6099 エラン 2021-02-22 15:00:00
2020年12月期 決算説明資料 [pdf]

東京証券取引所 市場第一部
  証券コード:6099




            2020年12月期
             決算説明資料

                株式会社エラン
はじめに


新型コロナウイルスに感染された方々に謹んで
お見舞い申し上げますとともに、医療従事者をはじめとして
最前線でご尽力されている方々に感謝申し上げます。

 当社の契約先であります多くの医療機関や介護施設におきましては
 過去にない大変な対応を迫られております。
 当社におきましても、昨年1月の報道以降全従業員に対して感染防止に
 向けて、注意喚起から始まり時差出社やテレワーク等を適用するとともに
 医療機関の意向・方針に沿いながら必要なサービス提供を継続して
 まいりました。
 1日も早い事態の収束と、皆様の健康を願っております。


                                     2
目次




1.2020年12月期 通期決算              p. 4

2. 2021年12月期 業績予想 および成長戦略     p. 29

3.中期経営ビジョン(2020年~2022年)       p. 41

4.持続的な成長と企業価値向上 -ESGへの取り組み-   p. 48

5.参考資料(事業内容含む)                p. 58




                                      3
1.2020年12月期 通期決算
2020年12月期のハイライト①
  業績
  12年連続の増収・増益を達成。

  新規営業訪問が減ったものの、既存業者からの紹介を活用できたことで契約施設数は順調に
   増加。

  コロナによる入院面会禁止の影響で利用者数増加、他社への切替が減り解約率低下。


 CSセットの取組
  沖縄支店開設により、日本全国にCSセットを届けられる体制を構築できた。
  CSセットR・LCは、4月頃から提案初期段階に組み入れることで、年末にかけて導入が加速
   した。
  エルタスク合併によるシナジー効果の発揮で、経営効率化・ノウハウ向上・全国でブランド
   力発揮などのメリットが生まれた。


 新サービス・新市場
  キクミミ・ELAN@meet’sなどの新サービスを開始。
  エランサービスの顧客サービス向上により、他入院セット会社からの受注を獲得。
  自社物流をスタートし、横浜近隣23施設への配送・在庫管理業務をスタート。

                                                 5
2020年12月期のハイライト②

FY2020   コロナ禍で営業活動に影響はあったものの、CSセット利用
 業績      者が増加し、販管費の低下もあり増収増益となった。

            売上高                営業利益

         26,056百万円           2,068百万円
         (YonY+21.1%)        (YonY+38.6%)

           経常利益               四半期純利益

         2,148百万円            1,446百万円
         (YonY+43.1%)        (YonY+46.2%)

         【プラス要素】
新型コロナ  CSセットニーズUP       →   既存契約施設利用率UP
 ウィルス 【マイナス要素】
 感染症に
 よる影響
       新規契約獲得活動制限       →   新規契約(対計画)Down
                             但し前年比では伸長      6
導入施設数推移

新規導入施設数の増加により、契約施設数は年率26.3% の増加率(10.12期を起点)
解約率は、前期から改善し 年率1.8% に低下

                           毎年増加する提携施設のストック                                                  1,614

                                                                                   1,362


                                                                          1,140

                                                                  992                       施設数

 4.3%
                                                         764

                                                644
                                                                 3.0%              2.9%
          解約率                          516     2.2%
                                                                          2.5%
                                                        2.0%                                1.8%
                              406
                     314
                             0.7%     0.8%
            218     2.2%
  156
            0.5%
 10.12期    11.12期   12.12期   13.12期   14.12期   15.12期   16.12期   17.12期   18.12期   19.12期   20.12期

※通期解約率=期中解約数/(前期末契約数+期中新規契約数)
                                                                                                     7
月間利用者数推移

 新規導入施設数の増加と既存契約施設の利用率UPにより、
 月間利用者数は 年率31.8% の増加率(10.12期を起点)

                        毎年増加するCSセット利用者数                                                        283,555


                                                                                     225,578

                                                                                                  月間
                                                                           190,683               利用者数
                                                                 168,410



                                                       120,026

                                              89,825
                                     68,704
                            53,810
                   38,269
          25,932
 17,956


 10.12期   11.12期   12.12期   13.12期   14.12期   15.12期   16.12期    17.12期    18.12期    19.12期     20.12期


※上記の月間利用者数は、各期の期末月の利用者数を示しています
                                                                                                         8
 コロナ禍の売上状況

  コロナ禍におけるCSセットニーズへの高まり
  コロナ禍によって面会制約
   ⇒ CSセット利用率UP
   ⇒ 既存契約病院(施設)売上増加
              A大学病院    ※面会禁止                   B療養病院   ※面会禁止
(単位:千円)                             (単位:千円)
80,000                              80,000
                          66,862
60,000       51,695                 60,000                 52,674
                      前年同期比
40,000                129.3%        40,000    30,761
                                                       前年同期比

20,000                              20,000
                                                       171.2%

    0                                   0
             19.12期        20.12期             19.12期       20.12期
     POINT

   既存契約病院においては、入院患者が減少しているところもあるが、家族等の面会に制約が
   あり、CSセット利用者数は増加している。
   未契約の病院からも感染症懸念からCSセットの導入検討の声が寄せられている。
   コロナ後も利用者数は下がらない見込み。
                                                                    9
2020年 取組み(振返り)




                  全国展開

    2020年        グループ力強化

                 新事業開発



                           10
全国展開   2020年12月期の計画と結果

       全国展開      CSセット営業力の強化と付加価値UP

            計画                    結果

 沖縄支店を開設し、全国をカバーする営業網     2020年11月2日
 を完成させる                   沖縄支店を開設


 「CSセットR」「CSセットLC入院保証」の   「CSセットR」は33件増加。「CS
 普及拡大                     セットLC入院保証」は28件増加。

                          新型コロナウイルスの影響により
 外国人向けCSセットを開始し、グローバル展
                          延期(2021年中に沖縄支店にて
 開の足掛かりを築く
                          サービス開始予定)
                           7月よりキクミミサービスを開始
 新たな付加価値を開発し提供することで、他
                           オリジナル患者衣のテスト運用
 社とのさらなる差別化を図る
                           を開始

                                               11
全国展開   全国の拠点・契約施設数(2020年12月末)
沖縄支店を開設し全都道府県をカバー                         ※()内は今期増加数

                           新潟支店                     札幌支店         函館営業所
          金沢支店            65施設(+8)                88施設(+24)    2019年7月開設
       158施設(+18)                                                15施設(+6)

                      松本本社              秋田支店
                    107施設(+12)         29施設(+3)                  青森支店
    岡山支店                                                        63施設(+12)
 104施設(+15)
                                                                 盛岡支店
    広島支店                                                        34施設(+8)
   94施設(+7)
                                                                 仙台支店
    福岡支店                                                        79施設(+5)
   49施設(+7)
                                                               さいたま支店
   南九州支店                                                       65施設(+15)
   25施設(+5)
                                                                 東京支店
     沖縄支店 NEW                                                   60施設(+9)
  2020年11月開設
      0施設                             名古屋支店           静岡支店
                      大阪支店       (第1支店+第2支店)       2019年8月開設    相模原支店
                    134施設(+26)       211施設(+38)     42施設(+3)    69施設(+4)
    四国支店
  123施設(+27)
                                                  全国で順調に契約施設数が増加
                                                                            12
全国展開       開拓率の年度推移
 ■病院契約数は1,000施設を突破し、開拓率は14.4%となり普及ステージへ
 ■老健契約数は200施設を突破し、開拓率は6.3%
            病院の開拓率(50床以上)                                           介護老人保健施設の開拓率(50床以上)

           病院 契約数           病院 未開拓        病院 開拓率                            老健 契約数           老健 未開拓         老健 開拓率
                                                         100.00%
                                                                                                                          100.00%




                                                         90.00%
                                                                                                                          90.00%




                                                         80.00%
                                                                                                                          80.00%




                                                         70.00%
                                                                                                                          70.00%




                                                         60.00%
                                                                                                                          60.00%




                                                         50.00%
                                                                                                                          50.00%




                                                         40.00%
                                                                                                                          40.00%




                                                         30.00%
                                                                                                                          30.00%




                                       12.8%    14.4%    20.00%
                                                                                                                          20.00%


                     10.1%    11.4%
  7.0%       7.5%                                                                                                6.3%
                                                         10.00%


                                                                                      3.1%     3.7%     5.0%              10.00%


                                        959      1070              2.0%      2.4%
             586      761      855
   527                                                                                                   190      242
                                                         0.00%
                                                                     70        84       120      143                      0.00%


  15.12期    16.12期   17.12期   18.12期   19.12期   20.12期             15.12期    16.12期   17.12期   18.12期   19.12期   20.12期


            当社ターゲットは7,468施設                                                 当社ターゲットは3,824施設
 ※ 厚生労働省による「令和元年度医療施設調査」及び「令和元年度介護サービス施設・事業所調査」の調査結果を参考に当社作成
                                                                                                                                   13
全国展開        規模別の開拓率

  ■病院・老健ともにベッド数規模別の開拓率に大きな差はなく、満遍なく開拓中。


            病院の開拓率(ベッド数別)                           介護老人保健施設の開拓率(ベッド数別)

    全施設
                                                    全施設


  300床以上
                                                 150床以上

200床-299床

                                                100床‐149床
100床-199床


                                                 50床‐99床
 50床-99床



   49床以下                                          49床以下



            0%   20%   40%   60%   80%   100%               0%   20%   40%   60%   80%   100%




 ※1 上記グラフ青部分が当社の顧客開拓率を示す
 ※2 厚生労働省による「令和元年度医療施設調査」及び「令和元年度介護サービス施設・事業所調査」の調査結果を参考に当社作成
                                                                                                14
全国展開   CSセットR・LCの普及拡大
Rは33件増加、LCは28件増加し拡大ステージへ

       CSセットRの導入数推移(件)
                                    POINT

                           40      【導入メリット】
                                   医療機関等にとって工数を要する債権回収業務を低減さ
                                   せるとともに、未回収リスクを無くすことができる
                                   【導入数】
                   7               4月頃から提案の初期段階からR付きにすることで年末
          3                        にかけて導入件数が増加した
                                   【利用率】
        18.12期   19.12期   20.12期   総じて高い利用率が実現できている


   CSセットLCの導入数推移(件)                 POINT

                           46
                                   【導入メリット】
                                   医療機関等にとって利用者に求償しにくい損害を補償
                                   【実際に発生した補償事例】
                  18                ■トイレに異物を流してしまい、詰まらせてしまった
          8                        ■ナースコールのコードを引きちぎってしまった
                                   ■ドアガラスに傘を当ててしまい破損させてしまった
        18.12期   19.12期   20.12期
                                                               15
グループ力強化   2020年12月期の計画と結果

 グループ力強化
             計画                    結果
                            2020年1月1日合併後、人材交
                            流・請求システム・利用申込書の
 株式会社エルタスクの合併
                            統合により、経営資源の集約・効
                            率的な組織運営が実施できた
                            ■他社入院セットの請求請負開始
 株式会社エランサービスの事業強化・拡大        ■コールセンターの12時間対応
                            ■在宅ワーク対応

 物流業務を開始                    横浜に物流センターを開設


 グローバル新卒採用を開始               各国の移動制限により停滞




                                               16
グループ力強化   エルタスクの合併
エランとエルタスクを合わせたシナジー効果(想定と進捗)
                                          効果の顕在化
                                 2017年   2018年   2019年   2020年

■両社の強みの共有
・人材の交流                            △       △       △       ○
・情報(ノウハウ)の共有                      △       △       △       ○
・資材の共通化によるコスト削減                   ×       ×       ×       △
■全国展開によるメリット
・大規模グループ病院への営業活動                  △       △       △       ○
・提携業者との全国規模での営業活動                 △       ○       ○       ○
・紹介案件に対する対応力の向上                   ○       ○       ○       ○
■入院セットビジネスのリーディングカンパニーとしての地位確立
・CSセットの知名度及び入院セットビジネスの認知度アップ      △       △       △       ○
・新規提携業者の獲得(WIN-WINの拡大)            ○       ○       ○       ○
・新ビジネスの可能性の拡大(グループ全体としての利用者数増)    ×       △       △       ○

 経営陣による企業文化浸透→現場レベルでの人材・情報共有→合併によるメリットを実現
                                                                 17
グループ力強化   エランサービスの事業強化・拡大
「CSセット」に係る個人請求・カスタマーサポート部門のサービス強化

     個人請求業務及びカスタマーサポート業務に特化した事業会社
                                                           請求業務
          エラン                                          カスタマーサービス業務に
                                                             特化
                                 株式会社
                          分     エランサービス                   お客様
                 個人請求
  各部門     各部門     カスタマー   社                            (入院患者様・入所者様
                サポート部門   化
                                                         ・そのご家族様)


            外国語によるお問い合せ対応                   スマホやPCから
            ・英語 ・中国語
            ・韓国語・ポルトガル語
                                            申込手続き

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 向上に向けて
                                      NEW                        NEW
            コールセンターの12時間対応                  他社入院セットの個人請求・カスタ
            9:00~17:00 ⇒ 9:00~21:00         マーサポートの請負開始

                                                                       18
グループ力強化   物流業務の開始
横浜に自社物流拠点を設置

                    自社物流網の構築

                    【メリット】
                     自社物流によるきめ細かな対応や、有事の際のリスク分散


                    【状況】
                     2020年は23施設への消耗品・紙おむつ等の配送・在庫管
                      理業務を開始


                    商品の備蓄

                    【メリット】
                     コロナ禍で不足した物品等の備蓄をすることで、急激な価
                      格高騰・欠品リスクに対応可能


                    【状況】
                     徐々に衛生管理に関わる商品等を備蓄

                                                     19
グループ力強化   企業文化の共有

「エランクレド」を通じて、トップを筆頭に役員・管理職発信の様々な企画で
 企業文化の共有を図った




     社長クレド説明動画(4月)       役員インタビュー(6-7月)          社長質問会(7月)




  ブランドブック配布(8月)   読み合わせ(8-10月) エランクレドとSDGs(9月)   WEBセミナー(11-12月)




                                                                   20
新事業開発   2020年12月期の計画と結果

  新事業開発          新事業・サービスの開発
 新事業開発

           計画                      結果


 BIHS社との人材交流を通じて、         入国制限措置による停滞
 グローバル化・デジタル技術の導入         情報収集活動は継続


                          キクミミの提供を開始(7月)
 新サービス提供を開始
                          (CSセット利用者は60分間相談無料)

                          ■三密予防アプリ「ELAN@meet’s」
 新事業の実証実験を開始               リリース
                          ■診察券アプリの実証実験は一時中断
                          (デジタル庁の方針により再開予定)




                                                  21
新事業開発   新サービスの提供開始

入退院・入退所に特化したお困りごと相談サービス   「キクミミ」を7月から開始
 ■入院・入所セット業界のパイオニアだからこそ持つ豊富なノウハウやネットワークで、
  ご利用者様・ご家族様の「困った」を解決するサービス

 ■「入院中の困った」から「入退院前後の困った」を解決するトータルサポート企業へ



                            相談件数(2020年7月~12月)
                                   169件
                            相談内容
                            ■相続関連(相続税、遺言等)が最も多い
                            ■成年後見人・不動産売却・家族信託なども




                                                22
新事業開発   新事業の実証実験

三密予防アプリ    「ELAN@meet’s」を実証実験
 12月20に行われた『メリクモin国際通りマルシェ』イベント会場、出入口2箇所に
 モニターを設置し、5分ごとに周囲の携帯電話を感知し三密状態を3段階で表示




    出入口1                            出入口2



  「三密状況がリアルタイムで表示されると、三密を回避する判断
   になったか?」という街頭アンケートを実施。「はい」は162
   名・「いいえ」は1名という結果だった。


                                             23
連結損益計算書
売上高(百万円)

            +21.1%   26,056
   21,518
                                     前年同期比       +4,537      百万円


                                                  +252        件増
                               CSセット契約施設数
                                ・2019.12期:1,362件 → 2020.12期:1,614件

   19.12期             20.12期


売上総利益(百万円)

            +19.9%
                     6,563
   5,473
                                      前年同期比      +1,090       百万円

                               新型コロナウイルスに伴う仕入れコスト増加も
                               あり、 売上総利益率(対前年同期比)▲0.2%
   25.4%             25.2%
   19.12期            20.12期
                                                                     24
連結損益計算書
営業利益(百万円)



                                           +575
                     2,068
            +38.5%                前年同期比            百万円
   1,492
                              新型コロナウイルスに伴う出張費用・商談等
                              費用減少など販管費低減もあり
    6.9%             7.9%
                              営業利益率(対前年同期比)+1.0%

   19.12期            20.12期


親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)

                     1,446
            +45.8%
    989


                     5.6%
                                  前年同期比    +456    百万円
    4.6%

   19.12期            20.12期
                                                         25
連結貸借対照表
資産(百万円)
            流動資産          固定資産
                           11,689
                                                       +2,452
               +26.6%
   9,236       +65.9%       1,508    総資産        前期末比            百万円
    909        +22.3%

                                     現金及び預金 4,497百万円(+1,025百万円)
                           10,180
    8,327                            投資有価証券(クラシコ出資等)+539百万円


   19.12期                  20.12期



負債・純資産(百万円)
     流動負債          固定負債    純資産
               +26.6%

   9,236       +23.2%
                           11,689
                                     総負債        前期末比   +1,289
                                                            百万円
                            6,184
    5,021      -30.0%
                             3       借入金   ゼロ
      4        +30.7%

    4,211                  5,501

    19.12期                  20.12期
                                                                      26
連結貸借対照表
 純資産(百万円)
                           1株当たり純資産(円)




          5,021
                             6,184
                                         純資産           前期末比      +1,163         百万円

                                           BPS 2019.12期: 82.86円
         82.86             102.05            → 2020.12期:102.05円(+23.2%)


                                         (注)1株当たり純資産(BPS)は21年1月1日付1:2の株式分割の影響
          19.12期            20.12期          を加味して遡及修正しております



 ROA/ROE


                                                                  + 2.9
                     ROE   ROA

                                         ROA            前期比                %
30.00%
                           25.8%
26.00%
            21.4%                           ※流動比率       185.0%(前期 197.7%)
22.00%

18.00%

14.00%      17.6%
                           20.5%         ROE            前期比       + 4.4    %
10.00%

            19.12期         20.12期
                                                                                      27
連結キャッシュ・フロー計算書
                                          (単位:百万円)

                    19.12期     20.12期
                                           差額
                    連結C/F      連結C/F
営業活動によるキャッシュ・フロー         779      1,947    +1,168
投資活動によるキャッシュ・フロー       ▲151       ▲648      ▲496
財務活動によるキャッシュ・フロー       ▲212       ▲273       ▲61
現金及び現金同等物の増減額            414      1,025     +610
現金及び現金同等物の期首残高         3,033      3,447     +414
現金及び現金同等物の期末残高         3,447      4,473     +1,025
   POINT

■営業CF:増収増益により1,947百万円増加
■投資CF:クラシコとの資本業務提携により550百万円支出
■財務CF:配当年9円(前年7円)へと増配により、272百万円支出
  ※別途、新型コロナウイルスの影響による債権回収スケジュール遅延に
   備えて、金融機関とコミットメントライン設定契約を締結しました。
   (借入極度額:2,000百万円)

                                                     28
2. 2021年12月期 業績予想 および成長戦略
事業環境の概要
 事業環境
                                              公的病院の新規入札件数推移
 既存・新規ともに全国的に競合が増加傾向にあり、より付加価値・価格面の優
 位性が求められる。                                   60


 コロナの影響が継続し、上半期は新規営業訪問が難しい地域がある見通し。
 2020年は公的大型病院の入札が急増(2019年の約2倍)したが、2021年は反
                                             30


 動で減る見込み。
                                             0
                                                  2017   2018   2019   2020




 お客様への外国語対応・電話対応時間の拡大・自社物流網強化・新たなサービ
  スによる付加価値向上を通じ、新規の獲得・既存の満足度向上を狙う。
 開拓余地が多いエリアの人員を強化するとともに、引き続きオンライン営業シ
  ステム・メルマガでのアポイント獲得を実施。また、新人営業の早期戦力化・
  集合研修回避のため、ビデオ教材を作成し活用。
 営業の評価指標へ売上・営業利益に直結する明確な項目を追加し、新規獲得・
  利用率向上・追加導入による業績向上を実施するとともに、既存対応力を強化
  し解約防止につなげる。

                                                                              30
2021年 成長戦略




              全国展開

    2021年    グループ力強化

             新事業開発



                       31
全国展開   2021年 新支店の開業
千葉支店開業     ⇒     人口の多いエリアをカバー
大阪支店分割     ⇒     チーム分けにより新規開拓力アップ
                                                北海道エリア
                                                 札幌支店
                 関西北陸エリア                         函館営業所
                   金沢支店
           NEW   大阪支店                          東北エリア
                  (第一支店・第二支店)                    青森支店
                  2021年度内開業予定                    盛岡支店
                                                 仙台支店
                                                 秋田支店
           中四国エリア
            広島支店
            岡山支店                              関越エリア
            四国支店                               さいたま支店
                                                東京支店
 九州沖縄エリア                                        相模原支店
  福岡支店                                         新潟支店
  南九州支店                                 NEW   千葉支店
  沖縄支店                                         2021年度内開業予定


                                中部エリア
                                 松本本社
                                 名古屋支店
                                 (第一支店・第二支店)
                                 静岡支店

                                                              32
グループ力強化   CSセットの付加価値向上
外国語の案内文拡充
外国人旅行者向け入院セットの開発(事前決済)




                         33
グループ力強化    自社物流の拡大



     自社配送 増加計画(病院・施設数)              自社物流配送数と
                            80      商品備蓄量の増加
                   約3.5倍



                                      災害時配送
                                    非常時欠品等の
            23
                                     リスク分散へ


          20.12期           21.12期




                                               34
グループ力強化   CSセットの付加価値向上

CSセットR・LCに追加し、新しいサービスの開発


R・LCの付加価値が標準化された「CSセット」に   周辺サービス「キクミミ」に追加して
周辺サービスとして「キクミミ」を開始。各提携会社   「クラシコオリジナル患者着」・「A」・「B」を
・協力会社と連携して新規導入を進めていく       展開予定。

                               クラシコ
                              オリジナル    A       B
              各社との             患者着
              営業推進
キクミミ
                           キクミミ


       CSセット                      CSセット            各社との
                                                   営業推進

          R   LC                  LC       R




                                                          35
新事業開発   エランサービスの事業強化・拡大

                                                           請求業務
          エラン                                          カスタマーサービス業務に
                                                             特化
                                 株式会社
                          分     エランサービス                   お客様
                 個人請求
   各部門    各部門     カスタマー   社                            (入院患者様・入所者様
                サポート部門   化
                                                         ・そのご家族様)

            外国語によるお問い合せ対応                   スマホやPCから
            ・英語 ・中国語
            ・韓国語・ポルトガル語
                                            申込手続き

            ご利用者様向けに                        クレジットカード等で
            ポータルサイトを開設                      利用料金のお支払い
    お客様
   満足度の
            コールセンターの12時間対応                  他社入院セットの個人請求・カスタ
  向上に向けて    9:00~17:00 ⇒ 9:00~21:00         マーサポートの請負開始


                                      NEW
            コールセンターの土日対応



  サービス向上・専門性特化で、他入院セット会社からの受注拡大へ
                                                                       36
新事業開発   退院セット
  退院直後の「困った」の解消を狙いとした「退院セット」を開発予定
  入院中は病院からの様々なサポートが受けられるが、退院直後~4週間程度は療養環境
   が大きく変化し、患者本人や家族にとって心身ともに大きな負担となる
  この、自宅での生活に慣れるまでの期間に順次発生する困りごとを総合的にサポートす
   るサービスを提供
  まずは退院直後のサービスを始め、その後のステージにサービスを拡大し、顧客価値を
   高めていく
  上期に実証実験後、下期にサービス開始予定




          28万人/月間




                                             37
新事業開発   インドにおける事業展開について
  病院内洗濯会社のQuick Smart Wash Pvt. Ltd.(QSW社)への投資契
   約を締結
  今後のインドにおけるリネンサプライ市場の成長、並びに病院周辺ビ
   ジネスへの導入余地を目指しての投資
  投資先との連携を図りながら病院周辺ビジネスへの参入余地を引き続
   き探索する
  BIHS社・QWS社への投資を通じてインドの医療用消耗品の流通構造
   並びにリネンサプライ市場への深い理解を得る


                           ・・・        ・・・



                 インド                 CSセットの
      インド                インドにおける
               リネンサプ                  インド市場
     医療市場の                CSセットの
                ライ市場     実行可能性調査
                                       展開と
    流通構造把握                           他国への輸出
               動向の把握

                                                   38
2021年12月期            業績予想

 ■新型コロナウイルス影響によるCSセットのニーズ向上を織り込んで
  増収を継続
 ■新規事業立ち上げ・アフターコロナの活動費増を吸収して増益継続
                                                                          (単位:百万円)

                    20.12期      21.12期                20.12期    21.12期
                                            増減率                             増減率
                    上期実績        上期予想                  通期実績      通期予想

売上高                  12,162      14,150     16.3%      26,056   30,000      15.1%
営業利益                    985        1,150    16.7%       2,068     2,310     11.7%
 売上高営業利益率              8.1%         8.1%                7.9%      7.7%

経常利益                    991        1,150    16.0%       2,148     2,330      8.5%
 売上高経常利益率              8.2%         8.1%                8.2%      7.8%

当期純利益                   664          760    14.3%       1,446     1,530      5.8%
売上高当期純利益率              5.5%         5.4%                5.6%      5.1%

EPS                 10.97円      12.54円                23.87円    25.25円
(注)1株当たり純利益(EPS)は21年1月1日付1:2の株式分割の影響を加味して遡及修正しております                                 39
株主還元(2021年12月期 配当予想)
■                                                                8.0円

■                                                        31.7%
                            1株配当および配当性向の推移                                            財務指標の推移

                            記念配当         一株配当         配当性向
    9.000 0
                                                                       31.7% 35.0%
                                                               29.4%
                                                       27.6%                  30.0%
    8.000 0




                                               24.3%
    7.000 0




                                                                              25.0%
    6.000 0




    5.000 0

                                 17.6% 18.1%                                  20.0%


                        12.1%                                          8.0円   15.0%
    4.000 0




                                                               7.0円
    3.000 0




                                                                              10.0%
    2.000 0

               6.0%                                    4.5円
                                               3.5円
                                                                              5.0%
    1.000 0


                                        2.0円
                        0.375円   1.5円
    0.000 0
              0.3125円   0.375円                                                0.0%
              14.12期 15.12期 16.12期 17.12期 18.12期 19.12期 20.12期 21.12期
                                                                (予)

(注1)上表の一株配当は、
   14年7月28日付1:100の株式分割、15年7月1日付1:2の株式分割、17年10月1日付1:2の株式分割、
   19年1月1日付1:2、21年1月1日付1:2 の株式分割の影響を加味して遡及修正したものです
(注2)16.12期までは単体数値であり、17.12期より連結数値です
                                                                                                40
3.中期経営ビジョン(2020年~2022年)
永続的な成長と発展に向けた取組み
          CSセットは入院中の「困った」をビジネス化

   通常生活                               在宅生活
   入院前      入院直前     入院中      退院直後    退院後

    A
             C       CSセット      F      H


    B        D         E        G      I



    全てのステージでの「困った」を解決するビジネスを創造

   通常生活              入院中              在宅生活
   入院前      入院直前              退院直後     退院後

   新事業A     新事業B     CSセット    退院セット   在宅セット

                   キクミミサービス
                     新事業C
                                              42
永続的な成長と発展に向けた取組み


新事業開発
            新事業D

                                   診察券          新事業A
                                   ア プリ
                         28万人/月間
    キク
    ミミ                                    キク
                   新事業                    ミミ




                   キク                      退院
                   ミミ                     セット



                           在宅      キク
                                                新事業B
                          セット      ミミ
     新事業C




                                                       43
現在のエラングループ・ビジネス

  CSセットは、病院や介護施設・協力リネン会社等と協働で
  利用者様へサービスを提供


               入院患者
               入所者




             安心・快適な入院生活を
                サポート




                           リネン
       病院
                           サプライ
      介護施設
                           会社等


                                  44
これからのエラングループ・ビジネス

 エラングループが関わり合うすべての方にサービス(価値)
 を提供する


                       入院患者
                       入所者



                              (CSセット・入院保証・情報提供・施設紹介)




                                     リネン
        病院
                                     サプライ
       介護施設
                                     会社等

  (未収医療費・損害保険・                  (物流サービス・請求業務・
   サンプルマーケティング・施設紹介)             コールセンター業務・外国語対応業務)
                                                       45
数値ビジョン
■2022年12月期には、連結売上高 380億円 を目指します



                     2019年    2020年      2021年         2022年
                     (実績)     (実績)       (計画)          (計画)
 売       上       高    215億円   260億円       300億円         380億円

 営   業       利   益    14.9億    20.6億      23.1億円        30億円

 営 業 利 益 率             6.9%    7.9%        7.7%         8.0%

 市 場 開 拓 率             10%     11.7%      14.3%          20%

                      20拠点     21拠点       22拠点          23拠点

                     静岡支店開設 沖縄支店開設       千葉支店開設
 国   内       拠   点                      大阪第二支店開設       拠点開設
                     函館営業所開設
                     海外調査開始 海外調査延期       海外調査再開        海外展開



                                       2020~2022年中期経営ビジョン


                                                                46
さらなる拡大による成長イメージ

拡大に                                                                                                        Next Stage
 向けた取り組み
                                               エラングループの海外進出
                               グループ全体で市場開拓率20%以上
                                    新規事業スタート                                                                  新規事業
              患者様やご家族様のプラットフォームを創出                                                                            業務受託
                  付加価値の向上、他社との差別化
                                                                                                              CSセット
         システム強化による営業利益率改善
                                                                                                38,000


                                                                                      30,000
                                                                             24,650
                                                                   21,518
                                                         18,585
 売上高(百万円)                                     15,467
                                    11,408
                  7,463
                           9,011                                             2020~2022年
4,601    6,025                                                               中期経営ビジョン


12.12期   13.12期   14.12期   15.12期    16.12期     17.12期    18.12期    19.12期   20.12期    21.12期     22.12期           将来
                                                                                        計画         計画
  (注)16.12期までは単体数値であり、17.12期より連結数値であります                                                                                 47
4.持続的な成長と企業価値向上 -ESGへの取り組み-
持続的な成長と企業価値向上 -ESGへの取り組み-①

                 社会的課題解決と親和性の高い「CSセット」+周辺サービス

    CSセット事業                       新事業               誰
                                                    も
 入院患者、医療介護現場の              個人のライフステージの変化に伴う         が
     課題解決                    ヘルスケア領域の課題解決
                                                    健
                                                    康
                          New!            New!      に
                                                    、
                                                    安
                                                    心
                                                    安
                                                    全
                                                    に
         解決                                         、
                                                    笑
               現場の                                  顔
  日用品準
              人手不足                                  で
  備が困難
                                             New!
                                                    暮
           病院の           New!                       ら
          赤字経営                                      せ
                                                    る
                                                    社
                                                    会   関連するSDGs

社会背景:少子高齢化、単身世帯、共働き、核家族化 … ⇒ 信頼をおけるコミュニティ(繋がり)の欠如

                                                                   49
持続的な成長と企業価値向上 -ESGへの取り組み-②

  (環境)   ペーパーレス

              通知ハガキのショートメッセージ化
              … 首都圏の既存施設を中心に、CSセットご利用者さまへの口座引落・クレジット決済の
               連絡を、ハガキからショートメッセージへ切替え。


              業務上の紙の使用をシステム化
              … ・請求書作成業務   :   新システムを導入。紙の出力枚数を大幅に削減
                ・棚卸業務      :   システム化。紙への記入からタブレット入力へ
                ・会議資料      :   オンライン共有

              電子契約システムの導入
              … 一部で電子契約サービスのシステムを導入。



              営業の動画活用・対面からオンライン切替
              … ・紙の営業資料から、営業用動画の活用
                ・紙DMから、一部メールDMに変更
                ・オンライン営業促進による省エネルギー


              病院・施設内でのCSセット運用マニュアルを動画化
              … 紙で配布していたCSセット導入施設スタッフ様向けの各種運用マニュアルを
               動画で作成。

                                                          50
持続的な成長と企業価値向上 -ESGへの取り組み-③

  (社会)   バリアフリーに配慮したオリジナル商品開発


              エラン薬用ハミガキ
              …・片手で開閉可能な、フタが本体から外れないキャップを採用
               ・高齢者にもやさしい、低発泡・低刺激(控えめな清涼感)
               ・使い切りやすく無駄が出ない量設定(40~50g)




              コットン100%おしぼり
              … 環境や肌にやさしい天然素材の綿100%で製造




             エイトブルコップ
             … 患者様・看護師・介護士の助けになる、8つの ”できる機能” を搭載
               ①重ねる   ②見える   ③測る   ④引っかける
               ⑤傾ける   ⑥握る    ⑦かぶせる   ⑧挿せる



                                                   51
持続的な成長と企業価値向上 -ESGへの取り組み-④

  (社会)   病院・介護施設への支援




              コロナ罹患者受け入れ病院の支援
              …コロナ罹患者用に廃棄可能な衣類・タオルを提供し、看護師による消毒業務の
               削減・二次感染防止を支援。




              病院・介護施設に不足物資の協賛・備蓄
              …コロナ禍で不足した「マスク・消毒用アルコール・ゴム手袋・フェイスシールド・
               防護服」等の物資を、病院・介護施設に協賛。また物資不足時に備え備蓄。




                                                       52
持続的な成長と企業価値向上 -ESGへの取り組み-⑤

  (社会)   難病患者・障碍者の支援



            重い病気を持つ子どもたちへの支援
            … 国立成育医療研究センターの医療型短期入所施設「もみじの家」に、洗濯付き
             バスタオル・フェイスタオルを無償提供し、家族の外泊準備の負担を軽減。
             (キッズファム財団との協働)


            難病患者の就業機会の創出
            … 難病を患い就業機会に恵まれない方に、CSセット導入先施設での駐在員として
             働ける機会を提供。
             (ジェイ・ビリーブ株式会社との協働)




            松本ろう学校、障がい者就労支援施設の職場実習の受け入れ
            …2020年はコロナウイルス感染予防の影響で中止。
             2021年より、社会情勢を鑑みた上で実施再開予定。




                                                     53
持続的な成長と企業価値向上 -ESGへの取り組み-⑥

  (社会)            若手・女性が活躍できる環境


            年齢構成                               若手管理職比率          女性管理職人数(人)
   (人)
  120
                                                                              8

                                                                        6
   80

                                               33人       36人
                                                                  3
   40




    0                                                                                (年)
                                         (歳)    39歳以下   40歳以上   2018   2019   2020
         20-29   30-39   40-49   50-59
                                                                              ※年末時点の人数




                                                                                           54
持続的な成長と企業価値向上 -ESGへの取り組み-⑦

  (社会)   若手・女性が活躍できる環境+子育て支援



            エラン「子育てサロン」の開催
            … 子育てしながら働く社員同士のコミュニティ形成・不安払拭
             を目的とした交流の場「子育てサロン」を創設。月1回開催。




            「育児応援手当」の支給
            … 育児時短勤務制度の利用社員へ、お子さんが小学校就学開始までの間、
             「育児応援手当」を支給。



            2020年12月20日 「えるぼし」企業に認定
            … 女性活躍推進法に基づく優良企業として、厚生労働大臣より
             「えるぼし」の認定を受け、その最高位である3つ星を取得。




                                                 55
持続的な成長と企業価値向上 -ESGへの取り組み-⑧

  (ガバナンス)   コーポレートガバナンスの強化


                   【主な取り組み内容】

                   ① 監査等委員会設置会社に移行完了

                   ② 執行役員制度の導入

                   ③ 取締役会の3分の1以上を社外取締役に

                   ④ 女性社外取締役の登用

                   ⑤ 任意の「指名・報酬委員会」を導入済み

                   ⑥ 取締役会の実効性評価の実施


                                          56
エラングループの中長期成長戦略

                           事業基盤


                     エラングループ全体で
                    市場開拓率30%を目指す

                   戦略① CSセットの全国展開
                      営業マンパワーの強化
                      Win-Win-Winの徹底
                      収益管理の徹底



戦略② 効率化・付加価値創出による差別化                    戦略③   新規ビジネスへの参入
 運営方法の標準化・マニュアル化・システム化             CSセットの付加価値を上げる提携・M&A
 組織内・関連業者との連携強化                    CSセット利用者と家族の個人情報活用
 新たなサービスによる付加価値                    病院とその他提携業者との強固な関係の活用


   営業利益率           戦略④    社員を輝かせ続ける
長期では10%を目指す
                   環境の整備・人材開発・組織力強化


  付加価値                                              多様化
                                                            57
5.参考資料(事業内容含む)
商品紹介          「CSセット」 とは
身の回り品を準備しなくても、
「手ぶらで入院」・「手ぶらで面会」・「手ぶらで退院」ができるサービスです。

入院生活に必要な、衣類やタオルのレンタルと、紙おむつや日常生活用品の
提供をセットにし、日額定額制で必要なものを必要な時にご利用いただける
ことが特徴です。


   「CSセット」の標準的なプランの一例                         ※記載の日額は参考価格です


          Aプラン          Bプラン              Cプラン     (例)Bプラン500円で7日間入院した場合
         日額 700円       日額 500円           日額 300円        500円×7日間=3,500円
タオル類      バスタオル・フェイスタオル・おしぼり
                                                       日常生活用品        タオル類
          コップ・ティッシュ・シャンプー・スリッパ 等
日常生活用品
          口   腔    ケ    ア    商       品    一   式

          病衣またはトレーナー上下
                                                                衣類
          肌   着    ・     靴       下
 衣類
          介護寝巻き・
         食事用エプロン

                                                                            59
「CSセットR」入院費用保証サービス付入院セット




       患者                                           病院
                   WIN-WINの
                                                 連帯保証人の確認が
課題   核家族化、独身世帯増    新しいサービス                  課題

                                                    取れない
メリット              CSセットに医療費用                 メリット

     連帯保証人不要      保証サービスを付加                      未払いリスク低減
                   「CSセットR」
       エラン                                       イントラスト
                  「CSセットR」の利用者は
                   医療費用保証サービス
課題                   を受けられます           課題    医療費用保証サービス
     入院セットの競争激化
                                                 の普及
                     (注)一定の要件があります



メリット                                 メリット

     差別化による新規開拓とシェア拡大                認知度の向上と利用者の拡大


                                                             60
「CSセットLC(ロスコントロール)入院保証」を開発

CSセット利用者に起因する損害事故を補償するサービスが自動付帯されたCSセット



     現行サービス              新サービス           新サービスによる
     CSセット          CSセットLC               メリット

                                          CSセット利用者
                                             ご家族
  タオル類   衣類   日用品

                    補償                     損害賠償責任
                    ■CSセット利用者     お客様へ     リスク低減
                                  新たな
                    が起こした備品破損    付加価値を
                    ■職員入院患者様へ      提供     病院・介護施設
                    の怪我の補償
                                         事務・労務コスト等削減
                                          不測の損失を回避




                                                       61
ビジネスモデル
①業者元請け、②当社元請けともに、契約形態が違うのみで各関係者の役割は共通


                             洗濯した寝巻き等の納入
 お   CSセットの説明                寝巻き等の回収(洗濯)
 客   CSセットの申込受付              日常生活品等の納入
 様                病
 (   寝巻き等の貸与・回収   院                                リ
 入   日常生活用品等の配布   ・   ①業者元請け
                                                   ネ
 院                介
 患
                      業務委託手数料                      ン
 者                護                                サ
                  施                    洗濯代金等
 ・                                                 プ
 入                設                                ラ
 所                等   ②当社元請け                       イ
 者                    業務委託手数料              洗濯代金等   業
 ・                                                 者
 そ                               当社
                                                   等
 の       請求書の発送、問合せ対応
 家
 族         サービス利用料
 )

         サービス           お金

                                                       62
「CSセット」で患者様とご家族様の悩み解決
「CSセット」があれば、患者様もご家族様も安心・快適に



  手ぶらで、入院                     お見舞いと看病に専念
  手ぶらで、退院                                   高齢化



                     CSセット
              タオル類    衣類   日常生活用品




                                    気軽に面会
                                    任せて安心
                                            核家族化


 単身世帯の
   増加        1人でも安心



                                                   63
病院・介護施設等の課題も解決
看護・介護の現場にもメリット大!

          病院・介護施設等の課題を解決

                             本来の看護・介護
                             業務に専念!




         慢性的な人材不足   衛生面の問題




                                        64
病院・介護施設等や関係業者の「経営課題」も解決
業界全体に経済効果を生み出す

                                      GOOD!

           病院・介護施設等の「経営課題」
    • 厳しい病院経営環境
                        新たな収入源の確保
    • 保険外収入に関する行政指導
      リスク               行政指導リスクの低減




       病院・介護施設等の関係業者の「経営課題」
    • 既存の病院関連ビジネスは飽和
      状態
    • 厳しいコストダウン要請       売上・利益の増大
    • 新たな収益機会が必要

                                              65
特長と強み




 1.入院セットの歴史は、「CSセット」の歴史


        2.ストック型ビジネスモデルの成長力と収益力


            3.高まる参入障壁



                                 66
特長と強み    入院セットの歴史は「CSセット」の歴史

入院セットを組織的にビジネス展開したのは当社

   先駆者として後発他社を圧倒的にリードする3つのポイント

     1        ノウハウ
             採算ラインの見極め
             看護介護現場への説明と運用
             行政指導に適合したサービス運営
             請求回収業務


     2        ビジネスモデル
           既存の取引関係をそのまま活用する共存共栄モデル


     3        ポジショニング
           特定の系列に属さないオープンなポジショニング

                                      67
特長と強み   高まる参入障壁
一見低い参入障壁が、実は想定以上に高い


             新規参入に立ちはだかる3つの壁


        1             2        3
    ノウハウ        ビジネスモデル    ポジショニング




               ノウハウのストックと
            業界内ポジショニングの確立により
             さらに高い参入障壁を構築
                                     68
エランとESG/SDGs

①エランと ESG/SDGs
                        より良い社会、より良い地球
                            を目指して



                      エランの目標          社会の目標




        笑顔の数を増やすために   経営理念             ESG    持続可能な社会のために
                      ビジョン            SDGs




                                事業               … 安心・安全で、信頼できるサービス
                               サービス
エランカルチャー
                         組織・ガバナンス                … 多様性を尊重した組織づくり
・明るく・楽しく・元気よく

・目の前の人に、誠実に向き合う            マネジメント
・笑顔を届けるために
まずは自分たちが笑顔で                                      … 一人ひとりが自分らしく働ける環境・風土
                                人材



                           エランクレド                 … カルチャー構築のための基本ルール

                                                                       69
エランとESG/SDGs

②叶えたい未来
                                              ビジョン

  経営理念
                                   長期         世の中
 心豊かな生活環境                                      の
(笑顔溢れる社会)
                                 ヘルスケア分野    あらゆる人を
                           中期
   の実現
                                    の         笑顔に
                                  困ったを     (笑顔の総量を増やす)
                          入院前後
                    現在     の       笑顔に
  SDGs
                          困ったを
                    入院中
                     の
                           笑顔に
                困ったを
                 笑顔に




         笑顔の量
                少                                        多

                                                             70
エランクレド



                  経営理念                             顧客の笑顔
社
会                                         私たちは、お客さまに寄り添い、その望みを大切にした
    私達は、お客様に満足していただける最高の商品とサービスを追求し、      サービスを情熱を持って届けることで「笑顔あふれる社会
     情熱を持った行動を通じて、心豊かな生活環境の実現に貢献します。
                                          の実現に貢献します。


会              ビジネスポリシー                           妥協しない姿勢
社                                         誰も・何も犠牲にせず、諦めず、自身も皆もWINになる
・    「WIN-WIN-WIN」「仕事・仲間・報酬」「ワクワクする仕事」    方法を考え抜く姿勢を、ビジネスポリシーとしています。
事
業
                  行動指針                            「心」のある行動
    ・私達は、「プロフェッショナル」として高い志を持って能力向上に努めます    ≪6つの指針≫ ①プロフェッショナル ②現状不満足
    ・私達は、「現状不満足」の心で、前例や慣例にとらわれず挑戦します      ③健全な危機意識 ④チームワーク ⑤信頼関係 ⑥夢
    ・ … (他、全6項目の指針)



人               マインドセット                            自分たちの笑顔
                                          挑戦・成長・働きがいを実感できる仕事と、遊びに対しても、
       「A・T・G*」「仕事も遊びも120%」「反省・修正・向上」
                                          本気で取り組むマインド・文化。



                                                        * 明るく・楽しく・元気よく の略




                                                                        71
財務ハイライト①
            売上高推移(百万円)                                         利益の推移(百万円)
                                                             営業利益              経常利益             当期純利益
                                       26,056                                                                     2,148
                                                                                                          2,068
                              21,518
                     18,585                                                                 1,492 1,501            1,446
            15,467                                                                1,282
                                                                          1,278
  11,408                                                           924                               989
                                                             913                      865
                                                736 749                  658
                                                      501



  16.12期    17.12期   18.12期   19.12期   20.12期     16.12期      17.12期           18.12期          19.12期        20.12期



           契約施設数の推移(施設)                                      月間利用者数の推移(人)
               病院    介護施設     ほか                                                                             283,555
                                       1,614
                              1,362     143                                                     225,578
                      1,140    95       281                                       190,683
             992                                               168,410
                      71      211
   764       57       156
             130                                   120,026
   54
   86                                  1,190
                      913     1,056
             805
   624


  16.12期    17.12期   18.12期   19.12期   20.12期      16.12期          17.12期         18.12期        19.12期       20.12期


(注)16.12期までは単体数値であり、17.12期より連結数値であります
                                                                                                                           72
財務ハイライト②
                        利益率の推移                                                  ROE・ROAの推移
           営業利益率          経常利益率           当期純利益率
                                                                                       ROE       ROA
                                                                                                                25.8%
                                                     8.2%
                                                                                         22.4%
                            6.9%         7.0%                                20.5%                     21.4%
    6.6%                                             7.9%
                6.0%                                               18.6%
                             6.9%        6.9%
    6.5%                                                                                                        20.50%
                5.9%
                                                     5.6%                               17.9%          17.6%
                             4.7%       4.6%                       15.7%     15.7%
    4.4%        4.3%


    16.12期      17.12期      18.12期      19.12期      20.12期         16.12期    17.12期     18.12期     19.12期       20.12期



 総資産・自己資本・自己資本比率の推移(百万円)                                                    1株配当および配当性向の推移

              自己資本          総資産         自己資本比率                                  一株配当               配当性向
   55.5%       53.6%        54.2%       54.4%         52.9%
                                                               9                                                          35.0%



                                                               8


                                                                                                       27.6%     29.3%
                                                                                                                          30.0%


                                                      11,689   7
                                                                                        24.3%
                                                                                                                          25.0%


                              7,824       9,236
                                                               6




                                                                   17.6%      18.1%
                  6,526                           6,184        5
                                                                                                                          20.0%



      5,263                           5,021                    4

                                                                                                                          15.0%

                          4,262                                                                                   7.0円
  2,921       3,497                                            3




                                                                                                                          10.0%

                                                                                                        4.5円
                                                                                         3.5円
                                                               2




                                                                                                                          5.0%
                                                               1




                                                                   1.5円       2.0円
                                                               0                                                          0.0%



   16.12期      17.12期       18.12期     19.12期       20.12期         16.12期     17.12期    18.12期         19.12期    20.12期

                                                               (注)一株配当は 15年7月1日付 1:2、17年10月1日付1:2、
(注)16.12期までは単体数値であり、17.12期より連結数値であります                             19年1月1日付1:2、21年1月1日付1:2の株式分割の影響
                                                                  を加味して遡及修正しております                                         73
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本資料には、戦略や見通しなど将来の業績に関する記述が含まれております。
これらは資料作成時点(2021年2月22日)における当社の判断に基づくものであり、リスクや不確実性を含んでいます。
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