東証一部 6143
2020年12月期 第3四半期
決算説明会
2020年11月13日
株式会社ソディック
1
Ⅰ．2020年12月期 3Q決算概要
Ⅱ. 2020年12月期 業績予想
Ⅲ. 株主還元
（参考資料）
2
業績ハイライト
新型コロナウイルス感染拡大の影響により放電加工機の販売が大幅に減少
生産台数減少に伴う工場の収益性低下等により、営業利益は前年同期比約7割減。
（百万円）
2020年12月期通期予想
2019年12月期 3Q 2020年12月期 3Q 前年同期比 増減 （11/13修正）
実績 利益率 実績 利益率 金額 率 金額 利益率
売上高 49,707 - 40,744 - △8,962 △18.0% 55,400 -
売上総利益 16,480 33.2% 12,859 31.6% △3,620 △22.0%
営業利益 2,746 5.5% 827 2.0% △1,918 △69.9% 1,300 2.3%
経常利益 2,577 5.2% 893 2.2% △1,683 △65.3% 1,300 2.3%
当期純利益 1,177 2.4% 619 1.5% △558 △47.4% 750 1.4%
売上高比率 売上高比率
設備投資額 3,353 6.7% 1,566 3.8% 4,500
減価償却費 2,542 5.1% 2,521 6.2% 3,800
研究開発費 2,870 5.8% 2,364 5.8% 3,400
ドル 109.12 円 107.55 円 1.57円 円高 106.50 円
期中平均 ユーロ 122.62 円 120.93 円 1.69円 円高 121.50 円
為替レート 人民元 15.88 円 15.37 円 0.51円 円高 15.40 円
バーツ 3.49 円 3.41 円 0.08円 円高 3.40 円
※参考情報 2020年9月末 為替レート ドル:105.80円 ユーロ:124.17円 人民元:15.54円 バーツ:3.34円
2019年9月末 為替レート ドル:107.92円 ユーロ:118.02円 人民元:15.13円 バーツ:3.53円
3
業績ハイライト（四半期別）
第３四半期は、日本及び欧米において緊急事態宣言やロックダウンの解除に伴い、事業活動が再開したことで放電
加工機の販売が増加。
税務上の繰越欠損金に対する税効果の計上（約2.5億円）等により、当期純利益が増加。
（百万円）
前四半期比
2020年12月期
増減
1Q 2Q 3Q
利益率 利益率 利益率 金額 率
（1-3月） （4-6月） （7-9月）
売上高 13,030 - 13,671 - 14,042 - 370 2.7%
売上総利益 4,073 31.3% 4,358 31.9% 4,427 31.5% 68 1.6%
営業利益 △88 △0.7% 433 3.2% 481 3.4% 48 11.1%
経常利益 △67 △0.5% 430 3.1% 530 3.8% 100 23.4%
当期純利益 △18 △0.1% 124 0.9% 513 3.7% 389 314.0%
ドル 108.86 円 108.23 円 107.55 円
期中平均 ユーロ 120.08 円 119.31 円 120.93 円
為替レート 人民元 15.60 円 15.38 円 15.37 円
バーツ 3.48 円 3.43 円 3.41 円
4
売上高・営業利益率推移（四半期毎）
・中国子会社17年1-3月売上高
(約35億円)含む 売上高 【売上高】
・4Qでは食品機械の売り上げが伸⾧
・決算期変更に係る特殊要因 過去最高 ・放電加工機は依然として販売減少により低迷継続
(△4億円)により営業利益率低下
【営業利益率】 工作 産業
・生産台数の減少に伴い収益性の低調が継続 食品 その他
（百万円） 営業利益率
25,000
25,000 23,196 23,031 新型コロナウイルス感染拡大の
(※) 19.0%
売 21,179 21,229 21,161 影響により売上高減少。 営
中国は3月以降回復、
20,138 3Qは日米欧で回復傾向 業
20,000
20,000 18,385 18,828
17,883
上 16,990 利
14.0%
益
15,000 13,888 14,042
13,671
13,030 率
高 1,351
707 9.0%
2,729
10,000
4.0%
5,000
9,254
0.0%
0
0 -1.0%
1Q
1Q 2Q
2Q 3Q
3Q 1Q
1Q 2Q
2Q 3Q
3Q 4Q
4Q 1Q
1Q 2Q
2Q 3Q
3Q 4Q
4Q 1Q
1Q 2Q
2Q 3Q
3Q 4Q
4Q
2017/12期
2017/12期 2018/12期
2018/12期 2019/12期
2019/12期 2020/12期
2020/12期
（4-6月）（7-9月）（10-12月）
(※)決算期変更による変則決算のため、
中国12月決算会社の17年1-3月の数値含む。
営業利益増減要因
出張制限による旅費交通費の減少、展示会中止による販促・広告費の減少、残業減少による人件費の減少など、
販売管理費全体としては約17億円減少するも、売上高の減少等に起因する売上総利益の大幅な減少により、
営業利益は827百万円。
売上総利益
減少
（百万円）
【売上総利益減少の主な要因】
・売上高の減少に伴う利益減（主に工作機械の販売減）
・放電加工機の生産台数減少に伴う工場の収益性低下
その他
販管費減少
販売手数料
運搬費 減少
人件費 減少 386
減少
販促・広告費
減少 225
研究開発費
旅費交通費 減少
減少
2019年12月期 2020年12月期
3Q（実績） 3Q（実績）
6
セグメント別業績
（百万円）
2019年12月期 2020年12月期 増減 2020年12月期
通期予想
（11/13修正）
3Q 実績 3Q 実績 （額） （率）
● 工作機械事業 34,498 26,317 △ 8,180 △23.7% 35,700
● 産業機械事業 7,242 8,045 802 11.1% 10,200
売上高 ● 食品機械事業 3,470 2,223 △ 1,246 △35.9% 3,900
● その他事業 4,496 4,158 △ 338 △7.5% 5,600
49,707 40,744 △ 8,962 △18.0% 55,400
● 工作機械事業 3,564 1,675 △ 1,889 △53.0% 2,400
● 産業機械事業 218 370 152 69.6% 400
セグメント
利益 ●
食品機械事業 369 27 △ 342 △92.6% 180
● その他事業 236 312 75 32.0% 400
4,389 2,385 △ 2,004 △45.7% 3,380
調整額 △ 1,643 △ 1,558 85 ー △ 2,080
営業利益 合計 2,746 827 △ 1,918 △69.9% 1,300
7
セグメント別業績
（百万円）
■工作機械事業 売上高（四半期毎）
【売上高】 20,000
• 新型コロナウイルス感染拡大の影響により、全世 16,613
15,136
界的に自動車、電子部品、航空宇宙など広範な 15,000 13,366 13,490
13,362
産業での製品出荷後ろ倒しや設備投資先送りの 10,081
11,298
11,054
8,825 9,254
傾向あり、前年同期比大幅減少。 10,000 8,238
• 四半期では、3Q売上高は2Q比で増加。
5,000
3月から事業活動が戻ってきた中国は引き続き回
復基調であり、日本及び欧米においても緊急事 0
態宣言やロックダウン解除に伴い、事業活動が再 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
開したことにより、放電加工機の販売が回復基 2018/12期 2019/12期 2020/12期
調。
セグメント利益（四半期毎）
【セグメント利益】 3,000 2,818 2,854
• 3Q累計売上高の減少及び生産台数減少による 2,361
2,191
工場の収益性低下等により前年同期比大幅減 2,000
1,955
少。 （百万円）
2019年 2020年 増減 1,056
12月期 12月期 1,000 671 701 744 733
3Q累計 3Q累計 額 率
197
売上高 34,498 26,317 △ 8,180 △23.7% 0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
セグメント
3,564 1,675 △ 1,889 △53.0% 2018/12期 2019/12期 2020/12期
利益
8
セグメント別業績
（百万円）
■産業機械事業 売上高（四半期毎）
【売上高】 4,000
3,419
• 全世界的な新型コロナウイルス感染拡大の影響 3,029
2,754 2,759 2,729
による経済活動の抑制状況は継続。 3,000
2,424
2,557
2,320
2,531 2,556
• 5Gスマートフォンのアンテナ部品向け、レンズ向け 2,000
1,892
案件のほか、CASEなど次世代自動車関連向け
などの需要もあり、売上高は前年同期比増加。 1,000
• 一方、足元の受注は一服感あり、先行き不透明
な状況。 0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
2018/12期 2019/12期 2020/12期
【セグメント利益】
• 高付加価値製品の販売が継続し、セグメント利 セグメント利益（四半期毎）
益は前年同期比大幅に改善。
400
302
300
222
（百万円） 200
197
148 153 142 134
2019年 2020年 増減 94
80
12月期 12月期 100
3Q累計 3Q累計 額 率
0
売上高 7,242 8,045 802 11.1%
-83 -53
-100
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
セグメント
218 370 152 69.6% 2018/12期 2019/12期 2020/12期
利益
2018/12期 2019/12期 2020/12期 9
セグメント別業績
（百万円）
■食品機械事業 売上高（四半期毎）
【売上高】 3,000 2,813
• 衛生面、省人化対応設備の需要継続、外出
自粛に伴う巣ごもり需要に関連した需要増加。 2,146
2,000
• 売上見込みが第4四半期に集中していること、
1,783 1,776
1,625
新型コロナウイルス感染拡大による営業活動の 1,005
1,125
遅れや設備投資の先送り等により、前年同期 1,000
568
782 733 707
比で大幅に減少。
0
【セグメント利益】 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
• 売上低迷によりセグメント利益は低水準で推 2018/12期 2019/12期 2020/12期
移。
セグメント利益（四半期毎）
400 355
336
300 255
193
（百万円） 200
2019年 2020年 増減
100 76
12月期 12月期 68
55
3Q累計 3Q累計 額 率 25 21
0
売上高 3,470 2,223 △ 1,246 △35.9% -43
-19
-100
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
セグメント
369 27 △ 342 △92.6% 2018/12期 2019/12期 2020/12期
利益
2018/12期 2019/12期 2020/12期 10
セグメント別業績
（百万円）
■その他事業 売上高（四半期毎）
【売上高】 2,000
1,714
1,781
• 金型成形事業は、自動車産業の需要持ち直し 1,588
1,486
1,603
1,453
1,500 1,369 1,346
の動きあるが、依然として先行きは不透明。
1,353 1,351
1,240
• セラミックス需要は、新型コロナウイルス感染拡大 1,000
を受けたテレワーク等の情報通信設備の需要増
加を受け、回復傾向。 500
【セグメント利益】 0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
• 事業環境の悪化や研究開発投資により、収益 2018/12期 2019/12期 2020/12期
性が低下していた前年同期と比較するとやや回
復傾向であるも、依然として低迷。 セグメント利益（四半期毎）
387
400
308
300
235
（百万円） 200 172
158
2019年 2020年 増減 98 92
71 75
100
12月期 12月期 60
3Q累計 3Q累計 額 率
0
-7
売上高 4,496 4,158 △ 338 △7.5% 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
-100
セグメント
236 312 75 32.0% 2018/12期 2019/12期 2020/12期
利益
11
セグメント別 売上高内訳
工作機械事業 産業機械事業 食品機械事業
保守サービス･消耗品 保守サービス･消耗品 保守サービス･消耗品
工作機械販売 産業機械販売 食品機械販売
（百万円） （百万円） （百万円）
40,000 9,000 4,000
35,000 8,000 3,500
836
7,000 503
30,000 7,472 1,019 3,000
6,000
25,000 2,500
6,394 5,000
20,000 2,000 471
4,000
15,000 7,209 1,500
6,223 2,966
27,025 3,000
10,000 19,923 1,000
2,000 1,751
5,000 1,000 500
0 0 0
2019年12月期3Q 2020年12月期3Q 2019年12月期3Q 2020年12月期3Q 2019年12月期3Q 2020年12月期3Q
工作機械事業 産業機械事業 食品機械事業
2019年12月期 3Q 2020年12月期 3Q 2019年12月期 3Q 2020年12月期 3Q 2019年12月期 3Q 2020年12月期 3Q
機械販売 27,025 78.3% 19,923 75.7% 6,223 85.9% 7,209 89.6% 2,966 85.5% 1,751 78.8%
保守サービス・
7,472 21.7% 6,394 24.3% 1,019 14.1% 836 10.4% 503 14.5% 471 21.2%
消耗品
合計 34,498 26,317 7,242 8,045 3,470 2,223
12
事業別海外売上高比率
中国以外の地域での売上高が大幅に減少。 海外売上高比率は 64.8%
（百万円） 日本 北・南米 欧州 中華圏 アジア
20,000
15,000 その他
食品機械
10,000 産業機械
工作機械
5,000
0
2019/12期 2020/12期 2019/12期 2020/12期 2019/12期 2020/12期 2019/12期 2020/12期 2019/12期 2020/12期
3Q 3Q 3Q 3Q 3Q 3Q 3Q 3Q 3Q 3Q （百万円）
2019年12月期 3Q 日本 北・南米 欧州 中華圏 アジア 計
工作機械 9,408 27.3% 4,825 14.0% 4,400 12.8% 11,362 32.9% 4,501 13.0% 34,498 69.4%
産業機械 3,509 48.4% 461 6.4% - - 1,764 24.4% 1,506 20.8% 7,242 14.6%
食品機械 2,699 77.9% 12 0.3% - - 292 8.4% 465 13.4% 3,470 7.0%
その他 4,378 97.4% - - - - 118 2.6% - - 4,496 9.0%
地域別 計 19,995 40.2% 5,299 10.7% 4,400 8.9% 13,538 27.2% 6,473 13.0% 49,707 100.0%
2020年12月期 3Q 日本 北・南米 欧州 中華圏 アジア 計
工作機械 5,235 19.9% 3,872 14.7% 3,117 11.8% 11,314 43.0% 2,776 10.6% 26,317 64.6%
産業機械 3,417 42.5% 656 8.1% - - 3,143 39.1% 827 10.3% 8,045 19.7%
食品機械 1,686 75.9% 100 4.5% - - 94 4.2% 341 15.4% 2,223 5.5%
その他 4,009 96.4% 0 0.0% - - 148 3.6% - - 4,158 10.2%
地域別 計 14,348 35.2% 4,631 11.4% 3,117 7.7% 14,701 36.1% 3,946 9.7% 40,744 100.0%
為替の影響額 － △約 0.6 億円 △約 0.4 億円 △約 3.3 億円 △約 0.7 億円 △約 5 億円
13
貸借対照表
ネット有利子負債は30億47百万円（前期末比17億16百万円減少）
資産 負債・純資産
（百万円） （百万円）
114,647 116,978
120,000 120,000 114,647 116,978
17,254
17,264 その他負債
100,000 100,000
33,873 39,908
現預金
80,000 80,000
38,637 42,955
15,363 売上債権 有利子負債
12,887
新株予約権付
60,000 60,000 社債約80億円含む
たな卸資産
23,658 23,858
40,000 2,394 40,000 純資産合計
2,283 その他流動資産
58,745 56,768
固定資産 20,000
20,000 39,357 38,041
0 0
2019年12月期 2020年12月期3Q 2019年12月期 2020年12月期3Q
※参考情報 2020年9月末 為替レート ドル:105.80円 ユーロ:124.17円 人民元:15.54円 バーツ:3.34円
2019年12月末 為替レート ドル:109.56円 ユーロ:122.54円 人民元:15.67円 バーツ:3.63円
14
2020年12月期3Q トピックス
1 生分解性プラスチック対応 不活性ガス溶解射出成形システム「INFILT-V」の開発
生分解性プラスチックの成形における課題は、溶融したときの粘度が高く成
形加工が困難なことでした。その課題に対し、樹脂材料を金型に充填する射
出プランジャから不活性ガスを直接注入する新しいシステム「INFILT-V」を開
発しました。
不活性ガスを射出プランジャに直接注入することにより、ガスを樹脂材料に
溶解させ、その粘度が低下する現象を利用することで、従来では困難であった
薄肉成形に対して、安定した樹脂材料の充填が可能となります。
※製品リリース:
https://www.sodick.co.jp/pdf/201022104824_20201022_PressRelease_INFILT-V_Sodick.pdf
▲INFILT-Vシステム搭載 射出成形機での成形事例
2 超高速細穴放電加工機「K4HL」の開発
近年、細穴放電加工機は、ワイヤ放電加工のスタート穴加工の用途のみな
らず、航空宇宙・エネルギー、自動車、医療機器、電機・電子産業など様々
な分野で、ドリルでは加工困難な細くて深い穴や加工変質層が少ない穴、出
口でバリの無い穴など、加工の難易度が高まっています。
今回開発した「K4HL」は、既存機では主軸のみに搭載していたリニアモータ
を3軸すべてに標準搭載しているほか、電極供給装置の機能拡張及び電極
自動交換装置の搭載などにより、高精度・高効率生産に貢献します。
※製品リリース: ▲K4HL外観
https://www.sodick.co.jp/pdf/201030062456_20201030_PressRelease_K4HL_Sodick.pdf
15
2020年12月期3Q トピックス
3 即席麺生地生産用 大型2軸ミキサ「TM-350W」の開発・販売
小麦粉と水を練り上げて麵生地を生産するための機械である大型2軸ミキ
サは、撹拌軸を2本搭載することで、粉末と水を均等に混ぜ合わせられ、品質
の高い麺の製造が可能になります。また、大型の機械であり、一度に350キロ
グラムの小麦粉を撹拌できるため麺の大量生産に対応します。
今後、国内外での需要拡大が見込める即席麺市場でのシェア獲得に向
け、販売を強化してまいります。
※製品リリース:
https://www.sodick.co.jp/pdf/201019134245_20201019_PressRelease_Large_mixer_with_2axes_Sodick.pdf ▲大型2軸ミキサ「TM-350W」
４ フェイスシールド用フレーム「Face Tech」を開発・供給
新型コロナウイルス感染症予防に有用な本格フェイスシールド用のフレーム
「Face Tech」を開発しました。
Face Techは樹脂製で、当社金属3Dプリンタ技術を駆使した自社製金型を
使った高い成形精度によるなめらかな形状と質感で優れた装着感が特⾧です。
シールド部は市販の文具・日用品を使用でき、簡単に取り外し交換･廃棄が可
能な構造であり、衛生面で優れています。
CSR活動の一環として、医療関係・各種公共機関・スポーツ関連の施設や団
体などに寄贈・供給しました。
※製品リリース:
https://www.sodick.co.jp/pdf/200709100132_20200709_facetech.pdf
▲Face Tech
16
新型コロナウイルス感染拡大に対する当社の対応状況
当社 主要拠点での稼働状況は以下の通り （11/13現在）
拠点 稼働状況
公共交通機関利用を一部制限、在宅勤務推進を継続。
日本
８月～12月にて数日間の一時帰休実施予定。
欧米 出社と在宅勤務のローテーションを実施
中国 通常稼働
ほぼ通常稼働
アジア
タイ工場は需要減少に合わせた生産調整のため稼働日を調整
当社グループでの対応
• 需要減少に合わせた生産調整（タイ工場の稼働日調整）による在庫水準の適正化
• 調達先の見直し及び内製化の強化等、サプライチェーンの抜本的な見直し
• 当社における国内全社員を対象とした一時帰休の実施
• 全社レベルでの経費削減の徹底
• 一部グループ会社における給与減額
• 出張（国内・海外）の原則禁止
• 在宅勤務、時差通勤、Web会議等の利用促進
• 学校の臨時休校に伴う特別休暇の付与
• Web展示会等を活用した営業活動の強化
• 安全衛生面の徹底（マスク着用、検温、アルコール消毒、食堂利用時間の制限、外部との接触の自粛等）
• フェイスシールド用フレームの生産及び従業員への配布並びに医療関係･各種公共機関、スポーツ関連施設・団
体などへの供給
17
Ⅰ．2020年12月期 3Q決算概要
Ⅱ. 2020年12月期 業績予想
Ⅲ. 株主還元
（参考資料）
18
市場環境
国内:政府の補助金政策や老朽化設備の更新需要など潜在的な需要はあるも、
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、設備投資マインドの低下や投資見送り傾向もあり、先行き不透明。
北米・欧州:新型コロナウイルスの感染再拡大による事業活動への影響が懸念。
自動車関連には回復傾向が見られるものの、航空宇宙関連においては厳しい状況となる見通し。
中国:3月以降回復傾向が継続するも、全世界的な新型コロナウイルスの感染拡大や、米中関係の悪化など、
先行きは依然として不透明感あり。ただし、中⾧期的にはものづくりの高度化や自動化ニーズの高まり等もあり、
高精度機の需要は継続する見通し。
アジア:地域別に濃淡あるも、一部で移動制限等もあり、依然として厳しい状況が継続する見込み。
日本工作機械工業会 工作機械受注金額・
中国での
（百万円）
ソディック 放電加工機受注台数 需要増加 （台）
200,000 500
180,000 リーマン 450
ショックによる
160,000 落ち込み 400
140,000 350
120,000 300
100,000 250
80,000 200
米中貿易摩
60,000 擦による 150
40,000 需要減少 100
中国
20,000 景気減速 新型コロナウイルス感染 50
拡大による減少
0 0
08/04
08/07
08/10
09/01
09/04
09/07
09/10
10/01
10/04
10/07
10/10
11/01
11/04
11/07
11/10
12/01
12/04
12/07
12/10
13/01
13/04
13/07
13/10
14/01
14/04
14/07
14/10
15/01
15/04
15/07
15/10
16/01
16/04
16/07
16/10
17/01
17/04
17/07
17/10
18/01
18/04
18/07
18/10
19/01
19/04
19/07
19/10
20/01
20/04
20/07
日工会受注（内需） 日工会受注（外需） ソディック放電加工機受注台数
出典:日本工作機械工業会 19
2020年12月期 通期業績予想（当初予想対比）
第3四半期累計期間の業績が想定より上振れたこと及び足元の事業環境を考慮し、8月7日に公表した通期業績
予想を上方修正。
（百万円）
2020年12月期 通期 2020年12月期 通期 増減
修正予想 修正予想
利益率 利益率 金額 増減率
（8/7公表） （11/13公表）
売上高 54,500 - 55,400 - 900 1.7%
営業利益 1,000 1.8% 1,300 2.3% 300 30.0%
経常利益 1,000 1.8% 1,300 2.3% 300 30.0%
当期純利益 500 0.9% 750 1.4% 250 50.0%
通期予想レート
ドル 107.00 円 106.50 円
期中平均 ユーロ 121.00 円 121.50 円
為替レート
人民元 15.30 円 15.40 円
バーツ 3.45 円 3.40 円
※2020年12月期 通期業績予想を修正しております。
詳細につきましては、2020年11月13日公表の「業績予想の修正に関するお知らせ」をご参照ください。
20
2020年12月期 通期業績予想（進捗状況）
第3四半期累計期間の業績が想定より上振れたこと及び足元の事業環境を考慮し、8月7日に公表した通期業績
予想を上方修正。
（百万円）
2020年12月期 3Q 2020年12月期 通期 2019年12月期
進捗率
通期予想
実績 利益率 利益率 実績
（11/13修正）
売上高 40,744 - 55,400 - 73.5% 67,591
営業利益 827 2.0% 1,300 2.3% 63.6% 3,422
経常利益 893 2.2% 1,300 2.3% 68.7% 3,558
当期純利益 619 1.5% 750 1.4% 82.5% 2,002
通期予想レート
ドル 107.55 106.50 円 109.03円
期中平均 ユーロ 120.93 121.50 円 122.03円
為替レート
人民元 15.37 15.40 円 15.77円
バーツ 3.41 3.40 円 3.52円
21
2020年12月期 通期業績予想（セグメント別）
（百万円）
2019年
2020年12月期
12月期 工作機械事業
通期予想
3Q 実績
（11/13公表）
進捗率 実績 中国を中心に、自動車をはじめ他分野で
も、ものづくりの高度化による高精度機の
● 工作機械事業 26,317 35,700 73.7% 45,797 潜在的な需要あるも、新型コロナウイルス
の全世界的な感染拡大の影響を受けた
● 産業機械事業 8,045 10,200 78.9% 9,773 経済活動の制限等もあり、不透明な状
況。
売上高 ● 食品機械事業 2,223 3,900 57.0% 6,283
4,158 5,600 74.3% 5,737
産業機械事業
● その他事業
40,744 55,400 73.5% 67,591 足元の受注状況に一服感あり、やや
厳しい状況が見込まれる
● 工作機械事業 1,675 2,400 69.8% 4,621
食品機械事業
● 産業機械事業 370 400 92.7% 165
主要案件の売上は第4四半期に集中。
セグメント 製麺機、米飯装置ともに需要は継続
● 食品機械事業 27 180 15.2% 625
利益 するも、新型コロナウイルス感染拡大に
よる営業活動の遅れや設備投資の先
● その他事業 312 400 78.0% 311 送りにより、売上が来期にずれ込む案
件も複数あり。
2,385 3,380 70.6% 5,723
その他事業
調整額 △ 1,558 △ 2,080 74.9% △ 2,301
セラミックスは回復傾向だが、金型成
営業利益 合計 827 1,300 63.6% 3,422 形事業は依然不透明
※業績予想の修正に伴い、セグメント別通期業績予想についても一部修正しております。 22
Ⅰ．2020年12月期 3Q決算概要
Ⅱ. 2020年12月期 業績予想
Ⅲ. 株主還元
（参考資料）
23
株主還元方針及び配当予想
配当方針:株主資本配当率（DOE）2％以上を目指す。
2020年12月期の年間配当は、25円の予定（中間12円、期末13円）
（円）
1株当たり配当金 DOE
30 2.5%
2.1% 2.1% 2.1% 2.1%
2.0% 2.0%
25
2.0%
20
1.5%
15
24 25 25 1.0%
22
10
18 19
0.5%
5
0 0.0%
2016/3期 2017/3期 2017/12期 2018/12期 2019/12期 2020/12期
24
Ⅰ．2020年12月期 2Q決算概要
Ⅱ. 2020年12月期 業績予想
Ⅲ. 株主還元
（参考資料）
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【参考資料】 国内外の拠点
NEW NEW
Sodick America Sodick, Inc. Shanghai Sodick 宮崎事業所 加賀事業所
Corporation(San Jose) (Chicago) Software Co., Ltd. (マルチファクトリー) 本社／技術・研修センター
NEW
Sodick Europe Ltd. (U.K.) 福井事業所
Ｑ
Sodick Deutschland GmbH Sodick Korea
(Germany) Co.,Ltd.
NEW
Sodick (Thailand) Co., Ltd. Sodick Singapore Sodick (H.K.) Sodick Amoy Sodick (Taiwan) Suzhou Sodick
Techno Centre Pte., Co., Ltd. Co., Ltd. Co., Ltd. Special Equipment
Ltd.(Sodick Singapore Pte., Ltd.) Co., Ltd.
(Photo: Credit to JCT)
本社 生産拠点 開発拠点 販売・サービス拠点
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【参考資料】 主な展示会への出展情報
会期 開催地 展示会 概要・備考
2020年 ～自社Web展示会開催中～
新製品や主力機など様々な
11/13～12/25 オンライン 自社Web展 Sodick World Tour Japan JIMTOF 機械をご覧いただけます。
ぜひ当社HPへ
11/13～ お立ち寄りください!
オンライン 自社Web展 Sodick World Tour Japan IPF
2021/5/21
11/16～27 オンライン JIMTOF 2020 Online 会場開催中止によりWeb展示会に変更
11/18～20 オンライン IPF 2020 Online 会場開催中止によりWeb展示会に変更
11/18～21 タイ バンコク Metalex Thailand
11/24～27 中国 深圳 DMP 2020 （東莞国際金型・金属・プラスチック加工展）
2021年
MOBAC SHOW 2021
3/9～12 日本 大阪 食品機械展示会
（第27回国際製パン製菓関連産業展）
4/13～16 中国 上海 Chinaplas 射出成形機を出展
4/14～17 日本 東京 INTERMOLD 2021
6/1～4 日本 名古屋 FOOMA JAPAN 2021 食品機械展示会
6/23～26 タイ バンコク INTERMOLD THAI
10/20～23 日本 名古屋 メカトロテックジャパン 2021
※新型コロナウイルス感染拡大の状況により、展示会への出展予定が変更となる場合があります。 27
留意事項
本資料は、情報提供のみを目的として作成するものであり、当社株式の購入を含め、特定の商品の募集・勧誘・営業等を目的としたも
のではありません。
本資料で提供している情報は、金融商品取引法、内閣府令、規則並びに東京証券取引所上場規則等で要請され、またはこれらに基
づく開示書類ではありません。
本資料には財務状況、経営結果、事業に関する一定の将来予測並びに当社の計画及び目的に関する記述が含まれます。このような
将来に関する記述には、既知または未知のリスク、不確実性、その他実際の結果または当社の業績が、明示的または黙示的に記述さ
れた将来予測と大きく異なるものとなる要因が内在することにご留意ください。これらの将来予測は、当社の現在と将来の経営戦略及び
将来において当社の事業を取り巻く政治的、経済的環境に関するさまざまな前提に基づいて行われています。
本資料で提供している情報に関しては、万全を期しておりますが、その情報の正確性、確実性、妥当性及び公正性を保証するものでは
ありません。また予告なしに内容が変更または廃止される場合がありますので、予めご了承ください。
＜本資料に関するお問い合わせ先＞
株式会社ソディック コーポレート本部 社⾧室
〒224-8522 神奈川県横浜市都筑区仲町台三丁目12番1号
TEL:045-942-3111 FAX:045-943-5835
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