6143 ソディック 2020-08-12 15:00:00
2020年12月期 第2四半期決算説明会資料 [pdf]
東証一部 6143
2020年12月期 第2四半期
決算説明会
2020年8月14日
株式会社ソディック
1
Ⅰ.2020年12月期 2Q決算概要
Ⅱ. 2020年12月期 業績予想
Ⅲ. 株主還元
(参考資料)
2
業績ハイライト
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、主要市場の中国をはじめ全世界的に放電加工機の販売が大幅に減少
利益面では、生産台数減少に伴う工場の収益性低下等により、前年同期比8割を超える減少。
(百万円)
2020年12月期通期予想
2019年12月期 2Q 2020年12月期 2Q 前年同期比 増減 (8/7修正)
実績 利益率 実績 利益率 金額 率 金額 利益率
売上高 32,717 - 26,702 - △6,015 △18.4% 54,500 -
売上総利益 11,331 34.6% 8,432 31.6% △2,899 △25.6%
営業利益 2,127 6.5% 345 1.3% △1,781 △83.8% 1,000 1.8%
経常利益 2,073 6.3% 362 1.4% △1,711 △82.5% 1,000 1.8%
当期純利益 892 2.7% 105 0.4% △786 △88.1% 500 0.9%
売上高比率 売上高比率
設備投資額 2,760 8.4% 810 3.0% 4,500
減価償却費 1,667 5.1% 1,671 6.3% 3,800
研究開発費 1,911 5.8% 1,577 5.9% 3,400
ドル 110.06 円 108.23 円 1.83円 円高 107.00 円
期中平均 ユーロ 124.32 円 119.31 円 5.01円 円高 121.00 円
為替レート 人民元 16.19 円 15.38 円 0.81円 円高 15.30 円
バーツ 3.49 円 3.43 円 0.06円 円高 3.45 円
※参考情報 2020年6月末 為替レート ドル:107.74円 ユーロ:121.08円 人民元:15.23円 バーツ:3.49円
2019年6月末 為替レート ドル:107.79円 ユーロ:122.49円 人民元:15.69円 バーツ:3.50円
3
業績ハイライト(四半期別)
第2四半期は、日本、欧米、アジアでは新型コロナウイルスの感染が拡大し、ロックダウンや外出制限により事業活動
が制限され売上高が減少するも、中国での販売が第1四半期比で大幅に回復し、全体の売上をけん引
利益面でも第2四半期は生産台数の増加などあり工場の収益性が改善し、黒字転換。
(百万円)
2020年12月期 増減
1Q 2Q
利益率 利益率 金額 率
(1-3月) (4-6月)
売上高 13,030 - 13,671 - 640 4.9%
売上総利益 4,073 31.3% 4,358 31.9% 285 7.0%
営業利益 △88 △0.7% 433 3.2% 521 -
経常利益 △67 △0.5% 430 3.1% 497 -
当期純利益 △18 △0.1% 124 0.9% 142 -
ドル 108.86 円 108.23 円
期中平均 ユーロ 120.08 円 119.31 円
為替レート 人民元 15.60 円 15.38 円
バーツ 3.48 円 3.43 円
4
売上高・営業利益率推移(四半期毎)
・中国子会社17年1-3月売上高
(約35億円)含む 売上高 【売上高】
・4Qでは食品機械の売り上げが伸長
・決算期変更に係る特殊要因 過去最高 ・放電加工機は依然として販売減少により低迷継続
(△4億円)により営業利益率低下
【営業利益率】 工作 産業
・生産台数の減少に伴い収益性の低調が継続 食品 その他
(百万円) 営業利益率
25,000
23,196 23,031 19.0% 営
売 (※) 新型コロナウイルス感染拡大の
21,179 21,229 21,161 影響により売上高減少。
3月以降は中国で回復傾向だ
業
20,138
20,000 が、日欧米で減少
18,385 18,828 利
上 17,883
16,990 14.0%
益
15,000 13,888 13,671 率
高 13,030
1,353
733 9.0%
10,000 2,759
8,825
4.0%
5,000
0.0%
0 -1.0%
1Q 2Q 3Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
2017/12期 2018/12期 2019/12期 2020/12期
(4-6月)(7-9月)(10-12月)
(※)決算期変更による変則決算のため、
中国12月決算会社の17年1-3月の数値含む。
営業利益増減要因
出張制限による旅費交通費の減少、展示会中止による販促・広告費の減少、残業減少による人件費の減少など、
販売管理費全体としては約10億円減少するも、売上高の減少等に起因する売上総利益の大幅な減少により、
営業利益は345百万円。
売上総利益
減少 (百万円)
【売上総利益減少の主な要因】
・売上高の減少に伴う利益減(主に工作機械の販売減)
・放電加工機の生産台数減少に伴う工場の収益性低下
その他
販売手数料 販管費減少
運搬費 減少
人件費 減少
販促・広告費 減少
減少
研究開発費
旅費交通費 減少
減少
2019年12月期 2020年12月期
2Q(実績) 2Q(実績)
6
セグメント別業績
(百万円)
2019年12月期 2020年12月期 増減 2020年12月期
通期予想
(8/7修正)
2Q 実績 2Q 実績 (額) (率)
● 工作機械事業 23,444 17,063 △ 6,381 △27.2% 35,000
● 産業機械事業 4,213 5,316 1,102 26.2% 9,300
売上高 ● 食品機械事業 2,344 1,515 △ 828 △35.4% 4,600
● その他事業 2,715 2,807 91 3.4% 5,600
32,717 26,702 △ 6,015 △18.4% 54,500
● 工作機械事業 2,862 941 △ 1,921 △67.1% 2,250
● 産業機械事業 △3 276 279 - 400
セグメント
利益 ●
食品機械事業 293 5 △ 287 △98.1% 150
● その他事業 64 219 155 241.8% 400
3,216 1,442 △ 1,773 △55.1% 3,200
調整額 △ 1,089 △ 1,097 △8 ー △ 2,200
営業利益 合計 2,127 345 △ 1,781 △83.8% 1,000
7
セグメント別業績
(百万円)
■工作機械事業 売上高(四半期毎)
【売上高】 20,000
• 2Q累計売上高は、新型コロナウイルス感染拡大 16,613
15,136
の影響により、全世界的に自動車、電子部品、 16,000
13,366 13,490 13,362
航空宇宙等広範な産業での製品出荷後ろ倒し 12,000 11,054 11,298
10,081
や設備投資先送りの傾向あり前年同期比大幅 8,238
8,825
8,000
減少。
• 四半期では、2Q売上高は1Q比で増加。 4,000
中国では、3月以降、5G関連や半導体関連
0
分野で需要が復調し、売上高は大幅に増加する 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
も、日本、欧米、アジアではロックダウン・外出制限 2018/12期 2019/12期 2020/12期
等により事業活動が制限され売上高は減少。
セグメント利益(四半期毎)
【セグメント利益】 3,000 2,818 2,854
• 売上高の減少及び生産台数減少による工場の 2,500 2,361
2,191
収益性低下等により前年同期比大幅減少。 2,000
1,955
(百万円)
1,500
2019年 2020年 増減 1,056
12月期 12月期 1,000 671 701 744
2Q累計 2Q累計 額 率
500 197
売上高 23,444 17,063 △ 6,381 △27.2% 0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
セグメント
2,862 941 △ 1,921 △67.1% 2018/12期 2019/12期 2020/12期
利益
8
セグメント別業績
(百万円)
■産業機械事業 売上高(四半期毎)
【売上高】 4,000
3,419
• 全世界的な新型コロナウイルス感染拡大の影響 3,029
3,000 2,754 2,759
による経済活動の抑制状況は継続。 2,424
2,557
2,320
2,531 2,556
• 5Gスマートフォンのアンテナ部品向け、レンズ向け 2,000
1,892
案件のほか、CASEなど次世代自動車関連向
けなどの需要もあり、売上高は前年同期比増 1,000
加。
0
• 一方、足元の受注には一服感が見られ、先行き 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
不透明な状況。 2018/12期 2019/12期 2020/12期
【セグメント利益】 セグメント利益(四半期毎)
• 高付加価値製品の販売が継続し、セグメント
利益は前年同四半期比大幅に改善。
1,000
800
600
(百万円)
400 302
197 222
2019年 2020年 増減 200
148 153
80
142 134
12月期 12月期
2Q累計 2Q累計 額 率 0
-53
-200 -83
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
売上高 4,213 5,316 1,102 26.2%
セグメント
△3 276 279 - 2018/12期 2019/12期 2020/12期
利益
9
セグメント別業績
(百万円)
■食品機械事業 売上高(四半期毎)
【売上高】 3,000 2,813
• 衛生面、省人化対応設備の需要継続、外出
自粛に伴う巣ごもり需要に関連した需要増加。
2,146
2,000 1,783 1,776
• 主要案件の売上見込みが下期以降であること、 1,625
新型コロナウイルス感染拡大による外食関連向 1,005
1,125
けの設備投資の先送りの動きがあったこと、前年 1,000
568
782 733
同期には製麺関連の大口案件があった反動等
で、今期売上高は大幅減少。 0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
【セグメント利益】 2018/12期 2019/12期 2020/12期
• 前年同期に計上されたような高収益案件が少
なく、セグメント利益は低水準。 セグメント利益(四半期毎)
600
400 355 336
(百万円) 255
193
2019年 2020年 増減 200
12月期 12月期 68 55
76
2Q累計 2Q累計 額 率 25
0
-19
売上高 2,344 1,515 △ 828 △35.4% -43
-200 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
セグメント
293 5 △ 287 △98.1% 2018/12期 2019/12期 2020/12期
利益
2018/12期 2019/12期 2020/12期 10
セグメント別業績
(百万円)
■その他事業 売上高(四半期毎)
【売上高】 2,000
1,714
1,781
1,603
• 金型成形事業は、米中貿易摩擦の影響で事
1,588
1,486 1,453
1,500 1,369 1,346 1,353
業環境が悪化していた前年同期と比較すると売 1,240
上高増だが、新型コロナウイルス感染拡大に伴う 1,000
自動車産業の需要低迷により、先行きは不透
明な状況。 500
• セラミックスは、新型コロナウイルス感染拡大によ
り、需要減速が継続。 0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
2018/12期 2019/12期 2020/12期
【セグメント利益】
• 事業環境の悪化や研究開発投資により、収益 セグメント利益(四半期毎)
性が低下していた前年同期と比較するとやや回
復傾向であるも、依然として低迷。 600
387
400
308
(百万円) 235
172
2019年 2020年 増減 200 158
98
12月期 12月期 71 75 60
2Q累計 2Q累計 額 率
0
-7
売上高 2,715 2,807 91 3.4% 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
-200
セグメント
64 219 155 241.8% 2018/12期 2019/12期 2020/12期
利益
11
セグメント別 売上高内訳
工作機械事業 産業機械事業 食品機械事業
保守サービス・消耗品 保守サービス・消耗品 保守サービス・消耗品
工作機械販売 産業機械販売 食品機械販売
(百万円) (百万円) (百万円)
25,000 6,000 2,500
348
5,006 5,000 570
20,000 2,000
4,000 665
15,000 4,323 1,500
296
3,000
10,000 4,745 1,000 1,995
18,437
2,000
3,548
12,739 1,219
5,000 500
1,000
0 0 0
2019年12月期2Q 2020年12月期2Q 2019年12月期2Q 2020年12月期2Q 2019年12月期2Q 2020年12月期2Q
工作機械事業 産業機械事業 食品機械事業
2019年12月期 2Q 2020年12月期 2Q 2019年12月期 2Q 2020年12月期 2Q 2019年12月期 2Q 2020年12月期 2Q
機械販売 18,437 78.6% 12,739 74.7% 3,548 84.2% 4,745 89.3% 1,995 85.1% 1,219 80.5%
保守サービス・
5,006 21.4% 4,323 25.3% 665 15.8% 570 10.7% 348 14.9% 296 19.5%
消耗品
合計 23,444 17,063 4,213 5,316 2,344 1,515
12
事業別海外売上高比率
中国以外の地域での売上高が大幅に減少。 海外売上高比率は 62.7%
(百万円) 日本 北・南米 欧州 中華圏 アジア
その他
食品機械
産業機械
工作機械
(百万円)
2019年12月期 2Q 日本 北・南米 欧州 中華圏 アジア 計
工作機械 6,312 26.9% 3,370 14.4% 2,770 11.8% 7,691 32.8% 3,300 14.1% 23,444 71.6%
産業機械 2,061 48.9% 368 8.7% - - 879 20.9% 904 21.5% 4,213 12.9%
食品機械 2,087 89.1% 10 0.4% - - 224 9.6% 22 0.9% 2,344 7.2%
その他 2,631 96.9% - - - - 84 3.1% - - 2,715 8.3%
地域別 計 13,091 40.0% 3,749 11.5% 2,770 8.5% 8,879 27.1% 4,226 12.9% 32,717 100.0%
2020年12月期 2Q 日本 北・南米 欧州 中華圏 アジア 計
工作機械 3,614 21.2% 2,487 14.6% 1,999 11.7% 7,038 41.2% 1,923 11.3% 17,063 63.9%
産業機械 2,551 48.0% 426 8.0% - - 1,794 33.8% 543 10.2% 5,316 19.9%
食品機械 1,089 71.9% 74 4.9% - - 19 1.3% 331 21.9% 1,515 5.7%
その他 2,710 96.5% - - - - 97 3.5% - - 2,807 10.5%
地域別 計 9,965 37.3% 2,987 11.2% 1,999 7.5% 8,950 33.5% 2,798 10.5% 26,702 100.0%
為替の影響額 - △約 0.4 億円 △約 0.9 億円 △約 3.7 億円 △約 0.5 億円 △約 5.4 億円
13
貸借対照表
ネット有利子負債は28億86百万円(前期末比18億77百万円減少)
資産 負債・純資産
(百万円) (百万円)
114,647 116,992
120,000 114,647 116,992
120,000
18,392 その他負債
100,000
17,264
33,873 38,866 100,000
現預金
80,000
80,000
15,363 38,637 41,753 有利子負債
13,538 売上債権
新株予約権付
60,000 社債約80億円含む
60,000
23,658 たな卸資産
25,035
2,394 純資産合計
40,000 1,695 その他流動資産 40,000
58,745 56,846
20,000 固定資産
39,357 37,857 20,000
0 0
2019年12月期 2020年12月期2Q 2019年12月期 2020年12月期2Q
※参考情報 2020年6月末 為替レート ドル:107.74円 ユーロ:121.08円 人民元:15.23円 バーツ:3.49円
2019年12月末 為替レート ドル:109.56円 ユーロ:122.54円 人民元:15.67円 バーツ:3.63円
14
キャッシュ・フロー
営業活動によるキャッシュ・フローは税金等調整前純利益が減少するも、売上債権の減少等により、38億71百万円のプラス。
投資活動によるキャッシュ・フローは国内外での設備投資が減少し、フリーキャッシュフローは31億24百万円のプラスを確保。
財務活動によるキャッシュフローは、長期借入金の借入れと返済が一部相殺し、23億61百万円のプラス。
(百万円)
2019年12月期 2020年12月期
主な増減要因
2Q 2Q
営業活動によるキャッシュ・フロー 5,807 3,871 売上債権の減少 約17億円
投資活動によるキャッシュ・フロー △3,392 △746 有形固定資産の取得による支出 △約8億円
長期借入れによる収入 約70億円
財務活動によるキャッシュ・フロー △1,335 2,361
長期借入金の返済による支出 △約40億円
現金及び現金同等物の期末残高 33,295 37,898
(営業CF+投資CF)
(百万円)
15
2020年12月期2Q トピックス
1 2020年版グローバルニッチトップ企業100選 に認定
「2020年版グローバルニッチトップ企業100選」は、経済産業省が
国際市場の開拓に取り組む企業のうち、ニッチ分野で高いシェアを確
保し良好な経営を実践している企業100社を認定と顕彰を通じて、
対象企業の知名度向上や海外展開の支援等を目的に実施してお
ります。
同省は、2014年にも「グローバルニッチトップ(GNT)企業100 ▲マイクロコンピューター付き
選」を実施し、選定企業100社を認定しておりましたが、その後の目 NC形彫り放電加工機 第1号
まぐるしく変化する事業環境の中においても、ニッチ分野で活躍してい
る企業等が新たに「経済産業省認定グローバルニッチトップ企業」とし
て選定されることとなりました。
当社は、候補企業として応募、選定評価委員会のご審議を経て、
当社の祖業であり、主力製品である「NC放電加工機」が高く評価さ
れ、経済産業省認定グローバルニッチトップ企業に選定されました。
※ご参考:
経済産業省認定「 2020 年版グローバルニッチトップ企業 100 選」に認定 ▲グローバルニッチトップ企業100選の表彰状
https://www.sodick.co.jp/pdf/200630144924_20200630_gnt.pdf
経済産業省:ニュースリリース
https://www.meti.go.jp/press/2020/06/20200630002/20200630002.html
16
2020年12月期2Q トピックス
2 金属3Dプリンタ「LPM325」によるアルミ合金造形のベンチマークテストサービスの開始
当社では金属3Dプリンタで使用できる金属粉末のラインナップ拡充
に向け研究開発を進めておりましたが、この度アルミニウム合金
「AlSi10Mg」をラインナップに追加すると同時に、ベンチマークテスト
サービスを開始いたしました。
アルミニウム合金は強度、硬さ、力学的特性が優れており自動車関
連部品に多く用いられております。
今後、益々拡大する軽量化ニーズの取り込みを目指してまいります。
※ご参考: 高速金属3D プリンタによるアルミ合金造形のベンチマークテストサービス開始のお知らせ ▲シリンダブロック金型(一例)
https://www.sodick.co.jp/pdf/200715122835_20200715_News_DDMAl.pdf
3 即席麺生地生産用 大型2軸ミキサーの開発
小麦粉と水を練り上げて麵生地を生産するための機械である大型
2軸ミキサーは、撹拌軸を2本搭載することで、粉末と水を均等に混
ぜ合わせられ、品質の高い麺の製造が可能になります。また、大型の
機械であり、一度に350キログラムの小麦粉を撹拌できるため麺の大
量生産に対応します。
今後、国内外での需要拡大が見込める即席麺市場でのシェア獲
得に向け、販売を強化してまいります。
▲大型2軸ミキサー
17
新型コロナウイルス感染拡大に対する当社の対応状況
当社 主要拠点での稼働状況は以下の通り (8/7現在)
拠点 稼働状況
公共交通機関利用を一部制限、在宅勤務推進を継続。
日本
8月~10月にて数日間の一時帰休実施。
欧米 出社と在宅勤務のローテーションを実施
中国 ほぼ通常稼働
通常稼働
アジア
タイ工場は需要減少に合わせた生産調整のため稼働日を調整
当社グループでの対応
• 需要減少に合わせた生産調整(タイ工場の稼働日調整)による在庫水準の適正化
• 調達先の見直し及び内製化の強化等、サプライチェーンの抜本的な見直し
• 当社における国内全社員を対象とした一時帰休の実施
• 全社レベルでの経費削減の徹底
• 一部グループ会社における給与減額
• 出張(国内・海外)の原則禁止
• 在宅勤務、時差通勤、Web会議等の利用促進
• 学校の臨時休校に伴う特別休暇の付与
• Web展示会等を活用した営業活動の強化
• 安全衛生面の徹底(マスク着用、検温、アルコール消毒、食堂利用時間の制限、外部との接触の自粛等)
• フェイスシールドの生産及び従業員への配布並びに医療関係・各種公共機関、スポーツ関連施設・団体などへの
供給
18
With コロナ時代における当社の対応策
1 フェイスシールド用フレーム「Face Tech」の開発
当社は新型コロナウイルス感染症予防に有用なフェイスシールドを
開発しました。7月上旬から月産10万個の生産体制を確立しており
ます。
医療関係・各種公共機関はもとより、社会を活気づける上で欠か
せないスポーツ関連の施設や団体などに寄贈・供給しております。
フェイスシールドのフレーム部は金属3Dプリンタ「OPM250L」とその
専用射出成形機「MR30」を用いて製造。金型には3次元冷却配
管を施しており、成形時の冷却時間半減、成形サイクル20~50%
削減できるため、低コストを実現しております。
また、シールド部は市販のクリアファイルやラミネートフィルムト等の文 ▲Face Tech と 装着姿
具・日用品で対応でき、コスト面、衛生面で非常に優れています。
▲3次元冷却配管を備えた金型 ▲射出成形機「MR30」
※ご参考:プレスリリース「フェイスシールド用フレーム「Face Tech 」を開発、供給開始のお知らせ」
https://www.sodick.co.jp/pdf/200709100132_20200709_facetech.pdf 19
With コロナ時代における当社の対応策
2 Web展示会の開催
各地での展示会の中止や、お客様へのご訪問ができない状況下において、新機種や
新しい機能をご紹介するため、新たな営業手法として、当社HPにてWeb展示会を開
催しております。実際の展示会で公開する予定であった情報に加え、Webならではの
詳細な情報や様々な機能・加工実例の動画など、多彩なコンテンツを展開しています。
展示会ブースはこちら! https://www.sodick.co.jp/special/WebExhibition_Entrance/
射出成形機 ワイヤ放電加工機 形彫り放電加工機 金属3Dプリンタ
MSシリーズ ALシリーズ AL40G/AL60G LPM325
3 リモートスクールの開催
当社ではお客様に対し、放電加工機や射出成形機に関する機械の概要や加工方
法の説明、NCプログラムなどの作成方法をご説明するスクールを定期的に開催しており
ます。従来は当社事業所にて開催しておりましたが、7月以降新たにWebを活用したリ
モートスクールを実施することとなりました。お客様のPCと研修用の実機をリモートで操
作し、実際に機械を動かしながら、実習を体験していただきます。
20
Ⅰ.2020年12月期 2Q決算概要
Ⅱ. 2020年12月期 業績予想
Ⅲ. 株主還元
(参考資料)
21
市場環境
国内:政府の補助金政策や老朽化設備の更新需要など潜在的な需要はあるも、
新型コロナウイルス感染拡大による事業活動の停止や設備投資の見送り傾向あり、先行き不透明。
北米・欧州:徐々にロックダウンや外出制限が解除され、経済活動が再開するも、自動車関連や航空宇宙関連において
非常に厳しい状況となる見通し
中国:3月以降回復傾向が継続するも、全世界的な新型コロナウイルスの感染拡大や、米中関係の悪化など、
先行きは依然として不透明感あり。ただし、中長期的にはものづくりの高度化や自動化ニーズの高まり等もあり、
高精度機の需要は継続する見通し
アジア:地域別に濃淡あるも、一部で移動制限等もあり、依然として厳しい状況が継続する見込み。
日本工作機械工業会 工作機械受注金額・
(百万円) ソディック 放電加工機受注台数 (台)
中国での
200,000 需要増加 500
180,000 450
160,000 400
140,000 350
120,000 300
100,000 250
80,000 200
米中貿易摩擦による
60,000 需要減少 150
40,000 中国 新型コロナウイルス感染 100
景気減速 拡大による減少
20,000 50
0 0
08/04
08/07
08/10
09/01
09/04
09/07
09/10
10/01
10/04
10/07
10/10
11/01
11/04
11/07
11/10
12/01
12/04
12/07
12/10
13/01
13/04
13/07
13/10
14/01
14/04
14/07
14/10
15/01
15/04
15/07
15/10
16/01
16/04
16/07
16/10
17/01
17/04
17/07
17/10
18/01
18/04
18/07
18/10
19/01
19/04
19/07
19/10
20/01
20/04
日工会受注(内需) 日工会受注(外需) ソディック放電加工機受注台数
出典:日本工作機械工業会 22
2020年12月期 通期業績予想(当初予想対比)
第2四半期累計期間の業績及び足元の新型コロナウイルスの感染拡大の影響を考慮し、期初計画を下方修正
(百万円)
2020年12月期 通期 2020年12月期 通期 増減
当初予想 修正予想
利益率 利益率 金額 増減率
(2/14公表) (8/7公表)
売上高 67,800 - 54,500 - △13,300 △19.6%
営業利益 3,800 5.6% 1,000 1.8% △2,800 △73.7%
経常利益 3,800 5.6% 1,000 1.8% △2,800 △73.7%
当期純利益 3,100 4.6% 500 0.9% △2,600 △83.9%
上期実績
下期想定レート 通期予想レート
期中平均レート
ドル 106.00 円 108.23 円 106.00 円 107.00 円
期中平均 ユーロ 118.00 円 119.31 円 123.00 円 121.00 円
為替レート
人民元 15.40 円 15.38 円 15.23 円 15.30 円
バーツ 3.60 円 3.43 円 3.49 円 3.45 円
※2020年12月期 通期業績予想を修正しております。
詳細につきましては、2020年8月7日公表の「業績予想の修正に関するお知らせ」をご参照ください。
23
2020年12月期 通期業績予想(進捗状況)
第2四半期累計期間の業績及び足元の新型コロナウイルスの感染拡大の影響を考慮し、期初計画を下方修正
(百万円)
2020年12月期 2Q 2020年12月期 通期 2019年12月期
進捗率
実績 利益率 予想(8/7修正) 利益率 実績
売上高 26,702 - 54,500 - 49.0% 67,591
営業利益 345 1.3% 1,000 1.8% 34.5% 3,422
経常利益 362 1.4% 1,000 1.8% 36.2% 3,558
当期純利益 105 0.4% 500 0.9% 21.1% 2,002
ドル 108.23 円 107.00 円 109.03円
期中平均 ユーロ 119.31 円 121.00 円 122.03円
為替レート
人民元 15.38 円 15.30 円 15.77円
バーツ 3.43 円 3.45 円 3.52円
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2020年12月期 通期業績予想(セグメント別)
(百万円)
2019年
2020年12月期
12月期 工作機械事業
通期予想
2Q 実績 下期予想
(8/7公表)
実績
中国を中心に、自動車をはじめ他分
野でも、ものづくりの高度化による高精
● 工作機械事業 17,063 17,936 35,000 45,797 度機の潜在的な需要あるも、新型コ
ロナウイルスの全世界的な感染拡大
● 産業機械事業 5,316 3,983 9,300 9,773 の影響を受けた経済活動の制限等も
あり、下期も厳しい状況が見込まれる
売上高 ● 食品機械事業 1,515 3,084 4,600 6,283
● その他事業 2,807 2,792 5,600 5,737
産業機械事業
26,702 27,797 54,500 67,591
足元の受注状況に一服感あり、下期
● 工作機械事業 941 1,308 2,250 4,621 はやや厳しい状況が見込まれる
● 産業機械事業 276 123 400 165
食品機械事業
セグメント
● 食品機械事業 5 144 150 625
利益 製麺機や米飯装置ともに需要は継
続するも、新型コロナウイルスの全世
● その他事業 219 180 400 311
界的な感染拡大の影響を受けた経
済活動の制限等が見られる
1,442 1,757 3,200 5,723
その他事業
調整額 △ 1,097 △ 1,102 △ 2,200 △ 2,301
金型成形事業及びセラミックスの外
営業利益 合計 345 654 1,000 3,422 販ともに需要減速を見込む
※業績予想の修正に伴い、セグメント別通期業績予想についても一部修正しております。 25
Ⅰ.2020年12月期 2Q決算概要
Ⅱ. 2020年12月期 業績予想
Ⅲ. 株主還元
(参考資料)
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株主還元方針及び配当予想
配当方針:株主資本配当率(DOE)2%以上を目指す。
2020年12月期の年間配当は、25円の予定(中間12円、期末13円)
(円)
1株当たり配当金 DOE
30 2.5%
2.1% 2.1% 2.1% 2.1%
2.0% 2.0%
25
2.0%
20
1.5%
15
24 25 25 1.0%
22
10
18 19
0.5%
5
0 0.0%
2016/3期 2017/3期 2017/12期 2018/12期 2019/12期 2020/12期
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Ⅰ.2020年12月期 2Q決算概要
Ⅱ. 2020年12月期 業績予想
Ⅲ. 株主還元
(参考資料)
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【参考資料】 国内外の拠点
NEW NEW
Sodick America Sodick, Inc. Shanghai Sodick 宮崎事業所 加賀事業所
Corporation(San Jose) (Chicago) Software Co., Ltd. (マルチファクトリー) 本社/技術・研修センター
NEW
Sodick Europe Ltd. (U.K.) 福井事業所
Q
Sodick Deutschland GmbH Sodick Korea
(Germany) Co.,Ltd.
NEW
Sodick (Thailand) Co., Ltd. Sodick Singapore Sodick (H.K.) Sodick Amoy Sodick (Taiwan) Suzhou Sodick
Techno Centre Pte., Co., Ltd. Co., Ltd. Co., Ltd. Special Equipment
Ltd.(Sodick Singapore Pte., Ltd.) Co., Ltd.
(Photo: Credit to JCT)
本社 生産拠点 開発拠点 販売・サービス拠点
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【参考資料】 主な展示会への出展情報
新型コロナウイルス感染拡大の影響により主要展示会が相次いで中止・延期。
新日程
期間 開催地 展示会 概要
(延期の場合)
2020年
射出成形機を出展
2021年
4/21~24 中国 上海 Chinaplas 新型コロナウイルス感染拡大により
4/13~16
2021年4月に延期
新型コロナウイルス感染拡大により
5/13~16 9/23~26 タイ バンコク INTERMACH 2020
2020年9月に延期
新型コロナウイルス感染拡大により
5/18~22 9/7~11 中国 北京 CIMES(China International Machine Tools & Tools Exhibition)
2020年9月に延期
5/21~23 - 日本 金沢 MEX金沢 新型コロナウイルス感染拡大により中止
新型コロナウイルス感染拡大により
6/10~14 10/10~13 中国 上海 Die & Mold China
2020年10月に延期
食品機械展示会
6/23~26 - 日本 大阪 FOOMA JAPAN 2020
新型コロナウイルス感染拡大により中止
2021年 新型コロナウイルス感染拡大により
6/24~27 タイ バンコク INTERMOLD THAI
6/23~26 2021年6月に延期
世界最大級の工作機械展示会
9/14~19 - USA シカゴ IMTS2020
新型コロナウイルス感染拡大により中止
射出成形機を出展
10/6~10 - 日本 幕張 IPF Japan 2020 (国際プラスチックフェア) 新型コロナウイルス感染拡大により中止
IPF Japan 2020 Virtual 代替開催
10/8~10 ベトナム ホーチミン Metalex Vietnam
11/18~21 タイ バンコク Metalex Thailand
11/24~27 中国 深圳 DMP 2020 (東莞国際金型・金属・プラスチック加工展)
世界最大級の工作機械展示会
12/7~12 - 日本 東京 JIMTOF2020
東京オリンピック延期に伴い中止
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留意事項
本資料は、情報提供のみを目的として作成するものであり、当社株式の購入を含め、特定の商品の募集・勧誘・営業等を目的としたも
のではありません。
本資料で提供している情報は、金融商品取引法、内閣府令、規則並びに東京証券取引所上場規則等で要請され、またはこれらに基
づく開示書類ではありません。
本資料には財務状況、経営結果、事業に関する一定の将来予測並びに当社の計画及び目的に関する記述が含まれます。このような
将来に関する記述には、既知または未知のリスク、不確実性、その他実際の結果または当社の業績が、明示的または黙示的に記述さ
れた将来予測と大きく異なるものとなる要因が内在することにご留意ください。これらの将来予測は、当社の現在と将来の経営戦略及び
将来において当社の事業を取り巻く政治的、経済的環境に関するさまざまな前提に基づいて行われています。
本資料で提供している情報に関しては、万全を期しておりますが、その情報の正確性、確実性、妥当性及び公正性を保証するものでは
ありません。また予告なしに内容が変更または廃止される場合がありますので、予めご了承ください。
<本資料に関するお問い合わせ先>
株式会社ソディック コーポレート本部 社長室
〒224-8522 神奈川県横浜市都筑区仲町台三丁目12番1号
TEL:045-942-3111 FAX:045-943-5835
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