
18/10
19/01
19/04
19/07
19/10
20/01
20/04
20/07
20/10
日工会受注（内需） 日工会受注（外需） ソディック放電加工機受注台数
出典：日本工作機械工業会 23
2021年12月期 通期業績予想
新型コロナウイルス感染拡大の影響は不透明感が残るも、自動車業界での軽量化・電装化ニーズ・脱ガソリンへの動
きや、5G普及に向けたシステム高度化に伴い、高精度加工機のニーズは高まる見込み。
（百万円）
2020年12月期 通期 2021年12月期 通期 増減
実績 利益率 計画 利益率 金額 増減率
売上高 58,030 - 65,400 - 7,369 12.7%
営業利益 1,852 3.2% 4,100 6.3% 2,247 121.3%
経常利益 2,046 3.5% 4,100 6.3% 2,053 100.3%
当期純利益 1,346 2.3% 3,000 4.6% 1,653 122.7%
ドル 106.76円 104.00円
期中平均 ユーロ 121.88円 122.00円
為替レート
人民元 15.48円 15.50円
バーツ 3.42円 3.40円
24
2021年12月期 通期業績予想（セグメント別）
（百万円）
2020年12月期 2021年12月期 増減 工作機械事業
実績 計画 金額 率 中国を中心に5G、半導体関連需要は回
復継続。CASEなど次世代自動車関連の
推進を受けたものづくりの高度化による高
● 工作機械事業 38,024 41,200 3,175 8.4% 精度機の需要は好調となる見込み。
新型コロナウイルス感染拡大、都市封鎖
● 産業機械事業 10,931 10,300 △ 631 △5.8% 等による経済の減速からの脱却も期待でき、
設備投資需要は回復基調の見込み。
売上高 ● 食品機械事業 3,585 6,500 2,914 81.3%
産業機械事業
● その他事業 5,488 7,400 1,911 34.8%
5G関連部品、レンズ向け、次世代自
動車関連向けの需要堅調継続
58,030 65,400 7,369 12.7% 一方、競合との競争環境が厳しさを増
す懸念もあり。
● 工作機械事業 2,896 4,800 1,903 65.7%
食品機械事業
● 産業機械事業 596 500 △ 96 △16.2%
前期から翌期に先送りとなった案件の
セグメント
利益 ● 食品機械事業 65 300 234 356.6% ほか、製麺機や米飯装置、自動化対
応設備等の需要が拡大する見込み
● その他事業 319 700 380 118.8%
その他事業
3,878 6,300 2,421 62.4%
金型成形事業は自動車産業での成形
アイテムの拡充により需要拡大見込み。
調整額 △ 2,025 △ 2,200 △ 174 －
セラミックス外販は情報通信設備需要
増に伴い、堅調継続の見込み。
営業利益 合計 1,852 4,100 2,247 121.3%
25
設備投資／減価償却費／研究開発費 計画
2021年計画
（百万円） 設備投資 減価償却費
7,000
6,000
6,561
5,000
31億円（前期比＋約6.5億円） 3,664 3,500
4,000 3,399
設備投資 ・アモイ工場 生産能力増強
3,000
3,100
・生産性向上に向けた生産設備の導入・更新 2,000
2,448
1,000
0
2019/12期 2020/12期 2021/12期
計画
減価 （百万円） ■研究開発費
35億円（前期比+約1億円）
償却費 5,000
4,000
3,000 3,483 3,600
3,220
36億円（前期比＋約3.8億円）
2,000
研究 ・新電源、次世代ＣＮＣ等の要素技術、次世
開発費 代工作機械の開発 1,000
・金属3Dプリンタ関連の研究開発 0
2019/12期 2020/12期 2021/12期
計画
26
Ⅰ．2020年12月期 決算概要
Ⅱ. 2021年12月期 業績予想
Ⅲ．株主還元
Ⅳ．中期経営計画
（参考資料）
27
株主還元方針及び配当予想
配当方針：株主資本配当率（DOE）2％以上を目指す。
2020年12月期の年間配当は、25円の予定（中間12円、期末13円）
2021年12月期の年間配当は、26円の予定（中間13円、期末13円）
（円）
1株当たり配当金 DOE
30 2.5%
2.1% 2.1% 2.1% 2.1% 2.2%
2.0%
25
2.0%
20
1.5%
15
25 25 26
24 1.0%
22
10 19
0.5%
5
0 0.0%
2017/3期 2017/12期 2018/12期 2019/12期 2020/12期 2021/12期
予想
28
Ⅰ．2020年12月期 決算概要
Ⅱ. 2021年12月期 業績予想
Ⅲ．株主還元
Ⅳ．中期経営計画
（参考資料）
29
中期経営計画
2023年12月期までに、売上高750億円、営業利益76億円を展望。
工作機械 産業機械 食品機械 その他 営業利益
（百万円） （百万円）
100,000 20,000
売 82,716 営
6,392 75,000
75,000 15,000 業
上 6,560
67,591 68,900 8,000
65,400 利
11,155 5,737 58,030 7,300
7,100
高 7,400 益
6,283 6,800
5,488 6,500 11,500
50,000 9,773 3,585 10,700 10,000
9,868 10,300
10,931
44,100
41,200 7,600
58,607 45,797
25,000
38,024 5,000
5,900 48,400
1,852 4,100
3,422
0 0
2018/12期 2019/12期 2020/12期 2021/12期 2022/12期 2023/12期
実績 計画
30
事業別経営戦略（工作機械事業）
工作機械事業 方針 売上高 （百万円）
80,000
58,607
【販売戦略】 60,000
45,797 48,400
・事業の総合的なサービス化/デジタル化/ 41,200 44,100
38,024
ソリューション提供 40,000
・デジタルマーケティングの推進
・アフターサービス事業の強化 20,000
・成長市場での販売体制の強化
0
【技術戦略】 2018 2019 2020 2021 2022 2023
・放電加工機の性能・操作性の向上 実績 計画
計画
・金属３Dプリンタの性能向上
・精密マシニングセンタの開発
セグメント利益 （百万円）
【生産戦略】 12,000
9,988
・生産体制の最適化 10,000
・IoTの自社工場での運用 7,550
8,000
6,200
6,000 4,800
【組織・人事戦略】 4,621
・事業管理体制の見直し 4,000 2,896
・開発、製品設計、生産技術、加工技術等 2,000
の人材育成
0
2018 2019 2020 2021 2022 2023
実績 計画
31
事業別経営戦略（産業機械事業）
産業機械事業 方針 売上高 （百万円）
15,000
【販売戦略】 11,155 10,931 11,500
10,300 10,700
9,773
・製品ラインナップの見直し 10,000
・成長市場での販売体制の強化
・環境配慮製品の拡販
5,000
【技術戦略】
・性能・操作性の向上 0
2018 2020 2021 2022 2023
・新素材への対応 2019
実績 計画
【生産戦略】
・アルミニウム対応成形機の早期量産化
セグメント利益 （百万円）
・中国工場での射出成形機生産
（地産地消によるコストダウン） 1,000
802
・電動射出成形機の原価低減 800
750
650
596
【組織・人事戦略】 600 500
・事業管理体制の見直し 400
・開発、製品設計、生産技術、加工技術等 165
の人材育成 200
0
2018 2019 2020 2021 2022 2023
実績 計画
32
事業別経営戦略（食品機械事業）
食品機械事業 方針 売上高 （百万円）
8,000 6,800 7,100
6,560 6,283 6,500
【販売戦略】 6,000
・事業領域の拡大による業績アップ 3,585
4,000
・海外販売強化
2,000
【技術戦略】 0
・事業領域拡大に向けた研究開発 2018 2019 2020 2021 2022 2023
・省エネルギー製品の開発 実績 計画
【生産戦略】 セグメント利益 （百万円）
・厦門工場の生産能力増強による 800 674
海外生産拡充 625
600 500
450
【組織・人事戦略】
400 300
・海外生産拡充に伴う立上要員確保
・アフターサービス人員の拡充 200
65
0
2018 2019 2020 2021 2022 2023
実績 計画
33
事業別経営戦略（その他事業）
その他事業 方針 売上高 （百万円）
10,000
8,000
8,000 7,400 7,300
6,392
5,737 5,488
【セラミックス】 6,000
・半導体製造装置向けセラミック部品の 4,000
拡販
2,000
・高付加価値分野への販路拡大
0
2018 2019 2020 2021 2022 2023
【金型成形】 実績 計画
・金属3Dプリンタ及び専用射出成形機
「MR30」を活用した生産システムの
運用 セグメント利益 （百万円）
・セル生産システムによる安定生産・ 1,500
省力化・原価低減 1,200
1,030
・自動車関連向けの生産アイテム拡充 900
1,000
700
500 319
311
0
2018 2019 2020 2021 2022 2023
実績 計画
34
事業別経営戦略（経営基盤）
経営基盤 方針
【経営管理体制の改革】 【働き方改革の推進】
・事業管理体制の再構築 ・新人事評価制度の運用及び
・事業のソリューション化に向けた 人材育成制度の確立
基盤の整備 ・多様な働き方での働きやすい環境づくり
・多様な人材の採用、確保
【デジタルトランスフォーメーション
（DX）の推進】 【人材育成制度】
・各種システムの高速化と高度化 ・人材育成制度の確立
・生産管理システムを活用した 新入社員研修、階層別研修、
生産の効率化・高度化 海外研修制度、外国人技能実習生の
・RPAの活用による事務オペレーションの 受け入れ等
業務効率改善 ・次世代リーダーの育成
35
Ⅰ．2020年12月期 決算概要
Ⅱ. 2021年12月期 業績予想
Ⅲ．株主還元
Ⅳ．中期経営計画
（参考資料）
36
【参考資料】 国内外の拠点
Sodick America Sodick, Inc. Shanghai Sodick 宮崎事業所 加賀事業所
Corporation(San Jose) (Chicago) Software Co., Ltd. (マルチファクトリー) 本社／技術・研修センター
Sodick Europe Ltd. (U.K.) 福井事業所
Ｑ
Sodick Deutschland GmbH Sodick Korea
(Germany) Co.,Ltd.
NEW
Sodick (Thailand) Co., Ltd. Sodick Singapore Sodick (H.K.) Sodick Amoy Sodick (Taiwan) Suzhou Sodick
Techno Centre Pte., Co., Ltd. Co., Ltd. Co., Ltd. Special Equipment
Ltd.(Sodick Singapore Pte., Ltd.) Co., Ltd.
(Photo: Credit to JCT)
本社 生産拠点 開発拠点 販売・サービス拠点
37
【参考資料】 主な展示会への出展情報
会期 開催地 展示会 概要・備考
2021年
3/30～4/2 中国 深圳 SIMM （中国（深圳）国際機械製造工業博覧会）
4/12～17 中国 北京 CIMT （中国国際工作機械展覧会） 世界的工作機械見本市の一つ
4/26～29 米国 シカゴ Rapid 3Dプリンティング技術に関する展示会
4/28～5/1 インド ムンバイ Die & Mould India
5/20～22 日本 金沢 MEX金沢 （第58回機械工業見本市金沢）
5/26～28 中国 上海 TCT 3Dプリンティング技術に関する展示会
6/1～4 日本 名古屋 FOOMA JAPAN 2021 食品機械展示会
6/23～26 タイ バンコク INTERMOLD THAI
クアラルン
6/23～26 マレーシア METALTECH 2021
プール
※新型コロナウイルス感染拡大の状況により、展示会への出展予定が変更となる場合があります。
38
【参考資料】 自社Web展示会
当社HP URL： https://www.sodick.co.jp/
自社Web展示会では動画を交えて最新鋭機、最新技術をご紹介
当社グループの海外拠点に関するコンテンツも多数展開
39
留意事項
本資料は、情報提供のみを目的として作成するものであり、当社株式の購入を含め、特定の商品の募集・勧誘・営業等を目的としたも
のではありません。
本資料で提供している情報は、金融商品取引法、内閣府令、規則並びに東京証券取引所上場規則等で要請され、またはこれらに基
づく開示書類ではありません。
本資料には財務状況、経営結果、事業に関する一定の将来予測並びに当社の計画及び目的に関する記述が含まれます。このような
将来に関する記述には、既知または未知のリスク、不確実性、その他実際の結果または当社の業績が、明示的または黙示的に記述さ
れた将来予測と大きく異なるものとなる要因が内在することにご留意ください。これらの将来予測は、当社の現在と将来の経営戦略及び
将来において当社の事業を取り巻く政治的、経済的環境に関するさまざまな前提に基づいて行われています。
本資料で提供している情報に関しては、万全を期しておりますが、その情報の正確性、確実性、妥当性及び公正性を保証するものでは
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＜本資料に関するお問い合わせ先＞
株式会社ソディック コーポレート本部 社長室
〒224-8522 神奈川県横浜市都筑区仲町台三丁目12番1号
TEL：045-942-3111 FAX：045-943-5835
40