6088 シグマクシスHD 2020-05-07 16:00:00
2020年3月期 決算補足資料 [pdf]
決算補足資料 (2020年3月期)
2020年5月7日 / 株式会社 シグマクシス (証券コード:6088)
画像挿入位置
2020年3月期 決算概況
サマリー (前年同期比)
連結売上高 160.0億円 (+20%)
経常利益 21.6億円 (+64%)
当期純利益 14.0億円 (+55%)
- コンサルタント人員数の増加を背景に、ERPのクラウド化サービスの立ち上りと
PMOの伸長に加え、コールセンター案件におけるサービスやプロダクトセールスが
増加 (プロダクトセールスはお客様の要請によるハードウエア製品やソフトウエア製品の調
達代行で売上高の約6%程度、利益貢献は軽微)
- 販売費及び一般管理費は、業容拡大に伴う人件費等関連経費の増加、ならびに
ERPのクラウド化サービスを中心とした研修費、ソリューション開発のための投資な
どにより15%増加
- 持分法による投資損失が発生するも、営業利益の伸長により経常利益は64%の
増加
1
2020年3月期 連結損益計算書
前年同期比
2018年度 2019年度
単位:百万円 主な増減
(4月~3月) (4月~3月) 増減額 増減率
売上高 13,329 16,003 +2,673 +20% コンサルタント人員増に加え
ERPクラウド化サービスの立ち
上がり、PMOの伸長など
売上総利益 4,712 6,172 +1,459 +31%
・業容拡大に伴う人件費等関連
販管費 3,443 3,961 +517 +15% 経費増とERPクラウド化サービ
ス拡大のための研修費及びソ
リューション開発投資
営業利益 1,269 2,211 +942 +74%
経常利益 1,322 2,164 +842 +64% ・持分法による投資損失
税金等調整前 ・投資有価証券売却益
1,308 2,176 +868 +66%
当期純利益 ・ソフトウエアの評価損
当期純利益 909 1,407 +498 +55%
2
キー・パフォーマンス・インデックス(KPI)
2018年度 2019年度 対前年同期比
従業員数 494 524 +6%
(コンサルタント数) (435) (459) (+6%)
プロジェクト満足度(NSI*) 93 95 +2pts
プロジェクト数 1,119 1,165 +4%
クライアント数 214 202 -6%
契約あたり売上(百万円) 11.9 13.7 +15%
* NSI(Net Satisfaction Index):プロジェクト満足度評価 5:大変そう思う 100点
における全10問、五段階評価結果の平均点 4:そう思う 75点
3:どちらともいえない 50点
・形式:アンケート形式 2:そう思わない 25点
・ご回答頂く方:プロジェクト・オーナー 1:全くそう思わない 0点
3
2020年度 採用方針
2020年度は新卒51名を採用。経験者は需要をみながら臨機応変に採用を行う。
単位:人
年間採用人数
140
117
120 107
100 86
79
80 72
66
40
60 51
54
40 26
46 45 51
20 41
25 25
0
2015 2016 2017 2018 2019 2020
新卒 経験者
4
2020年3月期 連結貸借対照表
単位:百万円 2018年度末 2019年度末 対前期末 主な増減
流動資産 4,123 6,943 +2,819 ・現金及び預金、営業投資有価証券の
増加
現金及び預金等 1,804 4,175 +2,370 ・借入、営業キャッシュフローの伸長
固定資産 2,873 2,725 ▲147
資産合計 6,997 9,669 +2,671
流動負債 1,683 3,424 +1,741 ・借入の実施
固定負債 757 1,208 +450 ・出資期間に合わせた長期借入の実施
負債合計 2,441 4,632 +2,191
当期純利益の計上
純資産 4,556 5,036 +480 配当金の支払による減少
自己資本比率 65% 52% ▲13pts ・借入、自己株式の取得
5
連結キャッシュフローの推移
(単位:百万円)
減価 法人税等 その他 運用資産 その他
固定資産 売却等 投資CF
償却費 支払 営業CF
税引前 取得 (+437) (▲291)
(+236) (▲589) 営業投資 (+818) (▲148)
当期純利益
(+2,176) 有価証券
(▲306)
自己株式 4,175
借入
の取得 配当金 その他 その他
(+1,500)
(▲1,117) 支払 財務CF (+3)
(▲373) (+26)
(+2,370)
1,804
その他
営業CF +2,335 投資CF ▲2 財務CF +34
+3
2019年 2020年
期首 3月末
6
トピックス: ERPのクラウド化
既存ERPの保守サポートが切れる「2025年の崖」と言われる状況に対して、シグマクシスはERP
のクラウド化をスムーズに実現するとともに、お客様の成長シナリオを描き、組織・業務の変革
とチェンジマネジメントにも取り組むことにより、お客様の企業価値向上の成果が実現するまで
を支援。
ERPのクラウド化サービスを担うSAP S/4HANA Cloudの認定コンサルタント数は、3月末時点で
18名に増加。
「SAP Award of Excellence 2020」
プロジェクト・アワード受賞
NTTアドバンステクノロジ株式会社の「基幹システ
ム刷新プロジェクト」をシグマクシスが支援し、基幹
システムのクラウド化を約6か月で完了しました。
このプロジェクトでは、SAPの次世代クラウド統合
業務パッケージ(ERP)であるSAP S/4HANA
Cloud, multi-tenant editionを活用し、日本企業の
国内業務向けとしては初となる複数モジュール(財
務会計、管理会計、販売管理、購買管理、プロジェ
クト管理)の一括導入を実現しています。(2019年6
月時点)
7
トピックス: finect クラウドサービス
2019年2月に設立したシグマクシスの100%子会社であるSXFは、グローバル企業の資金管理に
おけるガバナンス強化と業務最適化を支援する「finect クラウドサービス」を提供。企業の会計
システムと銀行ホストサービスをクラウドでつなぎ、グローバル資金の可視化と銀行への送金の
自動化を実現。
SXFは三菱UFJ銀行およびみずほ銀行と、電子決済等代行業契約を締結。
2020年1月に、本サービスと三菱UFJ銀行のサービスを連携させた「グローバル・トレジャリー・
サービス」を開発し、日本通運株式会社へ導入。
資金可視化サービス概念図
企業 銀行
統括会社/ 日本国内
finect クラウド 口座残高 本支店
シェアード
サービスセンター データ 国内法人
銀行システム A 口座
接続データを受信
G アジア太平洋
口座残高
可視化ツール P 現地法人
データ
H B 口座
企業システム
へ発信
口座残高 米国
データ 現地法人
C 口座
8
トピックス:デジタルワークプレイス環境
2008年の創業以来、厳格なセキュリティポリシーに則りデジタル
ワークプレイス環境を整備。
社員が自らの価値創造活動に最も適した時間と場所を自由に選
べることを目的とし、以下の環境・仕組みを通じて、事業運営に関
わるあらゆる分野でデジタルを活用し、オフィス勤務に依存しない
事業活動を展開。
全社員のデジタル・モバイルツールの利用
社内情報のデジタル共有およびペーパレス化
WEB会議システム、ビジネスチャット等のコラボレーション
ツール利用
経費精算など各種社内業務の電子化
リアルタイム経営管理システムによる運営
人財の能力評価制度
全社フリーアドレスによるオフィス運営
9
トピックス: 食関連の事業共創活動
フードイノベーションをテーマとしたコミュニティ形成
Smart Kitchen Summit Japanの開催
「食&料理×テクノロジー」をテーマに食品、家電、住設、レストラン、料理家、
起業家、投資家、デザイナー、ビジネスクリエーターなど幅広い分野の有識者
のノウハウや取り組みを共有し、日本のキッチンの未来を考えるカンファレンス。
NextMarket Insightsと2017年より共催。
Food Tech Venture Dayの開催
ベンチャー成長支援と、大企業とベンチャーのビジネスマッチングを目的とした
100名規模のイベントを開催。食の最新動向やベンチャー各社の取り組みを共
有。2019年より年2回開催。
食関連のコミュニティ運営
フードイノベーションの第一人者としての情報発信
メディアからの取材や講演、寄稿、書籍を通じての情報発信に加え、
政府が主導する勉強会へのコアメンバーとしての参画など
フードイノベーション支援プロジェクト
食品、家電、流通などの企業に向けた、ビジネスマッチングを含む
フードイノベーション支援プロジェクト活動
10
当社が目指す
デジタル・トランスフォーメーション「3つの変革」
1) DX(Digital Transformation) 既存事業の効率化
2) SX(Service Transformation) 新価値の創造
3) MX(Management Transformation) 経営プラットフォーム改革
社会変化 経営チャレンジ
デジタル化 経営プラット
アナログ社会 デジタル社会 フォーム改革
(DX)
(MX)
• 組織文化
サービス化
『モノ』社会 『コト』社会 • 組織構造
(SX)
• ITシステム
11
シグマクシスの事業
企業の多様な経営チャレンジに対して、幅広い分野でのコンサルティングサービスの提供と、
関連する各種事業の立上げ・運営を行っています。
あわせて、多様なプロフェッショナルおよび企業とのネットワークによるエコシステムの形成を通じ、
企業、業界を超えた価値創造活動の推進を目指します。
デジタル・トランスフォーメーション 新規事業開発
プログラム&プロジェクトマネジメント 事業投資
基幹システムのクラウド化 ジョイントベンチャー設立・運営
ビジネスプロセス変革 ジョイントサービス開発・提供
人と組織のイノベーション インキュベーション
M&A戦略立案
プラットフォーム戦略立案
マルチサイドプラットフォーム構築
12
スキルチーム
多様なスキルのプロフェッショナルを組み合わせて、プロジェクトを編成します。
インダストリー シェルパ ヒューリスティック シェルパ
業界特性と業務プロセスを理解し、変革シナリオを描く 人と組織のイノベーションで経営変革/企業を繋ぎ価値創造
小売業 製造業 ロジスティクス ビジョンフォレスト*
航空業 運輸・交通 コミュニケーション 組織設計
消費財 保険・金融 公共・インフラ マルチサイドプラットフォーム
医薬 商社 メディア・エンターテインメント
*アートを活用した人財活性化プログラム
PS** シェルパ デジタル シェルパ
プロジェクト管理(PMO)とSaaSで企業の変革を推進する デジタルテクノロジーを企業のビジネスに実装する
プロジェクト・マネジメント チェンジ・マネジメント デジタルトランスフォーメーション AI
ベンダー・マネジメント SaaSソリューション デジタルアーキテクチャー IoT&ロボティクス
ステークホルダー・マネジメント SaaSインテグレ―ション デジタルアプリケーションデザイン サービスデザイン
インテグレーション・マネジメント ラピッド開発マネジメント プロセスデザイン ITプランニング
**PMO & SaaSの略
アライアンス
新規事業開発、事業投資、,ジョイントベンチャー設立・運営、ジョイントサービス開発・提供、インキュベーション
2020年4月時点 13
アライアンス
ビジネスパートナー、グループ会社、事業投資先とコラボレーションしてエコシステムを形成し、価値創造
子会社 関連会社 事業投資先
M&Aアドバイザリー
株式会社SXA
*2020年4月末に解散
金融EDIサービス
株式会社SXF
*2021年3月期第1四半期に全株式を株式会社
ローソンに譲渡予定
2020年3月末時点 14
子会社・関連会社
設立・事業開始・資本参加年
社名 事業内容
(JVパートナー、議決権割合)
M&Aアドバイザリーサービスの提供
株式会社SXA 2014年
(100%子会社) (ファイナンシャル・アドバイザリー/デューデリジェンス/
バリュエーション/事業再生アドバイザリー/社内M&A体制構築)
2019年
株式会社SXF (100%子会社)
金融EDIに係る各種サービスの提供
電子決済等代行業者:関東財務局長(電代)第40号
2014年 ブライダルマネジメント・アプリケーションのクラウド提供/
(株式会社Plan・Do・Seeとの
シグマクシスソリューションの開発・提供
JV、49%)
株式会社AnalySys
2016年 ローソン事業のデジタル化推進およびローソン次世代システムの
(株式会社ローソンとのJV、 設計・開発・導入・運用
株式会社 34%)
ローソンデジタルイノベーション
*2021年3月期第1四半期に全株式を株式会社ローソンに譲渡予定
2019年
(株式会社ユナイテッドア
ローズ、株式会社博報堂 アパレル企業向けデジタルプラットフォームの開発および運営
株式会社 fitom DYメディアパートナーズと
のJV、39%) *2020年4月末に解散
2020年3月末時点 15
事業投資先 (1/2)
設立・事業開始・資本参加年
社名 事業内容
(JVパートナー/主な株主)
未公開ITベンチャー企業を対象とした投資事業組合等の財産運
2016年
用および管理
株式会社SXキャピタル
2017年
(株式会社サーラコー サーラグループにおけるマーケティング・プラットフォーム事業
株式会社サーラ ポレーションとのJV)
ライフスタイルイノベーション
2018年
(株式会社ソニーコン
ピュータサイエンス研究 AIソリューション事業
所、株式会社WiL、みずほ
ギリア株式会社 FinTech投資事業有限責
任組合)
2019年 世界中のITエンジニア・クリエイターを活用し、最適なリソースを提供
するデジタルプロダクト開発企業
株式会社モンスター・ラボ
2020年3月末時点 16
事業投資先 (2/2)
設立・事業開始・資本参加年
社名 事業内容
(JVパートナー/主な株主)
国内最大級のスタートアップコミュニティの運営およびスタートアップ企業
2019年
向け各種サービスの展開
Creww株式会社
2019年 福利厚生ソリューション、健康支援ソリューション、生活設計支援ソリュー
(株式会社JTB) ション、CRM支援ソリューション、インセンティブソリューションの提供
株式会社JTBベネフィット
2019年 ぺット関連サービス
株式会社ハチたま
2020年3月末時点 17
LP (Limited Partner)出資
国内外のベンチャー企業とのネットワークを拡大するため、下記ファンドにLP(Limited Partner:
有限責任組合員)として参加しました。
SXキャピタル フレスコキャピタル
資本業務提携先であるベンチャーキャピタルが立ち 米ベンチャーキャピタルのフレスコキャピタルが立ち
上げた3号ファンド。 上げた、30億円規模の新ファンド。
IT関連およびITを活用したサービス領域のスタート Education(教育)、Future of Work(未来の働き方)、
アップ企業に投資を実行している。 Health Care(健康管理)などのテーマを中心に、米国、
欧州、アジアのスタートアップ企業に投資を実行して
目的:新規事業開発支援、経営支援など多様な形で いる。
ベンチャー企業の成長支援を推進
3号ファンド投資先(抜粋)
目的:海外ベンチャー企業とのネットワークを拡大し、
日本企業の変革支援の能力・体制の強化
18
2020年度 連結業績予想
2021年3月期の連結業績見通しにつきましては、
新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大し、国内外の経済・社会環境に
大きな影響を及ぼしており、現時点で連結業績予想の合理的な算定が
困難であることから、未定といたします。
今後、事業への影響を慎重に見極め、連結業績予想の合理的な算定が
可能となった段階で、速やかに公表いたします。
19
配当方針
財務体質の強化及び将来の事業展開に備えるために必要な内部留保
とのバランスを重視する。
安定かつ継続的な配当を行う。
- 2019年度の年間配当金は22円へ4円増額
2021年3月期の配当予想につきましては、連結業績予想の合理的な算
定が困難な現状を鑑み、2020年3月期と同額に据え置きとさせていた
だきます。連結業績予想の合理的な算定が可能となった時点で、再度
見直しを行います。
20
画像挿入位置
本資料の取り扱いについて
本資料は、シグマクシスグループの事業および業界動向に加えて、
現在の予定、推定、見込みまたは予想に基づいた将来の展望についても
言及しています。
これらの将来の展望に関する表明は、様々なリスクや不確実性が
つきまとっています。すでに知られたもしくは知られていないリスク、
不確実性、その他の要因が、将来の展望に対する表明に含まれる事柄と
異なる結果を引き起こさないとも限りません。株式会社シグマクシスは、
将来の展望に対する表明、予想が正しいと約束することはできず、結果は
将来の展望と著しく異なることもありえます。
本資料における将来の展望に関する表明は、本資料作成時点において
利用可能な情報に基づいて、株式会社シグマクシスによりなされたもので
あり、将来の出来事や状況を反映して、将来の展望に関するいかなる表明
の記載をも更新し、変更するものではありません。
URL: www.sigmaxyz.com
問い合わせ先: info@sigmaxyz.com