6125 岡本工機 2019-06-17 15:30:00
2019年3月期 決算説明会資料 [pdf]

   株式会社岡本工作機械製作所
         (証券コード:6125)
2019年3月期決算説明会資料




      ©2019 Okamoto Machine Tool Works, Ltd. All Rights Reserved.
目次




     1   前中計振り返り

     2   新中期経営計画について

     3   2019年3月期   決算概況

     4   2020年3月期 決算予想

         Appendix


                           2
1.前中計振り返り



            3
 中期目標達成状況

市場環境にも支えられ売上高、営業利益とも大幅に目標金額を超過
   380                                                                            44
                                                                    360   39.3
   360                                                                            40

   340                                                                            36

   320                                                                            32

   300                                                288                         28
                                                                   320
   280                                                                            24
           261                                              20.2
                        256
   260                                                                    25.5    20
                                       237
   240           14.3                                                             16
                              12.3
                                             11.4
   220                                                                            12

    20                                                                            4

     0                                                                            0
           2015/3期(実)   2016/3期(実)     2017/3期(実)     2018/3期(実)    2019/3期(実)
  売上高 億円                                                                         営業利益 億円
                                     売上高       営業利益



  営業利益率目標8%⇒実績10.9%                          海外売上高比率60%⇒実績45%

                                                                                       4
       当社長期業績推移

  売上高、経常利益ともリーマンショック前の水準に回復

                  1990年以降の売上高・経常利益推移
400

350

300

250

200

150

100

 50

  0

 -50

-100




                        売上高    経常利益
                        (億円)   (億円)




                                       5
       前中計期間の市場環境

 世界経済の好調を受け、内外需とも上伸。受注、売上ともに高い伸びを実現

                                                                                      売上伸び率(国内外)
                            2010年対比     受注伸び率                              160%
300%                                                                       140%                               141.8%
                                                                                                              140.0%
                                                                           120%
                                                                           100%
250%                                                                       80%
                                                                           60%
                                                                           40%
200%                                                                       20%
                                                                            0%
                                                                                  2016 年 3月期             2019 年3月期
150%                                                                                           国内   海外



100%



50%



 0%
       2010      2011   2012   2013    2014    2015   2016   2017   2018

              JMTBA(日本)内需      当社・内需          JMTBA(日本)外需     当社・外需




出所:日本工作機械工業会データより当社加工



                                                                                                                     6
  前中計期間の半導体関連装置 市場環境

スマートフォンの世界的な販売の伸び、自動運転、IoT、AI、など5Gの時代に予想される情報革命の
進展などを背景に、リーマンショック以降抑えられていたウェーハ製造メーカーの設備投資が回復

中国においても「中国製造2025」など国家的プロジェクトを背景に新興ウェーハメーカー立ち上げに
よる引き合いが活発化

                             売上伸び率(工作機械・半導体関連装置)
                      350%
                      300%                            295.8%
                      250%
                      200%
                      150%
                                                      119.1%
                      100%
                      50%
                       0%
                               2016年3月期          2019年3月期

                                     工作機械   半導体関連装置


  PNX332B




                                                               7
中期経営計画施策



   セグメント                施策

           ①海外販売の強化(北米・中国を戦略拠点に)
工作機械       ②新規販売機種の重点販売
           ③国内外の販売シェアの拡大
           ①ポリッシュ装置の重点販売
半導体関連装置    ②次世代パワー半導体用SIC、GaN、サファイア等の
            脆弱材料加工装置の拡販
工作機械(歯車)   拡大するロボット、自動車市場への拡販
工作機械(鋳物)   新規顧客の開拓
           ①品質向上 ②平準化
技術・生産      ③サービス体制の強化 ④コストダウン
           ⑤効率化




                                        8
海外拠点展開


           Okamoto Machine Tool
           Europe GmbH                    Okamoto Machinery
                                          (Changzhou) Co., Ltd.
               Birmingham Sales Office
                                                                         Okamoto Corporation
                                              Dalian Sales Office
             Herford Sales Office (D)
                                                                           Louisville, KY Sales Office
              Shenzhen Sales Office          Shanghai Sales Office
                                                                             Windsor,CT Sales Office

         Okamoto (Thai)
         Company Ltd.
                                                                     Santa Fe Spring, CA Sales Office




Okamoto (Singapore)
Pte, Ltd.

                                        中計期間中に戦略拠点とした
                                        北米で北東部コネチカット州に販売拠点を開設
                                        中国では販売拠点2拠点のほか生産拠点を開設
       … 生産拠点
       … 販売拠点


                                                                                              9
 米国、中国での取り組み     米国



  米国

 好景気を背景に、自動車、航空機関連を中心に堅調な展開
 北東部コネチカット州に販売拠点を開設
 ショールームも拡充、大型機の常設、テスト研削ができる体制へ
 自動化対応専任者を採用、自動化提案を拡大中
 汎用平面研削盤中心の販売が続き、高付加価値機種への展開が課題




                                   10
 米国、中国での取り組み      中国



  中国

 「中国製造2025」など国家施策を背景に半導体関連装置など引き合い活発
 省力化、自動化投資も引き続き堅調
 販売拠点を深圳、大連に開設のほか生産拠点も開設、中国内生産開始による
 認知度の向上などで販売も順調に推移
 2018年後半から米中貿易摩擦の影響強く、慎重に推移を見守る




                                        11
戦略機種の投入 ①

サドル型、コラム型、門型 新シリーズの投入

  サドル型精密平面研削盤の新シリーズ
  ・ロングセラーのPSG-DXシリーズのマイナーチェンジ機 PSG-GXシリーズを
   2018年10月から販売開始以来、日本国内100台、海外直送機30台の実績



  サドル/コラム型精密平面研削盤の新シリーズ
  ・次世代の主力機種となる PSG-SA1/CA1シリーズは、販売開始以来、
   日本国内281台、海外直送機30台の実績
  ・新サイズのPSG85SA1を新規開発し、ラインアップ
  ・グラインディング テクノロジー ジャパン 2019に出展



  門型精密平面研削盤の新シリーズ
  ・可変静圧スライドに加え リニアモータ駆動を採用した高精度機
   PSG-CHLiシリーズを投入し、国内外で更なる受注増加に期待
  ・門型機の国内外での需要が依然増加中
  ・PSG158CH-iQをグラインディング テクノロジー ジャパン 2019に出展

                                              12
戦略機種の投入 ②

研削システム、コラム型、成形研削盤 新シリーズの投入

  全自動研削システム「SELF」搭載の新シリーズ
  ・IoT時代にワークを置くだけで全自動平面研削が可能なシステム「SELF」を
    搭載した コラム型PSG-CA3-SELFシリーズを開発
  ・負荷・温度・振動等の情報を見える化し、ビッグデータを活用した適応制御を実現
  ・グラインディング テクノロジー ジャパン 2019に出展


  コラム型超精密平面研削盤の新シリーズ
  ・左右静圧スライドを標準採用した UPG-CA1シリーズを開発
  ・オプションで最大3軸静圧スライド、といし軸静圧仕様に対応することが可能、
   さらにリニアモータ駆動にすることで機上測定や多彩な超精密研削が可能


  超精密成形研削盤の新シリーズ
  ・新サイズをラインアップしたリニアモータ駆動の成形研削盤 UPZ-Liシリーズを開発
  ・5軸(左右・前後・上下・傾斜・回転)研削、5軸CAMで複雑形状の簡易研削を実現、
   多関節ロボットによる研削加工の自動化も可能
  ・UPZ63Li+ロボットをグラインディング テクノロジー ジャパン 2019に出展
                                               13
戦略機種の投入 ③

複合研削盤、内面研削盤、成形研削盤 新シリーズの投入

  複合研削盤(円筒研削盤ベース)
  ・国内外からの引き合いも増加中
  ・ポリゴン研削等の特殊研削が可能
  ・UGM360NCをグラインディング テクノロジー ジャパン 2019に出展


  精密内面研削盤の新シリーズ
  ・2つのといし軸を標準搭載し、各軸独立した駆動機構を採用することで
   豊富なといしの組合せによる複合研削を可能にした IGM15NC-2SPを開発



  高精度成形研削盤の新シリーズ
  ・油圧レス機構採用でメンテナンス性の向上、省スペースを実現した
   新世代汎用成形研削盤 HPG500NCSを開発
  ・手動操作ハンドルを残したまま、汎用と対話ソフトによるNC操作が両立
  ・高速反転(250反転/分 15mmストローク)により高能率研削が可能
  ・グラインディング テクノロジー ジャパン 2019に出展

                                            14
総括 新中計への課題


■総括
 市場環境の追い風を受け、売上、営業利益、営業利益率とも目標を達成
 海外売上高比率については、国内売上が好調に推移したため目標未達
 セグメントでは半導体関連装置がリーマンショック後、抑えられていた投資が復活、
  予想を超えた伸びを実現
 技術についてはSI貫通電極ウェーハ全自動化薄化装置がJSTに採択、当社の高い技術力
  を証明

■新中計への課題

 米中冷戦の影響などで、世界経済の不透明感強まる。景気変動に係らず利益を出せる
  強い企業、「安定した収益を確保できる企業への変革」を課題に
 前中計の方向感を引き続き踏襲、海外売上高比率については内需堅調のなか、
  目標としては掲げないものの、海外売上を増やす努力を続ける
 売上についてはほぼ横ばいも、利益率を向上させること(強い企業)を目標に



                                           15
2.新中期経営計画




            16
  市場環境認識

世界経済については米中冷戦の影響など、不透明要因が多いものの、
自動運転やAI、IoT、5Gなど情報革命・通信革命に伴う技術開発の加速化を予想
半導体需要、工作機械需要とも底堅い推移を予想


      工作機械     • 最終需要者として主力の自動車産業は横ばい若しくは
                 緩やかな需要増加見込み
      (国内)     • 累積販売台数は多数あり、更新需要期待


      工作機械     • 米中冷戦、英国のEU離脱など、米国、欧州、中国とも
                 政治リスクは抱えるものの当社にとってシェアの低い
      (海外)       ブルーオーシャン市場、成長市場は存在


               • 短期的にはスマートフォン需要の停滞、米中冷戦に絡む
   半導体関連装置       中国の落ち込みなどのリスクをはらむも、中長期的には
                 各産業のデジタル化による需要の増加を想定




                                             17
各事業セグメントの位置づけ


                   Okamotoの事業ポートフォリオを
                     強固にする収益強化事業
            半導体
            関連装置     Okamotoの屋台骨を支える
                        安定収益基盤事業



工作機械や半導体の              今後の成長を牽引する事業
 需要変動を支える   工作機械        Okamotoブランドを築く
 ベース収益事業                   成長エンジン
            (国内)
                   工作機械
   歯車
                   (海外)
   鋳物

                                  18
新中計 中計ビジョンと3大戦略


安定した収益を
確保できる企業            顧客ライフタイムバリュー強化
                      B to B → B with B
ダウンサイドに強い安定した       サービス体制拡充、高付加価値機拡販
   収益基盤の強化
                     グローバル戦線拡充
  持続的成長のための
                    マーケティング機能強化、管理体制強化
  エンジン事業の育成


                       モノづくり改革
 Okamotoブランドの再構築
                    モノづくりの整流化、直送体制の確立




                                          19
   新中計 3大戦略と各セグメントの結びつき


                                          中計3大戦略
事業セグメント
           顧客ライフタイムバリュー強化
                                      グローバル戦線拡充               モノづくり改革
             (B to BからB with Bへ)

                                                         【モノづくりの整流化】
                                   【マーケティング機能強化】         • 生産、開発設計キャパシ
                                   • マーケティングにおけるPDCAの徹     ティの見える化(精緻
                                     底                     化)
                                   • アプリケーションエンジニアの拡
工作機械(国内)                             充
                                                         • 販売、開発、生産計画の
                                                           連動と計画的なコストダ
                                   • 機種別担当性の導入             ウン
           【サービス体制拡充】              • 新拠点拡充(インド他)         • グローバル生産体制の適
           • サービス員増強                                       正化
           • アフターパーツ即納体制の確立
                                                                         【QCD改善】
           • 保守メンテサービスの開発          【管理体制強化】
                                                                         ・継続的な
                                   • 管理対体制・組織体制の全社的な
                                                                         現場改善活
                                     底上げ
                                                         【直送体制の確立】       動の実施
                                   • 中期経営計画に基づいたKPI管理の
工作機械(海外)   【高付加価値機拡販】                徹底                  • 海外生産品直送体制の構
           • 高付加価値機(上位機種)の拡販                               築




                                                         【コスト改善】
半導体製造装置                            • 新機種開発(JST事業等)       • 計画的なコストダウン、
                                                           内製化の推進


                                                                         20
 顧客ライフタイムバリューの強化

  従来のB to B                B to Bの深化                        B with Bへの進化

顧客への工作機械の提供         顧客の個別事業課題の解決                   顧客の成長戦略への貢献

                                             顧客の省人化に寄与するAI、
                                             IoTを活用した新機種・サービス
                                             の開発と展開
                        サービス体制拡充                                目指すポジション


            顧客ニーズに合わ
            せたカスタマイズの
            発展                                         保守メンテサービスの
                                                       開発と展開
                                       顧客ラフサイクルに合わせ
                          現在のポジション     た上位機種の展開
 最も単純な                                  B with Bにより目指す姿
 売り切りビジネス
                                         •    顧客の事業課題や成長戦略に貢献すべく、製品
                                              販売だけでなく、サービス体制の拡充や、新製品・
                                              サービス開発を行い、顧客へ付加価値の高い
                                              ソリューションを提供し続ける



                                                                     21
グローバル戦線の拡充


          Okamoto Machine Tool
          Europe GmbH                   Okamoto Machinery
                                        (Changzhou) Co., Ltd.
              Birmingham Sales Office
                                                                       Okamoto Corporation
                                            Dalian Sales Office
            Herford Sales Office (D)
                                                                         Louisville, KY Sales Office
              Shenzhen Sales Office        Shanghai Sales Office
                                                                             Windsor,CT Sales Office




                                         Okamoto (Thai)            Santa Fe Spring, CA Sales Office
                                         Company Ltd.




 Okamoto (Singapore)
 Pte, Ltd.

                           マーケティング機能を強化し、グローバルでの拡販と製品競争力を高める
                           ・マーケティングにおけるPDCAの徹底
                           ・アプリケーションエンジニアの拡充
                           ・機種別担当制の導入
      … 生産拠点
                           ・新拠点拡充(インドなど)
      … 販売拠点


                                                                                            22
  モノづくり改革


                                       モノづくりの整流化

                                       •   生産・開発キャパシティの見える化をし、生産、
                                           開発、販売計画の連動と計画的なコストダウンを
    タイ                                     実施
鋳物の生産、量産機生産
精密加工機生産移管中                             •   グローバル生産体制の適正化
                      安中
              中国
                                       直送体制の確立
                           安中工場
                           基幹工場        •   海外生産品を直接輸送可能な体制を構築する
                      基本設計、部品図、組立図作成
                       高付加価値製品最終組立         ことで納期短縮・費用削減を図る
    タイ



      シンガポール


                   シンガポール
                   精密加工機の設計・生産




                                                             23
中期目標
売上高 億円                                                                 営業利益 億円
 400                                                                         50
                                                                380   46
 380                                                                         46
                      360           360
 360                        39.3                                             42

 340                                                                         38

 320                                                                         34
                                          30
 300   288                                                                   30

 280                                                                         26

 260          20.2                                                           22

 240                                                                         18

  20                                                                         4

   0                                                                         0
         2018/3期(実)    2019/3期(実)     2020/3期(予)      2021/3期   2022/3期(計)

                                    売上高        営業利益



                               営業利益率目標 12%

                                                                                  24
3.2019年3月期 決算概況




                  25
2019年3月期の市場環境


■国内市場
 工作機械業界、セラミック業界向け門型平面研削盤堅調、幅広い業種で精密平面研削盤の
  更新需要高まり、売上は順調に推移
 大型平面研削盤も堅調、精密部品加工用途の超精密大型研削盤も受注
 半導体関連装置はウェーハ、デバイス生産メーカーの増産対応設備投資を中心に好調を持続


■海外市場
 北米は医療機器、自動車部品、航空機部品などの業種を中心に堅調
 欧州は汎用タイプの平面研削盤引き続き堅調。代理店施策に伴う販路拡大効果もあり、
  自動車金型関連で大型平面研削盤受注増加
 中国では米中貿易摩擦の懸念などあり、工作機械関連で落ち込みが発生、
  ただし自動車関連、精密金型や自動化設備への投資意欲は引き続き強く、受注量を確保
 東南アジアは中国からの生産移設の動きもあり、引き合い活発


                                        26
業績ハイライト
                                                                        (単位:百万円)
                                    (単位:百万円、%)
                                                            2018年3月     2019年3月
              2018年3月          2019年3月
                                                             金 額         金 額
               金 額       金 額       前期比増減率

                                                 設備投資額         1,274       1,328
 売上高           28,827    36,067     +25.1%
                                                 減価償却費         1,179       1,166
 売上総利益           8,872   11,856     +33.6%
                                                 研究開発費             95       130
 販売費及び一般管理費      6,854    7,926     +15.6%
                                                  為替レート     2018年3月     2019年3月
 営業利益            2,017    3,929     +94.8%       米ドル          110.70      111.07
                                                 シンガポールドル      81.89       81.73
 経常利益            1,707    3,522    +106.3%       ユーロ          130.25      128.26
                                                 タイバーツ          3.36        3.43
 当期純利益           1,983    3,224     +62.6%       人民元           16.78       16.50
                                  ※小数点第2位を四捨五入                 ※期中の平均レートで記載しております。




 □ 前期比で売上高は72億40百万円、25.1%増加。営業利益は19億12百万円、94.8%増加
 □ 引き続き半導体ウェーハ、デバイス生産メーカーの増産設備投資に対応し、ファイナルポリッシャー堅調
 □ 工作機械業界向け門形平面研削盤堅調、幅広い業種で精密平面研削盤の更新需要活発



                                                                                   27
     セグメント別売上高推移

                                      工作機械           半導体関連装置
40,000
                                                                                                 36,067
35,000

                                                                                                  9,276
                                                                             28,827
30,000
                  26,149
                                      25,625
                                                                              5,374
25,000                                                   23,749
                   3,341               3,136
                                                          3,301

20,000
                                                                                       15,792
15,000                                                             13,742               3,330
         11,845             12,414                                                               26,790
                                                                    2,673
                   22,807    1,488     22,488
                                                10,909                        23,453
          1,779
10,000                                           1,374    20,447


                                                                                        12,461
                             10,925                                 11,069
 5,000   10,065                                  9,535



    0
          2Q       通期        2Q        通期        2Q       通期        2Q        通期        2Q        通期

            2015年3月期            2016年3月期           2017年3月期            2018年3月期            2019年3月期


                                                                                                  28
         セグメント別売上高推移②

                                工作機械              歯車           鋳物       半導体関連装置
40,000
                                                                                                             36,067
35,000
                                                                                                              9,276
30,000                                                                                  28,827
                    26,149              25,625
                                                                                         5,374
25,000                                                                                                        2,694
                     3,341               3,136                      23,749
                                                                     3,301               2,930                5,006
                     3,732               2,590
20,000                                                               2,279
                                         4,247                                           5,415    15,792
                     4,760
                                                                     4,292
15,000                                                                       13,742
                              12,414                                                               3,330
         11,845                                                               2,673
                              1,488                10,909                                          1,354
          1,779                                                               1,445
10,000    1,832
                              1,534                    1,374                                       2,602      19,091
                                                       1,072
                              2,214      15,652                               2,586
          2,257      14,316                            1,977        13,877               15,108
 5,000                                                                                             8,505
          5,977               7,178                    6,486                  7,038

    0
          2Q         通期        2Q        通期            2Q            通期        2Q        通期        2Q         通期

              2015年3月期            2016年3月期                 2017年3月期               2018年3月期             2019年3月期


                                                                                                             29
         エリア別売上高推移

                                    日本      北米     アジア           欧州   その他
40,000
                                                                                                   36,067
                                                                                                    143
35,000                                                                                              2,104

                                                                               28,827
30,000                                                                           185
                    26,149               25,625                                                    10,091
                     181                                                         1,824
                                          166              23,749
25,000               2,068                1,575              107
                                                             1,525               7,321
                                                                                                    3,805
                     5,613                6,268
20,000                                                       5,408                       15,792
                                                                                 3,591
                     4,093                                            13,742              92
                                          3,375
15,000                       12,414                          2,898      66                997
          11,845              87                  10,909               959
            87                                                                            4,678
                              569                   28
           1,167                                                       3,339
10,000                        3,103                 782                                            19,924
           2,608                                   2,454                                  1,761
                                                                       1,697    15,904
                    14,190
                              1,920      14,239
           2,048                                   1,315    13,810
 5,000                                                                                    8,263
                              6,735                                    7,681
           5,935                                   6,330

    0
           2Q        通期       2Q          通期       2Q        通期        2Q        通期       2Q        通期

              2015年3月期           2016年3月期             2017年3月期            2018年3月期           2019年3月期


                                                                                                   30
         受注・受注残高


                                                                     受注高(工作)                受注高(半導体)                       受注残高

50,000


45,000                                                                                                                                         42,953
                                                                                                                                                                                   39,464
40,000

                                                                                                                                                 13,788
35,000
                                                                                                                                                                                        10,739

30,000                                                                                                                                                                29,623
                            26,840
                                                                                                       25,367                                                      24,551
25,000                        2,895                               24,410
                                                                    3,283                                 4,453             21,255                                                               24,263
                                                                                                                                                          20,777
20,000                                                                                                                                                              8,730
                                                                                                                             7,974
15,000   12,794                                13,537                                                                                            29,164                                 28,725
                              23,944
                                                                                     11,246                                           14,164
10,000                                                              21,126                                20,914
                    6,521              6,249              7,374
                                                                             5,034    11,246                                                                        15,820
                                                                                                                   6,652     13,281
 5,000                                          13,537
          12,794                                                                               5,371

    0
           2Q                 通期                 2Q                 通期                 2Q                 通期                  2Q                 通期                  2Q                 通期

                   2015年3月期                              2016年3月期                              2017年3月期                               2018年3月期                               2019年3月期


                                                                                                                                                                                    31
比較貸借対照表

                                    (単位:百万円)                                          (単位:百万円)


                   2018年3月       2019年3月                          2018年3月      2019年3月
                    金 額       金 額      対前期末比
                                                                   金 額       金 額       対前期末比
流動資産
                     20,040   24,943    +4,903    負債合計
                                                                    20,020   24,069     +4,049

       現金及び預金         3,512    4,363       +851

                                                           流動負債     16,236   18,496     +2,260
       受取手形及び売掛金      8,291   10,329    +2,038


       棚卸資産           7,982    9,984    +2,002             固定負債      3,783    5,573     +1,790


有形・無形固定資産             9,792    9,839       +47
                                                  純資産合計             11,326   12,557     +1,231
投資等                   1,513    1,844       +331


資産合計                 31,346   36,627    +5,281
                                                  負債資本合計            31,346   36,627     +5,281




                                                                                        32
比較キャッシュフロー計算書
                                                                  (単位:百万円)




                             2018年3月                  2019年3月
                              金 額              金 額              対前期末増減

営業活動によるキャッシュ・フロー                       3,201         4,355         +1,154

             税引前当期純利益                  1,702         3,520         +1,818

             減価償却費                     1,181         1,166           ▲15

             売上債権の増減(▲は増加)           ▲600        ▲2,029            ▲1,429

             棚卸資産の増減(▲は増加)          ▲1,484       ▲1,943             ▲459

             仕入債務の増減(▲は減少)             1,571         1,947          +376

             その他                        831          1,693          +862

投資活動によるキャッシュ・フロー                     ▲664            ▲917           ▲253

財務活動によるキャッシュ・フロー                    ▲2,403       ▲2,628             ▲225

換算差額                                     15            26            +11

現金・同等物残高                               3,455         4,291          +836




                                                                            33
4.2020年3月期 決算予想




              34
2020年3月期の工作機械関連の市場環境見通し


■国内市場
 設備投資は、能力増強投資や人手不足に対応した省力化投資を中心に増加を期待
 歯車は今後のロボット関連での受注増加を期待
 鋳物の生産については、現状レベルでの推移を予想


■海外市場
 北米は医療機器・自動車部品・航空機部品・半導体及びオイル&ガス関連を中心に
  底堅い動き
 欧州はドイツ・フランス・イタリア・ポルトガルなどで自動車・プラスチック金型・機械部品関連で
  引き続き堅調な動き
 アジアでは引き続き堅調な動きも、中国ではやや減速感有り




                                              35
 2020年3月期の半導体関連装置の市場環境見通し


■国内市場
 足元では半導体設備投資低迷も、下期以降、5G、自動車のAI化やIoT、データーセンター向け
  半導体需要の回復を期待
 300㎜ウェーハ大手国内メーカーも、計画された生産能力を補強するための設備投資継続
  弊社製品でもファイナルポリッシャーを中心とした高額装置の受注が弱含みながら継続


■海外市場
 中国においては、米中貿易摩擦による半導体工場の新設計画の進みが鈍化
 300㎜ウェーハ新興メーカーも投資判断に慎重さが増す
 既に装置を導入、生産を開始したメーカーは次の量産投資計画の実行タイミングを窺う局面




                                            36
2020年3月期業績予想


                                 (単位:百万円、%)                          (単位:百万円)


                                                                    2020年3月
         2019年3月     2020年3月(予想)                         2019年3月
                                                                     (予想)

          金 額       金 額        前期比増減率                      金 額        金 額

                                              設備投資額         1,328      1,473
 売上高      36,067    36,000       ▲0.2%        減価償却費         1,166      1,256

                                              研究開発費           130           92
 営業利益       3,929    3,000      ▲23.6%
                                               為替レート                2020年3月
                                                         2019年3月
                                                                     (予想)
                                              米ドル          111.07     108.00
 経常利益       3,522    2,850      ▲19.1%
                                              シンガポールドル      81.73      80.00
                                              ユーロ          128.26     125.00

 当期純利益      3,224    2,200      ▲31.8%        タイバーツ          3.43       3.40
                                              人民元           16.50      16.00
                             ※小数点第2位を四捨五入                   ※期中の平均レートで記載しております。




                                                                                 37
  2020年3月期の方針

受注残を抱え、一定の売上、利益の読める今期に、
景気変動に左右されずに「安定した収益を確保できる企業」への変革のための投資を予定
投資の方向性は、3大戦略に掲げたそれぞれの施策に沿う


            顧客ライフタイムバリュー強化
   サービス体制拡充(パーツセンター創設など)、高付加価値機拡販

                 グローバル戦線拡充
                 マーケティング体制強化

                  モノづくり改革
                海外生産品直送体制の確立

                                      38
39
 Appendix
~ご参考資料~



            40
世界唯一の総合砥粒加工機メーカー

  会社概要
会社名    株式会社 岡本工作機械製作所
英文     Okamoto Machine Tool Works, Ltd.

創業     大正15年11月
設立     昭和10年6月
資本金    48億8051万円
本社所在地 〒379-0135 群馬県安中市郷原2993番地
       【各種研削盤・半導体関連装置の製造・販売】
事業内容   研削盤 (平面・成形・円筒・内面・歯車・周辺機器)
       半導体関連装置 (グラインディング・ポリッシング・ラッピング・スライシング)

従業員数   連結: 2,015名         単体: 405名        ※2019年3月末現在




                                                        41
沿革

大正15年 (1926年)    岡本覚三郎が岡本専用工作機械製作所を創業
昭和5年   (1930年)   国産初の歯車研削盤 ASG-2型を完成
昭和10年 (1935年)    ㈱ 岡本工作機械製作所創立
昭和28年 (1953年)    国産初の平面研削盤PSG-6型完成




昭和30年 (1955年)    国産初の外周刃スライシングマシン PSG-3GE型を完成
昭和38年 (1963年)    東京証券取引所市場第二部上場
昭和43年 (1968年)    世界初のCNC成形研削盤 NFG-5型を完成
                                                  創業者 岡本覚三郎
昭和47年 (1972年)    米国に、オカモト・コーポレーション設立
昭和48年 (1973年)    シンガポール工場完成
昭和57年 (1982年)    群馬県安中市に安中工場完成
昭和61年 (1986年)    タイ工場完成
平成4年   (1992年)   ドイツに、オカモト・ヨーロッパ設立
平成8年   (1996年)   半導体事業本部を設立
                 全自動立型高精度平面研削盤の開発で日本機械学会 技術賞受賞
平成9年   (1997年)
                 全自動高精度高能率CMP装置の開発で砥粒加工学会 技術賞受賞
平成12年 (2000年)    高精度成形研削盤 UPZシリーズを完成
平成13年 (2001年)    スキャニングポリシャーGNX300Pを完成
平成14年 (2002年)    中国・上海に駐在員事務所開設
平成16年 (2004年)    超精密平面研削盤 UPGシリーズ発売開始
平成24年 (2012年)    本社を群馬県安中市(安中工場)に移転
平成28年 (2016年)    Si貫通電極ウェーハ全自動化薄化装置 JST課題採択


                                                              42
国内拠点、海外拠点


          Okamoto Machine Tool
          Europe GmbH                   Okamoto Machinery
                                        (Changzhou) Co., Ltd.
              Birmingham Sales Office
                                                                                   Okamoto Corporation
                                            Dalian Sales Office
            Herford Sales Office (D)
                                                                                     Louisville, KY Sales Office
              Shenzhen Sales Office        Shanghai Sales Office
                                                                                        Windsor,CT Sales Office
        Okamoto (Thai)
        Company Ltd.
                                                                               Santa Fe Spring, CA Sales Office




 Okamoto (Singapore)                                   仙台営業所
 Pte, Ltd.
                                                富山営業所

                                              名古屋営業所                 本社/安中工場              生産・販売拠点
                                          広島営業所
                                                                                         国内          9拠点
                                                                    北関東営業所
                                                                                         北米          4拠点
                                                                    首都圏営業所
                                                            大阪営業所                        欧州          3拠点
      … 生産拠点                                             岡本工機 ㈱
                                                                    技研 ㈱
                                                                      静岡営業所              中国          4拠点
      … 販売拠点                                        福岡営業所
                                                                                         アジア         2拠点


                                                                                                        43
あらゆるニーズへの対応~ 豊富な機種構成




                                           大口径Siウェハプロセス
     pm
                                       

           1/1000000000mm                 検査用光学機器
                            次世代製造装置       衛星機器用部品
                                          次世代デバイス開発プロセス
     nm                                   セラミックス・脆性材料の超平坦化
     1/1000000mm            半導体/電子部品      液晶関連デバイス平坦化
                                          Siウェハ、デバイスウェハ平坦化
                                          オプトデバイス


                            特殊市場用装置       航空機用部品
                                           電子機器部品
     um
                                       

                                          機械構造用部品
     1/1000mm
                                          各種治具取付具用部品
                            汎用的工作機械       金型用部品
                                          自動車部品
                                          電気装置用部品


                              一般市場         家庭用包丁研ぎ
     mm
                                       

                                          線路繋ぎ部分円滑化




                                                              44
研削盤のシェア ~ 幅広い顧客の広がり



      1953年生産開始以来65年
      ■   出 荷 台 数     :   総計80,000台以上
      ■   出 荷 国 数     :   世界約80カ国
      ■   ユ ー ザ ー 数   :   世界20,000社以上
      ■   国内推計シェア     :   40%
                              ※半導体製造装置は除く




                                            45
研削盤の機種別分類

   700万円               2000万円              5000万円




  PSG-CA1 シリーズ    UPZ-Li シリーズ   UGM360NC      UPG-NCシリーズ
  (高能率研削仕様)      (リニアモータ駆動)     複合加工機        超精密大型研削盤




   スマートフォン         液晶テレビ          自動車            航空機
    時計・カメラ         コンピュータ          船舶           液晶テレビ
     ロボット          時計・カメラ       精密スピンドル          測定器
     自動車            自動車          工作機械           工作機械
      他              他              他             他




                                                           46
半導体製造装置の機種別分類:主力製品

     6000万円                   15000万円                 23000万円




      GNX200B        GDM300            PNX332B           SPP800ATB
 SiCウェーハ用グラインダー    ウエーハ薄化用          ファイナルポリッシャー       バッチ式ウエーハポリシャー
                  インライングラインダー




次世代パワー半導体SiC        スマートフォン         8“、12”Si 材料ウェーハ      スマートフォン
電気自動車、電車、PC            PC                                SAWフィルター
     他                 他




                                                                      47
半導体製造装置の機種別分類:関連製品

       7000万円        20000万円            30000万円




        SiSG156HT      PSG-CHシリーズ            SPP3800
    太陽電池インゴット複合研削盤     門形平面研削盤             ピッチポリッシャー




     太陽電池・ソーラーパネル              液晶(LCD)テレビ・ディスプレー




                                                       48
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                        総務部
                    T L 0 7 8 5 0
                     E   2 (3 5) 8 0

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                                                                                     49