6103 オークマ 2021-10-29 15:20:00
2022年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]

                        オークマ株式会社(6103) 2022年3月期 第2四半期決算短信


○添付資料の目次



    1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………      2

    (1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………      2

    (2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………      3

    (3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………      3

    2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………      5

    (1)四半期連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………      5

    (2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 …………………………………………      7

    (3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………………………      9

    (4)四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………… 10

      (継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………… 10

      (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) …………………………………………… 10

      (四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用) ………………………………………… 10

      (会計方針の変更) …………………………………………………………………………………… 10

      (セグメント情報等) ………………………………………………………………………………… 11

    3.その他 …………………………………………………………………………………………………… 12

    (1)受注及び販売の状況 ………………………………………………………………………………… 12

    (2)海外売上高 …………………………………………………………………………………………… 12




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1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
  当第2四半期連結累計期間におきましては、新型コロナウイルスの感染拡大が続いたものの、ワクチン接種の進
 展によって感染を押さえ込んでいく中で経済活動の正常化が進み、世界経済は先進国を中心に緩やかな回復が続き
 ました。
  工作機械の需要動向につきましては、経済活動の再開に伴い、抑制されていた需要が発現し回復基調で推移しま
 した。
  米国市場では、自動車、建設機械、農業機械、産業機械等、多くの産業に設備投資の動きが広がり、航空・宇宙
 関連の需要は底堅く推移しました。第2四半期後半では半導体製造装置関連、資源・エネルギー関連、医療関連に
 おいても設備投資の動きが見られました。設備投資は中・小規模事業者にも裾野が広がり、工作機械の需要の回復
 は大きく進みました。
  欧州市場では、経済活動の正常化等を背景に、自動車関連、産業機械を中心に工作機械の需要は緩やかに回復し
 ました。南欧諸国においてもEU復興基金等、経済対策の後押しもあり、設備投資の活発化が進みました。
  中国市場では、建設機械関連に一服感が見られたものの、自動車関連、産業機械関連からの需要は拡大基調で推
 移しました。風力発電等の環境関連分野の設備投資は続き、またEV関連では、大手企業を中心に設備投資を本格化
 する動きが見られました。
  中国以外のアジア市場では、新型コロナウイルスの感染拡大により経済活動が停滞する中、工作機械の需要は一
 進一退の動きとなりました。
  国内市場では、半導体製造装置関連からの需要は力強さを維持し、経済活動の再開に伴い、自動車関連等に設備
 投資の動きが戻る中、補助金効果の発現もあり、工作機械の需要は拡大基調で推移し、第2四半期半ばからは欧米
 を中心とした海外景気の回復等とあわせ、V字回復の様相を呈しました。
  このような経済環境の下、当企業グループは、グローバルでの顧客獲得、業務効率向上による収益確保と体質強
 化を図ると共に、自動化・無人化の対応力、デジタル革新、ものづくりDXのトータルソリューション提供を推し進
 め、コロナ禍を機に一層高まる自動化・無人化、環境対応・脱炭素化のニーズに応えてまいりました。
  営業戦略におきましては、2021年4月には中国・北京市で開催されました「第17回中国国際工作機械展覧会
 (CIMT2021)」に出展し、ハイテク機の需要が高まる中国市場におけるオークマブランドの浸透を図ると共に、
 久々のリアルの展示会対応を通じて目標を上回る受注を獲得しました。国内市場では、2021年5月に広島県福山市
 に西日本CSセンターを開設し、地域密着の対応によるお客様との接点の維持、拡大を図りました。また、Webによる
 商談、見積もり等、デジタル技術の活用を一段と進め、2021年8月からは自社のWebサイトにバーチャル展示場
 「Okuma Virtual Showroom」を常設し、リアルとバーチャルの両面での顧客体験価値の一層の向上を図り、受注拡
 大につなげてまいりました。
  技術戦略におきましては、自動化・無人化のニーズ、脱炭素化等、環境対応のニーズに応えるスマートマシンの
 新機種開発を進めました。2021年5月に上市した横形マシニングセンタ「MA-600HⅢ」は、恒温室等の特別な温度管
 理を必要とせず、室温変化が有る工場環境下でも高精度加工を実現する「サーモフレンドリーコンセプト」、補助
 機器のアイドリングを極小化する新世代省エネルギーシステム「ECO suite」、タンク内のスラッジ(微小な鉄粉等
 の残留物)を極限まで回収し、切削水を長寿命化する「スラッジレスタンク」等の先進技術により、高精度・高生
 産性と低環境負荷・省エネを両立させた次世代型工作機械です。
  製造戦略におきましては、スマートファクトリーDS(Dream Site)1、DS2、DS3の自動化設備への生産負荷の集約
 や、物流動線の最適化等により、内製化能力を高めると共に、マシニングセンタの需要拡大に備え可児工場の能力
 増強に着手しました。また生産子会社「大同大隈股份有限公司」(台湾)では、一部部材の供給が厳しくなる中、
 サプライチェーンの強化、新規開拓等を進め、高まる需要に応えてまいりました。
  これらの事業戦略を確実に実行してまいりました結果、当第2四半期連結累計期間の連結受注額は97,894百万円
 (前年同四半期比75.0%増)、連結売上高は77,394百万円(前年同四半期比33.6%増)、営業利益は5,178百万円
 (前年同四半期比282.4%増)、経常利益は5,457百万円(前年同四半期比233.2%増)、親会社株主に帰属する四半
 期純利益は3,958百万円(前年同四半期比642.8%増)となりました。




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(2)財政状態に関する説明
(資産、負債及び純資産の状況)
  当第2四半期連結会計期間における総資産は、前連結会計年度末と比較して12,463百万円増加し、235,708百万円
 となりました。主な要因は「現金及び預金」の増加8,003百万円、及び「棚卸資産」の増加4,501百万円などによる
 ものです。また、負債は前連結会計年度末と比較して、8,279百万円増加いたしました。主な要因は「支払手形及び
 買掛金」の増加4,281百万円、「電子記録債務」の増加2,595百万円、及び「未払法人税等」の増加1,406百万円など
 によるものです。純資産は、「利益剰余金」の増加3,052百万円、及び「為替換算調整勘定」の増加1,029百万円な
 どにより、4,183百万円の増加となりました。この結果、当第2四半期連結会計期間末の自己資本比率は74.4%とな
 りました。


(キャッシュ・フローの状況の分析)
  当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物は、前年同四半期連結累計期間末と比較して11,451百
 万円増加し、59,744百万円となりました。
  営業活動によるキャッシュ・フローは、11,335百万円の収入となりました(前年同四半期連結累計期間は8,971百
 万円の収入)。主な資金の増加項目としては、仕入債務の増加6,539百万円、税金等調整前四半期純利益5,391百万
 円、及び減価償却費3,275百万円であります。一方、主な資金の減少項目としては、棚卸資産の増加3,990百万円で
 あります。
  投資活動によるキャッシュ・フローは、5,372百万円の支出となりました(前年同四半期連結累計期間は2,898百
 万円の支出)。主な資金の減少項目としては、定期預金の純増額2,249百万円、有形固定資産の取得による支出
 1,756百万円、及び無形固定資産の取得による支出1,232百万円であります。
  財務活動によるキャッシュ・フローは、776百万円の支出となりました(前年同四半期連結累計期間は2,004百万
 円の支出)。主な資金の減少項目としては、配当金の支払額631百万円であります。


(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
  今後の世界経済につきましては、不確実性は継続する中、各国の経済対策とワクチン接種の進展に伴い、一進一
 退はあるものの、緩やかな回復が続くと予想されます。
  工作機械の需要動向につきましては、従来の労働力不足への対応に加えて、非接触での安心、安全のための自動
 化・無人化のニーズが拡大し、工作機械の需要はグローバルに拡大基調で推移することが見込まれます。また、本
 格化する脱炭素社会への移行により、風力発電等、再生可能エネルギーの社会インフラ構築等において、新たな成
 長領域が見込まれると共に、EV関連の設備投資が本格化することが期待されます。他方、グローバルに様々な産業
 で、半導体等の部品の調達難は続くことが見込まれます。しかしながら、不確実性の中で最新の工作機械に対する
 需要は根強く、工作機械の需要拡大は持続的なものとなることが期待されます。
  このような社会変化、経営環境の変化が見込まれる中、当企業グループは、これまで培ったスマートマシン、ス
 マートマニュファクチャリング技術を土台に、自動化・無人化、工程集約、デジタル革新、ものづくりDX、脱炭素
 化への取り組みを進め、機械、制御、加工技術、システム構築等、エンジニアリングチェーンの全てに亘り、お客
 様と新たな価値を創造する「総合ものづくりサービス」を展開してまいります。また、重要度を増す経済安全保障
 については、担当役員ならびに専任組織を設置し、経済安全保障の変化に対応できる体制の強化を図り、これまで
 の輸出管理規制対応、機密情報管理対応に加えて、法令遵守、人材管理、持続可能かつ強靭なサプライチェーンの
 構築など様々な観点からリスク対策を進めてまいります。
  営業面では、国内及び海外の展示会に積極的に出展すると共に、デジタル技術の活用を一段と進め、リアルとバ
 ーチャルの両面で顧客接点を強化すると共に、お客様に新たな付加価値をもたらすソリューションの提供等、提案
 型営業を展開し、販売拡大を図ってまいります。
  技術面では、自動化・無人化システムの核となる独自のAI・知能化技術を搭載したスマートマシンの開発を加速
 してまいります。そして、脱炭素化への社会的な要請に応える技術・ソリューションの開発、環境配慮型製品の拡
 充を進めてまいります。また、長年に亘り世界の製造業の個別の顧客ニーズに応え、提供してきたソリューション
 の蓄積を当社の強みとして活用することによって、お客様の多種多様な要求に「優れたQCD」でお応えし、ものづく
 りの社会課題解決に貢献してまいります。




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  製造面では、自社製工作機械、次世代製造技術を軸に、生産効率の向上、生産革新、そして脱炭素対応を図って
 まいります。更に本社工場、可児工場の再開発を進め、自己完結一貫生産体制の一層の強化を図ってまいります。
  当社は、気候変動への対応を重要な経営課題と位置付け、ESGを推進する専門部署を発足させ、全社で具体的に推
 進してまいります。また、2021年9月にTCFD(気候変動関連財務情報開示タスクフォース)の提言への賛同を表明
 しました。今後、TCFDの提言に沿った情報開示の更なる充実を図ってまいります。
  当社は、脱炭素化に寄与する技術、ソリューションの開発に努め、再生可能エネルギー由来の電力使用の拡大、
 カーボンオフセット等を活用しながら2030年度までにScope1、2におけるカーボンニュートラルを達成します。そし
 て、2050年までにバリューチェーン全体(Scope1、2、3)でCO2排出実質ゼロを目指します。
  当企業グループは、脱炭素社会への移行や労働人口の減少という社会課題を解決する企業として、またデジタル
 革新等の社会変化を敏感に捉えて、成長戦略を推し進めてまいります。
  以上を踏まえ、2021年4月27日に公表いたしました業績予想を修正しております。
  通期の連結業績予想につきましては、下表のとおりであります。
                                                         親会社株主
                                                                   1株当たり
                      売上高         営業利益         経常利益      に帰属する
                                                                   当期純利益
                     (百万円)       (百万円)         (百万円)     当期純利益
                                                                    (円)
                                                         (百万円)

 2022年3月期(修正後の予想)     167,000         14,000    14,500    10,500    332.54

     2021年3月期(実績)     123,394          4,820     5,459     2,088     66.15

         増減率            35.3%         190.4%    165.6%    402.8%    402.7%

 修正後の予想の前提となる為替レートは、通期で1ドル=110.4円、1ユーロ=130.5円としております。
 なお、具体的内容につきましては、本日(2021年10月29日)に公表しております「2022年3月期第2四半期連結累
計期間の業績予想値と実績値との差異及び2022年3月期通期連結業績予想の修正に関するお知らせ」をご参照下さ
い。




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2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
                                                    (単位:百万円)
                           前連結会計年度            当第2四半期連結会計期間
                          (2021年3月31日)          (2021年9月30日)
資産の部
 流動資産
   現金及び預金                            58,508              66,512
   受取手形及び売掛金                         26,982              26,759
   電子記録債権                               447                 691
   棚卸資産                              48,746              53,247
   その他                                5,532               5,595
   貸倒引当金                              △142                △147
   流動資産合計                           140,074             152,658
 固定資産
   有形固定資産
     建物及び構築物(純額)                     24,014              23,493
     その他(純額)                         22,449              23,299
     有形固定資産合計                        46,463              46,792
   無形固定資産                             5,405               5,701
   投資その他の資産
     投資有価証券                          26,516              25,547
     その他                              4,808               5,032
     貸倒引当金                             △23                 △23
     投資その他の資産合計                      31,301              30,556
   固定資産合計                            83,170              83,050
 資産合計                               223,244             235,708




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                          前連結会計年度            当第2四半期連結会計期間
                         (2021年3月31日)          (2021年9月30日)
負債の部
 流動負債
   支払手形及び買掛金                        10,015              14,297
   電子記録債務                            9,820              12,415
   1年内償還予定の社債                        5,000               5,000
   未払法人税等                              226               1,632
   賞与引当金                             1,957               1,989
   役員賞与引当金                              61                  40
   製品保証引当金                             266                 268
   その他                              10,936              11,946
   流動負債合計                           38,284              47,589
 固定負債
   退職給付に係る負債                            83                  83
   その他                               5,618               4,593
   固定負債合計                            5,701               4,676
 負債合計                               43,985              52,265
純資産の部
 株主資本
   資本金                              18,000              18,000
   資本剰余金                            41,718              41,705
   利益剰余金                           114,022             117,074
   自己株式                            △9,868              △9,852
   株主資本合計                          163,872             166,927
 その他の包括利益累計額
   その他有価証券評価差額金                      9,427               8,731
   為替換算調整勘定                        △1,152                △122
   退職給付に係る調整累計額                      △421                △284
   その他の包括利益累計額合計                     7,853               8,325
 非支配株主持分                             7,532               8,189
 純資産合計                             179,258             183,442
負債純資産合計                            223,244             235,708




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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
  四半期連結損益計算書
   第2四半期連結累計期間
                                                     (単位:百万円)
                     前第2四半期連結累計期間           当第2四半期連結累計期間
                       (自 2020年4月1日           (自 2021年4月1日
                       至 2020年9月30日)          至 2021年9月30日)
売上高                               57,923                  77,394
売上原価                              41,890                  54,972
売上総利益                             16,033                  22,421
販売費及び一般管理費                        14,679                  17,243
営業利益                               1,354                   5,178
営業外収益
 受取利息                                  31                     49
 受取配当金                                357                    332
 その他                                  351                    226
 営業外収益合計                              740                    608
営業外費用
 支払利息                                  15                     17
 為替差損                                 117                     45
 その他                                  323                    266
 営業外費用合計                              456                    329
経常利益                                1,638                  5,457
特別利益
 雇用調整助成金                              477                     34
 特別利益合計                               477                     34
特別損失
 投資有価証券評価損                            152                      -
 操業休止関連費用                             729                     68
 その他                                   65                     32
 特別損失合計                               947                    100
税金等調整前四半期純利益                        1,168                  5,391
法人税等                                  500                  1,326
四半期純利益                                667                  4,064
非支配株主に帰属する四半期純利益                      134                    105
親会社株主に帰属する四半期純利益                      532                  3,958




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                   オークマ株式会社(6103) 2022年3月期 第2四半期決算短信


  四半期連結包括利益計算書
   第2四半期連結累計期間
                                                  (単位:百万円)
                   前第2四半期連結累計期間          当第2四半期連結累計期間
                     (自 2020年4月1日          (自 2021年4月1日
                     至 2020年9月30日)         至 2021年9月30日)
四半期純利益                            667                  4,064
その他の包括利益
 その他有価証券評価差額金                    2,142                  △697
 為替換算調整勘定                        △530                   1,582
 退職給付に係る調整額                         64                    138
 その他の包括利益合計                      1,676                  1,023
四半期包括利益                          2,344                  5,088
(内訳)
 親会社株主に係る四半期包括利益                 2,261                  4,430
 非支配株主に係る四半期包括利益                    82                    657




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                         オークマ株式会社(6103) 2022年3月期 第2四半期決算短信


(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書
                                                       (単位:百万円)
                         前第2四半期連結累計期間         当第2四半期連結累計期間
                           (自 2020年4月1日         (自 2021年4月1日
                           至 2020年9月30日)        至 2021年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
 税金等調整前四半期純利益                        1,168                  5,391
 減価償却費                               3,223                  3,275
 貸倒引当金の増減額(△は減少)                         2                      3
 賞与引当金の増減額(△は減少)                        76                     27
 役員賞与引当金の増減額(△は減少)                   △124                    △21
 退職給付に係る負債の増減額(△は減少)                 △280                     140
 受取利息及び受取配当金                         △388                   △381
 支払利息                                   15                     17
 為替差損益(△は益)                           △73                      42
 投資有価証券評価損益(△は益)                       152                      -
 売上債権の増減額(△は増加)                      5,761                    400
 棚卸資産の増減額(△は増加)                      2,976                △3,990
 仕入債務の増減額(△は減少)                     △4,885                  6,539
 その他                                 1,142                  △844
 小計                                  8,768                 10,600
 利息及び配当金の受取額                           382                    376
 利息の支払額                               △12                    △17
 法人税等の支払額                            △166                   △444
 法人税等の還付額                                -                    820
 営業活動によるキャッシュ・フロー                    8,971                 11,335
投資活動によるキャッシュ・フロー
 定期預金の純増減額(△は増加)                         -                △2,249
 有形固定資産の取得による支出                     △1,374                △1,756
 有形固定資産の売却による収入                         18                    10
 無形固定資産の取得による支出                      △816                 △1,232
 投資有価証券の取得による支出                       △43                   △16
 連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得によ
                                      △562                      -
 る支出
 その他                                 △120                  △127
 投資活動によるキャッシュ・フロー                   △2,898                △5,372
財務活動によるキャッシュ・フロー
 短期借入金の純増減額(△は減少)                       121                     -
 リース債務の返済による支出                         △71                  △142
 自己株式の取得による支出                           △1                    △2
 配当金の支払額                            △2,052                  △631
 非支配株主への配当金の支払額                         △0                    △0
 財務活動によるキャッシュ・フロー                   △2,004                  △776
現金及び現金同等物に係る換算差額                      △145                    480
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)                   3,923                 5,666
現金及び現金同等物の期首残高                       44,369                54,078
現金及び現金同等物の四半期末残高                     48,293                59,744




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                           オークマ株式会社(6103) 2022年3月期 第2四半期決算短信


(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項
  (継続企業の前提に関する注記)
  該当事項はありません。


  (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
  該当事項はありません。


  (四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
  税金費用の計算
   税金費用については、当第2四半期連結会計期間を含む連結会計年度の税引前当期純利益に対する税効果会計
  適用後の実効税率を合理的に見積り、税引前四半期純利益に当該見積実効税率を乗じて計算しております。


  (会計方針の変更)
 ・「収益認識に関する会計基準」等の適用
   「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号      2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」とい
  う。)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用し、約束した財又はサービスの支配が顧客に移転した時点で、
  当該財又はサービスと交換に受け取ると見込まれる金額で収益を認識することといたしました。
   これにより、従来、出荷基準または船積基準により認識していた一部の物品販売取引について、契約条件に照
  らし合わせて顧客が製品等に対する支配を獲得したと認められる時点が契約の履行義務の充足時期であり、検収
  時、顧客への製品等の到着時や貿易上の諸条件等に基づき収益を認識することといたしました。
   収益認識会計基準等の適用については、収益認識会計基準第84項ただし書きに定める経過的な取扱いに従って
  おり、第1四半期連結会計期間の期首より前に新たな会計方針を遡及適用した場合の累積的影響額を、第1四半
  期連結会計期間の期首の利益剰余金に加減し、当該期首残高から新たな会計方針を適用しております。
   この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は619百万円増加し、売上原価は528百万円増加し、販売費及び
  一般管理費は20百万円減少し、営業利益、経常利益及び税金等調整前四半期純利益はそれぞれ111百万円増加して
  おります。また、利益剰余金の当期首残高は275百万円減少しております。


 ・「時価の算定に関する会計基準」等の適用
   「時価の算定に関する会計基準」(企業会計基準第30号     2019年7月4日。以下「時価算定会計基準」とい
  う。)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用し、時価算定会計基準第19項及び「金融商品に関する会計基
  準」(企業会計基準第10号   2019年7月4日)第44-2項に定める経過的な取扱いに従って、時価算定会計基準等
  が定める新たな会計方針を、将来にわたって適用することとしております。なお、四半期連結財務諸表に与える
  影響はありません。




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                                     オークマ株式会社(6103) 2022年3月期 第2四半期決算短信


    (セグメント情報等)
     Ⅰ   前第2四半期連結累計期間(自   2020年4月1日       至      2020年9月30日)
          報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                                (単位:百万円)
                                                                                     四半期
                                     報告セグメント                                        連結損益
                                                                              調整額
                                                                                     計算書
                                                        アジア・パ                (注)1
                     日本        米州             欧州                   計                 計上額
                                                        シフィック                       (注)2
売上高

 外部顧客への売上高            31,219   14,090          8,306      4,307    57,923         ―    57,923
    セグメント間の内部売上高
                      14,575        12             35     3,343    17,967    △17,967       ―
    又は振替高
            計         45,795   14,103          8,342      7,650    75,891    △17,967   57,923

セグメント利益又は損失(△)         △134       532          △303         288        382       971    1,354

 (注)1. セグメント利益又は損失(△)の調整額971百万円は、未実現利益の消去他であります。
         2.セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。


     Ⅱ   当第2四半期連結累計期間(自   2021年4月1日       至      2021年9月30日)
          報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                                (単位:百万円)
                                                                                     四半期
                                     報告セグメント                                        連結損益
                                                                              調整額
                                                                                     計算書
                                                        アジア・パ                (注)1
                     日本        米州             欧州                   計                 計上額
                                                        シフィック                       (注)2
売上高

 外部顧客への売上高            36,584   20,979         12,277      7,552    77,394         ―    77,394
    セグメント間の内部売上高
                      27,301        27             81     4,136    31,547    △31,547       ―
    又は振替高
            計         63,886   21,007         12,359     11,688   108,941    △31,547   77,394

セグメント利益                3,808    1,224            252        735     6,021      △843     5,178

 (注)1. セグメント利益の調整額△843百万円は、未実現利益の消去他であります。
         2.セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。




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                                  オークマ株式会社(6103) 2022年3月期 第2四半期決算短信


3.その他
(1)受注及び販売の状況
 ①受注状況                                                                       (単位:百万円)
                  前第2四半期連結累計期間                              当第2四半期連結累計期間
                   (自 2020年4月1日                              (自 2021年4月1日
                    至 2020年9月30日)                             至 2021年9月30日)
                  受注高             受注残高                      受注高               受注残高
NC旋盤                    11,775              12,509                20,057           16,755

マシニングセンタ                29,896              23,919                52,139           38,178

複合加工機                   11,362               6,893                21,577           12,824

NC研削盤                      925                 650                 1,787               1,303

その他                      1,982                 973                 2,333                 754

合計                      55,942              44,946                97,894           69,816
(注) 受注高、受注残高には消費税等は含まれておりません。
 
 ②販売実績                                                                        (単位:百万円)
                  前第2四半期連結累計期間                              当第2四半期連結累計期間
                   (自 2020年4月1日                              (自 2021年4月1日
                    至 2020年9月30日)                             至 2021年9月30日)
                  売上高             構成比(%)                    売上高               構成比(%)

NC旋盤                    11,519                19.9                17,620                22.8

マシニングセンタ                31,034                53.6                38,586                49.9

複合加工機                   12,415                21.4                17,589                22.7

NC研削盤                    1,111                 1.9                 1,350                 1.7

その他                      1,843                 3.2                 2,246                 2.9

合計                      57,923               100.0                77,394               100.0
(注) 売上高には消費税等は含まれておりません。


(2)海外売上高
    前第2四半期連結累計期間(自   2020年4月1日    至    2020年9月30日)
                                                                       その他
                                 その他
                     米国                        欧州           中国        アジア・パ        計
                                  米州
                                                                      シフィック
Ⅰ   海外売上高(百万円)          12,819    1,681          8,298        7,458        4,739     34,997

Ⅱ   連結売上高(百万円)              ―          ―               ―          ―           ―      57,923
Ⅲ   連結売上高に占める
                          22.1        2.9            14.3      12.9          8.2        60.4
    海外売上高の割合(%)
 
    当第2四半期連結累計期間(自   2021年4月1日    至    2021年9月30日)
                                                                       その他
                                 その他
                     米国                        欧州           中国        アジア・パ        計
                                  米州
                                                                      シフィック
Ⅰ   海外売上高(百万円)          18,052    2,940         12,280       12,043        5,200     50,517

Ⅱ   連結売上高(百万円)              ―          ―               ―          ―           ―      77,394
Ⅲ   連結売上高に占める
                          23.3        3.8            15.9      15.6          6.7        65.3
    海外売上高の割合(%)




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